JP2006285767A - ワーク搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送台車を用いて前工程から仕掛り置場、仕掛り置場から後工程へワークを搬送する際、後工程へのワーク供給が遅れ、後工程での生産が停止する恐れがあった。
【解決手段】ワークを搬送するワーク搬送台車、ワーク搬送台車のワークの生産情報データベース14を備えた生産情報管理装置13、ワーク搬送台車のワークの情報が記録されているワーク情報記憶手段、生産情報管理装置13から送信されるワーク生産情報を表示するワーク情報表示手段23を備え、ワーク搬送台車が前工程から仕掛り置場11に整列される際、生産情報管理装置13から送信されたワーク生産情報がワーク情報表示手段23に表示され、仕掛り置場11にストックされたワーク搬送台車が後工程12に搬送される際、次に後工程12に搬送すべきワークを指示する搬送指示が生産情報管理装置13から送信される。
【選択図】図6

Description

本発明は、前工程と後工程との間にワークをストックする仕掛り置場を備えるワーク搬送システムに関し、特に、ワークを搭載したワーク搬送台車を、前工程から仕掛り置場、仕掛り置場から後工程へ搬送するワーク搬送システムに関する。
従来、工場等の生産工程(生産ライン)では、前工程から後工程にワークを搬送するのに、ベルトコンベアまたは搬送台車にワークを載せて搬送することが一般的に行われている。これらの搬送方法のいずれを使用するかは、利便性を考慮して選択することができる。例えば、前工程と後工程の処理時間がほぼ同じであって、両工程の作業場所が近くに設置されている場合には、ベルトコンベアを用いた技術が利便性に優れている。
一方、作業に使用する加工装置の電源引きまわしや材料供給の利便性の考慮等によるレイアウト上の理由から、前工程と後工程の作業場所を近くに設置できない場合には、搬送台車を用いた技術が利便性に優れる。このような搬送台車を利用したワーク搬送は、搬送の省力化等の要求に応じて、無人搬送台車による自動搬送とすることもできる。しかし、無人搬送台車による自動搬送により全ての工程間のワーク搬送を行うとすれば、ワークの引渡し位置が若干変更された場合等には、その都度、無人搬送台車の制御プログラムを修正する必要があり、手間がかかり、利便性を損ねるという問題点がある。したがって、無人搬送台車により全てのワーク搬送を行う搬送形態ではなく、人によるワーク搬送も併せて行うことが可能な搬送形態を採用することによって、作業の利便性を高めようとする提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、複数台の搬送台車を連結して荷物を搬送するにあたり、所定の切り離し位置で搬送台車を順次自動的に切り離して荷物の引渡しを行う使用形態を採ることができるような無人搬送台車について開示されているが、併せて、連結された搬送台車の連結状態を作業者の手動により解除可能にし、手動による搬送台車の搬送を可能とする技術が示されている。
搬送台車を用いたワーク搬送は、前工程と後工程の両工程の処理時間に差があり、両工程における作業人数に差がある場合に、特に有効である。例えば、前工程の作業人数が2名であるのに対し、後工程の作業人数が1名である場合には、前工程の各々の作業者が処理を施したワークをそれぞれ1台の搬送台車に載せて後工程に搬送し、後工程の作業者の作業前ワークとして搬送台車を整列させる。そして、後工程の作業者は、それぞれの搬送台車上のワークに対して処理を施し、さらにその後工程に搬送台車を搬送することにより、生産作業を進めることができる。
また、前工程で多数のワークを一括処理し、処理したワークを複数の後工程に振り分けるような場合、例えば、前工程が熱処理等の装置系の処理で、後工程が組み立て等の人系の処理で複数の作業者がいる場合には、前工程の処理時間が後工程に対して非常に長いため、前工程の処理が終了する前に後工程の処理が終了し、後工程でワーク切れによる生産停止が発生する恐れがある。このため、前工程と後工程との間に、前工程の処理時間分のワークを作業前ワークとして工程間にストックしておき、後工程のワーク切れによる生産停止を防止することが一般的に行われている。このような場合には、前工程で一括処理したワークを、それぞれ1台の搬送台車に搭載して、後工程前のストック置場に整列させる。そして、後工程の作業者は、現在搬送されている搬送台車上のワークに対して処理を実施し、その処理が完了した時点で次のワークをストック置場から後工程に搬送することで生産作業を進めることができる。
特開平8−290710号公報
