JP2006251440A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像剤担持体に供給する現像剤のトナー濃度を確実に一定にすることができ、かつ、現像剤の長寿命化を図ることが可能な現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 供給搬送オーガ8を備えた供給搬送路9と回収搬送オーガ6を備えた回収搬送路7と攪拌搬送オーガ11を備えた攪拌搬送路10とをそれぞれ仕切り板34及び仕切り壁33で隔離して、回収搬送路7を現像ローラ5の下方に設け、供給搬送路9と回収搬送路7と攪拌搬送路10とをほぼ同じ高さに配置した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、ファックス、プリンタ等に用いられる現像装置に係り、詳しくは、トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を用いる現像装置並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来、トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を用いる現像装置として、図12に示す構造ものが広く使用されている。図12に示す現像装置4は不図示の潜像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体である現像ローラ5と、現像剤を搬送しながら現像ローラ5に供給し、現像ローラ5からの現像剤を回収する供給回収オーガ401とを備えている。さらに、供給回収オーガ401の下流端まで搬送された現像剤と必要に応じて供給されたトナーとを攪拌しながら供給回収オーガ401とは逆方向に搬送する攪拌搬送部材としての攪拌搬送オーガ11を備えている。供給回収オーガ401と攪拌搬送オーガ11とは水平方向に配置され、供給回収オーガ401を備える供給回収搬送路402と攪拌搬送オーガ11を備える攪拌搬送路10とは仕切り部材である隔壁403で仕切られている。そして、2つの搬送路は隔壁403の軸方向両端部の開口部で連通しており、攪拌搬送路10と供給回収搬送路402とでは現像剤を逆方向に搬送することにより循環搬送されている。
図12に示す従来の現像装置4では、現像ローラ5への現像剤の供給と現像済みの現像剤の回収とを供給回収オーガ401及び供給回収搬送路402で行っている。現像済みの現像剤は現像によりトナーが消費されトナー濃度が現像前よりも低い状態である。現像剤の供給用のオーガと回収用のオーガとが同一であり、供給用の搬送路と回収用の搬送路とも同一のため、現像済の回収現像剤と現像前の現像剤とが攪拌される。これにより、現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度は供給回収オーガ401の現像剤搬送方向の下流側ほど低下していく。特に、高印字率の画像では現像前に対して現像後のトナー濃度の低下が大きくなり、現像剤搬送方向下流側のトナー濃度低下が大きく、画像品質が維持できなくなる問題を生じる。このようなトナー濃度低下を低減するためには、搬送する現像剤の量を増加する方法で対処可能ではあるが、搬送する現像剤の量を増加すると、現像剤へのストレス増加となり、現像剤寿命低下の一因となる。
このような問題は、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載された現像装置のように現像ローラへの現像剤の供給用オーガと現像済みの現像剤の回収用オーガとを異なる現像剤搬送路に設けることで解消することができる。以下、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のそれぞれに記載された現像装置の構成について説明する。
特許文献1に記載の現像装置を図13に示す。
図13に示す現像装置4は現像ローラ5と現像剤を搬送しながら現像ローラ5に供給する供給搬送オーガ8とを備えている。さらに、現像ローラ5上で現像箇所を通過し、回収された回収現像剤を攪拌しながら供給搬送オーガ8とは逆方向に搬送する回収攪拌オーガ110を備えている。
供給搬送オーガ8は回収攪拌オーガ110の上方に配置されており、供給搬送オーガ8を備える供給搬送路9と回収攪拌オーガ110を備える回収攪拌搬送路210とは仕切り部材である隔壁403で仕切られている。そして、2つの搬送路は隔壁403の軸方向両端部の開口部で連通しており、現像に用いられず供給搬送路9の下流端まで搬送された余剰現像剤は、供給搬送路9の下流端側の開口部で落下して回収攪拌搬送路210に供給される。
回収攪拌搬送路210では余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌しながら搬送し、下流端で回収攪拌オーガ110の搬送力によって現像剤を押し込み、盛り上がることで開口部から供給搬送路9に現像剤を供給する。なお、回収攪拌搬送路210には下流端での過剰な現像剤が堆積することを防止するために過剰な現像剤を上流側に搬送する過剰堆積防止オーガ209が設けられている。
図13に示す現像装置4では、現像済みの現像剤の回収を回収攪拌搬送路210内で行い、供給搬送路9に現像済みの現像剤が混入することがない。これにより、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が変化することなく、現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度も一定となる。
次に、特許文献2に記載の現像装置を図14に示す。
図14に示す現像装置4は現像ローラ5と供給搬送オーガ8と、現像ローラ5上で現像箇所を通過し、回収された回収現像剤を供給搬送オーガ8と同方向に搬送する回収搬送オーガ6とを備えている。さらに、供給搬送オーガ8の最下流側まで搬送された余剰現像剤と、回収搬送オーガ6の最下流部まで搬送された回収現像剤とを攪拌しながら供給搬送オーガ8とは逆方向に搬送する攪拌搬送オーガ11を備えている。
供給搬送オーガ8は攪拌搬送オーガ11の上方に配置されており、供給搬送オーガ8を備える供給搬送路9と攪拌搬送オーガ11を備える攪拌搬送路10とは仕切り部材である第1隔壁404で仕切られている。そして、2つの搬送路は第1隔壁404の軸方向両端部の開口部で連通しており、現像に用いられず供給搬送路9の下流端まで搬送された余剰現像剤は、供給搬送路9の下流端側の開口部で落下して攪拌搬送路10に供給される。また、回収搬送オーガを備える回収搬送路7は攪拌搬送路10の水平方向に並べて設けており、回収搬送路7と攪拌搬送路10とは仕切り部材である第2隔壁405で仕切られている。そして、この2つの搬送路は回収搬送オーガ6の下流端側で第2隔壁405に設けられた開口部で連通している。回収搬送路7の下流端まで搬送された回収現像剤は水平方向に移送され、攪拌搬送路10に供給される。
攪拌搬送路10に供給された余剰現像剤と回収現像剤とは攪拌搬送路10で攪拌され、下流端で攪拌搬送オーガ11の搬送力によって押し込まれて、盛り上がることで開口部から供給搬送路9に供給がなされる。
図14に示す現像装置4では、現像済みの現像剤の回収を回収搬送路7内で行い、供給搬送路9に現像済みの現像剤が混入することがない。よって、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が変化することなく、現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度も一定となる。
次に、特許文献3に記載の現像装置を図15に示す。
図15に示す現像装置4は現像ローラ5と現像ローラ5に現像剤を供給しながら搬送する供給オーガ440と、供給オーガ440に並列配置され、供給オーガ440と同方向に現像剤を搬送する搬送オーガ450とを備えている。現像に用いられなかった現像剤は、余剰現像剤として供給オーガ440と搬送オーガ450との最下流部まで搬送される。
また、搬送オーガ450の上方には供給オーガ440と現像ローラ5との対向部よりも上方で現像剤から回収された回収現像剤を供給オーガ440及び搬送オーガ450と同方向に搬送する回収搬送オーガ6を備えている。
さらに、余剰現像剤と、回収搬送オーガ6の最下流部まで搬送された回収現像剤とを攪拌しながら供給オーガ440及び搬送オーガ450とは逆方向に搬送する攪拌搬送オーガ11を備えている。
供給オーガ440と搬送オーガ450とは攪拌搬送オーガ11のほぼ水平方向に配置されている。そして、供給オーガ440及び搬送オーガ450を備える供給搬送路9と攪拌搬送オーガ11を備える攪拌搬送路10とは仕切り部材である第1隔壁404で仕切られている。
2つの搬送路は第1隔壁404の軸方向両端部の開口部で連通しており、現像に用いられず供給搬送路9の下流端まで搬送された余剰現像剤は、供給搬送路9の下流端の開口部で水平方向に移送され、攪拌搬送路10に供給される。また、回収搬送オーガ6を備える回収搬送路7は供給搬送路9の上方に設けており、回収搬送路7と供給搬送路9とは、仕切り部材である第2隔壁405で仕切られている。そして、回収搬送オーガ6の下流端側の第2隔壁405には開口部となっており、回収搬送路7の搬送方向下流部は供給搬送路9の下流端部を介して、攪拌搬送路10と連通している。回収搬送路7の下流端まで搬送された回収現像剤は開口部から、供給搬送路9に落下して、余剰現像剤と共に攪拌搬送路10に供給される。
攪拌搬送路10に供給された余剰現像剤と回収現像剤とは攪拌搬送オーガ11によって攪拌、搬送され、攪拌搬送路の下流端の開口部で水平方向に移送され、供給搬送路9の上流に供給される。
図15に示す現像装置4では、現像済みの現像剤の回収を回収搬送路7内で行い、供給搬送路9に現像済みの現像剤が混入することを抑制することができる。よって、図12で示した現像剤に比べて、現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度の変化を小さくすることができる。
特許3127594号公報(第1図) 特開平11−167260号公報(第1図) 特開2002―72642号公報(第2図)
しかしながら、特許文献1の現像装置は、回収攪拌搬送路210で回収と攪拌とを行い、現像箇所を通過した回収現像剤が攪拌の途中にも落ちるため、十分に攪拌がなされていない状態の現像剤が供給搬送路9に向かうおそれがある。攪拌が不十分な現像剤が供給搬送路9に供給されると、供給搬送路9内の現像剤全体のトナー濃度の低下や、トナー濃度が不均一になるという問題が生じる。このような問題は、回収現像剤のトナー濃度が低下する高印字率の画像ほど顕著となる。
