JP2006228448A - 接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 挿入されたプラグを確実に保持でき、安定したスイッチ動作を行い得られ、厚み方向の寸法を小さく構成できること。
【解決手段】 コンタクト部材2に、プラグ挿入口1aの周側に180度の角度間隔で形成した挿入空間1a1、1a2に位置する一対の接触片2a、2bを構成し、各接触片2a、2bの内縁にプラグ挿入口1a内に突出するプラグ接触突起2g、2hを突出させ、かつ突出量の大きなプラグ接触突起2gを備えた接触片2aにターミナル部材3の接片3cに離接自在に接触する可動接片2cを配する。プラグ挿入口1aにプラグを挿入すると、プラグ接触突起2g及びこれを設けた接触片2aが後退し、可動接片2cは、この動作で接片3cから離間し、プラグを抜くと、コンタクト部材2を構成する素材の弾力で接触片2aが復帰し、可動接片2cは、接片3cに接触することになる。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンタクト部材2に、プラグ挿入口1aの周側に180度の角度間隔で形成した挿入空間1a1、1a2に位置する一対の接触片2a、2bを構成し、各接触片2a、2bの内縁にプラグ挿入口1a内に突出するプラグ接触突起2g、2hを突出させ、かつ突出量の大きなプラグ接触突起2gを備えた接触片2aにターミナル部材3の接片3cに離接自在に接触する可動接片2cを配する。プラグ挿入口1aにプラグを挿入すると、プラグ接触突起2g及びこれを設けた接触片2aが後退し、可動接片2cは、この動作で接片3cから離間し、プラグを抜くと、コンタクト部材2を構成する素材の弾力で接触片2aが復帰し、可動接片2cは、接片3cに接触することになる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、オーディオ信号やビデオ信号の授受に用いられるピンジャック又はその他の種々のタイプの接続装置(雌側のコネクタ)に関するものである。
この種の接続装置に関して、特許文献1の接続装置が提案されている。
これは、表面に開口するプラグ挿入用のプラグ孔を有する本体と、この本体の裏面に沿って配設されるスイッチ端子と、前記本体の裏面に沿って配設されるリード端子部及びこのリード端子部と一体でかつリード端子部に対して交差する方向に折曲されて前記プラグ孔に配設されるコンタクト部を有し、該プラグ孔へのプラグの挿脱に応じて該コンタクト部がスイッチ端子に接離するように構成されたリード端子とを具備する接続装置である。
これは、表面に開口するプラグ挿入用のプラグ孔を有する本体と、この本体の裏面に沿って配設されるスイッチ端子と、前記本体の裏面に沿って配設されるリード端子部及びこのリード端子部と一体でかつリード端子部に対して交差する方向に折曲されて前記プラグ孔に配設されるコンタクト部を有し、該プラグ孔へのプラグの挿脱に応じて該コンタクト部がスイッチ端子に接離するように構成されたリード端子とを具備する接続装置である。
前記リード端子のコンタクト部は、その中間部が前記リード端子部に接続され、その一端が前記スイッチ端子に接離するスイッチ端子接触部に構成され、更に他端が前記プラグ孔に挿入接続されるプラグと接触するプラグ接触部に構成されたものとなっている。
また前記リード端子は、前記本体のプラグ孔の近傍に取り付けられる取付部を有すると共に、この取付部を本体に取り付けた状態で前記コンタクト部が前記スイッチ端子に接触する方向に弾性を付与する弾性部を有しているものでもある。
従ってこの接続装置は、プラグ孔に挿入されるプラグによってプラグ接触部が押し込まれると、このプラグ接触部の押し込まれる動作により、スイッチ端子接触部が該プラグの挿入方向と同一方向に動いてスイッチ端子から離間するように構成されているものであり、その分だけ、ジャックの厚み方向に動作用のスペースを必要とする。それ故、この接続装置は、薄型化を目的として提案されたものではあるが、ジャックの厚み方向の寸法を小さくすることは必ずしも容易とは云えないものである。また前記プラグ接触部は、プラグを所定深さまで挿入した時点でも、その構成上、これに対して、その弾力性により、該プラグを押し戻す方向の力の成分が残る虞があり、プラグを保持する保持力に不安を持ったものでもある。
