JP2006266192A - エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOxを低減するとともにその排気ガス中の微粒子も同時に捕集し得る比較的単純な構成のエンジンの排気ガス浄化装置を得る。
【解決手段】排気ガス浄化装置は、排気管16に設けられた選択還元型触媒24と、それに向けて尿素系液体32を噴射可能な液体噴射ノズル29とを備える。選択還元型触媒より排気ガス下流側の排気管にディーゼルパティキュレートフィルタ51が設けられ、排気管に供給される炭化水素を増減可能に構成される。選択還元型触媒より排気ガス下流側であってフィルタより排気ガス上流側の排気管に第1酸化触媒52が設けられる。液体噴射ノズル29より排気ガス上流側の排気管16に第2酸化触媒53が更に設けられる。排気管16に単一のコンバータ27が設けられ、コンバータ27に選択還元型触媒24と第1酸化触媒52とディーゼルパティキュレートフィルタ51が収容される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる窒素酸化物を低減するとともにその排気ガス中の微粒子も同時に捕集し得る排気ガス浄化装置に関するものである。
従来、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる窒素酸化物(以下、「NOx」という。)を低減させる排気ガス浄化装置として、ディーゼルエンジンの排気通路の途中に選択還元型触媒を設け、その選択還元型触媒より排気ガス上流側の排気管に、その選択還元型触媒に向けて尿素系液体を噴射可能な液体噴射ノズルを設けたディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置では、液体噴射ノズルから噴射された尿素系液体が排気ガスの熱により加熱されて加水分解し、アンモニアが生じる。そしてこのアンモニアは排気ガス中のNOxを選択還元型触媒によって浄化する還元剤として機能し、大気に排出されるNOxの量を低減できるようになっている。
一方、ディーゼルエンジンの排気ガス中には排気微粒子(以下、「パティキュレート」という。)も比較的多く含まれており、これらの大気放出を防止する必要もある。このパティキュレートの大気放出を防止するためにディーゼルエンジンの排気通路にパティキュレートフィルタを配置して排気ガス中のパティキュレートを捕集することが知られている。従って、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれるNOxを低減するとともにその排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集するには、NOxを低減するための上述した選択還元型触媒等とともにパティキュレートフィルタを別に排気通路に設けることが考えられる。
特開2003−232218号公報(特許請求の範囲、図1)
しかし、パティキュレートフィルタでは、そこに捕集されたパティキュレートの量が増大すると、パティキュレートフィルタを通る排気の流路抵抗が増大してエンジンの排気抵抗を上昇させ、エンジン出力の低下や燃費の増大を生じさせる。これを防止するため、従来パティキュレートフィルタを排気通路に設けた場合には、そのパティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートを定期的に燃焼させてパティキュレートフィルタの再生を行う電気ヒータやバーナ、及びそれらを駆動させるための動力装置等を更に備えることが必要とされ、これらを備える必要から排気ガス浄化装置が大型化してその単価が押し上げられる不具合があった。
本発明の目的は、NOxを低減するとともにその排気ガス中の微粒子も同時に捕集し得る比較的単純な構成のエンジンの排気ガス浄化装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ディーゼルエンジン11の排気管16に設けられた選択還元型触媒24と、選択還元型触媒24より排気ガス上流側の排気管16に設けられ選択還元型触媒24に向けて尿素系液体32を噴射可能な液体噴射ノズル29とを備えたエンジンの排気ガス浄化装置の改良である。
その特徴ある構成は、選択還元型触媒24より排気ガス下流側の排気管16にディーゼルパティキュレートフィルタ51が設けられ、ディーゼルエンジン11から排気管16に供給される炭化水素を増減可能に構成されたところにある。
