JP2006266023A - 車両ドア制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両ドアの自動開閉機能を備える場合に、一層のユーザの利便性の向上を図ることが可能な車両ドア制御システムを提供すること。
【解決手段】車両ドア制御システムの車両側ユニットは、携帯機1と通信を行い、携帯機1からIDコードを含むレスポンス信号を受信する。そして、IDコードの照合がOKとなり、かつ携帯機1の保持者の車両ドア11〜15に対する操作を検出して、車両ドア11〜15のアンロックを行う条件が成立すると、車両ドア11〜15をアンロックする。さらに、車両ドア11〜15のアンロックと同期して、自動開閉機能を有する車両ドア13〜15を自動的に開扉させる。これにより、携帯機1の保持者は、車両ドア11〜15のアンロック後に、改めて車両ドア13〜15の自動開扉動作の実行を指示することが不要となり、利便性を一層向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯機と車両側ユニットとが相互通信を行い、その通信結果に基づいて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムに関する。
従来、車両ドア制御システムとして、携帯型電子キー(携帯機)と車両側ユニットとの双方向通信によるIDコードの照合結果をもとに、各ドアのロック・アンロック状態を制御するシステムが知られている。このシステムにおいては、車両の周囲に所定の通信エリアを設定し、この通信エリアにおいて、車両側ユニットにおける送信機から例えば所定間隔毎に、リクエスト信号を発信する。このようにして、携帯機の保持者の車両への接近、車両への乗車や車両からの降車を監視している。
例えば、携帯機の保持者が車両への乗車のために車両に接近し、通信エリアに進入すると、リクエスト信号に応答して携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を車両側ユニットに返送する。車両側ユニットは、携帯機から取得したIDコードが登録IDコードに一致する等、所定の関係を満足すると判定される場合に、車両側ユニットのドアロック制御装置に対して、各ドアをアンロックスタンバイ状態にするように制御信号を与える。この状態となった時に、携帯機の保持者がドアハンドルに触れると、ドアロック制御装置は、それをタッチセンサ等で検出し、ドアをアンロックする。
また、携帯機の保持者が、車両のエンジンを停止した後に降車すると、携帯機の検知エリアは、車室内から車室外へ移る。この場合に、例えばドアハンドルの近傍に設けられたドアロックスイッチが操作されると、ドアはロックされる。
上述したシステムによれば、携帯機の保持者は、携帯機を手にすることなく、ドアのロック・アンロックを行うことが可能となり、携帯機の保持者にとっての利便性を向上することができる。
近年、スライドドアや後部ドアに、電動モータ等を動力源として、それらのドアを自動的に開閉する自動開閉装置を備える車両が増加しつつある。このような車両が、上述した車両ドア制御システムを備えることもあるが、その場合、自動開閉装置と、車両ドア制御システムは独立して動作するのが現状である。
すなわち、自動開閉装置は、通常、携帯機に設けられた開閉スイッチを操作することによって動作したり、もしくは車両のドアがアンロックされた後に、そのドアを所定開度以上開くことによって、その後、自動的にドアを開扉するように動作したりする。一方、車両ドア制御システムの動作は上述した通り、携帯機と車両側ユニットとの相互通信によって、ドアのロック・アンロックを行う。このように、自動開閉装置と車両ドア制御システムとは、車両のドアという共通の制御対象を有しながら、それぞれの動作が独立したものであったため、ユーザの利便性向上との観点から、改善の余地がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、携帯機と車両側ユニットとが相互通信を行い、その通信結果に基づいて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムにおいて、車両ドアの自動開閉機能を備える場合に、一層のユーザの利便性の向上を図ることが可能な、車両ドアの状態制御を行う車両ドア制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両ドア制御システムは、
車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送し、当該車両側ユニットは、レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御するものであって、
車両側ユニットは、
車両ドアのロック・アンロック状態を制御するロック状態制御部と、
車両ドアの開閉動作を自動的に実行可能な自動開閉部と、
車両ドアに対する、携帯機の保持者による操作を検出する操作検出部とを備え、
車両ドアがロックされた状態で、IDコードの照合OKと判定し、かつ操作検出部が携帯機の保持者による操作を検出した場合、ロック状態制御部によって車両ドアをアンロックさせるとともに、自動開閉部によって車両ドアを自動的に開扉させることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の車両ドア制御システムにおいては、車両側ユニットが、IDコードの照合がOKとなり、かつ携帯機の保持者の操作を検出して、車両ドアのアンロックを行う条件が成立すると、車両ドアのアンロックと同期して、車両ドアを自動的に開扉させる。これにより、携帯機の保持者は、車両ドアのアンロック後に、改めて車両ドアの自動開扉動作の実行を指示することが不要となり、携帯機保持者の利便性を一層向上することができる。
なお、車両ドアに対する携帯機保持者の操作は、たとえばドアハンドルに触れることであったり、ドアハンドル周辺に設けられたスイッチを操作することであって、車両ドアがロックされている場合に、それをアンロックするために行われる操作である。
請求項2に記載したように、車両は複数の車両ドアを備え、車両側ユニットは、その複数の車両ドアにおいて、いずれか1つの車両ドアに対して携帯機の保持者による操作が行われたことを検出し、かつ操作されていない車両ドアに自動開閉部を設える車両ドアが含まれるとき、携帯機の保持者による操作の態様に応じて、その操作されていない自動開閉部を備える車両ドアを自動的に開扉させるか否かを切り替えることが好ましい。これにより、例えば同乗者がいる場合には、自動開閉部を備える車両ドアを開扉させ、単独で乗車する場合には、自動開閉部を備える車両ドアを開扉させないといった使い方が可能となり、本システムの使い勝手を向上できる。
請求項3に記載したように、携帯機の保持者によって操作された車両ドアが、自動開閉部を有するドアである場合、車両側ユニットは、携帯機の保持者による操作の態様に応じて、操作された車両ドアのみを自動的に開扉させるか、他の自動開閉部を有するドアも併せて自動的に開扉させるかを切り替えることが好ましい。携帯機の保持者が操作した車両ドアは、そこから携帯機保持者が乗車する可能性が高い。そのため、操作された車両ドアに自動開閉部が設けられている場合には、ユーザの利便性向上のため、その車両ドアは自動的に開扉させる。その一方で、他の車両ドアにも自動開閉部が設けられている場合には、操作の態様によって、自動開閉部を有する他の車両ドアを開扉するか否かを切り換えることで、使い勝手の向上を図ることができる。
