JP2006240843A - Handrail device and elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、手摺り装置及びエレベータに関し、特に、エレベータの乗りかご内に設けられてエレベータ利用者が把持する手摺りを備えた手摺り装置及びこの手摺り装置を備えたエレベータに関する。 The present invention relates to a handrail device and an elevator, and more particularly, to a handrail device provided in an elevator car and provided with a handrail gripped by an elevator user, and an elevator equipped with the handrail device.
例えば、下記特許文献1に記載されているように、乗りかご内に手摺り装置を設けたエレベータが知られている。この手摺り装置は、乗りかごの側板に固定されて乗りかご内に位置する支持アームと、支持アームの先端側端部に固定されて水平方向に延出する手摺りとを備えている。この手摺りは、上下方向の高さ位置が固定されている。
For example, as described in
このような手摺り装置が設けられることにより、乗りかご内に乗り込んだエレベータ利用者は、必要に応じて手摺りを把持し、疲労の軽減や姿勢の保持を図ることができる。
しかしながら、前述の手摺り装置においては、以下の点について配慮がなされていない。 However, the above-described handrail device does not consider the following points.
エレベータは、様々な体躯のエレベータ利用者が利用するものであり、最適な手摺りの高さ位置は、各エレベータ利用者の体躯に応じて異なる。このため、手摺りの高さ位置が固定されていると、個々のエレベータ利用者にとっては、その手摺りの高さ位置が高過ぎると感じる場合、又は、その手摺りの高さ位置が低過ぎると感じる場合がある。 The elevator is used by elevator users of various body types, and the optimum handrail height position varies depending on the body type of each elevator user. For this reason, if the height position of the handrail is fixed, if the height position of the handrail is too high for an individual elevator user, or the height position of the handrail is too low You may feel that.
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、体躯の異なる様々なエレベータ利用者にとって使い勝手の良い手摺り装置及びエレベータを提供することである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a handrail device and an elevator that are easy to use for various elevator users having different body shapes.
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、手摺り装置において、エレベータの乗りかご内に配置される手摺りと、前記手摺りに連結され、この手摺りを上下動させる上下動機構と、を備える。 A first feature according to an embodiment of the present invention is that, in the handrail device, a handrail disposed in an elevator car, and a vertical movement mechanism that is connected to the handrail and moves the handrail up and down. .
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータにおいて、第1の特徴に係る手摺り装置を備える。 The 2nd characteristic concerning an embodiment of the invention is provided with the handrail device concerning the 1st characteristic in an elevator.
本発明によれば、エレベータ利用者の体躯に応じて手摺り高さを調整することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to adjust the handrail height according to the body of the elevator user.
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置は、図1ないし図5に示すように、エレベータの乗りかご1内に配置される手摺り2と、手摺り2に連結されてこの手摺り2を上下動させる上下動機構3とを備えている。エレベータは、両端を下向きにして巻上機4のプーリ5に巻き掛けられたロープ6を有し、このロープ6の一端に乗りかご1が連結され、ロープ6の他端に重り(図示せず)が連結されている。巻上機4は各種の信号が入出力される制御盤7に接続され、巻上機4は制御盤7から出力される制御信号により回転駆動される。巻上機4が回転駆動されることによりプーリ5が回転し、プーリ5に巻き掛けられたロープ6が移動することにより乗りかご1が昇降される。
(First embodiment)
As shown in FIGS. 1 to 5, the elevator handrail device according to the first embodiment of the present invention is connected to the
乗りかご1は、中空の直方体形状に形成され、天井板8と、底板9と、天井板8と底板9との間の4面を囲む側板10とを有している。側板10は、一つの板材により形成してもよく、又は、複数の板材により形成してもよい。側板10における一面には、開閉自在にスライドするかごドア11と、行先階床ボタン,開閉ボタン等を備えたかご用操作盤12とが設けられている。
The
手摺り2は、側板10におけるかごドア11の両側に位置する部分にそれぞれ取付けられている。各手摺り2は、丸棒形状に形成され、水平方向に延出して取付けられている。なお、手摺り2を取付ける位置は、側板10におけるかごドア11の両側に位置する部分に限定されるものではなく、側板10におけるかごドア11に対向する奥側部分に更に取付けてもよい。
The
手摺り2の長手方向の両端側には、手摺り2の長手方向に沿って延出する長溝13が形成されている(図5参照)。長溝13は、後述する係合部を係合したときに係合部を抜け止めする大径部13aを有している。
