JP2006269330A - 水素供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、水素タンクへの水素充填時に水素タンク内の温度上昇を抑制し、充填流量を多くして充填速度を上げ、充填時間を短縮することにある。
【解決手段】この発明は、圧縮した水素が充填された複数の水素タンクから水素を供給される水素消費装置を設け、複数の水素タンクの夫々に上流側を連絡する複数の水素供給通路の各下流側を合流して水素消費装置に連絡し、複数の水素タンクから複数の水素供給通路の夫々に供給される水素の圧力を減圧する減圧弁を設けた水素供給装置において、複数の水素タンクの各内圧を測定可能な内圧検出手段を設け、減圧弁よりも下流側の複数の水素供給通路に夫々通路開閉弁を設け、内圧検出手段により複数の水素タンクの内圧を夫々検出し、最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁を交互に開閉制御する開閉制御手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は水素供給装置に係り、特に、水素タンクへの水素充填時に水素タンク内の温度上昇を抑制することができるので、充填流量を多くして充填速度を上げることができ、 充填時間を短縮することができる水素供給装置に関する。
近時においては、エネルギ源として水素を利用した装置が各種提案されている。このような水素消費装置としては、燃料電池自動車等の車両に搭載された燃料電池システムの燃料電池がある。燃料電池は、水素供給装置から供給される水素により走行用のモータを駆動するための電気エネルギを発生する。
水素消費装置に水素を供給する水素供給装置には、図6に示すものがある。図6において、202は水素供給装置、204は水素タンク、206は水素消費装置である。水素供給装置202は、圧縮した水素が充填された水素タンク204を設け、この水素タンク204から水素を供給される水素消費装置206を設け、水素タンク204に上流側を連絡するとともに下流側を水素消費装置206に連絡する水素供給通路208を設け、水素タンク204から水素供給通路208に供給される水素の圧力を減圧する減圧弁210を設けている。
水素供給装置202は、水素タンク204内の高圧の水素を減圧弁210により水素消費装置206が要求する設定圧まで減圧して水素供給通路208に供給し、水素供給通路208により水素消費装置206に供給する。
従来の水素供給装置としては、複数の水素タンクの供給口及び排出口にそれぞれ手動で開閉可能な供給側バルブ及び排出側バルブを設け、供給側バルブに水素の供給管を接続し、排出側バルブに水素の排出管を接続し、排出側バルブよりも下流側の排出管に排出停止バルブを設け、排出側バルブと排出停止バルブとの間の排出管に漏洩点検用の気体を供給する点検用供給口を設け、供給側バルブと排出側バルブと排出停止バルブとを閉鎖した状態で、供給管に気体を供給することにより、水素タンクに気体を充填することなく配管の漏れ点検を行うことができ、また、排出管に点検用供給口から気体を供給することにより、水素タンクに気体を充填することなく配管の漏れ点検を行うことができるものである。
特開2002−372197号公報
ところで、図6に示す水素供給装置202においては、1本の水素タンク204内の高圧の水素(例えば、最大70MPa)を、減圧弁210によって水素消費装置206(例えば、燃料電池)での発電に適当な設定圧(例えば、1.0MPa)にまで減圧している。減圧弁210は、下流側の圧力が設定圧よりも下がると、水素タンク204内の水素を下流側に流し、下流側の圧力が設定圧よりも上がると、水素の流れを止める。
減圧弁は、機械的な構成により、実際は減圧された下流側の圧力に減圧弁毎に微妙な差が存在する。例えば、図7(A)に示すように、減圧弁210−1には、設定圧1.0MPaで動作して水素を流す設定であっても、実際は1.1MPaで動作して水素を流すものがある。また、図7(B)に示すように、減圧弁210−2には、設定圧1.0MPaで動作して水素を流す設定であって、実際に1.0MPaで動作して水素を流すものがある。
一方、図8に示す如く、水素供給装置202には、2本の水素タンク204−1・204−2に2つの水素供給通路208−1・208−2の上流側を夫々連絡し、これら2つの水素供給通路208−1・208−2の下流側を合流通路208aに合流して水素消費装置206に連絡して設け、2本の水素タンク204−1・204−2から2つの水素供給通路208−1・208−2に夫々供給される水素の圧力を減圧する減圧弁210−1・210−2を設けたものがある。
