JP2006266756A - サイトグラス - Google Patents

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和浩 岡本
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Abstract

【課題】 簡易な構成によって良好な内部監視を維持できるサイトグラスを提供する。
【解決手段】 本発明のサイトグラスは、粉体5が流れる流路構造体2から分岐するように分岐構造部3が配設されており、当該分岐構造部3における、連通路3bを挟んで連通口3aの対向側に目視部6が配設されている。分岐構造部3の連通路3bには、流路2bから流入する粉体5を当該流路2bに流出できるように構成された構造面7が形成されており、当該構造面7と、流路2bの中心軸9に垂直となる垂直面10とは、粉体5の安息角以上の角度θを形成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サイトグラスに関し、詳細には、簡易な構成によって良好な内部監視を維持して行うことができるサイトグラスに関するものである。
一般に、配管内の状態を監視するために、サイトグラスと呼ばれる配管内を目視できる監視用の部材が用いられる。具体的には、このサイトグラスは、配管等の途中に設置され、当該配管内の流体の流れを窓ガラスを通して確認するという流体監視用の部材である。流体としては、例えば、冷却水、潤滑油、スラリー状の流体、粉体等が挙げられる。
一般的なサイトグラスとして、図8(a)・(b)に示すような構造が知られている。図8(a)・(b)は、平型サイトグラスと呼ばれる一般的なサイトグラスの構造を示すものであり、図8(a)は、平型サイトグラス20の斜視図であり、図8(b)は、図8(a)に示す平型サイトグラス20の切断線B−B’で切断した状態を示した矢視断面図である。図8(a)・(b)中に示した矢印は、流体の流れる方向を示している。この平型サイトグラス20は、流入口21aおよび流出口21bが設けられた流路21c(図8(b))によって構成される流路構造体21と、窓ガラス22とを備えている。流入口21aおよび流出口21bは図示しない配管に接続されている。図示しない配管から流入口21aに流入した流体は、流路21cを流れ、流出口21bから図示しない別の配管に流出する。図8(b)に示すように、流路21c内に流入した流体の状態を、窓ガラス22から監視することができる。
その他にも、図9(a)・(b)に示すような構造も知られている。図9(a)・(b)は、筒型サイトグラスと呼ばれる一般的なサイトグラスの構造を示すものであり、図9(a)は、筒型サイトグラス23の斜視図であり、図9(b)は、図9(a)に示す筒型サイトグラス23の切断線B−B’で切断した状態を示した矢視断面図である。図9(a)・(b)中に示した矢印は、流体の流れる方向を示している。この筒型サイトグラス23は、窓ガラス24によって配管自体を構成している。そのため、筒型サイトグラス23は、その周囲の何れの方向からでも内部の流体の状態を監視することができる。
また、例えば図10に示すような構造のサイトグラス25もある。このサイトグラス25は、タンク26および窓ガラス24を備えており、例えば、タンク26に設けられた流入口21aからタンク26内部に流入した流体の様子を窓ガラス24を通じて監視することができる。
しかしながら、上述した図8(a)・(b)〜図10に示した従来の構造のサイトグラスには以下のような問題がある。
すなわち、図8(a)・(b)に示したような構造のサイトグラス20、および図9(a)・(b)に示したような構造のサイトグラス23は、流体が窓ガラス内部を直接流れる構成となっている。また、図10に示したような構造のサイトグラス25も、窓ガラス24にタンク26内部の物質が直接接触する構成となっている。そのため、窓ガラス22(図8(a)・(b))・24(図9(a)・(b)、図10)の内面が流体や物質によって汚れてしまうという問題がある。例えば、冷却水配管の途中に設けられたサイトグラスの場合、窓ガラスの内面にスケールや水垢が付着し、監視時に冷却水の流れが確認しづらくなるという問題がある。
特に、流体や物質として粉体を用いるような場合は、窓ガラスの内面にこの粉体が付着し、粉体の流れが確認しづらくなり、作業時間とともにその付着量が増せば、ついには窓ガラス全面が粉体によって覆われ、流路やタンク内部の粉体の状態を全く確認できなくなるという問題がある。
このような問題を解消する方法として従来知られている構成に、清掃によって窓ガラスの内面の汚れ(すなわち、付着した粉体等)を除去するという構成がある。例えば、定期点検時等にサイトグラスを分解して内面清掃を行ったり、窓ガラスの内面に外部から操作可能なワイパー等の清掃部材を取り付けて清掃を行ったりする。
