JP2006232452A - 用紙後処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 用紙搬送方向に直交する方向において用紙の中央となる位置で用紙束を両面から挟み込んで搬送するための一対の搬送ローラ232、211と、用紙束に対して進退し、前進時に用紙束上において用紙搬送方向に直交する線上に接触し、搬送ローラ232、211による用紙束の搬送時に綴じ針を引っ掛けることで用紙束の搬送を制動する紙折板466とを備え、搬送ローラ232、211によって用紙束を搬送して綴じ針を紙折板466に当接させて用紙束の姿勢を修正する。
【選択図】 図1
Description
転写紙の中央に綴じ折処理を行う中綴じ処理部と、綴じられた転写紙中央部を薄板状の部材で押さえつけ、対向する一対のローラによって折りを行う折り処理部とを有する従来の用紙後処理装置においては、搬送ローラの搬送によって2個所の綴じ針を紙折板に一致させる動作の際に、一方の綴じ針と紙折板とが一致し他方の綴じ針と紙折板とが一致しないことによる転写紙束における折りずれが生じることがあった。
また、この折りずれを防止するために転写紙束の姿勢を矯正させる機構を設けると、機械構成が複雑になり高価になってしまう。また、従来の搬送ローラ対においては回転駆動が片側ローラのみによってなされるため、転写紙束の綴じ枚数が多い場合においては、駆動側の転写紙と従動側の転写紙とに搬送方向ずれが生じる可能性があった。
また、請求項2に記載の発明では、前記転写紙又は前記転写紙束を両面から挟み込み、前記搬送ローラと共に前記転写紙または前記転写紙束を搬送するための両端ローラと両端従動ローラからなる一対のローラを前記搬送ローラの両脇に一組ずつ設け、前記折り処理機能の動作において前記転写紙束の姿勢を修正するときには、前記両端ローラと前記両端従動ローラを相対的に離間させて、前記搬送ローラのみで前記転写紙束を搬送し、前記折り処理機能を実施しない動作では、前記両端ローラと前記両端従動ローラとで前記転写紙又は前記転写紙束を挟み込んで前記搬送ローラと共に搬送するようにした用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、前記搬送ローラの外周面の断面形状は前記搬送ローラの径方向外側に向かって凸状となる略半円形の曲線である用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、一対の前記搬送ローラは両方とも回転駆動力を有している用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、一対の前記搬送ローラはトルクリミッタを介して回転駆動力が伝達される用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項7に記載の発明では、一対の前記搬送ローラの材質は両方とも高摩擦部材である用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項8に記載の発明では、一対の前記搬送ローラの材質は両方ともゴムである用紙後処理装置を主要な特徴とする。
また、請求項9に記載の発明では、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の用紙後処理装置を備えた画像形成装置を主要な特徴とする。
また、転写紙面の幅方向(転写紙搬送方向に直交する方向)の中央とその両側に3組のローラを配することで、ローラによって転写紙(転写紙束)に搬送力を付与したときに転写紙が押される方向が安定し、搬送路上での転写紙(転写紙束)のずれを起因とする転写紙の折れ曲がりやジャムなどの不具合発生を未然に防止することができる。
また、綴じ針を引っ掛けるための綴じ針当接部材として紙折板を利用することで、簡単な構成で綴じ針を引っ掛ける機能を実現し、高精度な折り処理を安価に実現することができる。
また、搬送ローラの外周面の断面形状を搬送ローラの径方向外側に向かって凸状となる略半円形の曲線とすることで、転写紙面に対して幾何学的に点接触する状態を得ることができるので、転写紙束を搬送ローラで挟み込んだ状態でも転写紙束の姿勢修正動作時における回転が容易になる。その結果、転写紙束の姿勢修正が確実に行われる。
