JP2006246777A - 生化学反応用カートリッジおよび生化学反応カートリッジ内での溶液の移動方法 - Google Patents

生化学反応用カートリッジおよび生化学反応カートリッジ内での溶液の移動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の生化学反応用カートリッジでは、溶液中の気泡を完全に脱泡することができない場合があり、DNAマイクロアレイ中に未反応な部分が生じる場合があったが、簡単な構成で解決できる生化学反応用カートリッジを提案する。
【解決手段】生化学反応用カートリッジは、少なくとも溶液チャンバに蓄積された溶液を連通路を介して前記生化学反応チャンバに注入する注入口、および前記生化学反応チャンバ内の気体を、生化学反応カートリッジ表面に形成された気体排出口から排出路を介し排出する排出口を有し、注入口と排出口とは、反応チャンバに前記溶液を注入する状態で、空気排出口が、溶液の注入時に溶液の面よりも高く、且つ、対向する位置に配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、検体中の細胞、微生物、或いは染色体、核酸などを、抗原抗体反応や核酸ハイブリダイゼーション反応などの生化学反応を利用して分析する装置に組み込んで用いる生化学反応カートリッジ、および、生化学反応カートリッジ内での溶液の移動方法に関するものである。
血液等の検体の分析装置の多くは、抗原坑体反応を利用した免疫学的な方法、又は核酸ハイブリダイゼーションを利用した方法を用いている。このような分析方法の例を挙げると、被検出物質と特異的に結合する抗体又は抗原などのタンパク質或いは一本鎖の核酸をプローブとして使い、微粒子、ビーズ、ガラス板などの固相表面に固定し、被検出物質と抗原抗体反応又は核酸ハイブリダイゼーションを行わせる。
そして、酵素、蛍光性物質、発光性物質などの検知感度の高い標識物質を担持した特異的な相互作用を持つ標識化物質、例えば標識化抗体や標識化抗原又は標識化核酸などを用いて、抗原抗体化合物や二本鎖の核酸を検出して、被検物質の有無を検出又は被検物質の定量を行うものである。
これらの技術を発展させたものとして、米国特許5,445,934号明細書には、互いに異なる塩基配列を有する多数のDNA(デオキシリボ核酸)プローブを基板上にアレイ状に並べた所謂DNAアレイが記載されている。また、Anal.Biochem.、270(1)、103−111、1999には、多種類のタンパク質をメンブレンフィルタ上に並べ、DNAアレイのような構成のタンパク質アレイの作製方法が開示されている。そして、DNAアレイ、タンパク質アレイなどによって、極めて多数の項目の検査を一度に行うことが可能になってきている。
また、様々な検体分析方法において、検体による汚染の軽減、反応の効率化、装置の小型化、作業の簡便化などの目的で、内部で必要な反応を行う使い捨ての生化学反応カートリッジも提案され、特表平11−509094号公報には、DNAアレイを含む生化学反応カートリッジ内に複数のチャンバを配し、差圧によって溶液を移動させ、生化学反応用カートリッジ内部で検体中のDNAの抽出或いは増幅、又はハイブリダイゼーションなどの反応を可能とした生化学反応カートリッジが開示されている。
米国特許5,445,934号明細書 特表平11−509094号公報 An International journal、AnalyticalBiochemistry、270(1)、p103−111、1999
しかしながら従来例で示した生化学反応用カートリッジは、図11に示すように溶液の注入と排出とがチャンバの液面とほぼ平行な方向で行なわれる(排出口の開口部が液面とほぼ垂直な位置に形成されている)。溶液中の気泡は、溶液の液面に溜まるが、反応チャンバは液面の面積が大きいために排出口から気泡を除去する効率が低いために、連通路中に複数のベントやガス通過性の疎水性膜を設けることで溶液中の気泡の脱泡を行なっている。
しかしながらこの方法では、溶液中の気泡を完全に脱泡することができない場合があり、DNAマイクロアレイ中に未反応な部分が生じる場合があった。
さらに、溶液の流路となる連通路を複雑な形状にする、また、連通路中にガス通過性の疎水性膜を設ける必要があり、基板になる部材に複雑な連通路となる溝を形成する必要があり、さらに、多くの部品を精度良く接合して作る必要がありコストが高くなると言う問題がある。
