JP2006292690A - 落下判定装置及び落下判定方法 - Google Patents

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裕之 佐々木
Masaya Yamashita
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Abstract

【課題】 落下発生時から衝撃発生時への移行時における加速度データの取得条件の変更調整を行なって、落下発生時及び衝撃発生時における判定精度の向上を図ること。
【解決手段】 加速度データ取得条件設定部3は、加速度データ取得部2に対して3軸加速度センサ1からの加速度データの取得条件を設定する。落下判定部4は、携帯機器の落下を検出する3軸加速度センサ1で検出された加速度データを、加速度データ取得条件設定部3により設定された取得条件(加速度測定範囲及び測定時間間隔)の変更調整した設定値と比較して取得された加速度データに基づいて、携帯機器の落下状態(落下発生及び落下衝撃発生)を判定する。不揮発性メモリ6は、CPU5は、落下判定部4より判定された落下判定時の加速度データや時刻、及び落下判定後の任意の時間内において取得された衝撃発生時の加速度データや日時を記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、落下判定装置及び落下判定方法に関し、より詳細には、携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、携帯機器の落下を判定する落下判定装置及び落下判定方法に関する。
近年、携帯機器の普及には目覚しいものがあり、その普及にともなって、携帯機器の落下事故も多発している。この落下事故により携帯機器内の部品が壊れる危険性が高まっているため、落下の衝撃による携帯機器の破損を保護する方策も考えられているが、その保護策は必ずしも万全ではない。
また、携帯機器の落下事故の特定は、なかなか難しいというのが現状である。携帯機器の筐体などの外形に目立った損傷がない場合には、落下事故によるものか否かの判定は特に難しくなる。そこで、携帯機器の落下を検知し、落下衝突に至るまでの加速度の履歴を記録する機能を備えた携帯機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のものは、携帯機器の落下を検知し、落下衝突に至るまでの加速度の履歴を記録する機能を備え、落下の事実を事後に証明可能にした携帯機器を提供するもので、3軸加速度センサと、この3軸加速度センサで検出した加速度の大きさが重力加速度より小さな所定の値以下であるか否かを判定する落下判定手段と、不揮発性の半導体メモリとを搭載し、落下判定手段が落下の判定をしたときに加速度センサで検出された加速度に関するデータを不揮発性の半導体メモリに短時間記録するようにしたものである。
これにより、携帯機器の落下を検知したとき、落下衝突に至るまでの加速度の履歴を不揮発性半導体メモリに記録することができ、不揮発性半導体メモリの記録内容を事後に解析することで、この携帯機器に落下衝突の事実があったことを証明できるようにしたものである。
特開2005−37300号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のものは、携帯機器の落下を検出し、その落下の事実を証明できるようにしたという点では意義があるものの、落下発生時から衝撃発生時への移行時における加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔などの取得条件については何ら考慮されていない。
つまり、加速度測定範囲については、落下発生時は、0G(Gは重力加速度;Gal/ガル)から1Gの小加速度であるが、衝撃発生時は、10Gから1000G程度の大加速度が検出される。したがって、携帯機器の落下事故にともなう落下発生時から衝撃発生時への移行の際に、加速度センサの加速度測定範囲を、落下判定時の0〜1Gから衝撃発生時の10〜1000Gへと変更調整する必要がある。
また、測定時間間隔については、落下発生時は数10ミリから1秒程度の間隔で測定すればいいのに対し、衝撃発生時は数ミリ秒もしくはそれ以下の間隔で測定しないと衝撃によって生じる加速度を精度よく獲得することができない。したがって、携帯機器の落下事故に伴う落下発生時から衝撃発生時への移行の際に、加速度データのサンプリング時間間隔も落下発生時の数10ミリ秒程度から衝撃発生時の数ミリ秒以下に変更調整する必要がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、落下発生時から衝撃発生時の加速度測定モードに移行する際に、加速度データの取得条件を変更調整して、落下発生時及び衝撃発生時における判定精度の向上を図るようにした落下判定装置及び落下判定方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、前記携帯機器の落下を判定する落下判定装置において、前記加速度センサから取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の落下発生を判定する落下