JP2006243223A - 駆動回路、それを用いた電気光学装置、電子機器、および、駆動回路の駆動方法 - Google Patents

駆動回路、それを用いた電気光学装置、電子機器、および、駆動回路の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 低階調の映像を高輝度で表示することが可能な電気光学装置の駆動回路および駆動方法を提供する。
【解決手段】 駆動回路において、階調信号生成手段と、走査線切換え手段と、階調信号に基づいて各データ線に電流を供給するデータ線切換え手段とを備え、階調信号生成手段は、画像信号に基づいて各データ線に供給される電流値を算出し1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手段と、特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手段と、ウインドウサイズ算出手段と、ピーク輝度曲線に従って、ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手段と、特定の走査線のピーク輝度がウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように画像信号のすべてを補正して階調信号を生成する階調信号補正手段とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動回路に関し、特に、有機EL素子を含む表示部を備えた電気光学装置を駆動する駆動回路および駆動方法に関する。
近年、有機EL(Electronic Luminescence)素子を用いたフラットパネルディスプレイ(FPD)等の電気光学装置が注目されている。有機EL素子は、自己を流れる電流によって自己発光する素子であり、有機EL素子を用いた電気光学装置は、マトリクス状に配置した複数の有機EL素子の発光により画像表示を行う。電気光学装置には、単純マトリクス型と、TFTを使用するアクティブマトリクス型とがある。
図14は、従来例の単純マトリクス型の電気光学装置500の構成を示すブロック図である。電気光学装置500は、表示部520と、駆動回路としての走査線駆動回路530およびデータ線駆動回路540と、制御回路550とを備える。
電気光学装置500には、複数の走査線511と複数のデータ線512とが交差するように配置され、この交差に対応して複数の有機EL素子521が表示部520に設けられる。各有機EL素子の陽極はデータ線512に接続され、陰極は走査線511に接続されている。
走査線駆動回路530は走査線511を駆動し、データ線駆動回路540はデータ線512を駆動する。具体的には、複数の走査線511のうち選択されたマトリクスの行に対応する走査線511の走査信号が1水平走査期間接地されてLレベルとなり、他の行の操作信号はHレベルとなる。一方、データ線駆動回路540には、各画素の階調表示を表す画像信号が入力され、データ線駆動回路540は、データ線512に、データ線駆動信号Data1、Data2、…Datamとして階調データに応じたパルス幅を有するHレベルのパルス信号を出力する。データ線駆動信号がHレベルとなるパルス幅期間中、Lレベルに駆動された走査線の有機EL素子521が発光することになる。
このような単純マトリクス電気光学装置では、表示部の大型化のため、走査線およびデータ線の数が増加すると、走査線に流れる電流が増大する。これに伴い、走査線の配線抵抗により生じる電圧降下も増大し、走査線電位が上昇することにより、非選択の有機EL素子に電流が流れクロストーク発光が生じやすくなる。また、走査線の電流が許容電流を超えるおそれがある(例えば、特許文献1参照。)。このため、大型の電気光学装置では、発光輝度を高めることが容易でない。
ここで、特許文献2には、アクティブマトリクス型の有機EL表示装置に、画素電流検出回路を備え、画素に流れる電流の検出結果に基づいて画素に流れる電流の量を制御する技術が示されている。この構成によれば、画面が暗く検出電流が小さいときには、発光時間を長くして高輝度化が図れる。
特開2003−15604号公報 特開2003−195816号公報
しかしながら、この構成では、画面の輝度を、実際に画素に流れる電流により検知しているため、輝度の変化が早い映像を表示する場合、急激に輝度が高くなると、電流検知により制御がされる前に、走査線の電流が許容電流を超えてしまうおそれがあった。
本発明は、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも走査線の電流が許容電流を超えてしまうことなく、低階調の映像を高輝度で表示することが可能な電気光学装置の駆動回路および駆動方法を提供することを目的とし、また、この駆動回路を用いた電気光学装置、および電子機器を提供することを目的とする。
本発明の駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子を含む表示部とを備えた電気光学装置の駆動回路であって、入力される画像信号に基づいて、前記表示部を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手段と、前記走査線のうち特定の走査線を選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手段と、前記階調信号に基づいて前記各データ線を介して前記有機EL素子に電流を供給するデータ線切換え手段と、を備え、前記階調信号生成手段は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手段と、この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手段と、ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手段と、ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手段と、前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手段と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、ウインドウサイズピーク輝度算出手段は、画像信号に基づいて各データ線に供給される電流値を算出し、算出した電流値に基づいて電流が最大となる走査線のピーク輝度を算出する。