JP2006287893A - ネットワークカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 事務所内や家内の状況を他者に知らせることなくセキュリティを確保可能としたネットワークカメラシステムを提供する。
【解決手段】 監視カメラの映像情報をルーター等の外部ネットワーク接続機器よりWANやインターネット網などのネットワーク通信網を介して監視センターに送信することで監視と遠隔コントロールがリアルタイムで実行されるネットワークカメラシステムであって、監視カメラは、映像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出する解析手段と、該解析手段によって解析抽出された映像を他の画像乃至映像に貼り合わせる合成手段と、該合成手段によって合成された映像を圧縮してWANやインターネット網等のネットワーク通信網を介して監視センターに送出する圧縮手段とをリアルタイム処理可能にしたことを特徴とするネットワークカメラシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば事務所内や家内等での不正侵入者に対するセキュリティをネットワーク通信網によって確保するためのネットワークカメラシステムに関する。
従来から、ネットワークカメラシステムとして、例えば特許文献1に開示されているように、不正侵入者に気づかれることなく、設置したセンサーで感知した侵入情報を監視カメラに入力し、その画像とメッセージをWANやインターネット等のネットワーク通信網を介して指定した複数の携帯電話のメールアドレスに自動的にメール送信する機能を備えた監視カメラ及び携帯電話を使った遠隔防犯監視システムなる技術がある。
特開2004−312650号公報
しかしながら、従来の監視カメラによれば、侵入者による画像・映像の変化部分と同時に、背景部分までが同時に映し出されてしまうため、事務所内や家内の状況が容易に他者に知られてしまいセキュリティを十分に確保することができなかった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、画像・映像の変化部分のみを抽出して背景を出さないようにすることで、事務所内や家内の状況を他者に知らせることなくセキュリティを確保することができるネットワークカメラシステムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために本発明にあっては、監視カメラの映像情報をWAN又はインターネット網等のネットワーク通信網を介して監視センターに送信することで監視と遠隔コントロールがリアルタイムで実行されるネットワークカメラシステムであって、監視カメラは、映像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出する解析手段と、該解析手段によって解析抽出された映像を他の画像乃至映像に貼り合わせる合成手段と、該合成手段によって合成された映像を圧縮してネットワーク通信網を介して監視センターに送出する圧縮手段とをリアルタイム処理可能にしたことを特徴とする。
また、合成手段は、前記解析手段によって解析抽出された変化のある映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とすることができる。
更に、合成手段は、前記解析手段による変化のない画像を、疑似画像と差し替えた映像とすることができる。
そして、合成手段は、監視カメラに映し出された映像によって認識された顔の周辺部分を当該映像に映し出す顔認識処理手段を含むものとすることができる。
加えて、監視カメラは、赤外線センサー・遠赤外線センサー等による人間検知センサーの検知によって当該監視カメラを作動させ、撮影、録画、ネットワーク配信可能とすることができる。
カメラ及び映像装置をUSB、映像取り込みハードウェア等を介してパソコンに接続し、解析手段による動き検出、顔認識処理手段による顔認識でブラインド合成し、WANやインターネット等のネットワーク通信網への配信をパソコンで処理させるソフトウエアを備えているものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係るネットワークカメラシステムにあって、解析手段は、映像すなわち時間的に連続する画像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出することで、映像に動きを検出させる。また、合成手段は、解析手段によって解析抽出された変化のある映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とすることで、本来外部者に公開されたくない映像が削除された状態でプライバシーを守りながらネットワークを経由して遠隔監視することを可能にさせる。また、合成手段は、前記解析手段による変化のない画像を、疑似画像と差し替えた映像とすることを可能にし、しかも当該疑似画像を他の画像や映像と貼り合わせ可能にさせる。
