JP2006266342A - 底板の取付構造、什器 - Google Patents

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Yoichi Yoshida
陽一 善田
Hiroaki Imataka
広晃 今高
Toru Hasegawa
徹 長谷川
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Abstract

【課題】ねじを使用することなく安定的に底板を什器本体に取り付けられるようにする。
【解決手段】什器本体1に、底板3の後端部の少なくとも一部を差し入れる凹溝81を形成した後支持体8と、底板3の下向面に当接して底板3を下方より支持する下支持体と、下向面を下支持部に当接させた底板3の前端部の少なくとも一部を係止する前支持体9とを設けた取付構造とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、什器本体に底板を取り付けるための構造に関する。
什器の内部空間に配設すべき底板を什器本体に取り付ける際には、予め底板の所要部位にねじ穴を形成しておき、このねじ穴に螺着されるねじによって底板を什器本体に対し固定することが通例である(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2003−144235号公報(図26)
昨今、RFID(Radio Frequency IDentification)技術の一般用途への適用が進みつつある。各種物品にRFIDタグを貼付し、かつ什器にRFIDリーダを装備すれば、これらタグとリーダとの無線交信を通じて現在どの物品が什器内に収納されているのかを調査でき、ユーザの利便性に大きく寄与することとなる。
収納物品に貼付されたタグに記憶されているデータを読み取るためのアンテナを什器内に設置する場合、その設置位置は底板の下面側または底板内部とすることが好ましいと言える。そして、底板の下面側または底板内部にアンテナを設置するのであれば、底板を樹脂材料等を用いて作製する必要が生じてくる(電磁誘導方式のRFIDでは、タグやアンテナの極近傍に磁性体が存在していると交信の妨げとなり得る。電波通信方式のRFIDでも、タグやアンテナの極近傍にある金属面が電波を反射してマルチパスを惹起する可能性がある)。
しかしながら、樹脂成形品の底板にひび割れ等を発生させずにねじ穴を穿つ加工は比較的難しく、コスト増につながるきらいがある。
以上の問題に初めて着目してなされた本発明は、ねじを使用することなく安定的に底板を什器本体に取り付けられるようにすることをその所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、什器の内部空間に配設すべき底板を什器本体に取り付ける取付構造として、前記什器本体に、前記底板の後端部の少なくとも一部を差し入れる凹溝を形成した後支持体と、前記底板の下向面に当接して底板を下方より支持する下支持体と、前記下向面を前記下支持部に当接させた状態で前記底板の前端部の少なくとも一部を係止する前支持体とを設けることとした。
このような取付構造を採用すれば、ねじを使用することなく安定的に底板を什器本体に取り付け可能であり、底板自体にねじ穴を形成せずともよくなる。並びに、ねじを締着する工程を省略できることから、什器を組み立てる際の工数削減につながる。
さらに、前記内部空間の側方を遮蔽する内側板の下向面を、前記底板の側端部における上向面に当接させていれば、底板の反りや撓みを抑制することができる。
加えて、前記内側板の下向面より下方に垂下した垂下部の内側面を、前記底板の外側面に当接させて、底板の幅方向の位置決めを行うこともできる。
前記前支持体を、前記底板の前端縁に当接または近接する直立部と、直立部の上端より屈曲して後方に延出する係止部とを備え、前記底板の前端部における上面側を切り欠いて形成した欠損部に前記係止部を係合させることで底板の前端部を上方より押さえるものとし、かつ、このときに係止部の上面と底板の上面とが略面一となるように構成しているならば、確実に底板を係止でき、しかも前支持体が収納物品の出し入れの妨げにならない。
前記前支持体を、その直立部の下端より前方に進出する接合部を備え、この接合部をねじを使用して前記什器本体に締結するものとし、かつ、着脱自在のカバー部材を前記前支持体に装着して前記ねじを隠蔽するように構成しているならば、家具としての格調が保たれる。
