JP2006250072A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハウジングのポンプ室側平面の変形を抑えるベーンポンプを提供すること。
【解決手段】 駆動軸と、前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、ロータに設けられたスロットに径方向に出没自在に設けられたベーンと、円環状に形成され、内周側に前記ロータ及びベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口し、円弧状断面を有する吸入ポートと、この吸入ポートに連通する吸入通路と、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートとを備えたハウジングと、を備えたベーンポンプにおいて、吸入ポートの周方向の一部において、この吸入ポートの径方向内側部と外側部とを接続するブリッジ部を備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パワーステアリング等に用いられるベーンポンプに関する。
この種の技術としては、ベーンポンプにおいて、ロータ及びベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングが、ロータの回転軸との偏心量を可変にすることで、ポンプの吐出容量を可変にするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−97453号公報
上記従来技術にあっては、ハウジング内部に形成されてハウジングの径方向外側から中心部まで貫通する吸入通路と、この吸入通路と連通する吸入ポートとが形成される。吸入ポートは吸入側のポンプ室を覆うように略半円の円弧状に形成されている。この吸入ポートは周方向には幅が広く、径方向に幅が狭く、また深さが深い形状となっている。ハウジングのポンプ室側表面の吸入ポートに対して径方向外側及び吸入通路内は低圧のオイルが作用するが、ハウジングのポンプ室側表面の吸入ポートに対して径方向内側には高圧のオイルが作用する。さらに吸入通路には低圧のオイルが作用しているので、吸入ポートに対して径方向内側のハウジングは、オイルの圧力に対して強度が十分でない場合がある。そのため、ハウジングのポンプ室側平面の吸入ポートに対して径方向外側と内側とで段差が生じ、ロータ及びベーンの円滑な回転が阻害されるので、ポンプの効率低下やノイズが発生する虞があるといった問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、ハウジングのポンプ室側平面の変形を抑えるベーンポンプを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、駆動軸と、前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、ロータに設けられたスロットに径方向に出没自在に設けられたベーンと、円環状に形成され、内周側に前記ロータ及びベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口し、円弧状断面を有する吸入ポートと、この吸入ポートに連通する吸入通路と、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートとを備えたハウジングと、を備えたベーンポンプにおいて、吸入ポートの周方向の一部において、この吸入ポートの径方向内側部と外側部とを接続するブリッジ部を備えた。
本発明のベーンポンプにあっては、ハウジングに設けられた吸入ポートの周方向の一部において、この吸入ポートの径方向内側部と外側部とを接続するブリッジ部を備えた。よって、ハウジングのポンプ室側平面に、吸入ポートに対して径方向内側と外側とで段差が生じる変形を抑え、良好なポンプ効率を維持し、ノイズの発生を抑えることができる。
以下、本発明のベーンポンプを実現する最良の形態を、図面に基づき説明する。
まず、本実施例におけるベーンポンプの構成を説明する。
図1は可変容量型のベーンポンプ1の軸方向部分断面図であり、図2はベーンポンプ1の径方向断面図である。
