JP2006277785A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多値データと共に書かれる2値データの信頼性向上を図った不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 しきい値電圧により規定されるデータを記憶するメモリセルが配列されたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイの第1の領域に複数の書き込みステップで多値データが書き込まれ、前記メモリセルアレイの第2の領域に前記多値データと同じ複数の書き込みステップでかつそれらのビットデータに従ってしきい値レベルが制御される第1論理状態と第2論理状態により定義される2値データが書き込まれる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に関する。
EEPROMの一つとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルが直列接続された、単位セル面積の小さいNANDセルユニットを用いてメモリセルアレイが構成される。従って、NOR型フラッシュメモリと比べて、大きな記憶容量を実現することが容易である。
近年、更に大容量のNAND型フラッシュメモリを実現するために、一つのメモリセルが多ビット記憶を行う多値記憶方式が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
NAND型フラッシュメモリでは、データ読み出し時、NANDブロック内の選択ワード線には選択セルがデータに応じてオン又はオフになる読み出し電圧を与え、残りの非選択ワード線には、セルデータによらずセルをオンさせる読み出しパス電圧Vreadを与える。これにより、センスアンプ回路は、選択セルのオン又はオフをビット線を介して検出することができ、データを判別することができる。
通常のフラッシュメモリでは、データは、メモリセルのしきい値電圧レベルにより規定されるから、多値記憶を行う場合には多くのしきい値レベルが用いられる。上述の読み出しパス電圧Vreadは、セルの取りうる最上位しきい値レベルより高いことが必要であるが、多値のしきい値レベル数が多くなる程、しきい値レベル間のマージンや最上位しきい値レベルと読み出し電圧Vreadとの間のマージンが小さくなる。
従って、多値データ書き込みに際しては、多値データのうちの最上位しきい値レベルが読み出しパス電圧より確実に低くなるように制御することが必要である。特に、特許文献1におけるように、最下位しきい値レベルから最上位しきい値レベルまで上昇させる書き込みステップを含む多値データ書き込み方式の場合には、書き込みしきい値レベル制御が難しい。
特開2001−93288号公報 特開2000−195280号公報
この発明は、多値データと共に書かれる2値データの信頼性向上を図った不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、しきい値電圧により規定されるデータを記憶するメモリセルが配列されたメモリセルアレイを有し、前記メモリセルアレイの第1の領域に複数の書き込みステップで多値データが書き込まれ、前記メモリセルアレイの第2の領域に前記多値データと同じ複数の書き込みステップでかつそれらのビットデータに従ってしきい値レベルが制御される第1論理状態と第2論理状態により定義される2値データが書き込まれる。
この発明によれば、多値データと共に書かれる2値データの信頼性向上を図った不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
この実施の形態のNAND型フラッシュメモリでは、メモリセルアレイが、同時に選択可能な多値データ(例えば8値データ)記憶を行う第1の領域と、2値データ記憶を行う第2の領域とに分けられる。第1の領域は通常データ領域であり、第2の領域は例えば、通常データ領域の書き換え禁止、制限或いは許可等の情報を記憶するための、ユーザー自身が書き込むことのできるフラグデータ領域である。
図1は、その様なフラッシュメモリにおける、8値データ記憶が行われる通常データ領域と、これと同時に選択可能で2値データ記憶が行われるフラグデータ領域のそれぞれのデータしきい値電圧分布と、データビット割り付け及び書き込み法を示している。
全メモリセルは、消去状態では最下位しきい値レベルL0の状態にある。通常データ領域には、しきい値レベルL0〜L7により規定される8値データが、3つの書き込みステップで書かれる。これに対してフラグデータ領域には、通常データ領域と同じ3つの書き込みステップを経るが、そのうち最初の2ステップはダミー書き込みとする。そして、通常データ領域と同じ3つの書き込みステップでのビットデータに従ってしきい値レベルが決まる第1論理状態と第2論理状態により定義される2値データが書き込まれる。具体的には、最下位しきい値レベルL0を第1論理データとし、レベルL5を第2論理データとする2値データが書き込まれる。
図1では、2値データの第2論理状態がレベルL5の場合を示しているが、ダミー書き込みステップの書き込みデータを選ぶことにより、他のしきい値レベルを第2論理状態とすることができる。第2論理データは、最上位しきい値レベルL7を除いて、8値データの中間レベルより高いレベルL4−L6のいずれかが選択されればよい。
通常データ領域の第3ページ書き込みにおいては、最下位レベルL0から最上位レベルL7へと書き込まれるセルがある。これと同じ書き込みステップを1回利用すれば、フラグデータ領域の第2論理データとして最上位レベルL7が書くことは可能である。
しかしこのような大きなしきい値変動を伴う書き込み法では、フラグデータの第2論理状態が読み出しパス電圧Vreadを越える危険がある。通常データ領域に比べて、フラグデータの信頼性がより強く求められるとすれば、このようなフラグデータ書き込み法は好ましくない。
これに対して上述のように、フラグデータ書き込みに、通常データ領域におけると同様の3ステップを用いて、そのうち2ステップをダミー書き込みとすることにより、2値データの第2論理状態を最上位しきい値よりは低い、上位レベル側のL4−L6のいずれかに設定することができる。これにより、フラグデータの信頼性を確保することができる。
以下、実施の形態のNAND型フラッシュメモリの詳細を説明する。
図2は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリのメモリチップの機能ブロック構成を示している。メモリセルアレイ1は、図3に示すように、NANDセルユニットNUを配列して構成される。各NANDセルユニットNUは、複数個(図3の場合、32個)の直列接続された電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0−MC31と、その両端をそれぞれビット線BLとソース線CELSRCに接続するための選択ゲートトランジスタS1,S2を有する。