なお、操作されていない自動開閉部を備える車両ドアを開扉させる際の、携帯機保持者の操作の態様としては、例えば請求項4に記載したように、その操作が所定時間以上継続するか、または所定回数以上の操作とすることができる。
また、請求項5に記載したように、車両は複数の車両ドアを備え、その複数の車両ドアの少なくとも1枚の車両ドアに関して、自動開閉部が設けられ、車両側ユニットは、操作検出部は有するが、自動開閉部を有さない車両ドアに対して携帯機の保持者による操作が行われたことを検出した場合、複数のドアをアンロックさせるとともに、自動開閉部が設けられた車両ドアを開扉させるようにしても良い。予め、このような設定となっていることを、携帯機の保持者が了解していれば、特に不都合は生じず、同乗者がいる際の乗車を容易にすることができる。
自動開閉部が設けられる車両ドアは、請求項6に記載するようにスライド式のドアであったり、請求項7に記載するように、車体後部に設置された後部ドアであることが好ましい。スライド式ドアや、後部ドアは、ドアが比較的重い場合が多いので、自動開閉により、車両乗員の負担を軽減できるためである。ただし、請求項8に記載するように、一般的なヒンジ式のスイングドアに対して、自動開閉部を設けても良いことはもちろんである。
請求項9に記載したように、車両側ユニットは、車両の周囲の所定範囲に携帯機と双方向通信が可能な通信エリアを有し、当該車両側ユニットが、後部ドアに対して携帯機の保持者による操作が行われたことを検出した場合、携帯機との通信が不能状態となったことを条件として、後部ドアを自動的に開扉させることが好ましい。
後部ドアは、上下方向または水平方向に回転して開扉するヒンジ式のドアである場合がほとんどである。従って、後部ドアに対する携帯機保持者の操作を検出した直後に後部ドアを開扉させると、携帯機保持者と後部ドアとが接触する可能性がある。そのため、請求項8に記載の車両ドア制御システムでは、車両側ユニットは携帯機との通信が不能状態となったことを条件として、後部ドアを自動的に開扉させることとした。車両側ユニットと携帯機との通信が不能となったとき、携帯機の保持者は通信エリア外まで車両から離れたとみなすことができる。従って、携帯機との通信不能状態となったときに、後部ドアを開扉させれば、携帯機保持者との接触を防止できる。
請求項10に記載の車両ドア制御システムは、車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送し、当該車両側ユニットは、レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御するものであって、
車両側ユニットは、
車両ドアのロック・アンロック状態を制御するロック状態制御部と
車両ドアの開閉動作を自動的に実行可能な自動開閉部と、
車両ドアに対する、携帯機の保持者による操作を検出する操作検出部とを備え、
車両ドアが開扉された状態で、IDコードの照合OKと判定し、かつ操作検出部が携帯機の保持者による操作を検出した場合、自動開閉部によって車両ドアを自動的に閉扉させるとともに、ロック状態制御部によって車両ドアをロックさせることを特徴とする。
上述したように、請求項9に記載の車両ドア制御システムにおいては、車両側ユニットが、車両ドアが開扉した状態において、IDコードの照合がOKとなり、かつ携帯機の保持者の操作を検出して、車両ドアのロックを行う条件が成立すると、車両ドアを自動的に閉扉させ、その後、車両ドアをロックさせる。これにより、携帯機の保持者は、車両ドアを自動閉扉させるための操作、及び車両ドアをロックさせるための操作を2段階で実行する必要がなくなり、携帯機保持者の利便性を一層向上することができる。
請求項11に記載したように、車両は複数の車両ドアを備え、車両側ユニットは、その複数の車両ドアが全て閉扉されたか否かを確認し、全ての車両ドアが閉扉されていることが確認された場合に、当該全ての車両ドアを同時期にロックさせることが好ましい。車両ドアのロック忘れを防止するためである。
この場合、請求項12に記載するように、車両側ユニットは、複数の車両ドアが全て閉扉されていない場合、当該車両ドアをロックすることなく、警報を発することが好ましい。これにより、携帯機保持者は、いずれかの車両ドアがロックできない状態であることを確実に認識することができる。
請求項13に記載したように、車両は複数の車両ドアを備え、車両側ユニットは、その複数の車両ドアにおいて、いずれか1つの車両ドアに対して携帯機の保持者による操作が行われたことを検出し、かつ操作されていない車両ドアに自動開閉部を設える車両ドアが含まれるとき、携帯機の保持者による操作の態様に応じて、その操作されていない自動開閉部を備える車両ドアを自動的に閉扉させるか否かを切り替えることが好ましい。これにより、例えば同乗者が降車中である場合には、車両ドアの自動閉扉を中止し、降車済みであれば、自動閉扉を行わせるなど、同乗者の降車状態に応じた動作指示を行うことができ、使い勝手を向上できる。
請求項14に記載したように、携帯機の保持者によって操作された車両ドアが、自動開閉部を有するドアである場合、車両側ユニットは、携帯機の保持者による操作の態様に応じて、操作された車両ドアのみを自動的に閉扉させるか、他の自動開閉部を有するドアも併せて自動的に閉扉させるかを切り替えることが好ましい。携帯機の保持者が自動開閉部を有するドアを操作した場合には、そのドアを閉めようとしているとみなすことができる。従って、操作されたドアは自動的に閉扉することにより、携帯機の保持者の利便性向上を図ることができる。その一方で、他の車両ドアにも自動開閉部が設けられている場合には、操作の態様によって、自動開閉部を有する他の車両ドアを閉扉するか否かを切り換えることで、使い勝手の向上を図ることができる。
なお、操作されていない自動開閉部を備える車両を閉扉させる際の、携帯機保持者の操作の態様としては、請求項15に記載したように、その操作が所定時間以上継続するか、または所定回数以上の操作とすることができる。
請求項16に記載したように、車両側ユニットは、車両ドアが自動開閉部によって閉扉されている最中に、操作検出部によって車両ドアに対する操作を検出した場合、閉扉動作を中止して、開扉動作に移行するように、自動開閉部に指示することが好ましい。車両ドアを自動閉扉する際の挟み込み防止のためである。
なお、自動開閉部が設けられる車両ドアは、請求項17に記載するようにスライド式のドアであったり、請求項18に記載するように、車体後部に設置された後部ドアであることが好ましい。スライド式ドアや、後部ドアは、ドアが比較的重い場合が多いので、自動開閉により、車両乗員の負担を軽減できるためである。さらに、請求項19に記載するように、一般的なヒンジ式のスイングドアに対して、自動開閉部を設けても良いことはもちろんである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る車両ドア制御システムを、図に基づいて説明する。図1は、本実施形態による車両ドア制御システムの全体の構成を示す構成図である。
