JP2006237617A - リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006237617A
JP2006237617A JP2006048306A JP2006048306A JP2006237617A JP 2006237617 A JP2006237617 A JP 2006237617A JP 2006048306 A JP2006048306 A JP 2006048306A JP 2006048306 A JP2006048306 A JP 2006048306A JP 2006237617 A JP2006237617 A JP 2006237617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarization
radiation
lithographic apparatus
projection system
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006048306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4979958B2 (ja
Inventor
De Kerkhof Marcus Adrianus Ven
アドリアヌス ファン デ ケルクホフ マルクス
Wilhelmus Petrus De Boeij
ペトルス デ ボアイユ ウィルヘルムス
Hendrikus Robertus Marie Van Greevenbroek
ロベルトゥス マリー ファン グレーフェンブロエク ヘンドリクス
Michel Fransois Hubert Klaassen
フランソワ フーベルト クラーッセン ミケル
Haico Victor Kok
ヴィクトール コック ハイコ
Martijn Gerard Dominique Wehrens
ゲラルド ドミニク ヴェレンス マーティーン
Tammo Uitterdijk
ウィッテルディユク タムモ
Wilhelmus Jacobus Maria Rooijakkers
ヤコブス マリア ローイヤッケルス ヴィルヘルムス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASML Netherlands BV
Original Assignee
ASML Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASML Netherlands BV filed Critical ASML Netherlands BV
Publication of JP2006237617A publication Critical patent/JP2006237617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4979958B2 publication Critical patent/JP4979958B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70133Measurement of illumination distribution, in pupil plane or field plane
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70566Polarisation control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/7085Detection arrangement, e.g. detectors of apparatus alignment possibly mounted on wafers, exposure dose, photo-cleaning flux, stray light, thermal load

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

【課題】リソグラフィ装置の偏光特性を求める方法を提供する。
【解決手段】リソグラフィ装置は、照明系ILと支持体と基板テーブルと投影系PSと検出器14とを含む。この装置は、4分の1波長板などの調整可能な偏光変化素子10と、直線偏光子などの偏光アナライザ12とをさらに含み、偏光変化素子及び偏光アナライザはパターン形成機器が支持体によって保持される位置のビーム経路内に整列配置される。検出器14を使用して、偏光変化素子10の互いに異なる回転向きに対し強度測定を行うことにより、パターン形成機器位置の放射偏光状態の情報を得ることができる。偏光アナライザ12が投影系PSより前に位置するので、検出器14が基板高さなど、投影系PSより後に位置することが測定に影響を及ぼさない。
【選択図】図2