メモリセルMC0−MC31の制御ゲートはそれぞれ異なるワード線WL0−WL31に接続される。選択ゲートトランジスタS1,S2のゲートは、ワード線と並行する選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
ワード線を共有するNANDセルユニットの集合は、データ消去の単位となるブロックBLKを構成する。図3では一つのブロックBLKを示しているが、通常ビット線の方向に複数のブロックが配列される。
ロウデコーダ2はワード線駆動回路を含み、メモリセルアレイ1のワード線選択及び駆動を行う。センスアンプ回路3は、メモリセルアレイ1のビット線に接続されてデータ読み出しを行う機能及び、読み出しデータや書き込みデータを保持するデータラッチ機能を有する。カラムデコーダ4はメモリセルアレイ1のビット線選択を行う。
データ読み出し時、センスアンプ回路3に読み出されたデータは、データバス9を介し、I/Oバッファ5を介して外部入出力端子I/Oに出力される。データ書き込み時、外部コントローラから入出力端子I/Oに供給される書き込みデータは、I/Oバッファ5を介し、データバス9を介してセンスアンプ回路3にロードされる。
入出力端子I/Oからバッファ5を介して供給されるコマンド“Com”は制御信号発生回路(内部コントローラ)7でデコードされる。コントローラ7には、チップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等の外部制御信号が供給される。内部コントローラ7は、動作モードに応じて供給される外部制御信号及びコマンドに基づいて、データ書き込み及び消去のシーケンス制御、及びデータ読み出しの制御を行う。
入力端子I/Oからバッファ5を介して供給されるアドレス“Add”はアドレスレジスタ6を介してロウデコーダ2及びカラムデコーダ4に転送される。
動作モードに応じて、電源電圧より高い種々の高電圧を発生するために、制御電圧発生回路8が設けられている。制御電圧発生回路8はコントローラ7により制御される。
センスアンプ回路3は、図3に示すように、1ページのデータ読み出し及び書き込みを一括して行うための複数のセンスユニットSAUを備える。各センスユニットSAUは、メモリセルアレイ1の隣接する偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoとで共有される。偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoとはビット線選択トランジスタQe,Qoによりいずれか一方が選択されてセンスユニットSAUに接続され、他方はシールド線として用いられる。これにより、微細化したメモリセルアレイでのビット線間の容量結合の影響が低減される。
この共有センスアンプ方式では、1ワード線と全偶数番ビット線により選択されるメモリセルの集合が一つのセクタを構成し、1ワード線と全奇数番ビット線により選択されるメモリセルの集合が他のセクタを構成する。1セクタが物理的に同時にアクセスされる範囲である1ページを構成する。4値記憶の場合には、1セクタ(1ページ)に二つのサブページデータ(上位ページと下位ページデータ)が書かれる。8値記憶の場合には、1セクタに3つのサブページデータ(上位ページ、中間ページ及び下位ページデータ)が書かれる。16値記憶の場合には、1セクタに4つのサブページデータが書かれる。
図4は、この実施の形態のメモリセルアレイ1がワード線WLの方向に通常データ領域とフラグデータ領域を持つことを示している。フラグデータは、例えばページ毎に或いはブロック毎に通常データ領域の書き換えが許されるか否かをユーザー自身が設定することができかつ、確認読み出しすることができる情報である。
フラグデータの信頼性を保証するためには例えば、これを複数ビットの多数決が採られるようにすることが好ましい。またフラグデータが、書き換え許可乃至禁止の情報の他に適当な付加情報を含んでもよい。
図5は、センスアンプ回路3内の一つのセンスユニットSAUの具体的な構成を示している。ノードTDCは、ビット線電圧をセンスするためのセンスノードであると共に、データを一時記憶するデータ記憶ノードでもある。ノードTDCは、これに接続された電荷保持用キャパシタC1及びブースト用キャパシタC2とともに、データ一時記憶回路11を構成している。
ノードTDCは、クランプ用NMOSトランジスタQ1を介してビット線に接続される。図3に示す共有センスアンプ方式の場合、クランプ用トランジスタQ1とビット線BLe,BLoとの間にビット線選択回路が配置され、トランジスタQ1は、ビット線BLe,BLoの一方に接続されることになる。
クランプ用トランジスタQ1は、読み出し時ビット線電圧をクランプして、ノードTDCに転送する働きをする。ノードTDCには、ビット線及びこのノードTDCをプリチャージするためのプリチャージ用NMOSトランジスタQ2が接続されている。
ノードTDCは、転送用NMOSトランジスタQ3,Q4を介してそれぞれデータラッチ12,13のデータ記憶ノードPDC,SDCに接続されている。データラッチ12は、読み出しデータ及び書き込みデータを保持するデータ記憶回路である。データラッチ13は、データラッチ12とデータ線DQ,DQnとの間に配置されて、書き込みデータや読み出しデータを一時保持するために用いられるデータキャッシュである。
データラッチ13のノードは、カラム選択信号CSLにより駆動される選択ゲートトランジスタQ5,Q6を介して、データバス9のデータ線対DQ,DQnに接続されている。
データ書き込みは、所定のしきい値分布を得るために、書き込み電圧印加と書き込みベリファイとの繰り返しにより行われる。書き込みベリファイはビット毎に行われ、このベリファイ結果によって次のサイクルの書き込みデータを決定する必要がある。
ドレインに電圧VPREが与えられるNMOSトランジスタQ11のゲートは、書き込み時にデータラッチ12のノードPDCが保持する書き込みデータを一時待避させて保持するためのデータ記憶ノードDDAとなる。データラッチ12のノードPDCの書き込みデータは転送用NMOSトランジスタQ14を介してデータ記憶ノードDDAに転送される。電圧VPREは、選択的にVdd又はVssとなる。
NMOSトランジスタQ11とデータ記憶ノードTDCとの間に介在させたNMOSトランジスタQ17とにより、データ記憶ノードTDCのデータを、データ記憶ノードDDAのデータに応じて設定することが可能になる。即ちこのNMOSトランジスタQ11,Q17により、書き込み時に次サイクルの書き込みデータを記憶ノードTDCに書き戻すための書き戻し回路が構成されている。
この実施の形態の多値記憶では、現に書き込みを行っているページの書き込みベリファイ制御のために、既に書かれているそれより下位のページデータを参照することが必要になる。8値記憶の場合には、第1ページ(下位ページ)、第2ページ(中間ページ)、及び第3ページ(上位ページ)という3ページの書き込みが行われるが、第2ページ書き込みには第1ページデータを参照することが必要であり、第3ページ書き込みには、第1及び第2ページデータを参照することが必要になる。