判定手段と、該落下判定手段の出力によって前記加速度データの取得条件を変更調整する調整手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記調整手段は、前記落下判定手段によって判定された前記落下発生時の加速度データに基づいて、前記加速度センサの加速度測定範囲を変更調整する加速度測定範囲調整手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記調整手段は、前記落下判定手段によって判定された前記落下発生時の加速度データに基づいて、前記加速度センサの測定時間間隔を変更調整する時間間隔調整手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記落下判定手段によって判定された前記落下判定時の時刻、及び該落下判定時以降の任意の時間内において判定された前記衝撃発生時の時刻を記録するデータ記録手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記落下判定手段は、前記加速度データが、設定された加速度しきい値以下か否かを判定する無重力状態判定手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記無重力状態判定手段によって判定される前記加速度データが連続して前記加速度しきい値以下である時間を計測する時間計測手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記落下判定手段は、前記時間計測手段により計測された連続時間が、時間しきい値以上であれば落下発生時と判定することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5,6又は7に記載の発明において、前記無重力状態判定手段は、前記加速度データの出力の2乗和又はその平方根を取ってから加速度しきい値以下か否かを判定することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、前記時間計測手段は、前記時間しきい値以上の発生連続回数をカウントすることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項2乃至9のいずれかに記載の発明において、前記加速度測定範囲調整手段は、前記加速度センサの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段による増幅率を減らす変更手段と、前記増幅手段の出力をA/D変換器でデジタル信号に変換する変換手段とを備え、前記加速度測定範囲を拡大するようにしたことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項3乃至10のいずれかに記載の発明において、前記時間間隔調整手段は、A/D変換器でデジタル信号に変換する変換手段と、該A/D変換器のサンプリング周波数を高くする変更手段とを備え、前記測定時間間隔を短くすることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の発明において、前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力を不揮発性メモリに記録することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力が所定のしきい値を越えた回数を記録することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力が所定のしきい値を越えた日時を記録することを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、前記携帯機器の落下を判定する落下判定方法において、設定された取得条件下で取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の落下発生を判定する落下発生判定ステップと、該落下発生判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、加速度データの取得条件を変更調整する調整ステップとを有することを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記調整ステップによって変更調整された取得条件下で取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の衝撃発生時を判定する衝撃発生判定ステップをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、請求項15又は16に記載の発明において、前記取得条件は、前記落下発生判定ステップによって判定された前記落下発生時の加速度データ及び落下発生時刻に基づいて、前記加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔であることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載の発明において、前記落下発生判定ステップにより判定された落下判定時の時刻、及び該落下判定時以降の任意の時間内において前記衝撃発生判定ステップによって判定された前記衝撃発生時の時刻を記録するデータ記録ステップを有することを特徴とする。
