JP2006273515A - ハイブリッド型フォークリフト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力により走行負荷4が駆動される。また、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力が荷役用動力分割機構5の第1及び第2出力端に分割されて出力され、第1出力端に出力されたエンジン1の動力hにより荷役負荷7が駆動される。また、エンジン1を作動させると共にバッテリ10により電力を荷役モータ6に供給して作動させることにより、荷役負荷7がエンジン1と荷役モータ6の合算の動力により駆動される。なお、第2の出力軸1bに出力されるエンジン1の動力に余剰動力が発生すると、この余剰動力により荷役モータ6及び荷役側発電機8が発電してバッテリ10が充電される。
【選択図】図1
Description
例えば特許文献1には、単一のエンジンにより走行負荷と荷役負荷の双方を駆動するエンジン型フォークリフトが開示されている。走行兼荷役作業時には、荷役レバーの操作量に基づいてエンジンの運転を制御し、油圧式のクラッチ及びブレーキを有する変速機構により走行速度を制御している。
また、例えば特許文献3には、上述の特許文献2のような走行負荷用及び荷役負荷用の2つのモータに加えて、バッテリに充電を行うためのエンジンを搭載したハイブリッド型フォークリフトが開示されている。このハイブリッド型フォークリフトでは、エンジンにより発電機を駆動してバッテリを充電すると共にバッテリから各モータに電力を供給して作動させることにより走行負荷及び荷役負荷が駆動される。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、大動力の取り出しが可能でありながらエネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを提供することを目的とする。
また、この場合、エンジンの第1の出力軸と走行モータとの間に配設されたクラッチをさらに備え、クラッチでエンジンの第1の出力軸と走行モータとを切り離すことにより、走行負荷を、走行モータの動力のみによって駆動することができる。
ここで、遊星歯車装置は、第2出力端を有するサンギヤと、それぞれサンギヤに噛合し且つ入力端を有するキャリアにより互いに連結された複数のプラネタリーギヤと、複数のプラネタリーギヤに噛合し且つ第1出力端を有するリングギヤとを有し、入力端にエンジンからの動力を伝達させることができる。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトでは、エンジン1が第1の出力軸1a及び第2の出力軸1bを有しており、第1の出力軸1aにトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行のための走行負荷4が接続されると共に、第2の出力軸1bに荷役用動力分割機構5が接続されている。また、荷役用動力分割機構5は、第1出力端及び第2出力端としての2つの回転軸5a及び5bを有しており、第1出力端としての回転軸5aに荷役モータ6を介して、フォークの昇降等の荷役作業を行うための荷役負荷7が接続されると共に、第2出力端としての回転軸5bに荷役側発電機8が接続されている。
ここで、荷役モータ6は、発電手段として兼用されると共に荷役インバータ9を介して、図示しない機台に搭載されたバッテリ10に電気的に接続されている。同様に、荷役側発電機8も発電機インバータ11を介してバッテリ10に電気的に接続されており、発電機インバータ11を介してバッテリ10から荷役側発電機8に電力を供給することによりこの荷役側発電機8をモータとして作動させることもできる。
また、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力は、キャリア15の回転軸15aに入力されると共にキャリア15及び3つのプラネタリーギヤ13を介してサンギヤ12及びリングギヤ14に伝達され、これによりエンジン1の動力がリングギヤ14の回転軸5aとサンギヤ12の回転軸5bとに分割されて出力される。ここで、リングギヤ14の回転軸5aに出力されたエンジン1の動力が荷役モータ6の回転軸を介して荷役負荷7に機械的に伝達されることによりこの荷役負荷7が駆動されると共に、サンギヤ12の回転軸5bに出力されたエンジン1の動力により荷役側発電機8が駆動され、この荷役側発電機8により発生された電力が発電機インバータ11を介してバッテリ10に蓄えられる。
また、エンジン1を停止させると共にバッテリ10から荷役インバータ9を介して荷役モータ6に電力を供給して作動させることにより、荷役負荷7を荷役モータ6の動力のみにより駆動することもできる。なお、このとき荷役側発電機8が逆回転することで、エンジン1の停止状態が維持される。
また、リングギヤ14の回転軸5aに出力されるエンジン1の動力に余剰動力が発生すると、この余剰動力により荷役モータ6が発電手段として作動されて電力を発生し、この電力が荷役インバータ9を介してバッテリ10に蓄えられる。
なお、エンジン1の第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとは、互いに一定の比率の回転数で回転されるように構成されている。
まず、リングギヤ14の回転数Nlと、エンジン1の第2の出力軸1bの回転数Nbと、荷役側発電機8の回転数Ngとは、リングギヤ14の歯数に対するサンギヤ12の歯数の比率をρとすると、
(Nb−Ng)/(Nl−Nb)=ρ ・・・(1)
と表される。
エンジン1を最小燃費曲線上の動作点、例えばエンジン1の第2の出力軸1bの回転数Nbとこの回転数Nbに対する最適なトルクTbとで運転すると、上述の式(1)から、
Ng=(1+ρ)Nb−ρ・Nl ・・・(2)
となり、荷役側発電機8はこの回転数Ngで回転することとなる。
Tbg=Tb/(1+ρ)
Tbl=ρTb/(1+ρ)