さらに、特許文献1では現像装置の水平方向の省スペース化のため供給搬送路9が回収攪拌搬送路210の上方に配置されている。回収攪拌搬送路210から上方の供給搬送路9へ現像剤を受け渡すためには、回収攪拌搬送路210の下流部では現像剤を滞留させ、過剰の現像剤を供給し、回収攪拌オーガ110で押し込むことにより現像剤を盛り上がらせる必要がある。現像剤を上方に供給するために現像剤を押し込むので、現像剤には過剰なストレスがかかることになり、現像剤の寿命を低下させることになる。
特許文献2に記載の現像装置は、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを設け、現像剤の回収と攪拌とを回収搬送路7と攪拌搬送路10とに分けて行っている。これにより、攪拌が不十分な現像剤が供給搬送路9に供給されることに起因する、供給搬送路9内の現像剤全体のトナー濃度の低下や、トナー濃度が不均一になるという問題を防止することができる。
しかしながら、供給搬送路9を攪拌搬送路10の上方に配置しているので、特許文献1と同様に現像剤を上方に供給する際に現像剤には過剰なストレスがかかることになり、現像剤の寿命を低下させることになる。
特許文献3に記載の現像装置は、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを設け、現像剤の回収と攪拌とを回収搬送路7と攪拌搬送路10とに分けて行っている。これにより、特許文献2と同様に、攪拌が不十分な現像剤が供給搬送路9に供給されることに起因する、現像剤全体のトナー濃度の低下や、トナー濃度が不均一になるという問題を防止することができる。さらに、供給搬送路9と攪拌搬送路10とをほぼ水平方向に配置しているので、現像剤の循環系で現像剤を上方に供給することがなく、現像剤を上方に供給することに起因する、現像剤の寿命を低下を防止することができる。
しかしながら、特許文献3の現像装置では回収現像剤として回収搬送路7で搬送する現像済みの現像剤を、現像ローラ5よりも上方で、且つ供給オーガ440との対向部よりも現像ローラ5の表面移動方向上流側で回収するものである。これにより、現像ローラ5の表面が上方を向いている位置で現像剤を回収する状態となり、磁力をなくすだけでは現像済み現像剤の1部が現像ローラ5の表面上に乗ったままとなる。現像済み現像剤が現像ローラ5の表面上に乗ったままだと、現像ローラ5のつれ回りにより、現像済み現像剤の一部が供給搬送路9に入ってしまうおそれがある。現像済みの現像剤が供給搬送路9に入ってしまう状態は、図12で示した現像剤の問題を十分に解消するものではなく、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が変化してしまうおそれがあった。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤担持体に供給する現像剤のトナー濃度を確実に一定にすることができ、かつ、現像剤の長寿命化を図ることが可能な現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材を備えた現像剤供給搬送路と、該現像剤供給搬送路から供給された該現像剤担持体上の該現像剤の厚さを規制する現像剤規制部材と、該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された該現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材と同方向に搬送する現像剤回収搬送部材を備えた現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の搬送方向の最下流側まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の搬送方向の最下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送部材とは逆方向に搬送する現像剤攪拌搬送部材を備え、該現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とを有し、該現像剤回収搬送路、該現像剤供給搬送路及び該現像剤攪拌搬送路からなる3つの現像剤搬送路はそれぞれ仕切り部材により仕切られる現像装置において、該現像剤回収搬送路を該現像剤担持体の下方に設け、該3つの現像剤搬送路とほぼ同じ高さに設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置おいて、上記現像剤供給搬送路及び上記現像剤回収搬送路の最下流側と、上記現像剤攪拌搬送路の最上流側とは連通しており、上記回収現像剤と上記余剰現像剤とを同一の供給箇所から該現像剤攪拌搬送路に供給する現像剤共通移送路を備え、現像により消費された上記トナーの量に応じて、該現像剤共通移送路の一部へ該トナーの補給を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像剤供給搬送路の最下流側と上記現像剤回収搬送路とはそれぞれ個別に上記現像剤攪拌搬送路の最上流側と連通しており、上記回収現像剤を該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路に搬送する回収現像剤移送路と、上記余剰現像剤を該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路に搬送する余剰現像剤移送路とを備え、現像により消費された上記トナーの量に応じて、該回収現像剤移送路の一部へ該トナーの補給を行うこと特徴とする現像装置。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の現像装置において、上記現像剤回収搬送路の現像剤の搬送方向下流端近傍に上記トナーを補給することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の現像装置において、上記現像剤供給搬送部材、上記現像剤回収搬送部材及び上記現像剤攪拌搬送部材の3つの現像剤搬送部材は、回転軸部に螺旋状の羽部を備え、回転することにより現像剤を搬送する現像剤搬送オーガであり、該3つの現像剤搬送部材はそれぞれ現像剤供給搬送オーガ、現像剤回収オーガ及び現像剤攪拌オーガであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の現像装置において、上記現像剤搬送オーガの搬送方向下流端部の上記羽部は該現像剤搬送オーガの搬送方向とは逆方向に搬送するような螺旋状となっていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の現像装置において、上記3つの現像剤搬送路は、上記現像剤担持体側から上記現像剤回収搬送路、上記現像剤供給搬送路、上記現像剤攪拌供給部材の順で並んでおり、各現像剤搬送オーガの現像剤搬送方向の下流端近傍は、隣接する該現像剤搬送オーガ側へ上記現像剤を送り出すパドル形状となっていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5、6または7の現像装置において、現像剤供給搬送オーガの直径をR1、現像剤回収オーガの直径をR2、現像剤攪拌オーガの直径をR3とした場合、3つの現像剤搬送オーガの直径の大きさの関係が、R2<R1<R3の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の現像装置において、上記現像剤供給搬送部材は、搬送方向の下流側ほど現像剤の搬送量が小さくなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の現像装置において、上記現像剤供給搬送部材は回転軸部に螺旋状の羽部を備え、回転することにより現像剤を搬送する現像剤供給搬送オーガであり、該現像剤供給搬送部材の搬送方向下流側ほど該螺旋状の羽部のリード幅が狭くなることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の現像装置において、上記現像剤供給搬送オーガの搬送方向上流側の上記羽部を複数条とし、搬送方向下流側よりも該羽部の条数が多いことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の現像装置において、上記現像剤供給搬送オーガの搬送方向上流側の上記羽部を2条とし、搬送方向下流側の該羽部を1条として、該羽部のリード幅が該羽部の平均厚さの11倍以上となる部分の該羽部を2条としたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の現像装置において、上記現像剤供給搬送部材の最上部は上記現像剤担持体の回転中心軸より下方にあり、該現像剤担持体の回転中心軸と該現像剤供給搬送部材の最上部とを通る平面と、該現像剤担持体の回転中心軸を通る水平面とがなす角が10°〜40°の範囲内となることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の現像装置において、上記現像剤担持体が備える上記複数の磁極について、上記現像剤供給搬送部材との対向部で該現像剤供給搬送部材が搬送する現像剤を汲み上げる現像汲み上げ様磁極と、該現像汲み上げ様磁極から該現像剤表面移動方向上流側の磁極との間の角度が100°以上であることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の現像装置において、上記現像剤供給搬送路から上記現像剤供給搬送部材によって上記現像剤担持体上に供給された上記現像剤のうち上記現像剤規制部材により規制された被規制現像剤を回収する被規制現像剤回収手段を有し、該被規制現像剤回収手段は回収した該被規制現像剤を該現像剤供給搬送路に戻すものであり、該被規制現像剤の少なくとも一部を、回収した位置よりも該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に戻すことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の現像装置において、上記現像剤供給搬送路と上記現像剤攪拌搬送路とは上記仕切り部材を挟んで隣接して配置されており、該現像剤供給搬送路に収容され搬送される上記現像剤の嵩が所定の高さよりも高くなった場合に該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路へ現像剤を移動させるために該仕切り部材に現像剤量調節開口部を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、少なくとも、潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とが一体的に支持され、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、少なくとも潜像担持体と、該潜像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、該潜像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