この様な要求に応えるために、センスユニットSAUには、上述した書き込みデータを一時保持するデータ記憶ノードDDAに対して、更に二つのNMOSトランジスタQ12,Q13のゲートがデータ記憶ノードDDB,DDCとして併設されている。これらのデータ記憶ノードDDB,DDCに、データラッチ12に読み出されたページデータを転送するために、転送用NMOSトランジスタQ15,Q16が配置されている。またトランジスタQ12,Q13とノードTDCの間に転送用NMOSトランジスタQ18,Q19を介在させている。
これらのデータ記憶ノードDDA,DDB,DDCに保持されたデータに従い、またトランジスタQ11,Q12,Q13のドレイン電圧VPREの選択に従って、ベリファイ読み出し時にデータノードTDCを強制的に放電し(即ち“L”レベルに設定し)、或いは充電する(即ち“H”レベルに設定する)といった制御が可能になる。
データラッチ12には、ベリファイチェック回路14が接続されている。データラッチ12の一つのノードにゲートが接続されたNMOSトランジスタQ22がチェック用トランジスタであり、そのソースはチェック信号CHK1により制御されるNMOSトランジスタQ21を介して接地され、ドレインは併設された転送用NMOSトランジスタQ23,Q24を介して1ページ分のセンスユニットに共通の共通信号線COMに接続されている。NMOSトランジスタQ23,Q24はそれぞれ、チェック信号CHK2及びノードTDCによりゲートが制御される。
ベリファイ読み出しの結果、“0”書き込みが不十分の場合にのみ、データラッチ12のノードPDCが“L”(=“0”)となる書き戻しが行われる。即ち、1ページの書き込みが完了すると、データラッチ12がオール“1”となるようにベリファイ制御される。
データ書き込み時、ベリファイ読み出し後に1ページ分のセンスユニット内でこのベリファイチェック回路14がオンになる。あるセンスユニットで書き込みが完了していなければ、ベリファイチェック回路14は、予め“H”に充電された共通信号線COMを放電させる。1ページ分のデータラッチ12がオール“1”状態になると、共通信号線COMが放電されることなく“H”を保ち、これが書き込み完了を示すパスフラグとなる。
次に、実施の形態の多値データ記憶の詳細動作を説明するに先立って、データ書き込み及び読み出しの基本動作を図5のセンスユニットSAUに即して説明する。多値記憶の場合も2値データ“0”,“1”の書き込み及び読み出しが基本となるからである。
メモリセルアレイのブロックは、書き込みに先立って一括消去される。消去動作は、選択ブロック内の全ワード線をVssに設定した状態で、メモリセルアレイが形成されたp型ウェルに20V程度の消去電圧Veraを与えることにより行われる。
これにより選択ブロック内の全メモリセルは、浮遊ゲートの電子が放出され、しきい値電圧の低い消去状態(負のしきい値電圧状態)になる。この消去状態を通常データ“1”状態とする。データ消去は、消去電圧印加と、消去状態を確認するベリファイの繰り返しにより行われる。
データ書き込みは、メモリセルの浮遊ゲートに電子を注入しそのしきい値電圧を上昇させる“0”書き込み動作により行われる。書き込みデータ“1”は、その様な電子注入を生じない書き込み禁止動作として扱われる。
この実施の形態のNAND型フラッシュメモリの場合、書き込み時、ビット線を介して選択セルのチャネルを書き込みデータに応じてVdd−Vt(“1”書き込み、即ち書き込み禁止の場合),Vss(“0”書き込みの場合)に設定した状態で、選択されたワード線に20V程度の書き込み電圧Vpgmを与える。これにより、“0”書き込みセルではチャネルから浮遊ゲートに電子が注入されて、しきい値電圧が上昇する。
書き込み時のチャネル電位制御は、センスユニットSAUのデータラッチ12に保持した書き込みデータに基づいて行われる。即ち、書き込みデータ“0”,“1”に応じて、データラッチ12のノードPDCには“L”,“H”データがロードされる。これらの書き込みデータによって、選択セルのチャネルにVss,Vdd−Vt(Vtは選択ゲートトランジスタのしきい値電圧)が転送される。
書き込み時、非選択ワード線には、10V程度の書き込みパス電圧Vpassが与えられる。これにより、非選択セルではチャネルが容量結合により昇圧されて、電子注入が生じないようにされる。
データ読み出しは、選択ワード線に読み出し電圧を与え、残りの非選択ワード線にはセルデータによらずセルがオンする読み出しパス電圧Vreadを与えて、選択セルのオン又はオフを、ビット線を介して検出することにより行われる。そのためにまず、NANDセルの選択ゲートトランジスタがオフの状態で、クランプ用トランジスタQ1及びプリチャージ用トランジスタQ2をオンにして、ビット線を所定電位にプリチャージする。その後、ビット線プリチャージ動作を停止し、上述したバイアスが与えられたNANDセルユニットをビット線に接続する。
これにより、セルのしきい値電圧が読み出し電圧より低い場合(データ“1”の場合)、ビット線が放電され、しきい値電圧が読み出し電圧より高い場合(データ“0”の場合)、ビット線は放電されない。このビット線放電動作後のビット線電位の差を、クランプ用トランジスタQ1に所定のセンス用電圧を与えることによって、ノードTDCで検出する。即ちデータ“0”,“1”は、データ“H”,“L”として検出されて、データラッチ12に保持される。
データ書き込みは実際には、書き込みデータを所定しきい値分布に設定するために、上述した書き込み電圧印加と、書き込み状態を確認する書き込みベリファイ読み出しとを繰り返すことにより、行われる。書き込みベリファイは、選択ワード線に書き込みデータのしきい値電圧分布の下限値に等しいベリファイ読み出し電圧を与える他、通常の読み出し動作と同様である。
書き込みベリファイの結果、書き込みが不十分なセルがあれば、再度書き込み電圧印加を行う。このベリファイ制御のために、データラッチ12が保持する書き込みデータは、例えばデータ記憶ノードDDAに保持される。そしてベリファイ読み出しの結果によって、次のサイクルで書き込み不十分のセルに対してのみ再度“0”書き込みが行われるように、データラッチ12の書き込みデータが書き換えられる。
結局、書き込みベリファイでは、全ての“0”書き込みが行われると、1ページ分のセンスユニットのデータラッチ12がオール“1”状態になるように、データラッチ12の書き込みデータが制御される。ベリファイチェック回路14はその状態を検出して、書き込み完了を判定するために設けられている。
以上の基本動作を前提として、次に具体的な実施の形態のフラッシュメモリの動作を説明する。
[8値データ記憶の場合]
通常データ領域が8値データ記憶を行うものとして、その8値データはこの実施の形態の場合図1に示すように、最下位しきい値レベルL0(消去状態)から最上位しきい値レベルL7までの8レベルで表され、それらに3ビットデータが割り付けられる。第3ページ(上位ページ)データビットを“x”、第2ページ(中間ページ)データビットを“y”、第1ページ(下位ページ)データビットを“z”として、8値データは(xyz)で表される。データ書き込みは、第1ページ、第2ページ、第3ページの順に行われる。
