JP2006270388A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マクロ機能使用時の使い勝手の向上を図る。
【解決手段】 内部に撮像光学系16が配置された筐体2と、該筐体に設けられると共に広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するズームキー6aとを設け、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるようにした。
【選択図】図3
【解決手段】 内部に撮像光学系16が配置された筐体2と、該筐体に設けられると共に広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するズームキー6aとを設け、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、ズームキーの状態によりマクロ機能が実行されるようにし、マクロ機能使用時の使い勝手の向上を図る技術分野に関する。
筐体内に撮像光学系が配置され被写体を撮影するための撮像装置がある。
このような撮像装置としては、例えば、ビデオカメラ、スチルカメラ、携帯電話に組み込まれたもの等種々のタイプが存在するが、これらの撮像装置には、一般に、撮像光学系の焦点距離を連続的に変化させて被写体を撮影するズーム機能が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。ズーム機能を実行することにより、広角端に近付ける程、被写体の全景を撮影することができ、望遠端に近付ける程、被写体をクローズアップすることができる。
また、撮像装置には被写体を通常より近距離から映し出して撮影するマクロ機能を実行させてマクロ撮影を行うことができるものがある。撮像装置の撮影モードをマクロモードに設定してマクロ機能を実行することにより、広角マクロ(ワイドマクロ)においては至近距離、例えば、数センチ程度の距離に位置する被写体を焦点ぼけすることなくクローズアップして撮影することができ、ズーム(テレマクロ)においては通常の望遠端(フォーカスの有効範囲は、例えば、80センチ以上)では焦点が合致しない近距離、例えば、30センチ乃至80センチ程度の距離に位置する被写体を焦点ぼけすることなくクローズアップして撮影することができる。
特に、ズームにおいて撮影を行うことにより、被写体が離れた位置に存在するため撮像装置やユーザーの影が撮影画像に映り込まず画質の向上が図られる他、被写体深度が深いため背景がぼけて被写体を際立たせることができるという利点がある。
ところで、従来の撮像装置にあっては、マクロ機能を実行させるためのマクロモードの設定を、例えば、所定の釦を操作してメニュー画面からマクロモードの選択をすることにより行っていたり、マクロモードを設定するために設けられた専用の釦を操作することにより行っていた。
ところが、メニュー画面からマクロモードの選択を行ってマクロモードを設定する場合には、メニューの階層が深く、マクロ機能の実行に手間がかかったり、マクロ機能を実行するまでの時間が長いため即時にマクロ機能の実行を行うことができないと言う問題があった。特に、即時にマクロ機能を実行できないと、折角の撮影機会を逸してしまうという不都合がある。
また、専用の釦を用いてマクロモードの設定を行う場合には、専用の釦を配置するためのスペースが別に必要となって撮像装置の大型化を来たしたり、専用の釦を配置するために製造コストが高騰してしまうと言う問題を生じていた。
一方、別の従来の撮像装置にあっては、例えば、ズームを実行しようとしたときには、ズームキーが広角端から望遠端までの何れの位置に存在していた場合でも、自動的に望遠端が設定される仕様とされているものがある。
ところが、このような仕様とされている撮像装置の場合には、例えば、図8に示すように、ユーザーが広角端で被写体を画面aに映し出している状態においてズームを実行しようとしたときに、ユーザーがズームで撮影しようとしている被写体bが画面aの中央部に存在していないと、図9に示すように、望遠端が設定される過程において撮影しようとしている被写体bの全体又は一部が画面aから外れてしまい、被写体bを見失ってしまうと言う不都合を生じることもある。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、マクロ機能使用時の使い勝手の向上を図ることを課題とする。
本発明撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に撮像光学系が配置された筐体と、該筐体に設けられると共に広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するズームキーとを設け、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるようにしたものである。
従って、本発明撮像装置にあっては、ズームキーの状態に応じてマクロモードが設定される。
本発明撮像装置は、内部に撮像光学系が配置された筐体と、該筐体に設けられると共に広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するズームキーとを備え、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるようにしたことを特徴とする。