Description

本発明は、リソグラフィ装置、並びにその偏光特性の特徴付け及び/又は制御に関する。
リソグラフィ装置は、基板、通常は基板の目標部分に所望のパターンを施す機械である。例えば、リソグラフィ装置は、集積回路(IC)の製造に使用することができる。この場合、マスク又はレチクルとも呼ばれるパターン形成機器を使用して、ICの個々の層に形成されるべき回路パターンを生成することができる。このパターンを、基板(例えば、シリコン・ウェハ)の目標部分(例えば、1つ又は複数のダイの一部を含む)上に転送することができる。一般に、パターンの転送は、基板上に設けられた放射感応物質(レジスト)の層上に結像することによって行われる。一般に、1つの基板は、次々とパターン形成される隣接した目標部分からなるネットワークを含む。周知のリソグラフィ装置は、1回の動作でパターン全体を目標部分上に露光させることによって各目標部分を照射する、いわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)の放射ビームを介してパターンを走査することによって各目標部分を照射し、これと同時にこの方向と平行又は逆平行に基板を走査する、いわゆるスキャナとを含む。パターンを基板上にインプリントすることによって、パターンをパターン形成機器から基板上に転送することも可能である。
リソグラフィ装置によりこれまで以上に小さい形体を結像したいという要望が、さらなる開口数(NA)を有する投影系を使用するという結果を生んでいる。投影装置における光軸に対する放射光線の角度は、NAの増加とともに増大する。同一に偏光された電磁波成分のみが干渉現象を引き起こすことから、結像には光のベクトル性が重要になる。したがって、結像コントラストを決めるのは、波面の質のみではない。偏光による影響も相当に大きい。さらに、特定領域に対し具体的に求められる偏光状態を有する照明放射が次第に使用されてきており、それにより特定方向に位置合わせされた形体が結像されている。それゆえ、レチクルなどのパターン形成機器に当たる放射の偏光状態を知ることが望ましい。投影レンズが偏光状態に及ぼす影響を知ることも望ましいと言える。しかし、今のところ適切な測定系は存在しない。リソグラフィ装置に内蔵された既存の放射センサは、一般に偏光に対する感度が低い。さらに、パターン形成機器位置での照明放射の偏光状態を、投影レンズが偏光に及ぼす影響を知らずして、基板位置で測定することはできない。こうしたことから逃れるための1つの方法は、放射が投影レンズに入る前に偏光測定系をレチクル位置に挿入することであろう。しかし、これには、限られた空間内に嵌まり、かつ電気又は無線のいずれかにより測定ツールに電力及びデータ接続も提供する測定系の設計という大きな問題があり、設置に相当な段取り時間を要し費用がかかる。界面及び被膜での反射及び透過、並びにレンズ素子材料の複屈折は、投影系における偏光変化の推定される原因である。しかし、先に説明したように、投影系の偏光効果を特徴付けるための測定技術は存在しない。
照明放射の偏光状態について知ることが望ましい。投影レンズ系によって生じる照明放射が偏光状態に及ぼす影響についての情報を有することも望ましい。
本発明の一態様によれば、
放射ビームを調整するように構成された照明系と、
パターン形成された放射ビームを形成するために、放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
基板を保持するように構成された基板テーブルと、
基板の目標部分上に、パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
放射が投影系を通り抜けた後にその放射の強度を測定する検出器と
を含むリソグラフィ装置において、
調整可能な偏光変化素子と、
偏光アナライザと
をさらに含み、
偏光変化素子及び偏光アナライザが、パターン形成機器が支持体によって保持される位置のビーム経路内に整列配置されることを特徴とするリソグラフィ装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、
放射ビームを調整するように構成された照明系と、
パターン形成された放射ビームを形成するために、放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
基板を保持するように構成された基板テーブルと、
基板の目標部分上に、パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
基板位置で放射ビームの波面を測定する干渉センサであって、検出器を有し、パターン形成機器位置でソース・モジュールと連動して作動して放射を調整して投影系のひとみをオーバーフィルする干渉センサと
を含むリソグラフィ装置において、
投影系より前に放射を偏光する調整可能な偏光子をさらに含むことを特徴とするリソグラフィ装置が提供される。
本発明のさらなる態様によれば、
放射ビームを調整するように構成された照明系と、
パターン形成された放射ビームを形成するために、放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
基板を保持するように構成された基板テーブルと、
基板の目標部分上に、パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
放射が投影系を通り抜けた後にその放射の強度を測定するための検出器と、
調整可能な偏光変化素子と、
偏光アナライザと
を含み、
偏光変化素子及び偏光アナライザが、パターン形成機器が支持体によって保持される位置の放射ビーム経路内に整列配置されるリソグラフィ装置の少なくとも1つの偏光特性を求める方法において、
偏光変化素子の複数の互いに異なる設定の強度測定を行うために検出器を使用する工程と、
放射が偏光変化素子に遭遇する前に、強度測定から放射の偏光状態についての情報を求める工程と
を含む方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、
放射ビームを調整するように構成された照明系と、
パターン形成された放射ビームを形成するために、放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
基板を保持するように構成された基板テーブルと、
基板の目標部分上に、パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
基板位置で放射ビームの波面を測定する干渉センサであって、検出器を有し、パターン形成機器位置でソース・モジュールと連動して作動して放射を調整して投影系のひとみをオーバーフィルする干渉センサと、
投影系より前に放射を偏光する調整可能な偏光子と
を含むリソグラフィ装置の少なくとも1つの偏光特性を求める方法において、
偏光子の2つの互いに異なる設定に対する放射ビーム波面をそれぞれ測定するために、干渉センサを使用する工程と、
波面測定から、投影系の偏光を生じさせる特性についての情報を求める工程と
を含む方法が提供される。
添付の概略的な図面を参照して、ほんの一例として、本発明の実施例をいくつか説明する。図面において、対応する参照符号は対応する部分を示す。
図1は、本発明の実施例によるリソグラフィ装置の概略図である。この装置は、
放射ビームPB(例えば、UV放射又はEUV放射)を調整するように構成された照明系(照明装置)ILと、
パターン形成機器(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、あるパラメータに従ってパターン形成機器を正確に位置決めするように構成された第1の位置決め装置PMに接続された支持構造(例えば、マスク・テーブル)MTと、
基板(例えば、レジスト被膜のウェハ)Wを保持するように構成され、あるパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2の位置決め装置PWに接続された基板テーブル(例えば、ウェハ・テーブル)WTと、
パターン形成機器MAによって放射ビームBに付与されたパターンを、基板Wの目標部分C(例えば、1つ又は複数のダイを含む)上に投影するように構成された投影系(例えば、屈折投影レンズ系)PSとを含む。
照明系は、放射を方向付け、形作り、及び/又は制御する屈折光学要素、反射光学要素、磁気光学要素、電磁光学要素、静電光学要素、又は他のタイプの光学要素、或いは、これらのあらゆる組合せなど、様々なタイプの光学要素を含むことができる。
支持体は、パターン形成機器の重みを支える。支持体は、パターン形成機器の向き、リソグラフィ装置の設計、並びに、例えばパターン形成機器が真空状態内で保持されているか否かなど他の状態に応じた形で、パターン形成機器を保持している。支持体は、機械的クランプ、真空式クランプ、静電的クランプ、又は他のクランプ法を使用してパターン形成機器を保持することができる。支持体は、例えば、必要に応じて固定又は移動可能なフレーム又はテーブルでよい。支持体によって、パターン形成機器を、例えば投影系に対して所望の位置にくるようにすることができる。本明細書で「レチクル」又は「マスク」という用語を使用する場合はいつも、より一般的な用語の「パターン形成機器」と同義語と見なすことができる。
本明細書で使用する「パターン形成機器」という用語は、放射ビームの断面にパターンを付与して、基板の目標部分へのパターン形成などを行うために使用することのできる、あらゆる機器を意味するものとして広く解釈すべきである。放射ビームに付与されたパターンは、例えば、パターンが位相ずれ形体、又はいわゆる補助形体を含む場合、基板の目標部分内の所望パターンに厳密に対応しないことがあることを留意されたい。一般に、放射ビームに付与されるパターンは、集積回路など、目標部分内に形成されているデバイス内の特定の機能層に対応する。
パターン形成機器は透過性又は反射性であってよい。パターン形成機器の例としては、マスク、プログラム可能なミラー・アレイ、及びプログラム可能なLCDパネルなどがある。リソグラフィでは、種々のマスクがよく知られており、マスクのタイプとしては、バイナリ・マスク、交互位相シフト・マスク、及び減衰位相シフト・マスク、並びに様々なハイブリッド・マスクなどがある。プログラム可能なミラー・アレイの一例は、様々な方向から入射する放射ビームを反射するようにそれぞれを個々に傾斜させることのできる、小ミラーからなるマトリックス構成を使用している。傾斜ミラーは、ミラー・マトリックスによって反射される放射ビーム内にパターンを付与する。
本明細書で使用する「投影系」という用語は、使用される露光放射、或いは浸漬液の使用又は真空の使用など他のファクターに適した屈折光学系、反射光学系、反射屈折光学系、磁気光学系、電磁光学系及び静電光学系を含むあらゆるタイプの投影系、又はそれらのあらゆる組合せを包含するものとして広く解釈すべきである。本明細書で「投影レンズ」という用語を使用する場合はいつも、より一般的な用語の「投影系」と同義語と見なすことができる。
次に述べるように、装置は(例えば、透過性マスクを使用した)透過タイプのものである。或いは、装置は(例えば、先に述べたタイプのプログラム可能なミラー・アレイを使用した、又は反射性マスクを使用した)反射タイプのものでもよい。
リソグラフィ装置は、2つ(2段)以上の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプのものでよい。このような「多段」機械では、追加のテーブルを並行して使用してもよいし、1つ又は複数のテーブル上で予備工程を実行し、その間1つ又は複数の他のテーブルを露光に使用することもできる。
リソグラフィ装置は、投影系と基板との間の空間が満たされるように、少なくとも基板の一部分を、例えば水などの比較的高屈折率を有する液体で覆うことのできるタイプのものでもよい。浸漬法は、投影系の開口数を増加させる技術分野ではよく知られている。本明細書で使用する「浸漬」とは、基板などの構造が、液体中に浸水されなければならないことを意味するのではなく、むしろ単に、露光中に液体が投影系と基板との間に位置することを意味する。
図1を参照すると、照明装置ILは、放射光源SOから放射ビームを受け取る。光源及びリソグラフィ装置は、例えば、光源がエキシマ・レーザである場合は、互いに独立したものであってよい。このような場合、光源は、リソグラフィ装置の一部を形成するとは見なされず、放射ビームは、例えば、適切な方向付けミラー及び/又はビーム・エキスパンダを含むビーム送出系BDを用いて、光源SOから照明装置ILへ送られる。他の場合では、例えば、光源が水銀ランプの場合、光源は、リソグラフィ装置の一体部分とすることができる。光源SO及び照明装置ILは、ビーム送出系BDが必要ならばそれとともに、放射系と呼ぶことができる。
照明装置ILは、放射ビームの角強度分布を調整するように構成された調整装置ADを含むことができる。一般に、照明装置のひとみ平面における強度分布の少なくとも外径及び/又は内径の長さ(通常、それぞれ外σ及び内σと呼ばれる)は調整することができる。さらに、照明装置ILは、積算器INや集光器COなど様々な他の構成要素も含むことができる。照明装置を使用して放射ビームを調整し、その断面に所望の均一性及び強度分布を持たせることができる。照明装置は、放射の偏光を制御することもできるが、この偏光はビームの断面全体にわたって均一である必要はない。
放射ビームBは、支持体(例えば、マスク・テーブルMT)上に保持されているパターン形成機器(例えば、マスクMA)に入射し、パターン形成機器によってパターン形成される。放射ビームBは、マスクMAを突っ切った後、投影系PSを通り抜け、それによってビームは基板Wの目標部分C上に集束される。第2の位置決め装置PW、及び位置センサIF(例えば、干渉デバイス、リニア・エンコーダ又は容量センサ)を用いて、例えば、放射ビームBの経路内に別の目標部分Cが位置するように、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、例えばマスク・ライブラリからの機械的検索の後、又は走査中に、第1の位置決め装置PM、及び別の位置センサ(これは図1に明確には描かれていない)を使用して、放射ビームBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般に、マスク・テーブルMTの移動は、第1の位置決め装置PMの一部を形成する長行程モジュール(大雑把な位置決め)及び短行程モジュール(精密な位置決め)を用いて行うことができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2の位置決め装置PWの一部を形成する長行程モジュール及び短行程モジュールを使用して行うことができる。ステッパの場合、(スキャナとは反対に)マスク・テーブルMTは、短行程アクチュエータのみに接続してもよいし、固定してもよい。マスクMA及び基板Wは、マスク位置合わせマークM1及びM2、並びに基板位置合わせマークP1及びP2を使用して位置合わせすることができる。図示した基板位置合わせマークは、専用の目標部分を占めているが、目標部分間の空間に配置することもできる(これらは、スクライブ・レーン位置合わせマークとして知られている)。同様に、マスクMA上に2つ以上のダイが設けられている場合、マスク位置合わせマークを、ダイ間に配置することができる。
描かれた装置は、次のモードの少なくとも1つで使用される。
1.ステップ・モードでは、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは、基本的に静止が保たれ、放射ビームに付与されたパターン全体が目標部分C上に1回の動作で(つまり1回の静止露光で)投影される。次いで、別の目標部分Cが露光されるように、基板テーブルWTはX方向及び/又はY方向に移動される。ステップ・モードでは、露光範囲の最大サイズによって1回の静止露光で結像される目標部分Cのサイズが限定される。
2.走査モードでは、放射ビームに付与されたパターンが目標部分C上に投影(つまり1回の動的露光)される間、マスク・テーブルMTと基板テーブルWTとが同時に走査される。マスク・テーブルMTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影系PSの拡大(縮小)特性及び像反転特性によって決まることがある。走査モードでは、露光範囲の最大サイズによって1回の動的露光における目標部分の(非走査方向の)幅が制約されるが、目標部分の(走査方向の)高さは、走査動作の距離によって決まる。