この請求項1に記載されたエンジンの排気ガス浄化装置では、液体噴射ノズルから尿素系液体を噴射すると、その尿素系液体は加水分解してアンモニアが生じ、そのアンモニアは排気ガス中のNOxを選択還元型触媒によって浄化する還元剤として機能し、大気に排出されるNOxの量を低減する。一方、排気ガス中のパティキュレートは選択還元型触媒24を通過してディーゼルパティキュレートフィルタ51により捕集され、パティキュレートが外部に排出されることを有効に防止する。
一方、パティキュレートフィルタ51に捕集されたパティキュレートの量が増大すると、ディーゼルエンジン11から排気管16に供給される炭化水素を増加させる。この炭化水素は選択還元型触媒24で酸化され、排気ガスの温度を著しく上昇させる。この排気ガスの温度がパティキュレートの燃焼温度を超えるとパティキュレートフィルタ51に捕集されたパティキュレートはその排気ガスの熱により燃焼し、これによりパティキュレートフィルタ51は再生される。よって、従来パティキュレートフィルタを再生させるために必要とされた電気ヒータやバーナ、及びそれらを駆動させるための動力装置等が不要となり、その構造を比較的単純にすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図2に示すように、選択還元型触媒24より排気ガス下流側であってディーゼルパティキュレートフィルタ51より排気ガス上流側の排気管16に第1酸化触媒52が設けられたことを特徴とする。
この請求項2に記載されたエンジンの排気ガス浄化装置では、排気管16に供給された炭化水素であって選択還元型触媒24を通過したものを第1酸化触媒52において酸化させることができる。このため、排気ガスの温度を第1酸化触媒52において更に上昇させることができ、パティキュレートフィルタ51に捕集されたパティキュレートを効果的に燃焼させてパティキュレートフィルタ51を有効に再生させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、液体噴射ノズル29より排気ガス上流側の排気管16に第2酸化触媒53が更に設けられたことを特徴とする。
この請求項3に記載されたエンジンの排気ガス浄化装置では、第2酸化触媒53において排気ガス中のNOxの大半を占めるNOを反応性の高いNO2とするとともに、その排気ガスの温度を高めることができる。これにより、その下流側に存在する選択還元型触媒24におけるアンモニアとの反応性を高めることができる。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明であって、排気管16に単一のコンバータ27が設けられ、コンバータ27に選択還元型触媒24と第1酸化触媒52とディーゼルパティキュレートフィルタ51が収容されたことを特徴とする。
この請求項4に記載されたエンジンの排気ガス浄化装置では、単一のコンバータ27に選択還元型触媒24と第1酸化触媒52とディーゼルパティキュレートフィルタ51を収容することにより、更にその構造を単純化させることができる。
本発明のエンジンの排気ガス浄化装置では、選択還元型触媒より排気ガス下流側の排気管にディーゼルパティキュレートフィルタを設けたので、排気ガス中のパティキュレートをそのディーゼルパティキュレートフィルタにより捕集することができる。一方、ディーゼルエンジンから排気管に供給される炭化水素を増減可能に構成したので、炭化水素を増加させて選択還元型触媒で酸化させることにより、その排気ガスの温度を著しく上昇させることができる。この排気ガスの温度がパティキュレートの燃焼温度を超えるとパティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートはその排気ガスの熱により燃焼し、これによりパティキュレートフィルタを再生させることができる。よって、パティキュレートを燃焼させるために従来必要とされた電気ヒータやバーナ、及びそれらを駆動させるための動力装置等が不要となり、その構造を比較的単純にすることができる。