本実施形態における車両ドア制御システムは、携帯機(電子キー)1と車両側ユニットとの双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECU4が各ドアのロック・アンロック状態を制御する。また、電子キーECU4は、車両10のセキュリティ性を向上するために、ステアリングロック状態の制御、さらに車両10のエンジン始動の許可・禁止状態の制御も行う。
図1に示すように、携帯機1は、車室外送信機2a〜2eあるいは車室内送信機2fからのリクエスト信号を受信する受信機1a、このリクエスト信号の受信に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を送信する送信機1bを備えている。携帯機ECU1cは、上述した受信機1a及び送信機1bと接続され、各種の制御処理を実行する。具体的には、携帯機ECU1cは、受信機1aの受信信号に基づいてリクエスト信号の受信の有無を判定したり、そのリクエスト信号に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を生成して、送信機1bから送信させたりする。
車両側ユニットは、車両10の各ドア11〜15に設けられた車室外送信機2a〜2e、及び車室内に設けられた車室内送信機2fを有する。これらの車室外送信機2a〜2e及び車室内送信機2fは、車両側ユニットの主要部をなす電子キーECU4からの送信指示信号に基づいてリクエスト信号を発信する。
なお、車両10には、前席に対応して、ヒンジ式の車両ドア11,12が設けられており、後席に対応して、スライド式の車両ドア13,14が設けられている。これらのスライド式の車両ドア13,14には、モータを駆動源とするスライドドア駆動部9c、9dが設けられており、電子キーECU4からの開閉信号に従って、自動的にスライド式の車両ドア13,14を開閉することが可能である。また、車両10は、跳ね上げ式の後部ドア15を備えている。この後部ドア15にも、スライドドア駆動部9c、9dと同様に、モータを駆動源とする後部ドア駆動部11が設けられており、後部ドア15も電子キーECUからの開閉信号に従って、自動的に開閉することができる。スライド式の車両ドア13,14や、後部ドア15は、ドアが比較的重い場合が多いので、自動開閉機能を付与することにより、車両乗員の乗降時の負担を軽減できる。
車室外送信機2a〜2eのリクエスト信号の到達距離は、例えば0.7〜1.0m程度に設定される。従って、車両10の駐車時には、そのリクエスト信号の到達距離に応じた検知エリアが車両10の各ドア11〜15の周囲に形成され、携帯機1の保持者が車両10に接近したことを検知できるようにしている。また、車室内送信機2fによる検知エリアは、車室内をカバーするように設定され、携帯機1が車室内にあるか否かを検知する。
また、車両側ユニットは、車両10の車室内に設けられ、送信機2a〜2fに対する送信指示信号の出力と同期してレスポンス信号受信可能状態にされて、携帯機1から送信されるレスポンス信号を受信する受信機3を有する。受信機3が受信したレスポンス信号は、電子キーECU4に出力される。電子キーECU4は、この受信したレスポンス信号に含まれるIDコードに基づいて、ドアのロック・アンロック状態の制御等を実行すべきか否かの判定を行う。
さらに、車両側ユニットは、車両10の各ドア11〜15に設けられ、その各ドア11〜15をロック、アンロックしたり、ロックされているが、携帯機1の保持者がドアアウトサイドハンドル(以下、ドアハンドル)に触れることによってアンロック可能なアンロックスタンバイ状態に設定したりするドアロック制御部5a〜5eを有する。このドアロック制御部5a〜5eは、電子キーECU4からの指示信号に応じて動作する。
車両10の各ドア11〜15のドアハンドル6a〜6eには、タッチセンサ6a1〜6e1が設けられており、携帯機1の保持者が、ドアハンドル6a〜6eに触れて、ドアハンドル6a〜6eに対して操作を行ったことを検出することが可能である。また、ドアハンドル6a〜6eには、プッシュスイッチとして構成されたドアロックスイッチ6a2〜6e2も設けられている。このドアロックスイッチ6a2〜6e2を操作すると、各ドア11〜15をロックすることができる。また、ドアハンドル6a〜6eは、上述した車室外送信機2a〜2eのアンテナとしての役割も果たしている。
本実施形態による車両機器制御システムは、車両10のセキュリティ性を向上するため、ステアリングロックECU7及びエンジンECU8を備えている。これらのステアリングロックECU7及びエンジンECU8も、電子キーECU4からの指示信号に基づいて、ステアリングロックをオン・オフしたり、車両のエンジンの始動の許可・禁止を切換制御したりする。このステアリングロックECU7及びエンジンECU8による処理を以下に簡単に説明する。
ドアを開閉して携帯機1の保持者が車両10に乗車して、予め車両に設けられているエンジンスイッチを操作すると、電子キーECU4は、車室内に設けられた車室内送信機2f及び受信機3を用いて携帯機1との間で双方向通信を行い、IDコードの照合を行う。一方、ステアリングロックECU7は、ステアリングロックを解除しても良いかを電子キーECU4に確認する。電子キーECU4は、IDコードの照合の結果がOKである場合には、ステアリングロックECU7に対してステアリングロックの解除を許可する応答を行う。ステアリングロックECU7は、その応答に基づいてステアリングロックをアンロックする。このようにして、ステアリングロック状態の制御が行われる。さらに、このとき、電子キーECU4は、同時に、エンジンECU8に対してエンジンの始動禁止を解除するように指示信号を出力する。
次に、上述した車両側ユニットと携帯機1との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECU4が各ドアをアンロックするドアアンロック制御等を実行するための処理に関して、図2のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、図2に示す処理は、所定時間ごとに起動されて実施されるものである。すなわち、車両10のエンジンが停止され、かつ各ドア11〜15がロックされた状態で駐車されている場合、所定時間経過毎に車室外送信機2a〜2eに対してリクエスト信号の送信を指示して、携帯機1の保持者が車両10に接近したか否か確認する。
まず、ステップS10では、車室外送信機2a〜2eに対して送信指示信号を出力して、車室外送信機2a〜2eからリクエスト信号を送信させる。そして、ステップS20では、このリクエスト信号に応答する、携帯機1からのレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号が受信されていない場合には、携帯機1が検知エリア内に存在しないとみなして、図2に示す処理を終了する。一方、携帯機1からレスポンス信号を受信した場合には、ステップS30の処理に進む。