上記請求項1乃至18の現像装置においては、現像剤供給搬送路と現像剤回収搬送路とを有し、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が現像剤供給搬送路に混入することがない。よって、現像剤供給搬送経路の搬送方向下流側ほど現像ローラに供給される現像剤のトナー濃度が低下することを防止することができる。
また、現像剤回収搬送路と現像剤攪拌搬送路とを有し、現像剤の回収と攪拌とを現像剤回収搬送路と現像剤攪拌搬送路とに分けて行うので、現像済みの現像剤が攪拌の途中に落ちることがない。よって、十分に攪拌がなされた現像剤が現像剤供給搬送路に供給されるため、現像剤供給搬送路内の現像剤全体のトナー濃度の低下や、トナー濃度が不均一となることを防止することができる。
さらに、現像剤回収搬送路を現像剤担持体の下方に設けることにより、現像剤が現像剤担持体と連れ回り、現像剤担持体の表面移動方向下流側へ向かうことがなく、確実に回収できる。これは、現像済みの現像剤が現像剤回収搬送路の上方に到達した際に、現像剤担持体側に現像剤をひきつける磁力がない状態であれば、現像剤は自重により現像剤回収搬送路に落下するためである。これにより、現像済みの現像剤が現像剤担持体と連れ回り、供給位置に達することによるトナー濃度の低下を防止することができる。
また、現像剤回収搬送路と現像剤供給搬送路と現像剤攪拌搬送路とをほぼ同じ高さに設けることにより、現像剤搬送路内で現像剤を循環搬送する際に現像剤を上方に持ち上げる必要がない。よって、現像剤に過剰なストレスがかかることを防止でき、現像剤へのストレスを軽減することができる。
請求項1乃至18の発明によれば、現像剤担持体に供給される現像剤のトナー濃度が不均一となったり、低下したりすることを確実に防止することができるので、トナー濃度を確実に一定にすることができる。さらに、装置内で現像剤を循環搬送する際の現像剤へのストレスを軽減することで、現像剤の長寿命化を図ることができるという優れた効果がある。
[実施例]
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のカラーレーザプリンタ(以下「プリンタ100」という)に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。プリンタ100は、各色の画像を形成するための4組の作像手段である作像ユニット111M、111C、111Y、111BK(以下、各符号の添字M、C、Y、BKは、それぞれマゼンダ、シアン、イエロー、黒用の部材であることを示す)が、転写材としての転写紙の移動方向(図中の矢印A方向)における上流側から順に配置されている。
この作像ユニット111M、111C、111Y、111BKはそれぞれ、潜像担持体としての感光体ドラム1M、1C、1Y、1BKを備えている。そして、現像装置4M、4C、4Y、4BKとを備え、プリンタ100本体から着脱可能なプロセスカートリッジとなっている。また、各作像ユニット111M、111C、111Y、111BKの配置は、各感光体ユニット内の感光体ドラム1M、1C、1Y、1BKの回転軸が平行になるように且つ転写紙移動方向に所定の幅で配列するように、設定されている。
また、プリンタ100は、作像ユニット111M、111C、111Y、111BKのほか、光書込ユニット103、第1給紙カセット101、第2給紙カセット102を備えている。また、それぞれの感光体ドラム1に対向する転写部に向けて転写紙を搬送する転写材搬送ベルトとしての転写ベルト60を有する転写ユニット106を備えている。そして、この転写ベルト60に転写紙を供給する一対のローラからなるレジストローラ105等も備えている。さらに、ベルト定着方式の定着ユニット107、排紙トレイ108、反転ユニット109等を備えている。また、プリンタ100は、図示していない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、電源ユニットなども備えている。
光書込ユニット103は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム1M、1C、1Y、1BKの表面にレーザ光を走査しながら照射する。
また、図中の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。第1給紙カセット101または第2給紙カセット102から給送された転写紙は、図示しない搬送ガイドによってガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ105が設けられている一時停止位置に送られる。転写紙は、レジストローラ105により所定のタイミングで転写ベルト60に供給され、各感光体ドラム1M、C、Y、BKに対向する各転写部を通過するように搬送される。これにより、各作像ユニット111M、111C、111Y、111BKによって形成された感光体ドラム1M、1C、1Y、1BK上のトナー像が、転写紙上に順次重ね合わされて転写され、転写紙上にカラー画像が形成される。このカラー画像が形成された転写紙は、定着ユニット107でトナー像が定着された後、排紙トレイ108上に排出される。
次に定着装置の詳細について説明する。なお、図1中の現像装置4M、4C、4Y、4BKは収容する現像剤の色が異なるだけで、その構成は共通するので、以下、色を示す各符号の添字M、C、Y、BK省略し現像装置4として説明する。
図2は現像装置4の概略構成図である。
図2に示すように感光体ドラム1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を帯電装置2により帯電される。帯電された感光体ドラム1の表面は光書込ユニット103より照射されたレーザ光Lにより静電潜像を形成された潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像装置4は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体ドラム1の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体としての現像ローラ5を有している。また、現像ローラ5に現像剤を供給しながら図2の奥方向に現像剤を搬送する現像剤供給搬送部材としての供給搬送オーガ8を有している。
現像ローラ5の供給搬送オーガ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ16を備えている。
現像ローラ5の感光体ドラム1との対向部である現像部から表面移動方向下流側には、現像部を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給搬送オーガ8と同方向に搬送する回収搬送オーガ6を備えている。供給搬送オーガ8を備えた現像剤供給搬送路である供給搬送路9と回収搬送オーガ6を備えた現像剤回収搬送路としての回収搬送路7とは現像ローラ5の下方に並設されている。供給搬送路9と回収搬送路7との2つの搬送路は仕切り部材としての仕切り板34によって仕切られている。
現像装置4は、供給搬送路9の回収搬送路7の反対側に並列して、現像剤攪拌搬送路である攪拌搬送路10を設けている。攪拌搬送路10は、現像剤を攪拌しながら供給搬送オーガ8とは逆方向である図中手前側に搬送する現像剤攪拌搬送部材としての攪拌搬送オーガ11を備えている。供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての仕切り壁33によって仕切られている。仕切り壁33の図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。供給搬送路9内に供給され現像に用いられず供給搬送路9の搬送方向下流端まで搬送された余剰現像剤と、回収搬送オーガ6によって回収搬送路7の搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤とは攪拌搬送路10に供給される。攪拌搬送路10は、供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌し、攪拌搬送オーガ11の搬送方向下流側であり、供給搬送オーガ8の搬送方向上流側に搬送する。
仕切り板34には回収搬送オーガ6の搬送方向最下流側である図中奥方向の端が開口部となっており、供給搬送路9と回収搬送路7とが連通している。回収搬送オーガ6の搬送方向下流端と、供給搬送オーガ8の搬送方向下流端と、攪拌搬送オーガ11の搬送方向上流端とで3つの搬送経路が連通している。
そして、回収搬送路7の搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤は供給搬送路9に移送される。また、回収現像剤と供給搬送オーガ8で搬送される現像ローラ5に供給されなかった現像剤は、連通している攪拌搬送路10に移送される。
攪拌搬送路10では攪拌搬送オーガ11によって、回収現像剤、余剰現像剤及び移送部で必要に応じて補給されるトナーを、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤と逆方向に攪拌搬送する。そして、搬送方向下流側で連通している供給搬送路9の搬送方向上流側に攪拌された現像剤を移送する。なお、攪拌搬送路10の下方には、トナー濃度センサ27が設けられ、センサ出力によりトナー補給制御装置(図示せず)により移送部へのトナー補給を行っている。