そして、階調信号生成手段では、この走査線のピーク輝度が、算出したウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように画像信号を補正して階調信号を生成する。これにより、階調信号を生成する際の補正が、実際に有機EL素子に流れる電流ではなく、入力される画像信号に基づく算出結果に基づいて行われる。したがって、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、画像信号に基づく算出結果により予め、画像信号を補正して階調信号を生成することができ、低階調の映像をより高輝度で表示しつつも、走査線の電流が許容電流を超えてしまう事態を防止することができる。
また、本発明の別の態様では、マトリクス状に配置した複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子とを備え、前記有機EL素子を単純マトリクス駆動方式により駆動する電気光学装置の駆動回路であって、入力される画像信号に基づいて、前記表示部を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手段と、前記走査線のうち特定の走査線を選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手段と、前記階調信号に基づいて前記各データ線を介して前記EL素子に電流を供給するデータ線切換え手段と、を備え、前記階調信号生成手段は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手段と、この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手段と、ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手段と、ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手段と、前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手段と、を有することを特徴とする
この発明によれば、上述の駆動回路と同様、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、画像信号に基づく算出結果により予め、画像信号を補正して階調信号を生成することができる。
ここで、前記駆動回路において、前記階調信号補正手段は、前記データ線に供給される電流値、前記データ線に電流が供給される期間、および前記特定の走査線が選択される期間のうち、少なくとも1つについて補正することが好ましい。
これによれば、入力される画像信号の算出結果に基づく補正が、データ線に供給される電流値、電流が供給される期間、および特定の走査線が選択される期間のうち、いずれか1つについて行われるので、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、応答の早い良好な補正を行うことができる。
また、前記駆動回路において、前記ウインドウサイズ算出手段は、前記データ線に供給される電流の総和を、画面を全白表示した場合に前記データ線に供給される電流の総和で除することにより、ウインドウサイズを算出することが好ましい。
これによれば、ウインドウサイズの算出が、データ線に供給される電流の総和の、画面を全白表示した場合にデータ線に供給される電流の総和による除数となるので、補正に必要なウインドウサイズは、全白表示した場合の画面全体の輝度に対する、画像信号による画面全体の輝度の割合に対応する数値として求められる。したがって、画面全体の輝度を考慮した自然な補正を行うことができる。
また、有機EL表示装置といった電気光学装置に前記駆動回路を備えることにより、走査線の電流が許容電流を超えてしまう事態の発生を抑えつつ、低階調の映像をより高輝度で表示する電気光学装置を提供することができる。
また、電子機器に前記電気光学装置を備えることにより、走査線の電流が許容電流を超えてしまう事態の発生を抑えつつ、低階調の映像をより高輝度で表示する電子機器を提供することができる。
また、本発明は、電気光学装置を駆動するための方法としても特定され得る。この駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子を含む表示部とを備えた電気光学装置の駆動方法であって、入力される画像信号に基づいて、前記画素回路を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手順と、前記走査線のうち特定の走査線を順次選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手順と、前記選択された走査線が接地した状態で、前記データ線に電流を供給するデータ線切換え手順と、を備え、前記階調信号生成手順は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手順と、この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手順と、ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手順と、ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手順と、前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手順と、を有することを特徴とする。
