JP2006238236A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影姿勢に応じた振れ補正が可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】ロックスイッチ132とリーズスイッチ133を含む第1シャッタスイッチ部131、およびロックスイッチ112とレリーズスイッチ113を含む第2シャッタスイッチ部111のうちの撮影時に操作されたスイッチ部の操作結果および/または姿勢検出部としての加速度センサ211の検出結果に応じて補正特性を変更して、補正用アクチュエータ125等に対する手振れ補正制御を行うぶれ補正制御部207を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮影振れ(手振れ)補正機能を備えた撮像装置に関するものである。
撮像光学系により被写体の像をCCD等の撮像素子の受光面に結像させ、電気信号に変換して取り込むカメラは、ビデオカメラやデジタルカメラとして知られている。
ビデオカメラは、被写体の画像を連続的に撮影することから、カメラに手振れがあると、再生画像がゆれて揺れてみずらいものになる。
また、デジタルカメラにおいては、撮像素子の感度の限界により、短いシャッタ時間を実現しにくく、手振れにより撮像された画像に像の流れのようなボケが生じやすい。
そこで、角速度センサ等のぶれ検出センサを搭載し、ぶれ検出センサの検出結果に基づいて手振れ補正を行う手振れ補正機能を備えたカメラが種々提案されている。
特許文献1には、姿勢差検出センサを有するカメラであって、姿勢差検出センサによってカメラの姿勢が縦位置と検出された場合に、評価測光の測光出力を横位置から縦位置に切り換えるカメラが記載されている。
また、振れ補正機能を有する撮像装置として、カメラの姿勢や把持状態に応じて振れの特性が異なるが、カメラの状況や振れの検出結果から、重要視すべき方向と軽視しても良い方向を定めて、それぞれの方向の補正処理に対してCPUの演算割り当て時間の重み付けを変えることで、CPUの負担を増加させずに、全体的に補正精度を上げるようにした撮像装置が提案されている。
また、撮影者がビューファインダを使用しているか否かを検出し、ビューファインダを使用している場合と使用していない場合とで手振れ補正の補正特性を変更し、変更した補正特性に応じてCCDを駆動する撮像装置が提案されている。
特開平7−199307号公報
ところで、携帯電話機等にデジタルカメラ等の撮像装置を備えたカメラ機能付き携帯端末が普及しているが、これらカメラ機能付携帯端末にも手振れ補正装置が搭載されるようになってきている。
たとえば、昨今の携帯電話機に見られる折り畳み式や、カメラ部が回転するような構造の場合、その機器をユーザが握っている部分と実際のカメラ部が離れていたり、位置関係が異なる。
そして、開状態の場合と閉状態の場合とで端末自体の形態が変わり、これに伴い、撮影者の撮影時の姿勢(カメラの構えた方)が変わる。
基本的には、開状態時には端末自身は縦長な状態でたとえば片手でシャッタボタンを押下して撮影(縦撮影)が行われる。閉状態時にはコンパクトの箱型カメラと同様な形態となることから、基本的に両手で筐体を把持して状態でシャッタボタンを押下して撮影(横撮影)が行われる。
このように、開閉可能な携帯端末等の撮像装置においては、開状態と閉状態とで撮影姿勢が異なることから、撮影状態において手振れの特徴が異なる。
しかしながら、上述した各撮像装置は、手振れの特徴に応じた手振れ補正を行っていないことから、高精度の手振れ補正を行うことができないという不利益がある。
本発明の目的は、撮影姿勢に応じた振れ補正が可能な撮像装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、撮影振れを補正可能な撮像装置であって、所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、前記撮像装置の想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、前記撮像による前記撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも前記複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて前記複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部とを有する。
