JP2006245948A - 原稿搬送装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿載置トレイに一度に載置し、連続して搬送できる原稿の枚数を増やし、かつ安定して原稿を搬送できる原稿搬送装置を得る。
【解決手段】 原稿搬送装置20の原稿載置トレイ21に突出した区分手段22を設け、供給部21aと待機部21bとに区分する。供給部21aおよび待機部21bに原稿を載置し、供給部21aに載置した原稿が原稿搬送部24によって全て搬送されると、区分手段22が原稿載置トレイ21の上面より下方に収納され、待機原稿移動手段23が待機部21bに載置された原稿を供給部21aに移動させる。その後、区分手段22は原稿載置トレイ21上に突出し、供給部21aに移動した原稿は、引き続き原稿搬送部24によって搬送される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿載置トレイに載置された原稿を原稿読み取り部に向けて送り出す原稿搬送装置およびこれを備えた複写機やファクシミリなどの画像形成装置に関する。
複写機やスキャナ装置などの原稿の画像を読み取る機能を有する装置において、例えば特許文献1で提案された自動シート原稿給送装置のように、原稿載置トレイの上に載置した複数の原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置を備えるものが一般的に用いられている。
特許文献1の自動シート給送装置では、原稿積載トレイ(原稿載置トレイ)に載置された原稿は、半月ローラとウエイトによって分離手段方向へ給送され、一枚ずつに分離され、画像が読み取られた後、原稿排出トレイに排出される。
特開平5−323726号公報(第2頁、第3頁、図1)
しかし、特許文献1で提案された自動シート原稿給送装置ではウエイトと半月ローラとの間隔によって、載置できる原稿の枚数が限られており、原稿の量が多い場合には数回に分けて読み取らなければならなかった。ウエイトと半月ローラとの間隔を広げれば載置できる原稿の枚数は増やせるが、原稿に加えられる圧力が低下するため、原稿の先端のさばきがうまく行われず、分離手段で一枚ずつ分離できない枚数の原稿が一度にフィードローラ方向へ搬送され、原稿が詰まる原因となる。
そこで、本発明では多量の原稿を連続して、かつ安定して搬送することが可能である原稿搬送装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明は、原稿載置トレイに載置された原稿を原稿読み取り部に向けて送り出す原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイの上面に突出し、前記原稿載置トレイを原稿搬送方向下流側の供給部と上流側の待機部とに区分する区分手段と、前記原稿載置トレイの上面に突出し、前記待機部に載置された原稿の原稿搬送方向上流側の端部を押して前記供給部に移動させる待機原稿移動手段とを備え、前記供給部に載置された全ての原稿を送り出した後、前記区分部材を前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納するとともに、前記待機原稿移動手段によって前記待機部に載置された原稿を前記供給部に移動させることを特徴とする。
(2)また本発明は、上記構成の原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイの前記供給部の原稿搬送方向上流側に原稿搬送方向に並べられた複数の待機部と、その各々に設けられた待機原稿移動手段とを備え、前記供給部に載置された全ての原稿を送り出した後、前記区分部材を前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納するとともに、前記待機原稿移動手段によってそれぞれに対応した前記待機部に載置された原稿を前記供給部または隣接する原稿搬送方向下流側の前記待機部に移動させ、その後前記待機原稿移動手段が前記原稿載置トレイの上面よりも下方を経由して元の位置に戻ることを特徴とする。
(3)また本発明は、上記構成の原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイの上面から突出した状態の前記待機原稿移動手段は、原稿を移動させた後、前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納され、続いて原稿を移動する前の元の位置の下方に移動し、その後前記原稿載置トレイの上面に突出することにより、元の位置に戻ることを特徴とする。
(4)また本発明は、上記構成の原稿搬送装置において、前記区分部材および前記待機原稿移動手段のうち、少なくとも前記区分部材は、制御ボタンの操作によって収納または突出させることが可能であることを特徴とする。