本発明は、厚み方向の寸法を薄く構成することができると共に、挿入されたプラグとの電気的結合及び該プラグの保持が確実に行われる接続装置を提供することを解決の課題とする。併せて接続装置がプラグの挿脱によって開閉制御されるスイッチ機構付きの場合は、装置の厚み方向の寸法の拡大を避けつつ確実な開閉動作を行い得るスイッチ機構付きの接続装置を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、少なくとも、プラグ挿入口を備えたハウジングと、各々該ハウジングに配するコンタクト部材とで構成した接続装置に於いて、
前記コンタクト部材を、基部と、該基部から先端側にU字形に突出延長させた一対の接触片と、該基部の後端側に延長した端子部とで構成し、該コンタクト部材の両接触片を各々前記プラグ挿入口の周側の相互に対向する部位に配置すると共に、該コンタクト部材に於ける前記ハウジングの裏面側に位置する部位を該ハウジングの裏面に沿わせて配することとした接続装置である。
前記コンタクト部材を、基部と、該基部から先端側にU字形に突出延長させた一対の接触片と、該基部の後端側に延長した端子部とで構成し、該コンタクト部材の両接触片を各々前記プラグ挿入口の周側の相互に対向する部位に配置すると共に、該コンタクト部材に於ける前記ハウジングの裏面側に位置する部位を該ハウジングの裏面に沿わせて配することとした接続装置である。
本発明の2は、本発明の1の接続装置に於いて、前記ハウジングに、前記一方の接触片に配した後記可動接片と離接自在に接触する接片を備えたターミナル部材を配し、
かつ前記一対の接触片に前記プラグ挿入口内に突出するプラグ接触突起を突出形成し、更にその一方の接触片には、前記ターミナル部材の接片に離接自在に接触し、該プラグ挿入口へのプラグの挿入により後退するプラグ接触突起の動作で該ターミナル部材の接片から離間する可動接片を配してなるものである。
かつ前記一対の接触片に前記プラグ挿入口内に突出するプラグ接触突起を突出形成し、更にその一方の接触片には、前記ターミナル部材の接片に離接自在に接触し、該プラグ挿入口へのプラグの挿入により後退するプラグ接触突起の動作で該ターミナル部材の接片から離間する可動接片を配してなるものである。
本発明の3は、本発明の2の接続装置に於いて、前記プラグ接触突起の内、可動接片を配した接触片に突出形成したプラグ接触突起を、他の接触片に構成したプラグ接触突起よりプラグ挿入孔内への突出量を大きく構成したものである。
本発明の4は、本発明の2又は3の接続装置において、前記接触片の内、前記可動接片を配していない方の接触片に、前記プラグ挿入口へのプラグの非挿入時に、該可動接片を前記ターミナル部材の接片に接触すべく規制する規制片であって、前記ハウジングの該当する部位に係止して該可動接片を配していない方の接触片を該可動片を配した接触片側に移動しないように規制する規制片を配したものである。
本発明の1の接続装置によれば、コンタクト部材の下部を折り曲げて前記ハウジングの裏面側に沿わせて配することとしたため、装置の厚み方向の寸法を薄く構成することが可能となるものである。
本発明の2の接続装置によれば、前記一対の接触片の各々のプラグ接触突起によりプラグ挿入口に挿入されるプラグを確実に保持することができ、かつ該プラグの挿入によって生じるプラグ接触突起及びこれを配した接触片の後退を通じて、これに構成した可動接片を前記ターミナル部材の接片から離間させ、スイッチを確実に開成させることができるものである。即ち、プラグのプラグ挿入口への挿脱に伴う前記一対の接触片の間隔の拡縮という装置の厚み方向に直交する方向の動作により、ターミナル部材の接片と一方の接触片の可動接片との離接動作を行わせるものであって、装置の厚み方向に動作のためのスペースを必要とするものではないため、これによっても装置の厚みを薄く構成することが可能となる。
本発明の3の接続装置によれば、プラグ接触突起の内、可動接片を配した接触片に突出させた方のそれを他の接触片に突出させたそれより、プラグ挿入孔内への突出量を大きく形成したため、当然、プラグ挿入口にプラグが挿入された際に、これによって押されて後退するそのプラグ接触突起の後退量が大きくなる。それ故、これを構成した接触片の後退量が大きくなり、これに伴って可動接片のターミナル部材の接片に対する接離(開閉)ストロークが大きくなり、可動接片の接片に対する開成動作が一層確実なものとなる。