また、一対の搬送ローラの両方に回転駆動力を与えることで、綴じ枚数の多い転写紙束でも転写紙同士がずれることなく搬送することができ、揃え精度の良好な中綴じ処理を施すことが可能になる。
また、一対の搬送ローラへの回転駆動力の伝達にトルクリミッタを用いることで、処理される転写紙束の転写紙枚数(厚み)に関わらず一定の搬送力を得ることができ、綴じ針と折り位置とが一致した良好な折り処理を施すことが可能になる。
また、搬送ローラの材質に高摩擦部材を用いることで、転写紙束に対するすべりを防止し、転写紙束のずれをなくし、揃え精度の良好な中綴じ処理を施すことが可能になる。
また、搬送ローラの材質にゴムを用いることで、転写紙束に対するすべりを防止し、転写紙束のずれをなくし、揃え精度の良好な中綴じ処理を施すことが可能になる。
また、複写機やプリンタ等の画像形成装置の内部に本発明の用紙後処理装置を備えることで、用紙後処理装置における上述の効果を奏することが可能である。
図1に示すように、用紙後処理装置2は、入り口ガイド板201、送りローラ202、203、分岐爪204、排出用送りローラ205、ステイプルトレイ402、ステイプルトレイ送りローラ209、たたきコロ210、用紙後端基準フェンス421、中綴じステイプラ403、搬送ローラ211、232、排紙ガイド板231、紙折板(綴じ針当接部材)466、折りローラ451、452、排紙トレイ301を備えている。
まず、複写機1から用紙を受け取った後の用紙後処理装置2における動作の概略について説明する。複写機1から排出された用紙を入り口ガイド板201によって装置内の搬送路へ導き、その用紙を送りローラ202、203によって搬送し、分岐爪204によって排出用の搬送路かステイプル処理用の搬送路のどちらかへ送る。
ステイプル処理用の搬送路が選択された場合は、ステイプルトレイ送りローラ209によって用紙をステイプルトレイ402へ送り、ここで、たたきコロ210により用紙を1枚毎にステイプルトレイ402の下方へ落とす。たたきコロ210で落とした用紙は用紙後端基準フェンス421で受け止めて用紙後端を整合する。用紙の幅方向(用紙搬送方向と直交する方向)の整合は図示しないジョガーフェンスによって行う。このとき、ステイプルモードの中綴じが選択されている状態では、排紙ガイド板231の回動によって搬送ローラ232は搬送ローラ211から離間した位置にある。
そして、図示しない放出ベルトによって用紙束を上方に持ち上げ、中綴じステイプラ403によって綴じた針の位置が所定の位置(この例では、綴じ針が紙折板466の下側2mmの位置)に達したところで停止する。図2はこのときの用紙束と紙折板466の位置関係を示した斜視図である。放出ベルトによる搬送動作では、同図に示すように紙折板466は用紙束から離間した位置に待機している。
この後、搬送ローラ211、232周辺及び紙折板466による後述する動作を用紙束に対して行い、図3のように紙折板466で用紙束の中央部分を折りローラ451、452の間へ押し込んでいく。このようにして簡易製本処理を施した後、用紙束を排紙トレイ301に排出する。
一方、複写機1から受け取った用紙の搬送先として排出用の搬送路が選択されている場合は、分岐爪204によって用紙を排出用送りローラ205側へ流し、排出用送りローラ205の搬送力によって搬送ローラ211、232へ送り、そのまま排紙トレイ301に排出する。なお、用紙後処理装置2における各部の動作はユーザからの指示入力に基づいて図示しない制御手段(CPU)によって制御されている。
搬送ローラ211の回転軸は装置本体側に取りけられており、搬送ローラ232の回転軸は排紙ガイド板231に配されている。排紙ガイド板231は回動支点229を支点として回動可能に取り付けられている。排紙ガイド板231に対しては、排紙ガイド板駆動モータ230によりウォームギヤ228、カム234、リンク部材233を介して回動力が与えられる。これにより、搬送ローラ232は搬送ローラ211側への移動や搬送ローラ211からの離間の動作が行えるようになる。
図5は搬送ローラ211、232の周辺の平面図である。搬送ローラ232を有する排紙ガイド板231は、図5に示すように、搬送ローラ232の両脇に配設した両端従動ローラ226、227と、これら両端従動ローラ226、227を回転自在に支持する両端従動ローラ支持部材223と、両端従動ローラ支持部材223に連結され、これに回動力を与えるソレノイド222とを備えている。また、図5から分かるように、搬送ローラ211の回転軸211aと同軸上であって、両端従動ローラ226、227と対向する位置には両端ローラ224、225が設けられている。