(5)また本発明は、上記構成の原稿搬送装置と、画像が形成された用紙を積載する用紙排出トレイとを備えた画像形成装置において、前記待機原稿移動手段によって前記待機部から前記供給部に原稿を移動させる毎に、前記用紙排出トレイに排出される用紙の位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすことを特徴とする。
(6)また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記用紙排出トレイに用紙を排出する用紙排出ローラが、用紙搬送方向に対して左右に移動することによって、前記用紙排出トレイに排出される用紙の位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすことを特徴とする。
(1)本発明によると、原稿載置トレイの供給部と待機部とに原稿を載置し、待機部の原稿を自動的に供給部に移動させることによって、供給部および待機部に載置する原稿の枚数を安定して搬送することができる枚数に留めつつ、これらの原稿を連続して搬送することができる。つまり、通常の枚数の2倍の枚数の原稿を一度に載置し連続して、かつ安定して搬送することができる。また、待機部の原稿が供給部に移動する毎に、使用者が空いた待機部に原稿を載置することによって大量の原稿を連続して搬送することができる。
(2)また本発明によると、原稿載置トレイに複数の待機部を設け、各待機部に載置された原稿を供給部または隣接する待機部に移動させることができるため、待機部の数に応じた枚数の原稿を一度に原稿載置トレイ上に載置し、連続して搬送することができる。
(3)また本発明によると、原稿を移動させた待機原稿移動手段が、原稿載置トレイの上面よりも下方に移動し、元の位置の下方に移動し、原稿載置トレイに突出して元の位置に戻ることによって、待機原稿移動手段が移動させた原稿にぶつかることなく確実に元の位置に戻ることができるため、待機部に載置された原稿を次々と原稿搬送方向下流側へ移動させる動作を繰り返すことができる。
(4)また本発明によると、区分部材および待機原稿移動手段のうち、少なくとも区分部材は制御ボタンの操作によって収納または突出させることが可能であるため、原稿載置トレイには、区分部材や待機原稿移動手段を収納した場合には、供給部または待機部のサイズに関係なく大きいサイズの原稿を載置することができ、突出させた場合には供給部および待機部に対応したサイズの多量の原稿を載置し、連続して搬送することができる。
(5)また本発明によると、待機原稿移動手段が待機部から供給部に原稿を移動させる動作をする毎に、画像が形成された用紙が用紙排出トレイに排出される位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすため、別々の供給部または待機部に載置された原稿毎に、画像が形成された用紙を容易に区別することができる。
(6)また本発明によると、待機原稿移動手段が待機部から供給部に原稿を移動させる動作をする毎に、用紙排出トレイに用紙を排出する用紙排出ローラが、用紙搬送方向に対して左右に移動するため、別途原稿を左右にずらすための、用紙後処理装置などの移動装置を設ける必要がない。
本発明の第1の実施形態を図1〜図3を用いて説明する。図1は第1の実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成図、図2は第1の実施形態に係る原稿搬送装置の平面図、図3は第1の実施形態の別の実施態様に係る原稿載置トレイの概略構成図である。
まず複写機10の各部の構成と動作について説明する。複写機10は、本体11と、本体11の上方に載置された原稿搬送装置20とからなる。本体11の上部には、画像形成動作や画像読み取り動作、原稿搬送動作など複写機10全体の動作を制御する制御装置13が設けられている。また、本体11の中央部には排紙トレイ84が設けられている。
原稿搬送装置20は、本体11に図1の紙面奥側を支点として開閉自在に取り付けられている。原稿搬送装置20は、原稿載置トレイ21と、原稿搬送部24と、原稿排出トレイ27と、原稿カバー28とを備える。原稿排出トレイ27は、原稿カバー28上面の一部として一体に形成されている。原稿載置トレイ21は原稿搬送路25の上流端に設けられ、原稿排出トレイ27は原稿搬送路25の下流端に設けられている。
原稿搬送部24には、原稿搬送路25に沿って原稿搬送方向上流側から順に、原稿の有無を検知する原稿検知センサ24a、前送りローラ24b、給紙ローラ24c、分離ローラ24d、搬送ローラ24e、搬送コロ24f、読み取りガイド24g、搬送コロ24hおよび排出ローラ対24iが設けられている。また、原稿搬送装置20によって搬送される原稿を読み取る原稿読み取り部12aが本体11の上面の透明ガラス製のプラテン12の上面の読み取りガイド24gに対向する位置に設定されている。