ベーンポンプ1は、エンジンによって回転駆動される駆動軸20と、駆動軸20と一体回転可能に結合されるロータ21と、ロータ21に形成されたスロット22に径方向に出没可能に設けられらベーン23と、ロータ21及びベーン23と複数のポンプ室24を形成するカムリング25と、カムリング25を収装するアダプタリング26と、これらの部材を収装するポンプハウジング30と、を備えている。なお、ベーンポンプ1は可変容量型に限らず定容量型でも良く、特に限定しない。
ポンプハウジング30はフロントハウジング31とリアハウジング32とから成る。
フロントハウジング31には、有底円筒形に開口した収装部31aの底部側にサイドプレート50が収装される。このサイドプレート50に密着させて、ロータ21、ベーン23、カムリング25、アダプタリング26等が収装される。収装部31aの底部には貫通孔31dが形成され、駆動軸20が挿入される。
駆動軸20は、駆動軸20の一方端の駆動力入力部20aがエンジンの出力軸に連結して回転駆動される。この駆動軸20は駆動力入力部20a側から順に、ベアリング52、オイルシール51、メタル軸受56、サイドプレート50、ロータ21、メタル軸受53を貫通して、リアハウジング32の挿入孔32bに、挿入部20bが挿入される。駆動軸20はベアリング52、メタル軸受53、56を介して回転可能に支持される。駆動軸20とロータ21とはスプライン結合され、駆動軸20と一体となってロータ21も回転する。
ロータ21には外周側放射状に複数のスロット22が形成され、各スロット22にベーン23が径方向に出没可能に挿入される。スロット22の径方向内側端部の背圧室22aには圧油が供給されてベーン23を径方向外側方向に押圧する。
カムリング25は略円形リング状に形成され、内部にロータ21及びベーン23を収装する。カムリング25の内周と各ベーン23の先端とを摺接させながらロータ21が回転する。カムリング25はロータ21の回転軸に対して偏心して設けられているので、ロータ21、ベーン23及びカムリング25によって形成されるポンプ室24は、ロータ21の回転によって容積が増減してポンプ作動を行う。
カムリング25は、カムリング25よりも大径の略円形リング状に形成されたアダプタリング26に収装され、カムリング25とアダプタリング26とはピン27によって係合される。カムリング25はピン27を中心に揺動可能であり、ロータ21の回転軸に対して偏心量を変化させることができる。この偏心量の変化に伴って、ポンプ室24の容量を変化させることができる。
アダプタリング26の内周側であって、ピン27の位置と径方向略反対側にはシール部材28が設けられている。このシール部材28がカムリング25の揺動を許容しつつ、カムリング25の外周面に密接している。ピン27及びシール部材28により、カムリング25の外周面とアダプタリング26の内周面とにより形成される空間を第1流体圧室40と第2流体圧室41とに隔成する。
アダプタリング26の第2流体圧室41側には貫通孔26aが設けられ、ポンプハウジング30側で係止部材57に係止されたスプリング58が挿入され、このスプリング58はカムリング25を第1流体圧室40側へ付勢する。
第1流体圧室40及び第2流体圧室41には、ベーンポンプ1の吐出油圧が作用する。流体作動弁60によって、吐出油圧が低い時には第2流体圧室41に圧油を供給し、吐出油圧の上昇に伴って徐々に第1流体圧室40側に圧油を供給する。
吐出圧が上昇すると第1流体圧室40への圧油の供給が多くなり、カムリング26は押圧されて第2流体圧室41側に移動する。カムリング26が第2流体圧室41側に移動すると、吸入行程にあるポンプ室24の体積は小さくなり、吐出行程にあるポンプ室24の体積は大きくなるので、ベーンポンプ1の吐出圧は低下する。
吐出圧が低下すると第1流体圧室40への圧油の供給が少なくなり、カムリング26は押圧されて第1流体圧室40側に移動する。カムリング26が第1流体圧室40側に移動すると、吸入行程にあるポンプ室24の体積は大きくなり、吐出行程にあるポンプ室24の体積は小さくなるので、ベーンポンプ1の吐出圧は上昇する。
この作用によって、ベーンポンプ1の回転数がある程度まで上昇すると、以降の吐出圧は一定に保たれるようになる。
サイドプレート50には、サイドプレート50を貫通する吸入側通路50aと吐出ポート50bとが形成される。吸入側通路50aと吐出ポート50bとは、吸入側と吐出側のポンプ室24を覆うように略半円の円弧状に形成される。吸入側通路50aは、フロントハウジング31の収装部31aの底部に形成された潤滑油供給路31cに連通し、メタル軸受56に潤滑油を供給する。吐出ポート50bは、フロントハウジング31の収装部31aの底部に形成された高圧室31bに連通し、この高圧室31bは吐出口54に連通される。