本発明によれば、画像・映像の変化部分のみを抽出して背景を出さないようにすることで、事務所内や家内の状況を他者に知らせることなくセキュリティを確保することができる。
すなわちこれは本発明が、監視カメラの映像情報をWANやインターネット網等のネットワーク通信網を介して監視センターに送信することで監視と遠隔コントロールがリアルタイムで実行されるネットワークカメラシステムであって、監視カメラは、映像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出する解析手段と、該解析手段によって解析抽出された映像を他の画像乃至映像に貼り合わせる合成手段と、該合成手段によって合成された映像を圧縮してネットワーク通信網を介して監視センターに送出する圧縮手段とをリアルタイム処理可能にしたからであり、これにより、動き検出された映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とすることで、本来外部者に公開されたくない映像が削除された状態でプライバシーを守りながらネットワーク監視することが可能となる。
また、合成手段は、前記解析手段によって解析抽出された変化のある映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とするので、本来外部者に公開されたくない映像を静止画によって容易に隠蔽することができる。
更に、合成手段は、前記解析手段による変化のない画像を、疑似画像と差し替えた映像とするので、本来外部者に公開されたくない映像を疑似画像によって容易に隠蔽することができる。
そして、合成手段は、監視カメラに映し出された映像によって認識された顔の周辺部分を当該映像に映し出す顔認識処理手段を含むので、監視カメラ映像に顔が認識された場合にリアルタイムで顔の周辺部分を映像に映して侵入者をキャッチすることができる。
また、監視カメラは、赤外線センサー・遠赤外線センサー等による人間検知センサーの検知によって当該監視カメラを作動させ、撮影、録画、ネットワーク配信可能とするので、例えば自動ドア等での入出者を検知した際にネットワーク上で自動的に立ち上げられた監視カメラによってセキュリティを確保することができる自動監視ネットワークシステムを容易に構築することができる。
更に、現在インターネット上等で不特定多数にネットワークカメラによる配信が成されている。この場合、高倍率でのカメラズームは通行人の顔がネット公開されプライバシーの侵害に当る。このとき、顔認識処理手段によってカメラ映像の顔をモザイク、ブラインドさせることでプライバシーの確保が可能である。特に、テレビ電話の場合、顔認識処理手段による顔検出、解析手段による動き検出以外は、モザイクで室内のプライベート確認に有効である。
また、カメラ及び映像装置をUSB、映像取り込みハードウェア等を介してパソコンに接続し、解析手段による動き検出、顔認識処理手段による顔認識でブラインド合成し、ネットワーク配信をパソコンで処理させるソフトウエアを備えているので、ネットワーク配信の目的以外の一般の監視カメラでのブラインド機能を当該監視カメラに内蔵したり、外付けしたりすることで、パソコンを利用したブラインド合成出力が可能である。
ローカルエリアネットワークの場合、例えば介護・医療用ベッドに顔認識用ブラインドカメラを取り付けた場合、患者のプライバシー確保ができ、ナースセンターでブラインドのON/OFFスイッチによりナース業務に影響を及ぼさない。
更に、公共施設での通常モニターによる監視において、モニター出力は顔をブラインドし、緊急時、監視センターでブラインドのON/OFFが可能であり、また録画は原映像を録画し、プライバシーと一般監視の両立が可能となる。
以下、本発明を実施する最良の形態を図面を参照して説明すると、図に示される符号1は、本発明に係るネットワークカメラシステムにおける監視カメラであり、該監視カメラ1の映像情報をルータ等の外部ネットワーク接続機器2よりWANやインターネット網等のネットワーク通信網3を介して監視センター5、職場等のPC、携帯電話(PDA)等に送信することで監視と遠隔コントロールがリアルタイムで実行されるものとしている。
すなわち、本システムは、内部アドレスにより管理されている例えば1秒当たり30フレーム撮影することが可能なCCDカメラや赤外線カメラ等の複数の監視カメラ1に事務所内や家内の映像を入力し、これら監視カメラ1の映像情報をルーター等の外部ネットワーク接続機器2よりWANやインターネット網等のネットワーク通信網3を介して職場PCや携帯電話PDA、更には監視センター5等にリアルタイムで送信することにより、監視と遠隔コントロールが成される。