3.別のモードでは、マスク・テーブルMTは、プログラム可能なパターン形成機器を保持しながら基本的に静止が保たれ、基板テーブルWTは、放射ビームに付与されたパターンが目標部分C上に投影される間移動又は走査される。このモードでは、一般に、パルス状の放射光源が使用され、プログラム可能なパターン形成機器は、基板テーブルWTの移動が終わるたびに、又は走査中の連続的な放射パルスの合間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、先に述べたようなタイプのプログラム可能なミラー・アレイなど、プログラム可能なパターン形成機器を利用しマスクを利用しないリソグラフィに容易に適用することができる。
上述の使用モード又は全く異なる使用モードを組み合わせて、及び/又は変更して使用することもできる。
本発明の第1の実施例を図2に示す。この図は、レチクル位置で投影放射の偏光状態を測定する構成を概略的に示している。図1のように、照明装置IL及び投影系PSを示す。調整可能な偏光変化素子10に続いて偏光アナライザ12が、レチクル位置でビーム経路内に置かれている。この実施例では、アナライザ12は、特定方向の電場ベクトルを有する放射成分のみを透過させるための、第1の固定回転向きを有する、ビーム・スプリッタ・キューブなどの直線偏光子である。偏光変化素子10は、リターダつまり遅延板であり、好ましくは照明放射の特定波長用の4分の1波長板である。4分の1波長板は、入射する放射の垂直直線偏光された成分間の相対位相シフトB/2を導く。これは、適切に方向付けられた直線偏光放射を円偏光放射に、そしてその逆に変換することができる。一般に、4分の1波長板は、普通の楕円偏光ビームを別の楕円偏光ビームに変化させる。
偏光変化素子10は調整可能で、発生した偏光変化を変えることができるものである。1つの調整形式では、偏光変化素子10は回転可能で、その主軸の向きが調整できるものである。この実施例の別の形式では、ビーム経路内にそれぞれ挿入することができ向きの異なる多数の偏光変化素子で、偏光変化素子10を置き換えることができる。偏光変化素子10を完全に撤去することができ、向きの異なる偏光変化素子10で置き換えることもできるし、レチクル同様、例えばアレイの形式で、向きの異なる複数の偏光変化素子をキャリア上に一体的に設けることもできる。次いで、キャリアを移動させることによって、どんな特定領域点にも対応する偏光変化素子を調整することができる。
本発明のこの実施例において、放射強度を検出するための検出器14は、放射が投影系PSを通過した後に設けられている。検出器14は、基板テーブルに設けられた既存の検出器であってよい。1つの形式は、特定領域点で放射強度を測定するスポット・センサである。別の形式は、波面測定のために設けられるCCDカメラである。CCDカメラを、小さな開口又はピンホールとともに投影系焦点面に設けて、所望の領域点を選択することができる。次いで、CCDセンサ自体は、デフォーカスされ、それによりCCDの各画素が、投影系を通過し特定経路を渡ってその領域点に到達した放射を検出する。言い換えれば、各画素は、投影系のひとみ平面(又は照明装置のひとみ平面)内の1点に対応する。
回転可能な4分の1波長板、これに続く直線偏光子及び検出器という構成は、投入された放射、つまりレチクル位置での放射の偏光状態を得る偏光解析法の分野では知られている。4分の1波長板の様々な回転向きで何回も強度測定値を取り、これらを変換してストークス・ベクトルなど適切な基準に従って表される偏光状態に定量化して、放射を特徴付けるストークス・パラメータを提供することができる。偏光解析法及びストークス・パラメータ取得に関するさらなる詳細は、M.Born及びE.Wolf著「Principles of Optics」第7版、ケンブリッジ大学プレス(1999年)などの適切な光学テキストに見ることができる。4分の1波長板の3つの回転位置に対応する、少なくとも3つの強度測定値が必要である。4つのストークス・パラメータがあるが、それらの間には幾分重複があるので、3つの測定値によって、放射の強度全体に対して少なくとも正規化されたパラメータを決定することができる。
本発明によれば、制御器16は検出器14から測定値を受け取る。制御器16は、回転向きなど偏光変化素子10の調整を制御及び/又は検出するとともに、例えばストークス・パラメータなど、各ひとみ画素に対する偏光状態を計算することができる。検出器は移動することができ、測定を別の複数の領域点で繰り返すことができる。
検出器がアナライザ12のすぐ後(このような位置は、検出器の理想的な位置である)にない場合、この発明はどのように引き続き機能するのかという疑問が生じる。代わりに、未知の偏光作用を有する投影系PSが存在している。ただし、重要な点は、アナライザ12が偏光変化素子10にぴったりと続くことである。検出器14は偏光変化に対する感度が低いことから、アナライザ12と検出器14との間にさらなる構成要素があることは問題ではない。この状況は、次のように論理的に考えることができる。偏光変化素子10から出ていく放射が、ストークス・ベクトルSinによって表される偏光状態を有する場合は、SOUTと呼ばれるアナライザ12に続く偏光状態は、Sinにアナライザ12(直線偏光子)の作用を表すミュラー・マトリックスMpolを乗ずることによって求めることができる。座標系を任意に選択して、アナライザ12をX方向の偏光子とすることができる。したがって、理想的な検出器位置での放射の偏光状態(ストークス・ベクトル)は、次の通りである。
Figure 2006237617
検出器によって測定された照射照度は、ストークス・ベクトルの第1の要素によって与えられ、以下のように表される。
Figure 2006237617
図2に示す現実的状況に対し、総ミュラー・マトリックスMgenを使用して投影系の影響を表すことができる。また実際に検出器のどんな非理想性をも表すことができる。
Figure 2006237617
したがって、検出器によって測定された照射照度は以下のように表される。
Figure 2006237617
したがって、因子(m11+m12)以外は、これはアナライザのすぐ後にくる理想的な検出器を用いた先の結果に等しい。ただしm11及びm12は、投影系を表すミュラー・マトリックスの要素である。したがって、検出器14によって取られた測定値は、定数因子以外は無影響であり、偏光解析計算においてこの因子は相殺するため、この因子の値を知る必要はない。したがって、レチクル位置での偏光度や偏光純度などの偏光特性を完全に求めることができる。投影系が及ぼす影響は、偏光子12をレチクル位置に有することによってほとんど完全に消去され、強度のみが変更される。
先に説明したように、因子(m11+m12)の値を知る必要はない。しかし、特にこの因子の値がひとみ領域にわたって一定でない場合、この情報を有することは有用である。この値がひとみ領域にわたって変動する場合は、操作者には、この変動が投影レンズの偏光特性によるものなのか、照明放射が不完全であることによるものなのか分からない。例えば、接線偏光と組み合わせた4極照明モードを用いると、2極が他の2極よりも明るくないことがある。これは、照明系内の非対称性、又は投影レンズの残留直線偏光効果によって起こり得る。原因を突き止めることによって、適切な訂正を行うことができる。原因(上記の非対称性又は上記の残留偏光効果)を確定するために、アナライザ12を第2の固定回転向きに回転させ、ストークス・パラメータを再び測定する。2組の測定から、別々の実体としての投影レンズ及び照明系が原因となっていることを明らかにすることができる。
図3は、本発明の第2の実施例を示す。この実施例では、偏光変化素子10及びアナライザ12を、レチクルに代わってリソグラフィ装置内に挿入することができるキャリア18内にまとめている。照明装置からの放射20は、キャリア18の上面に形成されたクロムなどの不透明層内に開口を含むピンホール22上に入射する。偏光変化素子10は、4分の1波長板であることが好ましく、しかも厚さを最小限に抑えるために低次の4分の1波長板であることが好ましく、石英など適切な材料から作ることができる。この実施例におけるアナライザ12は、単に1つの直線偏光成分を遮蔽又は吸収するのではなく、その代わり、2つの垂直直線偏光成分が空間的に分離されるように構成され複屈折材料で作られたプリズム、言い換えればそれは偏光ビーム・スプリッタである。1つの形式によれば、このプリズムは、互いに接触し合い複屈折材料の結晶からなる2つのくさびを含むが、一方のくさび内の結晶の主光軸はX方向を向き、他方のくさび内の結晶の主光軸はY方向を向いている(つまり、ウォラストン・プリズムの形式)。プリズムを作るのに適し、短波長照明放射とともに使用することのできる複屈折材料は、KDP(リン酸二水素カリウム)である。
アナライザ12としての偏光ビーム・スプリッタは、下から照明放射を見ると、互いに隣り合う2つのピンホールが見え、一方のピンホールからの放射はX軸方向に偏光され、他方のピンホールからの放射はY軸方向に偏光されるという効果がある。検出器の一体部分であり得る第2のピンホール24を投影系の焦点面に置いて、第1のピンホール22の一方の偏光像を選択的に透過させ、他方からの放射を遮蔽することができる。CCDなどデフォーカスされた検出器14は、投影系のひとみ平面及び照明装置の各位置に対応する複数の画素の強度を測定する。
偏光像のうちの1つ、つまり第2のピンホール24によって透過されない方の偏光像については、図2に対し説明したのと全く同じ方法でこの装置を使用して、レチクル位置での照明放射の偏光状態を確定することができる。キャリア18には複数のピンホール22、偏光変化素子10及びアナライザ12を設けることができ、偏光変化素子10は、その速軸をX方向、Y方向、かつX及びY方向に対し45°に向けるなどして、互いに異なる回転向きにすることができる。キャリア18を移動させることによって、特定領域の位置に対応する偏光変化素子を調整することができ、偏光解析測定をこれまで通り行うことができる。第2のピンホール24を移動させて垂直偏光放射を選択することは、図2のアナライザ12を90°回転させることに等しい。このように、放射の偏光状態を特徴付ける情報を得るために、さらなる測定を容易に行うことができる。やはり図2を参照して先に説明したように、第2のピンホール24を使用して2つの異なる偏光を選択することによって、投影系及び照明装置による原因を分離することが可能であるが、この場合は、図3においてアナライザ12として使用する偏光ビーム・スプリッタが2つの垂直直線偏光子の働きを同時に行うため、回転可能な又は取り外し可能な/交換可能なアナライザ12を有する必要はない。
投影系の偏光特性を測定するための、本発明の第3の実施例について説明する。以前より、「シアリング干渉計」として知られる原理を使用して、投影系の波面収差を測定するための測定系が提案されている。この提案によれば、パターン形成機器位置の特定位置からくる投影ビームの互いに異なる部分が、互いに異なる経路に沿って投影レンズを通過する。これは、照明系と投影系との間の投影ビーム内に配置される回折素子によって達成することができる。オブジェクト格子としても知られる格子などの回折素子は、放射を回折させ、拡散させ、それにより放射は複数の異なる経路に沿って投影系を通過する。回折素子は、通常、例えばマスクMAなどのパターン形成機器が配置される高さに配置される。回折素子は、適切なサイズの格子又は形体アレイでよく、暗視野レチクル内の明部内に設けることができる。この明部は、投影系のオブジェクト領域サイズと比較して小さい(つまり、結像収差が明部内の物点位置に実質的に左右されないほど小さい)。このような明部は、ピンホールとして実施することができる。先に説明したように、ピンホールはその中に、例えば上記のオブジェクト格子、又は格子パターンなどの回折形体、又はチェッカーボード・パターンなど、ある構造を有することができる。しかし、これは原則として任意選択である(例えば、本発明の第1の実施例では、領域の小さな部分を選択するためにピンホールを使用することができ、ピンホール内には構造がないことが好ましい)。ピンホールの機能及びその任意選択の内部構造は、投影レンズ系のひとみ内に局部的に最大数の相互コヒーレンスを有する、前もって選択された相互コヒーレンスを定義するものであり、それによって、前もって選択された相互コヒーレンスは、ピンホール及びその構造の空間的フーリエ変換を通して、ピンホール及びその任意選択の内部構造に関連している。ピンホール内のパターンについてのさらなる情報は、米国特許出願公開第2002−0001088号から拾うことができる。1つ又は複数のレンズも回折素子に関連し得る。照明装置と投影系との間の投影ビーム内に位置するこの組立体全体を、以降ソース・モジュールと呼ぶ。
図4を参照すると、本発明の実施例とともに使用するソース・モジュールSMが示されている。このソース・モジュールSMはピンホール板PPを含む。このピンホール板PPは、レチクル同様、片面に不透明なクロム層を有し、かつクロム層内にピンホールPHを有する石英ガラス板である。このソース・モジュールSMは、投影放射をピンホール上に集束させるためのレンズSLも含む。実際は、複数の領域位置及び複数のスリット位置それぞれに対しピンホールのアレイ及び複数のレンズが設けられ、そうしたレンズは、ピンホール板の上部にまとめることができる。ソース・モジュールは、広範囲の角度内に光を生じ、それにより投影レンズのひとみが満たされ又は実際にオーバーフィルされて、開口数を測定することが理想的であり、しかもひとみは、均一に光で満たされることが好ましい。レンズSLの使用により、オーバーフィルを達成することができ、光強度も増加される。ピンホールPHによって、光が領域内の特定箇所に制約される。ひとみを均一に光で満たすための代替の方法は、拡散板(エッチングされた接地ガラス板など)をピンホール板の上部に使用すること、又はマイクロレンズのアレイ(回折光学素子DOEと同様)、又はホログラフィ拡散板(位相シフト・マスクPSMと同様)を使用することである。
ソース・モジュール及び投影系を突っ切った放射は、次いで結像格子として知られるピンホールや格子など、さらなる回折素子GRに当たる。図4を参照すると、さらなる回折素子GRは、例えば石英製のキャリア板CP上に実装される。このさらなる回折素子は、(回折次数を上記の局部的に最大数の相互コヒーレンスに整合させることによって)互いに干渉し合う様々な次数を生み出す「シアリング機構」として働く。例えば、ゼロ次数を第1次数と干渉させることができる。この干渉はパターンに結実し、それが検出器によって検出されて、結像領域内の特定箇所での波面収差についての情報を明らかにすることができる。検出器DTは、レジストを用いずに電子的手段によりパターン結像を捉える、例えばCCD又はCMOSカメラでよい。さらなる回折素子GR及び検出器DTを、干渉センサISと呼ぶ。従来、さらなる回折素子GRは、基板位置の最良焦点を結ぶ平面に配置されており、したがってそれは最初に述べたソース・モジュールSM内の回折素子に対し共役平面にある。検出器DTは、さらなる回折素子GRの下にありそれと間隔を置いている。
リソグラフィ・ツール上で実施される干渉波面測定系の1つの工業所有権を獲得した形式は、ILIAS(登録商標)として知られており、それはIntegrated Lens Interferometer At Scanner(スキャナ位置の一体型レンズ干渉計)の頭字語である。この測定系は、リソグラフィ投影装置に型通りに設けられている。リソグラフィ走査装置上に設けられるこのような干渉系についてのさらなる情報は、米国特許出願公開第2002−0001088号及び米国特許第6650399B2号から拾うことができる。
干渉センサは、基本的に波面の導関数の位相を測定する。検出器自体は光強度しか測定できないが、干渉法を使用することによって位相を強度に変換することができる。たいていの干渉計は干渉パターンを作るために2次的基準ビームを必要とするが、これをリソグラフィ投影装置内で実施することは難しい。ただし、この要件を持たない種類の干渉計がシアリング干渉計である。横方向シアリングの場合、干渉は波面と、横方向にずれた(シアリングされた)オリジナル波面の写しとの間に起こる。本実施例では、さらなる回折素子GRは、波面を、互いに対してわずかにずれた(シアリングされた)複数の波面に***させる。干渉はそれらの間に見られる。本ケースでは、ゼロ回折次数及び±第1回折次数のみを考える。干渉パターンの強度は、ゼロ回折次数と第1回折次数との間の位相差に関係する。
次の近似関係式によって強度Iが得られることが分かる。
Figure 2006237617