上下動機構3は、乗りかご1の側板10に取付けられて一端が乗りかご1内に位置する一対の回動軸14と、回動軸14に連結されてこの回動軸14を中心線回りに回動させる正逆回転自在なモータ15とを備えている。更に、モータ15を正転駆動又は逆転駆動させる操作部16と、各回動軸14に連結されて各回動軸14を中心として側板10に対向する面内を揺動する一対の支持アーム17とを備えている。各支持アーム17には係合部18が設けられている。操作部16は手摺り2の近傍に配置され、この操作部16には、モータ15の回転方向を決定する上昇釦16aと下降釦16bとが設けられている。上昇釦16aが押されることによりモータ15が正転駆動されて手摺り2が上昇する。また、下降釦16bが押されることによりモータ15が逆転駆動されて手摺り2が下降する。
The
上下動機構3は、側板10におけるかごドア11の両側に位置する部分に取付けられた2つの手摺り2に対応してそれぞれ一組ずつ設けられている。なお、かごドア11に対向する側板10の奥側部分に手摺りを取付けた場合には、その手摺りに対応する3つ目の上下動機構を設けることができる。
The
一つの上下動機構3における一対の回動軸14は、底板9からの高さ位置が等しい位置に設けられ、側板10を貫通して水平方向に延出し、一端が乗りかご1内に位置し、他端が乗りかご1の外側に位置している。回動軸14は、側板10を貫通する部分において軸受19により保持され、中心線回りに回動自在とされている。回動軸14における乗りかご1の外側(側板10の裏面側)に延出した部分には、モータ15が連結されている。モータ15は、側板10の裏面側に取付けられている。回動軸14における乗りかご1内(側板10の正面側)に延出した部分には、支持アーム17の一端が連結されている。
A pair of rotating
支持アーム17は、回動軸14の中心線に対して略直交する向きに回動軸14に連結されている。モータ15の駆動により回動軸14が中心線回りに回動し、この回動に伴って支持アーム17は回動軸14が取付けられている側板10に対向する面内を揺動する。
The
支持アーム17の他端にはピン18aとローラ18bとを有する係合部18が設けられ、ピン18aの一端が支持アーム17に固定され、ピン18aの他端にローラ18bが連結されている。ピン18aとローラ18bとの連結は、ローラ18bを中心線回りに回動自在に行ってもよく、又は、固定して行ってもよい。係合部18は、手摺り2の長溝13にスライド自在に係合され、ローラ18bが長溝13の大径部13aに係合されることにより係合部18が長溝13から抜け止めされている。
An
このような構成において、乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者は、必要に応じて手摺り2を把持し、疲労の軽減や姿勢の保持を図ることができる。
In such a configuration, an elevator user who has entered the
乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者が、手摺り2の高さ位置が低過ぎると感じた場合には、操作部16に設けられている上昇釦16aを押圧することにより手摺り2を上昇させることができる。また、乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者が、手摺り2の高さ位置が高過ぎると感じた場合には、操作部16に設けられている下降釦16bを押圧することにより手摺り2を下降させることができる。
When the elevator user who has entered the
ここで、手摺り2が図3において実線で示す位置に位置している状態において、エレベータ利用者が上昇釦16aを押した場合の動作について説明する。
Here, an operation when the elevator user presses the
上昇釦16aが押されると、モータ15が正転駆動されて回動軸14が回動し、回動軸14に連結されている支持アーム17が矢印A方向(図3参照)に揺動する。この揺動により、手摺り2の長溝13に係合されている係合部18が長溝13内を手摺り2の長手方向中央部に向けてスライドし、手摺り2が上昇する。手摺り2の上昇は、手摺り2が最上昇位置に上昇するまで、又は、上昇釦16aの押圧が停止されるまで続けられる。図3において二点鎖線“A1”で示される位置は、手摺り2の最上昇位置である。
When the ascending
一方、手摺り2が図3において実線で示す位置に位置している状態において、エレベータ利用者が下降釦16bを押した場合には、下降釦16bが押されることによりモータ15が逆転駆動されて回動軸14が回動し、回動軸14に連結されている支持アーム17が矢印B方向(図3参照)に揺動する。この揺動により、手摺り2の長溝13に係合されている係合部18が長溝13内を手摺り2の長手方向外側に向けてスライドし、手摺り2が下降する。図3において二点鎖線“B1”で示される位置は、手摺り2の高さ位置が回動軸14の高さ位置と同じになった位置である。手摺り2が二点鎖線“B1”で示される位置まで下降した後も引き続き下降釦16bが押されると、支持アーム17は引き続き矢印B方向に揺動するとともに係合部18は長溝13内を手摺り2の長手方向中央部に向けてスライドし、手摺り2が引き続き下降する。手摺り2の下降は、手摺り2が最下降位置に下降するまで、又は、下降釦16bの押圧が停止されるまで続けられる。図3において二点鎖線“B2”で示される位置は、手摺り2の下降動作中に下降釦16bの押圧が停止されて手摺り2が停止した位置である。
On the other hand, when the elevator user presses the lowering
このようにして、エレベータ利用者は、操作部16の上昇釦16a又は下降釦16bを押圧操作することにより手摺り2を上下動させることができ、手摺り2の高さ位置を、手摺り2を把持したときに疲労の軽減や姿勢の保持を最も効果的に行える位置に設定することができる。
In this way, the elevator user can move the
第1の実施の形態においては、乗りかご1内に設けられている2つの手摺り2のそれぞれに上下動機構3が設けられているので、各手摺り2毎に別個に高さ位置を調整することができる。
In the first embodiment, since the
なお、2つの手摺り2のうち、一方の手摺り2のみを上下動機構3によって上下位置調節可能とし、他方の手摺り2には上下動機構を設けずに位置固定としてもよい。更に、操作部16を一つとして、一つの操作部16の操作によって2つの手摺り2を同時に上下動させるようにしてもよい。
Of the two
また、第1の実施の形態においては、回動軸14と支持アーム17とを別個に形成して連結した場合を例に挙げて説明したが、回動軸14と支持アーム17とを一体化したL字形の部材を用いてもよい。
In the first embodiment, the case where the
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図6ないし図9に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態において、既に説明した他の実施の形態における構成要素と同じ構成要素は同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
(Second Embodiment)
An elevator handrail device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that, in the second embodiment and subsequent embodiments, the same components as those in the other embodiments described above are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