この場合、選択還元型触媒より排気ガス下流側であってディーゼルパティキュレートフィルタより排気ガス上流側の排気管に第1酸化触媒を設ければ、排気管に供給された炭化水素であって選択還元型触媒を通過したものをこの第1酸化触媒において酸化させることができ、排気ガスの温度を更に上昇させることができる。また、液体噴射ノズルより排気ガス上流側の排気管に第2酸化触媒を更に設ければ、第2酸化触媒において排気ガス中のNOxの大半を占めるNOを反応性の高いNO2とすることができ、その下流側に存在する選択還元型触媒におけるアンモニアとの反応性を高めるとともに、その排気ガスの温度を更に高めることができる。更に、排気管に設けられれた単一のコンバータに選択還元型触媒と第1酸化触媒とディーゼルパティキュレートフィルタを収容すれば、更にその構造を単純化させることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン11の吸気ポートには吸気マニホルド12を介して吸気管13が接続され、排気ポートには排気マニホルド14を介して排気管16が接続される。吸気管13には、ターボ過給機17のコンプレッサ17aと、ターボ過給機17により圧縮された吸気を冷却するインタクーラ18とがそれぞれ設けられ、排気管16にはターボ過給機17のタービン17bが設けられる。図示しないがコンプレッサ17aの回転翼とタービン17bの回転翼とはシャフトにより連結される。エンジン11から排出される排気ガスのエネルギによりタービン17b及びシャフトを介してコンプレッサ17aが回転し、このコンプレッサ17aの回転により吸気管13内の吸入空気が圧縮されるように構成される。
図示しないが、エンジン11には燃料噴射装置が設けられる。この実施の形態における燃料噴射装置は先端部がシリンダに臨みシリンダに燃料である軽油を噴射可能な筒内インジェクタと、内部に軽油を蓄圧し上記インジェクタに軽油を圧送するコモンレールと、このコモンレールに軽油を供給するフィードポンプとを有する。筒内インジェクタはこのインジェクタに内蔵された電磁弁により軽油の噴射量及び噴射時期が調整可能に構成される。この燃料噴射装置は、ピストンの上死点の後に燃料である軽油をシリンダに噴射するポスト噴射が可能に構成され、このポスト噴射の有無により、エンジン11から排気管16に供給される炭化水素を増減可能に構成される。
排気管16の途中には選択還元型触媒24が設けられる。選択還元型触媒24は排気管16の直径を拡大した筒状のコンバータ27に収容される。この実施の形態における選択還元型触媒24は、排気管16に流入する排気ガス中のNOxを比較的低温で、例えば200〜300℃で還元するゼオライト系の触媒が用いられる。この選択還元型触媒24の排気ガス上流側の排気管16、即ち選択還元型触媒24の入口には、液体噴射ノズル29が選択還元型触媒24に向けて設けられる。この液体噴射ノズル29には液体供給管31の一端が接続され、この液体供給管31の他端は尿素系液体32が貯留された液体タンク33に接続される。また液体供給管31には液体噴射ノズル29への液体32の供給量を調整する液体調整弁34が設けられ、液体調整弁34と液体タンク33との間の液体供給管31には液体タンク33内の液体32を液体噴射ノズル29に供給可能なポンプ36が設けられる。液体調整弁34の第1ポート34aはポンプ36の吐出口に接続され、第2ポート34bは液体噴射ノズル29に接続される。そして、液体調整弁34がオンすると第1及び第2ポート34a,34bが所定の開度で連通し、オフすると第1及び第2ポート34a,34bの連通が遮断されるように構成される。
一方、液体噴射ノズル29及び選択還元型触媒24間の排気管16、即ち選択還元型触媒24の入口には排気管16内の排気ガス温度を検出する温度センサ43が設けられる。この温度センサ43の検出出力はマイクロコンピュータからなるコントローラ44の制御入力に接続される。その他コントローラ44の制御入力には、エンジン11の回転速度を検出する回転センサ46と、エンジン11の負荷を検出する負荷センサ47の各検出出力が接続される。上記負荷センサ47はこの実施の形態では燃料噴射ポンプ(図示せず)のロードレバーの変位量を検出する。コントローラ44の制御出力は液体調整弁34及びポンプ36にそれぞれ接続される。コントローラ44はメモリ44aを備える。メモリ44aには、選択還元型触媒24の入口の排気ガス温度、エンジン回転、エンジン負荷等に応じた液体調整弁34のオン又はオフ並びにオン時における開度、更にポンプ36の作動の有無が予め記憶される。