ただしE及びEは、ゼロ回折次数及び第1回折次数に対する回折効率、kは位相ステップ距離、pは格子周期数(波動単位)、Wは波面収差(波動単位)、ρはひとみ内の位置である。シアリング距離が短い場合、波面位相差は波面の導関数に近似する。ソース・モジュールSMを干渉センサISに対してわずかにずらしながら連続的に強度測定を行うことによって、検出される放射強度は変調する(上記数式内の位相ステップ因子k/pが変更される)。変調信号の第1の調和関数(基本周波数としての格子周期を有する)は、当該回折次数(0及び±1)に対応する。(ひとみ位置の関数としての)位相分布は、当該波面差に対応する。ほぼ直交する2つの方向にシアリングすることによって、2つの方向の波面差を考える。
上述の波面位相測定に加え、振幅の測定も複数回行うことができる。こうした測定は、レチクル位置で、調整された角強度分布により光源を使用して行う。一例として、効果的な点光源のアレイ(使用する放射の波長より寸法が小さい)を使用することが挙げられるが、その場合、各点光源は、投影系ひとみ内に存在する立体角の範囲全体にわたり事実上均一な強度分布を有する。他の光源も可能である。検出された強度のばらつきはそれゆえ、投影系を通過する特定の透過経路に沿った減衰に関係し得る。振幅測定及び投影系の角透過特性値(アポダイゼーションとも呼ばれる)取得に関するさらなる情報は、米国特許出願第10/935,741号に記載されている。
本発明の本態様によれば、上記の波面測定(位相及び振幅のどちらも)は偏光された放射光源を使用して行われる。図4に示すように、一実施例は、ビーム・スプリッタ・キューブなどの偏光子30をソース・モジュールSM内に組み込むものである。代替の実施例は、例えば照明装置やレチクル・マスキング位置に挿入可能な個別の偏光子を使用することであろう。干渉センサISを変更する必要はない。
x方向にずれを与えるためのシアリング干渉計を配置することにより、X方向など、一方向に直線偏光された光源放射を使用してまず波面Wxxを測定する。次いで、偏光子つまりソース・モジュールを、放射がY方向に直線偏光されるように回転させ又は交換/移動させ、次いで新しい波面Wxyを測定する。便宜上、単一のソース・モジュール・キャリアには、未偏光、X偏光及びY偏光の光源構造を設け、通常のレチクルとして搭載することができる。このレチクル段は走査方向に自由に移動可能であり、したがって各領域点(走査方向に直角)に対し、未偏光、X偏光及びY偏光の光源構造を与えることができる。
投影系などの光学素子又は光学素子の組合せが偏光光に及ぼす影響は、ジョーンズ行列によって表すことができる。入射及び出射する電磁放射の電場ベクトルのX成分及びY成分は、次のジョーンズ行列によって関係付けられる。
Figure 2006237617
リソグラフィ装置の投影系の場合、ジョーンズ行列において対角線を外れた要素は対角線要素に比べて非常に小さい(つまり、ほとんどゼロ)、換言すれば、X偏光及びY偏光状態のクロス・トークが非常に起こりにくいと推定することが妥当である。したがって、X偏光光源を使用することによって、波面測定から対角線要素Jxxを求めることが可能であり、Y偏光光源を使用することによって、波面測定から対角線要素Jyyを求めることが可能である。ジョーンズ行列の各要素は一般に、複素数であるため、波面の位相及び振幅のどちらをも測定する必要がある。
特定の領域点の場合、投影系内の各ひとみ点に対してジョーンズ行列を計算することができる(各ジョーンズ行列は、特定の経路を取って投影系を通過する放射光線が、偏光に及ぼす影響に対応する)。ソース・モジュール及び干渉センサを別の領域点に移動し、1組のジョーンズ行列を得ることができる。したがって、領域点とひとみ点との各組合せは、それ自体の特定のジョーンズ行列を有する。
1つの問題は、拡散器など投影系のひとみがオーバーフィルされるようにする、ソース・モジュール内のデバイスが、偏光状態を混合することになり得ることである。しかし、このことが相当な影響を及ぼすとは考えられない。というのは、小角拡散器の特徴的長さ尺度は通常約0.05mmだからである。しかし、たとえ混合が起こっても、X及びY波面測定値を組合せ、1組の1次方程式を解くことによってこれを正して対処することができる。ソース・モジュール内に少量aの偏光混合が生じたとすると、次の1組の等式が成り立つ。
Figure 2006237617
混合因数aは、理論的に又は調整(オフラインで行われる)によって求めることができ、次いで等式を解いて所望のX偏光波面W及びY偏光波面Wを求めることができる。使用する偏光子が完全な偏光純度をもたらさない場合も、同じ手順を適用することができる。
所望される詳細な目標偏光状態に基づいて、ウェハ位置における放射ビームの偏光状態を表示することができる。目標とする又は好ましい偏光状態における偏光純度(PP)又は偏光放射割合として、便利な基準値を定義する。数学的には、偏光純度(PP)を次のように定義することができる。ただし、ETarget及びEActualは、単位長さの電場ベクトルである。
Figure 2006237617
PPは、有用な基準値であるが、それは照明放射を完全に定義するものではない。観察周期を超えた時間枠内で電気ベクトルが回転する場合、少量の放射は定義されないこと又は偏光が解消されることがあり得る。これを未偏光放射として分類することができる。放射が、強度Ipolarizedを有する偏光放射と、強度Iunpolarizedを有する未偏光放射の合計であり、合計強度がITotalであると考えられる場合、偏光度(DOP)を次式によって定義することが可能である。
Figure 2006237617
DOPは、未偏光部分の明細を明らかにするために必要となり得る。未偏光放射(及び偏光放射)は、2つの互いに直交する状態に分解することができるので、DOP及びPPの関数としての好ましい偏光状態(IPS)における総強度が得られる。
Figure 2006237617
本発明の第4の実施例では、第3の実施例の測定法にアレンジを加えて、IPSの空間分布を調べ計算する。第3の実施例と同様、X方向に直線偏光された光源放射を使用して、またその複数の線及び空間が互いに平行にY方向に向けられた結像格子GRを使用して、まず波面Wxxを測定し、それにより投影レンズのひとみ内にX方向の波面シアリングを得る。次いで、放射がY方向に変更されるように偏光子30を回転させ又は交換し/移動させ、さらに前と同様、オブジェクト格子を配置して、投影レンズのひとみ内にX方向の波面シアリングを与え、次いで対応する直線偏光波面Wxyを測定する。
例えば、X偏光を有する第1のピンホールPH1を使用して、波面Wxxの空間的に散らされた収差を測定する。このプロセスを、Y偏光を有し、かつピンホールPH1に与えたのと同じ格子向きを有する別のピンホールPH2についても繰り返す。これにより、波面Wxyの第2の波面収差が測定される。この測定結果を使用して、レンズのひとみ内に空間的に散らされたジョーンズ行列及び好ましい状態における強度(IPS)を計算する。
以下では、この測定のより詳細な説明を記載する。通常のシアリング干渉計では、投影系の場合は、波面の位相ψ(x,y)をピンホールPH内のオブジェクト格子を使用して測定してひとみ内に前もって選択された空間的コヒーレンスを提供し、またシアリング格子を使用して測定を行う。シアリング格子は、前述の結像格子GRである。格子GRは、光検出器DT上に別の回折次数を合わせてもたらす。検出器DTは、ひとみに相対的な格子GRの移動とともに変動する強度を検出する。変動の振幅は、コントラストとも言え、平均強度(振幅ゼロでの)は、DC信号とも言えるであろう。
シアリング干渉計による収差測定法は、ゼロ次数回折の電場及び第1次数回折の電場を含め、格子GRで回折された電場を混合する工程(つまり、コヒーレントの追加)を含む。ゼロ次数及び第1次数回折の電場は、投影系ひとみでの電場の結像であり、それぞれ、投影レンズのひとみにおけるひとみ位置(x,y)での電場E(x,y)、及び「隣接」ひとみ位置(x+dx,y)での電場E(x+dx,y)と表記する。
ここでは、これらの電場は(同じ偏光状態を有し、ひとみ内のx、y座標とは無関係の)スカラ場であり、下付き文字は、格子GRでの回折次数を意味する。偏光のベクトル性を下記に示す。波動場全体にわたる定数項を取り除くと、次のようになる。
Figure 2006237617
検出器DTは次の式で与えられる強度I(x,y)を測定する。
Figure 2006237617
強度I(x,y)は、2つの場EとEとの間の位相差に対しコサインとして変化する。A=A(x,y)及びA=A(x+dx,y)であることを留意されたい。式をより分かりやすくするために、より短い表記法を導入する。波面測定は、余剰、つまり変動「ステップ」位相ψstepを導入することによってコサインの挙動を測定する工程を含む。各ステップで、検出器DTの1つの画素における強度の新しい値を測定する。ψstep=k×(2π/8)、k=1、2...8として8回ステップさせた後、次の8つの測定値を得る。
Figure 2006237617
これら8つのデータ点からdψ(x,y)=dψ(x+dx,y)−ψ(x,y)位相を取り出すことができる。或いは、信号/ノイズ制約に応じて、8つを超える又は8つ未満のデータ点を使用することができる。ひとみ位置(x,y)に対応する、検出器DTの適格な各画素に当て嵌めることによって、結果として波面位相シフトの完全な地図dψ(x,y)を描くことができる。
例えば投影系のレンズ素子内に起こる複屈折を説明するために、電場のベクトル性を含める。シアリング格子GR上流の光線のベクトル特性のみが調べられるように、格子GRは非偏光なものとする。
Figure 2006237617