なお、車室外送信機2a〜2eから、車室外送信機2a〜2eごとに固有の識別コードを含むリクエスト信号が送信され、携帯機1は、その識別コードを含むレスポンス信号を返送するように構成される。あるいは、電子キーECU4は、各送信機2a〜2eに、順番にリクエスト信号を送信するように指示する。このようにすれば、電子キーECU4は、携帯機1がいずれの送信機2a〜2eからのリクエスト信号に応答してレスポンス信号を返送したかを識別できる。すなわち、携帯機1の保持者が、いずれの車両ドア11〜15に対して接近しているのかを識別できるのである。
ステップS30では、レスポンス信号に含まれるIDコードが、予め登録されているIDコードと一致する等、所定の関係を満足するか否かが判定される(IDコードの照合OK・NG判定)。この判定処理において、IDコードの照合OKと判定されると、ステップS40に進み、IDコードの照合NGと判定されると、処理を終了する。
なお、IDコードの照合OKと判定した場合には、電子キーECU4は、レスポンス信号に含まれる識別コードあるいはレスポンス信号の受信タイミングから、携帯機1が反応した送信機1の位置を把握する。そして、その位置に該当するドアのロックをアンロックスタンバイ状態にするように、対応するドアロック制御部5a〜5eに指示信号を与える。この指示信号に基づいて、指示信号を受けた何れか1つのドアロック制御部5a〜5eは、対応するドア11〜15をアンロックスタンバイ状態に設定する。
電子キーECU4からの指示信号に基づいて、ドアロック制御部5a〜5eの何れか1つが、対応するドア11〜15をアンロックスタンバイ状態に設定した時、タッチセンサ6a1〜6e1によって携帯機1の保持者によるドアハンドル6a〜6eの操作を検知すると、その検知情報を電子キーECU4に送信する。すると、電子キーECU4は、ステップS40にて、携帯機1の保持者によるドアハンドル6a〜6eの操作を検知したと判定し、ステップS50に処理を進める。一方、携帯機1の保持者によるドアハンドル操作が所定時間検知されない場合、図2に示す処理を終了する。
ステップS50では、全てのドア11〜15をアンロックするように各ドアロック制御部5a〜5eに指示する。従って、携帯機1の保持者が、単にドアハンドル6a〜6eに触れるだけで、自動的に全てのドア11〜15がアンロックされる。このように、図2において破線で囲まれた、ステップS10〜S50までの処理が、携帯機1の保持者が携帯機1を手にすることなく、車両ドア11〜15のロックを解除するための処理であり、以後、この処理によるアンロック操作をスマートアンロック操作と呼ぶ。
なお、携帯機1の保持者による車両ドア11〜15に対する操作の検出は、タッチセンサ6a1〜6e1によらず、例えば、ドアハンドル6a〜6eが手前に引かれたことを機械的に検出する検出機構等を用いても良い。また、ドアハンドル6a〜6eに、アンロックボタンを設置し、このアンロックボタンの操作により、車両ドア11〜15に対する操作を検出しても良い。また、タッチセンサ6a1〜6e1とドアロックスイッチ6a2〜6e2の一方のみを車両ドア11〜15に設けて、アンロックのための操作部、及びロックのための操作部として兼用しても良い。さらに、IDコードの照合がOKとなったとき、すべての車両ドア11〜15において、アンロックスタンバイ状態に設定しても良い。
そして、続くステップS60にて、電子キーECU4は、スライドドア駆動部9c、9d及び後部ドア駆動部11に対して、開指示信号を出力する。これにより、スライドドア駆動部9c、9d及び後部ドア駆動部11は、車両ドア13,14及び後部ドア15を自動的に開扉させる。
上述したように、第1実施形態に係わる車両ドア制御システムにおいては、車両側ユニットが、IDコードの照合がOKとなり、かつ携帯機1の保持者の車両ドア11〜15に対する操作を検出して、車両ドア11〜15のアンロックを行う条件が成立すると、車両ドア11〜15のアンロックと同期して、スライド式の車両ドア13,14及び後部に設けられた車両ドア15を自動的に開扉させる。これにより、携帯機の保持者1は、車両ドア11〜15のアンロック後に、改めて車両ドア13〜15の自動開扉動作の実行を指示することが不要となり、携帯機1の保持者の利便性を一層向上することができる。
上述した実施形態においては、前席に設けられたヒンジ式の車両ドアを含め、いずれかの車両ドアが携帯機1の保持者によって操作されたとき、全ての車両ドア11〜15をアンロックするとともに、自動開閉機能を有する車両ドア13〜15をすべて開扉させるようにした。このようにすれば、同乗者がいる際の乗車を容易にすることができるが、必ずしもすべての車両ドア13〜15を自動的に開扉しなくとも良い。
例えば、自動開閉機能を有する車両ドア13,14及び後部ドア15が携帯機1の保持者によって操作されたとき、すべての車両ドア11〜15をアンロックするとともに、その操作されたドアのみを自動的に開扉させるようにしても良い。あるいは、例えば右側前席の車両ドア11が操作された場合には、同じ側のスライド式車両ドア13のみを自動的に開扉するようにしても良い。予め、このような設定となっていることを、携帯機1の保持者が了解していれば、特に不都合は生じないためである。
さらに、上述した実施形態では、スライド式の車両ドア13,14及び後部ドア15に対して、自動開閉のための駆動部9c、9d、11を設けたが、一般的なヒンジ式のスイングドアに対して駆動部を設け、自動開閉機能を付与しても良いことはもちろんである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムは、上述した第1実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
ここで、後部ドア15は、上述したように上下方向に跳ね上げるように回転して開扉するタイプや、または水平方向に回転して開扉するタイプのドアである場合が多い。このため、後部ドア15に対する携帯機1の保持者の操作を検出した直後に後部ドア15を自動的に開扉させると、携帯機保持者と後部ドア15とが接触する可能性がある。このような点を鑑みて、本実施形態による車両ドア制御システムでは、携帯機1の保持者が後部ドア15に対する操作を行った場合に、携帯機1の保持者との接触を確実に防止しつつ、後部ドア15を開扉できるようにした。本実施形態における電子キーECU4が実施する処理を、図3のフローチャートを用いて説明する。
図3に示すフローチャートにおいて、スマートアンロック操作のための処理は、上述した第1実施形態とほぼ同様である。ただし、本実施形態では、携帯機1の保持者による後部ドア15への操作が行われた場合に、携帯機1の保持者は後部ドア15の近傍にいるとみなして、その開扉を安全に行うための制御を実施するため、ステップS45において、後部ドア15に対する操作が検知されたか否かを判定している点が異なっている。
なお、携帯機1と通信した送信機が位置する車両ドアのみをアンロックスタンバイ状態に設定する場合には、当然ではあるが、ステップS20にて、後部ドア15に設けられた車室外送信機2eからのリクエスト信号に応答するレスポンス信号が受信されたか否かが判定されることになる。