従って、所定の釦を操作してメニュー画面からマクロモードの選択をすることによりマクロ機能を実行する必要がなく、マクロ機能の実行が容易であると共に即時にマクロモードの実行を行うことができる。
請求項2に記載した発明にあっては、筐体にロック手段を配置し、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーがロック手段によってロックされることにより上記所定の状態に保持されてマクロ機能が実行されるようにしたので、マクロ機能の実行を容易かつ確実に行うことができ、撮像装置の使い勝手の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態に、通常位置とマクロ実行位置とを形成し、ズームキーがマクロ実行位置に移動されることにより上記所定の状態に保持されてマクロ機能が実行されるようにしたので、マクロモードの設定及び解除を容易かつ確実に行うことができ、撮像装置の使い勝手の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、ズームキーが移動操作される移動操作経路として、所定の方向に延びる第1の直線操作経路と、該第1の直線操作経路と異なる方向に延び一端が第1の直線操作経路の一端に連続した第2の直線操作経路とを設け、第1の直線操作経路と第2の直線操作経路の連続した位置を上記通常位置とし、第2の直線操作経路の他端を上記マクロ実行位置としたので、移動操作経路が簡単な構成でありズームキーの操作の簡便化を図ることができる。
以下に、本発明撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本発明撮像装置をビデオカメラに適用したものである。尚、本発明は、ビデオカメラの他、スチルカメラ、携帯電話等の動画撮影又は静止画撮影の機能を有する各種の撮像装置に適用することができる。
先ず、撮像装置1の全体構成について説明する(図1参照)。
撮像装置は、筐体2内に各種のレンズを有する撮像光学系等の所要の各部が配置されて成り、本体部3と表示部4とを有し、該表示部4がヒンジ5を介して本体部3の一方の側面部に回動可能に支持されている。
本体部3にはその後端部にファインダー部3aが設けられている。本体部3の一方の側面部には画面収納凹部3bが形成されている。本体部3には各種の操作部6、6、・・・が設けられ、該操作部6、6、・・・としてズームキー6aや電源釦6b等が設けられている。ズームキー6aは広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するキーであり、筐体2に形成された、例えば、溝状の移動操作経路7を移動される。
移動操作経路7は、図1に拡大して示すように、例えば、前後に延びる第1の直線操作経路8と左右に延びる第2の操作経路9とから成り、第1の直線操作経路8の後端部と第2の直線操作経路9の左端部とが連続されている。ズームキー6aが第1の直線操作経路8の前端に位置された状態においては広角端状態とされて画角が最大となり、ズームキー6aが第1の直線操作経路8の後端から第2の直線操作経路9までの間に位置された状態においては望遠端状態とされて画角が最小となる。
第1の直線操作経路8の前端は広角端位置10とされ、第1の直線操作経路8と第2の直線操作経路9の連続した位置は望遠端位置における通常位置11とされ、第2の直線操作経路9の右端がマクロ実行位置12とされる。
筐体2の外面には、広角端位置10、通常位置11及びマクロ実行位置12をそれぞれ示す表示2a、2b、2cが形成され(図1参照)、該表示2a、2b、2cは、例えば、シルク印刷等により形成されている。表示2a、2b、2cの存在によりユーザーが現在のズームキー6aの操作位置を容易に確認することができる。
表示部4の一方の面には液晶表示画面4aが設けられている。液晶表示画面4aは被写体を映し出す機能の他、タッチパネルとしての機能をも有し、液晶表示画面4aに表示される操作画面(アイコン)をタッチ操作することにより所定の処理を実行することができる。
表示部4は、その閉塞状態において、本体部3の画面収納凹部3bに収納される。
次に、撮像装置1の回路構成等について説明する(図2参照)。
撮像装置1は、カメラブロック13、信号処理ブロック14及び制御ブロック15を備えている。
カメラブロック13は、ズームレンズやフォーカシングレンズ等の各種のレンズを有する撮像光学系16と該撮像光学系16によって取り込まれた画像情報を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子17を備えている。
尚、撮像素子17はCCDに限られることはなく、撮像素子17として、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の他の素子を使用することもできる。
信号処理ブロック14にはカメラ信号処理回路18が設けられている。カメラ信号処理回路18は、撮像素子17から入力した電気信号に変換された画像データーに対して、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)等の信号処理を行う。AF、AE、AWB等の信号処理が行われた画像データーは、所定の方式でデーター圧縮され、制御ブロック15を介して記録媒体100に出力され、該記録媒体100にファイルとして記録される。
