JP2006275248A - 給水栓の弁装置 - Google Patents

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崇宏 須藤
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Abstract

【課題】
弁装置の本体を共用しつつ使用形態に応じた吐止水が可能な弁装置としてコスト削減を行うことのできる給水栓の弁装置を提供すること。
【解決手段】
吐出孔16,18が設けられたハウジング10と、ハウジング10内に回動可能に配設され吐出孔16,18に整合可能な連通孔48,50が開設されるとともに連通孔48,50に流路が連なる流入口45が設けられたスピンドル40とが備えられ、スピンドル40に取り付けられた水栓ハンドルを操作することにより、吐出孔16,18と連通孔48,50が連通されて吐水が行われる弁装置1であって、ハウジング10の溝34内の当接部35とスピンドル40に着脱自在に係合されるとともに当接部35に当接することによりスピンドル40の回動が規制される被当接部74が備えられたガイド部材70とを備え、被当接部74を吐出孔18が開口されないようにスピンドル40の回動範囲を規制する長さに形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、吐水量を調節したり吐止水を行うための給水栓の弁装置に関する。
従来、湯や水の吐水量を調節したり、吐止水を行うための給水栓の弁装置が知られている。例えば、シャワー・吐水口の二つの吐水形態が可能な切換弁装置では、図13及び図14に示すように、複数の吐出孔16,18が周壁に設けられた円筒状のハウジング10と、このハウジング10内に回動可能に配設されて吐出孔16,18に整合する連通孔48,50が開設されるとともにこの連通孔48,50に流路が連なる流入口45が一端部に設けられたスピンドル40とが備えられ、このスピンドル40の先端に取り付けられた切換ハンドルを操作することにより、ハウジング10の溝34内の当接部35にガイド部材90の被当接部92が当接されることにより位置決めがなされて複数の吐出孔16,18のいずれかに連通孔48,50が整合し、それぞれの吐出孔16,18が連通するシャワー又は吐水口(カラン)からの吐水が切換可能とされるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−360873号公報(図1)
従来の給水栓では、給水栓の使用環境に応じて特定の吐水形態の使用を停止する場合には、弁装置94自体を取り換える必要があった。例えば、海水浴場のシャワー施設に設置される給水栓では、オフシーズンにおいては従業員が吐水口からの吐水をバケツにためて他の場所の清掃などに利用するなど、シャワー及び吐水口の双方を使用するが、一方、夏の海水浴シーズンにおいては海水浴場の利用客にシャワーのみを使用させることとしたい。このような場合に、上記したような従来のシャワー・吐水口の切換弁装置をあらかじめ設置している場合、海水浴シーズンには、給水栓内の切換弁装置を取り外してシャワー用の吐出孔のみが開設されシャワーのみの吐水が可能な止水弁装置を取り付ける必要がある。
また、これとは逆に、一定期間シャワーのみを使用不能とし、吐水口からのみ吐水を可能としたい場合もある。あるいは、浄水・水道水の切換が可能な給水栓において、一定期間浄水又は水道水のいずれかの吐水を停止したい場合もある。また、一定期間内において、一切の吐水を停止しておきたい場合もある。これらの場合にも、上記と同様に、それぞれの吐水の制限に対応した弁装置に取り換える必要があった。また、吐水を停止することまではしないが、特定の吐水形態時の最大吐水量を抑えたい場合にも、吐出孔の開口面積を小さくした別の弁装置に取り換える必要があった。
このため、使用態様を定期的に変更する利用者側から見れば、給水栓の使用態様に応じた複数の弁装置を揃えておく必要があり、経済的ではなかった。また、給水栓の設置業者側からみれば、弁装置自体を取り換える必要があるので、取り換え作業が繁雑であった。また、使用形態に応じた複数の弁装置を在庫しておかなくてはならず、在庫コストが嵩む要因となっていた。また、弁装置の製造業者からみれば、使用態様に応じた複数の弁装置の金型などが必要となり弁装置の製造コストが嵩む要因となっていた。
