JP2006260377A - 並列処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯電話1においては、CPU10の単位プロセッサP0〜P3それぞれから、周辺装置40a〜40dおよびコプロセッサ130a,130bといった周辺ハードウェアに処理を依頼することができる。したがって、周辺ハードウェアに処理を依頼するタスクをいずれの単位プロセッサP0〜P3においても実行することが可能となり、マルチプロセッサであるCPU10と周辺ハードウェアとを効率的に協調動作させることが可能となる。
【選択図】 図2
Description
従来の携帯機器では、シングルプロセッサによる処理が行われていたところ、携帯機器の高機能化に伴い処理が複雑化し、シングルプロセッサによる処理が困難となっている。
一方、マルチプロセッサを利用することにより、装置を低クロック化することが可能となり、それにより低消費電力化を実現することができる。さらに、複数のタスク等を並列に処理できることから、リアルタイムな応答性の観点からも有効なものとなる。
このような場合、プロセッサにおいて実行されているアプリケーションのタスク等が、所定の周辺ハードウェアに処理を行わせる命令を発行することにより、必要な周辺ハードウェアが利用される。
ここで、特許文献1に記載された技術は、マルチプロセッサにおいて周辺ハードウェアに対する同期制御を行う技術であり、マルチプロセッサと周辺ハードウェアの協調を図るものである。
また、特許文献2に記載された技術は、コプロセッサを備えるプロセッサにおいて、コプロセッサを操作する所定命令を用意することにより、コプロセッサと協調して高速に処理を行う技術である。
このように、特許文献1および特許文献2に記載された技術を含め、従来の技術においては、マルチプロセッサと周辺ハードウェアとを効率的に協調動作させることが困難であった。
タスクあるいはスレッドを実行するプロセッサ部(例えば、図2の単位プロセッサP0〜P3)を複数備え、周辺ハードウェア(例えば、図1の周辺装置40a〜40dおよびコプロセッサ130a,130b)と接続されたプロセッサ(例えば、図1のCPU10)を含む並列処理装置であって、タスクあるいはスレッドを実行している前記プロセッサ部それぞれが、実行中のタスクあるいはスレッドの実行内容に応じて周辺ハードウェアに処理依頼を行うことを特徴としている。
したがって、プロセッサ部を複数備えるプロセッサと、それに接続された周辺ハードウェアとを効率的に協調動作させることが可能となる。
また、前記周辺ハードウェアは、処理対象となるデータを格納するデータレジスタと、処理内容を示すコマンドを格納するコマンドレジスタとを備え、前記周辺ハードウェアに処理を行わせる前記プロセッサ部が、前記データレジスタに処理対象となるデータを書き込むと共に、前記コマンドレジスタにコマンドを書き込むことによって、前記処理依頼を行うことを特徴としている。
なお、データレジスタおよびコマンドレジスタは、レジスタによって実現する場合に加え、種々の記憶素子によって実現することが可能である。
また、命令セットにおいて、前記処理依頼を行う命令を発行させる所定命令が予め用意され、前記プロセッサ部は、該所定命令を実行することにより、前記周辺ハードウェアに対して前記処理依頼を行う命令を発行することを特徴としている。
また、前記周辺ハードウェアには、メモリ領域の所定アドレス(例えば、OSのシステム領域の一部等)が割り当てられ、前記プロセッサ部は、前記周辺ハードウェアに割り当てられたメモリ領域へのストア命令を実行することにより、前記処理依頼を行うことを特徴としている。
また、前記処理依頼を受けた前記周辺ハードウェアは、依頼された処理が終了した場合に、処理依頼を行った前記プロセッサ部に対する割り込み信号を出力し、前記処理依頼を行った前記プロセッサ部は、該割り込み信号によって、依頼した処理の結果を取得することを特徴としている。
また、前記処理依頼を行った前記プロセッサ部は、依頼先である前記周辺ハードウェアに対し、ポーリングを行うことにより、依頼した処理の結果を取得することを特徴としている。
また、前記複数のプロセッサ部におけるいずれかのプロセッサ部に対し、タスクあるいはスレッドの優先度の決定を排他的に行うための排他制御権を与える排他制御処理部(例えば、図2の排他制御処理部13)と、発生しているタスクあるいはスレッドの実行状態を管理するタスク状態管理部(例えば、図2のタスク状態制御部15)とを備え、前記処理依頼を行ったタスクあるいはスレッドが、前記排他制御権を取得することにより自タスクの優先度を変更し、前記タスク状態管理部によって管理されている実行状態に応じて、タスクあるいはスレッドの切り替えを行うことを特徴としている。