また、本発明の別の態様では、マトリクス状に配置した複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子とを備え、前記有機EL素子を単純マトリクス駆動方式により駆動する電気光学装置の駆動方法であって、入力される画像信号に基づいて、前記画素回路を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手順と、前記走査線のうち特定の走査線を順次選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手順と、前記選択された走査線が接地した状態で、前記データ線に電流を供給するデータ線切換え手順と、を備え、前記階調信号生成手順は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手順と、この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手順と、ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手順と、ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手順と、前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手順と、を有することを特徴とする。
これらの発明によれば、上述した駆動回路と同様の理由により、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、画像信号に基づく算出結果により予め、画像信号を補正して階調信号を生成することができ、低階調の映像をより高輝度で表示しつつも、走査線の電流が許容電流を超えてしまう事態を防止することができる。
また、前記駆動方法において、前記階調信号補正手順では、前記データ線に供給される電流値、前記データ線に電流が供給される期間、および前記特定の走査線が選択される期間のうち、少なくとも1つについて補正することが好ましい。
この発明によれば、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、応答の早い良好な補正を行うことができる。
<1.第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100の構成について図を参照して説明する。
<1−1:構成>
図1は、電気光学装置100の構成を示すブロック図である。
電気光学装置100は、マトリクス状に配置した複数の走査線111と、複数のデータ線112と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子121を含む表示部120とを備えており、さらに、電気光学装置100を単純マトリクス駆動方式により駆動する駆動回路としてのデータ線駆動回路140および走査線駆動回路130と、制御回路150とを備えている。各有機EL素子121の陽極はデータ線112に接続され、陰極は走査線111に接続されている。
制御回路150は、走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140に対し、画像信号、タイミング信号、およびクロック信号を出力する。
走査線切換え手段としての走査線駆動回路130は、走査線111のうちマトリクスの行に対応する特定の走査線を、CH1からCHnまで1本ずつ順次選択し、選択された走査線を1水平走査期間接地する。また、他の走査線は所定の電位に駆動する。
図2は、データ線駆動回路140の構成を示すブロック図である。データ線駆動回路140は、階調信号生成回路142とデータ線ドライバ141とを備えている。
データ線切換え手段としてのデータ線ドライバ141は、階調信号生成回路142が生成する階調信号に基づいて、各データ線112に電流を供給する。データ線112に電流が供給されオン状態となると、このデータ線と、接地された走査線111とを接続する有機EL素子121に電流が流れ、有機EL素子121が発光する。データ線112への電流供給が停止されオフ状態となると、有機EL素子121は発光を停止する。
階調信号生成手段としての階調信号生成回路142は、表示部を階調制御するための階調信号を生成する。ここで、電気光学装置100における階調制御は、時間階調制御により行う。つまり、データ線112を通じ有機EL素子121に定電流を供給する時間の長短を制御することにより、1水平走査期間に有機EL素子121に流れる電流の総量を制御して、発光輝度を変化させ階調の表示を行う。
階調信号生成回路142は、走査線特定回路144aと、走査線ピーク輝度算出回路144bと、ウインドウサイズ算出回路144cと、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147と、階調信号補正回路149と、フレームメモリ146と、ピーク輝度曲線記憶部148とを備えている。走査線特定回路144a、走査線ピーク輝度算出回路144b、および、ウインドウサイズ算出回路144cは、画像信号処理回路143を構成する。
走査線特定手段としての走査線特定回路144aは、制御回路150から入力される画像信号に基づいて各データ線112に供給される電流値を算出し、この電流値に基づいて1フレーム期間で流れる電流の量が最大となる走査線を特定する。
ここで、画像信号は、有機EL素子121ごとの発光輝度階調を示している。電気光学装置100において、走査線111は、1フレーム期間の間に1回ずつ順次選択され1水平走査期間、接地される。有機EL素子の発光輝度は、この期間に、対応するデータ線112から有機EL素子を通って走査線に流れる電流の量の値である電流値により決定される。電気光学装置100では、1水平走査期間のうち、データ線112から有機EL素子に電流を流す時間を画像信号に基づいて変化させることにより電流値を調整し、発光輝度を制御する。ここで、1水平走査期間でデータ線112から有機EL素子に流れる電流はすべて、選択された走査線に流れる。したがって、走査線に流れる電流は、対応する1水平走査期間にデータ線112から各有機EL素子に供給する電流の総量すなわち、画像信号の階調に基づく電流の量を累計することにより算出することができる。走査線特定回路144aは、この電流の算出を走査線111のそれぞれに対応する画像信号について行うことにより、流れる電流が最大となる走査線を特定する。
