JP2006246571A - リラクタンスモータ - Google Patents

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剛 樋口
Jun Koyama
小山  純
Takashi Abe
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Abstract

【課題】 振動、騒音を抑え、さらにトルク特性の向上を図ると共に、機械的強度を増し、製造を容易にしたリラクタンスモータを提供する
【解決手段】 複数の磁極24を有する固定子22と、非磁性導電性部材27内に固定子22の磁極数と異なる複数の磁性セグメント25を埋め込んでなる円柱形状の回転子26とを有し、固定子22に、それぞれ1つの相をなすように、一対の相対向する隣合う磁極間を回転軸29に沿う方向に電流が流れるような固定子巻線28が施されて成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リラクタンスモータに関する。
リラクタンスモータは、スイッチトリラクタンスモータ(SRモータまたはSRM)とシンクロナスリラクタンスモータ(SynRM)に大別される。これらのスイッチトリラクタンスモータやシンクロナスリラクタンスモータ等のリラクタンスモータは、一般に回転子が鉄のみで構成され、構造が簡単で堅牢であり、安価であり、高速回転にも適していることから、近年、工作機械、油圧ポンプ、家庭用電化製品、電気自動車などへの応用等で実用化が期待されている。
図21にVR(バリアブルリラクタンス)形SRモータの概略を示す。このVR形SRモータ221は、円筒状の内壁にコイルにより励磁される複数の磁極223〔223A,223B,223C,223A′,223B′,223C′〕を一体に有した固定子222と、この固定子222の内側に磁極223の数と異なる複数の磁極225〔225A,225A′,225B,225B′〕を有する回転子224とを備え、固定子222の各磁極223にコイル226が巻装されて成る。この例では、6極の固定子222と4極の回転子224とにより形成され、各向かい合った磁極のコイル226を直列に結線して1相分として3相励磁となるように構成される。固定子222及び回転子224は強磁性材の例えば鉄で形成される。
このVR形SRモータ221は、AーA′相のコイル226に直流電流を流して固定子222の磁極223A,223A′が励磁されると、リラクタンス(磁気抵抗)が最小になるようにトルクが発生し、回転子224が回動する。すなわち、磁束233が固定子222の磁極223A(N極)から発し、回転子224の磁極225A,225A′を通過し、固定子222の磁極223A′へ戻る閉磁路を構成する(固定子222内ではS極からN極へ戻る)が、このとき磁極223A、225A間、磁極223A′、225A′間の間隙が大きく、また間隙を挟んで対向する両磁極の対向面積が小さいことによって、磁束233が曲げられ、磁気抵抗が大きくなる(図22参照)。この磁気抵抗を最小にするためのトルク(いわゆるリラクタンストルク)が生じ回転子224が回動する。磁極223Aと磁極225A、磁極223A′と磁極225A′が丁度対向する位置に回動したときに、間隙が小さく且つ対向する磁極の対向面積が最も大きくなるので、磁気抵抗が最も小さくなり、A相の励磁による回動は停止する。この動作を利用して、順次BーB′相、CーC′相を励磁して行くことで回転軸229を中心に回転子224が回転する。
また、図19に、従来提案されている磁性セグメント構造の回転子を有するスイッチトリラクタンスモータの概略構成を示す。このスイッチトリラクタンスモータ121は、円筒状体123の内壁に複数の磁極124〔124A,124B,124C,124A′,124B′,124C′〕を一体に有した固定子122と、この固定子122に対して磁極124に対向するように磁極124の数と異なる複数の磁性セグメント125〔125A,125A′,125B,125B′〕を所要の持具にて中空保持した回転子126とを備え、固定子122にそれぞれ1つの相をなすように、一対の相対向する隣合う磁極124間を回転軸129に沿う方向に電流が流れるような固定子側のコイル128を巻装して構成される。この例では、6極の固定子122と4極の回転子126とにより構成される。固定子122及び回転子126の磁性セグメント125は、強磁性材、例えば鉄で形成される。
このスイッチトリラクタンスモータ121は、AーA′相のコイル128に直流電流を流して、それぞれのコイル128の両側の磁極124A及び124C′、磁極124A′及び124Cが励磁され、回転子側の磁性セグメント125との間に働くリラクタンストルクにより、回転子126が回動し、これより順次BーB′相、CーC′相を励磁して行くことで回転軸129を中心に回転子126が回転する。図19では、回転子126の磁性セグメント125B,125B′が固定子122のCーC′相の位置にある状態を示している。
図21に対応したスイッチトリラクタンスモータの例は、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
また,図19に対応したスイッチトリラクタンスモータの例は、非特許文献(国際学会)1や非特許文献2で発表されている。
特開2002−272071号公報 特開2000−78805号公報 B. C. Mecrow, J. W. Finch, E. A. EI-Kharashiand A. G. Jack: "The Design of Switched Reluctance Motors with Segmental Rotors" Conference Record of ICEM 2002 No. 336(2002) B. C. Mecrow, J. W. Finch, E. A. EI-Kharashi and A. G. Jack: "Switched Reluctance Motors with Segmental Rotors" IEE Proc. of Electr. Power Appl., Vol. 149, No. 4, pp. 245-254 (2002)