しかしながら、このようにサイトグラスを分解して清掃するという構成は、非常に手間がかかるため、頻繁に行うことはできない。また、ワイパー等の外部から操作可能な清掃部材を取り付けて清掃を行う方法は、作業者が一々手で操作しなければならないため作業が面倒である。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成によって良好な内部監視を維持できるサイトグラスを提供することにある。
本発明に係るサイトグラスは、上述した課題を解決するために、中空部が設けられた中空構造体と、上記中空部を目視できる目視部とを備えたサイトグラスであって、上記中空部に連通する連通口および連通路が設けられた分岐構造部が、上記中空構造体に分岐するように設けられており、上記中空構造体には、上記中空部に物質を出し入れするための開口部が設けられており、上記分岐構造部は、上記連通路を挟んで連通口と対向するように上記目視部を有しており、上記中空部に物質が存在する場合に当該中空部から当該連通路に入り込む物質を当該中空部に排出できるように構成された構造面を、当該連通路に有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明のサイトグラスは、目視部に物質が付着することがない。したがって、上記目視部から上記中空部の状態を半永久的に監視することができる。
具体的には、本発明のサイトグラスは、上記分岐構造部が、上記中空構造体から分岐するように配設されており、当該分岐構造部における連通口の対向側に目視部が配設されている。さらに、分岐構造部の連通路に、中空部から当該連通路に入り込む物質を、当該中空部に排出できるように構成された構造面を有している。すなわち、上記分岐構造部は、連通路おいて、この構造面によって連通路に入り込む物質を、中空部に排出させることができる。そのため、連通ロから連通路に入り込んだ物質が、当該連通路を挟んで連通口の対向側に設けられた目視部に到達することはない。
したがって、本発明のサイトグラスは、上記目視部に中空部にある物質が付着する虞はなく、上記中空部を良好に監視できる状態を維持することができる。
よって、本発明の構成によれば、従来のように煩雑な方法によって目視部を清掃する必要はなく、簡易な構成によって半永久的に上記中空部の状態を監視することが可能なサイトグラスを提供することができる。
具体的には、本発明に係るサイトグラスは、上記構造面が、上記中空部の中心軸に垂直となる垂直面に対して、重力に拮抗する方向に傾斜して設けられていることが好ましい。
これにより、本発明のサイトグラスは、上記構造面を、上記中空部の中心軸に垂直となる垂直面に対して重力に拮抗する方向に傾斜させるという簡易な構成によって、中空部から分岐構造部の内部に入り込んだ物質を当該中空部に排出させることができる。よって、上記目視部に物質が付着する虞のない、上記中空部を良好に監視できるサイトグラスを実現することができる。
また、本発明に係るサイトグラスは、上記物質が粉体であり、上記構造面と上記垂直面とがなす角度は、少なくとも当該粉体の安息角以上に形成されていることが好ましい。
これにより、上記分岐構造部の連通路に上記中空部から物質(粉体)が入り込んだ場合であっても、連通路に設けられた構造面と、上記垂直面とが当該粉体の安息角以上の角度を形成しているので、入り込んだ粉体は、連通路内に堆積することなく、再び中空部に排出される。
したがって、粉体が上記分岐構造部の連通路に入り込んだ場合であっても、当該粉体が上記目視部に付着することはない。よって、上記中空部の監視を良好な状態で継続できるサイトグラスを実現することができる。
なお、ここで安息角とは、粉体を水平面に静かに落下堆積させたときにできる円錐状の堆積物の母線が、当該水平面とつくる角度(傾斜角)のことである。
また、本発明に係るサイトグラスは、上記中空部を照らす光源を備えていることが好ましい。
これにより、本発明のサイトグラスは、上記光源から出射された光を用いて上記中空部の内部の物質を監視することができる。
また、本発明に係るサイトグラスは、上記光源が、上記目視部に設けられていることが好ましい。
これにより、本発明のサイトグラスは、目視部からの流路内の監視をさらに良好に実現することができる。
また、本発明に係るサイトグラスは、上記中空部を照らす光源を上記目視部に替えて備えた光源分岐部が、上記分岐構造部とともに上記中空構造体に設けられていることが好ましい。
これにより、上記中空部に物質がある場合に、上記目視部と同様、当該物質が上記光源に付着する虞はない。これにより、常に中空部を良好に照射することができるサイトグラスを提供することができる。
また、本発明に係るサイトグラスは、上記物質は流体であり、上記中空構造体は、当該流体の流入口、流路、および流出口が設けられた流路構造体であってもよい。
上記中空構造体が上記流路構造体であっても、本発明のサイトグラスは、連通路おいて構造面によって当該連通路に流入する流体を、流路に流出させることができる。そのため、連通ロから連通路に流入した物質が、当該連通路を挟んで連通口の対向側に設けられた目視部に到達することはない。
