JP2006243167A - 撮影装置及び手ぶれ警告方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手ぶれ警告を適切に発することのできる撮影装置及び手ぶれ警告方法を得る。
【解決手段】 被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告するにあたり、CPU40により、グリップセンサ60によってデジタルカメラ10に対する撮影者による保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮影装置及び手ぶれ警告方法に係り、特に、被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告する撮影装置及び当該撮影装置の手ぶれ警告方法に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)エリアセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の固体撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルカメラ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant,携帯情報端末)等の撮影機能を有する情報機器(以下、「撮影装置」ともいう。)の需要が急増しており、この種の撮影装置には、シャッタ速度が著しく遅い場合等、撮影時において手ぶれが生じる可能性が高い場合に警告を発する手ぶれ警告機能が搭載されているものもある。
ところで、手ぶれは、撮影者が撮影装置を不安定な状態で保持した場合に生じる可能性が高いとされている。特に、初心者等は撮影装置の持ち方も知らない場合が多く、この場合には手ぶれの影響が生じやすい。
この問題に対して、従来は、撮影装置の右手保持部分にグリップ部等を設ける等して保持領域を明確化する工夫がなされている。従って、撮影者は、右手については比較的正しい持ち方をしている。しかしながら、この技術では、右手についてはグリップ部によって安定した保持状態を確保することができるものの、左手側については安定した保持状態を確保することができず、手ぶれが発生しやすい状態で写真撮影が行われることが依然多かった。
そこで、この問題を解決するために、特許文献1には、レンズ鏡筒に保持状態を判別する保持状態判別手段を設けると共に、当該保持状態判別手段の出力に応じて警告を発したり、撮影装置の作動を禁止する技術(以下、「第1従来技術」という。)が開示されている。
また、特許文献1には、シャッタ速度が焦点距離の逆数より遅いか否かを判断することによって手ぶれを発生する可能性が高いか否かを判断し、手ぶれを発生する可能性が高く、かつ撮影装置に対する保持状態が正しくない場合に警告を発する技術(以下、「第2従来技術」という。)も開示されている。
特開2000−338588公報
しかしながら、上記第1従来技術では、レンズ鏡筒に対する保持状態が正しくない場合には必ず警告が発せられるので、撮影者に対してレンズ鏡筒に対する一定の保持状態を強制することになり、撮影者に煩わしさや不快感を与えてしまう場合がある、という問題点があった。
また、上記第2従来技術では、シャッタ速度が焦点距離の逆数より速く、手ぶれを発生する可能性が低いと判断された場合には、撮影者による撮影装置の保持状態にかかわらず警告が発せられないので、当該保持状態が正しくない場合には手ぶれが生じてしまう場合がある、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、手ぶれ警告を適切に発することのできる撮影装置及び手ぶれ警告方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮影装置は、被写体を撮影する撮影装置であって、前記撮影装置に対する保持状態を検出する検出手段と、前記被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定する決定手段と、前記シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告する警告手段と、前記検出手段によって検出された保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定する設定手段と、を備えている。
請求項1に記載の撮影装置では、決定手段により、被写体の明るさに応じてシャッタ速度が決定され、警告手段により、前記シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生が警告される。なお、上記警告手段による警告には、ディスプレイ装置等による表示による警告、ランプの点灯や点滅等による警告、スピーカを介した音声やブザーの鳴動等による警告が含まれる。
ここで、本発明では、設定手段により、撮影装置に対する保持状態を検出する検出手段によって検出された前記保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度が設定される。
このように、請求項1に記載の撮影装置によれば、被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告するにあたり、前記撮影装置に対する保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定しているので、シャッタ速度及び撮影装置に対する保持状態の何れか一方のみが手ぶれを発生する可能性が高い状態である場合であっても手ぶれ警告を発することができ、手ぶれ警告を適切に発することができる。
なお、本発明の前記設定手段は、請求項2に記載の発明のように、前記所定速度を段階的に設定するものとしてもよい。これによって、前記所定速度を連続的に設定する場合に比較して、簡易に前記所定速度を設定することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の手ぶれ警告方法は、被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告する撮影装置の手ぶれ警告方法であって、前記撮影装置に対する保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定するものである。
従って、請求項3に記載の手ぶれ警告方法によれば、請求項1に記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、手ぶれ警告を適切に発することができる。