上述したような工程間のワーク搬送は、後工程で処理が完了した際に、後工程の作業者がワーク搬送作業者にブザーやランプ等で合図を送り、この合図を受けてワーク搬送作業者が後工程にワークを搬送している。しかしながら、近年では、設備の稼動効率向上の観点から、ワーク処理台数の更なる増加や、異なる機種のワークに対する一括処理も行われるようになってきている。そして、これにより、工程間の仕掛り品数の増加や、ストック置場における異なる機種のワークの混在が発生している。
このため、上述のように、後工程の作業者からの合図を受けてワーク搬送作業者が後工程にワークを搬送する場合、多数でしかも異なる機種が混在しているワークの中から目的のワークを取り出すのに手間が掛かるという問題点があった。
このような問題点は、前工程から搬送されたワークをストック置場に整列させる際に、ワークの機種番号、ロット番号等のワーク情報を確認し、ワーク情報に基づいて機種ごと、順番ごとにワークを整列させることで回避できる。しかしながら、上述したように、前工程からは多数の異なる機種のワークが搬送される。このため、全てのワークについて、機種番号とロット番号を確認し、機種ごと、順番ごとにワークを整列させようとすると、かえって長時間を要してしまうという問題点があった。
また、通常では、ワーク搬送作業者は、ワーク搬送作業だけを専ら行うことは少なく、他の作業との兼任、例えば、工程管理等と兼任して行うことが多い。このため、上述の後工程で処理が完了してからワーク搬送の合図を送る場合、後工程の作業者がワーク搬送の合図を送った際に、ワーク搬送作業者が他の作業を行っていると、後工程へのワーク搬送が遅れることとなる。したがって、この場合においても、後工程でワーク切れによる生産ロスが発生する恐れがあった。
また、工程作業の利便性を考慮すれば、無人搬送と人による搬送の両方に対応可能な搬送形態を採用した方がよいことは上述のとおりである。しかしながら、特許文献1には、工程間の搬送システムについては言及されておらず、手動でワークの搬送を行う場合には、上述のような問題が発生し、工場の生産が停止する恐れがある。
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたものであり、前工程から多数多機種のワークが仕掛り置場に搬送される場合においても、ワークを仕掛り置場に効率よく短時間で整列でき、しかも、仕掛り置場から後工程へのワーク供給を途切れさせることのないワーク搬送システムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
すなわち、本発明のワーク搬送システムは、前工程と後工程との間にワークを整列してストックする仕掛り置場を生産工程に備えるワーク搬送システムであって、ワークを搭載して搬送するワーク搬送台車と、前記ワーク搬送台車に搭載されるワークの生産情報データベースを備えた生産情報管理装置と、前記ワーク搬送台車に備えられ、搭載しているワークのワーク情報が記録されているワーク情報記憶手段と、前記ワーク搬送台車に備えられ、前記生産情報管理装置から送信されるワーク生産情報を表示する表示手段とで構成され、前記ワーク搬送台車が前記前工程から前記仕掛り置場に整列される際、前記生産情報管理装置から送信されたワーク生産情報が前記ワーク搬送台車の前記表示手段に表示され、前記仕掛り置場にストックされた前記ワーク搬送台車が前記後工程に搬送される際、次に前記後工程に搬送すべきワークを指示する搬送指示が前記生産情報管理装置から送信されることを特徴とする。
上記構成によれば、ワーク搬送台車の表示手段に表示される生産情報管理装置から送信されたワーク生産情報に基づきワーク搬送台車を仕掛り置場に整列させることができる。これにより、前工程から多数多機種のワークが仕掛り置場に搬送される場合においても、ワーク搬送台車を仕掛り置場に効率よく短時間で整列させることができる。また、仕掛り置場から次に後工程に搬送すべきワークを指示する搬送指示を自動的に送ることができ、この搬送指示により次に後工程に搬送すべきワーク(ワーク搬送台車)を容易に判別することができる。
本発明のワーク搬送システムにおいて、前記生産情報管理装置は、前記ワーク搬送台車が前記前工程から前記仕掛り置場に整列される際、前記ワーク搬送台車のワーク情報記憶手段のワーク情報を取得し、取得したワーク情報と生産情報データベースとを照合して、前記後工程におけるワークに対する処理内容を表す後工程番号と、その後工程において処理が行われる順番を表す生産順番とを前記ワーク搬送台車のワーク情報記憶手段に送信し、前記ワーク搬送台車の前記表示手段に表示させることを特徴としている。