このように、排紙ガイド板231に3つのローラを並設したのは、通常排紙の場合において用紙の片面上を転がるローラを3つ(232、226、227)にすることで排紙動作を安定させるためである。すなわち、通常排紙動作においては、用紙の片面に対して3つずつのローラを当て、簡易製本処理における動作では、後述する効果を得るために用紙の片面に対して1つずつのローラ232を当てるようにしている。
これにより、ソレノイド222の直線往復運動に伴って、排紙ガイド板231に設けられた3つのローラのうち、両端従動ローラ226、227だけが移動できるようになる。すなわち、図5において、ソレノイド222がプランジャ先端部を引き込んだときには、両端従動ローラ226、227はそれぞれ両端ローラ224、225から離れる方向に移動し、ソレノイド222がプランジャ先端部を押し出したときには、両端従動ローラ226、227はそれぞれ両端ローラ224、225に近づく方向に移動する。
図7は搬送ローラ232とその周辺の構成を示す側面図である。上述したように、搬送ローラ232の回転軸は排紙ガイド板231に配されているが、図7に示すように、搬送ローラ232は排紙ガイド板231により回転自在に取り付けられている。また、搬送ローラ232の回転軸を軸支する軸受部材231Aにはスプリング232cの一端が取り付けられ、スプリングの他端側が排紙ガイド板231の適所に取り付けられている。これにより、排紙ガイド板231が図7の位置にあるときには、搬送ローラ232は搬送ローラ211に対してスプリング232cの付勢力をもって常に押圧することになる。
また、搬送ローラ232にはタイミングベルト232a、プーリ232bを介して図示しない駆動モータによって駆動力が与えられる。なお、タイミングベルト232a及びプーリ232bの配設位置はソレノイド222(図5)に重ならない場所が選定されている。
図8のノンステイプルモード時及び端綴じ放出時では、排紙ガイド板駆動モータ230によって排紙ガイド板231を両端ローラ225側に倒し、搬送ローラ232を搬送ローラ211に押し当て、両端従動ローラ226、227をそれぞれ両端ローラ224、225に押し当てる。この状態では、上述したように、用紙面の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の中央とその両側に3組のローラを配することができるので、ローラによって用紙(用紙束)に搬送力を付与したときに用紙が押される方向が安定し、搬送路上での用紙(用紙束)のずれを起因とする用紙の折れ曲がりやジャムなどの不具合発生が未然に防止される。
図8の状態から、排紙ガイド板駆動モータ230によって排紙ガイド板231を両端ローラ225から離間させる方向に引き上げると、図9のように排紙ガイド板231上の搬送ローラ232、両端従動ローラ226、227は全てそれぞれ対向するローラから離間することになる。
図10の状態から、排紙ガイド板駆動モータ230によって排紙ガイド板231を両端ローラ225から離間させる方向に引き上げると、図11のように排紙ガイド板231上の搬送ローラ232、両端従動ローラ226、227は全てそれぞれ対向するローラから離間することになる。
図12は搬送ローラ232、211の断面形状と各ローラを駆動するための構成を示す図である。搬送ローラ232、211の材質には高摩擦部材であるゴム材を用いており、用紙束に対して滑らないようになっている。また、図5以降で既に図示しているが、図12のように、搬送ローラ232、211の外周面の断面形状は径方向外側に向かって凸状となる略半円形の曲線である。このような形状にすることにより、用紙面に対して幾何学的に点接触する状態を得ることができる。これにより、用紙束を搬送ローラ232、211で挟み込んだ状態においても用紙束が後述の回転動作を行うことが容易になる。
搬送ローラ232、211はタイミングベルト(図示しない)を介し、図12のトルクリミッタ235、235によって双方に回転駆動力が伝達される。片側のローラだけしか駆動できない場合、綴じ枚数の多い用紙束を搬送するときに図13(a)のように駆動輪側の用紙が先に送られて従動輪側の用紙との間にずれが生じてしまう。これに対して、双方の搬送ローラ232、211を回転駆動できるようにすることにより、綴じ枚数の多い用紙束でも図13(b)のように用紙同士がずれることなく搬送することができる。
