JP2006241955A - 木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のハンガージョイントを簡素化して安価に製造できるように既成のボルト・ナットと座金やセパレータで組立てられる、ハンガージョイント。
【解決手段】ボルト1に座金3と複数のパイプ型セパレータ4a、座金と同径のパイプ型セパレータ4bをセットし、ボルト1の先端にナット2aを設けた構造のハンガージョイント。
【選択図】図3
【解決手段】ボルト1に座金3と複数のパイプ型セパレータ4a、座金と同径のパイプ型セパレータ4bをセットし、ボルト1の先端にナット2aを設けた構造のハンガージョイント。
【選択図】図3
Description
本発明は小規模建築用、木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物に関するものである。
従来の木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物には
1.鋼板添え板挿入型接合タイプ用接合金物
2.合わせ梁+ファスナー型接合タイプ用接合金物
3.引っ張りボルト型接合タイプ用接合金物などがあり引っ張りボルト型のハンガージョイントとジョイントボックスには下記のような文献がある。
特開2003−261983(引張雇い柄)の柄と箱 実願2003−271641(木造門型ラーメン)の柄と箱 特願2003−358009(木造門型ラーメンフレーム)の柄 特許3625468(中脚構造及び柱と横架材との接続構造並びにフレーム構造)のハンガージョイントとジョイントボックス 特許3627753(柱と横架材との接続構造並びにフレーム構造)のハンガージョイント 意願平5−40043(建築用接合金具)のハンガージョイントとジョイントボックス 住友林業株式会社のビッグフレーム構法のフィンボルトとジョイントボックス 株式会社石森屋木材のSPC工法等のフィンボルトとジョイントボックスを使用した接合金物等がある
1.鋼板添え板挿入型接合タイプ用接合金物
2.合わせ梁+ファスナー型接合タイプ用接合金物
3.引っ張りボルト型接合タイプ用接合金物などがあり引っ張りボルト型のハンガージョイントとジョイントボックスには下記のような文献がある。
従来の木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口に使用する接合金物:柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイント又はフィンボルトタイプのハンガージョイントには、下記のような欠点があった。
接合金物、柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設け、フィンボルトタイプのハンガージョイントには丸鋼の外周面に螺子を設けて、両タイプ共、丸鋼の端部にボルト接続用の雌螺子を設けているし、ジョイントボックスは、鋼鈑4面で箱型を形成し此れに柄やハンガージョイント・フィンボルト接続用のボルト穴を設けている。
1.ドリフトピンタイプの柄又はハンガージョイントは丸鋼の頂点から外れた外周面にドリフトピン用の穴を設けるには丸鋼の外周が円になっているので高度の技術者と高度な工作機械が要る。
2.丸鋼の外周面にドリフトピン用の窪みを設けるには、フライス盤か、鍛造で生産するのでフライス盤や鍛造の大掛りな設備と金型がいる。
3.柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設ける構造だから抵抗モーメント接合部仕口部分のばらつき係数をコントロール出来ない。
4.柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設ける構造だからドリフトピンは丸鋼しか使用出来ない。
5.フィンボルトタイプのハンガージョインは丸鋼の外周面に木部固定用の雄角螺子を設けなければならないし更に柱と横架材にも雌の角螺子を設けなければならないので高度な技術者と旋盤等の大掛かりな工作機械が要るし加工工期も長くなる。
6.ジョイトボックスは鋼鈑を箱型に加工してボルト接続用の穴を設けているのでアングルを対角状に溶接して箱型にするか鋼鈑を箱型に折り曲げ鋼鈑の接点を溶接したり、鋼鈑の角どうしを溶接して箱型にするので溶接器とドリルがいる。
接合金物、柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設け、フィンボルトタイプのハンガージョイントには丸鋼の外周面に螺子を設けて、両タイプ共、丸鋼の端部にボルト接続用の雌螺子を設けているし、ジョイントボックスは、鋼鈑4面で箱型を形成し此れに柄やハンガージョイント・フィンボルト接続用のボルト穴を設けている。
1.ドリフトピンタイプの柄又はハンガージョイントは丸鋼の頂点から外れた外周面にドリフトピン用の穴を設けるには丸鋼の外周が円になっているので高度の技術者と高度な工作機械が要る。