上記構成によれば、ワーク搬送台車の工程間の移動中にワーク搬送台車に搭載しているワークのワーク生産情報、具体的には、後工程におけるワークに対する処理内容を表す後工程番号と、その後工程において処理が行われる順番を表す生産順番とを表示手段に自動的に表示できるため、ワーク搬送作業者がワーク搬送台車に搭載しているワークのワーク生産情報を確認する手間を省くことができ、ワーク搬送台車の搬送時間を削減することが可能となる。また、ワーク搬送作業者がワークのワーク生産情報を容易に確認することができ、このワーク生産情報に基づいてワーク搬送台車を仕掛り置場に効率よく短時間で整列させることができる。
本発明のワーク搬送システムにおいて、前記生産情報管理装置は、前記ワーク搬送台車が前記後工程に到着したことを検知する検知手段を備え、前記ワーク搬送台車が前記後工程に到着したことを検知した際、その後工程への到着時刻を記録し、その到着時刻から所定時間が経過したとき、次のワーク搬送台車を前記仕掛り置場から前記後工程に搬送する搬送指示を行うことが好ましい。
上記構成によれば、後工程へのワーク搬送台車の搬送指示をワークが切れる前に行うことが可能となる。これにより、仕掛り置場から後工程へのワーク供給を途切れさせることがなくなり、後工程におけるワーク切れによる生産ロスを防止することができる。
本発明のワーク搬送システムにおいて、前記生産情報管理装置からの前記ワーク搬送台車の搬送指示に基づいて、前記ワーク搬送台車の前記表示手段に搬送指示を表示するとともに、ワーク搬送作業者にワーク搬送を知らせることが好ましい。
上記構成によれば、ワーク搬送作業者が仕掛り置場の近くにいない場合においても、仕掛り置場に整列されているワーク搬送台車にワーク搬送指示があったことを確実に認識でき、また、ワーク搬送台車の表示手段に表示される搬送指示により次に後工程に搬送すべきワーク(ワーク搬送台車)を容易に判別することができる。
本発明によれば、前工程から仕掛り置場にワークを搬送する際に、ワーク搬送台車の表示手段に表示される生産情報管理装置から送信されたワーク生産情報に基づきワーク搬送台車を仕掛り置場に整列させることができる。これにより、前工程から多数多機種のワークが仕掛り置場に搬送される場合においても、ワーク搬送台車を仕掛り置場に効率よく短時間で整列させることができる。また、仕掛り置場から後工程にワークを搬送する際に、後工程へのワーク搬送台車の搬送指示をワークが切れる前に行うことが可能となり、後工程におけるワーク切れによる生産ロスを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかるワーク搬送システムについて、図1から図6を参照しながら説明する。
まず、ワーク搬送システムの構成について説明する。図1は、工場等に設置される生産工程(生産ライン)の一部を示している。図1に示すように、工場内には、生産工程の一部として、ワーク30(図4)に対する処理を行う前工程10と後工程12とが備えられており、前工程10と後工程12との間には、ワーク30をストックする仕掛り置場11が設けられている。また、ワーク搬送システムにおける各種処理の実行を司る生産情報管理装置13が備えられている。
前工程10は、異なる機種のワーク30を一括処理するものであり、この前工程10では、例えば、ワーク30に対する熱処理等の処理が行われる。前工程10における処理が完了したワーク30は、後述するワーク搬送台車20(図2)により、仕掛り置場11に搬送される。
仕掛り置場11は、前工程10から搬送されたワーク30を、後工程12に搬送されるまで一時的にストックしておくものである。仕掛り置場11は、複数のワーク30をストックできるように、複数のエリア(領域)に区分されており、ワーク搬送台車20を整列する整列エリアが形成されている。仕掛り置場11の各エリアは、後述するワーク生産情報に対応して区分されている。この例では、仕掛り置場11は、後工程番号と生産順番とによって縦横各3ずつ区切られており、合計9のエリアに区分されている。そして、図1の「A」、「B」、「C」の区分が後工程番号11aに対応し、図1の「1」、「2」、「3」の区分が生産順番11bに対応している。後工程番号11aは、後工程12におけるワーク30に対する処理内容を表す番号であり、生産順番11bは、後工程12におけるワーク30に対する処理内容ごとの処理が行われる順番を表す番号である。
後工程12は、ワーク30の機種に応じた処理を行うものであり、この後工程12では、例えば、ワーク30の組み立て等の処理が行われる。後工程12には、ワーク30の機種に応じた処理を行う複数のエリア(領域)が設けられている。この例では、ワーク30に対する処理内容に対応するエリアが3つ設けられている。後工程12の各エリアには、ワーク30に対する処理内容に応じて、固有の番号(図1の「A」、「B」、「C」)が割り当てられている。なお、後工程12における処理は、ワーク30をワーク搬送台車20に載せたまま行うものであってもよいし、ワーク30をワーク搬送台車20から降ろした後に行うものであってもよい。