監視カメラ1には、図1に示すように、当該監視カメラ1の映像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出することで動き検出を可能にする解析手段Pと、解析手段Pによって解析抽出された映像を他の画像乃至映像に貼り合わせる合成手段Qと、合成された映像を任意の符号化によってデータ圧縮してからWANやインターネット網等のネットワーク通信網3を介して送出するための圧縮手段Rとを備え、それぞれの手段P,Q,Rをリアルタイムに処理可能としている。
この合成手段Qは、前記解析手段Pによって解析抽出された変化のある映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像としたり、或いは前記解析手段Pによる変化のない画像を、疑似画像と差し替えた映像とすることも可能にしている。また、動きのない画像は基本データとしてCPU4に記憶されるものとし、このときの画像の明暗を判断して基本データを定期的に更新するものとしている。
監視カメラ1の具体的な構成としては、図2に示すように、当該監視カメラ1は、ネットワークカメラに双方向マルチメデイア通信端末であるSTB(set top box)機能を搭載した高機能性を有するものとしている。尚、既存の監視カメラ1、ビデオカメラを利用する場合には、映像信号や音声信号をこのSTBに接続すれば良い。
また、監視カメラ1の入出力端子には、NTSC等のコンポジット、音声マイク、イーサネット(登録商標)用LAN端子、プライバシーSW、外部ネットワークSW、電源SW、電灯・TVのオンオフSW、呼出会話用インターホン等が設置されている。更に、センサーとしては無線又は有線のいずれであっても良い。
呼出会話用インターホンは職場PCや携帯電話PDAの監視と遠隔コントロールによって操作される。コンポジット、音声マイクは、TV電話や元画像録画用のVTR等に接続され、イーサネット(登録商標)用LAN端子、電灯・TVのオンオフSW、呼出会話用インターホンは、ホームネットワークを介して、監視される各フロアをSTBによる監視とカメラ設定、センサーコントロール等によって操作され、しかもLANデイスクに多重録画できるようにしている。このとき、ルータ2自体は、WANやインターネット網等のネットワーク通信網3経由により職場PCや携帯電話PDA等の各機器に接続されている。
次に、STBのネットワークプロセッサ機能について説明すると、映像信号をブルーバックを利用せずにクロマキー処理加工する機能と、ネットワーク上に疑似映像を常時配信する機能を備えている。この疑似映像は、遠隔切替が可能であるがSTBの手動切替スイッチがOFFの場合は遠隔切替が不可となるようにしている。このとき映像自体はIDパスワードで管理し、監視センター5その他に常時配信される。しかも疑似映像は、動画と静止画の双方が可能であり、外部機器からの挿入も可能である。
また、STBは、監視カメラ1のネットワーク端子を利用してホーム内外からの制御設定を行うものとしている。更にSTBをTVやモニタTV等に接続してリモコンによる遠隔操作で全ての操作設定が行えるようにしている。この他、TV電話機能と同時にクロマキー処理選択、録画装置の内蔵、更にはカメラ映像の輝度を判断して電灯やTV、カーテン等の制御が可能である。また、STBは、LANで録画媒体を任意の場所に隠す、所謂無線録画ができるようにしている。
解析手段Pによって映像に動きがあるものと判断される異常発生時には、アラーム発報6と同時に監視センター5にこの異常を連絡し、監視センター5は状況を判断して所定の場所に通報する。また、監視カメラ1は、無線機器のタグを装着させることで、解析手段Pによる動きが検出されずに無視されるようにしてあり、動きのある侵入者のみを検知して映し出すようにしている。
また、合成手段Qは、監視カメラ1に映し出され、解析手段Pによって解析抽出した映像によって認識された侵入者の顔の周辺部分を当該映像に映し出すための顔認識処理手段Sを備えている。例えば、この顔認識処理手段Sは、合成手段Qにおいて、前記映像を他の画像乃至映像に貼り合わせるに際し、認識された侵入者の顔面をはっきりと映し出した状態にしてから監視センター5、職場等のPC、携帯電話(PDA)等に送信するものとしている。また、プライバシー保護の目的で映像の侵入者の顔面を例えばモザイクやお面、或いは潰し映像等によって隠蔽処理するものとしても良い。これは、一般の監視カメラであっても良い。
