JP2006288143A - 油冷モータの冷却制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ固定子のコイルエンド部へ冷却油を供給することによりステータ巻線を冷却する油冷モータにおいて、コイルエンド部を液密に封止する密封部材が破損することを防止する。
【解決手段】 前記冷却油の油温を直接的に検出し、または間接的に推定する油温検出手段を設け、検出した油温が低い場合には供給される冷却油の流量を少なくし、検出した油温が高い場合には供給される冷却油の流量を多くするよう、コイル冷却用オイルポンプを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータの固定子に冷却油を循環させることにより、固定子に巻回されたステータ巻線を直接冷却することができる油冷モータに関し、特に、冷却油の流路の破損を防止する技術に関するものである。
従来、回転電機の冷却装置として回転電機の筐体に冷却水路を配設し、この冷却水路に冷却水を循環させる装置が多数知られている。
これに対し、モータの冷却効果をより高めることを狙って本願出願人は、発熱源であるステータ巻線同士間にあるスロットに絶縁油を循環させることにより、ステータ巻線を絶縁油で直接冷却する発明を提案している。このような発明として、例えば特許文献1に記載のごときものがある。
特開2001−145302号公報 特許文献1に記載のモータの冷却装置は、ステータコアを回転軸方向に貫通するスロットを周方向に複数設け、これらスロットにはステータ巻線を巻回し、スロットの開口部を密封部材で覆うことによってこれらスロットに冷却通路を形成し、この冷却通路内に冷却油(絶縁油)を流すように構成したものである。
しかし、上記従来のようなモータの冷却装置にあっては、以下に説明するような問題が危惧される。つまり絶縁性能の確保のため、密封部材には樹脂等が用いられるところ、その材質の強度は高くない。また、スペース上の都合のため密封部材の厚みも十分に確保することができない。この結果、当該密封部材の強度を十分に確保することはできず、冷却油を供給する冷却用配管から密封部材へ大量の冷却油が一度に流入すると、密封部材が破損したり、冷却用配管と密封部材との接続部から冷却油がもれ出したり、冷却用配管が接続部から脱落するおそれがあった。
この問題につき、冷却油の粘性度の点から詳述すると、オイルポンプは冷却油の油温の高低にかかわらず常に回転しており、オイルポンプから吐出される冷却油の流量が減少したり、停止することはない。一方、冷却油の粘性度は油温に応じて変動する。
このため、車両の始動時など、油温が低く粘性度が高い冷却油が一度に流入すると、冷却用配管と密封部材との接続部が脱落する懸念が大きい。
本発明は、上述の実情に鑑み、密封部材の破損および接続部の脱落を効果的に防ぐことを目的とするものである。
この目的のため本発明による油冷モータの冷却制御装置は、請求項1に記載のごとく、 モータ固定子を貫通する複数のスロットにステータ巻線を巻回し、該スロット両端を密封部材で包囲して該スロットおよびステータ巻線を液密可能に封止し、該密封部材にはコイル冷却油路の配管を接続し、コイル冷却油路から密封部材内へ冷却油を供給し得る油冷モータにおいて、
前記冷却油の油温を直接的に検出または間接的に推定する油温検出手段を設け、
検出した油温に応じて供給される冷却油の流量を制御するよう構成したことを
特徴としたものである。
また、この目的のため本発明による油冷モータの冷却配管用オイルシールは、請求項6に記載のごとく、モータ固定子を貫通する複数のスロットにステータ巻線を巻回し、該スロット両端を密封部材で包囲して該スロットおよびステータ巻線を液密可能に封止し、該密封部材にはコイル冷却油路の配管を接続し、コイル冷却油路から密封部材内へ冷却油を供給し得る油冷モータにおいて、
密封部材と配管との接続部には熱膨張率の高い材質で形成したオイルシールを設けるとともに、該オイルシールの一部をステータ巻線に定着し、
該オイルシールは、ステータ巻線が低温の場合には前記接続部に隙間を生じさせ、ステータ巻線が高温の場合には該隙間が閉じるよう構成したことを特徴としたものである。
かかる請求項1の発明の構成によれば、冷却油の油温が低く粘性度が高い場合には冷却油の流量を少なくすることが可能となるため、密封部材が破損したり、冷却用配管と密封部材との接続部が脱落するといった上記不都合を未然に防止することができる。
