JP2006266454A - リング及びシール構造 - Google Patents

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Akira Matsumura
朗 松村
Masao Teraoka
正夫 寺岡
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MATSUMURA KOKI KK
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Abstract

【課題】 高温や活性の強い流体の漏れをなくすことを可能とする。
【解決手段】 同径にコイル状に巻いた第1のリング部11と、同径にコイル状に巻いた第1のシールリング11よりも径の小さな第2のリング部13と、第1,第2のリング部11,13相互を一体的に結合し半径が連続的に変化する結合部15とよりなり、第1のリング部11の外周部111が穴53内周に弾性的に接触し、第2のリング部13の内周部113が軸3の外周に弾性的に接触することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は流体をシールするリング及びシール構造に関する。
従来のパッキンはオイルシール、ラビリンスパッキン、ピストンリング等が使用されている。
しかし、オイルシールは、材料の関係で高温や、活性の強い流体の密封装置としては不向きであり、またラビリンスパッキンやピストンリングは隙間を有するため、流体の漏れが多い。
特開平6−193475号公報
解決しようとする問題点は、簡単な構造で、高温や活性の強い流体の漏れをなくすことが出来ない点である。
本発明は、高温や活性の強い流体の漏れをなくすために、同径にコイル状に巻いた第1のリング部と、同径にコイル状に巻いた第1のリング部よりも径の小さな第2のリング部と、前記第1,第2のリング部相互を一体的に結合し半径が連続的に変化する結合部とよりなることを最も主要な特徴とする。
本発明のシールリングは、同径にコイル状に巻いた第1のリング部と、同径にコイル状に巻いた第1のリング部よりも径の小さな第2のリング部と、前記第1,第2のリング部相互を一体的に結合し半径が連続的に変化する結合部とよりなるため、径方向に構造に起因する柔軟性を有する。このため、軸やハウジング直径の加工誤差や熱膨張による変化および、軸心の芯ずれが在っても、それを柔軟に吸収し、軸及び穴とリングの密着性を確保し、良好なシール性を保つことが出来る。
高温や活性の強い流体の漏れをなくすという目的を簡単な構造で実現した。
[シール構造概要]
図1は、本発明の実施例1に係るリングを用いたシール構造の断面図、図2は、同要部の拡大断面図である。
図1,図2のように、5は高温流体が封入されているハウジング、3はハウジングに軸方向に位置決めされ、回転自在に取り付けられた軸、7は高温の流体、9は軸を回転させるためのレバーを示す。リングとしてのシールリング1は、ハウジング5に回転自在に取り付けられた軸3との間に取り付けられ、軸3の段差33により軸方向に位置決めされている。
図2において、シールリング1の径の大きい第1のリング部11の外周部111がハウジング5の穴53の内周に密接している。またシールリング1の径の小さい第2のリング部13の内周部113が軸3の外周31に密接している。
[シールリング]
図3(a)は、シールリングの断面図、図3(b)は、同正面図である。図3のように、シールリング1の第1のリング部11は、幅および厚さが同一のばね材などの帯状薄板をコイル状に且つ同一半径に成形されその帯状部材の一部が重なり合うようになっている。
第2のリング部13は、第1のリング部11と同じように成形されているが、その半径が第1のリング部11より小さく作られている。さらに第1のリング部11と第2のリング部13は半径が徐々に変化する結合部15で一体的に結ばれている。
前記第1,第2のリング部11,13及び結合部15の巻数は、種種選択することができる。
[シール作用]
次に、図3において、当該シールリング1の特性を説明する。第1,第2のリング部11,13は、帯状の部材でコイル状に成形されているため、半径方向に柔軟性を有する。円周長が拘束されていないからである。また第1,第2のリング部11,13は、結合部15で連結されているため、結合部15の変形により、互いに径方向に変位することが出来る。このため、ハウジング5の穴53の内周部や軸の外周部に弾性的に密接することができる。従って、径の加工誤差、熱膨張での変化を吸収すると共に、軸の芯ずれを許容しハウジング5および軸3に追随する。