ところで、図21のVR形SRモータ221においては、通常使われている誘導モータや同期モータ等の交流機に比べてトルク/容積比が小さく、トルク脈動や振動、騒音が大きいなどの欠点があり、実用化され難いのが現状である。振動、騒音を抑えるために磁極数を増やしたり、磁極形状を工夫するなどの提案があるが、根本的な解決策ではなく、また、トルク特性を改善するために永久磁石を併用したり、カットした巻鉄心を背中合せに張り合わす構造にする等、複雑な構造となっていた。
一方、図19に示すような、極毎に独立した磁路を持つセグメント構造の回転子鉄心を有するSRモータ121においては、トルク特性の改善を図ることができるが、しかし、実際には回転子126の磁性セグメント125を中空で保持することが困難であり、製造が難しい。このことは、機械的強度が弱く、振動や騒音を引き起こす原因にもつながる。しかも、図20に示すように、励磁によって発生する磁束133の一部が回転子の磁性セグメント間の空間、すなわち空気中を通る漏れ磁束133Aとなり、モータ出力となるリラクタンストルクに影響する有効磁束が低減するという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑み、トルク脈動や振動、騒音を抑え、さらにトルク特性の向上を図ると共に、機械的強度を増し、製造を容易にしたリラクタンスモータを提供するものである。
本発明に係るリラクタンスモータは、複数の磁極を有する固定子と、非磁性導電性部材内に固定子の磁極数と異なる複数の磁性セグメントを埋め込んでなる回転子とを有し、固定子に固定子巻線が施されていることを特徴とする。
本発明のリラクタンスモータは、回転子を柱形状となし、固定子にそれぞれ1つの相をなすように、一対の相対向する隣合う磁極間を回転軸に沿う方向に電流が流れるような固定子巻線を施して、スイッチトリラクタンスモータとして構成することができる。
本発明のリラクタンスモータは、回転子を柱形状となし、固定子に回転磁界を発生させるための二相以上の多相の固定子巻線を施して、シンクロナスリラクタンスモータとして構成することができる。
本発明の好ましい形態は、回転子の各磁性セグメントを、回転軸と直交する面内で扇形状に形成した構成とする。
本発明のさらに好ましい形態は、回転子の各磁性セグメントが、回転軸と直交する面内で両端が切断された円弧形状に形成された構成とする。
本発明のさらに好ましい形態は、回転子の磁性セグメントを積層構造で形成した構成とする。この磁性セグメントは、渦電流が生じ難い圧粉磁心で形成することもできる。
本発明のさらに好ましい形態は、固定子巻線に脈動する電流が供給される構成とする。
本発明に係るリラクタンスモータによれば、いわゆるセグメント構造の回転子を有するリラクタンスモータにおいて、その回転子を非磁性導電性部材内に磁性セグメントを埋め込んで形成するので、固定子巻線に電流を流して固定子の磁極を励磁したとき、非磁性導電性部材により磁束が回転子ギャップ中を回転子外周表面に対して接線方向に分布し、リラクタンストルクが大きくなる。このとき、磁束が非磁性導電性部材に入ろうとすると、それを打ち消す方向に渦電流が発生し、磁束が通りにくくなるため、磁束がより回転子外周表面に対して接線方向に分布しトルク特性がより向上する。
固定子に生じた磁束は、従来型に比べて回転子外周表面に対する接線方向成分が大きく、固定子及び回転子に対向する方向である垂直方向成分(ラジアル方向成分)が小さくなるため、1極当たりの垂直力(ラジアル力、磁気吸引力)自体が小さくなる。さらに、例えば6極の固定子と4極の回転子とからなるスイッチトリラクタンスモータの場合で説明すると、従来のVR形リラクタンスモータの2磁極が励磁されるに対して、4磁極が励磁されることになり、吸引箇所も分散される。そのため、振動、騒音を大幅に軽減することができる。
回転子が磁性セグメントを非磁性導電性部材に埋め込んだ柱形状に形成されるときは、構造が堅牢で高速回転に耐える。しかも、焼きばめとそれに続く研磨(グラインド)のように、回転子の製造が簡単且つ容易になりセグメント構造のリラクタンスモータの実用化を促進することができる。
回転子の磁性セグメントが、回転軸と直交する面内で扇形状に形成されているので、磁束の曲がりを大きく、すなわち磁束がより回転子外周表面に対して接線方向へ分布し、リラクタンストルクを大きくすることができる。
回転子の磁性セグメントが、回転軸と直交する面内で両端が切断された弧形状に形成されるときは、磁性セグメントの製造および挿入作業が容易になり、精度よく回転子を製造することができる。
回転子の磁性セグメントを積層構造で形成するときは、磁性セグメントでの渦電流損を小さくすることができる。
固定子巻線に脈動する電流を供給するときは、非磁性導電性部材に発生する渦電流をより大きくすることができ、トルクの発生に寄与しない漏れ磁束を打ち消してよりリラクタンストルクを大きくすることができる。
以下、図面を参照して本発明に係るリラクタンスモータの実施の形態を説明する。
図1に、本発明のリラクタンスモータをスイッチトリラクタンスモータに適用した実施の形態の概略構成を示す。本実施の形態に係るスイッチトリラクタンスモータ21は、円筒状体23の内壁に等角間隔を置いて突出するように複数の磁極24〔24A,24B,24C,24A′24B′,24C′〕を一体に有した固定子22と、この固定子22内に配置され、非磁性導電体、すなわち非磁性導電性ブロック27内に磁極24に対向するように固定子22の磁極数と異なる複数の磁性セグメント25〔25A,25B,25A′,25B′〕を等角間隔に配置するように埋め込んでなる柱形状、本例では円柱形状の回転子26と、固定子巻線、すなわち固定子22に巻装したコイル28とを有して構成される。回転子26の中心には回転軸29が取付けられている。
