JP2006281394A - 主軸制動方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主軸モータにかかる切削負荷に応じて、適正な制動をリアルタイムに実施することができる主軸制動方法及びその装置を得る。
【解決手段】 主軸の回転体のイナーシャを演算する主軸イナーシャ演算手段8と、この主軸イナーシャ演算手段8にて演算された主軸イナーシャを記憶する主軸イナーシャ記憶手段9と、主軸にかかる切削負荷トルクを演算する主軸負荷演算手段10と、この主軸負荷演算手段10にて演算した切削負荷トルクを元にブレーキ駆動用モータ13の最大トルクを制限する値を演算するモータトルク制限値演算手段11と、このモータトルク制限値演算手段11にて演算されたモータトルク制限値の値で前記ブレーキ駆動用モータ13を回転させ、直接主軸に制動をかけるブレーキユニット15とを備える構成とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、数値制御工作機械の主軸を制動制御する方法及びその装置に係り、特に主軸回転と送り軸による輪郭制御切削時(C軸加工)の精度向上に関するものである。
従来の数値制御装工作機械において、主軸回転と送り軸による輪郭制御切削時(C軸加工)にブレーキなどの主軸制動装置により主軸回転方向に一定の摩擦負荷をかけることで切削負荷により発生する主軸の振動を抑えC軸加工時の精度を確保している(例えば、特許文献1参照)。
また、主軸回転と送り軸による輪郭制御切削時(C軸加工)に、電気的に油圧ブレーキを制御し工具主軸の負荷に応じて主軸制動トルクを変化させ、主軸の振動を抑えつつ主軸制動によって発生する主軸モータにかかる余分な負荷を少なくなるようにしている場合もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−8094号公報(第1頁〜第3頁、第1図)
特開平6−31594号公報(第1頁〜第5頁、第1図)
特許文献1の実施例では、ブレーキをかけることで主軸振動を抑えることは可能だがC軸加工時には一定トルクで主軸制動しており、切削負荷が変動した場合に主軸が振動したり主軸に余分な負荷がかかるという問題がある。
また、特許文献2の実施例では工具主軸の負荷に応じて制動力を変化させているが、送り軸の負荷を考慮しておらず実際の切削負荷との差が生じる場合があり、この場合主軸が振動したり、主軸に余分な負荷がかかったりするという問題がある。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、主軸モータにかかる切削負荷に応じて、適正な制動をリアルタイムに実施することができる主軸制動方法及びその装置を得ることを目的としている。
この発明に係る主軸制動方法においては、主軸の回転体のイナーシャを演算する段階と、この主軸イナーシャを記憶する主軸イナーシャ段階と、主軸にかかる切削負荷トルクを演算する段階と、この切削負荷トルクを元にブレーキ駆動用モータの最大トルクを制限する値を演算する段階と、このモータトルク制限値の値で前記ブレーキ駆動用モータを回転させ、直接主軸に制動をかける段階とを有するものである。
また、この発明に係る主軸制動装置においては、主軸の回転体のイナーシャを演算する主軸イナーシャ演算手段と、この主軸イナーシャ演算手段にて演算された主軸イナーシャを記憶する主軸イナーシャ記憶手段と、主軸にかかる切削負荷トルクを演算する主軸負荷演算手段と、この主軸負荷演算手段にて演算した切削負荷トルクを元にブレーキ駆動用モータの最大トルクを制限する値を演算するモータトルク制限値演算手段と、このモータトルク制限値演算手段にて演算されたモータトルク制限値の値で前記ブレーキ駆動用モータを回転させ、直接主軸に制動をかけるブレーキユニットとを備えてなるものである。