前送りローラ24bは、図示しないソレノイドなどの駆動手段によって上下に移動可能に設けられており、原稿検知センサ24aが原稿を検知していないときには上方に移動して、原稿載置トレイ21に原稿を載置する際に、原稿を受け入れやすくする。また、原稿検知センサ24aが原稿を検知している時には下方に移動して原稿載置トレイ21上に載置された原稿Cに圧力を加えて原稿搬送路25へ搬送できるようにする。
給紙ローラ24cおよび分離ローラ24dはともに図1において時計方向に回転する駆動力が与えられている。分離ローラ24dにはトルクリミッタが取り付けられており、原稿Cが前送りローラ24bによって1枚だけ搬送された場合は給紙ローラ24cが原稿Cを搬送する力に抗しきれず、分離ローラ24dは反時計方向に回転し、原稿Cは搬送される。一方、原稿Cが複数枚前送りローラ24bによって搬送された場合は、一番上の原稿Cは給紙ローラ24cによって搬送されるが、それより下の原稿Cは分離ローラ24dによって原稿載置トレイ21方向に戻される。
原稿を原稿搬送装置20によって搬送する場合、使用者が操作盤(不図示)に設けられたコピー開始ボタンを押すと原稿載置トレイ21に載置された原稿Cは原稿搬送部24の各ローラおよびコロによって原稿搬送路25を搬送され、途中原稿読み取り部12aで後述する読み取り装置30によって原稿に付された画像が読み取られる。
また、原稿をプラテン12上に載置する場合、用紙に形成したい画像が付された面をプラテン12側にして、プラテン12の上面に設定された載置原稿読み取り部12bに原稿を載置し、原稿カバー28を閉じる。使用者がコピー開始ボタンを押すと原稿カバー28によって押さえられた原稿(不図示)は、プラテン12に接する面に付された画像が読み取り装置30によって読み取られる。
読み取り装置30は本体11の上部に配設されており、露光ランプ31と反射板32、第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35、集光レンズ36、イメージセンサ(例えばライン型のCCD)37を備える。露光ランプ31と第1のミラー33はキャリッジ38上に搭載され、キャリッジ38は図1において水平に左右方向に移動可能に設けられている。
原稿搬送装置20によって搬送される原稿Cの画像を読み取る場合には、キャリッジ38が原稿読み取り部12aの直下に移動し、露光ランプ31からの照射光が搬送されている原稿Cを露光する。照射光は第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35、集光レンズ36を通じてイメージセンサ37上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られ、この電気信号は制御装置13に送られる。
一方、プラテン12上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、載置原稿読み取り部12bの下方を図1の右方向に移動するキャリッジ38上の露光ランプ31および第1のミラー33がプラテン12上の原稿を読み取り走査する。これにより、照射光がイメージセンサ37上に縮小結像され、シートスルー方式の場合と同様に、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られ、この電気信号は制御装置13に送られる。
本体11の下部には、給紙装置50と、画像形成ユニット60と、定着装置70とが備えられている。まず給紙装置50について説明する。本体11の最下部には用紙Pを収容する給紙カセット51が配設され、用紙Pはここから給紙ローラ52により1枚ずつ搬送路55へ送り出され、搬送ローラ対53およびレジストローラ対54によって画像形成ユニット60へ搬送される。
次に画像形成ユニット60について説明する。画像形成ユニット60は、感光体ドラム61と、その周囲に配設された帯電器62、光走査ユニット63、現像器64、転写ローラ65およびクリーニング器66とを備える。感光体ドラム61は図1において時計回りに回転し、まずその表面が帯電器62により均一に帯電される。次に、読み取り装置30で読み取られ、制御装置13へ送られた画像の電気信号に基づいて光走査ユニット63から感光体ドラム61の表面にレーザ光が照射され、用紙Pに形成される画像の部分又は前記画像以外の部分に相当する電荷が消去され、静電潜像が形成される。そしてこの静電潜像に現像器64によってトナーが供給され静電潜像がトナー画像として顕像化する。
感光体ドラム61がさらに回転し、トナー画像が転写ローラ65と対向する位置に来たときに、それに合わせてレジストローラ対54によって、感光体ドラム61と転写ローラ65との間に用紙Pが搬送されてくる。このとき転写ローラ65に、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることにより、感光体ドラム61の表面のトナー画像が用紙P上に転写される。用紙Pに転写されず感光体ドラム61の表面に残ったトナーはクリーニング器66によって除去される。