本例では、固定子22の磁極24を6極とし、回転子26の磁性セグメント25を4極としたセグメント構造の回転子を有する3相励磁型のスイッチトリラクタンスモータとして構成される。
回転子26を構成する非磁性導電性ブロック27は、アルミニウム、アルミニウム合金、あるいは銅、真鍮などの銅合金、その他の非磁性導電性金属で形成することができる。本例ではアルミニウムで非磁性導電性ブロック27が形成される。一方、磁性セグメント25は、強磁性材で形成される。本例では鉄材により磁性セグメント25が形成される。磁性セグメント25は、回転軸29と直交する面内で固定子22の磁極24と対向する側が広がり、後端にくびれ部が形成されるように広がる後端部25bを有するような扇形状に形成される。この磁性セグメント25は、回転軸方向に複数の薄板を絶縁膜を介して積層した積層構造に形成することが好ましい。例えば、表面に絶縁ワニス等を焼き付けた0.3〜0.5mmの薄い鋼板を積層して磁性セグメント25を形成することができる。磁性セグメント25はまた、渦電流が生じにくい圧粉鉄心で形成することもできる。
円筒状体(バックアイアンまたは継鉄)23と磁極24からなる固定子22は、強磁性材で形成される。本例では磁性セグメント25と同様に鉄材により積層構造で、または渦電流が生じにくい圧粉鉄心で形成される。磁極24は、扇形状の磁性セグメント25に合わせて、磁性セグメント25に対向する側が広がるように、先端側に笠部分30が形成される。
固定子22に巻装するコイル28は、それぞれ1つの相をなすように一対の相対向する磁極間の空間、すなわち相対向している隣合う磁極間を回転軸29に沿う方向に電流が流れるように巻回される。本例では図2に示すように、円筒状体23の表面に沿い、1相目(AーA′相)のコイル28をA′相の磁極24Cと磁極24A′間を回転軸29に沿い紙面の反対側(裏面)に達し、さらに円筒状体23の裏面に沿ってA相の磁極24Aと磁極24C′間を回転軸29に沿って紙面の表面に達するように巻回される。2相目(BーB′相)のコイル28、3相目(CーC′相)のコイル28も、同じように巻回される。 ここでは、このコイルの巻き方を全節巻(または単層巻)と定義する。また、ここでは、コイル28が巻装される対をなす磁極間では、回転軸29を挟んで磁極間が対向する場合、あるいは回転軸を挟まないで磁極間が対向する場合、そのいずれも、対の磁極間が相対向する関係にあると定義する。
次に、このスイッチトリラクタンスモータ21の動作を説明する。
例えば、AーA′相のコイル28に直流電流を流すと、相対向するそれぞれのコイル28の両側(すなわち、コイル28を挟む両側)の磁極24Aと24C′、磁極24Cと24A′がそれぞれ励磁され、回転子磁性セグメントとの間に働くリラクタンストルクにより、回転子26が図1において反時計方向に回動する。すなわち、図3Aに示すように、コイル28に流れる電流により、磁極24A−磁極24C′−磁性セグメント25Aを通る磁束33、及び磁極24A′−磁極24C−磁性セグメント25A′を通る磁束33′が発生する。この磁束33、33′は、図22のVR形スイッチトリラクタンスモータにおける磁束233が回転子224の中心軸を通り回転子ギャップ(エアギャップ)において回転子外周表面に対し垂直に通る閉磁路ではなく、磁束33、33′が回転子ギャップ34において回転子外周表面に沿う方向に通る磁路を形成する。このとき、磁束33、33′は磁性セグメント25A、25A′の扇形状の一方の先端と磁極24C′、24Cとの間の磁気抵抗の低いところを通ることにより、曲げられて不均一な磁束密度の磁束になる。この不均一な磁束密度を均一になるように、すなわち磁気抵抗を最小にするためのリラクタンストルクが発生する。このリラクタンストルクにより回転子26は図3Aにおいて反時計方向に回動し、図3Bに示すように、磁束密度が均一になるように、磁性セグメント25Aと磁性セグメント25A′が、それぞれ固定子22の丁度AーA′相に対応する磁極24A及び24C′間と、磁極24A′及び24C間に均等に跨がる状態で回転を停止する。そして、順次B−B′相、C−C′相を励磁して行くことで回転子26は反時計方向に回転する。
本実施の形態では、回転子26の磁性セグメント25が非磁性導電性であるアルミニウムブロック27に埋め込まれているため、アルミニウムブロック27で磁束33、33′がより回転子ギャップ34で回転子外周表面に沿うように曲げられる(図3A参照)。さらにアルミニウムブロック27に磁束33、33′が入ろうとすると、それを打ち消す方向に渦電流が発生し、磁束33、33′が通り難くなり、磁束33、33′が回転子ギャップ34で回転子外周表面に対して、より接線方向に分布し、リラクタンストルクがより向上する。
一方、固定子22において生じた磁束33、33′は、回転子ギャップ34での接線方向(回転子外周表面方向)の成分が大きく、回転子ギャップ34で回転子外周表面に直交するいわゆる垂直方向(ラジアル方向)の成分が小さいため、磁極24の1極当たりの磁性セグメント25を磁気吸引する力、いわゆる垂直力が小さくなる。さらに、本例の固定子6極、回転子4極の場合、4極の磁極24A,24C′,24C,24A′が励磁されるため、磁気吸引箇所も分散される。この垂直力の時間変化がSRモータの問題点の一つである振動、騒音の原因となるため、本実施の形態では、振動、騒音が大幅に低減される。
また、回転子26の磁性セグメント25を複数の薄い鋼板を重ねた積層構造とするときは、磁性セグメントに生じる渦電流損が低減される。