2.丸鋼の外周面にドリフトピン用の窪みを設けるには、フライス盤か、鍛造で生産するのでフライス盤や鍛造の大掛りな設備と金型がいる。
3.柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設ける構造だから抵抗モーメント接合部仕口部分のばらつき係数をコントロール出来ない。
4.柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設ける構造だからドリフトピンは丸鋼しか使用出来ない。
5.フィンボルトタイプのハンガージョインは丸鋼の外周面に木部固定用の雄角螺子を設けなければならないし更に柱と横架材にも雌の角螺子を設けなければならないので高度な技術者と旋盤等の大掛かりな工作機械が要るし加工工期も長くなる。
6.ジョイトボックスは鋼鈑を箱型に加工してボルト接続用の穴を設けているのでアングルを対角状に溶接して箱型にするか鋼鈑を箱型に折り曲げ鋼鈑の接点を溶接したり、鋼鈑の角どうしを溶接して箱型にするので溶接器とドリルがいる。
本発明は、以上のような課題を解決する為に、ボルト1に座金3とセパレータ4をセットしてボルト1の先端にナット2を設けたけた構造のハンガージョイント5。
本発明のハンガージョイントは、ボルト1に座金3とセパレータ4をセットしてボルト1の先端にナット2を設けた簡単な構造で、木質構造の抵抗モーメント接合金物のハンガージョイントと同じ機能を発揮するし下記のような利点がある。
1. 従来のドリフトピンタイプの柄又はハンガージョイントの様に、丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設ける方法と異なり規制品のボルトや座金等で組み立てるだけだから家内工業で対処できる。
2. ハンガージョイントには丸鋼の外周面にドリフトピン用の窪みを設ける必要がないので、フライス盤や、鍛造で生産する鍛造の等の大掛りな設備と金型が要らない
3. 柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設けて此れにドリフトピを引っ掛ける構造だが、本発明のハンガージョイントは、座金にドリフトピンを掛ける構造にしているので座金の厚さや許度を変える事により抵抗モーメント接合部仕口のばらつき係数を調整できる。
4. 座金とパイプ型セパレータは直角に接続しているので角型のドリフトピンが使用できる。
5. フィンボルトタイプのハンガージョイントの様に丸鋼の外周面に木部固定用の角螺子を設ける必要がないので高度な技術者と旋盤や大掛りな工作機械が要らない等の利点がある。
1. 従来のドリフトピンタイプの柄又はハンガージョイントの様に、丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設ける方法と異なり規制品のボルトや座金等で組み立てるだけだから家内工業で対処できる。
2. ハンガージョイントには丸鋼の外周面にドリフトピン用の窪みを設ける必要がないので、フライス盤や、鍛造で生産する鍛造の等の大掛りな設備と金型が要らない
3. 柄又はドリフトピンタイプのハンガージョイントは丸鋼の外周面にドリフトピン用の穴を設けたり窪みを設けて此れにドリフトピを引っ掛ける構造だが、本発明のハンガージョイントは、座金にドリフトピンを掛ける構造にしているので座金の厚さや許度を変える事により抵抗モーメント接合部仕口のばらつき係数を調整できる。
4. 座金とパイプ型セパレータは直角に接続しているので角型のドリフトピンが使用できる。
5. フィンボルトタイプのハンガージョイントの様に丸鋼の外周面に木部固定用の角螺子を設ける必要がないので高度な技術者と旋盤や大掛りな工作機械が要らない等の利点がある。
ボルト1に座金3とセパレータ4aをセットしてボルト1の先端に長ナット2aを設けた構造のハンガージョイント5。
図1は本発明のボルト1に座金3とパイプ型セパレータ4aをセットしてボルト1の先端に、長ナット2aを締設けた構造のハンガージョイント5の平面及び側面図。
図2は本発明のボルト1に座金3とパイプ型セパレータ4aを複数セットしてボルト1の先端に長ナット2aを締めつけた構造のハンガージョイント5の平面及び側面図。
図3は本発明のボルト1に座金3とパイプセ型パレータ4aを複数セットして更に座金外形と同径のパイプセパレータ4bを、加えてボルト1の先端に長ナット2aを設けた構造のハンガージョイント5の平面及び側面図。
図3は本発明のボルト1に座金3とパイプセ型パレータ4aを複数セットして更に座金外形と同径のパイプセパレータ4bを、加えてボルト1の先端に長ナット2aを設けた構造のハンガージョイント5の平面及び側面図。
図4は本発明のドリフトピンタイプのハンガージョイントボックスの接続用穴7に接続用ボルト1aを挿入してナット2で緊結した木質ラーメン構造仕口用抵抗モーメント接合金物の側面図。