また、前記処理依頼を行ったタスクあるいはスレッドは、前記排他制御権を取得した後、自タスクあるいはスレッドの優先度を下げることを特徴としている。
また、前記周辺ハードウェアは、所定処理を実行する周辺装置であることを特徴としている。
また、前記周辺ハードウェアは、特定の処理を担うことによりプロセッサを補助するコプロセッサであることを特徴としている。
このような構成により、複数のプロセッサ部それぞれからコプロセッサに対して処理の依頼を行うことが可能となる。
タスクあるいはスレッドを実行するプロセッサ部を複数備え、周辺ハードウェアと接続されたプロセッサを含む並列処理装置における情報処理方法であって、タスクあるいはスレッドを実行している前記プロセッサ部それぞれから、実行中のタスクあるいはスレッドの実行内容に応じて周辺ハードウェアに処理依頼を行うことを特徴としている。
本発明に係る並列処理装置は、タスクあるいはスレッド等、プログラムをその実行単位で並列的に処理するプロセッサを含むものであり、そのプロセッサ内に、タスク等を実行するプロセッサ(以下、「単位プロセッサ」と言う。)が実質的に複数備えられたハードウェア構成を有している。
したがって、本発明に係る並列処理装置によれば、マルチプロセッサと周辺ハードウェアとを効率的に協調動作させることができる。
したがって、周辺ハードウェアにおいて処理を実行している間も、プロセッサを効率的に動作させることが可能である。
ここでは、本発明に係る並列処理装置を携帯電話として実現した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明において、スレッド等、プログラムの実行単位を総称して「タスク」と言う。
図1は、本発明に係る携帯電話1の機能構成を示すブロック図である。
一方、ポーリングによって処理結果を取得することで、CPU10(処理の依頼を行ったタスク)は、コプロセッサ130a,130bにおいて処理が終了した後、直ちに処理結果を取得することが可能となる。
さらに、CPU10は、各単位プロセッサにおいて実行されている各タスクがOSのサービスコールを呼び出し、タスクの状態制御といったOSの処理に移行する場合に、セマフォを取得させることにより、これらの単位プロセッサ間における排他制御を行う。
ここで、CPU10の内部構成について説明する。
図2は、CPU10の内部構成を示すブロック図である。
図2において、CPU10は、複数の単位プロセッサP0〜P3と、外部割り込み制御部11と、メモリ制御部12と、排他制御処理部13と、全体プログラム制御部14と、タスク状態制御部15とを含んで構成される。
なお、単位プロセッサP0〜P3の内部構成としては同様のものとなるため、代表として、単位プロセッサP0の内部構成について説明する。
単位プロセッサP0は、ハードウェアセマフォの取得結果を含む単位プロセッサP0の各種ステータス(割り込みの可否状態、動作の有無、単位プロセッサP0におけるオーバーフローの発生状態等)を記憶するステータスレジスタ(PSR)101と、単位プロセッサP0が次に実行するべき命令が格納されたメモリアドレスを記憶するプログラムカウンタ(PC)102と、割り込み処理の実行時に、プログラムカウンタ102の値を退避しておく割り込み処理用プログラムカウンタ(EPC)103と、割り込み処理の実行時に、ステータスレジスタ101の値を退避しておく割り込み処理用ステータスレジスタ(EPSR)104とを含んで構成される。そして、ステータスレジスタ101は、単位プロセッサP0が割り込み処理を実行している間、記憶している値を割り込み処理の禁止を示す値に変更されたり、プログラムカウンタ102は、分岐命令が実行された場合に、記憶している値を分岐先のアドレスに変更されたりする。
外部割り込み制御部11は、無線部50や周辺装置40a〜40d等から割り込み信号が入力された場合に、いずれから割り込み信号が入力されたかを全体プログラム制御部14に出力する。
また、メモリ制御部12は、CPU12からコプロセッサ130a,130bに対するデータの読み出しおよび書き込みを行うためのインターフェースであるコプロセッサ制御部12aを備えている。CPU12がコプロセッサ130a,130bに処理を行わせる場合、単位プロセッサP0〜P3が実行するタスクから、コプロセッサ130a,130bに処理を依頼するための命令が発行される。すると、この命令を受けて、コプロセッサ制御部12aが、コプロセッサ130a,130bのデータレジスタに処理対象となるデータを書き込み、コマンドレジスタに命令内容を書き込むことによって、コプロセッサ130a,130bにおける処理が可能な状態となる。