本発明の第2の観点は、撮影振れを補正可能な撮像装置であって、前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくとも一方に設けられ所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、前記撮像装置の想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、前記撮像による前記撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも前記複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて前記複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部とを有する。
好適には、第1の筐体と、前記第1の筐体と連結部により連結され、当該連結部により前記第1の筐体に対して相対位置を可変可能な第2の筐体と、前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくともいずれか一方に配置され、筐体の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部を、さらに有し、前記補正部は、さらに前記姿勢検出部の検出結果に応じて前記補正特性を変更する。
本発明によれば、撮影姿勢に応じて高精度な手振れ補正が可能な撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に関連付けて説明する。
図1(A)〜(C)は本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の開状態における正面側、側面、裏面側の外観の一例を示す図であり、図2(A)〜(C)は本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の閉状態における正面側、側面、裏面側の外観の一例を示す図である。
本実施形態の撮像装置は、図に示すように、開閉可能(たとえば回転式あるいは折り畳み式)な携帯電話機として構成されている。
この携帯電話機100は、図に示すように、第1の筐体101と第2の筐体102を連結部103により開閉可能に連結した構成を有する。また、本実施形態の連結部103には、連結部103の作動状態により第1の筐体101と第2の筐体102が開状態であるか閉状態にあるかを検出する状態検出部が配置されている。
また、本実施形態の携帯電話機100は、撮影振れ(手振れ)補正機能を有している。
また、携帯電話機100は、後述する筐体の姿勢を検出するジャイロ等からなる姿勢検出部を内蔵し、また図示しない内蔵アンテナを有する。
第1の筐体101および第2の筐体102は、いずれも角に丸みを帯びた直方体状をなし、互いのサイズは略同等のサイズに設定されている。
第1の筐体101と第2の筐体102は、一短辺部の縁部が連結部103により連結されている。連結部103は、第1の筐体101と第2の筐体102が連結軸を中心に相対的に回転可能に両筐体を連結している。
第2の筐体102の正面側面102aには、図2(A)および図3(A)に示すように、矩形の表示面を有する表示部104が配置されている。表示部104は、たとえば液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)パネルや有機EL(Electroluminescent)パネルなどの表示デバイスによって構成される。
また、第2の筐体102の表示部104の図中の上縁側および下縁側にスピーカ105,106が内蔵されている。
また、第1の筐体101の図2(A)における下縁側にはマイクロフォン107が内蔵されている。
携帯電話機100は、開状態においては、図2(A)および図2(C)に示すように、正面もしくは裏面側から見ると、第1の筐体101と第2の筐体102が互いの長辺部を連結したような図中のおいて縦長な状態となる。第1の筐体101と第2の筐体102の連結部分と異なる他短辺部は連結部103を挟んで平行に向きあう配置となり、最も離れた状態となる。
携帯電話機100は、閉状態においては、図3(A)〜(C)に示すように、第1の筐体101と第2の筐体102の連結部分と異なる他短辺部が対向して最も近づき、第1の筐体101と第2の筐体102とが重ね合わされた状態となる。
第1の筐体101の正面側の表面(第2面)101aには、図2(A)に示すように、操作キー部110が配置されている。
操作キー部110は、数字・記号、文字等を入力するためのキーや、各種の機能を選択・実行するためのキーを含み、主として開状態において使用される。
すなわち、操作キー部110は、図2(C)に示す第1の筐体101の裏面(第1面)101bと対向する第2面101a側に配置され、操作キー部110のキーには、第2シャッタスイッチ部111を構成する縦位置用ロックスイッチ112およびレリーズスイッチ113としての機能を併せ持つキーを含む。