本発明は上記した従来の給水栓の弁装置の問題点を解消するものであり、弁装置の本体を共用しつつ使用形態に応じた吐止水が可能な弁装置として、コスト削減を行うことのできる給水栓の弁装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の給水栓の弁装置は、吐出孔が周壁に設けられた円筒状のハウジングと、該ハウジング内に回動可能に配設されて前記吐出孔に整合可能な連通孔が開設されるとともに該連通孔に流路が連なる流入口が一端側に設けられたスピンドルとが備えられ、前記スピンドルの他端側に取り付けられた水栓ハンドルを操作することにより、前記吐出孔と前記連通孔が連通されて、吐水部から吐水が行われる給水栓の弁装置であって、前記ハウジング側又は前記スピンドル側の一方に設けられた当接部と、他方に着脱自在に係合されるとともに前記当接部に当接することにより前記スピンドルの回動が規制される被当接部が備えられたガイド部材と、が備えられ、前記ガイド部材の前記被当接部は、前記吐出孔が少なくとも全開口されないように前記スピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されたことを特徴とする給水栓の弁装置(請求項1)である。
ハウジングに対して回動自在に設けられたスピンドルに連通孔が設けられ、スピンドルを回動して、この連通孔がハウジング側の吐出孔と整合する位置に移動されることによって、スピンドルの流路から流入される湯水などをこの吐出孔から排出し、この吐出孔の先に連なるシャワーや吐水口などの吐水部から吐水を行わせる弁装置である。スピンドルの回動範囲は、ハウジング側又はスピンドル側の一方に設けられた当接部と、これらの他方に着脱自在に係合されるガイド部材に設けられた被当接部が当接されることにより規制される。本発明では、ガイド部材は着脱自在に設けられており、被当接部の長さなどが異なるガイド部材に取り換えるだけでスピンドルの回動範囲を変更することができる。「給水栓」には、シャワー付給水栓、浄水器付の給水栓、あるいは単水栓など全ての給水栓を含むものである。
「当接部」「被当接部」は、スピンドルの回動が規制されるように当接可能であればその形状は特に限定されない。例えば、当接部は、ハウジング側に形成された突起とし、被当接部はガイド部材に設けられた突起として、ガイド部材の突起の位置を異ならせたガイド部材に取り換えることにより、従前のガイド部材を取り付けた場合とはスピンドルの回動範囲を異ならせることができる。また、当接部は、ハウジング側に設けられた円弧状の溝の端部であり、被当接部は、この溝内に収容可能な円弧状の突条とすることもできる(請求項4)。円弧状の突条をハウジング側に設け、ガイド部材の被当接部としてガイド部材に円弧状の溝に設けた端部を利用することとしても良い。
また、ガイド部材は、スピンドル側に着脱自在に取り付けられるものだけではなく、ハウジング側に取り付けられるものでも良い。また、被当接部は、吐出孔が少なくとも全開口されないようにスピンドルの回動範囲を規制する形状とされており、例えば、スピンドルを最も回動した場合でも吐出孔の一部のみが開口されるように規制して、最大吐水量を少なくするために用いられたり、または、吐出孔が一切開口されないようにスピンドルの回動を規制して、吐水を停止させるために用いるものでも良い。
また、ハウジングには吐出孔が複数設けられ、ガイド部材の被当接部は、これらの複数の吐出孔のうち一つの吐出孔が開口不能とされるようにスピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されるものでも良い(請求項2)。
例えば、浄水器付の給水栓に本弁装置を用いる場合には、給水栓設置後に浄水が不要となった場合などには、浄水側の吐出孔を開口不能とするガイド部材に取り換えるだけで良く、極めて簡便に浄水の吐水が行われないようにすることができる。
また、例えば、ハウジングには、吐水口に連通する吐出孔と、シャワー装置に連通する吐出孔とが設けられ、ガイド部材の被当接部は、これらの吐出孔のうちの一つの吐出孔が開口不能とされるようにスピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されるものとしても良い(請求項3)。
このような弁装置では、必要に応じて、簡便に、吐水口又はシャワー装置からの吐水が行われないようにすることができる。
本発明は上記のように、着脱自在なガイド部材の被当接部が、ハウジングの吐出孔が少なくとも全開口されないようにスピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されており、被当接部の長さなどが異なるガイド部材に取り換えるだけでスピンドルの回動範囲を変更することができるので、特定の吐水が行われないようにしたり、最大流量を制限することを極めて簡便に行うことができる。
次に、本発明の給水栓の弁装置の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の弁装置1は、図示は省略するが、吐水口とシャワー装置からの吐水を行う湯水混合水栓に取り付けられ、吐水口とシャワー装置からの吐水を切り換える切換弁装置である。この弁装置1には、ハウジング10と、ハウジング10内に回動自在に装着されたスピンドル40と、スピンドル40に係合して取り付けられたガイド部材70とが備えられている。また、スピンドル40には、上記した吐水口とシャワー装置からの吐水の切換を行うために、切換ハンドル(図示省略)が取り付けられている。