及び
Figure 2006237617

のどちらもが、互いに直交するX及びY方向に平行な成分x及びyを有する。
Figure 2006237617

及び
Figure 2006237617
余剰位相ψret(x,y)は、例えば複屈折が原因で起こる、各電場のy成分間の位相遅れを表す。x成分間の位相遅れは、先に導入した位相差ψ(x,y)によって吸収される。検出器DTの検出画素によって測定される強度は、次式によって求められる。
Figure 2006237617
この結果は以下のように表記される。
Figure 2006237617
Figure 2006237617
Figure 2006237617
コサインに余剰「複屈折項」dψBF(x,y)が現れている。この余剰位相は、シアリング干渉計による収差測定によって検出され、したがってそれは、直交する正規化ゼルニケ関数によって波動収差を表すゼルニケ係数によって重み付けられる。
本発明の一態様によれば、電場
Figure 2006237617

の偏光状態は、強度I(x,y)を干渉計によって測定することから得られる。この偏光状態は、
Figure 2006237617

によって得られるストークス・ベクトル
Figure 2006237617

によって完全に定義される。
本発明の一態様によれば、I(x,y)の測定は、2つの対応するI(x,y)測定を行うために、ピンホールPH内のオブジェクト格子上に当たる放射の2つの互いに異なる前もって選択された偏光状態を選択する工程を含む。
以下では、E(x,y)に対する偏光度DOPE0が1となるように、投影系を通過する放射は完全に偏光されているものとする。
Figure 2006237617
好ましい状態における強度(IPS)は、DOP=1の場合、偏光純度(PP)に等しい。さらに、好ましい偏光状態は、完全にx偏光され、かつ完全にy偏光された偏光と定義する。これらの偏光状態は、リソグラフィのプリント・プロセスの解像度を高めるための好ましい照明モードに相当する。IPSに対応するそれぞれの値は、次式である。
Figure 2006237617
Figure 2006237617
投影系のひとみ内の前もって選択された位置(x,y)におけるジョーンズ行列は周知のものとする。例えば、投影系の光軸に沿った軸光線の場合、ジョーンズ行列は単一行列とすることができる。したがって、電場
Figure 2006237617

は、レチクル+レンズ系を通過後も変化しない。本実施例では、単一ジョーンズ行列A0y=0という想定の下に、ソース・モジュールSMとともに偏光子30を使用することによって、
Figure 2006237617

がレチクル位置でX方向に直線偏光されるように決めておく。数式(17)〜(19)にしたがって、シアリング干渉法において次のパラメータが測定される。
Figure 2006237617
ここでは、指数「,x」は入射する直線X偏光を示す。例えば、A1y,xは、入射X偏光光がレチクル位置で使用される場合、第1次数回折電場のy成分の振幅である。次に、やはりY方向に沿った偏光方向に位置合わせされたソース・モジュール内の対応偏光子30を使用することによって、レチクル位置でY方向に直線偏光されるべく
Figure 2006237617