この発明によれば、主軸に直接かかる切削負荷に応じて主軸制動装置を駆動させるので、無駄のない主軸制動を行える。かつ、多様な切削に対しても主軸制動を確実に行うことができC軸切削を精度よく行う効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る主軸制動装置の構成を示すもので、外部より入力された加工プログラムを解析し動作指令を出す数値制御部1には送り軸駆動部2が接続され、さらに送り軸駆動部2には送り軸駆動モータ3が接続されている。また、送り軸駆動用モータ3には送り軸駆動モータ用エンコーダ4が結合されており、送り軸駆動モータ用エンコーダ4はフィードバック信号を返すために送り軸駆動部2に接続されている。
また、主軸駆動部5も数値制御部1に接続されており、主軸駆動部5には主軸駆動モータ6が接続されている。また、主軸駆動モータ6には主軸駆動モータ用エンコーダ7が結合されており、主軸駆動モータ用エンコーダ7は主軸駆動部5に接続されている。
イナーシャ演算部8は数値制御部1に接続され、さらに主軸駆動部5にも接続され、数値制御部1の指令に従い主軸駆動部5からのデータを元に回転体のイナーシャを演算する。イナーシャ記憶部9はイナーシャ演算部8に接続されデータを記憶する。
切削負荷トルク演算部10は主軸駆動部及びイナーシャ記憶部9に接続され、イナーシャ記憶部9から回転体のイナーシャデータを読出し、主軸駆動部5から出力される各種データをもとに主軸切削負荷トルクを演算する。
モータトルク制限値演算部11は切削負荷トルク演算部10に接続され、切削負荷トルク演算部10が出力した切削負荷トルクを元にブレーキ駆動部モータ13の最大トルクを制限するトルク制限値を演算する。また、ブレーキ駆動部12はモータトルク制限値演算部11に接続され、モータトルク制限値演算部11が出力したトルク制限値にしたがってブレーキ駆動部モー13タを駆動する。さらに、ブレーキ駆動部モータ13にはブレーキ駆動部モータ用エンコーダ14が結合されておりフィードバック信号をブレーキ駆動部12へ返している。
ブレーキユニット15はブレーキ駆動部モータ13とボールねじで直接結合され、ブレーキ駆動部モータ13の回転により、主軸駆動モータ5の回転部分に押圧されることにより主軸駆動モータ5にブレーキがかかるようになっている。
このように構成された主軸制動装置においては、図2に示すフロー図のように動作する。
まず、数値制御部1は例えば次に示す加工プログラムを実行し、主軸をC軸制御状態にするかを判断する(S1)。
M200; ← C軸モード
M300 S1000; ← イナーシャ測定モード
G1 C180,X50,Y30,; ← 主軸、送り軸補間指令(切削)



M400; ← C軸モード終了
次いで数値制御部1は次ブロックの加工プログラムを解析し、イナーシャ測定の指令かどうか判断する(S2)。解析結果がイナーシャ測定の指令であれば、数値制御部1は主軸駆動部5に対し速度指令を出力し(S3)、イナーシャ演算部8を起動する。
起動されたイナーシャ演算部8は、主軸駆動部5からの主軸回転中信号の立ち上がりから速度到達信号の立ち上がりまでの時間から主軸駆動モータ6が指令速度に達するまでの時間を計測し(S4)、さらに、主軸駆動部5から11KW/22KWなどの主軸駆動部モータ6の固有値であるモータ出力(P)と主軸指令回転数(N)を読み取り、次式1で示す関係式に従い回転体のイナーシャ(J)を計算する(S5)。
J=√(A×(T×P)/(N×N))・・・・式1
但し、J:イナーシャ、T:加速時間、A:係数、N:指令回転数、P:モータ出力である。
イナーシャ演算部8は演算したイナーシャデータをイナーシャ記憶部9に出力し、イナーシャ記憶部9はイナーシャ演算部8が出力した回転体のイナーシャ値を記憶する(S6)。
イナーシャ演算部8はイナーシャ値をイナーシャ記憶部9へ出力した後、数値制御部1へ演算終了を出力する。次いで、数値制御部1はイナーシャ演算部8の完了信号を受け、次ブロックの加工プログラムを解析する。
次いで、数値制御部1は解析した加工プログラムが主軸回転と送り軸による補間加工かどうかを判断し(S7)、主軸回転と送り軸による補間加工の指令であれば切削負荷トルク演算部10に起動信号を出力する。同時に数値制御部1は送り軸駆動部2及び主軸駆動部5に対し補間指令を出力し、送り軸駆動部2および主軸駆動部3は数値制御部1から出力された補間指令に従って送り軸モータ3および主軸モータ6を駆動しC軸加工を行う。