合成手段Qにおいては、図3に示すように、合成前の監視画像と、ブラインド、ノーマル、フィルタがかかった通常の監視画面とが互いにリモートで切り替えできるようにしている。更に、侵入異常発生と録画される監視画面と、ブラインド、ノーマル、フィルタがかかった通常の監視画面に動き検出された画像を貼り合わせた異常時の監視画面とが互いにリモートで切り替えできるようにしている。尚、ブラインド、ノーマル、フィルタは動画、静止画(白色、黒色)、ラスタ画像、ベクタ画像等を問わない。また、ブラインドは、フレームの嵌め込み以外に画像処理でリアルタイムにモザイク、ステンドグラス調とすることも含む。
前記した顔認識処理手段Sは、この顔認識機能によって侵入者の顔のみを映像出力し、その他をブラインドにしたり、反対に顔のみをブラインドし、その他を映像出力したりしても良い。また、ブラインドの具体例としては、映像の一部分として例えば時計を透過させることで自宅やターゲット場所の特定を容易なものとする。このとき透過部分はリアルタイムで映像の上下左右に位置移動が可能としている。しかも、ブラインド種類の変更は、監視センター5、職場等のPC、携帯電話(PDA)等からの遠隔操作によって容易に行えるものとしている。
テレビ電話の場合、顔認識処理手段Sによる顔検出、解析手段Pによる動き検出以外は、モザイクで室内のプライベート確認に有効なものとしている。例えば、監視カメラ映像に顔が認識された場合の周辺部分を映像に映し、侵入者をキャッチする。また、映像場所確認、画質確認、ライブ出力中であることの確認のため、映像の一部を透明、半透明にする(図8中の時計部分)。すなわち、映像の一部分である時計を透過させることで自宅、ターゲット場所の特定が可能となる。この透過部分はリアルタイムで上下左右に位置移動が可能であり、しかもブラインド種類は遠隔操作で変更可能である。この他、ブラインドの種類としては、図8に示すように、映像に例えばモザイク、ピンボケフォーカス、ステンドグラス等を使用する。テレビ電話の場合のプライバシー保持として、ノーマル映像、顔モザイク映像、顔以外のモザイク映像それぞれの例が図9に示されている。
顔認識によるプライバシー保護として、ライブカメラで顔を認識した時のブラインド映像が、図10に示されている。すなわち、従来においては、公共施設での監視はプライバシーがないため、このように顔を認識しブラインドさせることで公共施設でのライブカメラ映像は安全に公開でき、プライバシーの考慮無くズームアップでき、更に認識された顔をアニメーション、似顔絵、ベタ映像等に書き換えることもできるようにしている。
また、非固定カメラのホームポジションずれ対策として、マーカーを配置設定し、マーカー記憶によるホームポジションを検知し、所定の位置にカメラをパン、チルト、ズームさせるものとしている。このときマーカーは壁時計、ぬいぐるみ、ポスター、カラーパネル等がある。特に、ポスターによる顔認識は有効性が高い。
監視カメラ1に映し出されている映像は人間、動物の出入りが無く、動画撮影されているが同じ映像の繰り返しである。これは、外部者に見せたくない監視映像である。この場合、動きが検出されない画像を疑似画像と差し替え出力する。例えば、図4に示すように、監視カメラ1によって映し出された動きのない映像に「セキュリティ中」と記載された任意の静止画を貼り合わせる。このとき、監視カメラ1の電源SWがONであり正常作動中であることが確認できる。
また、合成手段Qにおいては、フィルタがかかった通常の監視画面の他に、保存された動画に差し替えることも可能である。例えば風景動画等に差し替え合成も可能である。このように動き検出された映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とすることで、本来外部者に公開されたくない映像が削除された状態でプライバシーを守りながらネットワーク上から監視することが可能となる。
このような差し替え映像データは、外部ビデオ入力、監視カメラ内のSTBメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の差し替え挿入可能なメモリ等から出力可能である。また、監視カメラ1をVTRに接続し、監視目的以外のビデオ映像の出力も可能である。更に、差し替えられた映像は侵入映像の異常部分をピクチャーインピクチャーすることもできる。例えば、図5は、差し替えた動画に異常部分のみキャプチャーされた合成映像である。また、図6は、動き検出領域を拡大し抽出したものであり、このとき動き検出を正確に捉える場合には、画面欠落が起こる防止策としてバック背景も一緒に捉えて領域拡大する。また、上半身が動き、下半身が動かない場合もあり、このときには顔認識機能との併用により人体の領域を拡大し、動き全体を認識する。
監視カメラ1には、日照による映像全体の明度変化の防止対策として、全体の明度変化基準の設定により定期的に基準背景をリセットして取り戻しを行う機能を有している。その場合、解析手段Pによって部分的な動き変化の確認も行う。また、監視カメラ1の入力輝度の判断により夕闇になった場合には、監視カメラ1の出力信号を出してリモコンで電灯スイッチ、TVスイッチ等をONさせる機能を持たせている。このように電灯、TV等が自動でONされる機能を持たせると夜間の侵入防止に効果的である。