現像装置4のケーシングは3つの搬送オーガの軸部で上下に分かれる一体成型された下ケーシング12及び上ケーシング13からなる。仕切り壁33は下ケーシング12の一部であり、仕切り板34は、上ケーシング13に保持され、下ケーシング12と勘合する。
図2に示すように、現像剤供給部材の最上部である供給搬送オーガ8のオーガ頂点14が現像ローラ5の回転中心15よりも下方になるように配置されている。現像装置4では現像ローラ5の回転中心15とオーガ頂点14とを結んだ直線と、回転中心15を通る水平な直線との角度θを30°に設定した。この角度θは供給搬送オーガ8の直径にも左右されるが、現像装置4の小型化からレイアウト上10°〜40°が望ましい。
現像ローラ5への現像剤の供給は現像ローラ5内に設けられた磁極が現像剤中の磁性キャリアをひきつけることによって行われる。上述のように、オーガ頂点14が現像ローラ5の回転中心15よりも下方となるように配置することにより、現像剤の自重が現像ローラ5への現像剤の供給量に影響せず、磁力の大きさが現像剤の供給量に寄与する。これにより、供給搬送路9で搬送される現像剤の上部から確実に供給されるため、供給搬送オーガ8の搬送方向で供給搬送路9内の現像剤の嵩が均一でなくても、現像ローラ5に適正な量の現像剤を供給することができる。
また、特許文献1や特許文献2に記載の現像装置のように、現像ローラの横方向からのトナー供給だと、現像ローラの内部の磁力だけでなく、現像剤の自重によっても現像ローラ表面に供給される。これにより、搬送方向手前側は過剰な現像剤が供給され、ドクタ部で規制される現像剤の量が多くなり、現像剤に無駄なストレスを与えてしまう。一方、本件のように下方から供給することにより、現像剤の自重で現像ローラに補給がなされてしまうことがない。そして、現像ローラの磁力によって供給がなされるため、不必要な被規制現像剤が生じることなく、現像剤に無駄なストレスがかかることを防止できる。
次に、現像ローラ5の磁極配置について説明する。
図3は現像ローラ5の磁極配置の概略説明図である。感光体ドラム1と対向する現像領域で最も下流側に位置する現像下流端側S極218と、供給搬送オーガ8と対向する位置にある現像剤汲み上げ用S極219との間の領域は磁極がない磁極配置となっている。この磁極がない範囲が現像済みの現像剤を回収する現像剤回収領域となり、現像剤回収領域と対向する現像ローラ5の真下の位置に回収搬送路7を設けている。現像領域を通過した現像済みの現像剤は現像剤回収領域まで搬送されると磁力の影響を受けなくなり、現像ローラ5の回転による遠心力と現像剤の自重とにより、回収搬送路7に落下し、回収され、回収現像剤として搬送される。
現像ローラの上方で現像済みの現像剤を回収しようとすると、現像剤が磁力の影響を受けない位置でも、自重により現像ローラ表面に乗ったままの状態になり、表面移動と共に下流側に搬送される現像剤の連れ回りが生じることがある。現像済みの現像剤で連れ回りが生じると、トナー濃度が変化した現像剤が供給位置まで搬送され、再び現像に用いられることになり、現像ローラ上のトナー濃度が低下したり、不均一となったりするおそれがある。
図2で示す現像装置4では、現像ローラ5の下方の表面を現像剤回収領域とし、その下方に回収搬送路7を設けている。これにより、現像剤の自重は回収に寄与するため、より確実に現像剤を回収することができ、現像済み現像剤の連れ回りを防止することができ、トナー濃度を確実に一定にすることができる。
また、図2のように現像装置4は、回収搬送路7及び回収搬送オーガ6を現像ローラ5のほぼ真下に設け、供給搬送路9及び供給搬送オーガ8を横斜め下方に設けた構成である。このような構成により、現像下流端側S極218と汲み上げ用S極219との間隔を広く設定することができる。
従来機種では、現像済みの現像剤が汲み上げ側の磁極の影響で現像スリーブから分離せず、そのまま連れ回りとなって、現像ローラ5に担持されたままの状態となることがあった。現像済みの現像剤が現像ローラ5に担持されたままの状態となると、低トナー濃度の現像剤もしくは不均一濃度の現像剤により安定な画像が得られないという問題が生じる。
図2の現像装置4は、現像下流端側S極218と汲み上げ用S極219との間隔を広く設定し、現像済みの現像剤が汲み上げ用S極219の影響を受けにくいため、上述の問題を防止する効果が大きい。
供給と回収とを上下で配置している方式では、現像後の現像剤を横方向まで持ってくるため、搬送用磁極が必要となり、汲み上げ用磁極とその上流側の磁極の間隔が狭い構成となるため、連れ回りによる不具合が発生し易くなっている。プリンタ100の現像装置4の現像ローラ5では汲み上げ用磁極である汲み上げ用S極219とその上流側の磁極である現像下流端側S極218との角度θ2は113°となっている。
従来の現像装置では現像ローラの汲み上げ用磁極とその上流側の磁極との間の角度は角度が大きいものでも、90°ぐらいであり、従来の現像ローラに対し20°以上広い間隔となる角度(約25%増)となっている。汲み上げ用磁極とその上流側の磁極との間隔を広くすると上流側の磁極を通過した現像剤が汲み上げ磁極からの磁力の影響を受けにくく、つれまわり現象が起きにくい。現像装置4では汲み上げ用S極219と現像下流端側S極218との角度θ2を113°としている。θ2の値としてはこれに限るものではなく、従来の現像装置よりも大きい、例えば角度θ2は100°以上あれば、連れ回りに起因するトナー濃度の不具合をより確実に防止することができる。
また、現像装置4では、現像用磁極が3極のため、最下流の現像用磁極が搬送用磁極もかねるため、専用の搬送用磁極が不必要となっていると考えられる。
現像ローラ5の表面に供給された現像剤はその層厚を現像ドクタ16によって規制されることによって現像に最適な層厚となる。現像に最適な層厚とするには現像ドクタ16で規制される必要があるため、現像ローラ5に供給される現像剤の量は、現像ドクタ16を通過する現像剤の量よりも多い状態である。現像ローラ5に供給された現像剤は現像ドクタ16を通過する現像剤よりも多く、現像ドクタ16では常に現像剤が規制されている状態である。これにより、稼動していくうちに現像ドクタ16の上流側のドクタ領域17で規制された被規制現像剤が溜まっていく。
被規制現像剤は、後から現像ローラ5に供給され、ドクタ領域17に到達する現像剤により、持ち上げられ、現像ローラ5に落下し、またドクタ領域17に供給される。このように、ドクタ領域17で対流するような挙動を示す。
現像装置4では、ドクタ領域17で被規制現像剤が滞留し、循環対流を起こさないように、ある程度の量以上になった場合、迂回して供給搬送路9に還流させる被規制現像剤回収部材18が設置されている。また、現像ローラ5の磁力が影響し、還流する現像剤が滞留しないように被規制現像剤回収部材18の位置が設定されている。
現像ドクタ16は上ケーシング13に固定された放熱用部材19に密着固定される。現像ドクタ16は現像剤からの熱を放熱用部材19に伝達し、放熱用部材の内側にはフィン20が形成され稼働中の空気流により放熱を行い、現像剤の温度上昇の低減を図っている。また、放熱用部材19は現像装置或いは作像ユニット111のプリンタ100本体に対する着脱時に案内ガイドとして使用されるガイド部21を備えている。
また、下ケーシング12には、放熱フィン28が設けられ、プリンタ100前部から後部へ送られる冷却風により、現像装置4全体の温度上昇を低減、冷却できるようになっている。
現像ローラ5の下流側には、現像剤捕捉ローラ22が設置され、感光体ドラム1に付着した現像剤及び現像ローラ5から落下した現像剤を捕捉する。そして、現像ローラ5と逆回転させ、現像ローラ5に戻すか、スクレーパ23により回収搬送路7に回収させるようになっている。
攪拌搬送オーガ11及び攪拌搬送路10の上部の上ケーシング13には開口部24が設けられ、現像剤カートリッジ25が保持されるように構成されている。製品納入時または現像剤交換時現像剤を抜き取った後に、現像剤カートリッジ25をセットし、現像剤カートリッジシール部26を剥離することにより、現像剤が開口部24から現像装置4内に充填補給される。現像剤補給もカートリッジとして行えることで、簡単に交換が可能となっている。
次に、3つの現像剤搬送路内での現像剤の循環について説明する。
図4は、現像装置4の上ケーシング13を外した状態を示すものであり、下ケーシング12で構成される各搬送路及び各オーガの感光体ドラム1側から見た斜視図である。
下ケーシング12には、図中手前側より回収搬送オーガ6、供給搬送オーガ8、及び攪拌搬送オーガ11が設置され、それぞれのオーガによる搬送領域を分けるように、各搬送路が形成されている。但し、供給搬送路9と回収搬送路7とは、上ケーシング13に保持され、下ケーシング12と勘合する仕切り板34により隔離されている。現像剤は、回収搬送オーガ6及び供給搬送オーガ8では矢印35、36の方向に、攪拌搬送オーガ11では逆方向の矢印37の方向に搬送されている。このとき矢印35及び36は図2中手前から奥側への搬送方向であり、一方、矢印37は奥側から手前側への搬送方向である。
ここで、オーガの構成について攪拌搬送オーガ11を例として説明する。攪拌搬送オーガ11は、攪拌回転軸70に現像剤搬送方向に向かって現像剤を攪拌搬送する羽部である攪拌搬送羽部38と、現像剤を隣接する供給搬送オーガ8側に移送する攪拌横移送用パドル39とを取り付けている。さらに、現像剤搬送方向下流端側の軸受部に現像剤を送り込まないように、攪拌搬送路10の搬送方向下流端部の現像剤に搬送方向とは逆方向の搬送力を与える攪拌搬送羽部38とは逆の巻方向の攪拌逆送羽部40が取り付けられている。なお、回収搬送オーガ6、及び供給搬送オーガ8も攪拌搬送オーガ11と同様な構成となっている。
攪拌搬送路10での現像剤搬送方向下流側では、仕切り壁33に開口部を設けてあり、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向下流側端部と供給搬送路9の現像剤搬送方向上流側端部とが連通している。攪拌搬送路10の搬送方向下流側端部まで搬送された現像剤は攪拌搬送オーガ11の攪拌横移送用パドル39により、供給搬送オーガ8側の供給搬送路9の搬送方向上流側端部に移送される。