記録媒体100は撮像装置1に対して着脱可能とされ、記録媒体100としては、例えば、半導体メモリーを用いた所謂メモリーカード、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk)や記録可能なCD(Compact Disc)等のディスク状記録媒体等の種々のものが用いられる。
制御ブロック15は、CPU(Central Processing Unit)を含むマイクロプロセッサー19、記録回路20、オンスクリーンディスプレイ回路21、重畳回路22及び電源回路23を有している。
マイクロプロセッサー19は撮像装置1の全体を制御する機能を有し、撮像光学系16、カメラ信号処理回路18、記録回路20、オンスクリーンディスプレイ回路21及び電源回路23等に指令信号を送出し、これらの各部を動作させる。
記録回路20はマイクロプロセッサー18からの指令信号に基づいて、カメラ信号処理回路18によって信号処理された画像データーを記録媒体100に対して記録する処理を行う。
オンスクリーンディスプレイ回路21は、タッチパネルとしても機能する表示部4の液晶表示画面4a上に操作画面等を表示させるための処理を行う。
重畳回路22はカメラ信号処理回路18から出力された画像信号とオンスクリーンディスプレイ回路21から出力された画面信号とを合成し、表示部4に出力する機能を有する。
電源回路23はバッテリー24及び商用電源と接続され、バッテリー24及び商用電源から取得した電力をマイクロプロセッサー19に供給する回路である。また、電源回路23は撮像装置1に設けられる他の回路、例えば、液晶表示画面4aを駆動する画面駆動回路や撮像素子17を駆動する素子駆動回路等に対してもマイクロプロセッサー19から出力される電源コントロール信号に基づいて電力を供給する。
タッチパネルとしても機能する液晶表示画面4aに対して操作が行われたときやズームキー6a等の操作部6、6、・・・に対して操作が行われたときには、当該操作に応じた操作信号がマイクロプロセッサー19に送出され、該マイクロプロセッサー19は入力した操作信号に基づいて撮像光学系16、カメラ信号処理回路18、記録回路20、オンスクリーンディスプレイ回路21及び電源回路23等の各部に指令信号を送出する。
一方、記録媒体100に記録された画像データーは、ユーザーによって行われた操作部6、6、・・・に対する操作に応じた操作信号に基いて生成されたマイクロプロセッサー19からの指令信号に応じて記録媒体100から読み出され、カメラ信号処理回路18に送出される。
カメラ信号処理回路18は、記録媒体100から読み出されて入力された圧縮されている画像データーについて、データー圧縮の解凍処理(伸張処理)を行い、解凍後の画像データーを重畳回路22に送出する。重畳回路22は、この画像データーに基づいた画像信号を表示画面4aに送出し、該表示画面4aに画像信号に基づいた画像が表示される。
以上のように構成された撮像装置1において、電源釦6bが操作されて電源が投入され、ズームキー6aが移動操作されるとズーム機能が実行される。
ズームキー6aが移動操作され通常位置11側から広角端位置10まで移動されると、画角が広がり被写体の全景がファインダー部3a及び液晶表示画面4aに映し出される。逆に、ズームキー6aが移動操作され広角端位置10側から通常位置11まで移動されると、画角が狭まり被写体がクローズアップされてファインダー部3a及び液晶表示画面4aに映し出される。
また、ズームキー6aが移動操作され通常位置11からマクロ実行位置12まで移動されて保持されると、ズーム機能が実行され、通常位置11では焦点が合致しない近距離に位置する被写体が焦点ぼけすることなくクローズアップして映し出される。
以下に、ズームキー6aが操作されるときの処理の流れを、図3に示すフローチャート図を参照して説明する。
(S1)処理が開始されると、ズームキー6aの操作が行われたことを検出し(S2)に移行する。この操作の検出は、例えば、マイクロプロセッサー19にズームキー6aに対する操作に応じた操作信号が入力されることにより行われる。また、ズームキー6aの操作位置及び操作方向の検出もマイクロプロセッサー19によって行われる。
(S2)ズームキー6aが望遠端状態における通常位置11からマクロ実行位置12までの間に存在するかどうかが検出される。ズームキー6aが通常位置11からマクロ実行位置12までの間に存在しないことが検出されると(S3)に移行し、ズームキー6aが通常位置11からマクロ実行位置12までの間に存在することが検出されると(S4)に移行する。
(S3)ズームキー6aが移動操作経路7の第1の直線操作経路8に存在すると判別され、マクロ機能が実行されない状態でズーム機能が実行される。ズーム機能が実行されると処理が終了する。
(S4)ズームキー6aが移動操作経路7の第2の直線操作経路9に存在すると判別され、ズームキー6aが第2の直線操作経路9において保持状態にあるかどうかが検出される。尚、この保持状態とは、例えば、ユーザが操作しなければズームキー6aを第1の直線操作経路8に移動できない状態、一定の時間(例えば、数秒間)ズームキー6aが通常位置11よりもマクロ実行位置12側に位置された状態、望遠端状態において一定時間(例えば、数秒間)焦点ぼけ(デフォーカス状態)が生じた状態等を言う。ズームキー6aが第2の直線操作経路9において保持状態にないことが検出されると(S3)に移行し、ズームキー6aが第2の直線操作経路9において保持状態にあることが検出されると(S5)に移行する。マクロモード実行時には、フォーカスの有効範囲が、例えば、「80センチ以上」から「30センチ乃至80センチ」に変更される。