さらに、第1,第2のリング部11,13の外周部111及び内周部113は、薄板帯状部材が一部重なりあうように作られていることからピストンリングのような合口隙間が生じない。
また流体の圧力により、シールリング1は軸方向に押し付けられ、薄板帯状部材は互いに隙間無く密着する。このため、良好なシール性を発揮することが出来る。
ゴムや一部プラスチック等で作られたシールの場合は、素材自身の柔軟性により軸等の相手材へ密着することにより良好なシール性を保つ。しかしこのような材料は高温での使用や特殊な活性の強い流体のシールには不向きである。またラビリンスパッキンやピストンリングは、高温下の使用等に耐えるが、シール部分に隙間を有するため漏れが多くなる。
一方本発明のシールリング1は、ハウジング5や軸3等の相手材への密着性が材料自身の柔軟性に依存せず、構造に起因する径方向の柔軟性や偏芯許容性による。このため使用材料自体の柔軟性を要求せず、耐熱性や耐食性、耐摩耗性を有するが剛性の高い材料である金属、またプラスチック、カーボン等の材料の使用が可能で、さらに各種コーテング、潤滑材との組み合も自由である。このため当発明によれば、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性を有するシールを作ることが出来る。当該リングを多重に使用することで漏れをさらに少なくすることが可能である。さらに、第1のリング部11と第2のリング部13とを交互に連結部材15で複列に連結することで、さらに高いシール性を有するシールリング1となる。
さらに、高圧の流体7により、シールリング1は図2の右側に押し付けられる。このため、シールリング1の端面133が軸の段差31に押し付けられ当部の隙間をなくすことができる。
また、当該シールリング1はピストンリングのような合口隙間を有しない。
以上の特性により良好なシール性が確保できる。
なぜならば、図2において第1のリング部11は、穴51の径より僅かに大きく作られ、内周部113は軸の外径31よりも僅かに小さく作られているため、組み込まれると、弾性によりハウジング5の内周53および軸3の外周31に密接するからである。
また、シールリング1がハウジング5の内周53や、軸3の外周31に密接していても、軸の回転を妨げない。なぜならば、シールリング1はコイル状に成形されているため、周知の蔓巻きコイルスプリングを利用したワンウエイクラッチのように軸3がシールリング1のコイルの緩む方向に回転したときは、接触部の摩擦力がシールリング1の半径を拡大する方向に働くので、適度な接触圧を保ちながら、軸3の回転を許容し、ハウジング内径33に固定される。また、軸3が逆に回転した場合当該リング1は接触部の摩擦力が半径を縮小する方向に働くため、軸外径31に締め付けられ、軸外径31に固定される。一方ハウジング内径53との接触部は適度な接触圧を保ちながら摺動を許容する。このため、軸が揺動するような使用例の場合、シールリング1は、軸3の外周31および、ハウジング5の内周53の両方と摺動し、さらに接触部分も一作動ごとに移動し均一に摺動する。このため軸3の回転はスムーズで、さらに使用するほどに馴染み効果が発揮され両者の密着性が向上する。
以上のように本発明によれば、簡単な構造で高温の流体や腐食活性の強い流体のシールが可能で、さらに、ハウジングや軸の加工誤差や熱変形、軸の芯ずれ等も許容し、使いやすく信頼性に優れ且つ構造上安価なシールおよびシール構造を提供できる効果を有する。
なお、本発明のリングは、シールリングとして適用したが、シールリング以外に適用することができることは勿論である。
シール構造の断面図である(実施例1)。 同要部の拡大断面図である(実施例1)。 (a)は、シールリングの断面図、図3(b)は、同正面図である(実施例1)。
符号の説明
1 シールリング(リング)
3 軸
11 第1のリング部
13 第2のリング部
15 結合部
53 穴
111 外周部
113 内周部

Claims (2)

  1. 同径にコイル状に巻いた第1のリング部と、
    同径にコイル状に巻いた第1のリング部よりも径の小さな第2のリング部と、
    前記第1,第2のリング部相互を一体的に結合し半径が連続的に変化する結合部とよりなる
    ことを特徴とするリング。
  2. 請求項1記載のリングであって、
    前記第1のリング部の外周部が穴内周に弾性的に接触し、前記第2のリング部の内周部が軸の外周に弾性的に接触する
    ことを特徴とするシール構造
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