本発明は、上記の課題を、簡単な構成で解決することを目的としたものである。
本発明に係る生化学反応用カートリッジは、少なくとも検体を生化学処理するための溶液が収納可能に構成された溶液チャンバと、前記溶液と検体とを反応させる反応チャンバと、前記溶液チャンバおよび前記反応チャンバとの間を連通する連通路とを備えた生化学反応用カートリッジであって、前記生化学反応用チャンバは、少なくとも前記溶液チャンバに蓄積された前記溶液を、前記連通路を介して前記生化学反応チャンバに注入する注入口、および前記生化学反応チャンバ内の気体を、生化学反応カートリッジ表面に形成された気体排出口から排出路を介し排出する排出口を有し、前記注入口と前記排出口とは、前記反応チャンバに前記溶液を注入する状態で、前記空気排出口が、前記溶液の注入時に前記溶液の面よりも高く、且つ、対向する位置に配置されていることを特徴とする生化学反応用カートリッジである。
本発明に係る生化学反応用カートリッジは、反応チャンバの上部から空気を排出することにより気液分離に重力を有効利用することができるので発生した気泡を容易に排出できる。
さらに、反応チャンバへの最下面から溶液を注入することで、溶液を反応チャンバに注入する際に溶液が気泡を巻き込むことが少なくなるので気泡の発生を抑えることができる。
本発明の生化学反応用カートリッジは、少なくとも検体を生化学処理するための溶液が予め内蔵された複数の溶液チャンバと、溶液または溶液と検体とを反応させる複数の反応チャンバと、溶液チャンバおよび反応チャンバとの間を連通する連通路とを備え、少なくとも反応チャンバに溶液を注入する状態で、反応チャンバに空気圧を印加するための連通路が、反応チャンバ中に蓄積された溶液の液面より高い位置で反応チャンバと接続されている。
生化学反応を行なう反応チャンバ内に気泡がないことが好ましいが、生化学反応の種類により、絶対に気泡があってはならない、できるだけ気泡がない方が良い、あるいは、多少気泡があってもかまわない場合がある。溶液中の気泡は、浮力により溶液の上部に集まるので、空気圧を印加するための連通路の開口部(気体排出口)は、反応チャンバに溶液を注入する際に、溶液の表面よりも高い位置にあることが好ましい。
さらに、溶液から気泡を脱泡する際に、空気圧を印加する連通路から反応チャンバを減圧する際に、反応チャンバが気密状態になっているほうが溶液中の気泡の脱泡が速やかに行なわれるので、溶液を反応チャンバに注入する注入口は、反応チャンバ内に蓄積された溶液で覆われる位置にあることが好ましい。注入口の位置は、前述の条件を満たしていれば、反応チャンバのどの位置にあってもかまわないが、反応チャンバに溶液を注入する際に、注入口が反応チャンバの最下面にあるほうが、溶液を反応チャンバに注入する際に溶液が気泡を巻き込みにくいのでより好ましい。
気泡は、液の表面に集まるので、空気圧を印加するための連通孔の開口部は液面に対向するように配されていることが好ましい。ここで、液面に対向するとは液面と平行することを意味するのではなく、少なくとも液面と開口部とのなす角度が90°よりも狭い角度であることを意味し、85°よりも狭い角度である方が好ましく、70°よりも狭い方がより好ましく、ほぼ0°(ほぼ平行)になっていることが更に好ましい。
85°よりも狭いとした理由は、従来のチャンバは、図11のように、面積の広い面が液面と平行になるように配置した状態で液体をチャンバに注入するが、完全に平行な状態となることは少なく1°前後の角度がある場合があるが、本発明のチャンバは、従来と同じ構造のチャンバであっても、意図的に角度をつけて配置して、液体をチャンバに注入することで気泡を気体排出口から除去することができるためである。
又、液体中の気泡が液面に集まることから液面の面積が、反応チャンバの液面と平行な面の断面積の最も広い部分と比べて狭い方がより好ましい。
ここで、注入口および連通路の位置関係を反応チャンバに溶液を注入する際と限定する理由は、生化学反応カートリッジは反応チャンバに溶液を注入する時の配置と反応チャンバに蓄積された溶液を反応させる時とで配置を変える場合があるからである。更に、溶液の量も生化学反応の種類により変わることがあることは言うまでもない。
特に反応チャンバ内に蓄積される溶液が、溶液チャンバと反応チャンバあるいは反応チャンバ間を数回往復させた後、反応チャンバ内に蓄積される場合、溶液が気泡を巻き込んでいる場合が多いので特に効果がある。