走査線ピーク輝度算出手段としての走査線ピーク輝度算出回路144bは、走査線特定回路144aにより特定された走査線のピーク輝度を算出する。
ウインドウサイズ算出手段としてのウインドウサイズ算出回路144cは、ウインドウサイズを算出する。ここで、ウインドウサイズは、全画面が最大輝度で発光した場合(全白画面)の輝度に対する、画像信号に基づいた表示の輝度の割合を意味し、具体的には、最大輝度で発光する有機EL素子と発光しない有機EL素子とからなる表示部の全画面に対し、発光する有機EL素子の領域(ウインドウ)の割合に相当する値として求められる。例えば、表示部を構成するすべての有機EL素子の数に対し、最大階調で発光する有機EL素子の数の割合が50%であれば、ウインドウサイズは50%となる。実際の表示は、中間階調を含めて行われるので、ウインドウサイズは、具体的には、1フレーム期間について、入力される画像信号を表示するためデータ線に供給される電流の量の累積値を、全画面を最大階調で表示する全白表示した場合にデータ線に供給される電流の量の総和で除することにより、割合として算出される。
ウインドウサイズピーク輝度算出手段としてのウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、ピーク輝度曲線に従って、ウインドウサイズ算出回路144cにより算出されたウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出する。ピーク輝度曲線は、ウインドウサイズと、ウインドウに属する有機EL素子のピーク輝度としての発光可能輝度との関係を表わす特性曲線である。
図3は、ピーク輝度曲線を示すグラフである。
ピーク輝度曲線Aは、表示部で発光するすべての有機EL素子121に1フレーム期間を通じて流れる電流の合計、すなわち画面総電流の値を一定とする場合の、ウインドウサイズに対する、有機EL素子121の発光可能輝度の特性を示す。ここで、有機EL素子121の発光輝度は、有機EL素子121に流れる電流の量に比例するため、電流として表わすことができる。画面総電流は、1フレーム期間にウインドウ内の有機EL素子121に流れる電流の量の総和であるため、ピーク輝度曲線Aでは、ウインドウサイズと有機EL素子121の発光可能輝度、電流が反比例の関係であることを示している。例えば、ウインドウサイズが100%の場合の発光可能輝度Lbに対し、ウインドウサイズが50%の場合は輝度を2倍に、また、ウインドウサイズが10%の場合は輝度を10倍にする特性である。
実際の電気光学装置100では、他の配線の電流の許容限度等から、より小さい発光可能輝度の特性が用いられる。電気光学装置100において実際に用いられる特性を、ピーク輝度曲線Bとして示す。ピーク輝度曲線Bにおいて、表示部のすべての有機EL素子121が最大階調で発光する場合、すなわちウインドウサイズ100%の場合では、1つの走査線に流すことが可能な許容電流Ibに対して、発光可能輝度Lbが求められている。表示部の走査線の数をmとすると、このときの画面総電流はIb × mとなる。
ピーク輝度曲線Bは、あらかじめ、実測またはシミュレーションにより求められ、特性データとしてピーク輝度曲線記憶部148に記憶されている。
図2に戻ると、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、走査線特定回路144aが特定した走査線に流れる電流の量が許容電流Ibを超えない範囲で、この特定の走査線のピーク輝度が、入力される画面信号のウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、輝度補正係数kを算出する。
階調信号補正手段としての階調信号補正回路149は、この輝度補正係数kに基づいて、画像信号のすべてを補正して階調信号を生成する。階調信号は、データ線に電流が供給されるタイミングを制御する信号である。
フレームメモリ146は、例えばRAMにより構成される先入れ先出し形式のメモリであり、画像信号が入力されて補正係数が算出されるまでの間、入力された1フレーム分の画像信号を一時的に記憶する。つまり、フレームメモリ146に記憶されるデータを、入力よりも約1フレーム分遅れて読み出すことができる。走査線特定回路144aは、制御回路150から入力される画像信号に基づいて電流値を算出するとともに、入力された画像信号をフレームメモリ146に記憶する。一方、階調信号補正回路149は、算出の元となった、1フレーム分前に入力された画像信号をフレームメモリ146から読み出し、この読み出した画像信号に算出した輝度補正係数kを掛ける補正を行って階調信号を生成し、データ線ドライバ141に出力する。
<1−2:作用>
図4は、階調信号生成回路142が輝度補正係数kを算出する手順を示すフローチャートである。
まず、走査線特定回路144aは、制御回路150から画像信号を入力するとともに、入力した画像信号に基づいて各データ線112に供給される電流値を算出する。画像信号は、各有機EL素子121の発光輝度階調を示し、発光輝度階調は対応するデータ線112に供給される電流値としての電流の量に対応する。走査線特定回路144aは、あらかじめ記憶されたデータテーブルあるいは変換式の演算をすることにより、階調から電流の量を求める(S11)。また、走査線特定回路144aは、1水平期間に流れる電流量の合計、すなわち各走査線に流れる電流の量を走査線ごとに算出するとともに、入力した画像データを、フレームメモリ146に記憶する。算出は、1フレーム分の画像信号について行う。
続いて、走査線ピーク輝度算出回路144bは、走査線特定回路144aにより算出された結果に基づいて、電流量が最大となる走査線CHsを特定する(S12)。また、走査線CHsの電流Ichs、および走査線CHsの中で最も高いピーク輝度Lchに対応する電流Ichの量を特定する。これらの特定は、走査線特定回路144aの算出結果を選択することにより行われる。