次に、ワーク搬送台車20について、図2を参照して説明する。
図2(a)に示すように、ワーク搬送台車20は、ワーク30を搭載する台車部21と、ワーク情報記憶手段22と、ワーク情報表示手段23とを備えている。ワーク搬送台車20は、ワーク30を台車部21に載せて、前工程10と仕掛り置場11との間、仕掛り置場11と後工程12の間を移動するものである。ワーク搬送台車20が移動することによって、ワーク30が前工程10と仕掛り置場11との間、仕掛り置場11と後工程12の間を搬送される。なお、ワーク30を台車部21に搭載した後に前工程10における処理を行ってもよいし、前工程10における処理が完了した後にワーク30を台車部21に搭載してもよい。
ワーク情報記憶手段22は、例えば、RFIDタグ等のICタグであり、ICメモリと無線通信回路とからなるCMOSチップ等のLSIと、送受信用の小型アンテナとを内蔵した情報記録媒体で構成されている。このワーク情報記憶手段22には、ワーク搬送台車20に搭載されるワーク30の機種番号、ロット番号等のワーク情報が記録されている。
ワーク情報表示手段23は、ワーク情報記憶手段22で受信されたワーク生産情報を表示するものであり、図2(b)に示すように、後工程番号表示部23aと、生産順番表示部23bと、後工程搬送指示表示部23cとが設けられている。後工程番号表示部23aは、後述するワーク生産情報の後工程番号を表示する部分である。生産順番表示部23bは、後述するワーク生産情報の生産順番を表示する部分である。後工程搬送指示表示部23cは、後述する搬送指示を表示する部分であり、消灯状態と点灯状態とを切り替えることができるようになっている。
次に、生産情報管理装置13について、図3を参照して説明する。
図3(a)に示すように、生産情報管理装置13は、生産情報データベース14と、生産情報送受信部15と、検知手段16と、演算部17とを備えている。生産情報管理装置13は、ワーク搬送システムにおける各種処理の実行を司るものである。
生産情報データベース14には、ワーク生産情報が記録されており、このワーク生産情報を生産情報管理装置13で管理可能となっている。具体的には、図3(b)に示すように、ワーク搬送台車20に搭載されるワーク30のワーク生産情報として、「機種番号」、「ロット番号」、「後工程番号」、「後工程への到着時刻」、「到着からの経過時間」がある。「機種番号」は、ワーク30の機種を識別するための番号であり、ワーク30の機種ごとに異なる番号が与えられている。「ロット番号」は、ワーク30を識別するための番号であり、ワーク30ごとに異なる番号が与えられている。「後工程番号」は、後工程12におけるワーク30に対する処理内容を識別するための番号であり、後工程12におけるワーク30に対する処理内容ごとに異なる番号が与えられている。「後工程への到着時刻」は、後工程12にワーク搬送台車20が到着した時刻、つまり、検知手段16によりワーク搬送台車20が後工程12に到着したことが検知されたときの現在時刻である。「到着からの経過時間」は、後工程12にワーク搬送台車20が到着してからの経過時間、つまり、現在時刻と後工程12への到着時刻との差である。なお、図3(b)では、「後工程番号」は、「機種番号」と一致しているが、この場合には、後工程12においてワーク30の機種ごとに異なる処理が行われる。
生産情報送受信部15は、ワーク情報やワーク生産情報等のワーク30に関する各種情報を無線LAN等の無線通信機能を介してワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22と送受信するものである。生産情報送受信部15には、送受信用のアンテナ15bが設けられている。検知手段16は、ワーク搬送台車20が後工程12に到着したことを検知する。検知手段16は、複数のセンサ部16bを備えており、ワーク搬送台車20が後工程12の各エリアに到着したことを検知する。演算部17は、生産情報管理装置13における後述するような処理を実行する。また、演算部17は、現在の時刻を管理するタイマを内蔵している。
続いて、上記のように構成されたワーク搬送システムの動作について説明する。
まず、ワーク搬送システムにおける前工程10から仕掛り置場11へのワーク30の搬送について、図4、図5を参照して説明する。図4、図5では、生産情報データベース14のワーク生産情報が図3(b)に示すような状態であるとき、前工程10から仕掛り置場11へ、機種番号が「A」、ロット番号が「A−3」のワーク30が搬送されてきた場合について示している。