また、請求項6の発明の構成によれば、冷却油の油温が低く粘性度が高い場合には、接続部から冷却油が漏れるため、粘性度が高い冷却油が一度に流入することを回避して、密封部材の破損や、接続部の脱落を未然に防止することができるとともに、冷却油の油温が高く粘性度が低い場合には、多くの冷却油を密封部材内へ供給して、ステータ巻線を直接かつ効果的に冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例になる油冷モータの構造を示す斜視図である。図2は同油冷モータの縦断面図である。
油冷モータの固定子1は、特許文献1に記載されたステータ(鉄心)と同様である。つまり、多層構造の鉄心を中空円筒形状に形成する。モータ固定子1の外周面には、筐体2を設ける。モータ固定子1の内周面には、モータ回転子10を対向させて同軸に回転可能に枢支する。モータ固定子1の内部には、スロット3を回転軸方向に延在するよう貫通させる。
スロット3は円周方向に複数配設され、これらスロット3には、ステータ巻線4をコイル状に巻回する。ステータ巻線4はU相、V相、W相から構成される。モータ固定子1の軸方向両端から突出したステータ巻線4を、固定子1の両端でそれぞれ周回させて各スロット3に巻回したステータ巻線4を各相毎に接続する。U相のステータ巻線4をU相端子5に接続し、V相のステータ巻線4をV相端子6に接続し、W相のステータ巻線4をW相端子7にそれぞれ接続する。
固定子1の両端には、スロット3およびステータ巻線4を包囲するための密封部材8を設ける。密封部材8は、後述の冷却油とともに、スロット3およびステータ巻線4を液密に封止するものとする。
モータ出力軸9は、モータ中心軸上にあって、その外周でモータ回転子10と一体に結合する。
筐体2のうち、モータ固定子1が接触する内周部分には、水冷用の冷却水路11を設ける。冷却水路11は、本発明の冷却制御装置とは別体であって、モータを冷却するために従来、多数知られている技術であってよい。
固定子1の両側端部にそれぞれ設けた密封部材8のうち、一端側(図2左)の密封部材8Lの軸方向端部にあって下部には冷却油を供給するための配管13の一端を接続する。配管13の他端はコイル冷却油路の図示しないコイル冷却用オイルポンプと接続する。また、他端側(図2右)の密封部材8Rの軸方向端部にあって上部には冷却油を排出するための配管15の一端を接続する。配管15の他端はコイル冷却油路の図示しないラジエータと接続する。
コイル冷却油路は絶縁機能を備えた冷却油を密封部材8内へ供給し、ステータ巻線4の冷却を行う。
冷却油はまず、配管13から流入側接続部12を経て密封部材8L内に流入し、一端側(図2左)のステータ巻線4Lと密封部材8Lとの隙間を液密にして、固定子1端部の全周に行き渡る。
次に冷却油は、固定子1内に複数設けたスロット3に流入し、スロット3に巻回したすべてのステータ巻線4を冷却する。
冷却後の冷却油は、スロット3から密封部材8R内に流入し、他端側(図2右)のステータ巻線4Rと密封部材8Rとの隙間を液密にして、密封部材8Rの上部から流出側接続部14を経てコイル冷却油路の配管15へ排出される。
このように、流入側接続部12を固定子1の下部に設け、排出側接続部14を固定子1の上部に設けたことから、上下逆に設ける場合と比較して、常態で密封部材8内を冷却油で液密にし、すべてのステータ巻線4およびスロット3に冷却油を行き渡らせることができる。
図示しないコイル冷却用オイルポンプを具えたコイル冷却油路と、密封部材8と、配管13,15と、スロット3とのうち、少なくとも一箇所には、冷却油の油温を検出する油温計を設けて、油温を直接的に検出する。あるいは、ステータ巻線3の通電抵抗および出力軸9の出力トルクをパラメータとして、ステータ巻線3の温度を推定することにより、油温を間接的に推定する。あるいは、運転者がイグニッションキーを作動させた油冷モータの最初の始動時には油温が低いと推定する。
図示しないコイル冷却用オイルポンプは駆動伝達経路からトルクを入力されるのではなく、本実施例の油冷モータとは別個の電動モータからトルクを入力するものとする。そして、検出した冷却油の油温が低い場合には、電動モータの出力を小さくして、コイル冷却用オイルポンプの供給油量を小さくする。特に油冷モータの最初の始動時のみ、冷却油の供給を停止してもよい。また、検出した冷却油の油温が高い場合には、電動モータのトルクを大きくして、コイル冷却用オイルポンプの供給油量を大きくする。