の偏光手はずを整えて干渉計によるシアリング計測を繰り返す。先の測定と同様に、A0x=0である。一般方程式である数式(17)〜(19)にしたがって、シアリング干渉法を使用して次のパラメータを測定することができる。
Figure 2006237617
やはり、レチクル位置での入射放射の直線y偏光を示すために、副指数「,y」を使用する。例えば、入射Y偏光光が使用される場合、A1xは、第1次数回折電場のx成分の振幅である。原則として、入射X偏光及び入射Y偏光に対し、完全な偏光状態
Figure 2006237617

を確定することができる。
干渉パターンのコントラストは、数式(24−2)及び(25−2)によって表されるように、強度変動の振幅に関係する。したがって、要素ABF の測定を、「コントラスト」測定と呼ぶ。さらに干渉縞パターンの「DC」成分は、数式(24−3)及び(25−3)によって表される。したがって、DC,x及びDC,yの測定を「DC」測定と呼ぶ。上記のコントラスト測定及びDC測定は、4つの未知要素A1x,x、A1x,y、A1y,x及びA1y,yを有する4つの数式につながる。
位置(x+dx,y)は、ひとみ内の第1の位置(x,y)と呼ぶことができる。上記の測定プロセスは、第1の位置から第2の位置x=x+dx、y=yへいくときに繰り返すことができ、それにより、やはり数式(17)〜(19)を(下付き文字0及び1を、それぞれ1及び2と置き換えて)使用して、対応する振幅A2x,x、A2x,y、A2y,x及びA2y,yを求めることができ、さらにそれにより、4つの未知要素A2x,x、A2x,y、A2y,x及びA2y,yを有する4つの数式を得ることができる。同様に、Y方向のずれを導入することができる(そのレンズ及び空間が互いにX方向に平行な結像格子GRを使用することによって導入し、それにより投影レンズのひとみ内にY方向の波面シアリングを得る)。これにより、第1の位置から第2の位置のx=x、y=y+dyタイプの移動が可能になる。
隣接点へのこのようなどんな移動も、任意の回数繰り返すことができ、その都度振幅Aix,x、Aix,y、Aiy,x及びAiy,y(i=1、2、3など)が求められ、その結果積分法により、偏光状態の空間分布を効果的に策定することができる。数式(22)及び(23)を使用することにより、IPSの対応する空間分布を得ることができる。例えば、IPS(x,y)の分布は、数式(22)内のA0x、A0yを計測値Aix,x、Aiy,xに代入することによって求めることができる。
本実施例では、偏光子30の2つの互いに異なる設定は、ずれ方向に沿った直線偏光、及びずれ方向に直交する直線偏光を含む。しかし、本発明の一態様によれば、偏光子30の追加の設定を使用することができる。先に述べたDC測定及びコントラスト測定は、ずれ方向に対しゼロ度又は90度以外の角度で直線偏光するための偏光子30を配置したソース・モジュールSMを設けることによって、レチクル位置での直線X偏光又は直線Y偏光以外の偏光により、さらに実施することができる。このような追加の測定を使用して、先に述べたように電場振幅の数式を解くプロセスの正確性を高めることができるし、DOP<1の場合、未偏光放射の有無についての情報を得ることができる。
本発明の第5の実施例によれば、ジョーンズ行列の分布を同様の方法で測定することができる。先の実施例のように、投影系を通過する放射の偏光状態の変化を表す伝達関数を、複素数2×2ジョーンズ行列の空間分布として表すことができるように、DOP=1とする。先の実施例のように、未知の電場振幅は、dψの測定のみならず、上記のDC成分及びコントラストなど干渉混合データの測定によっても求められる。
こうした計測を、2つの投入偏光状態(例えば、先の実施例のように、直線X偏光及び直線y偏光など)に対して繰り返す。ひとみ内にはジョーンズ行列が分かっている単一の点があるものとする。例えば、このジョーンズ行列は、投影系の光軸上の1点に対する単一行列とすることができる。
次に、第4実施例において説明した繰返しと同様な繰返しによって、他の全てのひとみ点におけるジョーンズ行列を得ることができる。ジョーンズ行列の4つの行列要素のそれぞれが、実部及び虚部を有するので、8つの未知要素があり、したがってこうした未知要素を解くために8つの数式が必要である。干渉計による強度データを数式(24−1、2、3)及び(25−1、2、3)に当て嵌めることによって、6つの数式が得られる。他の回折ビームの干渉がない場合、ピンホールPH上に入射する放射の2つの偏光状態の出力強度を補足測定することによって、第1次数回折ビームに対し2つの追加数式が得られる。
第4及び第5の実施例の説明に呈示される分析は、単に簡略化のために、シアリング干渉構成内の格子GRにおける放射の2つの回折次数の組合せに限定している。しかし、本発明の一態様によれば、追加の回折次数も考慮することができる。例えば、電場
Figure 2006237617

及び
Figure 2006237617

の他に、「隣接」ひとみ点(x−dx,y)に対応する回折場
Figure 2006237617

も分析に含めることができる。この分析は、第4実施例の分析と同様である。
偏光子、リターダ(4分の1波長板)、偏光ビーム・スプリッタなど、偏光能動素子が使用される前述のどの実施例においても、放射の伝播角はその構成要素の性能に重大な影響を及ぼし得る。したがって、こうした素子を、光線が実質的にコリメートされる場所に配置することが有利である。1つの選択肢は、偏光変化素子10やアナライザ12などの素子を、光線が既に実質的にコリメートされた照明装置内の適切な位置に配置することである。第2の選択肢は、図5に示すように、放射をまずコリメートし、次にそれを集束させる光学素子40及び42を設けることである。これによりゾーン44が提供され、その中で放射がコリメートされたビームの形となり、その中に偏光能動素子を配置することができる。
本発明の上述のどの実施例による測定結果も、フィードバックを提供するために使用することができる。例えば、所望の偏光パターンが照明装置によって設定されるようになっている装置において、得られた測定値に基づき、フィードバックの目的で、アクチュエータをリソグラフィ装置の構成要素を調整するために設けることができる。図2は、一例として、制御器16の制御の下に照明装置ILを調整して、所望の偏光パターン内のどんな測定ずれをも訂正又は補償することができることを示している。
本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用について特に記載しているが、本明細書に記載するリソグラフィ装置は、集積光学系の製造、磁気ドメイン・メモリ用ガイダンス及び検出パターン、平面型表示装置、液晶表示装置(LCD)、薄膜磁気ヘッドなど、他への応用もできることを理解されたい。このような代替応用例との関連で、当業者であれば、本明細書で「ウェハ」又は「ダイ」という用語を使用する場合はいつも、より一般的な用語である「基板」又は「目標部分」とそれぞれ同義語と見なせることを理解するであろう。本明細書で言う基板は、例えばトラック(通常、基板にレジスト層を施し露光されたレジストを現像するツール)、計測ツール及び/又は検査ツール内で露光の前又は後に処理することができる。該当する場合には、本明細書の開示は、このような基板処理ツール及び他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板は、例えば多層ICを生成するために2回以上処理される場合があり、したがって本明細書で使用する基板という用語は、複数回処理された層を既に含む基板も意味することがある。
先の記載では、光学リソグラフィとの関連で本発明の実施例の使用について特に記載してきたが、本発明は他への応用にも使用することができることが分かるであろう。
本明細書で使用する「放射」及び「ビーム」という用語は、(例えば、波長が365,248、193、157又は126nm、或いはその近傍の)紫外(UV)放射、及び、(例えば、波長が5〜20nmの範囲の)極紫外(EUV)放射を含むあらゆるタイプの電磁放射を包含する。
場合によって、「レンズ」という用語は、屈折光学要素及び反射光学要素を含む様々なタイプの光学要素のうちいずれか1つ又はそれらの組合せを意味する。
本発明の特定の実施例についてこれまで述べてきたが、本発明は記載した以外の方法でも実施することができることが分かるであろう。
上記の説明は説明するためのものであって、限定するためのものではない。したがって、当業者は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、記載した本発明に変更を加えることができることが分かるであろう。
本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 本発明の第1の実施例によるリソグラフィ装置の概略図である。 本発明の第1の実施例の変形例によるリソグラフィ装置の概略図である。 本発明のさらなる実施例によるリソグラフィ装置の概略図である。 偏光能動素子の領域内で放射をコリメートするための構成を示す概略図である。

Claims (19)