図4(a)に示すように、ワーク30に対する前工程10における処理が完了すると、ワーク30がワーク搬送台車20に搭載されて仕掛り置場11に搬送される。このとき、生産情報管理装置13により、図5(a)のフローチャートに示すような処理が実行される。
すなわち、ワーク30を搭載したワーク搬送台車20が搬送されて、ワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22が生産情報管理装置13の生産情報送受信部15の送受信可能な範囲内まで近づくと、生産情報管理装置13は、生産情報送受信部15によりワーク情報記憶手段22に記録されているワーク情報を取得する。このとき、取得されるワーク情報は、ワーク30の機種番号およびロット番号であり、具体的には、機種番号が「A」、ロット番号が「A−3」となる。
次に、生産情報管理装置13は、取得したワーク30の情報を生産情報データベース14で管理しているワーク生産情報と照合し、該当するワーク生産情報を選択し、選択したワーク生産情報に基づいて、ワーク情報記憶手段22に送信するワーク生産情報を決定する。このとき、決定されるワーク生産情報は、後工程番号および生産順番である。ここで、生産順番は、後工程12にワーク30を搬送する順番(後工程12において処理が行われる順番)を表すものであり、後工程12において同じ処理が行われるワーク30、つまり、後工程番号が同じワーク30に対しては、後工程12に到着する時刻が早いものほど、小さい自然数の番号が割り当てられる。このような生産情報管理装置13における処理は、演算部17にて実行される。なお、仕掛り置場11に搬送されてきた時刻が早いものほど、後工程12に到着する時刻が早いものとしている。
この場合、具体的には、搬送されてきたワーク30のロット番号が「A−3」であるため、生産情報データベース14のワーク生産情報のうち、図5(b)の一点鎖線で示す枠内のワーク生産情報が選択される。このとき、選択されたワーク生産情報の後工程番号が「A」であるため、ワーク情報記憶手段22に送信する後工程番号は「A」と決定される。また、既にロット番号が「A−1」のワーク30が後工程12に到着しており、このロット番号が「A−1」のワーク30に対して生産順番が「1」が割り当てられているため、現在、搬送されてきたロット番号が「A−3」のワーク30に対しては、生産順番が「2」が割り当てられ、この結果、ワーク情報記憶手段22に送信する生産順番は「2」と決定される。
次に、生産情報管理装置13は、決定した後工程番号と生産順番とを生産情報送受信部15によりワーク情報記憶手段22に送信する。この場合、送信されるのは、後工程番号が「A」、生産順番が「2」となる。
このように、ワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22にワーク生産情報(後工程番号および生産順番)が送信されると、図4(b)に示すように、ワーク情報記憶手段22に受信されたワーク生産情報がワーク情報表示手段23に表示される。具体的には、「A2」と表示される。詳しくは、ワーク情報表示手段23の後工程番号表示部23aには「A」と表示され、生産順番表示部23bには「2」と表示される。
ワーク搬送作業者(図示せず)は、図4(c)に示すように、ワーク情報表示手段23に表示されたワーク生産情報にしたがって、仕掛り置場11のワーク生産情報に対応するエリアにワーク搬送台車20を整列させる。この場合、ワーク搬送台車20は、仕掛り置場11の後工程番号11aが「A」、生産順番11bが「2」の「A2」エリアに整列される。
このようなワーク搬送台車20の搬送を、前工程10で処理された全てのワーク30に対して行う。これにより、ワーク30が搭載されたワーク搬送台車20が仕掛り置場11に整列されていく。
以上のように、前工程10から仕掛り置場11にワーク30を搬送する際、ワーク搬送台車20に搭載しているワーク30のワーク生産情報、具体的には、後工程12におけるワーク30に対する処理内容を表す後工程番号と、その後工程12において処理が行われる順番を表す生産順番とをワーク情報表示手段23に自動的に表示できるため、ワーク搬送作業者がワーク搬送台車20に搭載しているワーク30のワーク生産情報を確認する手間を省くことができ、ワーク搬送台車20の搬送時間を削減することが可能となる。また、ワーク搬送作業者は、ワーク30のワーク生産情報(後工程番号、生産順番)を容易に確認することができ、このワーク生産情報に基づいて仕掛り置場11にワーク搬送台車20を整列させればよいため、前工程10から多数多機種のワーク30が仕掛り置場11に搬送される場合においても、ワーク30を搭載したワーク搬送台車20を仕掛り置場11に効率よく短時間で整列させることができる。