続いて、ウインドウサイズ算出回路144cは、走査線特定回路144aにより算出された結果に基づいて、全画面に流れる画面総電流Itを算出する(S13)。画面総電流Itは、各走査線の電流の量の総計である。
続いて、ウインドウサイズ算出回路144cは、算出した画面総電流Itに基づいてウインドウサイズWsを算出する(S14)。ウインドウサイズは、表示部の全画面が最大階調で表示する場合の電流量(m × Ib)に対する、画面総電流Itの割合として算出する。
続いて、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、ピーク輝度曲線に従って、ウインドウサイズ算出回路144cの算出結果であるウインドウサイズWsにおけるピーク輝度としての発光可能輝度Lsを算出する(S15)。具体的には、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、ピーク輝度曲線記憶部148に記憶されているピーク輝度曲線B(図3)のデータに基づいて、ウインドウサイズWsの値に対応する発光可能輝度Lsの電流量Isを読み出す。
続いて、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、特定の走査線のピーク輝度が、入力される画面信号のウインドウサイズWsにおける発光可能輝度Lsとなる輝度補正係数kを算出する(S16)。
具体的には、算出した発光可能輝度Lsの電流量Is、および走査線CHsの中で最も高い輝度Lchのデータ線に流れる電流Ichから、以下の式で輝度補正係数kを算出する。
k = Ls / Lch (= Is / Ich)
続いて、ウインドウサイズピーク輝度算出回路147は、輝度補正係数kに基づき画像信号を補正して階調信号を生成するとした場合に、画像信号から算出したピーク輝度Lchのデータ線に流れる電流Ichsの補正値が、走査線の許容電流値を超えるか否かを判別する(S17)。具体的には、Ichs × k が許容電流Ibの値を下回るか否かを判別する。このステップにおいて、Ichs × k がIbを下回ると判別された場合には(S17でYes)、輝度補正係数kの値を変更せず、この値を階調信号補正回路149に出力する。この結果、階調信号補正回路149は、画像信号のすべてを補正して階調信号を生成する。この一方、Ichs × kの値がIbの値以上であると判別された場合には(S17でNo)、輝度補正係数kを1として階調信号補正回路149に出力する。この結果、階調信号補正回路149は、画像信号を補正せずに階調信号を生成する(S18)。このようにして、階調信号補正回路149は、特定の走査線CHsに流れる電流Ichs × kが許容電流Ibを超えない範囲で、特定の走査線CHsのピーク輝度が画像信号に対応するウインドウサイズWsにおけるピーク輝度Lsになるように、輝度補正係数kを算出する。
階調信号生成回路142は、上述の手順で輝度補正係数kを算出するが、画像信号は次々と入力されるため、1フレームの画像信号が入力された後は、算出した輝度補正係数kに基づいて階調信号を出力すると同時に、次のフレームの画像信号を入力することとなる。すなわち、画像信号の入力と、前のフレームの画像信号に基づく補正後の階調信号の出力は並行して行われる。
図5は、走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140の動作を示すタイミングチャートである。走査線駆動回路130は、1水平走査期間(1H)ごとに、走査線を順次選択し、選択した走査線を接地して、接地(GND)レベルとする。接地(GND)レベルとなる走査信号はCH1からCHnまで順次移っていく。なお、すべての水平走査期間の終了時にGNDレベルとなっているのは、その前の期間に、有機EL素子に蓄積した電荷を放電し、すべての有機EL素子の状態を初期化するためである。
ある走査線の信号が接地(GND)レベルとなるとき、この走査線に対応する有機EL素子を発光させるため、データ線駆動回路140が、階調信号生成回路142により生成する階調信号に基づいて、発光に対応するデータ線112に電流を供給する。なお、階調信号は、データ線を駆動する駆動信号と同一波形である。これにより、データ線信号は、補正された画像信号に応じた期間だけオン状態となり、この期間、有機EL素子に電流が流れる。具体的には、補正がない場合に画像信号に対応する時間に、輝度補正係数kを掛けた時間、データ信号をオン状態とする。輝度補正係数kによる補正は全画面について行われるので、全画面に渡りオン状態の時間が補正される。
ここで、輝度補正係数kにより、電流量が最大となる走査線CHsのピーク輝度Lchは、輝度補正係数kにより、画像信号に対応するウインドウサイズWsにおける発光可能輝度Lsとなる。
<1−3:効果>
電気光学装置100を駆動する、データ線駆動回路140および走査線駆動回路130によれば、階調信号生成回路142は、入力される画像信号に基づいて各データ線112に供給される電流値を算出し、算出した電流値に基づいて電流が最大となる走査線CHsのピーク輝度Lchを算出する。そして、この走査線のピーク輝度Lchが、画像信号から算出したウインドウサイズWsにおけるピーク輝度としての発光可能輝度Lsになるように画像信号を補正して階調信号Data1〜Datamを生成する。これにより、画面上の限定された領域で発光する画像を表示する場合に、発光する領域の輝度を、表示画像に相当するウインドウサイズからピーク輝度曲線に基づいて得られた発光可能輝度に補正することができる。そしてこの際、階調信号を生成する際の補正が、実際に有機EL素子121に流れる電流ではなく、入力される画像信号に基づく算出結果に基づいて行われる。したがって、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、画像信号に基づく算出結果により、あらかじめ画像信号を補正して階調信号Data1〜Datamを生成することができ、低階調の映像をより高輝度で表示しつつも、走査線の電流が許容電流を超えてしまう事態を防止することができる。