割り込みベクタ14aは、割り込みハンドラの一覧が格納されたテーブルのメモリアドレスを記憶している。割り込み処理が実行される場合、まず、処理を行う単位プロセッサは、割り込みベクタ14aに記憶されたメモリ30上のアドレスを参照し、テーブルに示されている、割り込みの種類に応じた割り込みハンドラの格納先へジャンプする。そして、単位プロセッサが割り込みハンドラを起動することにより、割り込み処理が行われる。
全体ステータスレジスタ14cは、CPU10全体における各種ステータス(割り込みの可否等)を記憶するものであり、各単位プロセッサP0〜P3のステータスを示す信号が入力され、それらのステータスに応じたCPU10全体のステータスを設定して記憶する。また、全体ステータスレジスタ14cは、CPU10全体における状態(単位プロセッサP0〜P3に空きがあるか否か等)を示す信号をタスク状態制御部15に出力する。
図1に戻り、フラッシュROM20は、携帯電話1において実行されるオペレーティングシステムプログラム、および、各種アプリケーションプログラムを記憶している。
メモリ30は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Ran dom Access Memory)あるいはSDRAM(Synchronous DRAM)といった半導体メモリによって構成され、オペレーティングシステムによって使用されるシステム領域およびCPU10が各種処理を実行する際のワークエリアを形成すると共に、その処理結果を記憶する。
なお、周辺装置40a〜40dの具体的形態は、CPU10が備えられる装置の仕様に合わせて種々変更することができ、例えば、動画像の符号化における各処理ステップを実行する専用回路のように、処理手順において区分された各ステップの処理を実行する回路としたり、動画像の符号化における1ブロックをシーケンシャルに処理する専用回路のように、区分された各処理対象データを処理する回路とすることが可能である。
オーディオ部70は、携帯電話1において入出力される音声信号を処理するものであり、通話におけるマイクおよびスピーカを用いた音声の入出力、あるいは、音楽等の再生といった処理を行う。
USBインターフェース部90は、USBによる通信を行うためのインターフェースであり、USBケーブルが接続された場合やUSBケーブルから信号を受信した場合等に、CPU10に対して割り込み信号を出力する。
LCD110は、CPU10によって入力された文字あるいは画像等の描画命令に従って、所定画面を表示する表示装置である。
カメラ部120は、CCD(Charge Coupled Devices)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を備え、画像を撮影した場合に、CPU10に対して割り込み信号を出力する。
なお、コプロセッサ130a,130bとして周辺ハードウェアを備える場合、コプロセッサ130a,130bに命令を発行するために、命令セットにおいて特別に命令を用意しておく必要があるが、CPU10から直接命令を入力することができるため、冗長性が軽減する。一方、周辺装置40a〜40dとして周辺ハードウェアを備える場合、メモリ空間として割り当てられた周辺装置40a〜40dに命令コードをロードすることで処理の依頼を行うことができるため、命令セットにおいて特別な命令を用意する必要がない。ただし、バスを用いて命令の発行を行うため、バストラフィックが増大する可能性がある。
以下、携帯電話1におけるCPU10の動作として、OSの管理の下、単位プロセッサP0がアプリケーションのタスクを実行している際に、周辺ハードウェアに処理を依頼し、周辺ハードウェアにおいて処理が終了した場合に、その結果を受け取ってアプリケーションの処理を継続する状態を想定して説明する。
図3において、アプリケーションが起動されると、最初のタスクが開始され、アプリケーションのプログラムにおける第1番目の実行対象部分が単位プロセッサP0において実行される(ステップS1)。
すると、単位プロセッサP0は、周辺装置40aのデータレジスタにデータを書き込み、依頼する処理内容のパラメータを設定する(ステップS2)。
そして、単位プロセッサP0は、周辺装置40aに対し、コマンドレジスタにデータを書き込むことにより、依頼した処理を開始させる(ステップS3)。