第1ページ書き込みは、消去状態のレベルL0のセルに対して、書き込みデータ“0”,“1”を与える。書き込みデータ“0”の場合しきい値電圧をレベルL1に上昇させ、書き込みデータ“1”の場合現状維持である。レベルL1を決めるのは、その分布下限値に設定されたベリファイ電圧VR1である。これにより、下位ページ“0”,“1”が書かれる。
第2ページ書き込みは、レベルL1のセルに対する選択的な“0”書き込み(レベルL2への書き込み)と、レベルL0に対する選択的な“0”書き込み(レベルL3への書き込み)とからなる。この二種の第2ページ書き込みは、書き込み電圧印加動作は同時であるが、書き込みベリファイが異なる条件で行われる。即ち、ベリファイ電圧VR2,VR3を用いてレベルL2,L3を確認する書き込みベリファイが異なるタイミングでなされる。
第3ページ書き込みは、レベルL3,L2,L1,L0のセルに対する選択的な“0”書き込み(それぞれレベルL4,L5,L6,L7の書き込み)として行われる。この4種の第3ページ書き込みも、書き込み電圧印加動作は同時であり、ベリファイ電圧が異なる条件、即ちベリファイ電圧VR4,VR5,VR6,VR7を用いた書き込みベリファイが行われる。
フラグデータ領域には、通常データ領域の第1ページ書き込みと同時に、消去状態セルに選択的にレベルL1への“0”書き込みを行う。このレベルL1のデータはダミーデータである。
更に通常データ領域の第2ページ書き込みの一つである、レベルL1からレベルL2への“0”書き込みと同じ条件の“0”書き込みにより、レベルL1の全セルデータをレベルL2に上昇させる。このレベルL2のデータもダミーデータである。
最後に通常データ領域の第3ページ書き込みの一つである、レベルL2からレベルL5への“0”書き込みと同じ条件の“0”書き込みで、レベルL2の全セルデータをレベルL5に上昇させる。
以上により、通常データ領域と同じ書き込みシーケンスを用いて、フラグデータ領域にはレベルL0とL5の二値データが書かれる。図1に示すように、最上位レベルL7の上に読み出しパス電圧Vreadが設定されるから、フラグデータ領域の2値データレベルは確実に読み出しパス電圧Vreadより低く設定され、従ってフラグデータの信頼性が高いものとなる。
次に通常データ領域とフラグデータ領域を同時に書き込む各ページ書き込みの詳細を、図6〜図8を参照して説明する。図6〜図8では、便宜上、各ページの書き込みシーケンスを互いに独立したものとして示している。実際の適用に当たっては、全ページデータをメモリチップにロードした後、第1ページ書き込みから第3ページ書き込みまで連続して行うという、シーケンスが用いられる。
図6は、第1ページ書き込みのシーケンスを示している。コマンド入力及びアドレス入力に続いて、書き込みデータ(通常データ及びフラグデータを含む)をセンスユニットSAUのデータラッチ12にロードして(ステップS1)、書き込み準備が完了する。データラッチ12の書き込みデータは、ベリファイ制御のために、データ記憶ノードDDAに転送されて保持される。
データラッチ12の保持する書き込みデータに基づいて、前述のように選択セルのチャネル電位制御が行われ、選択ワード線に書き込み電圧が印加されて、書き込み動作が行われる(ステップS2)。
書き込み電圧印加後、書き込みベリファイが行われる(ステップS3)。この書き込みベリファイは、通常データ領域、フラグデータ領域共に、ベリファイ読み出し電圧VR1を用いて、レベルL1への“0”書き込みを確認する動作である。
ベリファイ読み出しでは、“0”書き込み対応セルでは、データノードTDCは“H”レベルとなり、“1”書き込み(書き込み禁止)セルの場合、及び“0”書き込み不十分の場合、データノードTDCが“L”となる。これに対してデータノードDDAのデータをデータノードTDCに書き戻すことにより、データノードTDCは、“0”書き込みが不十分の場合のみ“L”レベルに設定することができる。
即ち“1”,“0”書き込みデータは、データノードDDAにそれぞれ“H”,“L”データとして保持されている。トランジスタQ11のドレイン電圧をVPRE=Vddとし、トランジスタQ17をオンにして書き戻しを行うと、“1”書き込みと“0”書き込み十分の場合、TDC=“H”となり、“0”書き込みが不十分の場合のみ、TDC=“L”となる。
このデータノードTDCの状態が、次の書き込みサイクルの書き込みデータとしてデータラッチ12に転送される。その書き込みデータは、再びデータ記憶ノードDDAに転送保持されて、書き込みが行われる。
書き込みが完了したか否かを判定するステップS4は、1ページ分のデータラッチ12がオール“1”になったか否かを検出するステップである。NOであれば、書き込み電圧印加と書き込みベリファイが繰り返される。1ページ全ての書き込みが完了すると、ベリファイチェック回路14によってこの1ページのオール“1”状態が検出され、書き込みシーケンスは終了する。
図7は、第2ページ書き込みのシーケンスであり、書き込みデータがロードされると(ステップS11)、その書き込みデータは、データラッチ12からデータ記憶ノードDDAに転送保持される。
第2ページ書き込みは、図1で説明したように、既に書かれている第1ページデータを参照して異なる書き込み条件を用いることが必要になる。そこで、既に書かれている第1ページデータをセルアレイからデータラッチ12に読み出す内部データロードが行われる(ステップS12)。この読み出された第1ページデータは例えば、データ記憶ノードDDBに転送保持される。
そして、データ記憶ノードDDAが保持する書き込みデータに従って、第2ページ書き込みが行われる(ステップS13)。書き込みベリファイは、ベリファイ電圧VR2を用いた第1ベリファイステップS14と、ベリファイ電圧VR3を用いた第2ベリファイステップS15とを要する。
第1ベリファイステップS14は、第1ページデータが“0”であって、レベルL2への“0”書き込みを確認するものであり、フラグデータの書き込みベリファイもこの条件で行われる。この第1ベリファイステップS14では、ベリファイ電圧VR2を用いるので、第2ベリファイステップS15でベリファイ電圧VR3により確認すべきデータは、ベリファイ対象から外す必要がある。そのために、データ記憶ノードDDBに保持した第1ページデータが用いられる。
この第2ベリファイステップで確認すべきデータをベリファイ対象から外す動作は、具体的には、データ記憶ノードDDBに保持した第1ページデータにより、ベリファイ読み出し後のデータノードTDCを強制的に放電させて、“L”レベル(即ち“1”データ)にする動作として行われる。このデータノードTDCの強制放電動作のためには、データ記憶ノードDDBに、“0”,“1”データを“L”,“H”データとして保持し、トランジスタQ12のドレイン電圧をVPRE=Vssに設定して、トランジスタQ18をオンにすることで行われる。