図1及び図2に示すように、ハウジング10は円筒状に形成されており、その一端側には、混合弁装置(図示省略)において湯・水が適宜の温度に混合された混合水が流入される流路に接続される開口部12が開口されている。また、他端側には、スピンドル40の先端部46が回動可能に保持される開口部14が開口されている。
ハウジング10の周壁には、ハウジング10の軸心方向にそれぞれ並設された2つの吐出孔16、18が計4つ開設されている。吐出孔16と吐出孔18は、ハウジング10の周方向に異なる位置に設けられている。また、ハウジング10の外周面には、これらの吐出孔16、18の間、吐出孔16の外側、及び吐出孔18の外側に、シール部材2が装着されており、吐出孔16、18周りのハウジング10と、ハウジング10が収容される水栓本体の流路(図示省略)との水密がなされている。
また、ハウジング10の内部には、スピンドル40との間に、スピンドル40の軸心方向に連接して第1スリーブ22と第2スリーブ24とが装着されている。第1スリーブ22は、吐出孔18の内側回りを覆う形状に形成されており、吐出孔18と対応する位置に吐出孔18と同形状の通水孔23が開設され、開口部12側に装着されている。また、第2スリーブ24は、吐出孔16の内側回りを覆う形状に形成されており、吐出孔16と対応する位置に吐出孔18と同形状の通水孔(図示省略)が開設され、開口部14側に装着されている。また、これらの通水孔の周囲には、それぞれ、ハウジング10内周面とそれぞれのスリーブ22、24との水密がなされるシール部材3が装着されている。
第2スリーブ24の開口部12側端部には係止部26が設けられており、この係止部26が、ハウジング10内周面に形成された係止部20に係止されて、ハウジング10の軸心方向及び周方向における第2スリーブ24の位置決めがなされている。また、この位置決めされた第2スリーブ24によって、第1スリーブ22の位置決めもなされる。なお、第1スリーブ22は、リング27を介して、後述するスピンドル40の基端部に設けられたフランジ42によって抜け止めがなされている。
ハウジング10の開口部14側には、小径部28が突設されている。小径部28には、後述するようにガイド部材70の係合半円筒部72がその外周面に装着される。また、小径部28の外周面には、係合半円筒部72の係合部73が係合される溝(図示省略)が小径部28の軸心方向に沿って、小径部28の軸心を挟んでほぼ対向する位置に形成されている。吐水口側及びシャワー装置側の中間位置、すなわちいずれからの吐水も行われない切換ハンドルの位置では、この係合部73が溝に係止されており、この位置に切換ハンドルが回動操作された際に、切換ハンドルの操作感に抵抗を与えることにより、切換ハンドルの止水操作位置を明確に感知できるように構成されている。
また、図1及び図3に示すように、この小径部28の奥端側に形成された段部33の端面の上方寄りには、ハウジング10の軸心周りに約244度の角度の範囲で円弧状に形成された溝34が形成されており、この溝34内に、後述するガイド部材70の被当接部74が移動可能に収容されている。そして、スピンドル40の回動に伴って回動するガイド部材70の被当接部74が溝34の両端部の当接部35によって当接されることにより、スピンドル40の回動が規制されることになる。
次いでスピンドル40について説明する。スピンドル40には、ハウジング10内にほぼ収容される基端部44と、切換ハンドルが周方向において噛合する先端部46とが備えられている。基端部44の端部の流入口45には、上記したようにフランジ42が周設されている。基端部44はスリーブ22、24内に収容されており、その周壁には、基端部44の軸心方向にそれぞれ並設された2つの連通孔48、50が計4つ開設されており、吐出孔16、18と同じ間隔でかつ吐出孔16,18と同じ形状に形成されており、スピンドル40が回動された際に吐出孔16又は吐出孔18と重なりあって、吐出孔16,18が全て開口可能な形状、配置に形成されている。また、連通孔48,50は、スピンドル40の基端部44の周方向に異なる位置に設けられている。
本例では、ハウジング10に対してスピンドル40が適切な位置決めをなされて取り付けられた時には、スピンドル40先端側から見て、スピンドル40の回動操作における吐水口側とシャワー装置側の中立位置から左回りに約90度スピンドル40を回動させた時に、吐出孔18と連通孔50が完全に整合して、吐水口から最大量の吐水を得ることができるように設けられている。そして、中立位置から右回りに約90度スピンドル40を回動させたときに、吐出孔16と連通孔48が完全に整合して、シャワー装置から最大量の吐水を得ることができるように設けられている。