このように、本実施例においては、冷却油の油温を直接的に検出または間接的に推定し、 検出した油温に応じて油冷モータへ供給される冷却油の流量を制御するよう構成したことから、
油温が低く粘性度が高い冷却油が流入側接続部12へ大量に流入して、流入側接続部12が脱落することや、密封部材8Lが破損することを防止することができる。
なお本実施例の他、スロット3にステータ巻線4を隙間無く充填するよう巻回した場合には、冷却油4がスロット3内を流れることはない。しかし、このような場合であっても固定子1の両端に設けた密封部材8L,8Rそれぞれに、流入側接続部12および排出側接続部14を設けることにより、冷却油が固定子1の端部に突出したステータ巻線4を直接に冷却することができるとともに、本発明を適用して流入側接続部12の脱落および密封部材8の破損を防止することが可能である。
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、油冷モータについては上述および図1,2に示したものと共通の構成を有しつつ、コイル冷却油路に変更を加えたものである。
図3は、コイル冷却油路のコイル冷却用オイルポンプと、上述の配管13との接続状態を模式的に示す説明図である。配管13の一端はコイル冷却用オイルポンプ16と接続する。配管13の図示しない他端は前述のように流入側接続部12で密封部材8と接続する。この配管13上には切換弁17を設け、切換弁17を介して配管13と配管18の一端とを接続する。配管18の他端は分岐して、その一方では、駆動伝達経路上のクラッチ等(摩擦要素)を締結・解放するための作動油を供給するミッションクラッチ作動用オイルポンプ19を接続する。また分岐した配管18の他端は、その他方では、図示しないクラッチ制御用油圧回路と接続する。
上述の油温計または推定手段により検出または推定した冷却油の油温が、所定のしきい値未満の場合には、切換弁17を図3の実線で示すように切り換えて、コイル冷却用オイルポンプ16と配管13との間を遮断しつつ、コイル冷却用オイルポンプ16と配管18とを連通する。
また、冷却油の油温がしきい値以上の場合には、切換弁17を図3の破線で示すように切り換えて、コイル冷却用オイルポンプ16と配管13との間を連通しつつ、コイル冷却用オイルポンプ16と配管18とも連通する。
しきい値の選定に際しては、しきい値となる油温以上では冷却油の粘性度が十分に低く、冷却油が流入側接続部12に大量に流入しても流入側接続部12が脱落しないように予め実験により求めておく。
このように、本実施例においては、 コイル冷却用オイルポンプ16と密封部材8との間にある配管13には切換弁17を挿置し、切換弁17には、クラッチ制御用油圧回路の一部である配管18を接続する。そして、検出した油温が所定のしきい値未満の場合には、コイル冷却用オイルポンプ16と密封部材8との間を遮断して、コイル冷却用オイルポンプ16とクラッチ制御用油圧回路との間を連通するよう切換弁17を制御し、
検出した油温が所定のしきい値以上の場合には、コイル冷却用オイルポンプ16と密封部材8との間を連通するよう切換弁17を制御することから、
油温が低く粘性度が高い冷却油が流入側接続部12へ大量に流入して、流入側接続部12が脱落することや、密封部材8Lが破損することを確実に防止することができるとともに、油温が低い状態では図3に実線で示すように切換弁17を切り換えてコイル冷却用オイルポンプ16が吐出する作動油をクラッチ制御用油圧回路に利用することができる。
なお、本実施例では、検出した油温が所定のしきい値以上の場合には、図3に破線で示すように切換弁17を切り換えてコイル冷却用オイルポンプ16と密封部材8との間を連通するとともに、密封部材8とクラッチ制御用油圧回路との間も連通するため、ミッションクラッチ作動用オイルポンプ19が吐出する作動油を用いてステータ巻線4を効果的に冷却することができる。
また、図には示さなかったが、ミッションクラッチ作動用オイルポンプ19がコイル冷却用オイルポンプ16を兼用する構成とし、切換弁17を可変に開閉するよう構成することによっても、上記の実施例と略同等の効果を得ることができる。
次に本発明の他の実施例について説明する。上記した実施例と共通の構成部分については同符号を付して説明を省略し、異なる構成部分については新たに符号を付して説明する。