反応チャンバに溶液を注入する場合、反応チャンバは空気を印加する連通路が減圧されているので、反応チャンバに蓄積された溶液があふれて連通路を介して空気を印加する手段にあふれ出ることを防止するため連通路に溜めを設けることが好ましい。
反応チャンバは、検体と溶液とを反応させる際に温度を印加する場合がある。この際の反応チャンバの加熱により周囲のチャンバの空気が膨張して溶液の移動が起きて問題になる場合があるので、少なくとも反応チャンバ間を連通する連通路に1箇所以上の流路弁を設け必要に応じて開閉することが好ましい。
本発明の生化学反応カートリッジは、上記の構成をとるためには、生体カートリッジの底面積が、生体カートリッジを底面に垂直な面の面積よりも小さい縦型の構造をしているほうが生体カートリッジを小さく構成することができるので好ましい。
<第1の実施例>
本発明の第1の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施例の生化学反応用カートリッジを構成する基板となる部材1を接合面側から見た図である。
チャンバ6a〜6fは、最初に試薬溶液が入っている試薬チャンバで、チャンバ9bは、廃液を入れる廃液チャンバで、チャンバ12、13、4は、反応チャンバで、チャンバ18、6gは、一時的に溶液を保持するチャンバで、ジョイント10a〜10lは、溶液を空気の加圧減圧で移動させるための空気ジョイントである。
チャンバ間をつなぐ線は連通路16を示している。連通路には、連通路の開閉を行なう流路弁11a〜11cが形成されている。空気ジョイントからの圧力と流路弁を開閉することにより試薬溶液の連通路での移動方向を制御することができる。反応チャンバに試薬溶液が移動後、空気ジョイントからあふれ出ることを防止するために、反応チャンバと空気ジョイントとを連通する連通路には、リザーバ14a〜14cが配置されている。検体は、検体入口15から注入される。DNAマイクロアレイ3は、反応チャンバ4に配置されている。点線で示されている17は、検査装置の電磁石が生化学反応用カートリッジの流路に近づけられる位置である。
初期状態では、検体入口と空気ジョイントは閉じていて全体が密封されているためチャンバ6a〜6fに初期状態で注入されている試薬溶液は、チャンバから移動することはない。
図2は部材1の斜視図であり、図1に示した、チャンバや連通路等は、基板となる部材1の表面に窪みを設けることで形成されている。なお、図示していないが、チャンバ13は、DNAマイクロアレイ13を配するための部材1の裏面に貫通する凹部が形成されている。
生化学反応カートリッジは、上述のチャンバや試薬溶液等の溶液の流路となる連通路が掘り込まれた部材1と、後述する空気ジョイントや流路弁を構成する貫通孔と溝とが掘り込まれた部材2とを接合することにより構成され、接合面が垂直になる状態で使用される。
図1および図2にでは、チャンバや試薬溶液等の溶液の流路となる連通路が掘り込まれた部材1と、後述する空気ジョイントや流路弁を構成する貫通孔と溝とが掘り込まれた部材2とを接合する例を示しているが、連通路を空気ジョイントや流路弁を構成する貫通孔と溝とが掘り込まれた部材2にすべてあるいは一部を形成することも可能であることはいうまでもない。
連通路を部材1あるいは部材2の一方にのみ形成した場合、反応チャンバに溶液を注入する連通路と反応チャンバから気体を排出する流路はともに同一平面に形成され、連通路と気体を排出する流路のうちの一方が部材1に他方が部材2に形成されていても連通路と気体を排出する流路の1辺は同一平面状に形成されている。このような構成を取ることで生化学反応カートリッジを2種類の部材で構成することが可能となる。
又、反応カートリッジの気体の排出口は、カートリッジの一方の辺の方向にのみ形成されている。このような構成を取ることにより気体の排出口は、全ての反応チャンバは、液体を注入する際に溶液の面と対向する位置に気体の排出口が位置することが可能となる。