また、画像信号の算出結果に基づく補正が、データ線に電流が供給される期間ついて行われるので、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、応答の早い良好な補正を行うことができる。
さらに、ウインドウサイズWsが、データ線に供給される電流の総和Itの、画面を全白表示した場合にデータ線に供給される電流の総和(m × Ib)による除数として算出されるため、補正に必要なウインドウサイズWsが、全白表示した場合の画面全体の輝度に対する、画像信号による画面全体の輝度の割合に対応する数値として求められる。したがって、画面全体の輝度を考慮した自然な補正を行うことができる。
ところで、第1実施形態に係る走査線駆動回路130では、輝度補正係数kに基づいて画像信号を補正して階調信号を生成する場合に、ピーク輝度Lchのデータ線に流れる電流の補正後の値が、走査線の許容電流Ibを超えるか否かを判別している。具体的には、Ichs × kの値が許容電流Ibの値以上であると判別された場合には(図4のS17でNo)、輝度補正係数kを1として、すなわち画像信号を補正せずに階調信号を生成する。
例えば、図6に示す画面の表示例において、(a)のように、発光させる部分が画面上垂直方向に延びる太線状である場合に、画面全体についてウインドウサイズWsに基づいて求めた輝度補正係数kを掛け、発光させる輝度をウインドウサイズWsに対応するピーク輝度Lsとして高輝度に表示を行うことができる。
しかしながら、図6の(b)のように、発光させる部分が画面上水平方向に延びる太線状である場合には、ウインドウサイズWsに基づく輝度補正係数kを適用すると、太線状部分の最大電流の走査線では、Ichs × k の値がIbの値以上となり、補正が行われない。
ここで、発光させる部分が画面上水平方向に延びる太線状の場合でも画像信号を補正して階調信号を生成する、本発明の第2実施形態について説明する。
<2.第2実施形態>
<2−1:構成>
図7は、第2実施形態に係る電気光学装置200の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る電気光学装置200は、第1実施形態の電気光学装置100の構成に対し、データ線駆動回路240から走査線駆動回路230に、1水平走査期間を示す水平同期信号Hsyncが供給される点が異なる。
図8は、本発明の第2実施形態に係るデータ線駆動回路240の構成を示すブロック図である。データ線駆動回路240では、第1実施形態のデータ線駆動回路140の構成に対し、階調信号補正回路249が水平同期信号Hsyncを出力している点が異なる。
ここで、データ線駆動回路240では、図4に示す手順のうち、Ichs × k の値がIbの値以上であると判別された場合には(S16でNo)、輝度補正係数kを1としない。階調信号補正回路249は、この代わりに、この走査線が選択されるときの水平同期信号Hsyncの周期を輝度補正係数kの値に応じて長くする(図9の区間A)。また、輝度補正係数kに掛けて補正を行った時間、データ信号をオン状態とする。輝度補正係数kによる補正は全画面について行われるので、全画面に渡りオン状態の時間が補正される。ここで、輝度補正係数kにより、電流量が最大となる走査線CHsのピーク輝度Lchは、輝度補正係数kにより、画像信号に対応するウインドウサイズWsにおける発光可能輝度Lsとなる。
走査線駆動回路230は、データ線駆動回路240から出力される水平同期信号Hsyncに同期して、走査線の選択および選択された走査線の接地を行う。なお、特定の走査線について水平同期信号Hsyncの周期が長くなることにより、データ線駆動回路240および走査線駆動回路230における1フレームの周期が、入力される画像信号の1フレーム周期とずれないよう、輝度の小さい画面の走査線については、水平同期信号Hsyncの周期を短くする(図9の区間B)。
なお、第2実施形態における上述の他の構成は、第1実施形態と同様である。
<2−2:作用、効果>
図9に示すように、入力される画像信号の算出結果に基づく補正が、特定の走査線が選択される期間について行われるので、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、応答の早い良好な補正を行うことができる。さらに、例えば、発光させる部分が画面上水平方向に延びる太線状のような場合でも画像信号を補正して階調信号を生成するので、より多くの種類の画素信号に対し良好な補正を行うことができる。
<3.第3実施形態>
<3−1:構成>
図10は、本発明の第3実施形態に係るデータ線駆動回路340の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るデータ線駆動回路340は、第1実施形態のデータ線駆動回路140の構成に対し、階調信号補正回路349がデータ線ドライバ341に対し、階調補正信号Vctrlを出力している点が異なる。
ここで、データ線ドライバ341は、データ線を駆動する電流を一定に固定するのではなく、階調補正信号Vctrlの電圧値に基づいて変化させる。具体的には、電圧制御可能な電流源回路を備えることにより、階調補正信号Vctrlの電圧値に比例した電流をデータ線312に出力する。
第3実施形態に係る階調信号補正回路349は、図4に示す手順で求められた輝度補正係数kに基づいて、階調補正信号Vctrlの電圧値を変化させる。具体的には、輝度補正係数kに比例した電圧の階調補正信号Vctrlを出力する。
なお、第2実施形態における上述の他の構成は、第1実施形態と同様である。
<3−2:作用、効果>
このように、入力される画像信号の算出結果に基づく補正が、データ線に供給される電流値に対して行われるので、輝度の変化が早い映像を表示する場合でも、応答の早い良好な補正を行うことができる。さらに、階調信号補正回路349において、フレームメモリ146から読み出した画像信号の出力と、補正係数の出力とを別にできるので構成を簡潔にすることができる。
<4.変形例、改良例>