本実施の形態に係るスイッチトリラクタンスモータ21によれば、回転子26として非磁性導電性ブロック27内に磁性セグメント25を埋め込んだ円柱構造に形成されるので、回転子26が構造堅牢で高速回転にも耐えることができる。すなわち、磁性セグメント25と非磁性導電性ブロック27を別々に作成し、焼きばめ等によって磁性セグメント25を非磁性導電性ブロック27に挿入し、グラインド等により寸法精度を増すことができる。磁性セグメント25が扇形状に形成されるので、扇形状の先端での磁束の集中が大きくなり、リラクタンストルクをより大きくすることができる。しかも、扇形状の要部の後端部25bが埋め込まれた後のストッパとして機能し、高速回転したときにも非磁性導電性ブロック27から磁性セグメント25が抜け出すことが防止できる。
また、回転子26の製造を簡単且つ容易にすることができ、精度よくこの種のセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータを作ることができる。特性的には非磁性導電性ブロック27による磁束打ち消し作用により、磁束が通り易い(d軸)方向のインダクタンス、いわゆるd軸インダクタンスLdと、磁束が通りにくい(q軸)方向のインダクタンス、いわゆるq軸インダクタンスLqとの比Ld/Lqが増加してトルク/容積比を増加することができる。従って、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ21はリラクタンストルクの向上を図ることができる。固定子22の磁極24が励磁されて吸引される磁気吸引力(垂直力、ラジアル力)が分散されるので、振動、騒音を軽減するとこができる。
次に、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータの効果を、従来のスイッチトリラクタンスモータとの比較で詳述する。
先ず、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータを、図21、図22のVR形のスイッチトリラクタンスモータと比較する。
図21、図22の従来のVR形スイッチトリラクタンスモータ221では、回転子224と固定子222の磁極が対向したとき、磁束233が回転子224と固定子222間の回転子ギャップを回転子外周表面に対して垂直に通るため、固定子222の磁極223と回転子224の磁極225間での磁気吸引力(垂直力)が大きい。例えば、固定子6極、回転子4極の場合、常に固定子222の磁極223のうち、2極(例えば図示の場合は磁極223A,223A′)のみが励磁されるために、大きな垂直力に吸引されて固定子222が変形し、電流が切れる際に元に戻るため、スイッチが切り替わるたびに、大きな振動や騒音が発生することになる。
これに対し、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ21では、上述したように固定子22で発生した磁束33、33′は回転子ギャップ34での回転子外周表面に対する接線方向成分が大きく、回転子ギャップ34での回転子外周表面に対する垂直方向成分が小さくなるので、1極当たりの磁気吸引力が小さくなり、さらに吸引力発生箇所が4極(例えば図示の場合は磁極24A,24C′24C,24A′)に分散されるので、振動、騒音が大幅に低減する。上述した扇形状の磁性セグメント(鉄心)を用いた場合、1極あたりの垂直力が76%減少することを確認している。また、従来例に比べてリラクタンストルクにかかわる固定子側の磁極数が2倍になるので、モータの体積が同じ場合、磁束の利用率が高まる。上述した扇形状の磁性セグメント(鉄心)を用いた場合、トルクが40%程度増加することを確認している。
次に、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータを、図19、図20の従来のセグメント構造の回転子を有するスイッチトリラクタンスモータと比較する。
図19、図20の従来のスイッチトリラクタンスモータ121では、互いの磁性セグメント125〔125A,125B,125A′125B′〕を磁気的に絶縁するために、中空状態で固定することが困難であり、実用化に難点がある。また、軸129を非磁性材とする必要がある。
これに対して、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ21では、磁性セグメント25を非磁性導電性ブロック27に埋め込んで回転子26を円筒形状に形成することにより、回転子26の製造が簡単且つ容易になる。すなわち、例えば外側から持具で固定したり、非金属(例えば樹脂)等で磁性セグメントを固定する場合に比べて製造が簡単、容易になる。このことは、振動、騒音の軽減にも寄与する。
さらに本実施の形態では、回転子26における磁性セグメント25を非磁性導電性ブロック27で保持しているので、磁束33、33′が非磁性導電性ブロック27に入ろうとしたとき、それを打ち消す方向に渦電流が発生し、磁束33、33′がより非磁性導電性ブロック27内を通りにくくなる。このため、磁束33、33′が回転子ギャップ34で回転子外周表面に対して、より接線方向に分布することになり(図3A参照)、トルク特性を向上させる。
次に、本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの解析結果を説明する。
本発明に係るセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータという)の各部の寸法とトルクの関係を解析する。図4にセグメント構造のSRモータの解析モデルを示す。この解析モデルは、制約条件として、モータ長さを200mm、固定子22の外径を160mm、回転子26の外径を89.4mm、回転子ギャップ長gを0.3mm一定とした。
図5は、回転子の磁性セグメント(鉄心)25の周縁から軸方向に向かう深さdのトルクに及ぼす影響を示したグラフである。固定子22の外形を160mm、回転子26の外形を89.4mm、回転子歯幅(すなわち磁性セグメントの歯幅であり、δaを回転中心からの角度で表す)δaを60°、固定子22の磁極笠部分幅を示す回転中心からの角度δcを43°一定の条件において、回転子26の磁性セグメント深さdを変化させてトルク解析を行った。図5は磁性セグメント深さdをパラメータとして示す。