一方、逆側では、仕切り壁33及び仕切り板34に開口部が設けてあり、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側端部と攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流側端部とが連通し、連通部50を形成している。回収搬送路7に回収された回収現像剤は回収搬送オーガ6の回収横移送用パドル41により、供給搬送オーガ8側の供給搬送路9に移送される。現像に用いられず供給搬送路9の搬送方向下流側端部まで搬送された余剰現像剤と回収搬送路7から移送された回収現像剤とは、供給搬送路9内で混合される。余剰現像剤と回収現像剤とは、供給搬送オーガ8の供給横移送用パドル42により、攪拌搬送オーガ11側の攪拌搬送路10に移送される。
ここで、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側端部と攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流側端部との3つの現像剤搬送路が連通する位置での現像剤の横方向の移送について説明する。
図5は、3つの現像剤搬送路が連通している横移送部の概略断面図である。
現像剤の受け渡し部の仕切り壁33及び仕切り板34にはそれぞれ開口部が設けられている。回収搬送路7、供給搬送路9、及び攪拌搬送路10の回転するパドルのよって横移送されるため、単純に底部をつなげた平面とした場合、回転するパドルに対してデットポイントが生ずるため、うまく引き渡せない場合がある。そのため、各搬送路間にはそれぞれ回収・供給凸部31及び供給・攪拌凸部32が設けられ、それぞれの凸部を乗り越えた現像剤が逆流しないように構成されている。
また、比較的上方に引き渡す必要がある回収横移送用パドル41は、現像剤を押し出す現像剤押し出し面44に角度をもたせ、より外側に押し出すように構成されている。さらに、パドルの数は2枚に限らず、点線41bで示すように、搬送量に応じて羽根の枚数を増やしてもよい。
3つの現像剤搬送路の中間に位置する供給搬送路9の供給横移送用パドル42は、送り込まれた回収現像剤を引き込み、攪拌搬送路に押し出すため、回収横移送用パドル41のような角度を持たせず、ほぼフラットな状態に構成されている。
また、攪拌搬送オーガ11の下側の下ケーシング12にはトナー濃度センサ27を備えている。トナー濃度センサ27からの出力信号により、制御系を含むトナー補給手段(図示せず)によって、供給搬送オーガ8と攪拌搬送オーガ11との間の移送部位置43に、上部からトナー補給が行われる。移送部位置43は現像剤を横移送するための供給横移送用パドル42が現像剤を掻き揚げる位置であるので攪拌作用が大きい。このように、攪拌作用が大きい箇所にトナー補給を行うことで、補給されたトナーが短時間で現像剤と攪拌、混合される。トナーを補給する箇所としては、供給搬送オーガ8と攪拌搬送オーガ11の間と限らず、回収搬送オーガ6と供給搬送オーガ8との間の移送部であってもよい。
上述のように現像装置4では、回収搬送オーガ6、供給搬送オーガ8及び攪拌搬送オーガ11と回収搬送路7、供給搬送路9及び攪拌搬送路10とを現像ローラ5の下方に横方向に配置し、現像剤を循環させている。現像剤搬送路間の現像剤の移送が横方向に行われており、現像剤の循環において現像剤を上方向に押し上げる必要がない。これにより、装置内で現像剤を循環搬送する際に現像剤へのストレスを軽減することができ、現像剤の長寿命化を図ることができる。
また、回収搬送オーガ6及び供給搬送オーガ8の搬送方向下流端と、攪拌搬送オーガ11の搬送方向上流端とで3つの搬送経路が連通させている。これにより、回収現像剤と余剰現像剤とを簡易な構成で攪拌搬送路10まで移送することができる。
また、従来、隣り合う現像剤搬送路に現像剤を移送する構成として、搬送方向下流端部付近でも軸方向に平行な方向の搬送力のみを現像剤に加えて、押出すように開口部から隣の搬送路に移送するものがある。このように軸方向のみの搬送力を現像剤に加える構成では、開口部から押出すために現像剤に圧力を加える状態となり、現像剤に過剰なストレスがかかることになり、現像剤の寿命を低下させるおそれがある。一方、現像装置4では現像剤搬送路の搬送方向下流端部に横方向の搬送力を加えるパドル形状の部材を設けており、押出す構成のように現像剤に圧力を加えることなく移送できるため、現像剤にかかるストレスの軽減を図ることができる。
図6は現像装置4の現像ローラ5を取り付けた状態の上ケーシング13の斜視図である。
図に示すように、現像領域よりも軸方向外側にトナー補給手段(図示せず)からのトナーを補給するトナー補給口30を設けている。トナー補給手段(図示せず)からのトナーは、トナー補給口30を通じて図4に示す移送部位置43に補給がなされる。
図6に示すように、回収搬送路7と供給搬送路9との間の移送部の上方には現像ローラ5のローラ回転軸5aが延びている。そして、このローラ回転軸5aの駆動部を設けるため、現像装置4では回収搬送路7と供給搬送路9との間の移送部の上方にトナー補給口30を設けることはできない。この点について、現像ローラ5の駆動部による制約がなければ、回収搬送路7と供給搬送路9との間の移送部の上方にトナー補給口30を設けてもよい。回収搬送路7と供給搬送路9との間でトナーを補給することにより、トナー濃度が低下している回収現像剤にトナーを供給することができるので、攪拌をより効率的に行うことができる。
先に述べた図4について、攪拌搬送路10と供給搬送路9とを仕切り、下ケーシング12に形成された仕切り壁33には、供給搬送オーガ8の現像範囲の中央部以降の現像剤搬送方向下流側には現像剤嵩調節開口部45が設けられている。
現像ローラ5が停止させた場合、もしくは、現像ドクタ16の設定により、現像に用いられる現像剤が減少し、現像剤が滞留して、供給搬送路9内の現像剤の嵩が所望の高さよりも高くなることがある。現像剤の嵩が所望の高さよりも高くなると、供給搬送オーガ8による搬送状況が異なり、極端に搬送効率が低下や、正常な現像剤循環が保てず、部分的な現像剤劣化などを引き起こすおそれがある。
現像範囲の中央部以降で現像剤の嵩が所望の高さ以上になると、現像剤嵩調節開口部45から攪拌搬送路10へ現像剤をオーバーフローさせ、供給搬送路9内での現像剤高さを制御している。
供給搬送路9内の現像剤は現像に用いられていない現像剤であり、そのトナー濃度は現像に適した状態であるので、攪拌搬送路10の途中に供給してもトナー濃度の低下や、濃度の不均一が生じることはない。
なお、現像剤嵩調節開口部45としては、図4に示すように複数箇所に分けて設けたものでも、現像範囲中央部以降全体を一つの開口部として設けたものでもよい。
所定の高さよりも高い位置の仕切り部材に開口部を設けることにより、供給搬送路内の過剰な現像剤をオーバーフローさせ、攪拌搬送路に供給する構成は、供給搬送路と攪拌搬送路とがほぼ同じ高さに並設されているこそ可能な構成である。例えば、供給搬送路と攪拌搬送路とが上下に並設されている場合、攪拌搬送路が上方にあっては供給搬送路内の現像剤をオーバーフローさせても攪拌搬送路に供給することはできない。供給搬送路が上方にある場合は、一度オーバーフローさせた現像剤を下方の攪拌搬送路に落下させる落下用の経路が必要となり、現像装置の構成が複雑になってしまう。本件のように、供給搬送路と攪拌搬送路とをほぼ同じ高さに並設すると、仕切り部材のある高さに開口部を設けるという簡易な構成で、供給搬送路内の過剰な現像剤を攪拌搬送路へ供給することができる。
次に、各現像剤搬送路間の現像剤の搬送量の関係について説明する。図7は各現像剤搬送路での現像剤搬送量(単位時間当たり)及びフローを説明する概略図である。図の横方向はプリンタ100の奥行き方向、つまり現像装置4内での現像剤搬送路内の現像剤の搬送方向を表わしている。
攪拌搬送路10での現像剤搬送状態を46(以下、攪拌搬送量46と呼ぶ)、供給搬送路9の現像剤搬送状態を47(以下、供給搬送量47と呼ぶ)、回収搬送路7現像剤搬送状態48(以下、回収搬送量48と呼ぶ)と表わす。この時の各奥行き方向位置での搬送量は図中の幅の大きさで示される。また、現像剤の搬送方向は矢印35、36及び37で示される。
攪拌搬送路10の現像剤は、搬送方向下流側で供給搬送路9に受け渡される(矢印52)。供給搬送路9の現像剤は現像範囲では、回収搬送路7に現像ローラ5を介し順次移送されることとなる(矢印53)。従って、現像範囲では、供給搬送路9の現像剤は順次減少して、回収搬送路7の現像剤は逆に同じ量増加していくことになる。また、回収搬送路7の現像剤は、搬送方向下流で供給搬送路9に受け渡され(矢印54)、さらに、供給搬送路9の現像剤と共に攪拌搬送路10に受け渡される(矢印55)ことになる。また、図4で説明したように、回収搬送路7の搬送方向下流端から攪拌搬送路10の搬送方向上流端までの連通部50で横方向に移送する過程で行われ、図7では領域Kの範囲で行われる。
現像剤が円滑に循環するためには、各搬送路及び各オーガの搬送能力は、回収搬送オーガ6の出力搬送量:f、供給搬送オーガ8の出力搬送量:eとすると、攪拌搬送オーガ11の入力搬送量:Eとすると、E=e+fを満足する必要がある。
また、攪拌搬送オーガの出力搬送量=供給搬送オーガの入力搬送量=攪拌搬送オーガの入力搬送量=Eとなる。
そして、現像剤の安定供給を考える場合、供給搬送オーガ8で搬送する供給搬送路9内の現像剤は、ある程度余裕を持たせる必要がある。このとき、供給搬送路9内での現像剤の充填度(高さ)、及び供給搬送オーガ8の搬送効率が重要である。現像剤の高さは一定ではなく、攪拌方向により傾きを生じ、また、搬送効率も羽根のリード、材質、厚さ、条数により大きく変わって来るため、ある程度余裕をもった量として設定する必要がある。その誤差を±10%とし、確実なオーバーフロー量10%と設定して、攪拌搬送路10から受け渡される現像剤の量Eの20%以上となるように、e>(E/5)が望ましい。
また、e→Eとなる(eがEに近づく)ことは、無駄に現像剤を送っていることになり、現像剤に余分なストレスを加えることになる。これは、現像ドクタ16により現像ローラ5の現像領域への供給量は決まり回収量も決まる。つまり、fは現像ドクタ16の通過量によって決定される。よって、e→Eとなるとなることは、供給量に対して余剰現像剤が単に多くなることになり、無駄に攪拌、搬送を行い、現像剤に余分なストレスを与えているだけとなる。また、余剰現像剤が多いと現像済みの回収現像剤の比率が落ちるため、トナー濃度変化に対してトナー濃度センサー27の感度が鈍感になり、トナー濃度制御が難しくなる。
実施例としての現像装置4では、
(E/3)>e>(E/4)・・・・(1)
となるように設計を行った。