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、電気光学装置が、駆動回路を備えるものとして説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、駆動回路の一部または全部を、電気光学装置として素子基板に形成する替わりに、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いてフィルムに実装された駆動回路を、素子基板の所定位置に設けられる異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良いし、駆動回路が形成されたICチップを、COG(Chip On Glass)技術を用いて、電気光学装置が形成された素子基板の所定位置に接続する構成としてもよい。
<5.電子機器>
次に、上述した実施形態および応用例に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図11に、電気光学装置100を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置100は、入力感度が製造プロセスのばらつきによる影響を受けないレベルシフト回路を備えるので、均質な画像を表示することができる。
図12に、電気光学装置100を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図13に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図11〜図13に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100の構成を示すブロック図である。 電気光学装置100のデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 ピーク輝度曲線を示すグラフである。 輝度補正係数kを算出する手順を示すフローチャートである。 走査線駆動回路およびデータ線駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 画面の表示例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置200の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 走査線駆動回路およびデータ線駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係るデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 前記した電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 前記した電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 前記した電気光学装置を適用した情報携帯端末の構成を示す斜視図である。 従来例の単純マトリクス型の電気光学装置500の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,200…電気光学装置、111,211…走査線、112,212,312…データ線、121,221,321…有機EL素子、 120,220…表示部、 130,230,340…走査線駆動回路(走査線切換え手段、駆動回路)、 140,240,340…データ線駆動回路(駆動回路)、 141,241,341…データ線ドライバ(データ線切換え手段)、 142,242,342…階調信号生成回路(階調信号生成手段)、 144a,244a,344a…走査線特定回路(走査線特定手段)、 144b,244b,344bb…走査線ピーク輝度算出回路(走査線ピーク輝度算出手段)、 144c,244c,344c…ウインドウサイズ算出回路(ウインドウサイズ算出手段)、 146,246,346…フレームメモリ、 147,247,347…ウインドウサイズピーク輝度算出回路(ウインドウサイズピーク輝度算出手段)、 148,248,348…ピーク輝度曲線記憶部、 149,249,349… 階調信号補正回路(階調信号補正手段)、 150,250…制御回路、 2000…パーソナルコンピュータ、3000…携帯電話機、4000…情報携帯端末

Claims (10)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子を含む表示部とを備えた電気光学装置の駆動回路であって、
    入力される画像信号に基づいて、前記表示部を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手段と、
    前記走査線のうち特定の走査線を選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手段と、
    前記階調信号に基づいて前記各データ線を介して前記有機EL素子に電流を供給するデータ線切換え手段と、を備え、
    前記階調信号生成手段は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手段と、
    この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手段と、
    ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手段と、
    ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手段と、
    前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手段と、を有することを特徴とする駆動回路。
  2. マトリクス状に配置した複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子とを備え、前記有機EL素子を単純マトリクス駆動方式により駆動する電気光学装置の駆動回路であって、
    入力される画像信号に基づいて、前記表示部を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手段と、