上述の所定位置で用紙束の搬送を停止した後、排紙ガイド板231を倒して搬送ローラ232、211で用紙束先端付近を挟み込み、さらに、搬送ローラ232、211の回転により用紙束を上方に搬送する。このとき、紙折板466は用紙束に接触しており、搬送ローラ232、211による用紙束の搬送によって用紙束上の綴じ針が紙折板466の先端に当接するところまで移動し、綴じ針が紙折板466に引っ掛かった状態になる(図14(b))。
すなわち、図14(a)の例においては、紙折板466に先に当接した図中左側の綴じ針を支点として用紙束が反時計回りに回転(回動)して図中右側の綴じ針が紙折板466に当接し、搬送ローラ232、211による用紙束に対する搬送力と、紙折板466と各綴じ針との間に作用するそれぞれの当接力とが均衡して用紙束の回転が停止し、図14(b)の姿勢になる。
これにより、所定距離離間して配置された2個所の綴じ針と、水平姿勢にある紙折板466の先端縁の位置が一致するので、折り処理時において折りずれが生じることがなく、きれいな仕上がりを得ることができる。また、綴じ針を引っ掛けるための綴じ針当接部材として紙折板466を兼用することで、簡単な構成で綴じ針を引っ掛ける機能を実現し、高精度な折り処理を安価に実現することができる。上述のように、用紙束を回転させて姿勢を修正できるのは、搬送ローラ232、211の一対のローラで用紙束の幅方向中央部を挟み込んだ状態で搬送できるように構成したためである。搬送ローラ232、211を用いた構成は簡単なので安価である。
また、紙折板466はその先端部に凸部466a、466b、466cが設けられており、凸部466a、466cは中綴じステイプラ403の針位置と同位置(実施例では115mm間隔)に設けられている。凸部466bは中綴じステイプラ403の2個所の針位置の中央部に設けられている。3個所の凸部466a、466b、466cを設けたのは、紙折板466の凸部が2個所である場合、用紙束を折りローラ451、452に押圧する時に用紙束の中央部が完全に押圧されずたわんでしまい、折り状態で中央部にしわが発生するので、これに対応するためである。
紙折板466先端の凸部466a、466b、466cが用紙束にステイプルされた針位置を押圧し、折りローラ451、452のニップ位置とオーバラップした位置まで前進して、折りローラ451、452の圧接と回転により用紙束の中央部に折り処理を施す。紙折板466の凸部466a、466b、466cと折りローラ451、452によって挟まれた用紙束の部分は、折りローラ対451、452が直接圧接できないため、紙折板466の厚み分だけ折り状態が悪くなる。針位置の折り状態については針の厚みによって折りが針の無い所に比べ悪くなるので、紙折板466の凸部466a、466cは用紙束の針位置と一致している事により、折り状態が悪くなる位置が針位置に一致し、最低限の折りの状態を確保する事ができる。
また、紙折板466の凸部466a、466b、466cが用紙束を押圧し、折りローラ451、452のニップ位置とオーバラップした位置まで前進して、折りローラ451、452の圧接と回転により用紙束の中央部に折り処理を施す動作において、前進した紙折板466の凸部466a、466b、466cが折りローラ451、452と用紙束の加圧状態から後退する必要があるが、この時紙折板466が折りローラ451、452に挟まれている部分は凸部466a、466b、466cのみであり、面積が小さいため折りローラ451、452の摩擦力が少なく、後退する時の駆動部の負荷が少なくて済む。
そして、搬送ローラ232、211の駆動モータが停止した後、駆動モータの回転をロックすることにより用紙束先端部を固定する。搬送ローラ232、211をロックすることにより排紙ガイド板231による用紙束の固定を確実にすることができる。
次に、図17(a)及び(b)のように、紙折板466により綴じ針の直上の用紙部分を押し、紙折板先端部が固定されている用紙束の針を引っ掛けて摩擦による抵抗を受けながら図17(c)のように、折りローラ451、452のニップ部方向に押し込む。