  1. リソグラフィ装置であって、
    放射ビームを調整するように構成された照明系と、
    パターン形成された放射ビームを形成するために、前記放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
    基板を保持するように構成された基板テーブルと、
    前記基板の目標部分上に、前記パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
    放射が前記投影系を通り抜けた後にその放射の強度を測定する検出器と
    調整可能な偏光変化素子と、
    偏光アナライザと
    を含み、
    前記偏光変化素子及び前記偏光アナライザが、前記パターン形成機器が前記支持体によって支持される位置の放射ビーム経路内に整列配置されるリソグラフィ装置。
  2. 前記偏光変化素子が回転可能及び/又は交換可能であることによって調整可能である、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記偏光変化素子が4分の1波長板である、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記偏光アナライザが直線偏光子である、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記偏光アナライザが互いに空間的に離れた2つの垂直直線偏光放射成分を出力するように構成された偏光ビーム・スプリッタである、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記偏光アナライザが基本的にKDPからなる、請求項5に記載のリソグラフィ装置。
  7. リソグラフィ装置であって、
    放射ビームを調整するように構成された照明系と、
    パターン形成された放射ビームを形成するために、前記放射ビームの断面内にパターンを付与することが可能なパターン形成機器を支持するように構成された支持体と、
    基板を保持するように構成された基板テーブルと、
    前記基板の目標部分上に、前記パターン形成された放射ビームを投影するように構成された投影系と、
    前記基板位置で前記放射ビームの波面を測定する干渉センサであって、検出器を有し、前記パターン形成機器位置でソース・モジュールと連動して作動して放射を調整して前記投影系のひとみをオーバーフィルする干渉センサと
    前記投影系より前に前記放射を偏光する調整可能な偏光子と
    を含むリソグラフィ装置。
  8. 前記偏光子が直線偏光子であり、回転可能又は交換可能のうち少なくとも1つであることによって調整可能であり、その結果前記放射を2つの異なる方向に順次偏光する、請求項7に記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記検出器による測定結果を取り入れ、調整可能な素子を制御し、また前記装置の少なくとも1つの偏光特性を計算する制御器をさらに含む、請求項7に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記制御器が前記装置の少なくとも1つの計算された偏光特性に応じて前記装置の1つ又は複数の素子をさらに制御する、請求項9に記載のリソグラフィ装置。
  11. 前記検出器による測定結果を取り入れ、調整可能な素子を制御し、また前記装置の少なくとも1つの偏光特性を計算する制御器をさらに含む、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  12. 前記制御器が前記装置の少なくとも1つの計算された偏光特性に応じて前記装置の1つ又は複数の素子をさらに制御する、請求項11に記載のリソグラフィ装置。
  13. リソグラフィ装置の偏光変化素子の互いに異なる複数の設定の強度測定を行うために検出器を使用する工程と、
    放射が前記偏光変化素子に遭遇する前に、前記強度測定から前記放射の偏光状態についての情報を求める工程と
    を含む、リソグラフィ装置の少なくとも1つの偏光特性を求める方法。
  14. リソグラフィ装置内においてその投影系より前に位置する調整可能な偏光子の少なくとも2つの互いに異なる設定に対し、前記装置の基板位置における前記放射ビームの波面をそれぞれ測定するために、前記リソグラフィ装置の干渉センサを使用する工程と、
    前記波面測定から、前記投影系の偏光を生じさせる特性についての情報を求める工程と
    を含む、リソグラフィ装置の少なくとも1つの偏光特性を求める方法。
  15. 前記投影系の偏光を生じさせる特性についての前記情報がジョーンズ行列の少なくとも1つの要素として表される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記干渉センサがずれ方向に相互に移動する少なくとも2つの波面間にシアリング干渉を提供するために配置された格子を含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記調整可能な偏光子の前記少なくとも2つの互いに異なる設定がずれ方向に沿った直線偏光とずれ方向に直交する直線偏光とを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方法が、前記リソグラフィ装置の投影系のひとみにおける、強度変動の振幅空間分布と、前記調整可能な偏光子の前記少なくとも2つの互いに異なる設定それぞれの平均強度とを測定する工程をさらに含む、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記方法が、前記リソグラフィ装置の投影系のひとみにおける、前記調整可能な偏光子の前記少なくとも2つの互いに異なる設定それぞれの強度変動の位相空間分布を測定する工程をさらに含む、請求項18に記載の方法。
JP2006048306A 2005-02-25 2006-02-24 リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法 Active JP4979958B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/065,349 2005-02-25
US11/065,349 US7375799B2 (en) 2005-02-25 2005-02-25 Lithographic apparatus

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009190966A Division JP2009278133A (ja) 2005-02-25 2009-08-20 リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006237617A true JP2006237617A (ja) 2006-09-07
JP4979958B2 JP4979958B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=36931662

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006048306A Active JP4979958B2 (ja) 2005-02-25 2006-02-24 リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法
JP2009190966A Pending JP2009278133A (ja) 2005-02-25 2009-08-20 リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009190966A Pending JP2009278133A (ja) 2005-02-25 2009-08-20 リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法

Country Status (2)

Country Link
US (3) US7375799B2 (ja)
JP (2) JP4979958B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2009500A2 (en) 2007-06-25 2008-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Measurement apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2009212487A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nanya Technology Corp 入射光の電力比を制御するためのフィードバック制御システム及びフィードバック方法
US7688424B2 (en) 2007-09-11 2010-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Measurement apparatus, exposure apparatus, and device fabrication method
JP2010514176A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 光学システム、特にマイクロリソグラフィ投影露光装置の照明システム又は投影対物器械
JP2013518418A (ja) * 2010-01-28 2013-05-20 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 光学系の偏光特性を特性決定する構成体及び方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004033602A1 (de) * 2004-07-08 2006-02-16 Carl Zeiss Sms Gmbh Abbildungssystem zur Emulation hochaperturiger Scannersysteme
US7345740B2 (en) * 2004-12-28 2008-03-18 Asml Netherlands B.V. Polarized radiation in lithographic apparatus and device manufacturing method
US20140043594A1 (en) * 2005-01-21 2014-02-13 Nikon Corporation Method of adjusting lighting optical device, lighting optical device, exposure system, and exposure method
US7375799B2 (en) 2005-02-25 2008-05-20 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus
JP2006279017A (ja) * 2005-03-02 2006-10-12 Canon Inc 露光装置及び方法、計測装置、並びに、デバイス製造方法
US7518703B2 (en) * 2005-06-28 2009-04-14 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and method
JP4928897B2 (ja) * 2005-12-01 2012-05-09 株式会社東芝 偏光評価マスク、偏光評価方法、及び偏光計測装置
JP2008098604A (ja) * 2006-09-12 2008-04-24 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法
EP1906252A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-02 Carl Zeiss SMT AG Instrument for measuring the angular distribution of light produced by an illumination system of a microlithographic projection exposure apparatus
US20080246941A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-09 Katsura Otaki Wavefront aberration measuring device, projection exposure apparatus, method for manufacturing projection optical system, and method for manufacturing device
US20080285000A1 (en) * 2007-05-17 2008-11-20 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
DE102007038056B4 (de) 2007-08-10 2011-07-21 Carl Zeiss SMT GmbH, 73447 Verfahren zum Bestimmen einer polarisationsoptischen Eigenschaft eines Beleuchtungssystems einer mikrolithographischen Projektionsbelichtungsanlage
DE102009021096A1 (de) 2008-08-21 2010-02-25 Carl Zeiss Smt Ag Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen des Polarisationszustandes elektromagnetischer Strahlung
US8743340B2 (en) * 2008-12-31 2014-06-03 Rolls-Royce Corporation System and method for imaging apparatus calibration
JP2011014707A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造方法
JP5451232B2 (ja) * 2009-07-29 2014-03-26 キヤノン株式会社 評価方法、測定方法、プログラム、露光方法、デバイスの製造方法、測定装置、調整方法、露光装置、処理装置及び処理方法
NL2005997A (en) * 2010-02-19 2011-08-22 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus and device manufacturing method.
NL2006196A (en) * 2010-03-12 2011-09-13 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus and method.
KR101037899B1 (ko) * 2010-03-24 2011-05-30 한국기계연구원 리소그래피 장치 및 리소그래피 방법
DE102012203944A1 (de) * 2012-03-14 2013-10-02 Carl Zeiss Smt Gmbh Verfahren zur Justage eines optischen Systems einer mikrolithographischen Projektionsbelichtungsanlage
NL2010467A (en) * 2012-04-16 2013-10-17 Asml Netherlands Bv Lithographic method and apparatus.
US9690026B2 (en) 2012-10-15 2017-06-27 North Carolina State University Direct write lithography for the fabrication of geometric phase holograms
DE102013202590A1 (de) * 2013-02-19 2014-09-04 Carl Zeiss Smt Gmbh EUV-Lichtquelle zur Erzeugung eines Nutz-Ausgabestrahls für eine Projektionsbelichtungsanlage
WO2015113724A1 (en) * 2014-02-03 2015-08-06 Asml Netherlands B.V. Metrology method and apparatus, substrate, lithographic system and device manufacturing method
DE102017200428B3 (de) 2017-01-12 2018-06-21 Carl Zeiss Smt Gmbh Projektionsbelichtungsanlage sowie Verfahren zum Vermessen eines Abbildungsfehlers
NL2021105A (en) 2017-07-10 2019-01-14 Asml Netherlands Bv Lithographic Method and Apparatus
IL277639B2 (en) * 2018-04-06 2023-10-01 Asml Netherlands Bv Test device with non-linear optics

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004061515A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Cark Zeiss Smt Ag 光学系による偏光状態への影響を決定する方法及び装置と、分析装置
JP2005005521A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Nikon Corp 露光装置、露光方法、および偏光状態測定装置
JP2005116732A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Toshiba Corp 露光装置及び露光装置の光学系のミュラー行列を測定する方法