このとき、起動信号を受け取った主軸負荷演算部10はイナーシャ記憶部9から回転体のイナーシャデータを読み込み(S8)、次いで、次式2に示す関係式から切削負荷トルクを算出しモータトルク制限値演算部11に出力する(S9)。
Tf=Tm−J×(dw/dt)−Ts・・・・式2
但し、J×(dw/dt):加速トルク、Tf:切削負荷トルク、Tm:モータ出力トルク、Ts:主軸制動トルクである。
モータトルク制限値演算部11は次式3に従い入力した切削負荷トルク(Tf)に係数を乗算してモータトルク制限値(Tc)を計算しブレーキ駆動部12に対し出力する(S10)。このとき、モータトルク制限値演算部11は計算したモータトルク制限値をもとにブレーキユニットが実際に発生させる主軸制動トルク(Ts)も同時に計算し切削負荷トルク演算部10へ出力する。
Tc=B×Tf・・・・式3
但し、Tf:切削負荷トルク、Tc:モータトルク制限値、B:係数である。
ブレーキ駆動部12はモータのトルク制限値が入力されると、ブレーキが有効となる位置までブレーキ駆動モータ13を回転させ、その後、モータトルク制限値演算部11から出力されたトルク制限値をブレーキ駆動部モータ13の最大トルクとして一定速度でモータを回転させる。ブレーキユニット15はボールねじの回転動作により主軸回転部分に押し付けられ摩擦力によって主軸回転に対し所定の負荷を与える(S11)。
最後に、加工プログラムが主軸と送り軸の補間指令で無い場合、数値制御部1は切削負荷トルク演算部10に対し停止指令を出力し、切削負荷トルク演算部10は切削負荷トルクを0としてモータトルク制限値演算部11へ出力し、モータトルク制限値演算部11は切削負荷トルクが0の場合はモータトルク制限値を0としてブレーキ駆動部12へ出力し、ブレーキ駆動部12はトルク制限値が0の場合はブレーキ駆動モータ13を一定量逆転させブレーキを開放する(S12)。
この実施の形態1によれば、制動力を主軸にかかる切削負荷から演算するので多様な切削条件のC軸加工に対し適切な制動をかけることができ、主軸モータの電気的なロスが少なく主軸の切削負荷による振動を抑制する効果がある。
この発明に係る主軸制動方法及びその装置は、数値制御工作機械のための主軸制動装置として用いられるのに適している。
この発明の実施の形態1を示す主軸制動装置の構成図である。 この発明の実施の形態1を示す主軸制動装置の動作フロー図である。
符号の説明
1 数値制御部、2 送り軸駆動部、3 送り軸駆動モータ、4 送り軸駆動モータ用エンコーダ、5 主軸駆動部、6 主軸駆動モータ、5 主軸駆動モータ用エンコーダ、8 イナーシャ演算部、9 イナーシャ記憶部、10 切削負荷トルク演算部、11 モータトルク制限値演算部、12 ブレーキ駆動部、13 ブレーキ駆動モータ、14 ブレーキ駆動モータ用エンコーダ、15 ブレーキユニット。

Claims (2)

  1. 主軸の回転体のイナーシャを演算する段階と、この主軸イナーシャを記憶する主軸イナーシャ段階と、主軸にかかる切削負荷トルクを演算する段階と、この切削負荷トルクを元にブレーキ駆動用モータの最大トルクを制限する値を演算する段階と、このモータトルク制限値の値で前記ブレーキ駆動用モータを回転させ、直接主軸に制動をかける段階とを有することを特徴とする主軸制動方法。
  2. 主軸の回転体のイナーシャを演算する主軸イナーシャ演算手段と、この主軸イナーシャ演算手段にて演算された主軸イナーシャを記憶する主軸イナーシャ記憶手段と、主軸にかかる切削負荷トルクを演算する主軸負荷演算手段と、この主軸負荷演算手段にて演算した切削負荷トルクを元にブレーキ駆動用モータの最大トルクを制限する値を演算するモータトルク制限値演算手段と、このモータトルク制限値演算手段にて演算されたモータトルク制限値の値で前記ブレーキ駆動用モータを回転させ、直接主軸に制動をかけるブレーキユニットとを備えてなる主軸制動装置。
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