また、サイドプレート50にはロータ21の背圧室22aに高圧油圧を供給する背圧供給路50cが吸入側及び吐出側にそれぞれ背圧室22aを覆うように円弧状に形成される。
リアハウジング32の挿入部32aは、フロントハウジング31の収装部31aに挿入され、ロータ21及びカムリング25に密着する。このリアハウジング32には吸入側のポンプ室を覆うように略半円の円弧状に吸入ポート32cと吐出側通路32eが形成される。吸入ポート32cは、リアハウジング32に形成された吸入通路32dを介して、吸入口55に連通される。吸入通路32dは、挿入孔32b側と繋ぐ潤滑油路32jに連通して、この潤滑油路32jによって潤滑油がメタル軸受53に供給される。吐出側通路32eは潤滑油路32mを介して、リアハウジング32のポンプ室24と接触するポンプ室側表面32iとロータ21及びベーン23との間に潤滑油を供給する。また、リアハウジング32にはロータ21の背圧室22aに高圧の圧油を供給する背圧供給路32fが吸入側及び吐出側にそれぞれ背圧室22aを覆うように円弧状に形成される。なお、このリアハウジング32と前述のサイドプレート50は、本発明の狭持部材に相当する。
[吸入ポートのブリッジ部]
図3はリアハウジング32の構造を示す図であり、図3(a)はフロントハウジング31側から見た図であり、図3(b)は図3(a)におけるA-A断面図、図3(c)は図3(a)におけるB-B断面図である。
リアハウジング32のポンプ室24と接触するポンプ室側表面32iからリアハウジング32内部に設けられたオイルの吸入通路32dにかけて、吸入側のポンプ室24を覆うように円弧状に吸入ポート32cが設けられている。
リアハウジング32のポンプ室側表面32iにおいて、吸入ポート32cに対して径方向外側の低圧作用面32g及び吸入通路32d及び潤滑油路32j内は低圧のオイルが作用する。一方、吸入ポート32cに対して径方向内側の高圧作用面32hには高圧のオイルが作用する。よって高圧作用面32hが、吸入通路32d及び潤滑油路32j側へ押圧されて、リアハウジング32のフロントハウジング31側表面に、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形が起きることがある。また、それぞれ低圧油圧が作用する吸入ポート32cと挿入孔32bとは、吸入ポート32cの方が面積が大きいことや、駆動軸20の倒れによって、高圧作用面32hが吸入ポート側に倒れを生じ、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形が起きることがある。これにより、ロータ21及びベーン23の円滑な回転が阻害されるので、ポンプの効率低下やノイズが発生する虞がある。
そこで、本実施例では吸入ポート32cの径方向内側と外側とを接続するブリッジ部33を設けた。図4はブリッジ部33を設けた吸入ポート32cの断面と、リアハウジング32をフロントハウジング31側から見た図である。図4に示すように、ブリッジ部33は、高圧作用面32hから吸入通路32dに向かって働く力への補強と、吸入通路32dからポンプ室24へのオイルの流れの整流効果とを考慮して、吸入ポートの周方向に対して幅が狭く、深さ方向に対して深く、すなわち吸入通路32dからポンプ室24へオイルが供給される向きに向かって細長い扁平な形状に形成される。
また、ブリッジ部33の先端部33aがリアハウジング32のポンプ室側表面32iと同じ高さにあると、ブリッジ部33によってオイルの流れを止めることになり、オイルの剪断力によってベーン23の回転を阻止してしまう。そこで、先端部33aとポンプ室側表面32iとの間にクリアランスCを設けて、ベーン23とブリッジ部33との間をオイルが流れることができるようにした。
本実施例の構成により、吸入ポート32cの径方向内側と外側とを接続するブリッジ部33を設けて、吸入ポート32cの強度を増加させる。よって、高圧作用面32hが、吸入通路32d及び潤滑油路32j側への押圧力に耐える強度を確保できる。これによりリアハウジング32のポンプ室側表面32iに、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形を抑えることができる。
[実施例1の効果]