これは現像剤搬送効率から、余剰現像剤のe→0が理想であるが、確実に現像ローラ上に一定量の現像剤を供給するため、ある程度余剰分が必要である。一方余剰現像剤と回収現像剤の比率により、一般的に攪拌搬送路上流側に位置するトナー濃度センサーの感度が大きく影響される。つまり、回収現像剤の比率が大きいと感度が大きく、一方ばらつきも大きい、比率が小さいと感度が小さくなる。また、回収現像剤の比率が大きい場合、トナー補給を受け、トナー濃度均一にするため、攪拌性能に依存される。そのため、余剰現像剤の比率を上げることにより、回収現像剤は補給されたトナー及び余剰現像剤からのトナーも加えられ、大きなトナー濃度ムラを押さえることが可能になる。
以上の点から、現像剤搬送効率確保(現像剤低ストレス化)及びトナー濃度制御(トナー濃度センサー感度及びトナー濃度均一化)の面から、搬送量を(1)の範囲に設定した。
次に、搬送オーガの諸条件と搬送能力との関係(概略計算方法)について説明する。
図8は、搬送オーガの断面図であり、図8(a)は直角方向断面図、図8(b)は長手方向断面図である。
図8(a)について、各符号が示すもの、及びその単位は以下のとおりである。
オーガ直径:D[mm]
オーガ軸径:d[mm]
オーガ底部から現像剤までの埋設高さ:H[mm]
現像剤面積:C[mm
この時のオーガにより搬送力が伝えられる現像剤面積Cは、次の関数式で表わされる。(オーガ断面の断面積については省略。)
C=f(D、d、H)[mm
なお、現像剤の埋設高さ:Hが、オーガの直径:Dよりも大きいと、オーガの羽根が現像剤に完全に埋まった状態となり、上方の現像剤はオーガにより下方へ取り込まれにくく、攪拌されにくくなる。よって、攪拌性能の面を考慮して、現像剤の埋設高さ:Hは、少なくとも0.9D以下とし、一般的には、0.5D〜0.8Dで使用されている例が多い。
図8(b)について、オーガの羽部のリード幅:P[mm]、オーガの羽部の平均厚み:T[mm]とすると、オーガの一回転の搬送量は二点鎖線部の範囲56となる。
現像剤のオーガによる搬送量をQ[g/sec]とすると、次の式(2)ように表わされる。
Q=(η/102)*(ρ/103)*C*(P−j*t)*(n/60) [g/sec]・・・(2)
但し、式(2)中の各記号は以下のものを示す。
η:搬送効率[%](オーガの羽部の表面性、リード角等に依存する。一般には50〜80%)
ρ:現像剤嵩密度[g/cm]
j:オーガ羽部条数
n:オーガ回転数[rpm]
攪拌搬送オーガ11の現像剤搬送量は図7で示される搬送量Eを基準搬送量として、回収搬送オーガ6の現像剤搬送量は図7で示される搬送量fを基準搬送量として設計を行うことになる。回収搬送オーガ6では必要搬送量:Qが0→fとなる。よって、概算上、搬送効率、現像剤嵩密度、オーガ直径、オーガ軸径、オーガの羽部のリード幅、オーガ羽部の条数、及び回転数を一定とすると、面積Cが0→Cになることにより必要搬送量が確保できる。つまり、現像剤の埋設高さ:Hが0→Hに変化している。この場合、性能上は問題がない。
一方、供給搬送オーガ8の現像剤搬送量:Qは、図7で示されるようにE→eとなる。上述の回収搬送オーガ6と同様に考えると、現像剤の埋設高さ:Hが、H→h(H>h)に変化することとなる。本実施例では、現像ローラへの現像剤供給が搬送方向にかかわらず適性量供給すること、そのため供給搬送路9の現像剤の上面から安定供給することが、ポイントとなってくる。
搬送量が一定の場合、現像剤高さを任意範囲に入れるためには、供給量に対して非常に多い量を送ることとなり、現像剤に対し過剰なストレスを与えることとなり、現像剤寿命の低下を招く。
したがって、現像剤の高さが一定もしくは狭い範囲で変動する程度の安定した高さとすることが技術課題となる。そのため、回収搬送オーガ6と同様の設計は出来ない。
供給搬送オーガ8で、現像剤高さ:Hを一定にするためには、H=一定→C=一定となる。概算上、搬送効率、現像剤嵩密度、オーガ直径、オーガ軸径、及び回転数を一定とすると、必要搬送量QをE→eとするためには、リード幅の(P−j*t)項を変化させることで可能となる。
現像剤搬送量:Q=Eの時のリード幅:PをP1、現像搬送量:Q=eの時のリード幅:PをPnとすると、
式(2)から
E=K*(P1−j*t)
e=K*(Pn−j*t)
但し、K=(η/102)*(ρ/103)*C*(n/60)
また、リード幅:Pに対しオーガの羽部厚さ:tが非常に小さいとして省略し概算(j*t≒0)、式(1)に代入すると
(K*P1/3)>K*Pn>(K*P1/4)
∴ P1/3>Pn>P1/4
つまり、初期のリード幅P1から1/3〜1/4のリード幅にすることにより、現像剤高さ:Hを一定の範囲に維持できる。
次に、オーガ外径及びリード等について検討する。
従来、搬送効率にリード角が大きく影響することが知られている。リード角:δとすると、攪拌性に寄与する横方向の力はsinδ、搬送方向への力はcosδで作用する。攪拌性に関しては、従来より知られているオーガ上にパドル状部分を設ける等別途手段による効果向上を考える。実施例では、搬送効率を重要視し、リード角は30°以下(cos30°=0.866)、つまり、リード角による損失を15%以下として設計を行った。
リード角:δ=tan−1(P/π*D) (P:リード幅、D:オーガ直径)
従来、オーガの条数を増加することにより搬送効率が向上させることが出来ることが知られている。但し、成形加工を考えた場合2条が限度と考えられる。その場合、2条と1条との切替えが問題となる。
一方、前述の概略計算ではj*t≒0として計算を行ったが、リード幅が小さくなるとj*t(羽部の条数*羽部の厚さ)が無視できなくなってくる。2条による効率向上を最大10%程度と考えると、2条と1条とのリード幅の項(P−j*t)が15%以下では、条数を増やす意味がないと考えられる。つまり、(P−2*t)/(P−t)≧0.9の場合は2条とする効果があると考えられる。
(P−2*t)/(P−t)≧0.9
→P≧11t
より、
オーガの羽部平均厚さ2[mm]とすれば、P=22[mm]以上は2条とするのが効果があるといえる。
駆動設計、及び同等な耐久性にする点から、オーガの回転数をほぼ同じように設定し、かつ、リード角30°以下でほぼ同様のリード幅を選択(但し、供給搬送オーガの搬送方向上流リード幅)する、これにより、図7で示した現像剤搬送量を満足する必要最小限のオーガ外径が求められる。
その結果、オーガ外径について、供給搬送オーガの外径をR1、回収搬送オーガの外径をR2、攪拌搬送オーガの外径をR3とした場合、3つの現像剤搬送オーガの外径の大きさの関係が、
R2<R1<R3
となる。逆に、オーガ外径を上記不等式にすることで、ほぼ同一の回転数、同様のリード幅が可能となるといえる。また、必要最小限のオーガ外径とすることで、現像装置の過度な大型化を防止できる。
上述のオーガ外径及びリード等について検討から、3つの現像剤搬送オーガとしては、以下に示すオーガを採用する。
攪拌搬送オーガ・・・・外径:φ26[mm]
リード幅:36[mm](2条)
供給搬送オーガ・・・・外径:φ22[mm]
リード幅:36〜10[mm](2条、1条)
回収搬送オーガ・・・・外径:φ19[mm]
リード幅:34[mm](2条)
次に、搬送方向上流側と下流側とではリード幅を変化させ、羽部の条数を2条から1条にかえる供給搬送オーガ8について説明する。
図9は、供給搬送オーガ8の詳細説明図である。
図9の供給搬送オーガ8における現像剤の搬送方向は図中の左から右方向となり、搬送上流部57で隣接する攪拌搬送路10から現像剤が移送され、搬送される。
供給搬送羽部58は、現像範囲手前側ではリード幅固定部(P1=36[mm])である。そして、少なくとも現像ローラ5に現像剤を供給する範囲では、P1=36[mm]→Pn(リード幅変更n番目のリード幅)=10[mm]まで連続してリード幅を変更するリード幅連続変更部となっている。現像範囲以降では、リード幅固定部(Pn=10[mm])となっている。
そのため、現像ローラ5に現像剤を供給し、搬送する現像剤量が低下しても、搬送路内の現像剤高さがほぼ同じ高さで搬送されることになる。
また、オーガの羽部の条数は、羽部平均厚さ約1.8から、前述した考え方に基づき、リード幅連続変更部のリード幅が20[mm]までは2条、20[mm]以下は1条となっている。リード幅が連続変更する状態は等比級数的リード幅の変化となっているが、等差級数的リード幅の変化でもかまわない。但し、連続的に変化していることが望ましい。
現像に用いられず供給搬送オーガ8の最下流部まで搬送された余剰現像剤は、供給横移送用パドル42により移送され、隣接された回収搬送路7からの回収現像剤とともに対向する側の攪拌搬送路10に送り出される。また、供給横移送用パドル42からさらに軸受(図示せず)までの間には、供給搬送羽部58と逆の巻方向の供給逆送羽部61(リード幅:5[mm]、2巻)が設けられ、現像剤を逆方向に搬送し、軸受等に現像剤が送り込まれることを防止している。
次に、現像剤規制部材である現像ドクタ16と現像ドクタ16により規制された被規制現像剤を回収する被規制現像剤回収部材18について説明する。
図10は、現像ドクタ16近傍の斜視図である。
供給搬送オーガ8から現像ローラ5に供給された現像剤は、現像剤規制部材である現像ドクタ16により、現像ローラ5上で現像に適した一定の厚さになるように規制される。現像ローラ5に供給される現像剤は現像ドクタ16で規制される以上の量のため、次第に現像ドクタ16の手前で被規制現像剤が滞留するようになり、一定以上の量となると、被規制現像剤回収部材18上にあふれ出てくる。このあふれ出た現像剤65は被規制現像剤回収部材18上に設けられた整流板66により、一部は供給搬送オーガ8の搬送方向の上流側に(矢印67)、一部はそのまま直下の供給搬送オーガ8に落下(矢印68)するようになっている。
供給搬送路9及び供給搬送オーガ8の現像剤の高さは、前述するようにほぼ一定の高さが保たれるように構成されているが、実際には供給搬送オーガ8のリード角、条数、表面性により搬送効率が異なってくる。また、現像ドクタ16の設定により、供給量及び規制量がばらついてくる。そのため、現像ドクタ16での被規制現像剤の一部を供給搬送オーガ8に上流側に還流させ、供給搬送路9での現像剤量が多すぎた場合、図4に示した現像剤嵩調節開口部45から攪拌搬送路10へ循環させている。これにより、供給搬送路9内の現像剤高さが安定した高さになるような現像剤の流れとすることができる。