本発明によれば、被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告するにあたり、前記撮影装置に対する保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定しているので、シャッタ速度及び撮影装置に対する保持状態の何れか一方のみが手ぶれを発生する可能性が高い状態である場合であっても手ぶれ警告を発することができ、手ぶれ警告を適切に発することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明をデジタル電子スチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)に適用した場合について説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズスイッチ(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、モード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズスイッチ56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズスイッチ56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッター速度、絞りの状態)が決定されて設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
また、モード切替スイッチ56Cは、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像を後述するLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際に回転操作される。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示する液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、十字カーソルスイッチ56Dと、が備えられている。なお、十字カーソルスイッチ56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10の背面には、LCD38にメニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニュースイッチと、それまでの操作内容を確定するときに押圧操作される決定スイッチと、直前の操作内容をキャンセルするときに押圧操作されるキャンセルスイッチと、ストロボ44の発光状態を設定するときに押圧操作されるストロボスイッチと、マクロ撮影を行うときに押圧操作されるマクロ撮影スイッチと、が備えられている。
ここで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、各々配置位置に対する撮影者による保持状態を検出する複数のグリップセンサ60(本実施の形態では、4つのグリップセンサ60A、60B、60C、60D)が設けられている。
上記グリップセンサは、撮影者がデジタルカメラ10を適切な持ち方で保持した場合に指がかかる位置(撮影者により保持されることによって手ぶれの発生を防ぐことができる位置)に各々配置されるものであり、図1に示されるように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、正面の左右両端部近傍にグリップセンサ60A及びグリップセンサ60Bが、上面のレリーズスイッチ56Aの配設側とは反対側の端部近傍にグリップセンサ60Cが、背面のグリップセンサ60Cの下部近傍にグリップセンサ60Dが、各々配置されている。
なお、本実施の形態では、上記グリップセンサとして感圧センサを適用しているが、これに限定されず、ボタンゴムや、上記特許文献1に開示されているフォトリフレクタを用いたセンサ、導電体を用いたセンサ等、撮影者が保持していることを検出することができるセンサであれば如何なるものも適用することができる。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を一時的に記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてフラッシュ・メモリ(Flash Memory)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズスイッチ56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルスイッチ56D、メニュースイッチ等の各種スイッチ(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、前述のグリップセンサ60A〜60D(同図では、「グリップセンサ60」と総称。)もCPU40に接続されており、CPU40は、これらのグリップセンサ60に対する撮影者による保持状態の検出結果を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたR,G,B毎のデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズスイッチ56Aがユーザによって半押し状態とされたタイミングで前述のようにAE機能が働いて露出状態を設定し、AF機能が働いて合焦制御した後に後述する手ぶれ警告処理を実行し、その後、レリーズスイッチ56Aが半押し状態から引き続き全押し状態に移行されたタイミングで、その時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に電子化ファイル(画像ファイル)として記録する。
次に、図3を参照して、手ぶれ警告処理の実行時におけるデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図3は、このときデジタルカメラ10のCPU40によって実行される手ぶれ警告処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ100では、グリップセンサ60A〜60Dに対する撮影者による保持状態の検出結果に基づいて、撮影者によるデジタルカメラ10の保持状態が良好であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ102に移行する。なお、本実施の形態に係る手ぶれ警告処理プログラムでは、撮影者がグリップセンサ60Aを保持すると共に、グリップセンサ60B〜60Dの少なくとも1つを保持している場合に保持状態が良好であるものと判定しているが、これに限らず、例えば、グリップセンサ60A〜60Dの半数以上を保持している場合に保持状態が良好であるものと判定する形態や、グリップセンサ60A〜60Dの全てを保持している場合に保持状態が良好であるものと判定する形態等とすることもできる。
ステップ102では、後述するステップ106において適用されるシャッタ速度に対する閾値として予め定められた低い値(本実施の形態では、1/15秒(15分の1秒))を設定し、その後にステップ106に移行する。一方、上記ステップ100において否定判定となった場合にはステップ104に移行し、上記閾値として予め定められた高い値(少なくとも上記低い値より大きな値であり、本実施の形態では、1/30秒(30分の1秒))を設定し、その後にステップ106に移行する。