セルアレイからデータノードTDCへの読み出しデータは、“1”, “0”データがそれぞれ、“L”,“H”となるから、上述したTDC強制放電動作のためにデータ記憶ノードDDBが保持する第1ページデータは、セルアレイの読み出しデータとは論理反転する必要がある。この読み出しデータの論理反転は、次のようにして可能である。
まず読み出しデータをそのまま一旦データ記憶ノードDDBに転送保持し、データノードTDCを“H”レベル(=Vdd)にプリチャージした後、トランジスタQ12のドレイン電圧をVPRE=Vssとして、データ記憶ノードDDBのデータに応じてデータノードTDCを放電させる。このデータノードTDCのデータを、再度データラッチ12に転送し、データ記憶ノードDDBに転送保持する。これにより、読み出しデータを論理反転させたデータを、データ記憶ノードDDBに保持させることができる。
第1ベリファイステップS14の後、レベルL3への“0”書き込みを確認する第2ベリファイステップS15が行われる。この第2ベリファイステップは、データ記憶ノードDDAが保持する書き込みデータに従って、しきい値レベルL3に達していない書き込み不十分なセルに対してのみ再度“0”書き込みとする書き戻しが行われる。
そして、1ページ分のデータラッチ12がオール“1”になったか否かを判定する書き込み完了判定を行い(ステップS16)、書き込み完了が判定されるまで、以上の書き込みと書き込みベリファイを繰り返す。
図8は、第3ページ書き込みのシーケンスを示している。このシーケンスでは、既に書かれている第1ページ及び第2ページを参照して異なる書き込み条件を用いることが必要になる。そこで、第3ページ書き込みデータロード(ステップS21)の後、既に書かれている第2ページデータ、第ページデータを順次セルアレイから読み出す内部データロードが行われる(ステップS22及びS23)。
例えば、第3ページ書き込みデータは、データ記憶ノードDDAに転送保持され、第2ページデータ及び第1ページデータはそれぞれ、データ記憶ノードDDB及びDDCに転送保持される。
以上で書き込み準備が完了し、次にデータ記憶ノードDDAが保持する書き込みデータに従ってセルチャネル電位制御が行われ、書き込み電圧印加動作が行われる(ステップS24)。
書き込みベリファイは、第1及び第2ページデータの状態に応じて、ベリファイ電圧VR4,VR5,VR6及びVR7を用いた4ステップS25,S26,S27及びS28が必要となる。第1ベリファイステップS25は、(yz)=(01)なるレベルL3のセルに対する選択的な“0”書き込み(レベルL4書き込み)を、ベリファイ電圧VR4を用いて確認するものである。第2ベリファイステップS26は、(yz)=(00)なるレベルL2のセルに対する選択的な“0”書き込み(レベルL5書き込み)を、ベリファイ電圧VR5を用いて確認するものである。フラグデータ領域の第3ページ書き込みはこの条件である。
第3ベリファイステップS27は、(yz)=(10)なるレベルL1のセルに対する選択的な“0”書き込み(レベルL6書き込み)を、ベリファイ電圧VR6を用いて確認するものである。第4ベリファイステップS28は、(yz)=(11)なるレベルL0のセルに対する選択的な“0”書き込み(レベルL7書き込み)を、ベリファイ電圧VR7を用いて確認するものである。
第1ベリファイステップS25では、レベルL5−L7への“0”書き込みをベリファイ対象から外すことが必要である。このために、データ記憶ノードDDB及びDDCが記憶する第2及び第1ページデータ即ち、(yz)=(11),(10)及び(00)に従って、ベリファイ読み出しされたデータノードTDCを強制放電させる動作が行われる。
その詳細動作説明は省くが、先の第2ページ書き込みベリファイの場合と同様に、第2及び第1ページデータは必要に応じてレベル反転させてデータ記憶ノードDDB及びDDC等に保持する。そしてそれらのデータの組み合わせに従って、ベリファイ読み出し時のデータノードTDCを強制的に“L”にする動作が行われる。
以下同様に、第2ベリファイステップS26では、レベルL5を書き込む“0”書き込みのみをベリファイ対象とし、第3ベリファイステップS27では、レベルL6を書き込む“0”書き込みのみをベリファイ対象とするように、既書き込みページデータ(yz)によるベリファイ制御が行われる。第4ベリファイステップS28では、既書き込みデータによらず、レベルL7を書き込む“0”書き込みのみが対象となる。
これらのベリファイステップの後、書き込み完了判定が行われ(ステップS29)、書き込みが完了するまで、書き込み電圧印加とベリファイが繰り返される。以上により、フラグデータ領域には、レベルL0とL5をデータ“1”と“0”とする2値データが書かれる。
通常データ領域の8値データは、第3ページ、第2ページ、第1ページの順に読み出される。第3ページデータは、レベルL3とL4の間に設定された読み出し電圧R4を用いて、読み出すことができる。フラグデータ領域の2値データは、この第3ページデータと同じ読み出し条件で読み出すことができる。
セルアレイからセンスユニットまでの読み出し動作は、1セクタ単位(1ページ単位)で同時に、従って通常データ領域もフラグデータ領域も同時に行われる。しかし、読み出しデータの外部入出力端子への出力動作としては、カラム選択によって、フラグデータのみを出力することができる。即ちカラム制御によって、通常データ領域のデータ書き換えが許容されているかどうかを示すフラグ情報のみを外部に読み出すことが可能である。
通常データ領域の第2ページデータ読み出しには、2回の読み出し動作を必要とする。即ち第3ページデータが“1”であるセルについて、レベルL1とL2の間設定された読み出し電圧R2を用いた第1の読み出し動作で、“1”データとして読み出されるレベルL0及びL1を第2ページデータ=“1”とし、“0”データとして読み出されるレベルL2及びL3を第2ページデータ=“0”とする。また第3ページデータが“0”であるセルについて、レベルL5とL6の間に設定された読み出し電圧R6を用いた第2の読み出し動作で、“1”データとして読み出されるレベルL4及びL5を第2ページデータ=“0”とし、“0”データとして読み出されるレベルL6及びL7を第2ページデータ=“1”とする。
第3ページデータ読み出しには、次の4回の読み出し動作を必要とする。即ち、(xy)=(11)のセルに対して、レベルL0,L1の間に設定された読み出し電圧R1を用いてこれらのレベル間を分離する第1読み出し動作、(xy)=(10)のセルに対して、レベルL2,L3の間に設定された読み出し電圧R3を用いてこれらのレベル間を分離する第2読み出し動作、(xy)=(00)のセルに対して、レベルL4,L5の間に設定された読み出し電圧R5を用いてこれらのレベル間を分離する第3読み出し動作、及び(xy)=(01)のセルに対して、レベルL6,L7の間に設定された読み出し電圧R7を用いてこれらのレベル間を分離する第4読み出し動作である。