また、解析手段Pによる動き検出以外に、監視カメラ1自体を赤外線センサー・遠赤外線センサー等による人間検知(人感)センサーと連動させ、この人間検知センサーによって侵入者の検知が行なわれた際に、当該監視カメラを自動的に作動させて、撮影、録画、ネットワーク配信等を行なうようにしても良い。このとき、センサー、アラームは、シリアル、メーク接点、外部入出力も可能としている。また、本システムでは、危機管理のレベル別でアラームを発報する。例えば、登録済みの顔認識人物ではレベル1、動き検出ではレベル2、人感センサーではレベル3、顔検出ではレベル4、動き検出と人感センサーとの合成ではレベル5等である。また、異常検知機能で顔認識、遠赤外線センサー、動き検出の総合判断処理による誤作動防止機能を備えている。このとき、顔認識機能を使用している時には、登録人物は検知しないようにしている。しかも、遠赤外線センサー類はペットを検知しない。例えば、動き検出の場合の考えられる誤動作としては、例えば照度変化、水槽の波、風鈴等の微妙な動きによるものがある。また、人感センサーの考えられる誤動作としては、ウエットスーツ着用は基本的に遠赤外線センサーは作動しないが、遠赤外線サーは、ペットの誤検知がある。また、顔認識の考えられる誤動作としては、覆面着用の場合、基本的に認識しない。
このとき、USBカメラ、コンポジット出力カメラなどの外部映像機器をパソコンに接続し、解析手段Pによる動き検出、顔認識処理手段Sによる顔認識でブラインド合成し、ネットワーク配信をパソコンで処理させるソフトウエアを備えている。
また、ネットワーク配信の目的以外の一般の監視カメラ1でのブラインド機能を当該監視カメラ1に内蔵したり、外付けしたりすることでパソコンを利用したブラインド合成出力も可能としている。
更に、ローカルエリアネットワークの場合、例えば介護・医療用ベッドに顔認識用ブラインドカメラを取り付けた場合、患者のプライバシー確保ができ、ナースセンターでブラインドのON/OFFスイッチによりナース業務に影響を及ぼさないようにしている。
また、公共施設での通常モニターによる監視において、モニター出力は顔をブラインドし、緊急時、監視センターでブラインドのON/OFFが可能としてあり、また録画は原映像を録画し、プライバシーと一般監視の両立が可能となるようにしている。
更に、監視カメラ1は通常時は、撮影、録画のみとし、人間検知センサーによって侵入者の検知が行なわれた際に、当該監視カメラによって自動的にネットワーク配信が行なわれるようにしても良い。
更に加えて、監視カメラ1は通常時は、OFF乃至スリープ状態とし、人間検知センサーによって侵入者の検知が行なわれた際に、当該監視カメラ1を自動的にONさせ、撮影、録画、ネットワーク配信が行なわれるようにしても良い。例えば、自動ドアの開閉検知センサー等が働くとそれに連動して監視カメラ1を自動的にONさせることで入出者の監視が行えるようにしても良い。
また、予め人物を登録しておくことによる顔認識機能を使用する時には、人間検知センサーによって登録人物を検知しないように設定することもできる。
次に、以上のように構成された最良の形態についての動作の一例を図1に示すフロー遷移に基づき説明する。監視カメラ1の映像や各種センサーから解析手段Pによって動きの検出が行われ、動きのない画像を基本データとしてCPU4に記憶し、これを疑似画像と差し替えた映像とする。このとき、画像の明暗を判断して基本データを定期的に更新する。
PCや携帯電話はネットワークに常時接続されているか、或いは必要に応じてネットワーク接続されるか、或いは監視センター5経由でネットワーク接続されるかのいずれかに設定されている。尚、元画像録画の場合には、第3者にVTRの場所が特定できず有効性の高いものとなる。これはネットワーク通信回線による遠隔録画や放火防止の際にも有効である。
一方、侵入者等によって映像に動きのある部分が発生した場合には、解析手段Pによって動き部分の抽出が行われ、この抽出部分のみを合成手段Qによって疑似映像に貼り合わせる。これと平行にアラーム発報6と同時に監視センター5にこの異常を連絡し、監視センター5は状況を判断して所定の場所に通報する。このとき同時に課金が行われる。
また、顔認識処理手段Sにより、合成手段Qにおいて前記映像を他の画像乃至映像に貼り合わせるに際し、認識された侵入者の顔面をはっきりと映し出した状態にしてから監視センター5、職場等のPC、携帯電話(PDA)等に送信する。或いは、この顔認識機能によって侵入者の顔のみを映像出力し、その他をブラインドにしたり、反対に顔のみをブラインドし、その他を映像出力したりしても良い。