なお、この時点で、現在のタスクより優先度の高いタスクが発生すると、タスクの切り替えが起こる可能性があるが、ここでは、現在のタスクが継続して実行されるものとする。また、処理の依頼後、処理結果の取得を優先して行いたい場合等は、現在のタスクの優先度を維持したり、より高く設定したりすることも可能である。
第2番目の実行対象部分の処理が終了すると、単位プロセッサP0は、OSに対し、タスクの切り替え要求を行い、現在実行されているタスク(ステップS1において実行が開始されたタスク)をwait状態(待機状態)とするよう設定する(ステップS6)。
ステップS6の後、周辺装置40aから割り込みによって処理結果が返されると、ステップS6においてwait状態とされたタスクが、OSによってREADY状態(実行待ち状態)に変更される(ステップS7)。
すると、このタスクを実行している単位プロセッサにおいて、周辺装置40aの処理結果を用いて、アプリケーションのプログラムにおける第3番目の実行対象部分が実行される(ステップS9)。
以上は、CPU10が周辺装置40a〜40dに処理を依頼した後、割り込みによって処理結果が返される場合の処理であるが、以下に示すように、CPU10がコプロセッサ130a,130bに処理を依頼した場合、タスクを実行している単位プロセッサP0がコプロセッサ130a,130bをポーリングすることにより、処理結果を取得する。
この第1番目の実行対象部分は、コプロセッサ130aに処理を依頼する内容を含むものとする。
そして、単位プロセッサP0は、コプロセッサ130aに対し、コマンドレジスタにデータを書き込むことにより、依頼した処理を開始させる(ステップS103)。
その後、単位プロセッサP0は、OSに対し、タスクの切り替え要求を行い、現在実行されているタスク(ステップS101において実行が開始されたタスク)の優先度を下げるよう設定する(ステップS104)。
続いて、単位プロセッサP0は、アプリケーションのプログラムにおける第2番目の実行対象部分を実行する(ステップS105)。
ステップS107において、コプロセッサ130aの動作が完了していないと判定した場合、単位プロセッサP0は、ステップS106の処理に戻り、コプロセッサ130aの動作が完了したと判定した場合、OSに対し、タスクの切り替え要求を行い、現在実行されているタスクの優先度を上げるよう設定する(ステップS108)。
次に、CPU10においてタスクの切り替え要求が発生した場合のOSの処理について説明する。
また、ステップS201において、割り込み要求が発生していないと判定した場合、単位プロセッサP1は、排他制御処理部13に対し、排他制御要求を出力する(ステップS205)。
一方、ステップS206において、排他制御要求が受け入れられたと判定した場合、単位プロセッサP1は、タスク状態制御部15のREADYキューの中から実行可能状態(READY状態)のタスクを検索する(ステップS207)。
一方、ステップS208において、READY状態のタスクが存在すると判定した場合、単位プロセッサP1は、CPU10の単位プロセッサP0〜P3において、最低の優先度のタスクを実行している単位プロセッサを検索し(ステップS210)、単位プロセッサP0〜P3においてRUN状態にあるタスクの最低優先度と、READYキュー内のREADY状態にあるタスクの優先度とを比較する(ステップS211)。
一方、ステップS211において、単位プロセッサP0〜P3においてRUN状態にあるタスクの最低優先度が、READY状態にあるいずれかのタスクの優先度より低いと判定した場合、単位プロセッサP1は、RUN状態にある最低優先度のタスクを実行している単位プロセッサのコンテキストを退避し(ステップS212)、RUN状態にある最低優先度のタスクより優先度の高いREADY状態のタスクのコンテキストを単位プロセッサに復帰させて(ステップS213)、ステップS209の処理に移行する。
以上のように、本実施の形態に係る携帯電話1においては、CPU10の単位プロセッサP0〜P3それぞれから、周辺装置40a〜40dおよびコプロセッサ130a,130bといった周辺ハードウェアに処理を依頼することができる。
また、周辺ハードウェアに処理の依頼を行ったタスクは、排他制御処理部13に排他制御要求を出力し、排他制御権を取得した上で、自タスクの優先度を変更する。そして、次のディスパッチが発生した場合に、タスク状態制御部15が管理する全てのタスクにおいて、より優先度の高いタスクが単位プロセッサP0〜P3に割り当てられる。
また、本実施の形態においては、本発明の適用対象として携帯電話を例に挙げて説明したが、各種周辺装置あるいはコプロセッサを備えた装置に適用することが可能である。