このように、2本の水素タンク204−1・204−2を並列に水素消費装置206に連絡した水素供給装置202において、図7(A)(B)に示すように減圧弁210−1・減圧弁210−2の設定圧が同じであるにもかかわらず動作する圧力が異なる場合には、図9に示す如く、水素タンク204−1の下流圧力が水素タンク204−2より高いため、水素タンク204−1の内圧が水素タンク204−2の下流圧力以下となるまで、水素タンク204−2の水素消費が開始されない。
この水素供給装置202は、水素タンク204−1だけが空で水素タンク204−2が満量となっている時点で消費を終了し、図9の状態(2)から水素タンク204−1・204−2ヘの水素充填を開始した場合に、水素タンク204−1の1本のみへ水素が流れ込み、水素タンク204−1だけが満了のフル充填状態となる。
この場合、充填所からの水素の充填流量は、そのまま水素タンク204−1への充填流量となり、比較的容量の小さいタンクを組み合わせて構成している場合にはタンク内圧上昇率が高くなるため、水素ガスの温度上昇が大きくなる問題がある(ボイルシャルルの法則:PV=nRT)。
水素タンク204−1が大容量で1本の場合は、同じ充填流量でも圧力上昇は低くなるため、問題ないが、小容量で1本の水素タンク204−1を充填流量を低くせずに充填する場合には、図10に示す如く、水素ガスの圧力上昇と温度上昇は大きくなり、水素タンク204−1の使用温度範囲を超える可能性がある。この場合には、充填を一時中止し、温度低下後に再充填し直すか、充填速度を落とすことが必要となり、充填時間が長くなる不都合がある。
なお、上述従来例においては、2本の水素タンク204−1・204−2を並列に水素消費装置206に連絡した水素供給装置202を例示したが、図11に示す如く、3本の水素タンク204−1・204−2・204−3に3つの水素供給通路208−1・208−2・208−3の上流側を夫々連絡し、これら3つの水素供給通路208−1・208−2・208−3の下流側を合流して合流通路208aにより水素消費装置206に連絡した水素供給装置202においても、同様の不都合がある。
3本の水素タンク204−1・204−2・204−3を並列に水素消費装置206に連絡した水素供給装置202において、設定圧1.0MPaの減圧弁210−1が実際は1.1MPaで動作して水素を流し、設定圧1.0MPaの減圧弁210−2が実際に1.0MPaで動作して水素を流し、設定圧1.0MPaの減圧弁210−3が実際は0.9MPaで動作して水素を流すものであり、これにより、減圧弁210−1・210−2・210−3の設定圧が同じであるにもかかわらず動作する圧力が異なる場合には、図12に示す如く、水素タンク204−1の下流圧力が水素タンク204−2より高いため、水素タンク204−1の内圧が水素タンク204−2の下流圧力以下となるまで、水素タンク204−2・204−3の水素消費が開始されない。
図11に示す水素供給装置202は、水素タンク204−1だけが空で水素タンク204−2・204−3が満量となっている時点で消費を終了し、図12の状態2からの水素充填時に水素タンク204−1内の水素ガスの圧力上昇と温度上昇は大きくなり、水素タンク204−1の使用温度範囲を超える可能性がある。この場合には、充填を一時中止し、温度低下後に再充填し直すか、充填速度を落とすことが必要となり、充填時間が長くなる不都合がある。
この発明は、圧縮した水素が充填された複数の水素タンクを設け、これら複数の水素タンクから水素を供給される水素消費装置を設け、前記複数の水素タンクの夫々に上流側を連絡する複数の水素供給通路を設け、これら複数の水素供給通路の各下流側を合流して前記水素消費装置に連絡して設け、前記複数の水素タンクから複数の水素供給通路の夫々に供給される水素の圧力を減圧する減圧弁を設けた水素供給装置において、前記複数の水素タンクの各内圧を測定可能な内圧検出手段を設け、前記減圧弁よりも下流側の複数の水素供給通路に夫々通路開閉弁を設け、前記内圧検出手段により複数の水素タンクの内圧を夫々検出し、最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように前記通路開閉弁を交互に開閉制御する開閉制御手段を設けたことを特徴とする。
この発明の水素供給装置は、内圧検出手段により複数の水素タンクの内圧を夫々検出し、開閉制御手段により最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁を交互に開閉制御することにより、水素タンクへの水素充填時に水素タンク内の温度上昇を抑制することができるので、充填流量を多くして充填速度を上げることができ、充填時間を短縮することができる。