スマートアンロック操作のための処理後、ステップS70にて、後部ドア15に設けられた車室外送信機2eから再度、リクエスト信号を送信させる。そして、ステップS80にて、このリクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信した場合には、携帯機1、すなわち、その保持者は、車室外送信機2eの検知エリア内に属しており、まだ後部ドア15の近傍に位置すると推測することができる。この場合に、後部ドア15を開扉させると、後部ドア15と携帯機1の保持者とが接触する可能性がある。
そのため、本実施形態では、ステップS80にて、携帯機1からのレスポンス信号を受信しなくなるまで、後部ドア15の自動開扉を待機する。すなわち、ステップS80の判定処理において、レスポンス信号を受信したと判定すると、ステップS70の処理に戻り、繰り返しリクエスト信号の送信を行う。一方、ステップS80にて、携帯機1との通信が不能となり、リクエスト信号の送信から規定時間以内にレスポンス信号が受信されないと判定した場合には、ステップS90に進んで、後部ドア15を自動的に開扉させる。
車室外送信機2e及び受信機3と携帯機1との通信が不能となったとき、携帯機1の保持者は車室外送信機2eの検知エリア外まで車両から離れたとみなすことができる。従って、携帯機1との通信不能状態となったときに、後部ドア15を開扉させれば、携帯機1の保持者との接触を防止しつつ、後部ドア15を開扉させることができる。
なお、後部ドア15に設けられた送信機2eからリクエスト信号を再送信するとき、携帯機1の保持者に車両から遠ざかることを促す音声メッセージなどを出力するようにしても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムは、上述した第1実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
本実施形態による車両ドア制御システムでは、いずれかの車両ドア11〜15に対して携帯機1の保持者による操作が行われたと判定された場合に、携帯機1の保持者による操作の態様に応じて、操作されていない自動開閉機能を備える車両ドアを自動的に開扉させるか否かを切り替えるものである。これにより、例えば同乗者がいる場合には、自動開閉機能を備える車両ドアを開扉させ、単独で乗車する場合には、自動開閉機能を備える車両ドアを開扉させないといった使い方が可能となり、本システムの使い勝手を向上できる。
本実施形態における、電子キーECU4が実施する処理を、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、スマートアンロック操作のための処理は、図2に示す処理と同一であるため、説明を省略する。
スマートアンロック操作のための処理後、ステップS100にて、ステップS40において検知した携帯機1の保持者による操作が、特殊操作であるか否かを判定する。ここで、特殊操作か否かは、操作が行われた時間や回数に基づいて判定され、例えば操作が所定時間以上継続した場合や、または所定回数以上繰り返された場合に、特殊操作と判定され、それ以外の場合、通常操作と判定される。
ステップS100にて、通常操作と判定された場合には、操作されたドアのみ、もしくは操作されたドアと同じ側に設置されている自動開閉機能を備えるスライド式の車両ドアのみを自動的に開扉させる。一方、ステップS100にて、特殊操作と判定された場合には、いずれのドアが操作されたかによらず、すべての自動開閉機能を備える車両ドア13〜15を自動的に開扉させる。
このように、携帯機1の保持者による操作の態様に応じて、操作されていない自動開閉機能を備える車両ドアを自動的に開扉させるか否かを切り替えることにより、ユーザの利便性を向上しつつ、使い勝手の向上を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムは、上述した第1実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
第1実施形態から第3実施形態におけるスマートアンロック操作のための処理においては、車室外送信機2a〜2eから、定期的にリクエスト信号を送信させることにより、携帯機1の保持者の車両への接近を検知するものであった。それに対して、第4実施形態による車両ドア制御システムでは、携帯機1の保持者により車両ドア11〜15への操作が行われたことを検知し、それをトリガとして、スマートアンロック操作のための処理を開始するものである。このようにすれば、車室外送信機2a〜2eから、必要時のみリクエスト信号を送信させることが可能となり、車両側ユニットにおける消費電力の低減を図ることが可能になる。
図5は、本実施形態におけるスマートアンロック操作のための処理を示すフローチャートである。まず、ステップS210において、いずれかの車両ドア11〜15に対して、操作が行われたことを検知したか否かが判定される。ステップS210にて、操作が行われたと判定されると、ステップS220の処理に進む。なお、いずれかの車両ドア11〜15に対する操作を検知したときに、以下に説明するステップS220〜ステップS250の処理を割り込みにより実施するように構成しても良い。
ステップS220では、操作されたドアハンドル6a〜6eに対応する車室外送信機2a〜2e、もしくはすべての車室外送信機2a〜2eからリクエスト信号を送信させる。そして、ステップS230にて、このリクエスト信号に応答して、携帯機1からレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信したと判定した場合には、ステップS240に進み、そのレスポンス信号に含まれるIDコードの照合結果がOKであるか否かを判定する。この判定処理において、IDコードの照合結果がOKと判定された場合、ステップS250において、すべての車両ドア11〜15のロックを解除する。
なお、ステップS240にて、レスポンス信号が受信されないと判定された場合や
ステップS250にて、IDコードの照合結果がNGと判定された場合には、スマートアンロック操作のための処理が終了される。
上述した処理によっても、第1実施形態において説明した処理と同様に、スマートアンロック操作を適切に実施することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムは、上述した第1実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成される。
本実施形態に係わる車両ドア制御システムは、携帯機1の保持者、さらにはその同乗者が車両から降車した際に、携帯機1の保持者による車両ドアに対する操作により、自動開閉機能を備える車両ドア13〜15を自動的に閉扉するとともに、すべての車両ドアをロックさせるスマートロック操作を一連の動作として実施するものである。従って、後部ドア15に関しては、携帯機1の保持者による操作を検出するためのドアロックスイッチ6e2が、車両ドア6eの近傍ではなく、後部ドア15が開扉された状態でも、携帯機1の保持者によって操作可能な位置に設置されることが好ましい。