なお、本発明は、マルチスレッドプロセッサあるいはマルチタスクプロセッサと呼ばれる各種実装形態のプロセッサに適用可能であるが、例えば、1チップ上に複数のプロセッサコアが実装され、プロセッサの構成要素の少なくとも一部をこれら複数のプロセッサコアが共用する形態のマルチプロセッサ(いわゆる密結合型のマルチタスクプロセッサ)において、特に有効となる。
図7に示すマルチプロセッサは、メモリ制御部およびALUを複数のプロセッサコアが共用する形態であり、それぞれのプロセッサコアにプログラムカウンタおよびステータスレジスタ等の制御用レジスタが備えられていると共に、マルチプロセッサ全体を制御するためのプログラム制御部および制御用レジスタも別途備えられている。なお、図4に示すように、各プロセッサコアで共用するコンテキストキャッシュ等を備えても良い。
Claims (11)
- タスクあるいはスレッドを実行するプロセッサ部を複数備え、周辺ハードウェアと接続されたプロセッサを含む並列処理装置であって、
タスクあるいはスレッドを実行している前記プロセッサ部それぞれが、実行中のタスクあるいはスレッドの実行内容に応じて周辺ハードウェアに処理依頼を行うことを特徴とする並列処理装置。 - 前記周辺ハードウェアは、処理対象となるデータを格納するデータレジスタと、処理内容を示すコマンドを格納するコマンドレジスタとを備え、
前記周辺ハードウェアに処理を行わせる前記プロセッサ部が、前記データレジスタに処理対象となるデータを書き込むと共に、前記コマンドレジスタにコマンドを書き込むことによって、前記処理依頼を行うことを特徴とする請求項1記載の並列処理装置。 - 命令セットにおいて、前記処理依頼を行う命令を発行させる所定命令が予め用意され、
前記プロセッサ部は、該所定命令を実行することにより、前記周辺ハードウェアに対して前記処理依頼を行う命令を発行することを特徴とする請求項1または2記載の並列処理装置。 - 前記周辺ハードウェアには、メモリ領域の所定アドレスが割り当てられ、
前記プロセッサ部は、前記周辺ハードウェアに割り当てられたメモリ領域へのストア命令を実行することにより、前記処理依頼を行うことを特徴とする請求項1または2記載の並列処理装置。 - 前記処理依頼を受けた前記周辺ハードウェアは、依頼された処理が終了した場合に、処理依頼を行った前記プロセッサ部に対する割り込み信号を出力し、
前記処理依頼を行った前記プロセッサ部は、該割り込み信号によって、依頼した処理の結果を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の並列処理装置。 - 前記処理依頼を行った前記プロセッサ部は、依頼先である前記周辺ハードウェアに対し、ポーリングを行うことにより、依頼した処理の結果を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の並列処理装置。
- 前記複数のプロセッサ部におけるいずれかのプロセッサ部に対し、タスクあるいはスレッドの優先度の決定を排他的に行うための排他制御権を与える排他制御処理部と、
発生しているタスクあるいはスレッドの実行状態を管理するタスク状態管理部とを備え、
前記処理依頼を行ったタスクあるいはスレッドが、前記排他制御権を取得することにより自タスクの優先度を変更し、
前記タスク状態管理部によって管理されている実行状態に応じて、タスクあるいはスレッドの切り替えを行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の並列処理装置。 - 前記処理依頼を行ったタスクあるいはスレッドは、前記排他制御権を取得した後、自タスクあるいはスレッドの優先度を下げることを特徴とする請求項7記載の並列処理装置。
- 前記周辺ハードウェアは、所定処理を実行する周辺装置であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の並列処理装置。
- 前記周辺ハードウェアは、特定の処理を担うことによりプロセッサを補助するコプロセッサであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の並列処理装置。
- タスクあるいはスレッドを実行するプロセッサ部を複数備え、周辺ハードウェアと接続されたプロセッサを含む並列処理装置における情報処理方法であって、
タスクあるいはスレッドを実行している前記プロセッサ部それぞれから、実行中のタスクあるいはスレッドの実行内容に応じて周辺ハードウェアに処理依頼を行うことを特徴とする情報処理方法。
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