この発明の水素供給装置は、複数の水素タンクの最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁を交互に開閉制御することにより、水素タンクへの水素充填時に水素タンク内の温度上昇を抑制し、充填流量を多くして充填速度を上げ、充填時間を短縮するものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。図2において、2は図示しない車両に搭載された水素供給装置、4は水素タンク、6は水素消費装置、8は水素供給通路、10は減圧弁である。水素供給装置2は、圧縮した水素が充填された複数の水素タンク4から構成されている。この実施例においては、2本の水素タンク4−1・4−2を設け、これら2本の水素タンク4−1・4−2から水素を供給される水素消費装置6を設けている。水素供給装置6は、車両に搭載された燃料電池である。
水素供給装置2は、2本の水素タンク4−1・4−2の夫々に上流側を連絡する2つの水素供給通路8−1・8−2を設けている。2つの水素供給通路8−1・8−2は、各下流側を合流通路8aに合流して水素消費装置6に連絡して設けている。2つの水素供給通路8−1・8−2の上流端には、減圧弁10−1・10−2を設けている。減圧弁10−1・10−2は、2本の水素タンク4−1・4−2から2つの水素供給通路8−1・8−2の夫々に供給される水素の圧力を減圧する。
水素供給装置2は、2本の水素タンク4−1・4−2内の高圧の水素(例えば、最大70MPa)を、減圧弁10−1・10−2によって水素消費装置6(燃料電池)での発電に適当な設定圧(例えば、1.0MPa)にまで減圧し、2つの水素供給通路8−1・8−2により水素消費装置6に供給する。
この水素供給装置2は、水素タンク4の内圧を測定可能な内圧検出手段12を設け、水素供給通路8を開閉可能な通路開閉弁14を設けている。この実施例においては、2本の水素タンク4−1・4−2の各内圧を測定可能な内圧検出手段12−1・12−2を設け、減圧弁10−1・10−2よりも下流側の2つの水素供給通路8−1・8−2に夫々通路開閉弁14−1・14−2を設けている。なお、通路開閉弁14−1・14−2は、装置に既設の開閉弁を利用することもできる。
2つの内圧検出手段12−1・12−2と2つの通路開閉弁14−1・14−2とは、開閉制御手段16に接続されている。開閉制御手段16は、内圧検出手段12−1・12−2により2本の水素タンク4−1・4−2の内圧を夫々検出し、最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように、通路開閉弁14−1・14−2を交互に開閉制御する。
次に作用を説明する。
図1において、水素供給装置2は、初期状態において(102)、内圧検出手段12により検出した複数の水素タンク4の各内圧を比較し(104)、最も高圧な水素タンク41本に連絡する水素供給通路8に設けた通路開閉弁14を開放し(106)、水素供給通路8の圧力・流量をチェックし、正常であるか異常であるかを判断する(108)。
この判断(108)が正常である場合は、水素を消費中の水素タンク4と最も高圧な水素タンク4との内圧を比較して、その差圧が設定された規定圧力以上であるか未満であるかを判断する(110)。
この判断(110)が規定圧力未満である場合は、この判断(110)を繰り返す。この判断(110)が規定圧力以上である場合は、異常な水素タンク4を除いて、最も高圧な水素タンク4と水素を消費中の水素タンク4とに夫々連絡する水素供給通路8に設けた各通路開閉弁14を設定された時間だけ開放する(112)。
設定された時間が経過した後に、異常な水素タンク4を除いて、最も高圧な水素タンク4に連絡する水素供給通路8に設けた通路開閉弁14だけを開放し(114)、水素の消費が終了したか継続しているかを判断する(116)。
この判断(116)が継続の場合は、圧力・流量の判断(108)に戻る。この判断(116)が終了の場合は、全ての水素タンク4に夫々連絡する水素供給通路8に設けた各通路開閉弁14を全て閉鎖し(118)、停止・終了状態とする(120)。
一方、前記判断(108)において、水素供給通路8の圧力・流量に異常を検出した場合は、異常が検出された水素タンク4を一時的に除外し(122)、最も高圧な水素タンク4と水素を消費中の水素タンク4とに夫々連絡する水素供給通路8に設けた各通路開閉弁14を設定された時間だけ開放する(124)。