第1の筐体101の裏面(第1面)101bには、図2(C)および図2(C)に示すうに、撮像部120の光学系を構成するレンズ121およびフラッシュランプ122が配置されている。撮像部130は、連結部13が配置された端部側に配置されている。
図2(B)および図3(B)に示すように、第1の筐体101の一側面101cにおける連結部13が配置された端部側に第1シャッタスイッチ部131を含む操作キー部130が配置されている。
第1シャッタスイッチ部131には、横位置用ロックスイッチ132およびリレースイッチ133を含む。
このように、本実施形態においては、撮像部130により被写体を撮影するためのシャッタスイッチ部を複数(本実施形態においては2個)設けているが、これは第1の筐体101と第2の筐体102とが閉状態とあるか、開状態にあるかで想定される第1および第2の撮影姿勢に応じた位置に配置されている。
具体的には、本実施形態の携帯電話機100は、開状態の場合と閉状態の場合とで携帯電話機100(端末)自体の形態が変わり、これに伴い、撮影者の撮影時の姿勢(カメラの構えた方)が変わる。
基本的には、開状態時には、図3に示すように、端末自身は縦長な状態でたとえば片手でシャッタスイッチを押下してたとえば親指で撮影(縦撮影)が行われる。
閉状態時には、図4に示すように、コンパクトの箱型カメラと同様な形態となることから、基本的に両手(あるいは片手)で筐体を把持して状態でシャッタスイッチを人差し指で押下して撮影(横撮影)が行われる。
本実施形態においては、基本的に、図3に示す縦撮影を行う撮影姿勢を第2の撮影姿勢といい、図4に示す横撮影を行う撮影姿勢を第1の撮影姿勢という。
そして、第1シャッタスイッチ部131は図4に示すように筐体を横位置とする第1の撮影姿勢を想定して第1の筐体101の側面101cに配置されている。
第2シャッタスイッチ部111は、筐体を縦位置とする第2の撮影姿勢を想定して第1の筐体101の表面(第2面)に配置されている。
本実施形態においては、第1の撮影姿勢にあるか第2の撮影姿勢にあるかは、加速度センサ等の姿勢検出部(検出センサ)を第1の筐体101または/および第2の筐体102に配置して検出するように構成される。
このように、撮影姿勢を想定した位置にシャッタスイッチ部が配置され、シャッタスイッチ部の配置に応じて撮影姿勢が異なることから、撮影状態において手振れの特徴が異なる。
そこで、本実施形態においては、基本的に、シャッタスイッチ部の操作結果に応じて、撮影振れ(手振れ)補正時に適用する補正特性を変更して、撮影姿勢に応じて高精度な手振れ補正が可能に構成している。
また、本実施形態においては、さらに高精度な手振れ補正を実現するために、第1シャッタスイッチ部131および第2シャッタスイッチ部111のうちの撮影時に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果および/または姿勢検出部の検出結果に応じて補正特性を変更するように構成する。
以下に、本実施形態の撮像装置としての携帯電話機100の撮像システムの構成および撮影振れ(手振れ)補正機能について具体的に説明する。
なお、以下の説明では携帯電話機100の通常の通話や無線通信機能についてはその説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の撮像システムの基本的な構成を示すブロック図である。
本撮像システム200は、図1および図2に関連付けて説明した表示部104、第2シャッタスイッチ部111、撮像部120、第1シャッタスイッチ部131に加えて、相関二重サンプリング回路(CDS)およびオートゲインコントロール回路(AGC)201、アナログ/デジタル(A/D)変換回路202、画像処理部203、メモリ204、角速度センサ205、フィルタ部206、振れ補正制御部207、タイミングジェネレータ(TG)208、モータドライバ209、システムコントローラ210、および姿勢検出部としての加速度センサ(重力(G)センサ)211を有している。
図5の撮像部120は、撮像レンズ121,集光レンズ123、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子124、および撮像素子を撮影振れ補正処理に応じて位置調整可能な補正用アクチュエータ125を、主構成要素として有している。
撮像レンズ121は、モータドライバ209によって駆動される。
撮像素子124は、タイミングジェネレータ208の駆動パルスによって駆動される。
また、撮影振れ(手振れ)を補正するぶれ補正系は、電子式、光学式と、種々存在するが、たとえば光学式補正手段の場合には、撮影レンズ全体あるいはその一部をX,Y面で可動してぶれをうち消す。したがって、ぶれ補正回系は、図5に示すように、駆動用アクチュエータ(ここでは撮像素子124を駆動するアクチュエータ)125を含んで構成される。