また、選択還元型触媒24より排気ガス下流側の排気管16には多孔質セラミックから成るディーゼルパティキュレートフィルタ51が設けられる。図示しないが、このパティキュレートフィルタ51内には、上流側に栓が施された第1通路と下流側に栓が施された第2通路とが交互に配置されたハニカム状をなし、排気ガスは第2通路から多孔質セラミックの流路壁面を通過して第1通路に流入して下流側に流れるように構成される。そして、排気ガス中のパティキュレートは多孔質セラミックによって捕集され、パティキュレートの大気への放出を防止するように構成される。このディーゼルパティキュレートフィルタ51は選択還元型触媒24に隣接した状態で選択還元型触媒24とともに前述した単一のコンバータ27に収容される。
このように構成されたエンジンの排気ガスを浄化する装置の動作を説明する。
エンジン11を始動すると、その排気ガスは排気マニホルド14から排気管16に至り、その排気管16を介して選択還元型触媒24に至る。排気ガスの温度が上昇して尿素が加水分解する温度であることを温度センサ43の検出出力から判断したコントローラ44は液体調整弁34をオンして液体調整弁34における第1及び第2ポート34a,34bを連通させ、液体噴射ノズル29から尿素系液体32を噴射する。これは、排気ガス中のNOxを選択還元型触媒24によって浄化するのに還元剤が必要だからであり、尿素系液体32は予め所定の濃度に調整されたものが液体タンク33に貯留される。コントローラ44は回転センサ46及び負荷センサ47の各検出出力に基づいて求められるディーゼルエンジン11の運転状態から排気ガス中のNOx濃度を推定し、このNOxを浄化するのに必要な還元剤としての尿素量を求める。そして、コントローラ44は、求められた還元剤として必要な尿素量から具体的な尿素系液体32の噴射量を決定し、液体調整弁34をオンして噴射ノズル29から最適な量の尿素系液体32を噴射する。
噴射された尿素系液体は、排気ガスによって加熱されて次のような化学反応により加水分解しアンモニアを生じる。
(NH2)2・CO + H2O → CO2 + 2NH3
このアンモニアが選択還元型選択還元型触媒24に流入すると、次のような化学反応によりNO、NO2は還元されてNOxの排出量を低減する。
6NO + 4NH3 → 5N2 + 6H2
6NO2 + 8NH3 → 7N2 + 12H2
一方、ディーゼルエンジンの排気ガス中にはパティキュレートも比較的多く含まれており、このパティキュレートは選択還元型触媒24を通過し、選択還元型触媒24の下流側に設けられたディーゼルパティキュレートフィルタ51に達し、このディーゼルパティキュレートフィルタ51により捕集される。このパティキュレートフィルタ51では、そこに捕集されたパティキュレートの量が増大すると、パティキュレートフィルタ51を通る排気の流路抵抗が増大するため、コントローラ44は捕集されたパティキュレートを定期的に燃焼させてパティキュレートフィルタ51を再生させる。
このパティキュレートフィルタ51の再生は、図示しない燃料噴射装置により燃料のポスト噴射を行わせる。このポスト噴射により排ガス温度が上昇するとともに、炭化水素を増加させてエンジン11から排ガスとともに排気管16に供給させる。排気ガス中に炭化水素が増加すると、その増加した炭化水素はパティキュレートフィルタ51より上流側の選択還元型触媒24上で酸化反応し、その反応熱により排気ガスの温度を著しく上昇させる。この排気ガスの温度が上昇してパティキュレートが燃焼可能な温度、例えば600℃を越えると、パティキュレートフィルタ51に捕集されたパティキュレートはその排気ガスの熱により燃焼し、これによりパティキュレートフィルタ51は再生する。このため、従来パティキュレートフィルタ51を再生させるために必要とされた電気ヒータやバーナ、及びそれらを駆動させるための動力装置等が不要となり、その構造は従来よりも単純する。また、還元剤として使用されない過剰のアンモニアはパティキュレートフィルタ51により酸化し、大気中に排出されるのを有効に防止することができる。
図2は、本発明の別に実施の形態を示す。この図2において図1と同一の符号は同一の部品を示し、繰り返しての説明を省略する。
この別の実施の形態の特徴ある構成は、図2に詳しく示すように、第1及び第2酸化触媒52,53が設けられたところにある。第1酸化触媒52は、選択還元型触媒24より排気ガス下流側であってそのディーゼルパティキュレートフィルタ51より排気ガス上流側の排気管16に設けられる。この第1酸化触媒52は、この実施の形態ではモノリス触媒であり、アルミナ製のハニカム担体にPtを担持して構成される。これらの選択還元型触媒24と第1酸化触媒52とディーゼルパティキュレートフィルタ51は隣接した状態で前述した単一のコンバータ27に収容される。