(1)円弧状に形成された吸入ポート32cの径方向内側と外側とを接続するブリッジ部33を設けて、吸入ポート32cの強度を増加させる。よって、リアハウジング32の高圧作用面32hが、吸入通路32d及び潤滑油路32j側への押圧力に耐える強度を確保できる。これによりリアハウジング32のポンプ室側表面32iに、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形を抑えることができる。したがって、ロータ21及びベーン23の円滑な回転が阻害されるので、ベーンポンプ1の効率低下やノイズが発生を低下させることができる(請求項1に対応)。
(2)略半円の円弧状に形成された吸入ポート32cの径方向内側と外側とを接続するブリッジ部33を設けて、吸入ポート32cの強度を増加させる。よって、リアハウジング32の高圧作用面32hが、吸入通路32d及び潤滑油路32j側への押圧力に耐える強度を確保できる。これによりリアハウジング32のポンプ室側表面32iに、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形を抑えることができる。したがって、ロータ21及びベーン23の円滑な回転が阻害されるので、ベーンポンプ1の効率低下やノイズが発生を低下させることができる(請求項2に対応)。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、このベーンポンプ1のロータ21が、サイドプレート50側から見て時計回転に回転する場合、図5に示すようにブリッジ部33をロータ21の回転方向に倒した形状にしても良い。この形状により、オイルをロータ21の回転方向に沿って供給することができ、ベーンポンプ1の効率を上昇させることができる。
また、図6に示すように吸入ポート32cの吸入通路32d側が狭い場合には、流路面積を確保するために、ブリッジ部33の吸入通路32d側の幅を小さくしても良い。この形状により、吸入ポート32cの流路面積を確保しつつ、ブリッジ部33を設けることができる。
また、図7に示すように複数のブリッジ部33を設けても良い。複数のブリッジ部33を設ける場合、吸入通路32dからのオイルの流路に沿ってそれぞれのブリッジ部33を傾斜させて設ける。この構造により、吸入ポート32cの断面積が大きい場合であっても、吸入ポート32c周辺のリアハウジング32の強度を十分に得ることができる。
また、図8、図9に示すように、ブリッジ部33とポンプ室側表面32iとの間にクリアランスを設けずに、1つ又は2つのブリッジ部33により吸入ポート32cを独立した2つ又は3つのポートとしても良い。
また、図10に示すように、2つのブリッジ部33を傾けて設けるのではなく、平行に設けても良い。
更に、上記実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1又は請求項2に記載のベーンポンプにおいて、
前記ブリッジ部は前記吸入ポートの周方向に対して幅が狭く、深さ方向に対して深く形成されることを特徴とするベーンポンプ。
リアハウジング32の高圧作用面32hが、吸入通路32d及び潤滑油路32j側への押圧力に耐える強度を確保できる。これによりリアハウジング32のポンプ室側表面32iに、低圧作用面32gと高圧作用面32hとの間で段差が生じる変形を抑えることができる。したがって、ロータ21及びベーン23の円滑な回転が阻害されるので、ベーンポンプ1の効率低下やノイズが発生を低下させることができる。
また、ブリッジ部33によるオイルの整流効果を得ることができるので、効率良くオイルをポンプ室24に供給することができる。
(ロ)請求項1又は請求項2又は上記(イ)のいずれかに記載のベーンポンプにおいて、
前記ブリッジ部は、このブリッジ部の先端部と前記ハウジングの前記ベーンの摺動面との間に隙間が設けられていることを特徴とするベーンポンプ。
ブリッジの先端部とベーンの摺動面との間に隙間により、ベーンとブリッジ部との間をオイルが流れることができ、オイルの吸入効率の低下を抑制することができる。
(ハ)請求項1又は請求項2又は上記(イ)のいずれかに記載のベーンポンプにおいて、
前記ブリッジ部の前記吸入通路側基端部側より前記吸入ポート側の先端部側が前記ベーンの進行方向に向かって傾斜して設けられることを特徴とするベーンポンプ。
ベーンの進行方向側に傾いている吸入通路から吸入ポートへのオイルの流れに沿って、ブリッジ部を傾斜して設けているので、吸入ポート内のオイルの流れをよりスムーズにして、吸入効率の低下を抑制することができる。
(ニ)請求項1又は請求項2又は上記(イ)のいずれかに記載のベーンポンプにおいて、