図4は、固定子1端部に位置するステータ巻線4(コイルエンド部ともいう)を拡大して示す縦断面図である。
コイルエンド部で固定子1に沿って周回するステータ巻線4について説明すると、固定子1外周側でU相のステータ巻線4uが周回し、ステータ巻線4uよりも内周側でV相のステータ巻線4vが周回し、ステータ巻線4vよりも内周側かつ軸方向先端でW相のステータ巻線4wが周回する。すなわち、ステータ巻線4wは固定子1の内周側および軸方向端部に分布して、接続部12,14近傍に位置する。
本実施例では、運転者がイグニッションキーをオンにして油冷モータが始めて作動する場合には、冷却油の油温が所定のしきい値未満と推定し、ステータ巻線4に通電することによりこれを発熱させる。
通電はステータ巻線4を構成するU相、V相、W相全てで行い、冷却油を加熱してもよいが、本実施例では特に、固定子1の内周側および端部に位置するステータ巻線4wに通電する。
このように、本実施例においては、ステータ巻線4を構成する3相のうち、流入側接続部12の近傍に位置するW相のステータ巻線4wに通電することから、流入側接続部12にある冷却油を効果的に加熱して、粘性度を低くすることが可能になる。したがって、配管13から密封部材8へ粘性度の高い冷却油が一度に流入して密封部材8が破損したり、流入側接続部12が脱落することを防止できる。
次に本発明の他の実施例について説明する。上記した実施例と共通の構成部分については同符号を付し、異なる構成部分については新たに符号を付して説明する。
図5は、固定子1端部に位置する流入側接続部12を拡大して示す縦断面図である。
前述のように、コイルエンド部に取り付けられた密封部材8のうち、軸方向先端に位置する部位に流入側接続部12を配設するが、本実施例では、特に、流入側接続部12に設置したオイルシール20に図6に示すような形状のものを用いる。
図6はオイルシール20を拡大して示す斜視図である。熱膨張率の高い材質で中空円筒形状に形成されたオイルシール20には、その全長にわたり条溝21を設け、その両端には条溝21を拡大するよう切り欠き部22,25を設ける。
低温のオイルシール20は、図5に示すように、切り欠き部22を具えたオイルシール20の一端23は配管13内を摺動可能に挿通され、オイルシール20の他端24は、密封部材8から突出させて、ステータ巻線4に定着し、これらオイルシール20およびステータ巻線4間で円滑な熱移動を行わしめて常に温度を略一致させる。
この実施例の冷却機能およびその効果について説明する。
油冷モータが駆動していないためステータ巻線4が低温のときは、オイルシール20も低温である。図5に示すように切り欠き部22は、先端23側部分のみが配管13内に挿通され、切り欠き部22の他の部分は配管13内に挿通されずに配管13と密封部材8との隙間に位置する。
したがって、配管13から供給される冷却油流量の一部は、オイルシール20内を流れることなく、切り欠き部22から密封部材8の外へ流出し、残る一部の冷却油がオイルシール20内を経由して密封部材8内へ流入する。そして、切り欠き部25から、ステータ巻線4に行きわたる。
油冷モータの駆動後時間の経過とともに、ステータ巻線4が高温となると、オイルシール20も高温となり、熱膨張率の高いオイルシール20は膨張して全長および全周が長くなる。このため図7に示すように、切り欠き部22の先端23は配管13の奥へ前進し、切り欠き部22全体が配管13内に挿通されるとともに、条溝21が閉塞する。
したがって、配管13から供給される冷却油は、接続部12から殆ど漏れることなく、オイルシール20内を経由して密封部材8内へ流入する。そして、切り欠き部25から、ステータ巻線4に行きわたる。
しかして、この実施例においては、密封部材8と配管13との流入側接続部12に設けたオイルシール20を熱膨張率の高い材質で形成するとともに、オイルシール20の端部24をステータ巻線4に固定し、ステータ巻線4が低温のときには流入側接続部12に切り欠き部22の隙間を生じさせ、ステータ巻線4が高温側である程この隙間が閉じるよう構成したことから、
ステータ巻線4が低温であるため隣接する流入側接続部12内にある冷却油も低温である場合には、粘性度の高い冷却油が配管13から密封部材8内へ一度に流入することを回避することができ、接続部12の油圧を密封部材8外へ放出させて密封部材8が破損したり、配管13が流入側接続部12で脱落することを防止できる。