前記前支持体の係止部と前記底板の前端部とのうち一方に上下方向に突出する突条を形成し、他方に前記突条と凹凸係合する凹条を形成していれば、より頑健に底板を保定することができる。同様に、前記後支持体の凹溝と前記底板の後端部とのうち一方に上下方向に突出する突条を形成し、他方に前記突条と凹凸係合する凹条を形成してもよい。
前記前支持体が、その直立部の所定位置より後方に突出する引掛片を備えており、この引掛片を他の部材に係合させることで前支持体の前方への傾倒を抑止するようにすれば、不用意に底板が前支持体より外れて什器本体より離脱してしまうおそれを回避できる。
既に述べたように、前記底板の下面側に無線アンテナを設置すれば、収納物品に貼付されているRFIDタグとの無線交信を好適に実施することが可能となる。このときの底板は、非磁性体あるいは非金属のものとすることが望ましく、特にABS、アクリル等の樹脂を素材として作成することが好ましい。
本発明によれば、ねじを使用することなく安定的に底板を什器本体に取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の什器を、図1ないし図10に示す。但し、本発明の構成の明確化を図るため、扉2を可動に支持する機構や所定の制御装置、配線等の図示を省略している。
本実施形態の什器は、基本的には、内部空間を包有する什器本体1に、フラップ動作する扉2を設けたものである。什器本体1は、例えば板金材を折曲加工してなり、その上壁11、下壁12、左壁13、右壁14及び後壁15が内部空間を包囲する略筐体状をなす。上壁11、下壁12、左壁13、右壁14にはそれぞれ補強材を溶接等により接合している。加えて、下壁12の補強材の後方に、直方体状の外形をなすペーパーコア16を配置している。
什器本体1の内部空間は、各種物品を収納するための収納用空間S1と、制御装置(図示せず)を配置するための制御用空間S2とに区分される。即ち、前面に開口する空間領域を収納用空間S1に、その右側方に隣接する領域を制御用空間S2に、それぞれ設定している。収納用空間S1は、扉2によって開閉される。制御用空間S2は、什器本体1の操作パネル部17によって前方から遮蔽されており、直接には収納用空間S1にのみ連通している。後壁15における制御用空間S2の後背を遮蔽する部位は、収納用空間S1の後背を遮蔽する部位よりも前に迫り出している。これは、当該什器を既製の収納庫等の中に収めて設置した場合等に、制御装置に接続する給電コードや通信ケーブル等のコード類を支障なく配線できるようにするためである。故に、後壁15の制御用空間S2側の部位に、コード類を挿通する配線口152を穿ってある。収納用空間S1と制御用空間S2との境界部位には、双方を隔てる仕切部材5を装着して、不特定者による制御用空間S2及び制御装置へのアクセスを阻む。この仕切部材5は、什器本体1に設けたロック装置6により脱抜不能にロックされる。仕切部材5及びロック装置6については、後に詳しく述べる。
本実施形態の什器は、収納用空間S1に収納される収納物品の出し入れを管理する機能を提供する。具体的には、収納物品に貼付されたRFIDタグと無線交信してこの物品を識別する情報を取得し、収納物品の出し入れを監視する。また、扉2を開けて物品を出し入れしようとする者のユーザ認証を実施する。ユーザ認証は、操作パネル部17を介して暗証番号の入力を受け付け、及び/または、IDカードに記憶されている認証情報を読み取ることによって行う。上記の制御用空間S2は、これらの制御処理を司る制御装置(または、回路)を配置するスペースとなる。
扉2は、閉止位置において収納用空間S1の前方の開口を閉止して収納物品の出し入れを不可能とする。この扉2は、什器本体1に設けた第二ロック装置7により開放操作不能にロックされる。