図5より、磁性セグメント深さdが増加するに従って、磁界が通りやすくなるため最大トルクが増加するが、回転子角度20ー30°では回転子ギャップ磁束の傾きが鈍り平均トルクは減少して行く。dの増加による最大トルク増加の現象はd=14mm程度で飽和の傾向を示し、磁性セグメント深さdが14mmにおいて平均トルクが最大となった。平均トルクTavは、d=10mmにおいてTav=11.03N−m、d=14mmにおいてTav=11.35N−m、d=18mmにおいてTav=11.08N−mであった。
図6は、回転子歯幅δaのトルクに及ぼす影響を示したグラフである。回転子の磁性セグメント深さdを14mm、固定子外形一定の条件で回転子歯幅δaを変化させてトルクに及ぼす影響を検討した。ただし、この際に回転子歯幅δaを変化させる度に回転子極間の幅、すなわち磁性セグメント間の幅δbも変化し、δaとδbの和が常に90°となるような構造とした。図6は回転子歯幅δaをパラメータとして示す。
図6より、回転子歯幅δaを大きくすることにより、回転子角度0°における始動トルクは増加するが、最大トルクをとる回転子角度が減少し、最大トルクを取った後、トルクは減少して、回転子角度30°でトルクは0になる。δaを大きくするとトルク立ち上がりが早くなり結果的に平均トルクは減少して行くことが分かる。回転歯幅δaは68°において平均トルクは最大となった。δa=60°においてTav=11.35N−m、δa=68°においてTav=12.06N−m、δa=80°においてTav=11.03N−mであった。
次に、適切な磁性セグメントの深さdと回転子歯幅δaの組み合わせを決定するために、回転子歯幅δaを変化させる度に磁性セグメントの深さdを変化させ、トルク解析を行った。図7に、回転子歯幅δaをパラメータとして磁性セグメントの深さdにおける平均トルクを示す。図7より、回転子歯幅δaがどの角度においても、図5の結果と同様に、磁性セグメントの深さdを増加することにより最初平均トルクは増加し、最大値を取った後、平均トルクは減少して行くことが分かる。また、図6の結果と同様に、磁性セグメントの深さdが14mm、回転歯幅δaが68°において平均トルクが最大であった。
次に、回転子の磁性セグメントの深さdを14mm、回転子歯幅δaを68°、固定子の外径一定の条件において、固定子の磁極笠部分30の幅δcを変化させ、トルク解析を行った。図8において角度−トルク特性を示す。この図8より、笠部分幅δcを増加すると、始動トルクは増加するが、最大トルクを出す角度域が減少し結果的に平均トルクも減少して行く傾向が見られた。磁性セグメントの深さdが14mm、回転子歯幅δaが68°、固定子の磁極笠部分幅δcが35°において、平均トルクが最大となった。δc=30°においてTav=11.37N−m、δc=35°においてTav=12.26N−m、δc=52°においてTav=11.64N−mであった。
図9は、従来のVR形SRモータと、従来のセグメント構造の回転子を有するSRモータと、本発明に係るセグメント構造の回転子を有するSRモータとのトルク特性の比較グラフである。図9に示すように、磁性セグメントの厚さdを14mm、回転子歯幅δaを68°、固定子磁極笠部分幅δc=35°の本発明に係るセグメント構造のSRモータと、同寸法の従来に係るセグメント構造のSRモータと、従来のVR型SRモータを比較するため、同じサイズの固定子、回転子をもつモデルを作成した。コイルに図10に示す電流を流して検証した。
図9において、曲線aは本発明に係るセグメント構造のSRモータのトルク特性、曲線bは従来例に係るセグメント構造のSRモータのトルク特性、曲線cは従来例のVR形SRモータのトルク特性である。この図9より、セグメント構造のSRモータ(曲線a,b参照)はVR形SRモータに比べて平均トルク、最大トルク共に増大することが確認できる。平均トルクにおいて40%程度のトルク増大が確認できた。さらに、本発明に係るセグメント構造のSRモータは、従来例のセグメント構造のSRモータに比べて平均トルク、最大トルク共に増大することが確認できる。
平均トルクについて見ると、本発明に係るセグメント構造のSRモータが10.34N−m、従来例のセグメント構造のSRモータが10.07N−m、従来例のVR形SRモータが7.40N−mである。
図11において、前項と同じ条件で、曲線aは本発明に係るセグメント構造のSRモータの1極あたりの垂直力特性、曲線bは従来例に係るセグメント構造のSRモータの1極あたりの垂直力特性、曲線cは従来例のVR形SRモータの1極あたりの垂直力特性である。この図11より、セグメント構造のSRモータ(曲線a,b参照)はVR形SRモータに比べて1極あたりの垂直力は最大値、平均値共に大幅に減少することが確認できる。平均値において76%程度の1極あたりの垂直力の減少が確認できた。さらに、本発明に係るセグメント構造のSRモータは、従来例のセグメント構造のSRモータに比べて1極あたりの垂直力が若干減少することが確認できる。
1極あたりの垂直力の平均値について見ると、本発明に係るセグメント構造のSRモータが550N、従来例のセグメント構造のSRモータが578N、従来例のVR形SRモータが2,244Nである。
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。
図12は、本発明に係る回転子及びその磁性セグメントの他の例を示す。本実施の形態の磁性セグメント35は、図12Aに示すように、両端が切断された円弧形状に形成される。すなわち、円弧と直線に囲まれ両側先端が切断された形状である。この場合、両端の円弧端が非鋭角となるように切断されることが好ましく、本例では切断線と上記直線に直角な垂線とのなす角θが0°を越える全体として略台形状をなすように磁性セグメント35が形成される。本例では角θが15°程度である。そして、図12Bに示すように、このような形状の磁性セグメント35を複数、図12Bの例では4個、非磁性導電性ブロック27に等角間隔を置いて埋め込んで回転子26が形成される。