一方トナー画像が転写された用紙Pは加熱ローラ71と加圧ローラ72からなる定着装置70に搬送され、ここでトナー画像は加熱・加圧されて用紙Pに定着する。その後用紙Pは排出ローラ対83によって排紙トレイ84に排出される。
第1の実施形態において、原稿載置トレイ21は、図1および図2に示すように、原稿載置トレイ21上に突出した区分手段22によって原稿搬送方向下流側の供給部21aと、上流側の待機部21bとに区分されており、供給部21a、待機部21bにはそれぞれ原稿を載置することができる。載置できる原稿の枚数は、原稿載置トレイ21の上面と前送りローラ24bの周面との間隔で制限される。区分手段22は、図示しないソレノイドなどの駆動手段によって、原稿載置トレイ21内部に収納可能である。また、待機部21bの原稿搬送方向上流側には待機原稿移動手段23が設けられている。待機原稿移動手段23は、下方にナットが設けられており、このナットに通された棒状のボルト26とこのボルトを回転させるモータ(不図示)によって原稿搬送方向下流側または上流側に向かって、原稿載置トレイ21の上面に設けられた溝29に沿って移動可能に設けられている。また、待機部21bには、待機部21b上の原稿の有無を検知する原稿検知センサ21cが設けられている。
供給部21aおよび待機部21bに原稿を載置してコピー開始ボタン(不図示)を押すと、供給部21aから原稿搬送部24によって原稿が搬送される。供給部21aに載置された原稿が全て原稿搬送路25へ送り出されると、区分手段22がトレイ21内部に収納される。続いて待機原稿移動手段23が待機部21bに載置された原稿を、その原稿搬送方向上流側の端部を押して供給部21aに移動させる。その後、待機原稿移動手段23を元の位置に戻しながら区分手段22を突出させ、供給部21aに移動した原稿を原稿搬送部24によって搬送する。
待機部21bに原稿がない場合、原稿検知センサ21cが原稿を検知しないため、原稿載置トレイ21上に原稿がないものとして、原稿搬送装置20は動作を停止する。
また、待機部21bから供給部21aに原稿を移動させた後、原稿のなくなった待機部21bに使用者が原稿を載置してもよい。このとき、供給部21aから原稿を全て原稿搬送路25へ送り出すと、区分手段22および待機原稿移動手段23が原稿を待機部21bから供給部21aに移動させる動作をし、これを繰り返すことによって連続して原稿を搬送することができる。
また、供給部21aには原稿を載置せず、待機部21bにのみ原稿を載置してコピー開始ボタンを押した場合、原稿検知センサ24aが原稿を検知せず、原稿検知センサ21cが原稿を検知していることを受け、待機原稿移動手段23が原稿を待機部21bから供給部21aに移動させる。続いてその原稿は、原稿検知センサ24aがその原稿を検知していることを受け、原稿搬送部24によって搬送される。原稿が全て搬送され、原稿検知センサ24a、21bおよび21cの全てが原稿を検知しなくなると、原稿搬送装置20は動作を停止する。
原稿搬送装置20は、原稿載置トレイ21の上面と前送りローラ24bの周面との間隔によって、原稿載置トレイ21上に載置できる原稿の枚数は限られるが、このように構成することにより、この限られた枚数の2倍の枚数の原稿を一度に載置することが可能となり、これらの原稿を連続して原稿搬送部24によって搬送することができる。また、使用者が原稿を空いた待機部に載置する作業は必要であるが、大量の原稿を連続して搬送することもできる。
第1の実施形態において、排紙ローラ83にソレノイドなどの駆動手段(不図示)を設けて用紙搬送方向に対して左右に移動可能にし、待機部21bから供給部21aに原稿を移動させる動作をするごとに、用紙Pの排紙トレイ84に排出される位置を用紙搬送方向に対して左右いずれかの方向にずらすようにしてもよい。このようにすることによって、供給部21aおよび待機部21bのいずれに載置された原稿の画像が形成された用紙かを容易に区別することが可能となる。またこの場合、一連の原稿を分けて原稿載置トレイ21上に載置したときには用紙Pを一連の束として排出できるように、用紙Pの排出する位置をずらすかどうかを操作盤で選択できるようにしてもよい。
また、第1の実施形態において、本体11の操作盤に制御ボタン(不図示)を設け、この制御ボタンによって使用者が区分手段22を突出または収納することを可能にしてもよい。区分手段22を突出させた場合は、区分手段22および待機原稿移動手段23について前述した動作をさせることで、大量の原稿を連続して搬送することができる。また、区分手段22を収納した場合、大きいサイズの原稿を載置することができるようになる。
また、第1の実施形態において、ボルト26の代わりに図3に示すように、モータ(不図示)で回転する無端ベルト26aに待機原稿移動手段23を取り付けて、待機原稿移動手段23を移動させるようにしてもよい。