第二ロック装置7は、収納用空間S1の前縁近傍に存在し、閉止位置にある扉2を什器本体1に拘束するものである。図3に示すように、第二ロック装置7は、扉2を拘束する拘束子たる複数個のラッチ爪71と、複数個のラッチ爪71を一体的に動作させる動作桿72と、動作桿72を駆動する駆動力を出力する電動アクチュエータ73と、ラッチ爪71の動作時に扉2を前方に押し出す扉押出機構74と、これらを支持する支持体75とを主要要素とし、什器本体1の下壁12に固定してある。動作桿72は、幅方向に延伸する下向きチャネル形状の押出成形品で、幅方向に沿って往復動する。動作桿72の左端部は制御用空間S2内に進入しており、右端部は電動アクチュエータ73に連結している。電動アクチュエータ73は、例えば非通電時にプランジャを突出させ、通電時にプランジャを吸引し没入させるソレノイドであって、そのプランジャに動作桿72の基端部を連結する。ソレノイド73は、制御用空間S2内に配置しているユーザ認証を司る制御装置と電気的に接続している。このソレノイド73は、幅方向に沿ってプランジャを突没させるように位置づけてある。図示例では、ソレノイド73に通電するとプランジャが没入して動作桿72及びラッチ爪71が左方に変位し、ソレノイド73への通電を停止するとプランジャが突出して動作桿72及びラッチ爪71が右方に帰還する。扉押出機構74は、電動アクチュエータ73が動作桿72を駆動する駆動力を利用してロッド741を前進させる。支持体75は、樹脂成形材と板金材とを組み合わせてなるもので、その複数箇所に後方に突き出した支持補強部751を形成してある。
収納用空間S1を閉止する閉止位置に扉2を位置づけると、扉2の下端部の背面側に予め形成されているラッチ受け(図示せず)にラッチ爪71が係留して扉2の開放を禁止する。また、扉2の背面がロッド741に押接してこれを後退させる。扉2のロックを解除して扉2を開けようとする者は、操作パネル部17を介して暗証番号を入力し、及び/または、操作パネル部17にIDカードを近づけてIDカードに記憶されている認証情報を読み取らせる。この暗証番号及び/または認証情報を取得した制御装置は、ユーザ認証を実施し、該当者が収納用空間S1及び収納物品にアクセスする権限を有する者であるか否かを判断する。そして、当該者が正規の権限を有する者であると判断した場合、制御装置が所定時間ソレノイド73に電気信号を入力する。電気信号が印加されたソレノイド73はプランジャを没入させ、動作桿72を左方に駆動してラッチ爪71をラッチ受けより脱出し得る位置に変位させる。これと同時に、扉押出機構74がそのロッド741を前進させて扉2を若干前方に押し出して、ラッチ爪71が扉2を再拘束してしまうことを予防する。
しかして、什器本体1の内部空間には、収納物品を載置するのに適した底板3を配設する。底板3は、非磁性体、非金属の材料を用いて作成した平板体である。本実施形態では、ABS、アクリル等の樹脂を素材とした一体成形品とする。底板3の前端部の上面側には、前端縁に沿って切り欠いた欠損部31を形成している。同様に、底板3の後端部の上面側にも、後端縁に沿って切り欠いた欠損部32を形成している。また、底板3の右後方の隅角部を平面視方形状に切り落としているが、この切り落とし部分はちょうど什器本体1の後壁15の制御用空間S2側の部位の内角に係合する。
底板3の下面側には、収納物品に貼付されたRFIDタグと無線交信を行うためのアンテナ33を接合しておく。アンテナ33は、例えばアルミ合金等の金属薄板を平面視ループ状をなすように形成したものである。アンテナ33は、制御用空間S2内に配置しているRFIDリーダの制御装置と電気的に接続している。
図4に示すように、底板3は、什器本体1に設けた後支持体8、前支持体9によってその後端部及び前端部を支持させるようにしている。後支持体8は、例えば前向きに開口し幅方向に延伸する凹溝81を備える樹脂部材で、什器本体1に対してねじ止めされる。具体的には、後支持体8を前後方向に貫通する複数のねじ挿通孔82を穿つ一方、これらねじ挿通孔82に対応するように複数個のナット151を什器本体1の後壁15の下縁部位に溶接等により固着し、ねじ挿通孔82に前方より挿通したねじをナット151に螺着することで後支持体8を固定している。底板3を什器本体1に取り付けるに際しては、まず、底板3の前端側を把持しながらその後端部を什器本体1に取着した後支持体8の凹溝81に挿入し、前端側を降下させる。このとき、底板3の下向面が、什器本体1の下壁12に予め固定されたペーパーコア16、補強材及び第二ロック装置7の支持補強部751のそれぞれの上向面に当接する。詳細には、下壁12の補強材が底板3自体の下面に当接し、ペーパーコア16及び支持補強部751がアンテナ33の下面に当接する。ペーパーコア16、補強材及び支持補強部751は、底板3を下方より支持する下支持体の役割を担う。なお、本実施形態では、後支持体8の凹溝81と底板3の後端部とのうち一方(図示例では、後支持体8の凹溝81の下向面)に上下方向に突出する突条811を形成し、他方(図示例では、底板3の欠損部32の上向面)にその突条811と凹凸係合する凹条321を形成しており、両者の凹凸係合を通じて底板3の後端部の保定を強化している。