本発明に係る流体検出装置は、以上のように、中空部が設けられた中空構造体と、上記中空部を目視できる目視部とを備えたサイトグラスであって、上記中空部に連通する連通口および連通路が設けられた分岐構造部が、上記中空構造体に分岐するように設けられており、上記中空構造体には、上記中空部に物質を出し入れするための開口部が設けられており、上記分岐構造部は、上記連通路を挟んで連通口と対向するように上記目視部を有しており、上記中空部に物質が存在する場合に当該中空部から当該連通路に入り込む物質を当該中空部に排出できるように構成された構造面を、当該連通路に有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明のサイトグラスは、上記分岐構造部が、連通路において構造面によって当該連通路に入り込む物質を、中空部に排出させることができる。そのため、連通ロから連通路に入り込んだ物質が、当該連通路を挟んで連通口の対向側に設けられた目視部に到達することはない。
したがって、本発明のサイトグラスは、上記中空部に物質がある場合、上記目視部に当該物質が付着する虞はなく、上記中空部を良好に監視できる状態を維持することができる。
よって、本発明の構成によれば、従来のように煩雑な方法によって目視部を清掃する必要はなく、簡易な構成によって半永久的に上記中空部の状態を監視することが可能なサイトグラスを提供することができる。
本発明の実施の一形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
なお、以下の説明では、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲が、以下の実施形態および図面に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、粉体の流れやその状態を監視・観察する場合のサイトグラスについて説明するが、本発明のサイトグラスは、粉体に限定されるものではなく、上記したような冷却水、潤滑油、スラリー状の流体が流れている場合にこれらを監視・観察するために適用されるものであってもよい。
図1(a)・(b)は、本実施の形態におけるサイトグラス1の構成を示す図であり、図1(a)はサイトグラス1の構成を示した斜視図であり、図1(b)は図1(a)に図示したサイトグラス1の切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。なお、図1(a)・(b)に示した矢印は、粉体5の流れる方向を示している。図1(a)・(b)に示すサイトグラス1は、例えば、配管内の状態を監視するための部材として、配管等の途中に設置され、配管内の流体の状態や流れを監視・確認することができる。具体的には、作業者等が、サイトグラス1に設けられた目視部6を通じて目視により配管内の流体の状態や流れを監視・確認することができる。そのため、上記サイトグラス1は、流路構造体(中空構造体)2と、分岐構造部3と、光源4と、目視部6とを備えている。流路構造体2と分岐構造部3とは、図1(a)・(b)に示すように、分岐構造部3が流路構造体2から分岐するように配置された構造を形成している。上記目視部6は、図1(a)・(b)に示すように、流路構造体2から分岐した分岐構造部3の先端に配設されている。
上記流路構造体2は、図1(a)・(b)に示すように、粉体5が流入する流入口2aと、当該流入口2aから流入した粉体5が流れる流路2bと、当該流路2bを流れた粉体5が流出する流出口2cとが設けられている。上記流入口2aおよび流出口2cにはそれぞれ、図示しない配管が接続され、図示しない粉体供給部から供給された粉体5が当該配管を通じて流入口2aから流路構造体2(流路2b)に流入し、流出口2cから図示しない別の配管に流出される構成とすることができる。配管とサイトグラス1との接続方法は、例えば、フランジ接続、溶接等が挙げられ、強度、取り付けの操作性の観点からフランジ接続が推奨される。
上記流路構造体2は、例えば、ステンレス、鉄、チタン鋼、アルミニウムなどの金属材料、繊維強化プラスチック(FRP)等の複合材料等を用いて構成することができる。金属製構造体の場合には、流体が接する内面に、ガラス、エポキシ樹脂、FRP、ポリエチレン、ポリエステル、ゴム、フッ素樹脂等をライニングしてもよい。
なお、本実施の形態におけるサイトグラス1は、上記流路構造体2において、粉体5が重力に従って流れるように構成されている。したがって、サイトグラス1は、上記流路構造体2の流路2bの中心軸9(図1(b))を、水平面に対して垂直になるように構成している。
上記分岐構造部3は、図1(a)に示したように、当該流路構造体2から分岐するように配設されている。さらに、上記分岐構造部3は、図1(b)に示すように、一方の端において流路構造体2の流路2bと連通する連通口3aを形成しており、他方の端に上記目視部6を有している。連通口3aと目視部6との間は、これらが所定の距離を隔てて離間するように、連通口3aに続く連通路3bが形成されている。