第2の実施の形態の基本的構成は第1の実施の形態と同じであり、第2の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置は、エレベータの乗りかご1内に配置される手摺り2Aと、手摺り2Aに連結されてこの手摺り2Aを上下動させる上下動機構3とを備えている。
The basic configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment, and an elevator handrail device according to the second embodiment is a
手摺り2Aは、側板10におけるかごドア11の両側に位置する部分に、上下方向の高さが異なる位置に上下2段に位置付けて取付けられている。各手摺り2Aは、丸棒形状に形成され、水平方向に延出して取付けられている。なお、手摺り2Aを取付ける位置は、側板10におけるかごドア11の両側に位置する部分に限定されるものではなく、側板10におけるかごドア11に対向する奥側部分に更に取付けてもよい。
The
手摺り2Aの長手方向両端側には、手摺り2Aと並行に延出する一対の連結部21が連結されている。連結部21と各手摺り2Aとは連結アーム22により連結され、連結アーム22の一端が連結部21に連結され、連結アーム22の他端が手摺り2Aに連結されている。
A pair of connecting
連結部21には、連結部21の長手方向に沿って延出する長溝23が形成されている。この長溝23に支持アーム17に設けられた係合部18が係合され、長溝23は、係合部18のローラ18bと係合して係合部18を抜け止めする大径部23aを有している。
The connecting
このような構成において、乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者は、必要に応じて手摺り2Aを把持し、疲労の軽減や姿勢の保持を図ることができる。
In such a configuration, an elevator user who has entered the
乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者が、手摺り2Aの高さ位置が低過ぎると感じた場合には、操作部16に設けられている上昇釦16aを押圧することにより手摺り2Aを上昇させることができる。また、乗りかご1内に乗り込んだエレベータ利用者が、手摺り2Aの高さ位置が高過ぎると感じた場合には、操作部16に設けられている下降釦16bを押圧することにより手摺り2Aを下降させることができる。
When an elevator user who has entered the
上昇釦16aが押されると、モータ15が正転駆動されて回動軸14が回動し、回動軸14に連結されている支持アーム17が矢印A方向(図7参照)に揺動する。この揺動により、連結部21の長溝23に係合されている係合部18が長溝23内をスライドし、連結部21とこの連結部21に連結されている上下一対の手摺り2Aとが上昇する。手摺り2Aの上昇は、手摺り2Aが最上昇位置に上昇するまで、又は、上昇釦16aの押圧が停止されるまで続けられる。
When the
一方、下降釦16bが押されると、モータ15が逆転駆動されて回動軸14が回動し、回動軸14に連結されている支持アーム17が矢印B方向(図7参照)に揺動する。この揺動により、連結部21の長溝23に係合されている係合部18が長溝23内をスライドし、連結部21とこの連結部21に連結されている上下一対の手摺り2Aとが下降する。手摺り2Aの下降は、手摺り2Aが最下降位置に下降するまで、又は、下降釦16bの押圧が停止されるまで続けられる。
On the other hand, when the
このようにして、エレベータ利用者は、操作部16の上昇釦16a又は下降釦16bを押圧操作することにより手摺り2Aを上下動させることができ、手摺り2Aの高さ位置を、手摺り2Aを把持したときに疲労の軽減や姿勢の保持を最も効果的に行える位置に設定することができる。
In this manner, the elevator user can move the
また、第2の実施の形態によれば、連結部21に長溝23が形成され、支持アーム17の係合部18がこの長溝23内をスライドする。そして、この連結部21はエレベータ利用者が把持する部分ではないので、エレベータ利用者が長溝23の部分を握るということがなく、スライドする係合部18がエレベータ利用者の手に衝突することや、エレベータ利用者の手が係合部18と長溝23との間に挟まれることがない。
Further, according to the second embodiment, the
また、第2の実施の形態によれば、手摺り2Aは、側板10における一つの面に上下方向の高さ位置を異ならせて上下2段に設けられている。このため、手摺り2Aを上下動させた場合において、上方の手摺り2Aが位置する最上方位置と、下方の手摺り2Aが位置する最下方位置との間の間隔を大きくとることができ、手摺り2Aの上下方向の高さ位置の調整範囲を大きくすることができる。
Further, according to the second embodiment, the
更に、第2の実施の形態によれば、手摺り2Aが上下2段に設けられていることにより、体躯の異なるエレベータ利用者が同時に乗りかご1内に乗り合わせた場合でも、それぞれのエレベータ利用者が自分の体躯に比較的合った手摺り2Aの高さ位置を同時に選択できる。
Furthermore, according to the second embodiment, the
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図10及び図11に基づいて説明する。第3の実施の形態の基本的構成は第2の実施の形態と同じであり、第3の実施の形態には、第2の実施の形態に加えて、上下動機構3の一部であるモータ15に作用する負荷を検出するセンサ31と、センサ31による検出結果に基づいてモータ15の駆動を停止させる(上下動機構3の上下動作を停止させる)上下動停止手段とが設けられている。
(Third embodiment)
An elevator handrail device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The basic configuration of the third embodiment is the same as that of the second embodiment, and the third embodiment is a part of the
更に、第3の実施の形態には、モータ15と、センサ31と、操作部16とが接続された制御部32が設けられている。エレベータ利用者により操作された操作部16からの信号とモータ15に作用する負荷を検出したセンサ31からの信号とが制御部32に入力され、入力された信号に基づいて制御部32はモータ15を駆動させ、又は、モータ15を停止させる。制御部32は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであり、ROMに格納されたプログラムによって上下動停止手段が実現されている。モータ15に作用した負荷をセンサ31が検出し、負荷を検出したセンサ31からの信号が制御部32に入力される。ここで、制御部32は、その負荷が予め設定されている値より大きい場合には過負荷であり危険であると判断する。そして、モータ15をそれまでの駆動方向と逆方向へ僅かに駆動させ、その後、モータ15の駆動を停止させる。
Furthermore, in the third embodiment, a