次に、ワーク搬送システムにおける仕掛り置場11から後工程12へのワーク30の搬送について、図6を参照して説明する。図6では、仕掛り置場11に整列されているワーク搬送台車20のうち、後工程番号11aが「A」、生産順番11bが「1」の「A1」エリアに整列されているワーク搬送台車20が、次に後工程12の「A」のエリアに搬送されていく場合について示している。なお、図6では、便宜上、ワーク搬送台車20のワーク情報表示手段23のみを示しており、ワーク搬送台車20そのものやワーク30は図示していない。
生産情報管理装置13は、現在後工程12で処理されているワーク30が後工程12に到着した時刻と、到着してからの経過時間とを管理している。詳しく言えば、生産情報管理装置13は、検知手段16によりワーク搬送台車20が後工程12に到着したことを検知すると、到着を検知したときの現在時刻を、生産情報データベース14のワーク生産情報の「後工程への到着時刻」として記録する。また、到着してからの経過時間、つまり、現在時刻と到着時刻との差を生産情報データベース14のワーク生産情報の「到着からの経過時間」として記録する。なお、このような生産情報管理装置13における処理は、タイマを内蔵している演算部17にて実行される。
ここで、ワーク搬送台車20が後工程12の「A」のエリアに到着してから予め設定された所定時間が経過したとすると、生産情報管理装置13は、生産情報送受信部15を介してワーク搬送指示を送信する。このワーク搬送指示は、次に後工程12の「A」のエリアで処理すべきワーク30を載せたワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22に対して行う。この場合、仕掛り置場11に整列されているワーク搬送台車20のうち、後工程番号11aが「A」、生産順番11bが「1」の「A1」エリアに整列されているワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22に対してワーク搬送指示が送信される。このように、予め設定された所定時間が経過すると、ワーク30の後工程12への搬送指示が自動的に送信される。
上記のワーク搬送台車20の到着からワーク搬送指示の送信までの所定時間は、適宜設定することができる。例えば、生産情報管理装置13で後工程12の各エリアごと(ワーク30の機種ごと)の処理時間と1ロットのワーク数とを管理すれば、経過時間から後工程12の各エリアで処理可能なワーク数を予測することができ、また、後工程12の各エリアにおける残ワーク台数で所定時間を設定すれば、後工程12の各エリアでワーク30が切れる前に、次のワーク搬送指示を送信することが可能である。なお、後工程12の各エリアに最初に搬送されるワーク搬送台車20に対しては、所定時間を0と設定することができる。
このように、「A1」エリアのワーク搬送台車20のワーク情報記憶手段22にワーク搬送指示が送信されると、ワーク情報表示手段23にワーク搬送指示が表示される。具体的には、ワーク情報表示手段23の後工程搬送指示表示部23cが消灯している通常状態(図6(b))から、点灯している搬送指示状態(図6(c))に切り替わる。
また、生産情報管理装置13は、ワーク情報記憶手段22に対する搬送指示の送信とともに、ワーク搬送作業者に対してワーク搬送合図を送る。ワーク搬送作業者へのワーク搬送合図としては、例えば、アンドンのようなディスプレイの表示によるもの、音声によるもの、ワーク搬送作業者に携帯させたブザーを鳴動させるような指示を送るもの等、適宜選択することができる。この搬送合図によって、ワーク搬送作業者は、仕掛り置場11の近くにいない場合においても、仕掛り置場11に整列されているワーク搬送台車20にワーク搬送指示があったことを確実に認識できる。
そして、このようなワーク搬送合図に基づいて、ワーク搬送者業者は、仕掛り置場11に整列されているワーク搬送台車20のうち、ワーク情報表示手段23の後工程搬送指示表示部23cに搬送指示が表示されているワーク搬送台車20、この場合には、「A1」エリアに整列されているワーク搬送台車20を後工程の「A」のエリアに搬送する。このとき、後工程搬送指示表示部23cのワーク搬送指示の表示により、ワーク搬送作業者は、後工程12に搬送するワーク搬送台車20を容易に判別することができる。