一方、第2酸化触媒53は、液体噴射ノズル29より排気ガス上流側の排気管16に設けられる。この第2酸化触媒53は第1酸化触媒52と同一のものが用いられ、液体噴射ノズル29より排気ガス上流側の排気管16の直径を拡大した筒部54に収容される。
このように構成されたエンジンの排気ガスを浄化する装置の動作を説明する。
エンジン11を始動すると、その排気ガスは排気マニホルド14から排気管16に至り、その排気管16を介して第2酸化触媒53に至る。この第2酸化触媒53において排気ガス中のNOxの大半を占めるNOが反応性の高いNO2となり、その下流側に存在する選択還元型触媒24におけるアンモニアとの反応性を高めるととも、その排気ガスの温度を上昇させる。
一方、ディーゼルエンジンの排気ガス中にはパティキュレートも比較的多く含まれており、このパティキュレートは第2酸化触媒53、選択還元型触媒24及び第1酸化触媒52をそれぞれ通過し、第1酸化触媒52の下流側に設けられたディーゼルパティキュレートフィルタ51に達し、このディーゼルパティキュレートフィルタ51により捕集される。このパティキュレートフィルタ51では、そこに捕集されたパティキュレートの量が増大すると、パティキュレートフィルタ51を通る排気の流路抵抗が増大するため、コントローラ44は捕集されたパティキュレートを定期的に燃焼させてパティキュレートフィルタ51を再生させる。
このパティキュレートフィルタ51の再生は、図示しない燃料噴射装置によりエンジン筒内に燃料のポスト噴射を行わせる。このポスト噴射により排ガス温度が上昇するとともに、炭化水素をエンジン11から排ガスとともに排気管16に供給させる。排気ガス中に炭化水素が増加すると、その増加した炭化水素はパティキュレートフィルタ51より上流側の選択還元型触媒24において及びその選択還元型触媒24を通過したものは第1酸化触媒52において酸化反応し、その反応熱により排気ガスの温度を著しく上昇させる。この排気ガスの温度が上昇してパティキュレートが燃焼可能な温度、例えば600℃を越えると、パティキュレートフィルタ51に捕集されたパティキュレートはその排気ガスの熱により燃焼し、これによりパティキュレートフィルタ51は再生する。
なお、この実施の形態では、エンジンとしてターボ過給機付ディーゼルエンジンを挙げたが、自然吸気型ディーゼルエンジンに本発明の排気ガスを浄化する装置を用いてもよい。
本発明の実施形態の排気ガス浄化装置の構成を示す構成図である。 本発明の別の実施形態の排気ガス浄化装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
11 ディーゼルエンジン
16 排気管
24 選択還元型触媒
27 コンバータ
29 液体噴射ノズル
32 尿素系液体
51 ディーゼルパティキュレートフィルタ
52 第1酸化触媒
53 第2酸化触媒

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジン(11)の排気管(16)に設けられた選択還元型触媒(24)と、前記選択還元型触媒(24)より排気ガス上流側の前記排気管(16)に設けられ前記選択還元型触媒(24)に向けて尿素系液体(32)を噴射可能な液体噴射ノズル(29)とを備えたエンジンの排気ガス浄化装置において、
    前記選択還元型触媒(24)より排気ガス下流側の前記排気管(16)にディーゼルパティキュレートフィルタ(51)が設けられ、
    前記ディーゼルエンジン(11)から前記排気管(16)に供給される炭化水素を増減可能に構成された
    ことを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
  2. 前記選択還元型触媒(24)より排気ガス下流側であって前記ディーゼルパティキュレートフィルタ(51)より排気ガス上流側の前記排気管(16)に第1酸化触媒(52)が設けられた請求項1記載のエンジンの排気ガス浄化装置。
  3. 液体噴射ノズル(29)より排気ガス上流側の排気管(16)に第2酸化触媒(53)が更に設けられた請求項2記載のエンジンの排気ガス浄化装置。
  4. 排気管(16)に単一のコンバータ(27)が設けられ、前記コンバータ(27)に選択還元型触媒(24)と第1酸化触媒(52)とディーゼルパティキュレートフィルタ(51)が収容された請求項2又は3記載のエンジンの排気ガス浄化装置。
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