    前記走査線のうち特定の走査線を選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手段と、
    前記階調信号に基づいて前記各データ線を介して前記EL素子に電流を供給するデータ線切換え手段と、を備え、
    前記階調信号生成手段は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手段と、
    この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手段と、
    ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手段と、
    ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手段と、
    前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手段と、を有することを特徴とする駆動回路。
  3. 請求項1または2に記載の駆動回路において、
    前記階調信号補正手段は、前記データ線に供給される電流値、前記データ線に電流が供給される期間、および前記特定の走査線が選択される期間のうち、少なくとも1つについて補正することを特徴とする駆動回路。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の駆動回路において、
    前記ウインドウサイズ算出手段は、前記データ線に供給される電流の総和を、画面を全白表示した場合に前記データ線に供給される電流の総和で除することにより、ウインドウサイズを算出することを特徴とする駆動回路。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の駆動回路を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子を含む表示部とを備えた電気光学装置の駆動方法であって、
    入力される画像信号に基づいて、前記画素回路を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手順と、
    前記走査線のうち特定の走査線を順次選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手順と、
    前記選択された走査線が接地した状態で、前記データ線に電流を供給するデータ線切換え手順と、を備え、
    前記階調信号生成手順は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手順と、
    この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手順と、
    ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手順と、
    ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手順と、
    前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手順と、を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  8. マトリクス状に配置した複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた有機EL素子とを備え、前記有機EL素子を単純マトリクス駆動方式により駆動する電気光学装置の駆動方法であって、
    入力される画像信号に基づいて、前記画素回路を階調制御する階調信号を生成する階調信号生成手順と、
    前記走査線のうち特定の走査線を順次選択し、この選択された走査線を接地する走査線切換え手順と、
    前記選択された走査線が接地した状態で、前記データ線に電流を供給するデータ線切換え手順と、を備え、
    前記階調信号生成手順は、入力される画像信号に基づいて前記各データ線に供給される電流値を算出し、これら電流値に基づいて1フレーム期間に流れる電流が最大となる走査線を特定する走査線特定手順と、
    この特定された走査線のピーク輝度を算出する走査線ピーク輝度算出手順と、
    ウインドウサイズを算出するウインドウサイズ算出手順と、
    ピーク輝度曲線に従って、前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度を算出し、前記特定の走査線に流れる電流が許容電流値を超えない範囲で、前記特定の走査線のピーク輝度が前記ウインドウサイズにおけるピーク輝度になるように、補正係数を算出するウインドウサイズピーク輝度算出手順と、
    前記補正係数に基づいて、前記画像信号の全てを補正して階調信号を生成する階調信号補正手順と、を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  9. 請求項7または8に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記階調信号補正手順では、前記データ線に供給される電流値、前記データ線に電流が供給される期間、および前記特定の走査線が選択される期間のうち、少なくとも1つについて補正することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  10. 請求項7から9いずれかに記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記ウインドウサイズ算出手順では、前記データ線に供給される電流の総和を、画面を全白表示する場合に前記データ線に供給される電流の総和で除することにより、ウインドウサイズを算出することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
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