このような構成において、制御部32によるモータ15の制御は図11のフローチャートに示すように行われる。まず、操作部16の釦(上昇釦16a又は下降釦16b)が押圧されたか否かが判断され(S1)、釦が押圧された場合にはモータ15の駆動が開始される(S2)。上昇釦16aが押圧された場合には、モータ15が正転駆動されて手摺り2Aが上昇する。下降釦16bが押圧された場合には、モータ15が逆転駆動されて手摺り2Aが下降する。
In such a configuration, the control of the
モータ15の駆動が開始された後は、センサ31において過負荷が検出されたか否か(S3)と、操作部16の釦の押圧が終了したか否か(S4)とが判断される。
After the drive of the
センサ31により過負荷が検出されず(S3のNO)、操作部16の釦の押圧が終了した場合(S4のYES)には、モータ15の駆動が停止される(S5)。モータ15の駆動が停止されることにより手摺り2Aの上下動が停止され、手摺り2Aの高さ位置が決定される。
If no overload is detected by the sensor 31 (NO in S3) and the button on the
一方、センサ31が過負荷を検出した場合(S3のY)には、モータ15がそれまでの駆動方向と逆方向へ短時間(例えば、0.5秒)駆動され(S6)、その後、モータ15の駆動が停止され(S5)、これらのステップS6とステップS5との処理により上下動停止手段が実現される。
On the other hand, when the
ここで、センサ31が過負荷を検出する場合の例としては、エレベータ利用者が手摺り2Aに寄り掛かったり、ぶら下がったりした場合、荷物や衣類が係合部18と長溝13とのスライド部分に食い込んだ場合等が挙げられる。荷物や衣類が係合部18と長溝13とのスライド部分に食い込んだ場合には、ステップS6に示すように、モータ15をそれまでの駆動方向と逆方向へ短時間駆動させることにより食い込みが解消され、食い込んだ荷物や衣類を容易に引き出すことができる。
Here, as an example of the case where the
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図12ないし図14に基づいて説明する。第4の実施の形態の基本的構成は第2の実施の形態と同じであり、第4の実施の形態には、第2の実施の形態に加えて、ロック機構41が設けられている。
(Fourth embodiment)
An elevator handrail device according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The basic configuration of the fourth embodiment is the same as that of the second embodiment. In the fourth embodiment, a
ロック機構41は、回動軸14に固定されて回動軸14と一体に回転する円形のギア42と、ギア42と噛み合うロック位置とギア42との噛み合いが解除されるロック解除位置とに移動する可動部材の一例である扇形のギア43とを備えている。更に、ギア43をロック位置とロック解除位置とに移動させるソレノイド、モータなどのアクチュエータ44を備えている。
The
更に、第4の実施の形態には、モータ15と、アクチュエータ44と、操作部16とが接続された制御部45が設けられている。操作部16からの信号が制御部45に入力されると、入力された信号に基づいて制御部45によりモータ15とアクチュエータ44とが駆動され、ギア43がロック位置又はロック解除位置に移動する。制御部45は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであり、ROMに格納されたプログラムによってモータ15とアクチュエータ44とが駆動されるタイミングが決定される。
Furthermore, in the fourth embodiment, a
このような構成において、制御部45によるモータ15とアクチュエータ44との制御は、図15のフローチャートに示すように行われる。まず、操作部16の釦(上昇釦16a又は下降釦16b)が押圧されたか否かが判断される(S11)。操作部16の釦が押圧された場合には、アクチュエータ44が駆動され、ロック位置に位置しているギア43がロック解除位置(図13参照)に移動する(S12)。ギア43がロック解除位置に移動した後、モータ15の駆動が開始される(S13)。上昇釦16aが押圧された場合には、モータ15が正転駆動されて手摺り2Aが上昇する。下降釦16bが押圧された場合には、モータ15が逆転駆動されて手摺り2Aが下降する。
In such a configuration, the control of the
モータ15の駆動が開始された後は、操作部16の釦の押圧が終了したか否か(S14)が判断される。操作部16の釦の押圧が終了した場合には、モータ15の駆動が停止され(S15)、モータ15の駆動が停止された後にアクチュエータ44が駆動され、ロック解除位置に位置しているギア43がロック位置(図14参照)に移動する(S16)。
After the drive of the
モータ15の駆動が停止されることにより手摺り2Aの上下動が停止され、手摺り2Aの高さ位置が決定される。また、ギア43がロック位置に移動することにより、ギア43とギア42とが噛み合って回動軸14の回動が規制される。回動軸14の回動が規制されるということは、手摺り2Aの上下動が規制されることであり、ギア43がロック位置に移動した後は、手摺り2Aに大きな負荷が作用しても手摺り2Aの上下動が防止される。例えば、エレベータ利用者が手摺り2Aに腰掛けたり、手摺り2Aにぶら下がった場合でも、或る高さ位置に位置している手摺り2Aが不意に下降するというが発生せず、手摺り2Aが不意に下降したためにエレベータ利用者が転倒する等の事故発生が防止される。
When the drive of the
なお、第4の実施の形態に係る手摺り装置に対し、第3の実施の形態に係る手摺り装置で説明したモータ15に作用する過負荷を検出するセンサ31と、センサ31による検出結果に基づいてモータ15の駆動を停止させる上下動停止手段とを更に追加してもよい。この場合には、ステップS13のモータ15の駆動が開始された後、センサ31において過負荷が検出されたか否かと、操作部16の釦の押圧が終了したか否か(S14)とが判断される。そして、センサ31が過負荷を検出した場合には、モータ15がそれまでの駆動方向と逆方向へ短時間(例えば、0.5秒)駆動され、その後、モータ15の駆動が停止される。
In addition, with respect to the handrail device according to the fourth embodiment, the
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図16ないし図18に基づいて説明する。第5の実施の形態の基本的構成は第2の実施の形態と同じであり、第5の実施の形態には、第2の実施の形態に加えて、エレベータ利用者を識別する識別装置51と、各エレベータ利用者に対応する手摺り2Aの高さ位置が登録された登録部52と、識別装置51による識別結果に応じてモータ15(上下動機構3)を駆動させ、識別されるエレベータ利用者に対応して登録部52に登録されている高さ位置に手摺り2Aを自動的に上下動させる自動上下動手段とが設けられている。
(Fifth embodiment)