ステップ106では、本手ぶれ警告処理プログラムを実行する直前に行われたAE機能により決定されたシャッタ速度が上記ステップ102又はステップ104において設定された閾値以下となっているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ108に移行して、予め定められた警告画面をLCD38に表示するように制御した後、本手ぶれ警告処理プログラムを終了する。
図4には、上記ステップ108の処理によってLCD38に表示される警告画面の表示状態の一例が示されている。同図に示すように、この警告画面では、手ぶれが発生する可能性があることを示すメッセージと、デジタルカメラ10を正しく保持することを促すメッセージが表示される。同図に示されるような警告画面がLCD38にて表示されることにより、撮影者はデジタルカメラ10を正しく保持する可能性が高くなり、この結果として、手ぶれの発生を未然に回避できる可能性が高くなる。
一方、上記ステップ106において否定判定となった場合には、上記ステップ108の処理を実行することなく本手ぶれ警告処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度(閾値)以下である場合に手ぶれの発生を警告するにあたり、撮影装置(デジタルカメラ10)に対する保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定しているので、シャッタ速度及び撮影装置に対する保持状態の何れか一方のみが手ぶれを発生する可能性が高い状態である場合であっても手ぶれ警告を発することができ、手ぶれ警告を適切に発することができる。
また、本実施の形態では、前記所定速度を段階的(ここでは、所定低値及び所定高値の2段階)に設定しているので、前記所定速度を連続的に設定する場合に比較して、簡易に前記所定速度を設定することができる。
なお、本実施の形態では、図1に示されるように、グリップセンサをデジタルカメラ10の正面、上面、及び背面に対して合計4個設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらから何れかを削除する形態や、これらに加えて底面にも設ける形態等とすることもできる。この場合、グリップセンサの数が増えるほど撮影者によるデジタルカメラ10の保持状態を精度よく検出することができ、グリップセンサの数が減るほどデジタルカメラ10を低コスト化することができる。
また、本実施の形態では、LCD38による表示によって手ぶれの警告を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ファインダ20がEVF(エレクトリック・ビュー・ファインダ)である場合の当該ファインダ20による表示による警告、デジタルカメラ10にスピーカが設けられている場合の当該スピーカによる音声による警告、デジタルカメラ10にブザーが設けられている場合の当該ブザーの鳴動による警告、ファインダ20の接眼部近傍にLED(発光ダイオード)を設け、当該LEDの点灯、点滅等による警告等とする形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、三脚撮影時については特に言及しなかったが、三脚撮影時には手ぶれ警告を禁止する形態とすることもできる。この場合、不要な手ぶれ警告を回避することができる。
また、本実施の形態では、手ぶれ警告を行うか否かを判定する際に用いるシャッタ速度の閾値を、保持状態が良好か否かに応じて2段階で設定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、保持状態が良好であるほど小さくなるように無段階で連続的に閾値を設定する形態とすることもできる。この場合、本実施の形態に比較して、より高精度に手ぶれ警告の要否判定を行うことができる。
また、本実施の形態では、本発明の検出手段として、撮影者によって保持されているか否かを検出するグリップセンサを適用し、当該センサによる検出結果に応じて撮影者によるデジタルカメラ10の保持状態が良好か否かを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、本発明の検出手段として、撮影者による保持力(把持力)を検出することのできる感圧センサ等のセンサを適用し、当該センサによって検出された保持力の強さに応じて撮影者によるデジタルカメラ10の保持状態が良好か否かを判定する形態とすることもできる。この場合、本実施の形態に比較して、より高精度に手ぶれ警告の要否判定を行うことができる。
その他、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1,図2参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態において説明した手ぶれ警告処理プログラムの処理の流れ(図3参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で示した警告画面の表示状態(図4参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
更に、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明は、PDA、携帯電話機等、撮影機能を有する情報機器であれば如何なるものにでも適用できることは言うまでもない。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る手ぶれ警告処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る警告画面の表示状態例を示す概略図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
40 CPU(決定手段、警告手段、設定手段)
60A〜60D グリップセンサ(検出手段)

Claims (3)

  1. 被写体を撮影する撮影装置であって、
    前記撮影装置に対する保持状態を検出する検出手段と、
    前記被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定する決定手段と、
    前記シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告する警告手段と、
    前記検出手段によって検出された保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定する設定手段と、
    を備えた撮影装置。
  2. 前記設定手段は、前記所定速度を段階的に設定する
    請求項1記載の撮影装置。
  3. 被写体の明るさに応じてシャッタ速度を決定すると共に、当該シャッタ速度が予め設定された所定速度以下である場合に手ぶれの発生を警告する撮影装置の手ぶれ警告方法であって、
    前記撮影装置に対する保持状態を検出し、当該保持状態が良好であるほど遅くなるように前記所定速度を設定する、
    手ぶれ警告方法。
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