また、請求項19に記載の発明は、請求項15乃至18のいずれかに記載の発明において、前記落下発生判定ステップは、前記加速度データが、設定された加速度しきい値以下か否かを判定する無重力状態判定ステップを有することを特徴とする。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記無重力状態判定ステップによって判定された前記加速度データが連続して前記加速度しきい値以下である時間を計測する時間計測ステップを有することを特徴とする。
また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記落下発生判定ステップは、前記時間計測ステップによって計測された連続時間が時間しきい値以上であれば落下発生時と判定することを特徴とする。
本発明によれば、加速度センサから取得された加速度データに基づいて、携帯機器の落下発生を判定する落下判定手段と、この落下判定手段によって判定された落下発生時から衝撃発生時の加速度測定モードに移行する際に、加速度データの取得条件を変更調整する調整段とを備えたので、落下判定時から衝撃発生時への移行時における加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔の変更調整を行なうようにして、落下判定時及び衝撃発生時における判定精度の向上を図るとともに、3軸加速度センサにより取得された加速度データを記録可能にした落下判定装置及び落下判定方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の落下判定装置の一実施形態を説明するための概略構成図で、図中符号1は3軸加速度センサ、2は加速度データ取得部、3は加速度データ取得条件設定部、3aは加速度測定範囲調整部、3bは時間間隔調整部、4は落下判定部、5はCPU(中央制御部)、6は不揮発性メモリを示している。
本発明の落下判定装置は、携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、携帯機器の落下を判定するようにしたものである。
3軸加速度センサ1は、互いに直交するX,Y,Z軸の加速度データを検出するものである。加速度データ取得部2は、3軸加速度センサ1で検出されたX,Y,Z軸の加速度データを取得するものである。加速度データ取得条件設定部3は、加速度データ取得部2に対して3軸加速度センサ1からの加速度データの取得条件を設定するためのものである。この加速度データ取得条件設定部3には、3軸加速度センサ1による加速度測定範囲を変更調整する加速度測定範囲調整部3aと、3軸加速度センサ1による測定時間間隔を変更調整する時間間隔調整部3bを備えている。
落下判定部4は、加速度データ取得部2で取得された加速度データに基づいて、携帯機器が落下の状態にあるか否かを判定し、その判定結果をCPU5に送出する。
CPU5は、加速度データ取得条件設定部3に対して、落下判定時から衝撃発生時への移行時における加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔の変更調整を行なうように制御するものである。また、落下判定部4より判定された落下判定時の加速度データや時刻、及び落下判定後の任意の時間内において取得された衝撃発生時の加速度データや日時を不揮発性メモリ6に記録するように制御するものである。
不揮発性メモリ6は、CPU5に指示に基づいて、落下判定部4より判定された落下判定時の加速度データや時刻、及びこの落下判定後の任意の時間内において取得された衝撃発生時の加速度データや日時を記録するものである。
CPU5は、落下判定部4により落下発生フラグが発生すると、3軸加速度センサ1から得られる各軸の加速度データを不揮発性メモリ6に書き込むように制御する。この3軸加速度センサ1から得られる各軸の加速度データがアナログ値の場合には、後述する図3において説明するA/D変換部(ADC)18でデジタル値にしたものが不揮発性メモリ6に書き込まれる。
図2は、図1に示した本発明の落下判定装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、加速度データ取得条件設定部3において、落下判定部4で判定データとして使用する加速度データの取得条件を設定する(S1)。この実施例では、例えば、加速度しきい値を0.4Gに設定し、測定時間間隔(サンプリング周波数)を32Hzに設定する。
次に、落下検出を開始して加速度データ取得条件設定部3で設定された取得条件下で加速度データを取得する(S2;落下発生の検出)。次に、加速度データ取得条件設定部3で取得された加速度データにも続いて落下発生を判定する(S3)。つまり、サンプリング周波数32Hzの状態で0.4G以下の加速度が所定の連続時間続けば、その時点をもって落下発生と判定する。
落下発生が判定されると、次に、落下衝撃検出に移行するに際して、加速度データの取得条件を変更調整定する(S4)。つまり、この実施例では、例えば、加速度しきい値を10Gに設定し、測定時間間隔(サンプリング周波数)を128Hzに変更調整する。