設定された時間の経過した後に、最も高圧な水素タンク4に連絡する水素供給通路8に設けた通路開閉弁14だけを開放し(126)、水素供給通路8の圧力・流量の異常が決定であるか疑いであるかを判断する(128)。
この判断(128)が異常決定である場合は、ユーザへの警告を表示手段(図示せず)により表示し(130)、異常の水素タンク4を処理全般から除外し(132)、全ての水素タンク4が異常であるか一部であるかを判断する(134)。
この判断(134)が全て異常である場合は、全ての水素タンク4に夫々連絡する水素供給通路8に設けた各通路開閉弁14を全て閉鎖し(118)、停止・終了状態とする(120)。この判断(134)が一部異常である場合は、最も高圧な水素タンク4に連絡する水素供給通路8に設けた通路開閉弁14だけを開放し(136)、圧力・流量の判断(108)に戻る。
また、前記判断(128)において、異常の疑いがある場合は、ユーザへの警告を表示手段(図示せず)により表示し(138)、何回か異常の疑いが発生したら、異常の疑いのある水素タンク4を処理全般から除外し(140)、全ての水素タンク4が異常であるか一部であるかの判断に移行する(134)。
このように、この水素供給装置2は、内圧検出手段12により2本の水素タンク4の内圧を夫々検出し、開閉制御手段16により最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁14を交互に開閉制御することにより、2本の水素タンク4に水素消費を分散して各水素タンク2の消費量を減少させることができ、1本の水素タンク4からだけ水素が消費されることを防止して各水素タンク2の水素を略均等に消費させることができる。
これにより、この水素供給装置2は、図3に示す如く、2本の水素タンク4からの消費で全水素量の半分まで消費した状態から、略均等に消費された2本の水素タンク4に水素を充填する場合に、水素タンク4の1本あたりの充填量を半分にすることができ、水素タンク4の1本あたりの充填流量を少なくすることができるため、水素タンク4への水素充填時に水素タンク4内の温度上昇を1/4に抑制することができ、充填流量を多くして充填速度を上げることができ、充填時間を短縮することができる。
また、開閉制御手段16は、開放される通路開閉弁14と閉鎖される通路開閉弁14との動作を切換える際に、設定された時間が経過するまで、すべての通路開閉弁14を開放制御することにより、水素を供給する水素タンク4を切換える際に起こる一時的な水素の供給不足を防ぐことができ、水素消費装置6の運転性能の低下を防止することができる。
さらに、開閉制御手段16は、不具合が検出された水素タンク4に連絡する水素供給通路8に設けた通路開閉弁14を閉鎖制御することにより、水素タンク4に不具合が検出された場合に、不具合のある水素タンク4を除いた他の水素タンク4から水素を供給して水素消費装置6の運転を継続することができる。
さらにまた、この水素消費装置6は、図示しない車両に搭載された燃料電池であることにより、車両を走行させるには大量の水素を消費するので、開閉制御手段16を備えた複数の水素タンク4からなる燃料電池システムには特に有効である。
図4・図5は、変形例を示すものである。この水素供給装置2は、図4に示す如く、3本の水素タンク4−1・4−2・4−3の夫々に上流側を連絡する3つの水素供給通路8−1・8−2・8−3を設け、3つの水素供給通路8−1・8−2・8−3の各下流側を合流通路8aに合流して水素消費装置6に連絡して設け、3つの水素供給通路8−1・8−2・8−3の上流端に供給される水素の圧力を減圧する減圧弁10−1・10−2・10−3を設けている。
この水素供給装置2は、3本の水素タンク4−1・4−2・4−3の各内圧を測定可能な内圧検出手段12−1・12−2・12−3を設け、減圧弁10−1・10−2・10−3よりも下流側の3つの水素供給通路8−1・8−2・8−3に夫々通路開閉弁14−1・14−2・14−3を設け、内圧検出手段12−1・12−2・12−3により3本の水素タンク4−1・4−2・4−3の内圧を夫々検出し、最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように、通路開閉弁14−1・14−2・14−3を交互に開閉制御する開閉制御手段16を設けたものである。
この水素供給装置2は、内圧検出手段12により3本の水素タンク4の内圧を夫々検出し、開閉制御手段16により最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁14を交互に開閉制御することにより、3本の水素タンク4に水素消費を分散して各水素タンク2の消費量を減少させることができ、1本の水素タンク4からだけ水素が消費されることを防止して各水素タンク2の水素を略均等に消費させることができる。