図3は、生化学反応カートリッジを反応チャンバ13の部分で切断した部分断面図である。部材1の接合面には、PCR(polymerase Chain Reaction)反応を行うチャンバ13となる凹部が形成され、部材1の接合部と対向する面には、PCR反応に必要な温度サイクルを与える検査装置のペルチェ素子を反応チャンバ13に接触させるためのきりかき20が掘り込まれている。図3に示すように、部材1と部材2とを接合させた際に部材2の反応チャンバと接合する部位に検査装置のペルチェ素子を反応チャンバ13に接触させるためのきりかき21が掘り込まれている。反応チャンバに例えばペルチェ素子のような熱源を接触させる場合、反応チャンバの両側から接触させることも反応チャンバのいずれか一方の側からだけ接触させることも可能である。
図10は、図1の反応チャンバ13の部分拡大図である。
図10(a)は、生化学反応カートリッジを、図1の接合面を水平に配置して溶液を反応チャンバ13に注入する場合の反応チャンバ13の拡大図示し、図10(c)は、接合面を垂直に配置して反応チャンバ13に溶液を注入する場合の拡大図を示し、図10(b)は、生化学反応カートリッジを水平面に対し若干角度を持たせた状態を示す図である。
生化学反応を行う反応チャンバは必要な溶液容量を確保し、かつ温度を制御するペルチェ素子に対し溶液の温度追従性を良くするためペルチェと接触する面積を大きくし、かつ深さをできるだけ浅くした偏平形状が望ましい。図1に示した形状の場合、必要な溶液量、通常10から数百マイクロリットルを確保しカートリッジに収まる大きさにするためチャンバは深さが10μmから1mmになる。
図10に示されるように、反応チャンバ13の下面から溶液を反応チャンバ13に溶液を注入すると溶液中の気泡は、溶液の表面に浮力によって集まってくる。反応チャンバ13は、図10(a)に示すように、面積の広い面を水平に保持して溶液を注入した場合、従来の側壁部に開口部を形成し該開口部から溶液を注入し、気泡を除去する方法に比べ、溶液から効率的に気泡を除去することが可能となる。この際に、生化学反応カートリッジを、図10(b)に示すように面積の広い面を水平40に対し角度41を設けて配置すると、図10(c)の溶液部の拡大図からわかるように溶液の表面積が狭くなり、溶液中の気泡の除去をより効率的に行なうことが可能となる。図10(d)は、偏平なチャンバをカートリッジの底面に対し垂直(面積の広い面を水平40に対し90度)にした状態である。この状態で溶液の表面積が最も狭くなり、同時に反応チャンバの溶液の深さがもっとも大きく取れるので溶液中の気泡の除去効率は、最も高い。
溶液を反応チャンバに注入する際に生化学反応カートリッジを配置した状態で気泡を除去するための空気ジョイントとの連通孔を形成する開口が溶液を注入した際の溶液の表面よりも高い位置に形成されていることが好ましい。
液面に気泡を集める点では、図10(e)のように、チャンバの形状を3角形状とし、液体を注入する開口部をチャンバの下面(3角形の底辺)形成し気泡を脱泡する気体排出口を3角形の頂部に形成すると効率的に気泡を脱泡することができる。尚、注入口は底辺の近傍に形成されていれば良いことは言うまでもない。
図10(f)に示すように、反応チャンバは、空気ジョイントとの連通孔近傍の断面積が小さいほうが連通孔近傍で溶液の表面積が小さくなるので気泡を効率良く除去することができる。
気泡を浮力により溶液の表面に集まるので、注入口と排出口との高低差が大きく、溶液の表面積波、狭い方が気泡を効率よく排出することができる。
部材1と2とはポリメタクリル酸メチル(PMMA)、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂が材料として好ましい材料である。
図4は生化学反応用カートリッジの要部の断面である。
部材1には、試薬チャンバ6、反応チャンバ12および廃液チャンバ9、チャンバ6、反応チャンバ12およびチャンバ9を連通する連通路7、空気ジョイント10と空気ジョイント10と試薬チャンバ6とを連通する連通路となる溝が形成されている。部材2には、空気ジョイント10、流路弁11および検体入り口15を構成する貫通孔と貫通孔よりも幅の広い溝が形成され、部材1と部材2とを接合することで形成されている。
空気ジョイント10、流路弁11および検体入り口15は、部材2を貫通する貫通孔と部材2の部材1と接合する部位に設けられた貫通孔よりも幅の広い溝とこの溝に配された弾性部材とから構成されている。弾性部材には、シリコンゴムあるいはフッ素ゴムのような素材を用いることが好ましい。
弾性部材は、部材1と部材2とで挟み込まれることで外部との流通を遮断している。