以上、本実施形態によれば、現像剤担持体である現像ローラ5に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材としての供給搬送オーガ8及び現像剤供給搬送路としての供給搬送路9とを有している。また、現像済みの現像剤を回収し搬送する現像剤回収搬送部材としての回収搬送オーガ6及び現像剤現像剤回収搬送路としての回収搬送路7とを有している。つまり、現像剤を供給する供給搬送路9と現像剤を回収する回収搬送路7とをそれぞれ個別に設けている。これにより、現像ローラ5に供給する現像剤にトナー濃度が薄まった現像済みの現像剤が混入しないため、現像剤搬送方向でトナー濃度が低下することを防止することができる。さらに、現像剤攪拌搬送路としての攪拌搬送路10も個別に設けることにより、回収現像剤、余剰現像剤及び補給トナーが攪拌搬送路10で充分攪拌された現像剤のみ、供給現像剤として供給できる。また、回収搬送路7を現像ローラ5の下方に設けることにより、現像剤の自重も現像剤の回収に寄与するためより確実に現像済みの現像剤を回収することができる。現像剤が現像ローラ5の表面に連れ回ることに起因する供給搬送路9内の現像剤全体のトナー濃度の低下や、濃度の不均一が生じることを防止し、トナー濃度を安定させることができ、高印字率原稿の連続印刷でも安定した画像が提供できる。
さらに、回収搬送路7と供給搬送路9と現像剤攪拌搬送路としての攪拌搬送路10とをほぼ同じ高さに設けているので、現像剤搬送路内での現像剤を循環搬送する際に、現像剤を上方に持ち上げる必要がない。よって、現像剤に過剰なストレスがかかることを防止でき、現像剤へのストレスを軽減することができるので、現像剤の長寿命化を図ることができる。
また、供給搬送路9及び回収搬送路7の最下流側と、攪拌搬送路10の最上流側とは連通している。そして、回収現像剤と余剰現像剤とを同一の供給箇所としての供給搬送路9の搬送方向下流側に仕切り壁33の開口部から攪拌搬送路10に供給する現像剤共通移送路としての連通部50を形成している。これにより、回収現像剤と余剰現像剤とを簡易な構成で攪拌搬送路10まで移送することができる。さらに、現像により消費された上記トナーの量に応じて、連通部50内の移送部位置43でトナーの補給が行われている。これにより、現像剤が横方向に移送されながら、かき乱されている箇所にトナーを補給することにより現像剤の攪拌性を向上することができる。
また、連通部50内でも、回収搬送路7の現像剤搬送方向下流端近傍にトナーを補給することにより、トナー濃度が低下している回収現像剤にトナーを混入することができるので、現像剤の攪拌性をさらに向上することができる。
また、現像剤攪拌搬送部材として、回転軸部としての攪拌回転軸70に螺旋状の羽部である攪拌搬送羽部38を供えた攪拌搬送オーガ11を用いることにより、回転させることで軸方向への現像剤の搬送を行うことができる。
また、攪拌搬送オーガ11の搬送方向下流端部の羽部は攪拌搬送オーガ11の搬送方向とは逆方向に搬送するような螺旋状の攪拌逆送羽部40を備えることにより、現像剤搬送方向下流側の軸受部に現像剤が進入することを防止できる。
また、攪拌搬送オーガ11の現像剤搬送方向の下流側近傍に、隣接する供給搬送オーガ8側へ現像材を送り出す攪拌横移送用パドル39を設けている。これにより、従来のらせん形状で前後から圧を加えて隣接する搬送路に現像剤を押し込む方法より、現像剤に対するストレスを非常に低減できる。そのため、現像剤の長寿命化が図れる。さらに、パドル形状による現像剤移動となるため、現像剤を大きく拡散することになり、トナー補給時のトナー攪拌効果の向上も図れる。
なお、上述の攪拌搬送オーガ11の作用は、同様の構成を備えた回収搬送オーガ6および供給搬送オーガ8においても同様に奏することができる。
また、3つの現像剤搬送オーガの直径の大きさの関係が、大きい方から攪拌搬送オーガ11、供給搬送オーガ8、そして回収搬送オーガ6の順となっている。これにより、必要な搬送能力を有しつつ、回転数等がほぼ近いところに設定可能となり、駆動系寿命の安定化が図れる。さらに、必要最小限のオーガ外径にすることで、現像装置4の省スペース化を図ることができる。
また、供給搬送オーガ8の現像剤を供給する範囲では、搬送方向下流側ほど連続してリード幅が狭くなるようにリード幅を変更するリード幅連続変更部を設けている。これにより、供給搬送オーガ8の現像剤搬送量を上流側で大きく、下流側で小さくすることができる。そして、供給搬送路9で現像ローラ5に現像剤を順次供給していくことで現像剤量が減少しても、現像剤の高さにあまり変化がないようにできるため、搬送方向における位置にかかわらず現像ローラ5に安定した現像剤を供給できる。
また、供給搬送オーガ8のリード幅変更部でのリード幅が荒い方を2条らせん形状、リード幅が細かな方を1条らせん形状にしている。これにより、リード幅が荒い(リード角が大きい)場合の現像剤搬送効率の低下を防止することが可能となり、より低い回転数で搬送できる。その結果、現像剤へのストレス低減となり、現像剤の長寿命化が図れる。
また、供給搬送羽部58のリード幅が羽部の平均厚さの11倍以上となる部分の羽部を2条としたことにより、らせん形状の条数が増加することによる損失を、搬送効率向上分以下にすることができる。そして、現像剤搬送量の低下を防止し、効率のよい現像剤搬送を図ることができる。
また、供給搬送オーガ8のオーガ頂点14が現像ローラ5の回転中心15よりも下方になるように配置している。そして、現像装置4では現像ローラ5の回転中心15とオーガ頂点14とを結んだ直線と、回転中心15を通る水平な直線との角度θは30°である。これにより、供給搬送路9内の現像剤上部から供給することになり、現像剤搬送方向により過剰な現像剤を供給することがない。その結果、現像ドクタ16での現像剤へのストレスが現像剤搬送方向でムラになることが低減できる。
また、汲み上げ用磁極である汲み上げ用S極219とその上流側の磁極である現像下流端側S極218との間の角度θ2を113°と広く設定している。これにより、上流側の磁極を通過した現像剤が汲み上げ磁極からの磁力の影響を受けにくく、つれまわり現象が起きにくいため、連れ回りに起因するトナー濃度の不具合をより確実に防止することができる。
また、現像剤規制部材である現像ドクタ16により、規制された被規制現像剤を、被規制現像剤回収部材18規制部材近傍での、現像剤の循環対流を防止することができる。その結果、現像剤同志の摩擦等による発熱を低減させ現像剤劣化を防止することができる。さらに、回収した現像剤を供給搬送路9に循環させ、かつ少なくとも一部を供給搬送路9の上流側に戻している。これにより、供給搬送路9での現像剤高さをある一定の高さ以上に保つことが可能となり、より安定した現像ローラへの現像剤供給が図れる。また、現像ドクタ16の設定等により、現像ローラ5への供給量が変化した場合の、補完ともなっている。
また、供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材である仕切り壁33を挟んで隣接して配置されており、仕切り壁33に現像剤嵩調節開口部45を備えている。これにより、供給搬送路9内の現像剤が所望量よりも多くなった場合に現像剤をオーバーフローさせ現像剤を攪拌搬送路へ供給し、供給搬送路の現像剤高さをある高さ以下に制限することができ、過剰な滞留を防止することができる。
[変形例]
上述の実施例では、回収搬送路7の搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤を、一度、供給搬送路9に移送し、その後、余剰現像剤とともに攪拌搬送路10に移送する構成である。
余剰現像剤は現像に用いられなかった現像剤であるので、現像に適したトナー濃度となっている。余剰現像剤にトナー濃度が低い状態となった回収現像剤を混合しトナーを補給することは、適正なトナー濃度の余剰現像剤のトナー濃度を変更することになり、不必要な攪拌を行うことになる。また、余剰現像剤は使用されていないため、トナー補給されると一時的にもより高濃度状態となり、均一化にはより時間がかかることが起こりうる。
以下、変形例として、現像ローラから回収された回収現像剤と、供給での余剰現像剤とを分離した経路で攪拌搬送路に受け渡す方式について説明する。なお、現像装置4の供給搬送路9の搬送方向下流端部側の横方向への現像剤を移送する構成のみが実施例と異なり、他の点では共通する。共通する点の説明は省略し、相違点についてのみ説明する。
図11は、変形例の現像装置4の供給搬送路9及び回収搬送路7の搬送方向下流側であり、攪拌搬送路10の搬送方向上流側となる端部の説明図である。
回収搬送オーガ6の端部には、回収現像剤を攪拌搬送路10側に送り出す回収横移送用パドル41が設けられている。また、供給搬送オーガ8の搬送方向下流側端部には、余剰現像剤を攪拌搬送路10側に送り出す第1パドル205が設けている。また、同軸上に回収横移送用パドル41から送り込まれた回収現像剤をさらに攪拌搬送路10側に送り出す第2パドル206が設けられている。
第1パドル205と第2パドル206と間には、パドル隔壁207が設けられており、回収現像剤と余剰現像剤が交じり合わないように構成されている。パドル隔壁207には、第1パドル205と第2パドル206の軸の回転に干渉しないように、また、現像剤が漏れない程度の穴(図示せず)が設けられている。
第1パドル206と第2パドル205の幅は、現像剤の必要な送り出し量の差により、第2パドルの幅の方が広く設定されている。回収現像剤を横方向に移送する回収横移送用パドル41及び第2パドル206による受渡し搬送部には、トナー供給口(図示せず)が設けられ、回収現像剤上にトナーが供給される。
攪拌搬送路10には攪拌搬送オーガ11が設置され、トナー補給された回収現像剤と余剰現像剤を攪拌搬送する。余剰現像剤と回収現像剤の受渡し経路を分離することで、トナー濃度低下した回収現像剤側のみにトナー補給が行われる。これにより、全体の現像剤と攪拌される以前に、プレ攪拌が行われることとなり、現像剤のトナー濃度のより早い復帰、均一化を計ることができる。
実施例に係るプリンタの概略構成図。 実施例に係る現像装置の概略構成図。 現像ローラの磁極配置の概略構成図。 現像装置の下ケーシングの斜視図。 現像剤搬送路の連通部の概略断面図。 現像装置の上ケーシングの斜視図。 各現像剤搬送路での現像剤搬送量及びフローを説明する概略図。 搬送オーガの断面図で、(a)は直角方向の断面図、(b)は長手方向の断面図。 供給搬送オーガの説明図。 現像装置の現像ドクタ近傍の説明図。 変形例に係る現像装置の概略構成図。 従来から広く使用されている現像装置の概略構成図。 特許文献1に記載の現像装置の概略構成図。 特許文献2に記載の現像装置の概略構成図。 特許文献3に記載の現像装置の概略構成図。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電装置