図9は、フラグデータ領域の別の書き込み法を示している。第1ページ書き込みは、“1”書き込み(書き込み禁止)とし、消去状態のしきい値レベルL0を維持する。第2ページ書き込みは、通常データ領域でのレベルL0からL3への“0”書き込みと同じ条件で“0”書き込みを行う。このレベルL3はダミーデータとなる。
第3ページ書き込みは、通常データ領域でのレベルL3からL4への“0”書き込みと同じ条件で、レベルL3の全セルをレベルL4にする“0”書き込みを行う。これにより、フラグデータ領域に、レベルL0とL4をそれぞれデータ“1”と“0”とする2値データが書かれる。
このフラグデータ領域の2値データの上位レベルはL4であり、図1の例より更に低くなる。またこの2値データは、通常データ領域の第3ページデータと同じ読み出し電圧R4を用いた読み出し動作で読み出すことができる。
図10は、フラグデータ領域の更に別の書き込み法を示している。第1ページ書き込みは、通常データ領域での“0”書き込みと同じ条件で“0”書き込みを行う。この書き込みレベルL1はダミーデータとなる。第2ページ書き込みは、“1”書き込み(書き込み禁止)とし、しきい値レベルL1を維持する。
第3ページ書き込みは、通常データ領域でのレベルL1からL6への“0”書き込みと同じ条件で、レベルL1の全セルをレベルL6にする“0”書き込みを行う。これにより、フラグデータ領域に、レベルL0とL6をそれぞれデータ“1”と“0”とする2値データが書かれる。
このフラグデータ領域の2値データの上位レベルはL6であり、図1の例よりは高いが、レベルL7の下にあり、読み出し電圧Vreadとの間のマージンは十分である。またこの2値データも、通常データ領域の第3ページデータと同じ読み出し電圧R4を用いた読み出し動作で読み出すことができる。
[4値データ記憶の場合]
通常データ領域が4値データ記憶を行う場合、そのデータビット割り付けと書き込み法は図11のようになる。図11にはこのときのフラグデータ領域のデータ状態と書き込み法を併せて示している。
4値データは、最下位しきい値電圧レベルL0から、レベルL1,L2及びL3までの4レベルにより記憶される。これらの4レベルL0,L1,L2及びL3に対して、第2ページ(上位ページ)データ“y”と第1ページ(下位ページ)データ“z”により表される4値データ(yz)が、(11),(10),(00)及び(01)のように割り付けられる。
4値データ書き込みは、第1ページ書き込み、第2ページ書き込みの順に行われる。その書き込み法は、8値データの場合のそれと同じであるので、詳細説明は省く。
フラグデータ領域の2値データ書き込みは、4値データ書き込みの第1ページ書き込みと同じ条件でのレベルL0からL1への“0”書き込み(ダミー書き込み)と、そのダミー書き込みセルに対する、第2ページデータ書き込みの一つであるレベルL1からL2への“0”書き込みと同じ条件での“0”書き込みとにより行われる。
4値記憶の場合、図11に示すように、読み出しパス電圧Vreadは、最上位しきい値レベルL3の上に設定される。フラグデータ領域の2値データは、レベルL0,L2をそれぞれ“1”,“0”とするものであり、読み出しパス電圧Vreadに対するマージンを十分に大きくとることができる。
[16値データ記憶の場合]
通常データ領域が16値データ記憶を行う場合、そのデータビット割り付けと書き込み法は図12のようになる。図13にはこのときのフラグデータ領域のデータ状態と書き込み法を示している。
16値データは、最下位しきい値電圧レベルL0から、レベルL1−L15までの16レベルにより記憶される。これらの16レベルL0−L15に対して、4ページデータが割り付けられる。即ち、レベルL0−L15について、第4ページデータ“w”、第3ページデータ“x”、第2ページデータ“y”、第1ページデータ“z”により表される16値データ(wxyz)が、そのレベルの低い方から順に、(1111),(1110),(1100),(1101),(1001),(1000),(1010),(1011),(0011),(0010),(0000),(0001),(0101),(0100),(0110),(0111)のように割り付けせられる。
16値データは、第1ページ、第2ページ、第3ページ、第4ページの順に書き込まれる。その書き込み法は、先に説明した8値記憶のそれをそのまま拡張したものである。即ち第1ページから第3ページ書き込みまでは、先の8値データの場合と同じであり、これらに更に第4ページ書き込みが加わる。
第4ページ書き込みは、8つの書き込みモードを持つ。即ち、レベルL8,L9,L10,L11,L12,L13,L14及びL15の書き込み状態を確認するためのベリファイ電圧VR8,VR9,VR10,VR11,VR12,VR13,VR14,VR15を用いた“0”書き込みベリファイが必要となる。そして、第4ページ書き込みベリファイの制御には、既に書かれている第1乃至第3ページデータを読み出して参照することが必要になる。
この16値データの読み出し動作は、次のようになる。第4ページデータは、しきい値レベルL7とL8の間に設定された読み出し電圧R8を用いて読み出される。第3ページデータは、しきい値レベルL3とL4の間に設定された読み出し電圧R4を用いた第1の読み出しと、しきい値レベルL11とL12の間に設定された読み出し電圧R12を用いた第2の読み出しとにより読み出される。
第2ページデータは、しきい値レベルL1とL2の間に設定された読み出し電圧R2を用いた第1の読み出し、しきい値レベルL5とL6の間に設定された読み出し電圧R6を用いた第2の読み出し、しきい値レベルL9とL10の間に設定された読み出し電圧R10を用いた第3の読み出し、及びしきい値レベルL13とL14の間に設定された読み出し電圧R14を用いた第4の読み出しにより読み出される。
第1ページデータは、しきい値レベルL0とL1の間に設定された読み出し電圧R1を用いた第1の読み出し、しきい値レベルL2とL3の間に設定された読み出し電圧R3を用いた第2の読み出し、しきい値レベルL4とL5の間に設定された読み出し電圧R5を用いた第3の読み出し、しきい値レベルL6とL7の間に設定された読み出し電圧R7を用いた第4の読み出し、しきい値レベルL8とL9の間に設定された読み出し電圧R9を用いた第5の読み出し、しきい値レベルL10とL11の間に設定された読み出し電圧R11を用いた第6の読み出し、しきい値レベルL12とL13の間に設定された読み出し電圧R13を用いた第7の読み出し、及びしきい値レベルL14とL15の間に設定された読み出し電圧R15を用いた第8の読み出しにより読み出される。
またこの場合の2値データは、第4ページデータ読み出しと同じ条件、即ち読み出し電圧R8を用いて読み出される。
図5に示したセンスユニットSAUは、8値データ書き込みまで対応できるものとして示しており、16値データ記憶に適用するためには、データ記憶ノードDDA,DDB,DDCの他に更にもう一つのデータ記憶ノードを併設することが必要である。