また、先端部46の基端側外周面には、前述したシール部材3とともに、スピンドル40先端方向におけるハウジング10内周面と先端部46外周面との水密を図るシール部材4が装着されている。そして、このシール部材4が装着された部位よりも先端寄りの先端部46外周面には、その軸心方向に沿ってセレーション52が刻設されている。このセレーション52の中途部分には、Eリング54が装着される溝56が周設されており、このEリング54によって、後述するように、セレーション52に噛合されたガイド部材70のスピンドル40に対する抜け止めがなされている。
そして、ガイド部材70は、その被当接部74がハウジング10の溝34に挿嵌されて取り付けられている。図2に示すように、ガイド部材70は、ほぼ円筒状の全体形状に形成されている。円筒状の基体部76の内周面には、前述したスピンドル40のセレーション52に噛合するセレーション78が刻設されている。このセレーション78が刻設された基体部76内周面の下方側の部位には、基体部76の軸心に沿って突条80が突設されている。この突条80が、スピンドル40の先端部46の外周面の下方に、その軸心に沿って形成された溝47に嵌合されることにより、スピンドル40の周方向におけるガイド部材70の位置決めがなされる。
また、基体部76の一端側のほぼ下半部分には、前述した係合半円筒部72が突設されており、この係合半円筒部72の両端には、膨出された係合部73が形成されている。係合半円筒部72は、その中心部分のみが基体部76に連設されており、係合半円筒部72の両端側は、弾性的に可撓可能に形成されている。したがって、ハウジング10の溝47に係合され、スピンドル40の回動に伴ってガイド部材70が回動されるときには、抵抗感を持たせる感触を与えることができる。
また、基体部76の上半部分には、円弧状の被当接部74が突設されている。図3にも示すように、被当接部74は、ガイド部材70の軸心周りに約154度の範囲に形成されている。そして、突条80と溝47の嵌合によりスピンドル40に対して適切に位置決めされた状態のガイド部材70において、被当接部74は、スピンドル40の先端方向から見て、ハウジング10の溝34の中央位置から左に約32度、右に約122度の角度の範囲に位置されるように設けられている。よって、図3に示すように、被当接部74は、ガイド部材70がスピンドル40に対して適切な位置決めがされて取り付けられた状態では、被当接部74の右端が溝34の右端の当接部35に当接された状態となり、右回りには一切回動させることができない。よって、このガイド部材70が装着されることによって、連通孔48を吐出孔16と整合させることが不能となり、したがって、シャワー装置からの吐水を行わせないようにすることができる。一方、左回りには、被当接部74の左端が溝34の左端の当接部35に当接するまで、約90度の範囲で回動させることができ、左回りにスピンドル40を最大に回動させた時には、連通孔50と吐出孔18とが完全に整合し、吐水口からは最大量の吐水を得ることができる。
このように、弁装置1では、被当接部74の一方端が延長され、弁装置1本体に対して着脱自在なガイド部材70に取り換えるだけで、本来は吐水口及びシャワー装置からの吐水が可能である弁装置1について、吐水口からの吐水は従来通りに行うことができる一方、シャワー装置からの吐水は行うことができなくなるようにすることができる。
本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態とは逆に、シャワー装置からのみ吐水可能とし吐水口からは吐水を行わせたくない場合には、突条80と溝47の嵌合によりスピンドル40に対して適切に位置決めされた状態のガイド部材82において、スピンドル40先端側から見て溝34の中央位置から左に約122度、右には約32度の角度の範囲にまで被当接部74を延設したガイド部材82を用意して取り付ければよい。このようにしたガイド部材82を取り付けると、弁装置1は、図4〜図6に示すようにスピンドル40を右回りに回動させるとシャワー装置に連通する吐出孔16に連通孔48が整合してシャワー装置からの吐水は可能であるが、図4〜6と逆に、スピンドル40が左回りに回動されても吐出孔18と連通孔50とは連通されずに吐水口からの吐水を行うことをできなくすることができる。また、吐水口とシャワー装置とからの吐水形態を切り換えることのできる弁装置について用いることに限られず、例えば、浄水と水道水を切り換えることのできる弁装置について、浄水を行わせないようにしたり、その逆に水道水を一切吐水できないようにするために用いることもできる。
また、いずれかの吐水形態を完全に不能とすることだけではなく、いずれかの吐水形態の最大吐水量を制限するように用いることもできる。図7〜図9に示すのは、シャワー装置からの吐水を行わせないようにするとともに吐水口の最大吐水量を若干抑えるようにした弁装置1である。この弁装置1では、突条80と溝47の嵌合によりスピンドル40に対して適切に位置決めされた状態のガイド部材84において、スピンドル40先端側から見て溝34の中央位置から左に約36度、右には約122度の角度の範囲にまで被当接部74を延設したガイド部材84を用意して取り付けている。よって、図7〜9に示すように、スピンドル40を左回りに一杯に回動させると吐水口に連通する吐出孔18に連通孔50が一部整合して吐水口からの吐水が行われるが、その最大吐水量を抑えることができ、節水を行うことができる。