上記分岐構造部3は、上記流路構造体2と同様の材料を用いることができる。
上記連通口3aの開口径は、特に限定されるものではないが、例えば10mm〜500mm、好ましくは50mm〜100mmとすることができる。
上記連通口3aと目視部6との距離(すなわち、連通路3bの長さ)は、例えば、50mm〜500mm、好ましくは150mm〜300mmとすることができる。しかしながら、この距離は、流路2b内を流れる粉体5の種類、連通口3aの開口径に相関する。そのため、これらに応じて、上記目視部6に粉体5が付着(接触)しないような距離を適宜設定することが好ましい。
また、上記分岐構造部3には、連通路3bに流路2bから流入する粉体5を再び流路2bに流出できるように構成された構造面7が、当該連通路3bに形成されている。
上記構造面7は、流路構造体2の流路2bの中心軸9(図1(b))に垂直となる垂直面10に対して、粉体5の安息角以上の角度θ(すなわち、安息角よりも大きい角度)を形成して流入口2a側に傾斜している。
なお、ここで安息角とは、粉体5を水平面に静かに落下堆積させたときにできる円錐状の堆積物の母線が、当該水平面とつくる角度(傾斜角)のことである。安息角は、粉体5の種類によって異なるが、同じ粉体5であってもその含水量によって変化する。安息角は、従来公知の安息角測定器を用いて測定することができる。例えば、粉体5として、粒度70μmの炭酸カルシウム(含水量0%)を用いた場合であればこの安息角は45°となり、粒度70μmの炭酸カルシウム(含水量0.5%)を用いた場合は安息角が55°となる。
なお、上記構造面7は、分岐構造部3の連通路3bであるとみなすこともできる。すなわち、本実施の形態のサイドグラス1では、図1(a)・(b)に示すように、分岐構造部3が円柱形状となっている。この場合、図1(b)に示すように、分岐構造部3の中心軸8(図1(b))を、上記垂直面10に対して粉体5の安息角以上の角度θ(すなわち、安息角よりも大きな角度)を形成するように、流入口2a側に傾斜させることによって、連通路3bは垂直面10との間に粉体5の安息角以上の角度θを形成していることになる。このように、連通路3bが垂直面10との間に粉体5の安息角以上の角度θを形成すれば、連通路3bに流入する粉体5は、流路2bに流出し、上記構造面7と同様の効果を得ることができる。
なお、上記構造面7は、例えば、流路2bから流入した粉体5が当該流路2bに流出しやすいような表面処理加工を施していてもよい。また、上記したように、連通路3bを構造面7とみなす場合であっても、連通路3b表面に上記と同様の表面処理加工を施していてもよい。
また、上記構造面7は、図1(b)に示したような平面に限定されるものではなく、彎曲や凹凸が形成されているものであってもよい。
上記目視部6は、上記流路構造体2の内部(すなわち、流路2b内)の粉体5の状態や流れを監視・観察するために設けられている。例えば、作業者は、この目視部6を通じて流路2b内の粉体5の状態や流れを監視・観察することができる。目視部6には、透明な構造材料を用いることができる。具体的には、ガラス、アクリルガラス(樹脂)、透明ポリ塩化ビニル(樹脂)、透明ポリエーテルスルホン(樹脂)、透明ポリエステル(樹脂)、耐熱ガラス、強化耐熱ガラス等が挙げられ、耐熱性、耐薬品性の観点から、耐熱ガラス、強化耐熱ガラスが好適である。
なお、図1(a)・(b)に示す構造のサイトグラス1は、分岐構造部3が、図1(a)・(b)に示すように、目視部6が設けられている側と、連通口3aが設けられている側とがフランジ接続されている。このように構成することによって、分岐構造部3の強度を高めることができるとともに、分岐構造体3の長さも容易に変更することができる。
上記光源4は、作業者が目視部6から流路2b内の粉体5の状態や流れを監視・観察できるように上記流路2b内を照らすために設けられている。本実施の形態のサイトグラス1では、光源4を分岐構造部3の目視部6に設けており、流路2bと分岐構造部3との連通部分に向けて光を出射している。光源4としては、サイトグラスに適用されている光源を用いることができ、具体的には、白熱灯、蛍光灯、発光ダイオード等を用いることができる。
以上のように、本実施の形態におけるサイトグラス1は、上記分岐構造部3が、上記流路構造体2から分岐するように配設されており、当該分岐構造部3における連通口3aの対向側に目視部6が配設されている。さらに、上記分岐構造部3の連通路3bに,上記流路2bから流入する粉体5を当該流路2bに流出できるように構成された構造面7を有している。すなわち、上記分岐構造部3は、連通路3b(具体的には、構造面7)において、連通路3bに流入した粉体5を、流路2bに流出させることができる。そのため、連通ロ3aから連通路3bに流入した粉体5が、当該連通路3bを挟んで連通口3aの対向側に設けられた目視部6に到達することはない。
これにより、サイトグラス1は、上記目視部6が粉体5によって汚れることはなく、流路2b内を良好に監視できる状態を維持することができる。