底板3の下向面を上記の下支持部に当接させた状態で、前支持体9を取着して底板3の前端部の少なくとも一部を係止すれば、底板3の什器本体1への取り付けが完了する。前支持体9は、例えば、底板3の前端縁に当接または近接する直立部91と、直立部91の上端より屈曲して後方に延出する係止部92と、直立部91の下端より前方に進出する接合部93とを備える樹脂部材で、什器本体1に対してねじ止めされる。具体的には、接合部93を上下方向に貫通する複数のねじ挿通孔931を穿つ一方、これらねじ挿通孔931に対応するように複数のねじ孔121を什器本体1の下壁12の前縁部位に形成し、ねじ挿通孔931に上方より挿通したねじをねじ孔121に螺着することで前支持体9を固定する。什器本体1に取着した前支持体9の係止部92は、底板3の前端部における欠損部31に係合して、底板3の前端部を上方より押さえる。欠損部31に係合した係止部92の上面は、底板3の上面に略面一となる。なお、本実施形態では、前支持体9の係止部92と底板3の前端部とのうち一方(図示例では、前支持体9の係止部92の下向面)に上下方向に突出する突条921を形成し、他方(図示例では、底板3の欠損部31の上向面)にその突条と凹凸係合する凹条311を形成しており、両者の凹凸係合を通じて底板3の前端部の保定を強化している。また、同時に、前支持体9の直立部91の背面より後方に突出している引掛片94が、第二ロック装置7の支持体75の所定部位に係合する。これにより、ねじの螺入時等に前支持体9が前方へ傾倒することが抑止される。さらに、接合部93に上方よりカバー部材95を装着して、前支持体9を固定しているねじやねじ挿通孔931等を隠蔽することが好ましい。カバー部材95は、例えば略チャネル状をなす樹脂部材で、接合部93に弾性係合して着脱自在に装着される。
底板3を什器本体1に取り付けた後、内部空間の側方を遮蔽する内側板4、5を取り付ける。内部空間の左方を遮蔽する左内側板4は、例えば板金材を折曲加工してなり、その下端部に下向面41を形成し、かつ下向面41の左側縁より下方に垂下した垂下部42を設けたものである。左内側板4は、ねじ止め等の適宜の手段で什器本体1の左壁13(または、左壁13に接合した補強材)に取り付ける。図5に示すように、什器本体1に取り付けた左内側板4の下向面41は、底板3の左側端部における上向面に当接する。並びに、左内側板4の垂下部42の内側面は、底板3の左側端部における外側面に当接する。
内部空間の右方を遮蔽する右内側板5もまた、例えば板金材を折曲加工してなり、少なくともその下端部に下向面51を形成してある。本実施形態にあって、右内側板5は、収納用空間S1と制御用空間S2とを隔てる仕切部材の役割を担う。右内側板5の後端部からは、複数個の舌片52を後ろ向きに突出させる。右内側板5の前端部には、ねじ挿通孔53を穿つ。加えて、右内側板5の右側面には、右方に突き出る係止ブラケット54を設ける。係止ブラケット54には、例えば平面視角孔状をなす係止孔541を穿つ。
翻って、什器本体1には、右内側板5の後端部を保持する後保持部153と、右内側板5を脱離不能にロックするロック装置6とを設けておく。本実施形態では、什器本体1の後壁15における収納用空間S1と制御用空間S2との境界部位に、右内側板5の舌片52を挿入可能なスリット153を形成して後保持部としている。舌片52をスリット153に挿入している状態では、右内側板5の前端側が、什器本体1に対して脱着自在な脱着位置と、制御用空間S2を略閉塞しつつ什器本体1に対して脱着不能となる閉塞位置との間を揺動可能となる。
ロック装置6は、操作パネル部17に取着したシリンダ錠61を主体とする。シリンダ錠61は、所定の鍵を使用した操作を通じて、係止体62及び駆動体63を制御用空間S2内で正面視同一軸周りに回動させる。係止体62は、正面視フック形状をなし、右内側板5の係止ブラケット54に穿たれた係止孔541に係合して右内側板5をロックする。駆動体63は、正面視係止体62に対して約90度時計回りに偏倚した位置に存在する板片で、第二ロック装置7の動作桿72の左端部に係合してこれを幅方向に駆動する。