この駆動用アクチュエータ125は、ぶれ補正時にぶれ補正制御部207により駆動制御される。
CDS/AGC回路201は、撮像素子124から転送された画像信号における画素からの信号レベルとリセットレベルの差を減算し、画素ごとの固定ばらつきを除去し、この画像信号をアナログ処理により増幅してA/D変換回路202に出力する。
A/D変換回路202は、CDS/AGC回路210で増幅処理を受けた画像信号をデジタル信号に変換し、画像処理部203に出力する。
画像処理部203は、A/D変換回路202によるデジタル画像信号を受けて、たとえばリニアマトリクス変換、ガンマ変換、エッジ強調、フィルタリング処理等の画像処理を行い、システムコントローラ210に出力する。
メモリ204は、画像処理部203にて処理された画像データがシステムコントローラ210により一時的に保存する。また、図示していないが、このメモリ204の保存データを取り出し、メモリカード等の記録、LCD等の表示部104への表示等が、システムコントローラ210の制御に従って行われる。
角速度センサ205は、たとえばジャイロにより構成され、携帯電話機100のぶれ量を検出し、検出信号S205をフィルタ部206に出力する。
フィルタ部206は、角速度センサ205の検出信号S205を受けて、システムコントローラ210の制御信号に基づいて通過周波数成分の異なるフィルタを通してぶれ補正制御部207に供給する。
フィルタ部206は、たとえば図5に示すように、ロック用ハイパスフィルタ(HPF)2061、縦位置レリーズ用HPF2062、横位置レリーズ用HPF2063、およびシステムコントローラ210の制御信号に基づいて検出信号S205をHPF2061〜2063のいずれかに選択的に入力させる切り替えスイッチ2064を有する。
ぶれ補正制御部207は、ロックスイッチ132とリーズスイッチ133を含む第1シャッタスイッチ部131、およびロックスイッチ112とレリーズスイッチ113を含む第2シャッタスイッチ部111のうちの撮影時に操作されたスイッチ部の操作結果および/または姿勢検出部としての加速度センサ211の検出結果に応じて補正特性を変更して、補正用アクチュエータ125等に対する手振れ補正制御を行う。
ぶれ補正制御部207は、たとえば加速度検出センサ211の検出結果が第1の撮影姿勢(横位置)で、第1シャッタスイッチ部131のロックスイッチ132、レリーズスイッチ133が操作されると、第1の補正特性(係数等を含む)を採用してぶれ補正制御を行う。
一方、ぶれ補正制御部207は、たとえば加速度検出センサ211の検出結果が第2の撮影姿勢(縦位置)で、第2シャッタスイッチ部111のロックイッチ112、レリーズスイッチ113が操作されると、第2の補正特性(係数等を含む)を採用してぶれ補正制御を行う。
補正特性としては、縦位置で撮影した場合の補正特性は、横位置で撮影した場合よりも高周波側がより重視される。具体的には、筐体を片手で握り握った手の親指でレリーズスイッチを押して撮影する縦位置での撮影の場合には、筐体の一方または両方の端部をしっかり保持し撮影する横位置での撮影よりも、手振れにより振動が細かいため、高周波側が重視される。
したがって、縦位置時の補正特性(縦レリーズ用HPF)2062は、横位置時の補正特性(横レリーズ用HPF)2063より高周波側が重視された特性(HPF)が用いられる。
システムコントローラ210は、各種デバイスの制御、状態の管理等を行う。
システムコントローラ210は、たとえば画像処理部203の処理結果をメモリ204に保存し、あるいは、露出制御により撮像素子124を駆動するパルスを生成するようにタイミングジェネレータ208を制御し、あるいは撮像レンズ121を駆動するモータドライバ209を制御する。
システムコントローラ210は、第1シャッタスイッチ部131のロックスイッチ132、レリーズスイッチ133、第2シャッタスイッチ部111のロックスイッチ112、レリーズスイッチ113の操作結果、および姿勢検出部としての加速度センサ211の検出結果を判別し、ぶれ補正制御部207に供給する。
姿勢検出部としての加速度センサ211は、携帯電話機100が図3に示すような第2の撮影姿勢(縦位置姿勢)にあるか図4に示すような第1の撮影姿勢(横位置姿勢)にあるかを検出し、システムコントローラ210に出力する。
加速度センサ211は、たとえば携帯電話機100が図3および図4に示すX、Yの直交座標系において、図3に示すように、筐体の長手方向が略X方向を向いているときを第2の撮影姿勢(縦位置姿勢)にあると検出し、図4に示すように、筐体の長手方向が略Y方向を向いているときを第1の撮影姿勢(横位置姿勢)にあると検出する。
次に、本実施形態におけるぶれ補正制御動作について説明する。
図6は、本実施形態におけるぶれ補正制御部の具体的な制御動作を説明するためのフローチャートである。