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4575247A (en) * 1984-07-02 1986-03-11 Rockwell International Corporation Phase-measuring interferometer
JPH0652708B2 (ja) * 1984-11-01 1994-07-06 株式会社ニコン 投影光学装置
JPS61190935A (ja) 1985-02-20 1986-08-25 Hitachi Ltd 露光装置
US5123022A (en) * 1990-10-16 1992-06-16 The United States Of America As Represented By The Department Of Energy Frequency mixing crystal
JPH0618332A (ja) 1992-07-01 1994-01-25 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> ストークス・パラメータ測定方法及び装置
KR0153796B1 (ko) * 1993-09-24 1998-11-16 사토 후미오 노광장치 및 노광방법
JPH1078648A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Toshiba Corp 位相シフトマスク検査装置
FR2755254B1 (fr) 1996-10-25 1999-01-15 Centre Nat Rech Scient Composant optique de modulation, polarimetre et ellipsometre de mueller comprenant un tel composant optique, procede de calibrage de cet ellipsometre et procede de mesure ellipsometrique
JP4065923B2 (ja) 1998-09-29 2008-03-26 株式会社ニコン 照明装置及び該照明装置を備えた投影露光装置、該照明装置による投影露光方法、及び該投影露光装置の調整方法
EP1037117A3 (en) 1999-03-08 2003-11-12 ASML Netherlands B.V. Off-axis levelling in lithographic projection apparatus
JP3796368B2 (ja) * 1999-03-24 2006-07-12 キヤノン株式会社 投影露光装置
US6234634B1 (en) * 1999-07-28 2001-05-22 Moxtek Image projection system with a polarizing beam splitter
EP1139521A4 (en) * 1999-09-10 2006-03-22 Nikon Corp LIGHT SOURCE AND WAVELENGTH STABILIZATION CONTROL METHOD, EXPOSURE APPARATUS AND METHOD, METHOD FOR PRODUCING EXPOSURE APPARATUS, AND DEVICE MANUFACTURING METHOD, AND DEVICE THEREOF
TW550377B (en) 2000-02-23 2003-09-01 Zeiss Stiftung Apparatus for wave-front detection
JP2002093695A (ja) * 2000-05-02 2002-03-29 Canon Inc 投影露光装置
JP2002071515A (ja) * 2000-08-31 2002-03-08 Canon Inc 測定装置及び測定方法
KR100583692B1 (ko) * 2000-09-01 2006-05-25 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피 장치 작동 방법, 리소그래피 장치, 디바이스제조방법, 및 이것에 의해 제조된 디바이스
EP1231514A1 (en) 2001-02-13 2002-08-14 Asm Lithography B.V. Measurement of wavefront aberrations in a lithographic projection apparatus
EP1480083A3 (en) 2001-06-13 2004-12-01 ASML Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
DE10154125A1 (de) * 2001-10-25 2003-05-22 Zeiss Carl Semiconductor Mfg Messverfahren und Messsystem zur Vermessung der Abbildungsqualität eines optischen Abbildunsgssystems
US6806961B2 (en) * 2001-11-05 2004-10-19 Zygo Corporation Interferometric cyclic error compensation
EP1495369A2 (de) * 2002-04-15 2005-01-12 Carl Zeiss SMT AG Interferometrische messvorrichtung und projektionsbelichtungsanlage mit derartiger messvorrichtung
JP3689681B2 (ja) * 2002-05-10 2005-08-31 キヤノン株式会社 測定装置及びそれを有する装置群
US7251029B2 (en) * 2002-07-01 2007-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Birefringence measurement apparatus, strain remover, polarimeter and exposure apparatus
JP4189724B2 (ja) 2002-09-09 2008-12-03 株式会社ニコン 露光装置および露光方法
US7289223B2 (en) 2003-01-31 2007-10-30 Carl Zeiss Smt Ag Method and apparatus for spatially resolved polarimetry
AU2003281995A1 (en) * 2003-04-11 2004-11-01 Carl Zeiss Smt Ag Diffuser, wavefront source, wavefront sensor and projection lighting facility
US20040248043A1 (en) * 2003-06-03 2004-12-09 Nikon Corporation Exposure method, exposure apparatus and device manufacturing method
US7408616B2 (en) * 2003-09-26 2008-08-05 Carl Zeiss Smt Ag Microlithographic exposure method as well as a projection exposure system for carrying out the method
ATE396428T1 (de) 2003-09-26 2008-06-15 Zeiss Carl Smt Ag Belichtungsverfahren sowie projektions- belichtungssystem zur ausführung des verfahrens
JP3718511B2 (ja) 2003-10-07 2005-11-24 株式会社東芝 露光装置検査用マスク、露光装置検査方法及び露光装置
JP4304041B2 (ja) 2003-10-10 2009-07-29 五洋紙工株式会社 照明用導光板及びこれを使用した照明装置
TWI412067B (zh) * 2004-02-06 2013-10-11 尼康股份有限公司 偏光變換元件、光學照明裝置、曝光裝置以及曝光方法
JP5179754B2 (ja) * 2004-08-09 2013-04-10 株式会社ニコン 光学特性計測装置及び光学特性計測方法、露光装置及び露光方法、並びにデバイス製造方法
US7315353B2 (en) * 2004-09-08 2008-01-01 Asml Netherlands B.V. Apodization measurement for lithographic apparatus
JP2006179660A (ja) 2004-12-22 2006-07-06 Nikon Corp 偏光測定装置、偏光測定方法、露光装置、および露光方法
JP2008527756A (ja) 2005-01-19 2008-07-24 ライテル・インストルメンツ 光源コヒーレンスマトリクスの測定方法および装置
TW200923418A (en) * 2005-01-21 2009-06-01 Nikon Corp Exposure device, exposure method, fabricating method of device, exposure system, information collecting device, and measuring device
JP2006237109A (ja) 2005-02-23 2006-09-07 Nikon Corp 光学系の評価方法、光学系、露光装置、および露光方法
US7375799B2 (en) * 2005-02-25 2008-05-20 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus
JP2006279017A (ja) * 2005-03-02 2006-10-12 Canon Inc 露光装置及び方法、計測装置、並びに、デバイス製造方法
TW200710592A (en) 2005-06-13 2007-03-16 Asml Netherlands Bv Lithographic device, and method

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004061515A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Cark Zeiss Smt Ag 光学系による偏光状態への影響を決定する方法及び装置と、分析装置
JP2005005521A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Nikon Corp 露光装置、露光方法、および偏光状態測定装置
JP2005116732A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Toshiba Corp 露光装置及び露光装置の光学系のミュラー行列を測定する方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010514176A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 光学システム、特にマイクロリソグラフィ投影露光装置の照明システム又は投影対物器械
JP2015043454A (ja) * 2006-12-21 2015-03-05 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 光学システム、特にマイクロリソグラフィ投影露光装置の照明システム又は投影対物器械
US9274435B2 (en) 2006-12-21 2016-03-01 Carl Zeiss Smt Gmbh Illumination system or projection objective of a microlithographic projection exposure apparatus
EP2009500A2 (en) 2007-06-25 2008-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Measurement apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US7956987B2 (en) 2007-06-25 2011-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Measurement apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US7688424B2 (en) 2007-09-11 2010-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Measurement apparatus, exposure apparatus, and device fabrication method
JP2009212487A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nanya Technology Corp 入射光の電力比を制御するためのフィードバック制御システム及びフィードバック方法
JP2013518418A (ja) * 2010-01-28 2013-05-20 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 光学系の偏光特性を特性決定する構成体及び方法
KR101508821B1 (ko) * 2010-01-28 2015-04-07 칼 짜이스 에스엠티 게엠베하 광학 시스템의 편광 특성을 특징화하는 장치 및 방법
US9274440B2 (en) 2010-01-28 2016-03-01 Carl Zeiss Smt Gmbh Arrangement for and method of characterising the polarization properties of an optical system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009278133A (ja) 2009-11-26
JP4979958B2 (ja) 2012-07-18
US20060203221A1 (en) 2006-09-14
US20060192937A1 (en) 2006-08-31
US20130176547A1 (en) 2013-07-11
US9170498B2 (en) 2015-10-27
US7375799B2 (en) 2008-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4979958B2 (ja) リソグラフィ装置、偏光特性を決定する方法
JP4717112B2 (ja) 偏光アナライザ、偏光センサおよびリソグラフィ装置の偏光特性を判定するための方法
CN101251718B (zh) 检验方法和设备、光刻设备、光刻单元和器件制造方法
TWI636280B (zh) 物鏡系統
KR100968233B1 (ko) 편광 분석기, 편광 센서 및 리소그래피 장치의 편광 특성을결정하는 방법
JP6975324B2 (ja) 構造を測定するメトロロジ装置、リソグラフィシステム、及び方法
KR20110036084A (ko) 오버레이 측정 장치, 리소그래피 장치, 및 이러한 오버레이 측정 장치를 이용하는 디바이스 제조 방법
KR20070101818A (ko) 리소그래피 장치, 렌즈 간섭계 및 디바이스 제조 방법
JP2006030212A (ja) 楕円偏光計、測定デバイス及び方法並びにリソグラフィ装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061208

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090515

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4979958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250