次に、変更調整された取得条件下で加速度データを取得する(S5;衝撃発生の検出)。サンプリング周波数128Hzの状態で10G以上の加速度が所定の連続時間以上又は所定回数以上認められれば、その時点をもって衝撃発生と判定する(S6)。
次に、落下判定後の任意の時間内において取得された衝撃発生時の加速度データや日時を不揮発性メモリ6に記録し(S7)、この一連の操作をステップ1(S1)に戻って繰り返す。なお、不揮発性メモリ6に記録された加速度データや日時は、携帯機器の落下の事実を証明するために、必要時に読み出される(S8)。
図3は、本発明の落下判定装置に用いられる加速度センサICのブロック図で、図中符号12は3軸加速度センサ1のX軸方向成分検出回路、13は3軸加速度センサ1のY軸方向成分検出回路、14は3軸加速度センサ1のZ軸方向成分検出回路、15はマルチプレクサ部、16は加速度センサ駆動電源部、17は増幅部、18はA/D変換部を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一に符号を付してある。
加速度センサIC10は、3軸加速度センサ1と、この3軸加速度センサ1の3軸出力データを取得する加速度データ取得部2とを備えている。この加速度データ取得部2は、マルチプレクサ部15と加速度センサ駆動電源部16と増幅部17とA/D変換部18から構成されている。
3軸加速度センサ1は、X軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路14を備えている。X軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路14は、それぞれ加速度のX軸方向とY軸方向及びZ軸方向成分を検出する。マルチプレクサ部15は、加速度センサ駆動電源部16と増幅部17を時分割で、X軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路13に接続されている。
加速度センサ駆動電源部16は、マルチプレクサ部15を通して、時分割でX軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路13に電源を供給する。増幅部17は、マルチプレクサ部15を通して、時分割でX軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路13の出力電圧を増幅する。
A/D変換部18は、増幅部17によって増幅されたX軸方向検出回路12とY軸方向検出回路13とZ軸方向検出回路14の出力電圧をA/D変換し、3軸出力データとして出力する。A/D変換部18の3軸出力データは、落下判定部4に入力される。
図4は、本発明の落下判定装置の落下判定部の構成図で、図中符号31は2乗和演算部、32は無重力状態判定部、33は加速度しきい値設定部、34は連続時間判定部、35は加速度連続時間設定部を示している。なお、この実施例における加速度しきい値設定部33は、加速度Gのしきい値として0G〜1Gの間で限りなく0Gに近い値を設定した場合で(本実施例では0.4G)、このG値は、0G〜1Gの測定範囲内で任意に設定できる。
図5(a)乃至(e)は、本発明の落下判定装置の落下判定部の動作を説明するためのフローチャート及び処理信号を示す図で、図5(a)はA/D変換部(ADC)の3軸出力信号、図5(b)は2乗和演算部の加速度データ、図5(c)は無重力状態判定部で検出された加速度データ、図5(d)は連続時間判定部で検出された落下発生フラグ、図5(e)はINTピン出力を示している。なお、この実施例では、3軸加速度センサのデータサンプリング周波数(測定時間間隔)を32Hzにし(図5(b))、連続時間の設定値を10にした場合(図5(d))について示してある。
まず、図5(a)に示すように、サンプリング周波数32Hzで加速度データの3軸出力(ADCX,ADCY,ADCZ)を取得する。実際には、16,32,64,128Hzの4段階の可変が可能である。
次に、図5(b)に示すように、上述したサンプリング周波数32Hzごとに、3軸加速度センサのADC出力、ADCX,ADCY,ADCZから
(ADCX−AXOF)+(ADCY−AYOF)+(ADCZ−AZOF)を2乗和演算部31で演算する。
次に、図5(c)に示すように、この2乗和演算部31での演算結果に基づいて、無重力状態判定部32において、加速度しきい値設定部33で設定されたしきい値以下か否かが検出され、しきい値以下の加速度データが抽出される。なお、この実施例においては、0.4Gを加速度しきい値としている。
次に、図5(d)に示すように、加速度連続時間設定部35で設定された連続時間設定値が10以上の加速度データが抽出され、連続時間判定部34において、落下発生フラグが生じる。つまり、サンプリング周波数32Hzで10回連続して0.4G以下の加速度が検出されれば落下発生時と判定する。
次に、図5(e)に示すように、落下発生フラグの発生と同時に落下発生時の判定信号が落下判定部4のINTピンから出力される。そして、落下発生時における加速度データ及び時刻が不揮発性メモリ6に記録される。