この図7の制御動作は、第1シャッタスイッチ部131と第2シャッタスイッチ部111の両方がある場合であり、さらに姿勢検出部としての加速度センサ211の検出結果を含めた制御処理となっている。この加速度センサ211の検出結果を制御判断の対象とするかは選択可能である。
まず、たとえば第2シャッタスイッチ部111の縦位置ロックスイッチ112がオンされたか否かの判別を行う(ST1)。
ロックスイッチ112がオンされると、ロックスイッチがオン時(この場合は縦位置でのロックオン)の手振れ補正制御(通常の手振れ制御)を行う(ST2)。
ここで、縦位置用レリーズスイッチ113がオンされると(ST3)、姿勢検出部205の検出結果が第2の撮影姿勢(縦位置姿勢)であるかの判別を行い(ST4)、第2の撮影姿勢にあると判別すると、縦位置時の補正特性、すなわち第2の補正特性を選択して(ST5)、ぶれ補正制御を行う(ST6)。
ステップST1において、縦位置ロックスイッチ112がオンされていないと判別すると、第1シャッタスイッチ部131の横位置ロックスイッチ132がオンされたか否かの判別を行う(ST7)。
ロックスイッチ132がオンされると、ロックスイッチがオン時(この場合は横位置でのロックオン)の手振れ補正制御(通常の手振れ制御)を行う(ST8)。
ここで、横位置用レリーズスイッチ133がオンされると(ST9)、姿勢検出部205の検出結果が第1の撮影姿勢(横位置姿勢)であるかの判別を行い(ST10)、第1の撮影姿勢にあると判別すると、横位置時の補正特性、すなわち第1の補正特性を選択して(ST11)、ぶれ補正制御を行う(ST6)。
また、ステップST4において第2の姿勢位置にないと判別すると、ステップST11の処理に移行し、第1の補正特性によるぶれ補正制御を行う。
また、ステップST10において第1の姿勢位置にないと判別すると、ステップST5の処理に移行し、第2の補正特性によるぶれ補正制御を行う。
以上説明したように、ロックスイッチ132とリーズスイッチ133を含む第1シャッタスイッチ部131、およびロックスイッチ112とレリーズスイッチ113を含む第2シャッタスイッチ部111のうちの撮影時に操作されたスイッチ部の操作結果および/または姿勢検出部としての加速度センサ211の検出結果に応じて補正特性を変更して、補正用アクチュエータ125等に対する手振れ補正制御を行うぶれ補正制御部207を有することから、以下の効果を得ることができる。
第1シャッタスイッチ131と第2シャッタスイッチ部1112の操作結果に応じて異なる補正特性を適用することができ、より高精度なぶれ補正を実現することができる。
また、撮影姿勢を想定して配置されたシャッタスイッチの位置と更に撮影姿勢の検出結果とを組み合わせて最適な補正特性を選択することができ、撮影振れの特徴に応じた精度の高い補正制御を行うことができる利点がある。
したがって、想定された姿勢(自然な姿勢)ではなく無理な姿勢、たとえばカメラ付けイ携帯電話機を縦位置ではなく横位置に寝かせて撮影する場合等にも、最適は補正特性を選択することでき、撮影姿勢に応じたぶれ補正が可能なとなる利点がある。
図7は、本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の撮像システムの他の構成例を示すブロック図である。
図7の撮像システム200Aが図5の撮像システム200と異なる点は、ぶれ補正時にぶれ補正制御部207により駆動制御される駆動用アクチュエータ125Aが補正制御により位置町制する対象が撮像素子124の代わりにレンズ123としたことにある。
その他の構成は図5の構成と同様であり、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、撮像装置の想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、撮像による撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部とを有することから、どのシャッタスイッチを押したかで撮影姿勢を想定し、この想定した撮影姿勢に適した補正特性を容易に適用可能である。
また、第1の筐体および前記第2の筐体の少なくとも一方に設けられ所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、撮像による前記撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部とを有することから、どのシャッタスイッチを押したかで撮影姿勢を想定し、この想定した撮影姿勢に適した補正特性を容易に適用可能である。