図5は、空気ジョイント部を拡大したものである。シリコンゴム、フッ素ゴムなどの弾性部材25を検査装置の電動シリンジポンプなどのポンプにつながる中空針26で突き刺しジョイントした状態を示している。中空針26で弾性部材25を突き刺しても、弾性部材の弾性により中空針26と弾性部材25との間は密封されるので、弾性部材25に中空針26を突き刺しても中空針26と弾性部材25との間から空気漏れが起こることはない。
図6は流路弁部を拡大したものである。部材2の溝に配置したシリコンゴム、フッ素ゴムなどの弾性部材27を、部材2に形成された貫通口を介して、検査装置の電磁ソレノイドなどにつながるピン27で弾性部材27を部材1に形成された流路7に押し付けることで流路を遮断することができる。
生化学反応用カートリッジは密閉されているので、空気ジョイント部から加圧されたチャンバから空気ジョイント部から減圧されたチャンバにしか液体の移動は起こらない。しかし反応チャンバの加熱により周囲のチャンバの空気が膨張して溶液の移動が起きて問題になる場合、流路弁を設け必要に応じて開閉することにより問題を解決できる。
図7は生化学反応用カートリッジの反応チャンバ4の部分の断面を示している。部材1の接合面には反応チャンバ6となる凹部が形成され、該凹部の接合面に対抗する面にDNAマイクロアレイ3を配置する凹部とさらにDNAマイクロアレイをDNAマイクロアレイ用読取装置により測定するための窓5およびDNAマイクロアレイ3上のDNAプローブとの間でハイブリダイゼーションに必要な温度を反応チャンバ4加える検査装置のペルチェ素子をマイクロアレイ3に密着させるきりかき20となる溝が掘り込まれている。
反応チャンバ4は増幅した検体DNAとDNAマイクロアレイ3上のDNAプローブとの間でハイブリダイゼーションを行い、ハイブリダイゼーションしなかった蛍光標識付きの検体DNAと蛍光標識の洗浄を行うことができる。
生化学反応用カートリッジは使用状態において、部材1と2が左右対称になるので流路、チャンバを部材2の側に設けることも可能である、図8は部材2にもチャンバを構成し、部材1側のチャンバと会わせて廃液チャンバの容量を増やした例である。
本発明の生化学反応用カートリッジは、流路の高低差を自由につけられるのでチャンバ内の溶液の移動を防止するために、流路を一旦チャンバ内の溶液水面より上にすることで水頭差の圧力で溶液が移動するのを防止することができる。この際に、毛細管力で流路内の溶液がチャンバ内の溶液より上に上がるのを防止するため、溶液水面より上に太くした流路31を設けている。
予め試薬溶液が蓄積されたチャンバから試薬溶液を移動して反応を起こさせる反応チャンバに蓄積された溶液は、例えば、連通路を溶液が移動する際に溶液中に気泡が巻き込まれる場合がある。気泡が巻き込まれた溶液を用いてDNAマイクロアレイ上のプローブと反応させる際に気泡により反応が阻害される場合があるが、溶液中の気泡は、チャンバ中に保持された状態で、浮力により溶液の上部に集まるので、チャンバの下部から試料又は試薬を内部に導入し、上部より空気を排出することで溶液中に巻き込まれた気泡を簡単に除去することが可能となる。
温度制御性を良くするためチャンバ形状を偏平にした場合は、溶液をチャンバに注入する際に、チャンバを垂直になるように配置する場合に比べて、チャンバを水平に配置すると溶液の表面に集まった気泡の排出効率が落ちるが、チャンバを傾けて排出口の位置が注入口の位置よりも高くすることで排出効率を改善することができる。
次に、本発明の生化学反応カートリッジをつかった検体の測定方法を説明する。この説明で用いられている生化学反応カートリッジは、図1〜3で構成を説明した生化学反応カートリッジである。
<ステップ1>
まず注射器を用いて血液等の検体を検体入口15より注入し、その後、検査装置にセットする。
<ステップ2>
試薬チャンバ6aには細胞壁を壊すEDTを含む第1の溶血剤が蓄積されている。空気ジョイント10aから加圧し同時に10iの空気ジョイントから減圧することにより溶血剤が反応チャンバ12に導かれる。その後、同様に界面活性剤などのタンパク質変性剤を含む第2の溶血剤の導入、DNAが吸着するシリカコーティングされた磁性体粒子の試薬チャンバ6への導入が行われる。(試薬チャンバは図示せず)細胞が溶解して出てきたDNAは磁性体粒子に付着する。