An elevator handrail device according to a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The basic configuration of the fifth embodiment is the same as that of the second embodiment. In the fifth embodiment, in addition to the second embodiment, an
識別装置51は、エレベータホールに居るエレベータ利用者が携帯するICカードなどの識別手段53のデータを読み取ることにより各エレベータ利用者を識別する装置であり、各階床のエレベータホールにおけるエレベータ入り口54の上部に設置されている。エレベータホールにおけるエレベータ入り口54の側方には、呼び釦を備えたホール用操作盤55が設けられている。
The
更に、第5の実施の形態には、モータ15と、操作部16と、識別装置51と、ホール用操作盤55と、登録部52とが接続された制御部56が設けられている。エレベータ利用者により操作された操作部16からの信号、又は、識別装置51からの信号が制御部56に入力されると、入力された信号に基づいて制御部56によりモータ15が駆動され、手摺り2Aが上下動される。制御部56は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであり、ROMに格納されたプログラムによって自動上下動手段が実現されている。識別装置51がエレベータホールに居るエレベータ利用者を識別した場合、その識別結果に応じて制御部56によりモータ15が駆動され、識別されたエレベータ利用者に対応して登録部52に登録されている高さ位置に手摺り2Aが上下動される。
Further, in the fifth embodiment, a
このような構成において、識別装置51により識別されたエレベータ利用者の識別結果に基づく制御部56による手摺り2Aの上下動制御は、図18のフローチャートに示すように行われる。まず、エレベータホールに居るエレベータ利用者が識別装置51により識別されたか否かが判断され(S21)、識別された場合にはエレベータホールに設けられているホール用操作盤55の呼び釦(図示せず)が押圧されたか否かが判断される(S22)。識別装置51によりエレベータ利用者が識別され(S21のYES)、呼び釦が押圧された場合(S22のYES)には、識別装置51により識別されたエレベータ利用者に対応して登録部52に登録されている手摺り2Aの高さ位置が登録部52から呼び出されて制御部56のRAMに保持される(S23)。そして、モータ15の駆動が開始され、RAMに保持された高さ位置に向けて手摺り2Aの高さ位置調整が開始される(S24)。この高さ位置の調整が終了した場合には、手摺り2Aの高さ位置は、RAMに保持された高さ位置と一致する。
In such a configuration, the vertical movement control of the
手摺り2Aの高さ位置の調整が開始された後は、手摺り2Aの高さ位置の調整が終了したか否か(S25)と、乗りかご1が目的とする階床(識別されたエレベータ利用者が居る階床)に到着したか否か(S26)とが判断される。
After the adjustment of the height position of the
手摺り2Aの高さ位置の調整が終了し(S25のYES)、及び、乗りかご1が目的とする階床に到着した場合(S26のYES)には、エレベータのドア(乗りかご1のかごドア11及びエレベータホールの入り口ドア)が開放される(S27)。
When the adjustment of the height position of the
これにより、識別されたエレベータ利用者が乗りかご1内に乗り込んだ場合、操作部16の釦を操作しなくても、手摺り2Aの高さ位置が当該エレベータ利用者に対応する高さ位置(当該エレベータ利用者の体躯に合った高さ位置)へ上下動されている。このため、エレベータ利用者は乗りかご1に乗り込むと同時に自分の体躯に合った高さ位置に位置している手摺り2Aを把持することができる。
Thus, when the identified elevator user gets into the
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図19及び図20に基づいて説明する。第6の実施の形態の基本的構成は第5の実施の形態と同じである。第6の実施の形態には、第5の実施の形態に加えて、識別装置51により識別されたエレベータ利用者が複数の場合に、それらのエレベータ利用者に対応する登録部52に登録される高さ位置の中で最も低い高さ位置を判断する判断手段と、判断手段により判断された高さ位置に手摺り2Aを自動的に上下動させる自動上下動手段とが設けられている。更に、乗りかご1内にエレベータ利用者がいることを検知するエレベータ利用者検知手段と、エレベータ利用者検知手段の検知結果に基づいて自動上下動手段による手摺り2Aの上下動を規制する規制手段とが設けられている。
(Sixth embodiment)
An elevator handrail device according to a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 19 and 20. The basic configuration of the sixth embodiment is the same as that of the fifth embodiment. In the sixth embodiment, in addition to the fifth embodiment, when there are a plurality of elevator users identified by the
また、第6の実施の形態には、モータ15と、操作部16と、かご用操作盤12と、識別装置51と、ホール用操作盤55と、登録部52とが接続された制御部61が設けられている。制御部61は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであり、ROMに格納されたプログラムにより判断手段と、自動上下動手段と、エレベータ利用者検知手段と、規制手段とが実現されている。
Further, in the sixth embodiment, a
このような構成において、制御部61による手摺り2Aの上下動制御は、図20のフローチャートに示すように行われる。まず、エレベータホールに居るエレベータ利用者が識別装置51により識別されたか否かが判断され(S21)、識別された場合にはエレベータホールに設けられているホール用操作盤55の呼び釦が押圧されたか否かが判断される(S22)。
In such a configuration, the vertical movement control of the
ホール用操作盤55の呼び釦が押圧された後に、乗りかご1内にエレベータ利用者がいるか否かが判断される(S31)。かご用操作盤12の行先階床ボタンが押圧されている場合には、乗りかご1内にエレベータ利用者が居ると判断され、ここに、エレベータ利用者検知手段が実現される。なお、乗りかご1内に居るエレベータ利用者の検知は、専用の人感センサを乗りかご1内に設けて行ってもよい。
After the call button on the
乗りかご1内にエレベータ利用者が居ない場合(S31のNO)には、識別装置51により識別されたエレベータ利用者が複数であるか否かが判断される(S32)。識別されたエレベータ利用者が複数である場合(S32のYES)には、識別された複数のエレベータ利用者に対応して登録部52に登録された高さ位置の中で最も低い高さ位置の値がいくつであるが判断され(S33)、ここに、判断手段が実現される。判断された高さ位置は制御部61のRAMに保持される(S34)。