16値データの第4ページ読み出しは、しきい値レベルL7とL8の間に設定された読み出し電圧R8を用いて行われる。第3ページ読み出しには、第4ページデータを参照して、レベルL3とL4の間に設定された読み出し電圧R4を用いた読み出しと、レベルL11とL12の間に設定された読み出し電圧R12を用いた読み出しの2回の読み出し動作を要する。
第2ページ読み出しには、第3,4ページデータを参照して、レベルL1とL2の間に設定された読み出し電圧R2を用いた読み出し、レベルL5とL6の間に設定された読み出し電圧R6を用いた読み出し、レベルL9とL10の間に設定された読み出し電圧R10を用いた読み出し、レベルL13とL14の間に設定された読み出し電圧R14を用いた読み出しの4回の読み出し動作を要する。
更に第1ページ読み出しには、読み出し電圧R1,R3,R5,R7,R9,R11,R13及びR15を用いた8回の読み出し動作を必要とする。
通常データ領域が図12に示す16値データの場合、フラグデータ領域には図13に示すように、通常データ領域の第1乃至第4ページ書き込みと同じ書き込みステップを経て、2値データを書き込む。第1ページの“0”書き込みでレベルL1を書き込み、第2ページの一つの“0”書き込みと同じ条件でレベルL1のセルにレベルL2を書き込み、第3ページの一つの“0”書き込みと同じ条件でレベルL2のセルにレベルL5を書き込む。ここまでは、図1で説明した8値記憶の場合と同じである。
この後更に第4ページの一つの“0”書き込みと同じ条件、即ちレベルL5のセルにベリファイ電圧VR11を用いて選択的にレベルL11を書き込むのと同じ条件で、フラグデータ領域ではレベルL5の全セルにレベルL11を書き込む。以上のように、第1乃至第3ページの“0”書き込みによるレベルL1,L2,L5をダミーデータとして、最終的にレベルL11を2値データ“0”として書き込む。消去状態L0が2値データ“1”である。
フラグデータ領域の読み出しは、通常データ領域の第4ページデータ読み出しと同じ条件、即ちしきい値レベルL7とL8の間に設定された読み出し電圧R8を用いた読み出し動作となる。
[書き込みデータ制御]
図1の8値データ記憶の場合について代表的に説明した書き込みシーケンスは、便宜上ページ毎に独立したものとして、図6〜図8に示した。しかし実際のデータ書き込みは、8値データ記憶の場合、3ページ分の書き込みデータを1ページずつメモリチップに順次ロードした後、3ページ分の書き込みが連続的に実行される。
フラグデータ領域は2値データであるので、外部から供給すべき書き込みデータは1ページ分のみである。しかしこの実施の形態においては、図1で説明したようにフラグデータも3ページデータとしてメモリチップに与えることが必要となる。2値データである外部のフラグデータを、あたかも8値データのように3ページデータに変換する操作は、例えばメモリチップに書き込みデータを供給する外部コントローラにおいて行うことができる。
図14はその様な外部コントローラでの書き込みデータ操作例を示している。外部コントローラに供給される書き込みデータは、データ分離部21で通常データとフラグデータとに分離される。前述のように、通常データ領域とフラグデータ領域とがカラムアドレスにより区別されているとすれば、このデータ分離はカラムアドレスに従って行うことができる。
通常データは、ページ単位で順次にフラッシュメモリチップに供給される。第1,第2及び第3ページデータは、メモリチップではデータラッチ13にロードされた後、例えばデータ記憶ノードDDA,DDB,DDCに転送されて一時保持される。
フラグデータとして外部から供給されるのは、図1の例でいえば例えば第3ページデータに相当する2値データである。従って、データ判定部22で第3ページデータであるか否かが判断され、第3ページデータであれば、データ保持部23に一旦保持される。
フラグデータには第1及び第2ページデータはない(即ちオール“1”状態)から、このデータ判定部23は、“0”データがあるか否かで判定することができる。そして、第1及び第2ページデータは、データ生成部24において第3ページデータを参照して、生成する。
具体的にデータ生成部24は、フラグデータ対応のオール“1”データの所定のビットを“0”に反転させればよい。即ちフラグデータの第1及び第2ページデータに相当するオール“1”データ部分について、第3ページデータの“0”に対応するビットを“0”に反転させれば、図1に示した例におけるフラグデータの第1及び第2ページデータが得られる。こうして得られる3ページ分のフラグデータが、フラッシュメモリチップに順次供給されることになる。
なお、通常データ領域とフラグデータ領域とはカラムアドレスで区別されるから、一括消去の後、互いに独立に書き込みを行うことができる。即ち、通常データ領域のみの書き込みには、フラグデータ領域をオール“1”データ状態(書き込み禁止状態)にすればよく、フラグデータ領域のみの書き込みには、通常データ領域をオール“1”データ状態(書き込み禁止状態)とすればよい。
実施の形態によるフラッシュメモリの通常データ領域(8値データ)とフラグデータ領域(2値データ)のしきい値電圧分布、データビット割り付け及び書き込み法を示す図である。 実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの機能ブロック構成を示す図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイの構成を示す図である。 同メモリセルアレイの通常データ領域とフラグデータ領域を示す図である。 同フラッシュメモリのセンスユニット構成を示す図である。 同フラッシュメモリの8値記憶の場合の第1ページ書き込みのシーケンスを示す図である。 同じく第2ページ書き込みのシーケンスを示す図である。 同じく第3ページ書き込みのシーケンスを示す図である。 フラグデータ領域の2値データの他の書き込み法を示す図である。 フラグデータ領域の2値データの他の書き込み法を示す図である。 他の実施の形態によるフラッシュメモリの通常データ領域(4値データ)とフラグデータ領域(2値データ)のしきい値電圧分布、データビット割り付け及び書き込み法を示す図である。 他の実施の形態によるフラッシュメモリの通常データ領域(16値データ)のしきい値電圧分布、データビット割り付け及び書き込み法を示す図である。 同実施の形態によるフラッシュメモリのフラグデータ領域(2値データ)のしきい値電圧分布、データビット割り付け及び書き込み法を示す図である。 外部コントローラによる書き込みデータ制御法を示す図である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…センスアンプ回路、4…カラムデコーダ、5…入出力バッファ、6…アドレスレジスタ、7…内部コントローラ、8…制御電圧発生回路、9…データバス、MC0−MC31…メモリセル、S1,S2…選択ゲートトランジスタ、NU…NANDセルユニット、WL0−WL31…ワード線、BLe,BLo…ビット線、SAU…センスユニット、11…データ一時記憶回路、12,13…データラッチ、14…ベリファイチェック回路、PDC,SDC,TDC,DDA,DDB,DDC…データ記憶ノード。