右内側板5を什器本体1に取り付けるには、図6、図7に示すように、正面方向よりやや左方に傾斜した方向から右内側板5を内部空間に挿入し、舌片52をスリット153に挿入する。しかる後、この脱着位置(図7中二点差線で示す)から右内側板5の前端側を右方に揺動操作して閉塞位置(図7中実線で示す)に位置づける。すると、什器本体1の操作パネル部17の左側部より後方に延出している接合板18に右内側板5の前端部が当接して重なり合う。接合板18には、予めねじ挿通孔53に対応する箇所にねじ孔181を形成してある。よって、閉塞位置に位置づけた右内側板5のねじ挿通孔53に左方よりねじを挿通して接合板18のねじ孔181に螺着すれば、右内側板5を什器本体1に固定することができる。このねじ(及び、接合板18のねじ孔181)は、閉塞位置に位置づけた右内側板5の前端部を固定する固定手段となる。什器本体1に取り付けた右内側板5の下向面51は、底板3の上向面に当接する。因みに、底板3の右側端部(及び、アンテナ33の端子部)は、制御用空間S2内に進入している。既に述べたが、底板3の右後方の隅角部は平面視方形状に切り落としてあり、この切り落とし部分が什器本体1の後壁15の制御用空間S2側の部位の内角に係合して位置決めとなる。
閉塞位置に取り付けた右内側板5を閉塞位置にロックするには、錠61を操作して係止体62を正面視反時計回りに回動させ、図7及び図8に示すように係止ブラケット54の係止孔541に上方より係合させる。逆に、右内側板5のロックを解除するには、錠61を操作して係止体62を正面視時計回りに回動させ、図9及び図10に示すように係止体62と係止ブラケット54との係合を解消すればよいことは言うまでもない。また、このとき、駆動体63が正面視時計回りに回動して第二ロック装置7の動作桿72を左方に移動させる。即ち、ソレノイド73に通電した場合と同様に、扉2のロックが解除される。
本実施形態によれば、什器の内部空間に配設すべき底板3を什器本体1に取り付ける取付構造として、前記什器本体1に、前記底板3の後端部の少なくとも一部を差し入れる凹溝81を形成した後支持体8と、前記底板3の下向面に当接して底板3を下方より支持する下支持体と、前記下向面を前記下支持部に当接させた状態で前記底板3の前端部の少なくとも一部を係止する前支持体9とを設けることとしたため、ねじを使用することなく安定的に底板3を什器本体1に取り付け可能であり、底板3自体にねじ穴を形成せずともよくなる。並びに、ねじを締着する工程を省略できることから、什器を組み立てる際の工数削減につながる。
さらに、前記内部空間の側方を遮蔽する内側板4、5の下向面41、51を、前記底板3の側端部における上向面に当接させているため、底板3の反りや撓みを抑制することができる。
加えて、前記内側板4の下向面41より下方に垂下した垂下部42の内側面を、前記底板3の外側面に当接させて、底板3の幅方向の位置決めを行うこともできる。
前記前支持体9を、前記底板3の前端縁に当接または近接する直立部91と、直立部91の上端より屈曲して後方に延出する係止部92とを備え、前記底板3の前端部における上面側を切り欠いて形成した欠損部31に前記係止部92を係合させることで底板3の前端部を上方より押さえるものとし、かつ、このときに係止部92の上面と底板3の上面とが略面一となるように構成しているため、確実に底板3を係止でき、しかも前支持体9が収納物品の出し入れの妨げにならない。
前記前支持体9を、その直立部91の下端より前方に進出する接合部93を備え、この接合部93をねじを使用して前記什器本体1に締結するものとし、かつ、着脱自在のカバー部材95を前記前支持体9に装着して前記ねじを隠蔽するように構成しているため、家具としての格調が保たれる。
前記前支持体9の係止部92と前記底板3の前端部とのうち一方に上下方向に突出する突条921を形成し、他方に前記突条921と凹凸係合する凹条311を形成しているため、より頑健に底板3を保定することができる。同様に、前記後支持体8の凹溝81と前記底板3の後端部とのうち一方に上下方向に突出する突条811を形成し、他方に前記突条811と凹凸係合する凹条321を形成していることも有効となっている。
前記前支持体9が、その直立部91の所定位置より後方に突出する引掛片94を備えており、この引掛片94を什器本体1に固定された他の部材即ち支持体75に係合させることで前支持体9の前方への傾倒を抑止するようにしたため、不用意に底板3が前支持体9より外れて什器本体1より離脱してしまうおそれを回避できる。