前記ブリッジ部の前記吸入通路側基端部側から前記吸入ポート側先端部側に向かって拡幅するように形成されることを特徴とするベーンポンプ。
吸入ポートの吸入通路側の流路面積が十分確保できない場合であっても、ブリッジ部の吸入通路側基端部の幅を狭くするので、吸入ポートの流路面積を確保することができる。
(ホ)請求項1又は請求項2又は上記(イ)のいずれかに記載のベーンポンプにおいて、
前記ブリッジ部は、周方向に複数個設けられることを特徴とするベーンポンプ。
吸入ポートの幅が大きい場合であっても、ブリッジ部を複数設けることによって、吸入ポート周辺のハウジングの強度を確保することができる。
可変容量型のベーンポンプの軸方向部分断面図である。 可変容量型のベーンポンプ径方向断面図である。 吸入ポートにブリッジ部を設けていないリアハウジングの構成を示す図である。 吸入ポートの断面図である。 ブリッジ部をロータの回転方向に倒した場合の吸入ポートの断面図である。 ブリッジ部の吸入通路側の幅を小さくした場合の吸入ポートの断面図である。 複数のブリッジ部を設けた場合の吸入ポートの断面図である。 ブリッジ部とポンプ室側表面との間にクリアランスを設けない場合の吸入ポートの断面図である。 ブリッジ部とポンプ室側表面との間にクリアランスを設けない場合であって、ブリッジ部を複数設けた場合の吸入ポートの断面図である。 ブリッジ部とポンプ室側表面との間にクリアランスを設けない場合であって、各ブリッジ部を平行に複数設けた場合の吸入ポートの断面図である。
符号の説明
1 ベーンポンプ
20 駆動軸
21 ロータ
22 スロット
23 ベーン
24 ポンプ室
25 カムリング
28 シール部材
30 ポンプハウジング
31 フロントハウジング
32 リアハウジング
32c 吸入ポート
32d 吸入通路
32e 吐出ポート
33 ブリッジ部
40 第1流体圧室
41 第2流体圧室
50 サイドプレート

Claims (2)

  1. 駆動軸と、
    前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
    前記ロータに設けられたスロットに径方向に出没自在に設けられたベーンと、
    円環状に形成され、内周側に前記ロータ及びベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、
    前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口し、円弧状断面を有する吸入ポートと、この吸入ポートに連通する吸入通路と、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートとを備えたハウジングと、
    を備えたベーンポンプにおいて、
    前記吸入ポートの周方向の一部において、この吸入ポートの径方向内側部と外側部とを接続するブリッジ部を有することを特徴とするベーンポンプ。
  2. ハウジングと、
    前記ハウジングに軸支された駆動軸と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
    前記ロータに設けられたスロットに径方向に出没自在に設けられたベーンと、
    前記ハウジング内に揺動自在に設けられると共に、円環状に形成され、内周側に前記ロータ及びベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、
    前記カムリングの軸方向両側に設けられ、少なくともその一方側に、前記複数のポンプ室の容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、複数のポンプ室の容積が縮小する領域に開口する吐出ポートとを備えた狭持部材と、
    前記カムリングの外周側に設けられ、このカムリングの外周側空間を第1流体圧室と、第2流体圧室とに隔成するシール部材と、
    前記第1流体圧室又は第2流体圧室の圧力を制御することにより、前記カムリングを揺動し、前記複数のポンプ室の容積を変化させる流体制御弁と、
    を備えたベーンポンプにおいて、
    前記吸入ポートの周方向の一部において、この吸入ポートの径方向内側部と外側部とを接続するブリッジ部を有することを特徴とするベーンポンプ。
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