したがって、本発明の構成によれば、従来のように煩雑な方法によって目視部を清掃する必要はなく、簡易な構成によって半永久的に上記流路2b内の良好な監視が可能なサイトグラス1を提供することができる。
なお、本実施の形態では、図1(a)に示したように、流路構造体2および分岐構造部3は円柱形状を有している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本実施の形態では、上記のように、構造面7を透視構造体3の連通路3bとして構成している。そのため、透視構造体3自体が上記垂直面10に対して粉体5の安息角以上の角度θを形成するように、流入口2a側に傾斜している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも構造面7が、上記垂直面10に対して粉体5の安息角以上の角度θ(すなわち、安息角よりも大きい角度)を形成するように、流入口2a側に傾斜した構成であればよい。したがって、図2に示すような、本実施の形態の分岐構造部3および構造面7とは異なる形状の分岐構造部3および構造面7を構成してもよい。図2は、本実施の形態の分岐構造部3および構造面7とは異なる形状の分岐構造部3および構造面7を示した断面図である。図2に示すように、本発明のサイトグラスは、連通路3b(透視構造体3)自体によって上記の角度を形成される必要はなく、構造面7が上記垂直面10に対して粉体5の安息角以上の角度θを形成していればよい。
また、図3は、本実施の形態の分岐構造部3および構造面7とは異なる形状の分岐構造部3および構造面7を示した断面図である。図3に示すように、構造面7は、連通口3a付近にのみ形成してもよい。
なお、本実施の形態のサイトグラス1では、光源4を、分岐構造部3の目視部6に設け、流路2bと分岐構造部3との連通部分に向けて光を出射している構成である。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、作業者が目視部6から流路2b内の粉体5の状態や流れを監視・観察することができれば、その設置位置は上記に限定されるものではない。したがって、例えば、分岐構造部3の別の位置に設置することもできる。例えば、連通口3aに設けることも可能である。また、図4は、本実施の形態の光源4とは設置位置が異なるサイトグラス1の構成を示した断面図である。図4に示すように、流路2bを挟んで、連通口3aの反対側に光源4を設け、作業者は、粉体5を介して当該光源4から出射された光によって流路2b内の粉体5の状態や流れを監視・観察できる構成であってもよい。
さらに、本実施形態のサイトグラスは、図1(b)に示したように光源4を備えている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、光源4がなくとも、目視部6に作業者が懐中電灯等の外部光源で照射しながら、監視・観察を行なっても良い。また、光源4を備えない場合として、例えば、図5のようなサイトグラス1’としてもよい。図5に示すように、サイトグラス1’は、分岐構造部3(これを分岐構造部3−1とする)を、もう一つ設けた(これを分岐構造部3−2)構成となっている。このように分岐構造部3−2を設けることによって、目視部6−2から外部光源を流路2b内に取り入れることができ、分岐構造部3−1を流路2bの監視・観察のために用いることができる。
このように、光源4を備えず、外部光源を流路2b内に取り入れる場合、上記の構成とすることにより、目視部6−2に流体が付着する虞がないため、流体によって外部光源が遮断されることはない。
また、光源4を備えた場合の構成として図6に示すようなサイトグラス1’としてもよい。図6に示すサイトグラス1’は、図5の分岐構造部3−2の目視部6―2を上記光源4に替えて備えた光源分岐部13を、分岐構造部3とともに流路構造体2に配設している。このように、サイトグラス1’は、光源4を分岐構造部3の目視部6に替えて備えた光源分岐部13が設けられているため、光源4に流体が付着する虞はなく、常に流路2bを良好に照射することができる。
また、本実施の形態では、流体の流入口2a、流路2b、および流出口2cが設けられた流路構造体2を備えたサイトグラス1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、図7に示すような構造のサイトグラス1’’であってもよい。サイトグラス1’’は、図7に示すように、タンク(中空構造体)15と分岐構造部3とを備えている。タンク15には開口部15bが設けられており、この開口部15bから物質をタンク内部15aに出し入れすることができる。本発明は、分岐構造部3が上述した構成であるため、タンク内部15a(中空部)に物質があるような場合であっても、連通路3bおいて構造面7によって当該連通路3bに入り込む物質を、タンク内部15aに排出させることができる。そのため、連通ロ3aから連通路3bに入り込んだ物質が、当該連通路3bを挟んで連通口3aの対向側に設けられた目視部6に到達することはない。したがって、目視部6にタンク内部15aにある物質が付着する虞はなく、上記タンク内部15aを良好に監視できる状態を維持することができる。