前記底板3の下面側に無線アンテナ33を設置しており、収納物品に貼付されているRFIDタグとの無線交信を好適に実施することが可能となっている。このときの底板3は、非磁性体あるいは非金属のものとすることが望ましく、特にABS、アクリル等の樹脂を素材として作成することが好ましい。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の什器を示す斜視図。 同要部分解斜視図。 第二ロック装置を示す要部斜視図。 底板の取付構造を示す要部側断面図。 底板の取付構造を示す要部正断面図。 仕切部材(右内側板)の脱着の様子を示す要部分解斜視図。 仕切部材の脱着の様子を示す要部平断面図。 ロック装置の動作を模式的に示す要部正面図。 ロック装置の動作を模式的に示す要部正面図。 ロック装置の動作を模式的に示す要部平面図。
符号の説明
1…什器本体
3…底板
16…ペーパーコア(下支持体)
751…支持補強部(下支持体)
8…後支持体
81…凹溝
9…前支持体

Claims (12)

  1. 什器の内部空間に配設すべき底板を什器本体に取り付けるために用いられる構造であって、
    前記什器本体に、
    前記底板の後端部の少なくとも一部を差し入れる凹溝を形成した後支持体と、
    前記底板の下向面に当接して底板を下方より支持する下支持体と、
    前記下向面を前記下支持部に当接させた状態で前記底板の前端部の少なくとも一部を係止する前支持体と
    を設けてなる底板の取付構造。
  2. さらに、前記内部空間の側方を遮蔽する内側板の下向面を、前記底板の側端部における上向面に当接させている請求項1記載の底板の取付構造。
  3. 前記内側板の下向面より下方に垂下した垂下部の内側面を、前記底板の外側面に当接させている請求項2記載の底板の取付構造。
  4. 前記前支持体は、前記底板の前端縁に当接または近接する直立部と、直立部の上端より屈曲して後方に延出する係止部とを備えており、
    前記底板の前端部における上面側を切り欠いて形成した欠損部に前記係止部を係合させることで底板の前端部を上方より押さえるものとし、
    かつ、このときに係止部の上面と底板の上面とが略面一となるように構成している請求項1、2または3記載の底板の取付構造。
  5. 前記前支持体は、その直立部の下端より前方に進出する接合部を備えており、この接合部をねじを使用して前記什器本体に締結するものとし、
    かつ、着脱自在のカバー部材を前記前支持体に装着して前記ねじを隠蔽するように構成している請求項4記載の底板の取付構造。
  6. 前記前支持体の係止部と前記底板の前端部とのうち一方に上下方向に突出する突条を形成し、他方に前記突条と凹凸係合する凹条を形成している請求項4または5記載の底板の取付構造。
  7. 前記前支持体は、その直立部の所定位置より後方に突出する引掛片を備えており、この引掛片を他の部材に係合させることで前支持体の前方への傾倒を抑止するものとしている請求項4、5または6記載の底板の取付構造。
  8. 前記後支持体の凹溝と前記底板の後端部とのうち一方に上下方向に突出する突条を形成し、他方に前記突条と凹凸係合する凹条を形成している請求項1、2、3、4、5、6または7記載の底板の取付構造。
  9. 前記底板の下面側に無線アンテナを設置している請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の底板の取付構造。
  10. 前記底板が非磁性体である請求項9記載の底板の取付構造。
  11. 前記底板が樹脂を素材として作製されたものである請求項10記載の底板の取付構造。
  12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の底板の取付構造を用いてなるものであって、
    什器本体に、
    底板の後端部の少なくとも一部を差し入れる凹溝を形成した後支持体と、
    前記底板の下向面に当接して底板を下方より支持する下支持体と、
    前記下向面を前記下支持部に当接させた状態で前記底板の前端部の少なくとも一部を係止する前支持体と
    を設けて、什器の内部空間に配設すべき底板を什器本体に取り付けるようにした什器。
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