また、第1の筐体と、第1の筐体と連結部により連結され、当該連結部により第1の筐体に対して相対位置を可変可能な第2の筐体と、第1の筐体および第2の筐体の少なくともいずれか一方に配置され、筐体の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部を、さらに有し、補正部は、さらに姿勢検出部の検出結果に応じて補正特性を変更することから、さらに高精度な判定を行うことができる。
本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の開状態における正面側、側面、裏面側の外観の一例を示す図である。 本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の閉状態における正面側、側面、裏面側の外観の一例を示す図である。 本実施形態の第1の撮影姿勢を説明するための図である。 本実施形態の第2の撮影姿勢を説明するための図である。 本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の撮像システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるぶれ補正制御部の具体的な制御動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る撮像装置としての携帯電話機の撮像システムの他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100…携帯電話機、101…第1の筐体、102…第2の筐体、103…連結部、104…表示部、111…第2シャッタスイッチ部、112…横位置ロックスイッチ、113…横位置レリーズスイッチ、120,120A…撮像部、121…撮像レンズ、122…フラッシュランプ、123…集光レンズ、124…撮像素子、125,125A…補正用アクチュエータ、131…第1シャッタスイッチ部、132…横位置ロックスイッチ、133…横位置レリーズスイッチ、200,200A…撮像システム、201…相関二重サンプリング回路(CDS)およびオートゲインコントロール回路(AGC)、202…アナログ/デジタル(A/D)変換回路、203…画像処理部、204…メモリ、205…角速度センサ、姿勢検出部、206…フィルタ部、207…振れ補正制御部、208…タイミングジェネレータ(TG)、209…モータドライバ、210…システムコントローラ、211…加速度センサ。

Claims (3)

  1. 撮影振れを補正可能な撮像装置であって、
    所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、
    前記撮像装置の想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、
    前記撮像による前記撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも前記複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて前記複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部と
    を有する撮像装置。
  2. 撮影振れを補正可能な撮像装置であって、
    前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくとも一方に設けられ所定の撮影方向を有する少なくとも一つの撮像部と、
    前記撮像装置の想定される撮影姿勢に応じた位置に配置された複数のシャッタスイッチ部と、
    前記撮像による前記撮影振れを補正するための複数の補正特性を有すると共に、少なくとも前記複数のシャッタスイッチ部のうちの撮影に操作されたシャッタスイッチ部の操作結果に応じて前記複数の補正特性から選択した一の補正特性により撮影振れ補正を行う補正部と
    を有する撮像装置。
  3. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体と連結部により連結され、当該連結部により前記第1の筐体に対して相対位置を可変可能な第2の筐体と、
    前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくともいずれか一方に配置され、筐体の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部を、さらに有し、
    前記補正部は、さらに前記姿勢検出部の検出結果に応じて前記補正特性を変更する
    請求項2に記載の撮像装置。
JP2005052147A 2005-02-25 2005-02-25 撮像装置 Expired - Fee Related JP4383370B2 (ja)

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