本発明に係るサイトグラスは、目視部に中空構造体を流れる流体が付着する虞はなく、上記流路内を良好に監視できる状態を維持することができる。
したがって、ホッパー、シュート等の流体輸送装置、サイロ、タンク等の流体保管装置等に広く適用することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係るサイトグラスの構成を示した斜視図であり、(b)は(a)に図示したサイトグラスの切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける分岐構造部および構造面の他の構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける分岐構造部および構造面の他の構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける光源を他の位置に配置した場合の構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける分岐構造部を複数備えた構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける分岐構造部を複数備え、そのうちの1つに光源が設けられている構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態に係るサイトグラスにおける他の構造を示した断面図である。 (a)は従来技術におけるサイトグラスの構成を示した斜視図であり、(b)は(a)に図示したサイトグラスの切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。 (a)は従来技術におけるサイトグラスの構成を示した斜視図であり、(b)は(a)に図示したサイトグラスの切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。 従来技術におけるサイトグラスの構成を示した斜視図である。
符号の説明
1、1’、1’’ サイトグラス
2 流路構造体(中空構造体)
2a 流入口(開口部)
2b 流路(中空部)
2c 流出口(開口部)
3、3−1、3−2 分岐構造部
3a 連通口
3b 連通路
4 光源
5 粉体(物質、流体)
6 目視部
7 構造面
8 分岐構造部の中心軸
9 流路構造体の流路の中心軸(中空部の中心軸)
10 垂直面
13 光源分岐部
15 タンク(中空構造体)
15a タンク内部(中空部)
15b 開口部

Claims (7)

  1. 中空部が設けられた中空構造体と、上記中空部を目視できる目視部とを備えたサイトグラスであって、
    上記中空部に連通する連通口および連通路が設けられた分岐構造部が、上記中空構造体に分岐するように設けられており、
    上記中空構造体には、上記中空部に物質を出し入れするための開口部が設けられており、
    上記分岐構造部は、上記連通路を挟んで連通口と対向するように上記目視部を有しており、上記中空部に物質が存在する場合に当該中空部から当該連通路に入り込む物質を当該中空部に排出できるように構成された構造面を、当該連通路に有していることを特徴とするサイトグラス。
  2. 上記構造面は、上記中空部の中心軸に垂直となる垂直面に対して、重力に拮抗する方向に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサイトグラス。
  3. 上記物質は粉体であり、上記構造面と上記垂直面とがなす角度は、少なくとも当該粉体の安息角以上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のサイトグラス。
  4. 上記中空部を照らす光源を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のサイトグラス。
  5. 上記光源は、上記目視部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のサイトグラス。
  6. 上記中空部を照らす光源を上記目視部に替えて備えた光源分岐部が、上記分岐構造部とともに上記中空構造体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサイトグラス。
  7. 上記物質は流体であり、上記中空構造体は、当該流体の流入口、流路、および流出口が設けられた流路構造体であることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のサイトグラス。
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