(S5)マクロモードが設定され、望遠端におけるマクロ機能、即ち、テレマクロ機能が実行される。テレマクロ機能が実行されると(S6)に移行する。
(S6)液晶表示画面4aにマクロモード設定状態を示すアイコンが表示される。アイコンが表示されると処理が終了する。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、望遠端状態においてズームキー6aが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるため、所定の釦を操作してメニュー画面からマクロモードの選択をすることによりマクロ機能を実行する必要がなく、マクロ機能の実行が容易であると共に即時にマクロモードの実行を行うことができる。
また、マクロモードを設定するための専用の釦を設ける必要がないため、製造コストの削減及び省スペース化による撮像装置の小型化を図ることができる。
さらに、望遠端状態における通常位置11からマクロ実行位置12へ向けてズームキー6aを移動操作することによりマクロ機能が実行されるため、マクロ機能の実行時に、例えば、広角端位置10側にズームキー6aが位置されている状態において自動的に望遠端が設定されるようなことがなく、ユーザーがズームで撮影しようとしている被写体を視認している状態でユーザーの意志によってズームキー6aを操作することによりマクロモードが設定され、ユーザーが被写体を見失ってしまうと言う不都合の発生を防止することができる。
さらにまた、望遠端状態に通常位置11とマクロ実行位置12とを形成し、ズームキー6aがマクロ実行位置12に移動されたときにマクロ機能が実行されるようにしたので、マクロモードの設定及び解除を容易かつ確実に行うことができ、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
加えて、ズームキー6aの移動操作経路7を第1の直線操作経路8と該第1の直線操作経路8に対して異なる方向に延びる第2の直線操作経路9によって構成しているため、移動操作経路7が簡単な構成でありズームキー6aの操作の簡便化を図ることができる。
次に、ズームキー及び該ズームキーに関する機構の変形例について説明する(図4乃至図7参照)。
第1の変形例に係るズームキー6cは、筐体2にスライド自在に支持されている(図4及び図5参照)。ズームキー6cにはスライド方向に突出された係合突部25が設けられ、該係合突部25の先端部に係止爪25aが設けられている。
筐体2にはロック機構26が配置され、該ロック機構26は筐体2に回動自在に支持されたロック手段27と付勢バネ28とを有している。ロック手段27の一端部には係止用爪部27aが設けられ、ロック手段27は一部が筐体2に形成された配置用空間2dに配置され、係止用爪部27aを含む他の部分が配置用空間2dからズームキー6c側へ突出されている。ロック手段27は筐体2に回動自在に支持されている。
配置用空間2d内には付勢バネ28が配置され、該付勢バネ28によって、ロック手段27の係止用爪部27aがズームキー6cに設けられた係合突部25の係止爪25aに係止される方向(図5に示すA1方向)へ付勢されている。
筐体2には解除用操作部29が移動自在に支持され、該解除用操作部29の一端部がロック手段27の他端部に回動可能に連結されている。
ズームキー6cの位置としては、例えば、前端に広角端位置30が設定され、後端寄りの位置に望遠端状態における通常位置31が設定され、後端にマクロ実行位置32が設定されている。
ズームキー6cがマクロ実行位置32に移動されると、ロック手段27の係止用爪部27aが係合突部25の係止爪25aと係止されてズームキー6cがロック手段27によってロックされる(図5参照)。ズームキー6cがロック手段27によってロックされると、テレマクロ機能が実行される。
従って、ズームキー6cにあっては、ロック手段27によってロックされた状態に保持されたときにテレマクロ機能が実行される。
ズームキー6cのロック手段27によるロックの解除は、解除用操作部29を図5に示すB方向へ押圧操作し、ロック手段27を図5に示すA2方向へ回動させて係止用爪部27aと係止爪25aの係止状態を解除することにより行うことができる。
第2の変形例に係るズームキー6dは、筐体2にスライド自在に支持されている(図6及び図7参照)。ズームキー6dにはスライド方向に突出された突部33が設けられ、該突部33にはロック用穴33aが形成されている。
筐体2にはロック機構34が配置され、該ロック機構34は筐体2に移動自在に支持されたロック手段35を有している。
ズームキー6dの位置としては、例えば、前端に広角端位置36が設定され、後端寄りの位置に望遠端状態における通常位置37が設定され、後端にマクロ実行位置38が設定されている。