溶液が反応チャンバを満たした後、空気ジョイント10iが反応チャンバの近傍に設けられているので、空気ジョイント10iからあふれ出ないようリザーバ(溜め)14aが設けられている。
<ステップ3>
空気ジョイント10iから加圧し同時に空気ジョイント10jから減圧することによりチャンバ12の溶液をチャンバ18に移動させる。その際流路16の17の位置に近づけて配置されている検査装置の電磁石をオンにすることにより磁性体粒子とそれに付着したDNAが流路16の電磁石17の位置で捕捉される。
チャンバ18の溶液を一旦反応チャンバ12に戻し何回か移動を繰り返すと電磁石による磁性体粒子の捕捉効率が上がる。最後に溶液をすべて反応チャンバ12に戻す。
<ステップ4>
電磁石をオフにして空気ジョイント10bから加圧し同時に空気ジョイント10jから減圧することにより試薬チャンバ6bの洗浄液をチャンバ18に送る。このとき電磁石付近に捕捉さされていたDNAを捕捉した磁性体粒子が洗浄液とともに移動し洗浄が行われる。ステップ3と同様に溶液をチャンバ18と6bの間を数往復移動させよく洗浄を行った後、電磁石をオンにしてさらに数往復移動させDNAを捕捉した磁性体粒子を電磁石17付近に回収し、洗浄溶液は試薬チャンバ6bに戻しておく。
<ステップ5>
電磁石をオフにして空気ジョイント10cから加圧し同時に空気ジョイント10jから減圧することにより試薬チャンバ6cの抽出洗浄液をチャンバ18に送る。このとき、抽出洗浄液の作用によって磁性体粒子からDNAが分離する。
ステップ3と同様に溶液をチャンバ13と6bの間を数往復移動させよく溶出洗浄を行った後、電磁石17をオンにして数往復移動させ磁性体粒子のみを電磁石17付近に回収しDNAを含んだ抽出洗浄液をチャンバ18に送る。
<ステップ6>
空気ジョイント10jと10dから加圧し同時に空気ジョイント10kから減圧することによりチャンバ18のDNAを含んだ抽出洗浄液と試薬チャンバ6dのPCR用薬剤を反応チャンバ13に送る。その後空気ジョイント10dを閉じ、空気ジョイント10jと10kの加圧減圧を交互に行い溶液をチャンバ6dと反応チャンバ13の間で往復させ攪拌を行い、最後に溶液を反応チャンバ13に保持する。
ステップ3、4、5で溶液を往復させる際、溶液中に気泡を巻き込んでしまっても反応チャンバ13に溶液を保持した状態でしばらく待つと気泡は浮力で上部に集まるのでさらに空気ジョイント10kより吸引を行うと反応チャンバ13より気泡を容易に排出できる。
その後、検査装置のペルチェ素子を制御して、反応チャンバ13内の溶液を96℃の温度に10分保持した後に、96℃・10秒、55℃・10秒、72℃・1分の工程を30回繰り返し、溶出されたDNAにPCRを行って増幅する。
<ステップ7>
空気ジョイント10kから加圧し同時に空気ジョイント10lから減圧することにより反応チャンバ13の溶液を反応チャンバ4に移動する。更に、検査装置のペルチェ素子を制御して、反応チャンバ4内の溶液を45℃で2時間保ってDNAチップ3上のプローブとハイブリダイゼーションを行う。
<ステップ8>
空気ジョイント10lから加圧し同時に空気ジョイント10lから減圧することにより反応チャンバ4の溶液を廃液チャンバ9aに移動する。
その後空気ジョイント10eから加圧し同時に空気ジョイント10gから減圧することにより洗浄液が試薬チャンバ6eから反応チャンバ4を通りチャンバ6gに達する。
空気ジョイント10eと10gの加圧減圧を交互に行い、洗浄液を、反応チャンバ4内を往復させ洗浄を行う最後に洗浄液を廃液チャンバ9aに移動する。
このようにして、ハイブリダイゼーションしなかった蛍光標識付きの検体DNAと蛍光標識とが洗浄される。
<ステップ9>
空気ジョイント10fから加圧し同時に空気ジョイント10lから減圧することにより試薬チャンバ6fのアルコールが反応チャンバ4に満たされる。
空気ジョイント10lから加圧し同時に空気ジョイント10hから減圧することによりアルコールが反応チャンバ4から廃液タンク9aに送られる。
その後空気ジョイント10hを閉じ空気ジョイント10lから加圧し同時に空気ジョイント10eから減圧することにより空気が反応チャンバ4を通りチャンバ内を乾燥する。
<ステップ10>
DNAチップ3の裏面より図示しない良く知られたスキャナなどのDNAマイクロアレイ用読取装置により測定、解析を行う。