なお、上述した各実施例は、各実施例毎に実施可能である他、組み合わせて実施することが可能であり、また、本発明の主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。
図1は本発明の一実施例になる油冷モータの構造を示す斜視図である。 同実施例のモータの縦断面図である。 本発明の他の実施例になるコイル冷却用オイルポンプと配管との接続状態を模式的に示す説明図である。 本発明の他の実施例になるモータ固定子端部(コイルエンド部)を拡大して示す縦断面図である。 本発明の他の実施例になるコイルエンド部に設けた配管接続部を、低温時の状態で拡大して示す縦断面図である。 同実施例の配管接続部に用いられるオイルシールを拡大して示す斜視図である。 同実施例の配管接続部を、高温時の状態で拡大して示す縦断面図である。
符号の説明
1 モータ固定子
2 筐体
3 スロット
4 4L 4R ステータ巻線
8 8L 8R 密封部材
9 出力軸
10 モータ回転子
11 冷却水路
12,14 配管接続部
13,15 配管
16 コイル冷却用オイルポンプ
17 切換弁
18 配管
19 ミッションクラッチ作動用オイルポンプ
20 オイルシール

Claims (6)

  1. モータ固定子を貫通する複数のスロットにステータ巻線を巻回し、該スロット両端を密封部材で包囲して該スロットおよびステータ巻線を液密可能に封止し、該密封部材にはコイル冷却油路の配管を接続し、コイル冷却油路から密封部材内へ冷却油を供給し得る油冷モータにおいて、
    前記冷却油の油温を直接的に検出または間接的に推定する油温検出手段を設け、
    検出した油温に応じて供給される冷却油の流量を制御するよう構成したことを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
  2. 請求項1に記載の油冷モータの冷却制御装置において、
    前記コイル冷却油路のオイルポンプを電動モータによって駆動させ、
    検出した油温に応じて該オイルポンプの吐出量を可変制御する吐出量制御手段を設けたことを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の油冷モータの冷却制御装置において、
    前記コイル冷却油路のコイル冷却用オイルポンプと前記密封部材との間にある前記配管には切換弁を挿置し、
    該切換弁には、 駆動伝達経路上に設けられた摩擦要素を締結および解放するための油圧回路を接続し、
    検出した油温が所定値未満の場合には、前記吐出量制御手段が、コイル冷却用オイルポンプと密封部材との間を遮断して、コイル冷却用オイルポンプと油圧回路との間を連通するよう切換弁を制御し、
    検出した油温が所定値以上の場合には、前記吐出量制御手段が、コイル冷却用オイルポンプと密封部材との間を連通するよう切換弁を制御することを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の油冷モータの冷却制御装置において、
    検出した油温が所定値未満の場合には、ステータ巻線に通電することにより発熱させることを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
  5. 請求項4に記載の油冷モータの冷却制御装置において、ステータ巻線を構成する相のうち、前記密封部材と前記配管との接続部近傍に位置する相に通電することを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
  6. モータ固定子を貫通する複数のスロットにステータ巻線を巻回し、該スロット両端を密封部材で包囲して該スロットおよびステータ巻線を液密可能に封止し、該密封部材にはコイル冷却油路の配管を接続し、コイル冷却油路から密封部材内へ冷却油を供給し得る油冷モータの冷却制御装置において、
    密封部材と配管との接続部には熱膨張率の高い材質で形成したオイルシールを設けるとともに、該オイルシールの一部をステータ巻線に定着し、
    該オイルシールは、ステータ巻線が低温の場合には前記接続部に隙間を生じさせ、ステータ巻線が高温の場合には該隙間が閉じるよう構成したことを特徴とする油冷モータの冷却制御装置。
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