ズームキー6dがマクロ実行位置38に移動されると、ズームキー6dの突部33が筐体2に形成された挿入用凹部2eに挿入される。このときロック手段35が押圧操作されると、該ロック手段35の一部が突部33に形成されたロック用穴33aに挿入されてズームキー6dがロック手段35によってロックされる(図7参照)。ズームキー6dがロック手段35によってロックされると、テレマクロ機能が実行される。
従って、ズームキー6dにあっては、ロック手段35によってロックされた状態に保持されたときにテレマクロ機能が実行される。
ズームキー6dのロック手段35によるロックの解除は、ロック手段35をロックする方向と逆方向へ移動させロック手段35を突部33に形成されたロック用穴33aから引き出すことにより行うことができる。
上記した第1の変形例に係るズームキー6c及び第2の変形例に係るズームキー6dにあっては、ロック手段27、35にロックされることによりマクロ機能が実行されるため、マクロ機能の実行を容易かつ確実に行うことができ、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
また、ロック手段27、35によるズームキー6c、6dのロックを解除することによりマクロモードの設定が解除されるため、マクロモードの設定を誤って解除してしまうという不具合の発生を防止することができる。
尚、上記には、実行されるマクロ機能として、望遠端におけるテレマクロ機能について説明したが、実行されるマクロ機能はテレマクロ機能である場合に限られることはなく、テレマクロ機能に代えて広角端におけるワイドマクロ機能が実行されるようにしてもよく、また、テレマクロ機能とワイドマクロ機能の双方の機能が実行されるようにしてもよい。
また、ズームキー6a、6c、6dに対する配置位置は任意であり、撮影時にユーザーが操作し易い位置に設ければよい。
上記に示した上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の適用においては、これらの方向に限定されることはない。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…撮像装置、2…筐体、6a…ズームキー、7…移動操作経路、8…第1の直線操作経路、9…第2の直線操作経路、11…通常位置、12…マクロ実行位置、16…撮像光学系、6c…ズームキー、27…ロック手段、31…通常位置、32…マクロ実行位置、6d…ズームキー、35…ロック手段、37…通常位置、38…マクロ実行位置
Claims (4)
- 内部に撮像光学系が配置された筐体と、
該筐体に設けられると共に広角端状態と望遠端状態との間で移動操作されることによりズーム機能を実行するズームキーとを備え、
広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーが所定の状態に保持されたときにマクロ機能が実行されるようにした
ことを特徴とする撮像装置。 - 筐体にロック手段を配置し、
広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態においてズームキーがロック手段によってロックされることにより上記所定の状態に保持されてマクロ機能が実行されるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 広角端状態と望遠端状態の少なくとも一方の状態に、通常位置とマクロ実行位置とを形成し、
ズームキーがマクロ実行位置に移動されることにより上記所定の状態に保持されてマクロ機能が実行されるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - ズームキーが移動操作される移動操作経路として、
所定の方向に延びる第1の直線操作経路と、
該第1の直線操作経路と異なる方向に延び一端が第1の直線操作経路の一端に連続した第2の直線操作経路とを設け、
第1の直線操作経路と第2の直線操作経路の連続した位置を上記通常位置とし、第2の直線操作経路の他端を上記マクロ実行位置とした
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005084178A JP2006270388A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005084178A JP2006270388A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 撮像装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133262A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Canon Inc | 撮像装置、レンズシステム及びその制御方法 |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005084178A patent/JP2006270388A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012133262A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Canon Inc | 撮像装置、レンズシステム及びその制御方法 |
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