図12に示す本実施の形態に係る回転子26によれば、磁性セグメント35が略台形となるように両端が切断された円弧形状に形成されるので、磁性セグメント35のエッジ部分の機械的強度が強くなり、非磁性導電性ブロック27に磁性セグメント35を埋め込む作業が簡単になり、精度よく回転子を作成することができる。また、磁性セグメント35が台形状をなすように底辺が幅広に形成されているので、この幅広部分の両側端面がストッパとなって回転子が高速回転したときにも、磁性セグメント25に比べて非磁性導電性ブロック27から磁性セグメント35が離脱しにくくすることができる。
上述の実施の形態では、6極の固定子と4極の回転子を持つスイッチトリラクタンスモータに適用したが、固定子及び回転子の極数は種々異ならして構成することができる。図13に各種のスイッチトリラクタンスモータの実施の形態を示す。
図13Aは、6極の固定子22と4極の回転子26を持ち、AーA′相、BーB′相、CーC′相の3相固定子巻線を設けて、3相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである(極数は図1と同じ)。
図13Bは、12極の固定子22と8極の回転子26を持ち、A1 ーA1 ′相、B1 ーB1 ′相、C1 ーC1 ′相、A2 ーA2 ′相、B2 ーB2 ′相、C2 ーC2 ′相の3相固定子巻線を設けて、3相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである。A1 ーA1 ′相とA2 ーA2 ′相、B1 ーB1 ′相とB2 ーB2 ′相、C1 ーC1 ′相とC2 ーC2 ′相のコイルは、それぞれ並列もしくは直列接続され、同じ電圧もしくは同じ電流が同時に供給される。
図13Cは、6極の固定子22と8極の回転子26を持ち、AーA′相、BーB′相、CーC′相の3相固定子巻線を設けて、3相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである。
図13Dは、8極の固定子22と6極の回転子26を持ち、AーA′相、BーB′相、CーC′相、DーD′相の4相固定子巻線を設けて、4相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである。
図13Eは、16極の固定子22と12極の回転子26を持ち、A1 ーA1 ′相、B1 ーB1 ′相、C1 ーC1 ′相、D1 ーD1 ′相、A2 ーA2 ′相、B2 ーB2 ′相、C2 ーC2 ′相、D2 ーD2 ′相の4相固定子巻線を設け、4相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである。A1 ーA1 ′相とA2 ーA2 ′相、B1 ーB1 ′相とB2 ーB2 ′相、C1 ーC1 ′相とC2 ーC2 ′相、D1 ーD1 ′相とD2 ーD2 ′相のコイルは、それぞれ並列もしくは直列接続され、同じ電圧もしくは同じ電流が同時に供給される。
ここで、A1 とA1 ′、A2とA2 ′、B1 とB1 ′、B2 とB2 ′、C1 とC1 ′、C2 とC2 ′、D1 とD1 ′、D2 とD2 ′は、それぞれ相対向する位置にあると定義する。
図13Fは、12極の固定子22と16極の回転子26を持ち、A1 ーA1 ′相、B1 ーB1 ′相、C1 ーC1 ′相、A2 ーA2 ′相、B2 ーB2 ′相、C2 ーC2 ′相、の3相固定子巻線を設け、3相駆動モータとして構成されたスイッチトリラクタンスモータである。A1 ーA1 ′相とA2 ーA2 ′相、B1 ーB1 ′相とB2 ーB2 ′相、C1 ーC1 ′相とC2 ーC2 ′相のコイルは、それぞれ並列もしくは直列接続され、同じ電圧もしくは同じ電流が同時に供給される。
上述の図13A〜Fに示す本実施の形態に係るスイッチトリラクタンスモータにおいても、前述した実施の形態と同様の効果を奏する。極数を増やすことにより、より振動、騒音を軽減することができる。
一方、本発明のスイッチトリラクタンスモータのさらに他の実施の形態は、固定子22の巻線(コイル)に供給する電流として、一定電流に代えて、脈動(振動)する直流電流を供給した構成とする。このように脈動する直流電流を供給することにより、固定子22の磁極24を励磁したときに回転子26の非磁性導電性ブロック27に生じる渦電流が増し、さらに磁束の回転子ギャップの回転子外周表面に対して接線方向の成分を増やし、リラクタンストルクを大きくすることができる。
渦電流を発生する起電力eは、次の式で表すことができる。すなわち、時間とともに変化する磁束をΦ、時間をt、磁束の変化分をdΦ、時間の変化分をdt、時間と共に変化しない磁界の磁束密度をB、その中を長さlの導体が速度vで運動すると、
e=−dΦ/dt+vBl
1項は磁束が時間で変化することで渦電流を発生する起電力であり、2項は、磁界が動くことで渦電流を発生する起電力である。一定の電流を与えると、2項の現象による渦電流しか発生しない。時間と共に変化する電流を与えると磁束が時間変化し、2項に加えて1項の現象による渦電流も同時に発生することになる。
モータ駆動用の指令電流を得るには、通常PWM手法が使われるが、この場合に電流が一定電流とならず脈動が生じる。従来のモータ駆動では、この脈動を出来るだけ無くした電流を作るようにしていたが、本実施の形態は積極的にこの脈動する電流を使用することにより、リラクタンストルクを更に大きくすることができる。