次に本発明の第2の実施形態について図4および図5を用いて説明する。図4は第2の実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成図、図5は第2の実施形態に係る原稿搬送装置の平面図である。第2の実施形態は原稿載置トレイ21が異なる以外は第1の実施形態と同一であり、実質上同一の部分には同一の符号を付している。
第2の実施形態では、図4および図5に示すように原稿載置トレイ21には原稿搬送方向下流側の供給部21aと、上流側に原稿搬送方向に並べられた2箇所の待機部21b、21dが設けられており、供給部21aと待機部21bとは区分手段22によって区分されている。待機部21bと待機部21dのそれぞれには原稿検知センサ21cおよび21eならびに原稿搬送方向上流側に待機原稿移動手段23aおよび23bが設けられている。待機部21bと待機部21dとは待機原稿移動手段23aによって区分されており、供給部21a、待機部21bおよび21dにはそれぞれ原稿を載置することができる。また、待機原稿移動手段23aは無端ベルト26a、待機原稿移動手段23bは無端ベルト26bに取り付けられており、それぞれ回転する無端ベルト26aおよび26bとともに移動する。
供給部21a、待機部21bおよび21dのそれぞれに原稿を載置して、コピー開始ボタン(不図示)を押すと、供給部21aに載置された原稿Cが原稿搬送部24によって原稿搬送路25に送り出される。供給部21aから原稿Cが全て原稿搬送路25に送り出されると、原稿検知センサ21cおよび21eは原稿Cを検知しているが、原稿検知センサ24aは原稿を検知しなくなる。これを受け、区分手段22が内部に収納され、待機部21bおよび21dそれぞれに設けられた待機原稿移動手段23aおよび23bが、それぞれ無端ベルト26aおよび26bの回転によって、載置トレイ21の上面に設けられた溝29に沿って原稿搬送方向下流側へ移動し、待機部21bおよび21dに載置された原稿Cをそれぞれ隣接する供給部21aおよび待機部21bに移動させる。次に回転し続ける無端ベルト26aおよび26bの回転に伴って待機原稿移動手段23aは、原稿載置トレイ21の上面に設けられた孔29aから、待機原稿移動手段23bは孔29bから原稿載置トレイ21内部に移動する。さらに無端ベルト26aおよび26bが同じ方向に回転すると、待機原稿移動手段23aおよび23bは原稿搬送方向上流側へ移動し、待機原稿移動手段23aは孔29bから、待機原稿移動手段23bは孔29cから原稿載置トレイ21上に突出して元の位置に戻り、無端ベルト26aおよび26bは停止する。これにより、待機原稿移動手段23は待機部21bに移動した原稿に触れることなく元の位置に戻ることができる。
続いて待機部21bから供給部21aに移動した原稿Cも、原稿搬送部24によって全て原稿搬送路25に送り出されると、3個の原稿検知センサのうち、原稿検知センサ21cだけが原稿Cを検知している状態となる。これを受け、区分手段22、待機原稿移動手段23aが前述した動作をして、待機部21dから待機部21bに移動した原稿を供給部21aに移動させ、原稿搬送部24によって搬送する。その後、この原稿Cを全て原稿搬送路25に送り出すと、原稿検知センサ24a、21cおよび21eが原稿を検知しなくなるため、原稿載置トレイ21上に原稿がないものとして、原稿搬送装置20は動作を停止する。
また、待機部21bから供給部21aに原稿を移動させた後、原稿のなくなった待機部21bおよび/または21dに使用者が原稿を載置してもよい。このとき、供給部21aから原稿を全て原稿搬送路25へ送り出す毎に、原稿検知センサ24a、21cおよび21eの検知結果に基づき、区分手段22と、待機原稿移動手段23aおよび/または23bが同様の動作をして待機部21bおよび/または21dに載置された原稿を移動させ、原稿搬送装置20は連続して原稿を搬送する。
また、供給部21aには原稿を載置せず、待機部21bおよび/または待機部21dにのみ原稿を載置してコピー開始ボタンを押した場合、原稿検知センサ24aが原稿を検知せず、原稿検知センサ21cおよび/または21eが原稿を検知していることを受け、待機原稿移動手段23aおよび/または23bが原稿を順次供給部21aに移動させ、その原稿は原稿搬送部24によって搬送される。
第2の実施形態において、排紙ローラ83にソレノイドなどの駆動手段(不図示)を設けて用紙搬送方向に対して左右に移動可能にし、待機部21bから供給部21aに原稿を移動させる動作をするごとに、用紙Pの排紙トレイ84に排出される位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすようにしてもよい。このようにすることによって、供給部21a、待機部21bおよび21dのいずれに載置された原稿の画像が形成された用紙かを容易に区別することが可能となる。またこの場合、一連の原稿を分けて原稿載置トレイ21上に載置したときには用紙Pを一連の束として排出できるように、用紙Pの排出する位置をずらすかどうかを操作盤で選択できるようにしてもよい。