If there is no elevator user in the car 1 (NO in S31), it is determined whether there are a plurality of elevator users identified by the identification device 51 (S32). When there are a plurality of identified elevator users (YES in S32), the lowest height position among the height positions registered in the
識別されたエレベータ利用者が一人であった場合(S32のNO)には、識別装置51により識別されたエレベータ利用者に対応して登録部52に登録されている手摺り2Aの高さ位置が登録部52から呼び出されて制御部61のRAMに保持される(S35)。そして、ステップS34、又はS35において、手摺り2Aの高さ位置が制御部61のRAMに保持された後、モータ15の駆動が開始され、RAMに保持された高さ位置に向けて手摺り2Aの高さ位置調整が開始される(S24)。この高さ位置の調整が終了した場合には、手摺り2Aの高さ位置は、RAMに保持された高さ位置と一致する。
When the identified elevator user is one (NO in S32), the height position of the
手摺り2Aの高さ位置の調整が開始された後は、手摺り2Aの高さ位置の調整が終了したか否か(S25)と、乗りかご1が目的とする階床(識別されたエレベータ利用者が居る階床)に到着したか否か(S26)とが判断される。手摺り2Aの高さ位置の調整が終了し(S25のYES)、及び、乗りかご1が目的とする階床に到着した場合(S26のYES)には、エレベータのドア(乗りかご1のかごドア11及びエレベータホールの入り口ドア)が開放される(S27)。
After the adjustment of the height position of the
一方、ステップS31で、乗りかご1内にエレベータ利用者が居ることを検知された場合(S31のYES)には、乗りかご1が目的階床に到着したか否かのみが判断され(S26)、目的階床に到着した後にエレベータのドアが開放される(S27)。この場合には、ステップS24、S25の手摺り2Aの高さ位置の調整は行われず、規制手段が実現される。
On the other hand, if it is detected in step S31 that there is an elevator user in the car 1 (YES in S31), it is determined only whether the
このエレベータ利用者検知手段と規制手段とにより、乗りかご1にエレベータ利用者が居る場合、後から乗りかご1内に乗り込むエレベータ利用者が識別装置51により識別された場合でも手摺り2Aの上下動が規制される。このため、すでに乗りかご1内に居て手摺り2Aを把持しているエレベータ利用者の意に反して手摺り2Aが上下動するということが防止され、手摺り2Aを把持しているエレベータ利用者の姿勢が不安定になるということが発生しない。
By this elevator user detection means and restriction means, when there is an elevator user in the
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図21及び図22に基づいて説明する。第7の実施の形態の基本的構成は第6の実施の形態と同じである。第7の実施の形態には、第6の実施の形態に加えて、乗りかご1内のエレベータ利用者を識別する第2識別装置71と、第2識別装置71により識別されたエレベータ利用者が指定する手摺り2Aの高さ位置を検知する高さ位置検知手段と、高さ位置検知手段により検知された高さ位置を識別されたエレベータ利用者に対応する手摺り2Aの高さ位置として登録部52に再登録する再登録手段とが設けられている。
(Seventh embodiment)
An elevator handrail device according to a seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 21 and 22. The basic configuration of the seventh embodiment is the same as that of the sixth embodiment. In the seventh embodiment, in addition to the sixth embodiment, a
第2識別装置71は、乗りかご1内の側板10に設けられており、エレベータ利用者が携帯するICカードなどの識別手段53のデータを読み取ることにより各エレベータ利用者を識別する。また、この第2識別装置71は、識別されることを希望するエレベータ利用者のみを識別することが望ましく、識別手段を接触させ、又は、近距離に近付けた場合にのみ読み取ることができる読み取り方式が採用されている。
The
更に、第7の実施の形態には、乗りかご1内の操作部16に、上昇釦16aと下降釦16bとに加え、再登録釦16cが設けられている。手摺り2Aを上下動させたエレベータ利用者が、第2識別装置71によって識別手段53の読み取りを行った後に再登録釦16cを押圧することにより、そのときの手摺り2Aの高さ位置が第2識別装置71により識別されたエレベータ利用者に対応した手摺り2Aの高さ位置として登録部52に登録される。
Further, in the seventh embodiment, the
更に、第7の実施の形態には、モータ15と、操作部16と、かご用操作盤12と、識別装置51と、ホール用操作盤55と、第2識別装置71と、登録部52とが接続された制御部72が設けられている。制御部72は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであり、ROMに格納されたプログラムにより高さ位置検出手段と、再登録手段とが実現されている。
Further, in the seventh embodiment, the
このような構成において、登録部52への手摺り2Aの高さ位置の再登録は、図22のフローチャートに示すように行われる。まず、乗りかご1内のエレベータ利用者が第2識別装置71により識別されたか否かが判断される(S41)。この第2識別装置71による識別は、エレベータ利用者が携帯する識別手段53を第2識別装置71の前にかざし、又は接触させ、識別手段53のデータを読み取らせることにより行われる。
In such a configuration, re-registration of the height position of the
第2識別装置71による識別が行われた後、所定時間(例えば、5秒)が経過したか否かが判断され(S42)、及び、再登録釦16cが押圧されたか否かが判断される(S43)。
After the identification by the
所定時間が経過する前に再登録釦16cが押圧された場合には(S43のYES)、再登録釦16cが押圧されたときの手摺り2Aの高さ位置が検知され(S44)、ここに、高さ位置検出手段が実現される。検出された高さ位置は、制御部72のRAMに保持される。
If the
再登録釦16cが押圧されることにより検出された高さ位置は、識別されたエレベータ利用者に対応する高さ位置として、登録部52に再登録される(S45)。この再登録が行われることにより、第5の実施の形態に係る手摺り装置で説明したように、エレベータ利用者がエレベータホールに設けられている識別装置51で識別され、その識別結果に応じて手摺り2Aが上下動される場合には、上下動される手摺り2Aの高さ位置は、再登録された高さ位置となる。