本実施形態における、電子キーECU4が実施する処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図6において、破線で囲んだ部分がスマートロック操作のための処理に該当する。
まず、ステップS310では、車両ドア11〜15に対して、携帯機1の保持者による操作が行われたことが検知されたか否かを判定する。ステップS310にて、操作が行われたと判定されると、ステップS320の処理に進む。なお、いずれかの車両ドア11〜15に対する操作を検知したときに、以下に説明するステップS320〜ステップS390の処理を割り込みにより実施するように構成しても良い。
ステップS320では、操作されたドアロックスイッチ6a2〜6e2に対応する車室外送信機2a〜2e、もしくはすべての車室外送信機2a〜2eからリクエスト信号を送信させる。そして、ステップS330にて、このリクエスト信号に応答して、携帯機1からレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号を受信したと判定した場合には、ステップS340に進み、そのレスポンス信号に含まれるIDコードの照合結果がOKであるか否かを判定する。
この判定処理において、IDコードの照合結果がOKと判定された場合、ステップS350において、車室内送信機2fからリクエスト信号を送信させる。これは、携帯機1を車室内に置き忘れて、車両ドア11〜15をロックした場合に、携帯機1の閉じ込みが生じる恐れがないか確認するために行われる。車室内送信機2fからのリクエスト信号に応答して、携帯機1からレスポンス信号を受信した場合には、閉じ込みの恐れがあるため、以後の処理を実施することなく、図6に示す処理を終了する。なお、ステップS330にて、車室外送信機2a〜2eからのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を受信しないと判定した場合、及びステップS340にて、ID照合結果がNGと判定した場合も、処理を終了する。
ステップS360にて、車室内送信機2fからのリクエスト信号に応答して、レスポンス信号を受信しないと判定した場合には、ステップS370に進んで、自動開閉機能を備えたスライド式の車両ドア13,14及び後部ドア15が開いている場合、それらを自動的に閉扉させる。
ステップS380では、車両10の全てのドア11〜15が閉じられたか否かを判定する。そして、全てのドアは閉じられていると判定した場合に、ステップS390に進んで、全ての車両ドア11〜15をロックするように、各ドアロック制御部5a〜5eに指示する。このように、全ての車両ドアが閉扉されていることが確認された場合に、全ての車両ドア11〜15を同時期にロックさせるので、車両ドア11〜15のロック忘れを防止することができる。なお、このドアロックと同時に、電子キーECU4は、ステアリングロックECU7に対してステアリングロックを実行するように指示し、かつエンジンECU8に対してエンジンを始動禁止状態に設定するよう指示する。
上述したように、本実施形態による車両ドア制御システムにおいては、自動開閉機能を備える車両ドア13〜15が開扉した状態において、IDコードの照合がOKとなり、かつ携帯機1の保持者の操作を検出して、車両ドア11〜15のロックを行う条件が成立すると、車両ドア13〜15を自動的に閉扉させ、その後、全ての車両ドア11〜15をロックさせる。これにより、携帯機1の保持者は、車両ドア13〜15を自動閉扉させるための操作、及び全ての車両ドア11〜15をロックさせるための操作を2段階で実行する必要がなくなり、当該保持者の利便性を一層向上することができる。
なお、図6に示すスマートロック操作を行うための処理において、ステップS350及びステップS360の処理は省略されても良い。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムも、上述した第5実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成される。
本実施形態に係わる車両ドア制御システムは、いずれかの車両ドア11〜15に対して携帯機1の保持者による操作が行われたと判定された場合に、携帯機1の保持者による操作の態様に応じて、操作されていない自動開閉機能を備える車両ドアを自動的に閉扉させるか否かを切り替えるものである。これにより、例えば同乗者が降車中である場合には、自動開閉機能を備える車両ドアを閉扉させずに開いたままとし、一方、全ての同乗者が降車した場合や同乗者がいない場合などには、自動開閉機能を備える車両ドアを閉扉させるといった使い方、すなわち同乗者の降車状態に応じた動作指示を行うことができ、使い勝手を向上できる。
本実施形態における、電子キーECU4が実施する処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、スマートロック操作のための処理は、図6に示す処理と同一であるため、説明を省略する。
スマートロック操作のための処理後、ステップS400にて、ステップS310にて検知した携帯機1の保持者による操作が、特殊操作であるか否かを判定する。ここで、特殊操作か否かは、操作が行われた時間や回数に基づいて判定され、例えば操作が所定時間以上継続した場合や、または所定回数以上繰り返された場合に、特殊操作と判定され、それ以外の場合、通常操作と判定される。
ステップS400にて、通常操作と判定された場合には、操作されたドアのみ、もしくは操作されたドアと同じ側に設置されている自動開閉機能を備えるスライド式の車両ドアのみを自動的に閉扉させる。一方、ステップS400にて、特殊操作と判定された場合には、いずれのドア11〜15が操作されたかによらず、すべての自動開閉機能を備える車両ドア13〜15を自動的に閉扉させる。
このように、携帯機1の保持者による操作の態様に応じて、操作されていない自動開閉機能を備える車両ドアを自動的に閉扉させるか否かを切り替えることにより、ユーザの利便性を向上しつつ、使い勝手の向上を図ることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムも、上述した第5実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成される。
本実施形態による車両ドア制御システムは、自動開閉機能を備える車両ドア13〜15を自動的に閉扉している最中に、当該自動閉扉中の車両ドアあるいは他の車両ドアに対する操作を検出した場合、閉扉動作を中止させ、開扉動作に移行させる。これにより、車両ドアを自動閉扉する際の挟み込みを防止できる。
本実施形態における、電子キーECU4が実施する処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、スマートロック操作のための処理は、図6に示す処理と同一であるため、説明を省略する。