本発明の上述した技術は、シンクロナスリラクタンスモータにも適用することができる。固定子12スロット、回転子2セグメントのシンクロナスリラクタンスモータの構成を、図14に示す。すなわち、本実施の形態のシンクロナスリラクタンスモータ41は、12個のスロット(磁極)42を有する固定子43と、回転軸47を有し非磁性導電性ブロック44に等角間隔を置いて2個の磁性セグメント45(45a,45b)を埋め込んでなる回転子46とから構成される。
4極の三相巻線が施され、A1ー−A1相とA2ー−A2相、B1ー−B1相とB2ー−B2相、C1ー−C1相とC2ー−C2相はそれぞれ並列もしくは直列に接続される。A、B、C相コイルに三相交流電流を流すことにより、回転磁界を発生することができる。
シンクロナスリラクタンスモータの固定子43と回転子46の極数や構成については、図13と同様に、いろいろな組み合わせがあること、および巻線として二層巻(全節巻、短節巻)や集中巻が可能であることは、当業者においては明らかである。
次に、本実施の形態に係るシンクロナスリラクタンスモータ41の効果を、従来型の図18A、図18B、図18Cのシンクロナスリラクタンスモータ311,312,313と比較する。図18Aは、複数のスロト(磁極)321を有した固定子322と、例えば4極の磁極324を有した回転子325とからなる、通常のVR形のシンクロナスリラクタンスモータ311である。326は回転軸である。図18Bは、同様の固定子322と、カットした巻鉄心を背中合わせに張り合わせた構造であるアキシャルラミネート形(フラックスバリア形も同様の構造)の回転子328とからなる、シンクロナスリラクタンスモータ312である。図18Cは、同様の固定子322と、磁性セグメント329を有する回転子330とからなる、セグメント構造のシンクロナスリラクタンスモータ313であるが、機械的に空間中に磁性セグメント329を固定したものである。図18A、B、Cはともに固定子322は積層鉄心を用い、三相巻線を二層巻又は集中巻にすることにより回転磁界を生じさせる。
従来の3タイプのシンクロナスリラクタンスモータ311,312,313では、磁束が回転子の軸326に対して垂直に通るため、固定子322の磁極321と回転子325,328,330の磁極間に働く磁気吸引力(垂直力)が大きい。
これに対し、本実施の形態のシンクロナスリラクタンスモータ41では、固定子43で生じた磁束は上述したように、回転子外周表面に対する接線方向の成分が大きく、垂直方向の成分が小さいので、1極当たりの垂直力自体が小さくなる。そのため、軸受けの負担や、振動、騒音が従来型に比べて軽減される。
また、本実施の形態のシンクロナスリラクタンスモータ41は、図18Cのセグメント構造の回転子330を適用したシンクロナスリラクタンスモータ313と比較した場合も、上述したと同様に、回転子46の製造が簡単、容易となり、機械的強度を大幅に増すことができる。従って、振動、騒音の軽減に寄与する。また、本実施の形態では回転子46が非磁性導電性ブロック44に磁性セグメント45(45a,45b)を埋め込んで形成されるので、渦電流を積極的に利用して、よりトルク特性を向上することができる。
本実施の形態では、図15Aに示すように回転子46の両側端に非磁性導電性の短絡板または短絡環48を設けることで、従来のシンクロナスリラクタンスモータでは不可能であった、自己始動形のシンクロナスリラクタンスモータを実現することができる。ここで、図15Bに示すように磁性セグメント45の表面中心部を厚さ方向に削り、非磁性導電性体49を挿入する、または誘導電動機のかご型鉄心のように導体棒49を通すことにより、始動トルクを増すことができる。
上述した本実施の形態のシンクロナスリラクタンスモータは、三相巻線を施した構成である。三相巻線が好ましいが、その他、二相以上の多相の巻線を施した構成とすることも可能である。
上述した全ての本実施の形態に係るリラクタンスモータは、図16に示すように、アウターローターモータ51(すなわち、内側に設けた固定子52の周りを外側に設けた回転子53が回転するモータ)の形態とすることができる。この場合も、回転子53は円筒状の非磁性導電性ブロック54の内面に等角間隔を置いて複数の磁性セグメント55を埋め込んで形成される。
アウターロータータイプのリラクタンスモータ51の固定子52と回転子53の構成については、図13と同様に、いろいろな組み合わせがあることは、当業者においては明らかである。
上述した全ての本実施の形態に係るリラクタンスモータは、図17Aに示すようにリニアモータ61の形態および図17Bに示すように有限長の円弧形状固定子に対してドラム形回転子を持つリラクタンスモータ62の形態とすることができる。
図17Aのリニアモータ61では、前述の実施の形態の非磁性導電性ブロック63に磁性セグメント64を埋め込んだ回転子を直線状に展開した移動子または固定子65とし、前述の実施の形態の磁極66を有する固定子を直線状に展開した固定子または移動子67として構成することができる。
図17Bのリラクタンスモータ62は、非磁性導電性ブロック71に磁性セグメント72を埋め込んだドラム形回転子73と、複数の磁極74を有し有限長の円弧形状固定子75とから構成される。
リニアモータタイプ61及び有限長の円弧形状固定子に対してドラム形回転子を持つ形態のリラクタンスモータ62の固定子と回転子の構成については、図13と同様に、いろいろな組み合わせがあることは、当業者においては明らかである。
上述した本実施の形態に係るリラクタンスモータは、電気自動車、ブロア、ポンプ、工作機械、家庭電化製品(クーラ、洗濯機、掃除機、冷蔵庫、その他)等用のモータに適用して好適ならしめる。