ここで、荷役負荷7の回転軸にかかるトルクTblと荷役モータ6のトルクTmlとの合算トルクが荷役負荷7の駆動に必要なトルクTlとつり合うことになる。
すなわち、
Tl=Tml+Tbl=Tml+ρTb/(1+ρ) ・・・(3)
である。
このとき、Tml<0であれば、荷役モータ6が発電手段として作動してバッテリ10を充電する一方、Tml≧0であれば、荷役モータ6がトルクTblを補助するトルクTmlを生じることとなる。
また、荷役負荷7及び走行負荷4をそれぞれエンジン1の動力により直接に駆動することができるため大動力の取り出しが可能である。また、荷役負荷7を荷役モータ6とエンジン1の合算の動力により駆動することができるため、荷役作業に対してさらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、これら荷役用動力分割機構5、荷役モータ6及び荷役側発電機8を用いて、走行中であっても荷役負荷7である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、エンジン1を停止させて荷役モータ6で荷役負荷7を駆動することにより、排ガスの発生を防止することができ、特に屋内等において有効に用いることができる。
さらに、エンジン1の始動時にバッテリ10により電力を荷役モータ6及び荷役側発電機8に供給して作動させることにより、第2の出力軸1bを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
Ng=−ρ・Nl
とマイナスの値になり(荷役側発電機8が逆回転し)、エンジン1の第2の出力軸1bの回転数Nbと荷役用動力分割機構5におけるリングギヤ14の回転数Nlと荷役側発電機8の回転数Ngとのバランスが保たれる。これにより、エンジン1を停止させても、荷役モータ6のみで荷役負荷7を駆動することができる。
図8に、この発明の実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図1に示す実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、発電手段として兼用される走行モータ21を備え、この走行モータ21をエンジン1の第1の出力軸1aとトルクコンバータ2との間に配置したものである。すなわち、エンジン1の第1の出力軸1aに走行モータ21の回転軸の一端部が接続され、走行モータ21の回転軸の他端部にトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行負荷4が接続されている。ここで、走行モータ21は、荷役モータ6及び荷役側発電機8と同様に、走行インバータ22を介してバッテリ10に電気的に接続されている。
また、エンジン1を作動させると共にバッテリ10から走行インバータ22を介して走行モータ21に電力を供給してこの走行モータ21を作動させることにより、走行負荷4を、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力と走行モータ21の動力との合算により駆動することもできる。
また、第1の出力軸1aに出力されるエンジン1の動力に余剰動力が発生すると、この余剰動力により走行モータ21が発電手段として作動されて電力を発生し、この電力が走行インバータ22を介してバッテリ10に蓄えられる。
なお、この実施の形態2では、荷役モータ6及び荷役側発電機8だけでなく走行モータ21も、上述の実施の形態1と同様に図6のコントローラ16により駆動制御される。
また、走行負荷4及び荷役負荷7をそれぞれエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、上述の実施の形態1と同様に、大動力の取り出しが可能である。
また、この実施の形態2では、荷役負荷7を荷役モータ6とエンジン1の合算の動力により駆動することができると共に、走行負荷4を走行モータ21とエンジン1の合算の動力により駆動することができるため、荷役作業及び走行の双方に対してさらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、これら荷役用動力分割機構5、荷役モータ6及び荷役側発電機8を用いて、走行中であっても荷役負荷7である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、エンジン1を停止させて荷役モータ6で荷役負荷7を駆動することにより、排ガスの発生を防止することができ、特に屋内等において有効に用いることができる。
さらに、エンジン1の始動時にバッテリ10により電力を走行モータ21に供給して、または荷役モータ6及び荷役側発電機8に供給して作動させることにより、第1の出力軸1aまたは第2の出力軸1bを介してエンジン1を始動することができる。なお、走行モータ21及び荷役モータ6及び荷役側発電機8を共に用いてエンジン1を始動することもできる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
図9に、この発明の実施の形態3に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図8に示す実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1の第1の出力軸1aと走行モータ21との間にクラッチ31を配置したものである。すなわち、エンジン1の第1の出力軸1aにクラッチ31を介して走行モータ21の回転軸の一端部が接続されており、このクラッチ31によりエンジン1と走行モータ21との間の接続/切り離しを行なうことができる。
図11に、この発明の実施の形態4に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図8に示す実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1の第1の出力軸1aに接続される走行用動力分割機構41を備え、この走行用動力分割機構41を介して走行モータ21をエンジン1の第1の出力軸1aに接続したものである。