4 現像装置
5 現像ローラ
6 回収搬送オーガ
7 回収搬送路
8 供給搬送オーガ
9 供給搬送路
10 攪拌搬送路
11 攪拌搬送オーガ
12 下ケーシング
13 上ケーシング
14 オーガ頂点
15 回転中心
16 現像ドクタ
17 ドクタ領域
18 被規制現像剤回収部材
19 放熱用部材
20 フィン
21 ガイド部
22 現像剤捕捉ローラ
23 スクレーパ
27 トナー濃度センサ
28 放熱フィン
30 トナー補給口
31 回収・供給凸部
32 供給・攪拌凸部
33 仕切り壁
34 仕切り板
38 攪拌搬送羽部
39 攪拌横移送用パドル
40 攪拌逆送羽部
41 回収横移送用パドル
42 供給横移送用パドル
43 移送部位置
44 現像剤押し出し面
45 現像剤嵩調節開口部
60 転写ベルト
61 供給逆送羽部
100 プリンタ
101 第1給紙カセット
102 第2給紙カセット
103 光書込ユニット
105 レジストローラ
106 転写ユニット
107 定着ユニット
108 排紙トレイ
109 反転ユニット
111 作像ユニット
207 パドル隔壁
210 回収攪拌搬送路
401 供給回収オーガ
402 供給回収搬送路
403 隔壁
404 第1隔壁
405 第2隔壁
440 供給オーガ
450 搬送オーガ

Claims (18)

  1. 内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材を備えた現像剤供給搬送路と、
    該現像剤供給搬送路から供給された該現像剤担持体上の該現像剤の厚さを規制する現像剤規制部材と、
    該潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された該現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材と同方向に搬送する現像剤回収搬送部材を備えた現像剤回収搬送路と、
    現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の搬送方向の最下流側まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の搬送方向の最下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送部材とは逆方向に搬送する現像剤攪拌搬送部材を備え、該現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とを有し、
    該現像剤回収搬送路、該現像剤供給搬送路及び該現像剤攪拌搬送路からなる3つの現像剤搬送路はそれぞれ仕切り部材により仕切られる現像装置において、
    該現像剤回収搬送路を該現像剤担持体の下方に設け、該3つの現像剤搬送路とほぼ同じ高さに設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置おいて、
    上記現像剤供給搬送路及び上記現像剤回収搬送路の最下流側と、上記現像剤攪拌搬送路の最上流側とは連通しており、上記回収現像剤と上記余剰現像剤とを同一の供給箇所から該現像剤攪拌搬送路に供給する現像剤共通移送路を備え、
    現像により消費された上記トナーの量に応じて、該現像剤共通移送路の一部へ該トナーの補給を行うことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送路の最下流側と上記現像剤回収搬送路とはそれぞれ個別に上記現像剤攪拌搬送路の最上流側と連通しており、
    上記回収現像剤を該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路に搬送する回収現像剤移送路と、上記余剰現像剤を該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路に搬送する余剰現像剤移送路とを備え、
    現像により消費された上記トナーの量に応じて、該回収現像剤移送路の一部へ該トナーの補給を行うこと特徴とする現像装置。
  4. 請求項2または3の現像装置において、
    上記現像剤回収搬送路の現像剤の搬送方向下流端近傍に上記トナーを補給することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1、2、3または4の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送部材、上記現像剤回収搬送部材及び上記現像剤攪拌搬送部材の3つの現像剤搬送部材は、回転軸部に螺旋状の羽部を備え、回転することにより現像剤を搬送する現像剤搬送オーガであり、該3つの現像剤搬送部材はそれぞれ現像剤供給搬送オーガ、現像剤回収オーガ及び現像剤攪拌オーガであることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項5の現像装置において、
    上記現像剤搬送オーガの搬送方向下流端部の上記羽部は該現像剤搬送オーガの搬送方向とは逆方向に搬送するような螺旋状となっていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項5または6の現像装置において、
    各現像剤搬送オーガの現像剤搬送方向の下流端近傍は、隣接する該現像剤搬送オーガ側へ上記現像剤を送り出すパドル形状となっていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項5、6または7の現像装置において、
    現像剤供給搬送オーガの直径をR1、現像剤回収オーガの直径をR2、現像剤攪拌オーガの直径をR3とした場合、3つの現像剤搬送オーガの直径の大きさの関係が、
    R2<R1<R3
    の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送部材は、搬送方向の下流側ほど現像剤の搬送量が小さくなるように構成したことを特徴とする現像装置。
  10. 請求項9の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送部材は回転軸部に螺旋状の羽部を備え、回転することにより現像剤を搬送する現像剤供給搬送オーガであり、該現像剤供給搬送部材の搬送方向下流側ほど該螺旋状の羽部のリード幅が狭くなることを特徴とする現像装置。
  11. 請求項10の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送オーガの搬送方向上流側の上記羽部を複数条とし、搬送方向下流側よりも該羽部の条数が多いことを特徴とする現像装置。
  12. 請求項11の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送オーガの搬送方向上流側の上記羽部を2条とし、搬送方向下流側の該羽部を1条として、
    該羽部のリード幅が該羽部の平均厚さの11倍以上となる部分の該羽部を2条としたことを特徴とする現像装置。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送部材の最上部は上記現像剤担持体の回転中心軸より下方にあり、該現像剤担持体の回転中心軸と該現像剤供給搬送部材の最上部とを通る平面と、該現像剤担持体の回転中心軸を通る水平面とがなす角が10°〜40°の範囲内となることを特徴とする現像装置。
  14. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の現像装置において、
    上記現像剤担持体が備える上記複数の磁極について、上記現像剤供給搬送部材との対向部で該現像剤供給搬送部材が搬送する現像剤を汲み上げる現像汲み上げ様磁極と、該現像汲み上げ様磁極から該現像剤表面移動方向上流側の磁極との間の角度が100°以上であることを特徴とする現像装置。
  15. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送路から上記現像剤供給搬送部材によって上記現像剤担持体上に供給された上記現像剤のうち上記現像剤規制部材により規制された被規制現像剤を回収する被規制現像剤回収手段を有し、
    該被規制現像剤回収手段は回収した該被規制現像剤を該現像剤供給搬送路に戻すものであり、
    該被規制現像剤の少なくとも一部を、回収した位置よりも該現像剤供給搬送部材の搬送方向上流側に戻すことを特徴とする現像装置。
  16. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送路と上記現像剤攪拌搬送路とは上記仕切り部材を挟んで隣接して配置されており、
    該現像剤供給搬送路に収容され搬送される上記現像剤の嵩が所定の高さよりも高くなった場合に該現像剤供給搬送路から該現像剤攪拌搬送路へ現像剤を移動させるために該仕切り部材に現像剤量調節開口部を備えたことを特徴とする現像装置。
  17. 少なくとも、潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とが一体的に支持され、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16に記載の現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 少なくとも潜像担持体と、
    該潜像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、
    該潜像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、
    該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、
    該現像手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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