本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの概略構成図である。 本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの固定子券線の巻き方を示す平面図である。 A,B 本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの動作説明に供する説明図である。 本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの解析に用いた解析モデルを示す構成図である。 磁性セグメントの深さdとトルクの関係を示すグラフである。 回転子歯幅δaとトルクの関係を示すグラフである。 回転子歯幅δaをパラメータとした回転子深さdとトルクの関係を示すグラフである。 固定子笠部分幅δcとトルクの関係を示すグラフである。 本発明のセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータと、従来のセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータと、従来のVR形スイッチトリラクタンスモータとを比較した回転子角度とトルクの関係を示すグラフである。 解析に用いたコイルに流す電流を示す波形図である。 本発明のセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータと、従来のセグメント構造のスイッチトリラクタンスモータと、従来のVR形スイッチトリラクタンスモータとを比較した回転子角度と1極あたりの垂直力(ラジアル力)の関係を示すグラフである。 A,B 本発明に係る磁性セグメント及び回転子の他の実施の形態を示す構成図である。 A〜F 本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの極数の例を示す概略構成図である。 本発明に係るシンクロナスリラクタンスモータの実施の形態を示す概略構成図である。 A,B 本発明に係るシンクロナスリラクタンスモータの回転子の他の実施の形態の概略構成図である。 本発明に係るアウターローターモータの実施の形態を示す概略構成図である。 A、B 本発明に係るリニアモータの実施の形態、および有限長の円弧形状固定子とドラム形回転子を持つ本発明に係るリラクタンスモータの実施の形態をそれぞれ示す概略構成図である。 A〜C 従来例のシンクロナスリラクタンスモータの概略構成図である。 従来例のセグメント構造スイッチトリラクタンスモータを示す概略構成図である。 図19におけるセグメント構造スイッチトリラクタンスモータの動作時の磁束を示す説明図である。 従来のVR形スイッチトリラクタンスモータを示す概略構成図である。 従来例のVR形スイッチトリラクタンスモータの動作時の磁束を示す説明図である。
符号の説明
21・・セグメント構造のリラクタンスモータ、22・・固定子、23・・円筒状体、24〔24A〜24C,24A′〜24C′〕・・磁極、25〔25A,25B,25A′,25B′〕・・磁性セグメント、26・・回転子、27・・非磁性導電性ブロック、28・・コイル、29・・回転軸、33、33′・・磁束

Claims (12)

  1. 複数の磁極を有する固定子と、
    非磁性導電性部材内に前記固定子の磁極数と異なる複数の磁性セグメントを埋め込んでなる回転子とを有し、
    前記固定子に、固定子巻線が施されている
    ことを特徴とするリラクタンスモータ。
  2. 前記回転子が柱形状をなし、
    前記固定子に、それぞれ1つの相をなすように、一対の相対向する隣合う磁極間を回転軸に沿う方向に電流が流れるような固定子巻線が施され、
    スイッチトリラクタンスモータとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  3. 前記回転子が柱形状をなし、
    前記固定子に、回転磁界を発生させるための二相以上の多相の固定子巻線が施され、
    シンクロナスリラクタンスモータとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  4. 前記回転子の各磁性セグメントが、回転軸と直交する面内で扇形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  5. 前記回転子の各磁性セグメントが、回転軸と直交する面内で両端が切断された円弧形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  6. 前記回転子の磁性セグメントが積層構造で形成されている
    ことを特徴とする請求項4または5記載のリラクタンスモータ。
  7. 前記固定子または/および回転子の磁性セグメントが圧粉磁心で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  8. 前記回転子が前記固定子の外側に位置し回転するアウターローター形の回転子である ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  9. 前記回転子を直線状に展開した移動子と、
    前記固定子を直線状に展開した固定子とを有し、
    リニアモータとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  10. 前記回転子を直線状に展開した固定子と、
    前記固定子を直線状に展開した移動子とを有し、
    リニアモータとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  11. 前記回転子がドラム形の回転子で、前記固定子が有限長の固定子である
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
  12. 前記固定子巻線に脈動する電流が供給される
    ことを特徴とする請求項1記載のリラクタンスモータ。
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