なお、実施の形態4において走行モータ21と変速機3との間に配置されていたトルクコンバータが省略されている。
また、エンジン1を作動させると共にバッテリ10から走行インバータ22を介して走行モータ21に電力を供給して作動させることにより、走行負荷4を、回転軸41aに出力されたエンジン1の動力と走行モータ21の動力との合算により駆動することもできる。
また、エンジン1を停止させると共にバッテリ10から走行インバータ22を介して走行モータ21に電力を供給して作動させることにより、走行負荷4を走行モータ21の動力のみにより駆動することもできる。なお、このとき走行側発電機42が逆回転することで、エンジン1の停止状態が維持される。
なお、上述の実施の形態2と同様に、荷役負荷7を、エンジン1の動力及び荷役モータ6の動力の少なくとも一方により駆動することができ、また、第2の出力軸1bに出力されるエンジン1の動力の余剰分により荷役モータ6及び荷役側発電機8を用いて発電してバッテリ10を充電することができる。
なお、この実施の形態4では、荷役モータ6、荷役側発電機8及び走行モータ21だけでなく走行側発電機42も、上述の実施の形態3と同様に図6のコントローラ16により駆動制御される。
また、上述の実施の形態2と同様に、荷役負荷7及び走行負荷4をそれぞれエンジン1の動力により直接に駆動することができるため大動力の取り出しが可能であり、また、荷役負荷7及び走行負荷4をそれぞれ対応するモータ6及び21とエンジン1の合算の動力により駆動することができるため、荷役作業及び走行の双方に対してさらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、荷役用動力分割機構5、荷役モータ6及び荷役側発電機8を用いて、走行中であっても荷役負荷7である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、バッテリ10に十分な電力が蓄えられている場合や、走行負荷4が小さい場合などに、エンジン1を停止させてバッテリ10の電力のみにより荷役モータ6及び走行モータ21を作動させて荷役負荷7及び走行負荷10を駆動するEVモードが可能となって、排ガスの発生を防止することができ、特に屋内等において有効に用いることができる。
さらに、エンジン1の始動時にバッテリ10により電力を走行モータ21及び走行側発電機42に供給して、または荷役モータ6及び荷役側発電機8に供給して作動させることにより、第1の出力軸1aまたは第2の出力軸1bを介してエンジン1を始動することができる。なお、これら走行モータ21、走行側発電機42、荷役モータ6及び荷役側発電機8を共に用いてエンジン1を始動することもできる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
図12に、この発明の実施の形態5に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図1に示す実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1が第1の出力軸1aのみを有し、この第1の出力軸1aに荷役用動力分割機構5を介して荷役負荷7及び荷役側発電機8を接続すると共に、走行負荷4を駆動するための走行モータ51を備え、バッテリ10により電力を走行モータ51に供給して作動させることにより走行負荷4を駆動するものである。この走行モータ51は、発電手段として兼用されると共に荷役モータ6及び荷役側発電機8と同様に、走行インバータ52を介してバッテリ10に電気的に接続されており、走行モータ51には減速機53を介して走行負荷4が接続されている。
なお、上述の実施の形態1と同様に、荷役負荷7を第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力及び荷役モータ6の動力の少なくとも一方により駆動することができ、また、第1の出力軸1aに出力されるエンジン1の動力の余剰分により荷役モータ6及び荷役側発電機8を用いて発電してバッテリ10を充電することができる。
なお、走行モータ51が、上述の実施の形態1と同様に図6のコントローラ16により駆動制御される。
また、荷役負荷7をエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、大動力の取り出しが可能である。また、エンジン1の動力と荷役モータ6の動力との合算により荷役負荷7を駆動できるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、走行中であっても荷役負荷7である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、バッテリ10に十分な電力が蓄えられている場合や、荷役負荷7及び走行負荷4が小さい場合などに、エンジン1を停止させてバッテリ10の電力のみにより荷役モータ6及び走行モータ51を作動させて荷役負荷7及び走行負荷10を駆動するEVモードが可能となって、排ガスの発生を防止することができ、特に屋内等において有効に用いることができる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ10により電力を荷役モータ6及び荷役側発電機8に供給して作動させることにより、第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
さらに、この実施の形態5では、走行負荷4がバッテリ10により電力を供給されて作動される走行モータ51により駆動されるため、前後進切替機構やトルクコンバータを設ける必要がなく、したがって部品点数を低減できる。