スマートロック操作のための処理後、ステップS450では、自動開閉機能を備えたスライド式の車両ドア13,14及び後部ドア15が開いている場合、それらを自動的に閉扉させる。そして、ステップS460では、閉扉動作中の車両ドア、もしくはその他のドアに対して操作がなされたことを検知したか否かを判定する。
このステップS460にて、操作を検知したと判定された場合、ステップS470に進み、スライド式の車両ドア13,14や後部ドア15の閉扉動作を中止し、さらに、開扉動作を開始するように、各駆動部9c、9d、11に指示する。一方、ステップS460にて操作を検知しないと判定された場合には、ステップS480に進み、スライド式のドア13,14及び後部ドア15が完全に閉じられたか否かを判定する。
ステップS480にて、スライド式のドア13,14及び後部ドア15が完全に閉じられていないと判定されると、ステップS450に戻り、スライド式のドア13,14及び後部ドア15の閉扉動作を継続する。一方、ステップS480にて、スライド式のドア13,14及び後部ドア15が完全に閉じらたと判定されると、ステップS490に進む。ステップS490では、車両10の全てのドア11〜15が閉じられたか否かを判定する。そして、全てのドア11〜15は閉じられていると判定した場合に、ステップS500に進んで、全ての車両ドア11〜15をロックするように、各ドアロック制御部5a〜5eに指示する。
以上説明したように、本実施形態による車両ドア制御システムでは、自動開閉機能を備える車両ドアを閉扉中に、いずれかの車両ドアに対する操作を検出した場合、閉扉動作を中止させ、開扉動作に移行させる。これにより、万一、自動閉扉中の車両ドアに挟まれた場合にも、それによる挟み込みの発生を回避できる。
なお、上述した第7実施形態において、閉扉動作中の車両ドアに対する操作が行われた場合に、その車両ドアのみ閉扉動作を中止して、開扉動作に移行させるようにしても良い。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態による車両ドア制御システムについて説明する。本実施形態による車両ドア制御システムも、上述した第5実施形態による車両ドア制御システムと同様に構成される。
本実施形態による車両ドア制御システムでは、自動開閉機能を有しない車両ドアが完全に閉じられているか否かを判定し、閉じられていない場合に、全ての車両ドアをロックすることができないため、半ドアであることを警報するようにしたものである。自動開閉機能を備えた車両ドアは、開いていても、電子キーECU4の指示によって閉扉することが可能であるが、自動開閉機能を有しない車両ドアは、携帯機1の保持者等によってしか閉じることができないためである。
本実施形態における、電子キーECU4が実施する処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、スマートロック操作のための処理は、図6に示す処理と同一であるため、説明を省略する。
スマートロック操作のための処理後、ステップS510では、自動開閉機能を有しない車両ドア11,12が開いたままとなっているか否かを判定する。この判定処理において、自動開閉機能を有しない車両ドア11,12が開いたままとなっていると判定された場合、ステップS520に進んで、携帯機1の保持者等に対して、音声や警告音等を用いて半ドアである旨を警告する。一方、自動開閉機能を有しない車両ドア11,12が閉じられていると判定された場合には、ステップS530に進んで、自動開閉機能を備えたスライド式の車両ドア13,14及び後部ドア15が開いている場合、それらを自動的に閉扉させる。
ステップS540では、スライド式の車両ドア13,14及び後部ドア15の閉扉動作が完了して、車両10の全てのドア11〜15が閉じられたか否かを判定する。そして、全てのドアは閉じられていると判定した場合に、ステップS550に進んで、全ての車両ドア11〜15をロックするように、各ドアロック制御部5a〜5eに指示する。
上述したように、自動開閉機能を有しない車両ドアが閉扉されていない場合に、警告を発するようにしたので、携帯機保持者等は、半ドア状態の車両ドアがあることを認識できる。
なお、自動開閉機能を備えた車両ドアであっても、何らかの原因によって、完全にとじることができず半ドア状態となってしまうとき、その旨を警告するようにしても良い。
第1実施形態における車両ドア制御システムの全体の構成を示す構成図である。 第1実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをアンロックするドアアンロック制御を実行するための処理を示すフローチャートである。 第2実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをアンロックするドアアンロック制御を実行するための処理を示すフローチャートである。 第3実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをアンロックするドアアンロック制御を実行するための処理を示すフローチャートである。 第4実施形態による車両ドア制御システムにおいて、スマートアンロック操作を行うための処理を示すフローチャートである。 第5実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをロックするドアロック制御等を実行するための処理を示すフローチャートである。 第6実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをロックするドアロック制御等を実行するための処理を示すフローチャートである。 第7実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをロックするドアロック制御等を実行するための処理を示すフローチャートである。 第8実施形態による車両ドア制御システムにおいて、車両側ユニットと携帯機との双方向通信によるIDコードの照合結果を基に、電子キーECUが各ドアをロックするドアロック制御等を実行するための処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯機
1a 受信機
1b 送信機
1c 携帯機ECU
2a〜2e 車室外送信機
2f 車室内送信機
3 受信機
4 電子キーECU
9c、9d スライドドア駆動部
10 車両
11 後部ドア駆動部

Claims (19)

  1. 車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送し、当該車両側ユニットは、レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムにおいて、
    前記車両側ユニットは、
    車両ドアのロック・アンロック状態を制御するロック状態制御部と、
    前記車両ドアの開閉動作を自動的に実行可能な自動開閉部と、
    前記車両ドアに対する、前記携帯機の保持者による操作を検出する操作検出部とを備え、
    前記車両ドアがロックされた状態で、前記IDコードの照合OKと判定し、かつ前記操作検出部が前記携帯機の保持者による操作を検出した場合、前記ロック状態制御部によって前記車両ドアをアンロックさせるとともに、前記自動開閉部によって前記車両ドアを自動的に開扉させることを特徴とする車両ドア制御システム。