また、図10〜図12に示すように、ハウジング10の溝34と同じ角度の範囲(約244度の範囲)に形成された被当接部74を備えたガイド部材86を用いると、被当接部74は、溝34内の両端の当接部35により左右に移動することはできず、吐水口からもシャワー装置からも吐水を行うことができないようになる。尚、単水栓の場合においても、ハウジングの溝と同じ角度の範囲に形成された被当接部を備えたガイド部材を用いると、被当接部は、溝内の両端の当接部により左右に移動することはできず、吐水口やシャワー装置からの吐水を行うことができないようにすることもできる。
また、上記した実施の形態では、ハウジング10側の溝34内の端部を「当接部」として、ガイド部材70等の円弧状の突条を「被当接部」としたが、これらに限られない。例えば、当接部としては、ハウジング10の段部33の適切な位置に、被当接部74の移動を規制できる「突起」などを形成するなど、他の形状であってもスピンドル40の回動を規制できるものであれば良い。また、当接部は、ハウジング側・スピンドル側のどちらに設けても良く、ガイド部材は、これらのうち当接部が設けられた部材と反対側の部材に着脱自在に係合取り付けされれば、いずれの部材に取り付けられても良い。
本発明の弁装置の側面視縦断面図である。 本発明の弁装置の分解斜視図である。 図1のハウジング及びガイド部材の断面図である。 別の実施の形態の一部透視左側面図である。 別の実施の形態の要部断面図である。 別の実施の形態の一部透視右側面図である。 別の実施の形態の一部透視左側面図である。 別の実施の形態の要部断面図である。 別の実施の形態の一部透視右側面図である。 別の実施の形態の一部透視左側面図である。 別の実施の形態の要部断面図である。 別の実施の形態の一部透視右側面図である。 従来の弁装置の側面視縦断面図である。 従来の弁装置のハウジング及びガイド部材の断面図である。
符号の説明
1;弁装置、2,3,4;シール部材、10;ハウジング、12,14;開口部、16、18;吐出孔、20;係止部、22;第1スリーブ、23;通水孔、24;第2スリーブ、26;係止部、27;リング、28;小径部、33;段部、34;溝、35;当接部、40;スピンドル、42;フランジ、44;基端部、45;流入口、46;先端部、47;溝、48,50;連通孔、52;セレーション、54;Eリング、56;溝、70;ガイド部材、72;係合半円筒部、73;係合部、74;被当接部、76;基体部、78;セレーション、80;突条、82;ガイド部材、84;ガイド部材、86;ガイド部材、90;ガイド部材、92;被当接部、94;弁装置。

Claims (4)

  1. 吐出孔が周壁に設けられた円筒状のハウジングと、
    該ハウジング内に回動可能に配設されて前記吐出孔に整合可能な連通孔が開設されるとともに該連通孔に流路が連なる流入口が一端側に設けられたスピンドルとが備えられ、
    前記スピンドルの他端側に取り付けられた水栓ハンドルを操作することにより、前記吐出孔と前記連通孔が連通されて、吐水部から吐水が行われる給水栓の弁装置であって、
    前記ハウジング側又は前記スピンドル側の一方に設けられた当接部と、
    他方に着脱自在に係合されるとともに前記当接部に当接することにより前記スピンドルの回動が規制される被当接部が備えられたガイド部材と、が備えられ、
    前記ガイド部材の前記被当接部は、前記吐出孔が少なくとも全開口されないように前記スピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されたことを特徴とする給水栓の弁装置。
  2. 前記ハウジングには前記吐出孔が複数設けられ、前記ガイド部材の前記被当接部は、前記複数の吐出孔のうち一つの吐出孔が開口不能とされるように前記スピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の給水栓の弁装置。
  3. 前記ハウジングには、吐水口に連通する吐出孔と、シャワー装置に連通する吐出孔とが設けられ、前記ガイド部材の前記被当接部は、前記吐出孔のうちの一つの吐出孔が開口不能とされるように前記スピンドルの回動範囲を規制する形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の給水栓の弁装置。
  4. 前記当接部は、ハウジング側に設けられた円弧状の溝の端部であり、前記被当接部は、前記溝内に収容可能な円弧状の突条であることを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の給水栓の弁装置。
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