図6(a)乃至(d)は、本発明の落下判定装置の衝撃発生時のA/D変換部(図3のADC)の動作を説明するためのフローチャート及び処理信号を示す図で、図6(a)は図5(c)における落下発生フラグ、図6(b)は記録準備、図6(c)はADCの出力信号、図6(d)はメモリ書き込み信号を各々示している。なお、落下判定時における3軸加速度のデータサンプリング周波数(測定時間間隔)は、32Hzであったが(図5(b))、落下判定時の直後には128Hzに変更調整され、また、加速度データの加速度測定範囲は拡大され、落下判定時は0G〜1Gであったが、10Gに変更調整される。なお、衝撃発生時における加速度データをさらに細かく取る必要があれば、サンプリング周波数をさらに高めることが可能である。
図6(a)において、落下発生フラグが生じ、その時点から任意の時間内における加速度データが抽出できるように割り込みクリア時間が設定されている。図6(b)において、落下発生フラグと同時に記録準備は開始される。図6(c)において、図6(a)に示した任意の時間内でのADC出力が抽出される。ここにおいて、加速度しきい値が±10G内の前段の加速度データは落下中であることを示し、その後のしきい値±10Gを超えた時点で、連続時間あるいは発生回数などを考慮して衝撃発生が判定される。衝撃発生が判定されると、図6(d)に示すように、衝撃発生時における加速度データ及び日時が不揮発性メモリ6に記録される。
このように、落下発生時と衝撃発生時における加速度データの波形の違うことから、落下発生時から衝撃発生時への移行時における加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔の変更調整を行なうようにしたので、落下発生時及び衝撃発生時における判定精度の向上を図ることができる。
また、落下発生時及び衝撃発生時における3軸加速度センサにより取得された加速度データ及び日時を記録可能にしたので、携帯機器が落下による衝撃で機能不全に陥ったときにも、衝撃のあった事実を証明することができる。また、加速度センサの測定を常時行なわなくてもよいので、落下があったときのみ測定することで低消費電力化を実現することができる。
なお、上述した実施例では携帯機器について説明したが、ノートパソコン,PDA,携帯電話,デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラなどの携帯機器全般の落下状態判定装置として適用できることは明らかである。また、一般の電子機器にも適用が可能である。
本発明の落下判定装置の一実施形態を説明するための構成図である。 図1に示した本発明の落下判定装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 本発明の落下判定装置に用いられる加速度センサICのブロック図である。 本発明の落下判定装置の落下判定部の構成図である。 本発明の落下判定装置の落下判定部の動作を説明するためのフローチャート及び処理信号を示す図で、(a)はA/D変換部(ADC)の3軸出力信号、(b)は2乗和演算部の加速度データ、(c)は無重力状態判定部で検出された加速度データ、(d)は連続時間判定部で検出された落下発生フラグ、(e)はINTピン出力を示す図である。 本発明の落下判定装置の衝撃発生時のA/D変換部(図2のADC)の動作を説明するためのフローチャート及び処理信号を示す図で、(a)は図4(c)における落下発生フラグ、(b)は記録準備、(c)はADCの出力信号、(d)はメモリ書き込み信号を各々示す図である。
符号の説明
1 3軸加速度センサ
2 加速度データ取得部
3 加速度データ取得条件設定部
3a 加速度測定範囲調整部
3b 時間間隔調整部、
4 落下判定部
5 CPU(中央制御部)
6 不揮発性メモリ
12 X軸方向成分検出回路
13 Y軸方向成分検出回路
14 Z軸方向成分検出回路
15 マルチプレクサ部
16 加速度センサ駆動電源部
17 増幅部
18 A/D変換部
31 2乗和演算部
32 無重力状態判定部
33 加速度しきい値設定部
34 連続時間判定部
35 加速度連続時間設定部

Claims (21)

  1. 携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、前記携帯機器の落下を判定する落下判定装置において、
    前記加速度センサから取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の落下発生を判定する落下判定手段と、
    該落下判定手段の出力によって前記加速度データの取得条件を変更調整する調整手段と
    を備えたことを特徴とする落下判定装置。
  2. 前記調整手段は、前記落下判定手段によって判定された前記落下発生時の加速度データに基づいて、前記加速度センサの加速度測定範囲を変更調整する加速度測定範囲調整手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の落下判定装置。
  3. 前記調整手段は、前記落下判定手段によって判定された前記落下発生時の加速度データに基づいて、前記加速度センサの測定時間間隔を変更調整する時間間隔調整手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の落下判定装置。