The height position detected by pressing the
このようにして、エレベータ利用者は、識別装置51での識別結果に基づいて上下動される手摺り2Aの高さ位置を、必要に応じて適宜変更することができる。
In this way, the elevator user can appropriately change the height position of the
一方、再登録釦16cが押圧されずに所定時間が経過した場合には(S42のYES)、第2識別装置71による識別結果がキャンセルされる(S46)。これにより、或るエレベータ利用者が第2識別装置71により識別された後に再登録釦16cを押圧しなかった場合の不都合の発生を防止することができる。
On the other hand, when the predetermined time has elapsed without the
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態に係るエレベータの手摺り装置を図23に基づいて説明する。上述した第1〜第7の実施の形態では、側板10と対向する面内を揺動する支持アーム17を備えた上下動機構3を有する場合について説明したが、第8の実施の形態の上下動機構81は、一対の支持アーム82と、モータ83とを備えている。側板10には上下方向に長いスリット84が一対形成され、これらのスリット84を挿通して支持アーム82が設けられている。支持アーム82は、一端側が乗りかご1の内側に位置し、他端側が乗りかご1の外側に位置し、乗りかご1の内側に位置する支持アーム82の一端側に手摺り2が連結され、乗りかご1の外側に位置する支持アーム82の他端側には重り85が固定されている。更に、乗りかご1の外側にモータ83が配置され、モータ83が支持アーム82に連結され、支持アーム82はモータ83により駆動されてスリット84内を上下方向に揺動する。
(Eighth embodiment)
An elevator handrail device according to an eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the first to seventh embodiments described above, the case of having the
このような構成において、乗りかご1内に設けられている操作部16の釦を押圧することにより、支持アーム82を矢印Cで示すように上下方向に揺動させることができ、この揺動により手摺り2を上下動させることができる。
In such a configuration, the
このようにして、エレベータのエレベータ利用者は、操作部16の釦(上昇釦16a,下降釦16b)を押圧操作することにより手摺り2を上下動させることができ、手摺り2を把持したときに疲労の軽減や姿勢の保持を最も効果的に行える高さ位置に手摺り2を上下動させることができる。
Thus, the elevator user of the elevator can move the
なお、上下動機構は、手摺り2、2Aを上下動させる機能を有すればよく、上述した各実施の形態で説明したものに限定されない。例えば、上下方向に配置されたローラ又はスプロケットと、これらのローラ又はスプロケットに掛け渡されたベルトと、ローラ又はスプロケットを回転駆動させるモータと、ベルトに固定されて手摺り2、2Aが連結される支持アームなどにより上下動機構を構成してもよい。
The vertical movement mechanism only needs to have a function of moving the
1 乗りかご
2 手摺り
2A 手摺り
3 上下動機構
10 側板
14 回動軸
15 モータ
16 操作部
16a、16b 釦
17 支持アーム
18 係合部
21 連結部
23 長溝
31 センサ
41 ロック機構
43 ギア(可動部材)
51 識別装置
52 登録部
71 第2識別装置
81 上下動機構
DESCRIPTION OF
51
Claims (12)
前記手摺りに連結され、この手摺りを上下動させる上下動機構と、
を備えたことを特徴とする手摺り装置。 A handrail placed in the elevator car,
A vertical movement mechanism connected to the handrail and moving the handrail up and down;
A handrail device characterized by comprising:
前記乗りかごの側板に取付けられ、一端が前記乗りかご内に位置する回動軸と、
前記回動軸に連結され、この回動軸を中心線回りに回動させるモータと、
前記モータを駆動させる操作部と、
前記回動軸に連結され、前記乗りかご内において前記回動軸を中心として前記側板に対向する面内を揺動する支持アームと、
前記支持アームにおける前記回動軸から離れた位置に設けられ、前記手摺りに係合されて前記支持アームの揺動に伴って前記手摺りに沿ってスライドする係合部と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の手摺り装置。 The vertical movement mechanism is
A rotating shaft attached to a side plate of the car and having one end located in the car;
A motor connected to the rotation shaft and rotating the rotation shaft about a center line;
An operation unit for driving the motor;
A support arm coupled to the pivot shaft and swinging in a plane facing the side plate around the pivot shaft in the car;
An engagement portion that is provided at a position away from the pivot shaft in the support arm, is engaged with the handrail, and slides along the handrail as the support arm swings;
The handrail device according to claim 1, further comprising:
前記乗りかごの側板に取付けられ、一端が前記乗りかご内に位置する回動軸と、
前記回動軸に連結され、この回動軸を中心線回りに回動させるモータと、
前記モータを駆動させる操作部と、
前記回動軸に連結され、前記乗りかご内において前記回動軸を中心として前記側板に対向する面内を揺動する支持アームと、
前記手摺りに連結される連結部と、
前記支持アームにおける前記回動軸から離れた位置に設けられ、前記連結部に設けられる長溝に係合されて前記支持アームの揺動に伴って前記長溝内をスライドする係合部と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の手摺り装置。 The vertical movement mechanism is
A rotating shaft attached to a side plate of the car and having one end located in the car;
A motor connected to the rotation shaft and rotating the rotation shaft about a center line;