そして、ネットワーク上の映像とネットワーク上の映像の元画像とが同時に出力され、遠隔地でのPCや携帯電話等に送信され、当該PCや携帯電話で確認と制御が行われる。このとき監視センター5からもPCや携帯電話に通報される。PCや携帯電話による確認後には、合成手段Qによる疑似映像と動き部分の合成、又は疑似映像を中断して元画像に切替るようにPCや携帯電話から制御する。
次に、パソコンを利用したネットワークカメラシステムの動作説明を図7のフローチャートに基づき説明する。先ず、ステップ1でHTTPサーバーを起動する。ステップ2で、ブラインド画面を外部公開可能なエリアに記録し、ネットワーク上よりアクセス可能とする。ステップ3で画像をキャプチャーする。ステップ4で解析手段Pによって動体検知処理を行なう。ステップ5で動体検知が有るか否かを判断させ、動体検知有りの場合にはステップ6に移行してキャプチャー画像より相違範囲を矩形にて切り出す。次に、ステップ7にてブラインド画面を再描写させ、ステップ8で切り出した矩形をブラインド画面上に表示する。すなわち外部公開可能なエリアに格納した画像の更新を行なう。ステップ9で変化のあった画像をディスクにセーブする。ステップ10で変化のあった画像をFTPサーバーにアップロード(設定による)する。ステップ11で変化のあった画像を添付メール送信(設定による)する。ステップ12で警備会社へのアラーム通知処理を行なう。ステップ13で携帯電話又はPCと接続している場合に、警報及びライブ配信が実行されて記録された後、前記ステップ3に戻り、以後の動作が繰り返される。
一方、ステップ5で動体検知が無かったものと判断した場合には、ステップ14で顔認識処理手段Sにより顔認識処理が行なわれ、ステップ15で顔認識が有るか否かを判断させ、顔認識が有った場合には、ステップ16でキャプチャー画像より顔の範囲を矩形にて切り出した後、ステップ7に移ってブラインド画面を再描写させ、ステップ8に移行して以後の動作が繰り返される。ステップ15で顔認識が無かった場合には、前記ステップ3に戻り、以後の動作が繰り返される。
本発明を実施するための最良の形態における動作説明のためのシステムフロー遷移を示す説明図である。 同じくシステムの機能を示す構成図である。 合成手段の一例を示す説明図である。 同じく合成手段の他の実施例を示す説明図である。 同じく合成手段の更に他の実施例を示す説明図である。 同じく合成手段の更に他の実施例を示す説明図である。 同じくパソコンによる合成手順を説明するフローチャート図である。 同じくブラインドの種類を示す説明図である。 同じくテレビ電話の場合のプライバシー保持の具体例を示す説明図である。 同じくライブカメラで顔を認識した時のブラインド映像の具体例を示す説明図である。
符号の説明
P 解析手段
Q 合成手段
R 圧縮手段
S 顔認識処理手段
1 監視カメラ
2 ルータ等の外部ネットワーク接続機器
3 WANやインターネット網等のネットワーク通信網
4 CPU
5 監視センター
6 アラーム発報

Claims (6)

  1. 監視カメラの映像情報をWAN又はインターネット網等のネットワーク通信網を介して監視センターに送信することで監視と遠隔コントロールがリアルタイムで実行されるネットワークカメラシステムであって、監視カメラは、映像の前フレームと現フレームとを比較して変化部分のみを抽出する解析手段と、該解析手段によって解析抽出された映像を他の画像乃至映像に貼り合わせる合成手段と、該合成手段によって合成された映像を圧縮してネットワーク通信網を介して監視センターに送出する圧縮手段とをリアルタイム処理可能にしたことを特徴とするネットワークカメラシステム。
  2. 合成手段は、前記解析手段によって解析抽出された変化のある映像のみを、差し替えた静止画に貼り合わせ合成した映像とする請求項1記載のネットワークカメラシステム。
  3. 合成手段は、前記解析手段による変化のない画像を、疑似画像と差し替えた映像とする請求項1又は2記載のネットワークカメラシステム。
  4. 合成手段は、監視カメラに映し出された映像によって認識された顔の周辺部分を当該映像に映し出す顔認識処理手段を含む請求項1乃至3のいずれか記載のネットワークカメラシステム。
  5. 監視カメラは、赤外線センサー・遠赤外線センサー等による人間検知センサーの検知によって当該監視カメラを作動させ、撮影、録画、ネットワーク配信可能とした請求項1乃至4のいずれか記載のネットワークカメラシステム。
  6. カメラ及び映像装置をUSB、映像取り込みハードウェア等を介してパソコンに接続し、解析手段による動き検出、顔認識処理手段による顔認識でブラインド合成し、ネットワーク配信をパソコンで処理させるソフトウエアを備えている請求項5記載のネットワークカメラシステム。
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