以上のように、仕掛り置場11から後工程12にワーク30を搬送する際、所定時間が経過すると、ワーク30の後工程12への搬送指示が自動的に送信されるので、後工程12へのワーク搬送台車20の搬送指示をワーク30が切れる前に行うことが可能となる。これにより、仕掛り置場11から後工程12へのワーク供給を途切れさせることがなくなり、後工程12におけるワーク切れによる生産ロスを防止することができる。
以上では、ワーク搬送システムを、ワーク30の機種が3機種、仕掛り置場11のエリアが縦横合計9エリア、後工程12のエリアが3エリアである場合に適用した例について説明したが、これ以外の場合についても同様に適用することができる。つまり、ワーク30の機種数に応じて、仕掛り置場11の後工程番号11aの区分数、後工程12のエリア数を適宜選択することができる。また、前工程10で一括して処理可能なワーク台数、前工程10における処理時間、後工程12における処理時間、仕掛り置場11の大きさ(面積)等に応じて、仕掛り置場11の生産順番11bの区分数を適宜選択することができる。
本発明の実施の形態における工場内の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態におけるワーク搬送台車の詳細を説明する図である。 本発明の実施の形態における生産情報管理装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるワーク搬送台車の前工程から仕掛り置場への搬送を説明する図である。 図4におけるワーク搬送台車と生産情報管理装置とのワーク情報送受信の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるワーク搬送台車の仕掛り置場から後工程への搬送を説明する図である。
符号の説明
10 前工程
11 仕掛り置場
11a 後工程番号
11b 生産順番
12 後工程
13 生産情報管理装置
14 生産情報データベース
15 生産情報送受信部
15b アンテナ
16 検知手段
16b センサ
17 演算部
20 ワーク搬送台車
21 台車部分
22 ワーク情報記憶手段
23 ワーク情報表示手段
23a 後工程番号表示部
23b 生産順番表示部
23c 後工程搬送指示表示部
30 ワーク

Claims (4)

  1. 前工程と後工程との間にワークを整列してストックする仕掛り置場を生産工程に備えるワーク搬送システムであって、
    ワークを搭載して搬送するワーク搬送台車と、
    前記ワーク搬送台車に搭載されるワークの生産情報データベースを備えた生産情報管理装置と、
    前記ワーク搬送台車に備えられ、搭載しているワークのワーク情報が記録されているワーク情報記憶手段と、
    前記ワーク搬送台車に備えられ、前記生産情報管理装置から送信されるワーク生産情報を表示する表示手段とで構成され、
    前記ワーク搬送台車が前記前工程から前記仕掛り置場に整列される際、前記生産情報管理装置から送信されたワーク生産情報が前記ワーク搬送台車の前記表示手段に表示され、
    前記仕掛り置場にストックされた前記ワーク搬送台車が前記後工程に搬送される際、次に前記後工程に搬送すべきワークを指示する搬送指示が前記生産情報管理装置から送信されることを特徴とするワーク搬送システム。
  2. 前記生産情報管理装置は、前記ワーク搬送台車が前記前工程から前記仕掛り置場に整列される際、前記ワーク搬送台車のワーク情報記憶手段のワーク情報を取得し、取得したワーク情報と生産情報データベースとを照合して、前記後工程におけるワークに対する処理内容を表す後工程番号と、その後工程において処理が行われる順番を表す生産順番とを前記ワーク搬送台車のワーク情報記憶手段に送信し、前記ワーク搬送台車の前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送システム。
  3. 前記生産情報管理装置は、前記ワーク搬送台車が前記後工程に到着したことを検知する検知手段を備え、前記ワーク搬送台車が前記後工程に到着したことを検知した際、その後工程への到着時刻を記録し、その到着時刻から所定時間が経過したとき、次のワーク搬送台車を前記仕掛り置場から前記後工程に搬送する搬送指示を行うことを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送システム。
  4. 前記生産情報管理装置からの前記ワーク搬送台車の搬送指示に基づいて、前記ワーク搬送台車の前記表示手段に搬送指示を表示するとともに、ワーク搬送作業者にワーク搬送を知らせることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送システム。
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