これにより、この水素供給装置2は、図5に示す如く、3本の水素タンク4からの消費で全水素量の半分まで消費した状態から、略均等に消費された3本の水素タンク4に水素を充填する場合に、水素タンク4の1本あたりの充填量を半分にすることができ、水素タンク4の1本あたりの充填流量を少なくすることができるため、水素タンク4への水素充填時に水素タンク4内の温度上昇を1/9に抑制することができ、充填流量を多くして充填速度を上げることができ、充填時間を短縮することができる。
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。
例えば、予め3つの水素タンク4−1・4−2・4−3の減少傾向から各減圧弁10−1・10−2・10−3の実際の動作圧力を検出し、この実際の動作圧力の違いから3つの水素タンク4−1・4−2・4−3に設けた各通路開閉弁14−1・14−2・14−3の開閉順序を決定しておき、実際に水素供給装置2により水素消費装置6に水素を供給する場合において、水素消費装置6による水素の消費状態に応じて前記予め決定された開閉順序で通路開閉弁14−1・14−2・14−3を順次に開閉制御することにより、制御のプログラムを簡単にすることができる。
この発明の水素供給装置は、複数の水素タンクの最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように通路開閉弁を交互に開閉制御することにより、水素タンクへの水素充填時に水素タンク内の温度上昇を抑制し、充填流量を多くして充填速度を上げ、充填時間を短縮するものであり、燃料電池自動車の水素タンクだけでなく、外部から高圧のガスを充填する装置全般に応用可能であり、CNG(圧縮天然ガス)車両にも応用することができる。
実施例を示す水素供給装置の制御フローチャートである。 2本の水素タンクを備えた水素供給装置の概略構成図である。 2本の水素タンクの充填量と時間との関係を示す図である。 変形例を示す3本の水素タンクを備えた水素供給装置の概略構成図である。 3本の水素タンクの充填量と時間との関係を示す図である。 従来例を示す1本の水素タンクを備えた水素供給装置の概略構成図である。 (A)は設定圧1.0MPaであって実際は1.1MPaで動作する減圧弁の説明図、(B)は設定圧1.0MPaであって実際も1.0MPaで動作する減圧弁の説明図である。 従来例を示す2本の水素タンクを備えた水素供給装置の概略構成図である。 2本の水素タンクの内圧と時間との関係を示す図である。 水素タンクの充填量と圧力上昇との関係を示す図である。 従来例を示す3本の水素タンクを備えた水素供給装置の概略構成図である。 3本の水素タンクの内圧と時間との関係を示す図である。
符号の説明
2 水素供給装置
4−1・4−2 水素タンク
6 水素消費装置
8−1・8−2 水素供給通路
10−1・10−2 減圧弁
12−1・12−2 内圧検出手段
14−1・14−2 通路開閉弁
16 開閉制御手段

Claims (4)

  1. 圧縮した水素が充填された複数の水素タンクを設け、これら複数の水素タンクから水素を供給される水素消費装置を設け、前記複数の水素タンクの夫々に上流側を連絡する複数の水素供給通路を設け、これら複数の水素供給通路の各下流側を合流して前記水素消費装置に連絡して設け、前記複数の水素タンクから複数の水素供給通路の夫々に供給される水素の圧力を減圧する減圧弁を設けた水素供給装置において、前記複数の水素タンクの各内圧を測定可能な内圧検出手段を設け、前記減圧弁よりも下流側の複数の水素供給通路に夫々通路開閉弁を設け、前記内圧検出手段により複数の水素タンクの内圧を夫々検出し、最も高い内圧と最も低い内圧との差圧が設定された圧力以下になるように前記通路開閉弁を交互に開閉制御する開閉制御手段を設けたことを特徴とする水素供給装置。
  2. 前記開閉制御手段は、開放される通路開閉弁と閉鎖される通路開閉弁との動作を切換える際に、設定された時間が経過するまで、すべての通路開閉弁を開放制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素供給装置。
  3. 前記開閉制御手段は、不具合が検出された水素タンクに連絡する水素供給通路の通路開閉弁を閉鎖制御することを特徴とする請求項1に記載の水素供給装置。
  4. 前記水素消費装置は、車両に搭載された燃料電池であることを特徴とする請求項1に記載の水素供給装置。
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