また、本体11の操作盤に制御ボタン(不図示)を設け、この制御ボタンによって区分手段22、待機原稿移動手段23aおよび23bを、無端ベルト26aおよび26bの回転によって突出または収納することを可能にしてもよい。区分手段22、待機原稿移動手段23aおよび23bを突出させた場合は、上述した制御を行うことで、大量の原稿を連続して搬送することができる。また、収納した場合、区分された供給部21aまたは待機部21b、21dに載置可能な原稿よりも大きいサイズの原稿を載置することができるようになる。ここで、区分手段22だけを制御ボタンによって突出または収納することが可能としてもよい。
また、第2の実施形態において、待機部が2箇所の場合について説明したが、待機原稿移動手段を待機部のそれぞれに設け、待機部を3箇所以上としても構わない。
本発明は、画像形成装置だけでなく、画像読取装置など、原稿の画像を読み取る装置一般に取り付けられる原稿搬送装置に利用することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成図 第1の実施形態に係る原稿搬送装置の平面図 第1の実施形態の別の実施態様に係る原稿載置トレイの概略構成図 第2の実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成図 第2の実施形態に係る原稿搬送装置の平面図
符号の説明
10 複写機
12 プラテン
12a 原稿読み取り部
21 原稿載置トレイ
21a 供給部
21b 待機部
21d 待機部
22 区分手段
23 待機原稿移動手段
23a 待機原稿移動手段
23b 待機原稿移動手段
24 原稿搬送装置
83 用紙排出ローラ
84 用紙排出トレイ
C 原稿

Claims (6)

  1. 原稿載置トレイに載置された原稿を原稿読み取り部に向けて送り出す原稿搬送装置において、
    前記原稿載置トレイの上面に突出し、前記原稿載置トレイを原稿搬送方向下流側の供給部と上流側の待機部とに区分する区分手段と、
    前記原稿載置トレイの上面に突出し、前記待機部に載置された原稿の原稿搬送方向上流側の端部を押して前記供給部に移動させる待機原稿移動手段とを備え、
    前記供給部に載置された全ての原稿を送り出した後、前記区分部材を前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納するとともに、前記待機原稿移動手段によって前記待機部に載置された原稿を前記供給部に移動させることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記原稿載置トレイの前記供給部の原稿搬送方向上流側に原稿搬送方向に並べられた複数の待機部と、その各々に設けられた待機原稿移動手段とを備え、
    前記供給部に載置された全ての原稿を送り出した後、前記区分部材を前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納するとともに、前記待機原稿移動手段によってそれぞれに対応した前記待機部に載置された原稿を前記供給部または隣接する原稿搬送方向下流側の前記待機部に移動させ、その後前記待機原稿移動手段が前記原稿載置トレイの上面よりも下方を経由して元の位置に戻ることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記原稿載置トレイの上面から突出した状態の前記待機原稿移動手段は、原稿を移動させた後、前記原稿載置トレイの上面よりも下方に収納され、続いて原稿を移動する前の元の位置の下方に移動し、その後前記原稿載置トレイの上面に突出することにより、元の位置に戻ることを特徴とする請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記区分部材および前記待機原稿移動手段のうち、少なくとも前記区分部材は、制御ボタンの操作によって収納または突出させることが可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の原稿搬送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の原稿搬送装置と、画像が形成された用紙を積載する用紙排出トレイとを備えた画像形成装置において、
    前記待機原稿移動手段によって前記待機部から前記供給部に原稿を移動させる毎に、前記用紙排出トレイに排出される用紙の位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記用紙排出トレイに用紙を排出する用紙排出ローラが、用紙搬送方向に対して左右に移動することによって、前記用紙排出トレイに排出される用紙の位置を用紙搬送方向に対して左右にずらすことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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