実施形態の生化学反応用カートリッジの反応チャンバ13の場所での断面図。 部材1の接合面側から見た斜視図。 部材1の接合面側から見た構造図。 生化学反応用カートリッジの空気ジョイント部分、流路部分の断面図。 空気ジョイントの詳細図。 流路弁の詳細図。 生化学反応用カートリッジの反応チャンバ4の断面図。 容量チャンバの断面図 容量チャンバと連通路の断面図 反応チャンバの拡大図 従来のチャンバの拡大図
符号の説明
1、2 生化学反応用カートリッジ構造部材
3 DNAマイクロアレイ
4 ハイブリ反応チャンバ
5 DNAマイクロアレイ読取用の窓
6a〜6f 試薬チャンバ
6g チャンバ
7、16 流路
9 廃液チャンバ
10 空気ジョイント
11 流路弁
12 検体処理用反応チャンバ
13 PCR増幅用反応チャンバ
14 リザーバ
15 検体入口
17検査装置の電磁石の位置
20、21 検査装置のペルチェ素子を接触させるためのきりかき
25 空気ジョイント弾性部材
26 中空針
27 流路弁弾性部材
28 ソレノイドピン
30 部材2に設けたチャンバ
31 太くした流路

Claims (10)

  1. 少なくとも検体を生化学処理するための溶液が収納可能に構成された溶液チャンバと、前記溶液と検体とを反応させる反応チャンバと、前記溶液チャンバおよび前記反応チャンバとの間を連通する連通路とを備えた生化学反応用カートリッジであって、
    前記生化学反応用チャンバは、少なくとも前記溶液チャンバに蓄積された前記溶液を、前記連通路を介して前記生化学反応チャンバに注入する注入口、および前記生化学反応チャンバ内の気体を、生化学反応カートリッジ表面に形成された気体排出口から排出路を介し排出する排出口を有し、
    前記空気排出口が、前記溶液の注入時に前記溶液の面よりも高く、且つ、前記溶液の液面に対向する位置に配置されていることを特徴とする生化学反応用カートリッジ。
  2. 前記排出口が、前記注入時の前記チャンバの上面に配置されている請求項1に記載の生化学反応用カートリッジ。
  3. 前記連通路と前記排出路とが、同一平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の生化学反応用カートリッジ。
  4. 前記溶液を前記反応チャンバに注入する注入口が、前記チャンバ内に蓄積された溶液で覆われる位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の生化学反応用カートリッジ。
  5. 前記注入口が、前記反応チャンバの最下面に配されていることを特徴とする請求項4に記載の生化学反応カートリッジ。
  6. 前記チャンバに空気圧を印加する連通路に溜めが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の生化学反応用カートリッジ。
  7. 少なくとも前記反応チャンバ間を連通する連通路に開閉可能な弁を1箇所以上設けることを特徴とする請求項1または2に記載の生化学反応用カートリッジ。
  8. 前記反応チャンバは、前記生化学反応用カートリッジの底面に垂直な断面に対する深さが10μmから1mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の生化学反応カートリッジ。
  9. 前記生体カートリッジの底面積が、前記生体カートリッジを底面に垂直な面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の生化学反応カートリッジ。
  10. 少なくとも検体を生化学処理するための溶液が収納可能に構成された溶液チャンバと、前記溶液と検体とを反応させる反応チャンバと、前記溶液チャンバおよび前記反応チャンバとの間を連通する連通路とを備えた生化学反応用カートリッジであって、
    前記生化学反応用チャンバは、少なくとも前記溶液チャンバに蓄積された前記溶液を前記生化学反応チャンバに注入する注入口、および前記生化学反応チャンバ内の空気を排出する排出口を有し、
    前記反応チャンバに前記溶液を注入する際に、前記溶液を前記反応チャンバの下部に形成された前記注入口から導入し、前記溶液中に発生した気泡を前記溶液の面に対向する位置に配された気体排出口から排出することを特徴とする生化学反応カートリッジ内での溶液の移動方法。
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