Claims (8)

  1. しきい値電圧により規定されるデータを記憶するメモリセルが配列されたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセルアレイの第1の領域に複数の書き込みステップで多値データが書き込まれ、
    前記メモリセルアレイの第2の領域に前記多値データと同じ複数の書き込みステップでかつそれらのビットデータに従ってしきい値レベルが制御される第1論理状態と第2論理状態により定義される2値データが書き込まれる
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記2値データの第1論理状態と第2論理状態のしきい値レベルは、前記多値データのしきい値レベル分布の中央値を挟むように設定され、2値データ読み出しは、多値データの最上位ページデータ読み出しに適用される読み出し電圧を用いて行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記多値データは、低い方から順にL0,L1,L2,L3,L4,L5,L6及びL7のしきい値レベルで規定される、3ページデータからなる8値データであって、消去状態で全てのセルはしきい値レベルL0にあり、
    第1の領域の8値データは、第1ページ書き込みでレベルL0のセルに選択的にレベルL1が書き込まれ、第2ページ書き込みでレベルL0とL1にあるセルに選択的にそれぞれレベルL3とL2が書き込まれ、第3ページ書き込みでレベルL0,L1,L2及びL3にあるセルに選択的にそれぞれレベルL7,L6,L5及びL4が書き込まれ、
    第2の領域の2値データは、レベルL0を第1論理状態とし、8値データのための最初の第1及び第2ページ書き込みをダミー書き込みステップとする第1乃至第3ページ書き込みによってレベルL0のセルに選択的にレベルL4,L5,L6のいずれかが第2論理状態として書き込まれる
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1の領域の8値データは、
    第3ページデータが、しきい値レベルL3とL4の間に設定された読み出し電圧を用いて読み出され、
    第2ページデータが、第3ページデータを参照して、しきい値レベルL1とL2の間に設定された読み出し電圧を用いた第1の読み出しとしきい値レベルL5とL6の間に設定された読み出し電圧を用いた第2の読み出しとにより読み出され、
    第1ページデータが、第2及び第3ページデータを参照して、しきい値レベルL0とL1の間に設定された読み出し電圧を用いた第1の読み出し、しきい値レベルL2とL3の間に設定された読み出し電圧を用いた第2の読み出し、しきい値レベルL4とL5の間に設定された読み出し電圧を用いた第3の読み出し、及びしきい値レベルL6とL7の間に設定された読み出し電圧を用いた第4の読み出しにより読み出され、
    前記第2の領域の2値データは、前記第1の領域の第3ページデータ読み出しと同じ条件で読み出される
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記多値データは、低い方から順にL0,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11,L12,L13,L14及びL15のしきい値レベルで規定される、4ページデータからなる16値データであって、消去状態で全てのセルはしきい値レベルL0にあり、
    第1の領域の16値データは、第1ページ書き込みでレベルL0のセルに選択的にレベルL1が書き込まれ、第2ページ書き込みでレベルL0とL1にあるセルに選択的にそれぞれレベルL3とL2が書き込まれ、第3ページ書き込みでレベルL0,L1,L2及びL3にあるセルに選択的にそれぞれレベルL7,L6,L5及びL4が書き込まれ、第4ページ書き込みでレベルL0,L1,L2,L3,L4,L5,L6及びL7にあるセルに選択的にそれぞれレベルL15,L14,L13,L12,L11,L10,L9及びL8が書き込まれ、
    第2の領域の2値データは、レベルL0を第1論理状態とし、16値データのための最初の第1乃至第3ページ書き込みをダミー書き込みステップとする第1乃至第4ページ書き込みによってレベルL0のセルに選択的にレベルL8,L9,L10,L11,L12,L13,L14のいずれかが第2論理状態として書き込まれる
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1の領域の16値データは、
    第4ページデータが、しきい値レベルL7とL8の間に設定された読み出し電圧を用いて読み出され、
    第3ページデータが、しきい値レベルL3とL4の間に設定された読み出し電圧を用いた第1の読み出しと、しきい値レベルL11とL12の間に設定された読み出し電圧を用いた第2の読み出しとにより読み出され、
    第2ページデータが、しきい値レベルL1とL2の間に設定された読み出し電圧を用いた第1の読み出し、しきい値レベルL5とL6の間に設定された読み出し電圧を用いた第2の読み出し、しきい値レベルL9とL10の間に設定された読み出し電圧を用いた第3の読み出し、及びしきい値レベルL13とL14の間に設定された読み出し電圧を用いた第4の読み出しにより読み出され、
    第1ページデータが、しきい値レベルL0とL1の間に設定された読み出し電圧を用いた第1の読み出し、しきい値レベルL2とL3の間に設定された読み出し電圧を用いた第2の読み出し、しきい値レベルL4とL5の間に設定された読み出し電圧を用いた第3の読み出し、しきい値レベルL6とL7の間に設定された読み出し電圧を用いた第4の読み出し、しきい値レベルL8とL9の間に設定された読み出し電圧を用いた第5の読み出し、しきい値レベルL10とL11の間に設定された読み出し電圧を用いた第6の読み出し、しきい値レベルL12とL13の間に設定された読み出し電圧を用いた第7の読み出し、及びしきい値レベルL14とL15の間に設定された読み出し電圧を用いた第8の読み出しにより読み出され、
    前記第2の領域の2値データは、前記第1の領域の第4ページデータ読み出しと同じ条件で読み出される
    ことを特徴とする請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記メモリセルアレイは、直列接続された複数のメモリセルを有するNANDセルユニットを配列して構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第2の領域の2値データは、前記第1の領域のデータ書き換えが許可されるか否かを知らせるフラグデータである
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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