An operation unit for driving the motor;
A support arm coupled to the pivot shaft and swinging in a plane facing the side plate around the pivot shaft in the car;
A connecting portion connected to the handrail;
An engagement portion that is provided at a position away from the pivot shaft in the support arm, is engaged with a long groove provided in the connecting portion, and slides in the long groove as the support arm swings;
The handrail device according to claim 1, further comprising:
前記センサによる検出結果に基づいて前記上下動機構の上下動作を停止させる上下動停止手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の手摺り装置。 A sensor for detecting a load acting on the vertical movement mechanism;
A vertical movement stop means for stopping the vertical movement of the vertical movement mechanism based on a detection result by the sensor;
The handrail device according to any one of claims 1 to 5, further comprising:
各エレベータ利用者に対応する前記手摺りの高さ位置が登録される登録部と、
前記識別装置による識別結果に応じて前記上下動機構を駆動させ、識別されるエレベータ利用者に対応して前記登録部に登録される高さ位置に前記手摺りを自動的に上下動させる自動上下動手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の手摺り装置。 An identification device for identifying an elevator user;
A registration unit in which the height position of the handrail corresponding to each elevator user is registered;
Automatic vertical movement that drives the vertical movement mechanism according to the identification result by the identification device and automatically moves the handrail up and down to a height position registered in the registration unit corresponding to the identified elevator user Moving means,
The handrail device according to any one of claims 1 to 7, further comprising:
前記自動上下動手段は前記上下動機構を駆動させて前記判断手段により判断される高さ位置に前記手摺りを上下動させることを特徴とする請求項8記載の手摺り装置。 A judgment unit for judging the lowest height position among the height positions registered in the registration unit corresponding to a plurality of elevator users identified by the identification device;
9. The handrail device according to claim 8, wherein the automatic vertical movement means drives the vertical movement mechanism to move the handrail up and down to a height position determined by the determination means.
前記第2識別装置により識別されるエレベータ利用者が指定する前記手摺りの高さ位置を検知する高さ位置検知手段と、
前記高さ位置検知手段により検知される高さ位置を前記登録部に再登録する再登録手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項8又は9記載の手摺り装置。 A second identification device for identifying an elevator user in the car;
A height position detecting means for detecting a height position of the handrail designated by an elevator user identified by the second identification device;
Re-registration means for re-registering the height position detected by the height position detection means in the registration unit;
The handrail device according to claim 8 or 9, further comprising:
前記エレベータ利用者検知手段の検知結果に基づいて前記自動上下動手段による前記手摺りの上下動を規制する規制手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一記載の手摺り装置。 Elevator user detecting means for detecting the presence of an elevator user in the car;
Restriction means for restricting the vertical movement of the handrail by the automatic vertical movement means based on the detection result of the elevator user detection means;
The handrail device according to any one of claims 8 to 10, further comprising:
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005060384A JP2006240843A (en) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | Handrail device and elevator |
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