  4. 前記落下判定手段によって判定された前記落下判定時の時刻、及び該落下判定時以降の任意の時間内において判定された前記衝撃発生時の時刻を記録するデータ記録手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の落下判定装置。
  5. 前記落下判定手段は、前記加速度データが、設定された加速度しきい値以下か否かを判定する無重力状態判定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の落下判定装置。
  6. 前記無重力状態判定手段によって判定される前記加速度データが連続して前記加速度しきい値以下である時間を計測する時間計測手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の落下判定装置。
  7. 前記落下判定手段は、前記時間計測手段により計測された連続時間が、時間しきい値以上であれば落下発生時と判定することを特徴とする請求項6に記載の落下判定装置。
  8. 前記無重力状態判定手段は、前記加速度データの出力の2乗和又はその平方根を取ってから加速度しきい値以下か否かを判定することを特徴とする請求項5,6又は7に記載の落下判定装置。
  9. 前記時間計測手段は、前記時間しきい値以上の発生連続回数をカウントすることを特徴とする請求項7又は8に記載の落下判定装置。
  10. 前記加速度測定範囲調整手段は、前記加速度センサの出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段による増幅率を減らす変更手段と、前記増幅手段の出力をA/D変換器でデジタル信号に変換する変換手段とを備え、前記加速度測定範囲を拡大するようにしたことを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載の落下判定装置。
  11. 前記時間間隔調整手段は、A/D変換器でデジタル信号に変換する変換手段と、該A/D変換器のサンプリング周波数を高くする変更手段とを備え、前記測定時間間隔を短くすることを特徴とする請求項3乃至10のいずれかに記載の落下判定装置。
  12. 前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力を不揮発性メモリに記録することを特徴とする請求項10又は11に記載の落下判定装置。
  13. 前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力が所定のしきい値を越えた回数を記録することを特徴とする請求項12に記載の落下判定装置。
  14. 前記データ記録手段は、前記A/D変換器のデジタル出力が所定のしきい値を越えた日時を記録することを特徴とする請求項12に記載の落下判定装置。
  15. 携帯機器に備えられた3軸方向の加速度を検出する加速度センサにより、前記携帯機器の落下を判定する落下判定方法において、
    設定された取得条件下で取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の落下発生を判定する落下発生判定ステップと、
    該落下発生判定ステップによって判定された判定結果に基づいて、加速度データの取得条件を変更調整する調整ステップと
    を有することを特徴とする落下判定方法。
  16. 前記調整ステップによって変更調整された取得条件下で取得された加速度データに基づいて、前記携帯機器の衝撃発生時を判定する衝撃発生判定ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載の落下判定方法。
  17. 前記取得条件は、前記落下発生判定ステップによって判定された前記落下発生時の加速度データ及び落下発生時刻に基づいて、前記加速度センサの加速度測定範囲及び測定時間間隔であることを特徴とする請求項15又は16に記載の落下判定方法。
  18. 前記落下発生判定ステップにより判定された落下判定時の時刻、及び該落下判定時以降の任意の時間内において前記衝撃発生判定ステップによって判定された前記衝撃発生時の時刻を記録するデータ記録ステップを有することを特徴とする請求項16又は17に記載の落下判定方法。
  19. 前記落下発生判定ステップは、前記加速度データが、設定された加速度しきい値以下か否かを判定する無重力状態判定ステップを有することを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の落下判定方法。
  20. 前記無重力状態判定ステップによって判定された前記加速度データが連続して前記加速度しきい値以下である時間を計測する時間計測ステップを有することを特徴とする請求項19に記載の落下判定方法。
  21. 前記落下発生判定ステップは、前記時間計測ステップによって計測された連続時間が時間しきい値以上であれば落下発生時と判定することを特徴とする請求項20に記載の落下判定方法。
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