図5は本発明のドリフトピンタイプのハンガージョイント5とジョイントボックス6をボルト1aで緊結した実施設例4の接合金物に接続用穴7にアンカーボルト8を挿入して基礎9にナット2で緊結した柱脚と基礎の緊結使用例の垂直断側面図。
図6は横架材11の穴12にハンガージョイント5を挿入してドリフトピン13で固定した横架材11のハンガージョイント5を柱10の穴12に挿入してドリフトピン13で固定して此れを接続ボルト1aとナット2で柱のハンガージョイント5にセットして柱10に横架材11を緊結し更にハンガージョイントボックスをドリフトぴん13で固定した横架材11をボルト1aに座金3とナット2で柱10に緊結させた柱勝ち木質ラーメン仕口用抵抗モーメント接合金物使用例の垂直断面図。
図7は本発明のドリフトピンタイプのハンガージョイント5とハンガージョイント5を接続ボルト1aで緊結し下部柱10と横架材11と上部柱10の穴に挿入しドリフトピン13で緊結した梁勝ち木質ラーメン構造仕口用抵抗モーメント接合金物使用例の垂直断面図。
1. 木質ラーメン構造の柱脚にドリフトピンでハンガージョイントとジョイントボックスをセットし此れを基礎のアンカーボルトに接続してナットで緊結すると柱脚の応力を基礎に伝達できる。
2. 木質ラーメン構造の柱頭に接続する横架材にハンガージョイントとジョイントボックスをセットしボルト・ナット及びドリフトピンで柱に緊結すると柱頭の抵抗モーメントの曲げモーメントと剪断力を処理できる。
3. ハンガージョイントの構造が簡単だから既製品のボルト・ナットと座金及びパイプで安価に製造出きる。
2. 木質ラーメン構造の柱頭に接続する横架材にハンガージョイントとジョイントボックスをセットしボルト・ナット及びドリフトピンで柱に緊結すると柱頭の抵抗モーメントの曲げモーメントと剪断力を処理できる。
3. ハンガージョイントの構造が簡単だから既製品のボルト・ナットと座金及びパイプで安価に製造出きる。
1.ボルト
1a.接続ボルト
2.ナット
2a.長ナット
3.座金
4.セパレータ
4a.パイプセパレータ
4b.座金同径パイプセパレータ
5.ハンガージョイント
6.ボックスジョイト
7.接続用穴
8.アンカーボルト
9.基礎
10.柱
11.横架材
12.穴
13.ドリフトピン
1a.接続ボルト
2.ナット
2a.長ナット
3.座金
4.セパレータ
4a.パイプセパレータ
4b.座金同径パイプセパレータ
5.ハンガージョイント
6.ボックスジョイト
7.接続用穴
8.アンカーボルト
9.基礎
10.柱
11.横架材
12.穴
13.ドリフトピン
Claims (1)
- ボルト1に座金3とパイプ型セパレータ4aを複数セットして長ナット2aで締めつけたハンガージョイント
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005099646A JP2006241955A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005099646A JP2006241955A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006241955A true JP2006241955A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37048630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005099646A Pending JP2006241955A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 木質ラーメン構造の抵抗モーメント仕口用接合金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006241955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7486784B2 (ja) | 2020-04-06 | 2024-05-20 | 株式会社スクリムテックジャパン | 建築部材の接合構造、建築構造体、及び建築部材の接合構造の施工方法 |
-
2005
- 2005-03-02 JP JP2005099646A patent/JP2006241955A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7486784B2 (ja) | 2020-04-06 | 2024-05-20 | 株式会社スクリムテックジャパン | 建築部材の接合構造、建築構造体、及び建築部材の接合構造の施工方法 |
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