また、バッテリ10の充電量の変動を抑えるようにエンジン1の動作点を最小燃費曲線上の原点Oと点Aとの間の領域Z1で変化させて運転すれば、バッテリ10の長寿命化を達成することができる。また、エンジン1を点A以降の領域Z2で運転すれば高出力を得ることができる。
また、実施の形態1〜5における荷役用動力分割機構5では、サンギヤ12に荷役側発電機8が、リングギヤ14に荷役負荷7がそれぞれ接続されていたが、これとは反対に、サンギヤ12に荷役負荷7が、リングギヤ14に荷役側発電機8がそれぞれ接続されていてもよい。実施の形態4における走行用動力分割機構41の走行負荷4と走行側発電機42についても同様である。
また、荷役用動力分割機構5及び走行用動力分割機構41として、遊星歯車装置を用いる代わりに、差動歯車装置(ディファレンシャルギヤ)等を用いることもできる。ここで、双方の動力分割機構5及び41を差動歯車装置等から構成することもできるし、また、一方を遊星歯車装置から、他方を差動歯車装置等から構成することもできる。
また、実施の形態1〜5において、燃費が最小となる最適な動作状態の代わりに、エンジン1の排気中のNOXが最小となる、またはエンジン1で生じる音が最小となるような最適な動作状態を目標にして、エンジン1を運転することもできる。
Claims (8)
- 第1の出力軸及び第2の出力軸を有するエンジンと、
前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共に走行を行うための走行負荷と、
前記エンジンの第2の出力軸に接続されると共にこの第2の出力軸に出力される前記エンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する荷役用動力分割機構と、
前記荷役用動力分割機構の第1出力端に接続されると共に発電手段として兼用される荷役モータと、
前記荷役用動力分割機構の第1出力端に前記荷役モータの回転軸を介して接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と、
前記荷役用動力分割機構の第2出力端に接続される荷役側発電機と、
前記荷役モータ及び前記荷役側発電機で発生された電力を蓄えると共に必要に応じて前記荷役モータに電力を供給して作動させるバッテリと
を備え、前記荷役負荷は、前記エンジンの動力及び前記荷役モータの動力の少なくとも一方によって駆動されることを特徴とするハイブリッド型フォークリフト。 - 前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共に発電手段として兼用される走行モータをさらに備え、前記走行負荷は前記走行モータの回転軸を介して前記エンジンの第1の出力軸に接続され、前記走行モータは前記バッテリから必要に応じて電力を供給されて作動されると共にこの走行モータが発電手段として発生した電力は前記バッテリに蓄えられ、前記走行負荷は、前記エンジンの動力及び前記走行モータの動力の少なくとも一方によって駆動される請求項1に記載のハイブリッド型フォークリフト。
- 前記エンジンの第1の出力軸と前記走行モータとの間に配設されたクラッチをさらに備え、前記クラッチで前記エンジンの第1の出力軸と前記走行モータとを切り離すことにより、前記走行負荷は、前記走行モータの動力のみによって駆動される請求項2に記載のハイブリッド型フォークリフト。
- 前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共にこの第1の出力軸に出力される前記エンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する走行用動力分割機構と、前記走行用動力分割機構の第2出力端に接続されると共に発生した電力が前記バッテリに蓄えられる走行側発電機とをさらに備え、前記走行用動力分割機構の第1出力端に前記走行モータの回転軸を介して前記走行負荷が接続され、前記走行負荷は、前記エンジンの動力及び前記走行モータの動力の少なくとも一方によって駆動される請求項2に記載のハイブリッド型フォークリフト。
- エンジンと、
前記エンジンに接続されると共に前記エンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する動力分割機構と、
前記動力分割機構の第1出力端に接続されると共に発電手段として兼用される荷役モータと、
前記動力分割機構の第1出力端に前記荷役モータの回転軸を介して接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と、
前記動力分割機構の第2出力端に接続される発電機と、
走行モータと、
前記走行モータに接続されると共に走行を行うための走行負荷と、
前記荷役モータ及び前記発電機で発生された電力を蓄えると共に必要に応じて前記荷役モータ及び前記走行モータに電力を供給して作動させるバッテリと
を備え、前記荷役負荷は、前記エンジンの動力及び前記荷役モータの動力の少なくとも一方によって駆動され、前記走行負荷は、前記走行モータの動力のみによって駆動されることを特徴とするハイブリッド型フォークリフト。 - 前記動力分割機構は、遊星歯車装置を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド型フォークリフト。
- 前記遊星歯車装置は、第2出力端を有するサンギヤと、それぞれ前記サンギヤに噛合し且つ入力端を有するキャリアにより互いに連結された複数のプラネタリーギヤと、前記複数のプラネタリーギヤに噛合し且つ第1出力端を有するリングギヤとを有し、前記入力端に前記エンジンからの動力が伝達される請求項6に記載のハイブリッド型フォークリフト。
- 前記動力分割機構は、差動歯車装置を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド型フォークリフト。
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