図18に示すように、用紙束先端部を排紙ガイド板231を用いて固定することにより、紙折板466が押すことで生じるたわみによる用紙束の移動は、固定されていない用紙束の後端方向からのみとなり、折り位置が安定する。その結果、紙折板466の先端に綴じ針が常に当たった状態で用紙束を押し込んでいくので、用紙束の針位置と折り位置とが確実に一致した折り処理を施すことができる。そして、折りローラ451、452によって用紙中央部に折り処理を施した後は上述したように用紙束を折りローラ451、452のニップ部から排紙トレイ301にそのまま排出する。
なお、ここで示した用紙後処理装置の構成及び機能は複写機やプリンタ等の画像形成装置の内部に組み込んでもよい。この場合の画像形成装置は上述した用紙後処理装置における効果を奏することが可能である。
また、ここの説明では、搬送ローラ232、211の材質にゴムを用いた場合を説明したが、材質はゴムに限定されることはなく、ゴム以外の高摩擦部材であってもよい。
Claims (9)
- 順次搬送されてくる転写紙の端部を整合して転写紙束とし、前記転写紙束上の転写紙搬送方向と直交する直線上に沿った複数箇所を綴じ針にて綴じる綴じ処理機能と、前記綴じ針の綴じ位置を折り中心として前記転写紙束を折り畳む折り処理機能と、を有する用紙後処理装置において、
転写紙の幅方向中央位置に当接して前記転写紙束を両面から挟み込んで搬送するための一対の搬送ローラと、
前記転写紙束面に対して進退し、前進時に前記転写紙束面上の転写紙搬送方向と直交する直線に沿って先端縁を接触させ、前記搬送ローラによる前記転写紙束の搬送時に前記先端縁にて前記綴じ針を引っ掛けることで前記転写紙束の搬送を制動する綴じ針当接部材と、を備え、
前記搬送ローラによって前記転写紙束を搬送して前記綴じ針を前記綴じ針当接部材に当接させ、前記転写紙束に対する搬送力と、前記綴じ針当接部材とそれぞれの前記綴じ針との間に作用するそれぞれの当接力とが均衡することで前記綴じ針当接部材の前記転写紙束に接触する部分と前記綴じ針の位置とを一致させて前記転写紙束の姿勢を修正するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記転写紙又は前記転写紙束を両面から挟み込み、前記搬送ローラと共に前記転写紙または前記転写紙束を搬送するための両端ローラと両端従動ローラからなる一対のローラを前記搬送ローラの両脇に一組ずつ設け、
前記制御手段は、前記折り処理機能の動作において前記転写紙束の姿勢を修正するときには、前記両端ローラと前記両端従動ローラを相対的に離間させて、前記搬送ローラのみで前記転写紙束を搬送し、
前記折り処理機能を実施しない動作では、前記両端ローラと前記両端従動ローラとで前記転写紙又は前記転写紙束を挟み込んで前記搬送ローラと共に搬送するように制御することを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。 - 前記綴じ針当接部材は、前記折り処理機能の動作において前記転写紙束の折り位置を押圧して前記転写紙束を折り畳むための紙折板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙後処理装置。
- 前記搬送ローラの外周面の断面形状は、前記搬送ローラの径方向外側に向かって凸状となる略半円形の曲線であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の用紙後処理装置。
- 一対の前記搬送ローラは、両方とも回転駆動されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の用紙後処理装置。
- 一対の前記搬送ローラは、トルクリミッタを介して回転駆動力が伝達されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の用紙後処理装置。
- 一対の前記搬送ローラの材質は両方とも高摩擦部材であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の用紙後処理装置。
- 一対の前記搬送ローラの材質は両方ともゴムであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の用紙後処理装置。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の用紙後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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