  2. 前記車両は複数の車両ドアを備え、前記車両側ユニットは、その複数の車両ドアにおいて、いずれか1つの車両ドアに対して前記携帯機の保持者による操作が行われたことを検出し、かつ操作されていない車両ドアに前記自動開閉部を設える車両ドアが含まれるとき、前記携帯機の保持者による操作の態様に応じて、その操作されていない前記自動開閉部を備える車両ドアを自動的に開扉させるか否かを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の車両ドア制御システム。
  3. 前記携帯機の保持者によって操作された車両ドアが、前記自動開閉部を有するドアである場合、前記車両側ユニットは、前記携帯機の保持者による操作の態様に応じて、操作された車両ドアのみを自動的に開扉させるか、他の自動開閉部を有するドアも併せて自動的に開扉させるかを切り替えることを特徴とする請求項2に記載の車両ドア制御システム。
  4. 前記車両側ユニットは、前記携帯機の保持者による操作が所定時間以上継続するか、または所定回数以上の操作がなされた場合に、操作されていない前記自動開閉部を備える車両ドアを自動的に開扉させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両ドア制御システム。
  5. 前記車両は複数の車両ドアを備え、その複数の車両ドアの少なくとも1枚の車両ドアに関して、前記自動開閉部が設けられ、
    前記車両側ユニットは、前記操作検出部は有するが、前記自動開閉部を有さない車両ドアに対して前記携帯機の保持者による操作が行われたことを検出した場合、前記複数のドアをアンロックさせるとともに、前記自動開閉部が設けられた車両ドアを開扉させることを特徴とする請求項1に記載の車両ドア制御システム。
  6. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、スライド式のドアであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  7. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、車体後部に設置された後部ドアであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  8. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、ヒンジ式のスイングドアであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  9. 前記車両側ユニットは、車両の周囲の所定範囲に前記携帯機と双方向通信が可能な通信エリアを有し、当該車両側ユニットが、前記後部ドアに対して前記携帯機の保持者による操作が行われたことを検出した場合、前記携帯機との通信が不能状態となったことを条件として、前記後部ドアを自動的に開扉させることを特徴とする請求項7に記載の車両ドア制御システム。
  10. 車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送し、当該車両側ユニットは、レスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムにおいて、
    前記車両側ユニットは、
    車両ドアのロック・アンロック状態を制御するロック状態制御部と
    前記車両ドアの開閉動作を自動的に実行可能な自動開閉部と、
    前記車両ドアに対する、前記携帯機の保持者による操作を検出する操作検出部とを備え、
    前記車両ドアが開扉された状態で、前記IDコードの照合OKと判定し、かつ前記操作検出部が前記携帯機の保持者による操作を検出した場合、前記自動開閉部によって前記車両ドアを自動的に閉扉させるとともに、前記ロック状態制御部によって前記車両ドアをロックさせることを特徴とする車両ドア制御システム。
  11. 前記車両は複数の車両ドアを備え、前記車両側ユニットは、その複数の車両ドアが全て閉扉されたか否かを確認し、全ての車両ドアが閉扉されていることが確認された場合に、当該全ての車両ドアを同時期にロックさせることを特徴とする請求項10に記載の車両ドア制御システム。
  12. 前記車両側ユニットは、前記複数の車両ドアが全て閉扉されていない場合、当該車両ドアをロックさせることなく、警報を発することを特徴とする請求項11に記載の車両ドア制御システム。
  13. 前記車両は複数の車両ドアを備え、前記車両側ユニットは、その複数の車両ドアにおいて、いずれか1つの車両ドアに対して前記携帯機の保持者による操作が行われたことを検出し、かつ操作されていない車両ドアに前記自動開閉部を設える車両ドアが含まれるとき、前記携帯機の保持者による操作の態様に応じて、その操作されていない前記自動開閉部を備える車両ドアを自動的に閉扉させるか否かを切り替えることを特徴とする請求項10に記載の車両ドア制御システム。
  14. 前記携帯機の保持者によって操作された車両ドアが、前記自動開閉部を有するドアである場合、前記車両側ユニットは、前記携帯機の保持者による操作の態様に応じて、操作された車両ドアのみを自動的に閉扉させるか、他の自動開閉部を有するドアも併せて自動的に閉扉させるかを切り替えることを特徴とする請求項13に記載の車両ドア制御システム。
  15. 前記車両側ユニットは、前記携帯機の保持者による操作が所定時間以上継続するか、または所定回数以上の操作がなされた場合に、前記自動開閉部を備える、操作されていない車両ドアを自動的に閉扉させることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の車両ドア制御システム。
  16. 前記車両側ユニットは、前記車両ドアが前記自動開閉部によって閉扉されている最中に、前記操作検出部によって前記車両ドアに対する操作を検出した場合、閉扉動作を中止して、開扉動作に移行するように前記自動開閉部に指示することを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  17. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、スライド式のドアであることを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  18. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、車体後部に設置された後部ドアであることを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
  19. 前記自動開閉部が設けられる車両ドアは、ヒンジ式のスイングドアであることを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
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