本発明の4の接続装置によれば、前記接触片の内、前記可動接片を配していない方の接触片に規制片を配し、これを前記ハウジングの該当する部位に係止するように構成したため、該可動接片は、前記プラグ挿入口へのプラグの非挿入時に前記ターミナル部材の接片に確実に接触するように規制される。特にプラグがプラグ挿入口に挿入されて該可動接片と該接片とが開成状態にあった後、プラグが引き抜かれた際に、前記規制片で該可動接片を配していない方の接触片が該可動接片を構成した方の接触片側に移動せず元の位置に間違いなく位置することとなるため、該可動接片の弾力的な引き戻し作用が確実なものとなり、更に前記ターミナル部材の接片への接触が誤りなく行われ、スイッチを確実に閉成することができることになる。
本発明の接続装置は、少なくとも、プラグ挿入口を備えたハウジングと、コンタクト部材とからなり、前記コンタクト部材は、基部と、一対の接触片と、端子部とで構成し、該コンタクト部材の両接触片を各々前記プラグ挿入口の周側の相互に対向する部位に配置し、かつ前記ハウジングの裏面側に露出する部位を露出開始位置で折り曲げてそれより後端側を該ハウジングの裏面側に沿わせて配することとしたものである。
前記ハウジングは、絶縁性の素材で成形された部材であり、その目的に応じたタイプ及び数の接続装置を構成すべく、例えば、プラグ挿入口、その周囲に配すべきコンタクト部材及びこれと対になるアースキャップ、更に接続装置をスイッチ機構付きのジャックに構成する場合はターミナル部材等を取り付けるための構成要素を備えるものとする。
前記プラグ挿入口はハウジングの正面側に開口すべく構成し、かつその口径は、云うまでもなく、挿入されるべきプラグの径を越えたものとする。また前記プラグ挿入口の周側部には、各々前記コンタクト部材の一対の接触片を挿入するための二つの挿入空間を備える。これらの二つの挿入空間は、該プラグ挿入口の周側部に於いて、相互に対向する位置関係に位置するスリット状の空間とし、概ね該周側部の周方向180度の角度間隔で配するのが適当である。
また前記接続装置をピンジャックとして構成する場合は、該プラグ挿入口の正面側に開口する部位の周囲にアースキャップを外装する取付部を備えた構成とする。
前記コンタクト部材は、弾力性を有する導電性部材で構成したものであり、基部と、該基部から先端側にU字形に突出延長した一対の接触片と、該基部から後端側に延長した端子部とで構成したものである。更に該一対の接触片には、それぞれ先端側の相互に対向する部位にプラグ接触突起を突出形成する。
前記のように、前記コンタクト部材は、その先端側の一対の接触片をプラグ挿入口に相互に対向状態に配すること及びそのハウジングの裏面側に露出する部位をその露出部で折り曲げて該ハウジングの裏面側に沿わせて配することに特徴を有するものである。
該一対の接触片は、前記したように、前記プラグ挿入口の周側の相互に対向する部位に各接触片を挿入するための挿入空間を構成した場合には、各々これらの挿入空間に挿入することによって、相互の前記位置関係を保持することができる。なお、該一対の接触片の下部は、Uの文字の下部形状の通りに、相互に結合しながら基部に結合するものであり、この部位が前記プラグ挿入口内に位置するのは、プラグの挿入を妨げる虞があるので、多くの場合は適当ではない。そこで、該一対の接触片の後端付近は、通常、ハウジングの裏面側に配置させるのが適当である。また該ハウジングの裏面側に配置すべき部位は、特別な理由がなければ、以上のように、該一対の接触片の後端付近より後端側と云うことになるが、いずれにしても、ハウジングの裏面側に露出する開始点で折り曲げてそれより後端側を、前記のように、該ハウジングの裏面側に沿わせて配置することとする。こうして接続装置の表裏方向の厚みを薄くすることができる。
前記プラグ接触突起は、前記のように、各々一対の接触片の相互に対向する部位に突出状態に構成するものであり、各々より先端側に構成するのが適当である。また該プラグ接触突起は、前記ハウジングのプラグ挿入口に挿入されたプラグが該一対の接触片の間に進入した際に、該プラグの周側にその両側から接触してこれと電気的な結合を図ると共に、該プラグの無用の抜けを防止するためにその保持を図る趣旨のものである。そのため、該プラグ接触突起は、該プラグに、それに相応する圧力で接触し得るように、その突出量を設定しておくべきものである。なおこの突出量は素材の弾性をも併せて考慮した上で決定するのは云うまでもない。
接続装置をスイッチ機構付きのそれに構成する場合は、前記一対の接触片の一方に、前記プラグ接触突起に加えて可動接片を配した構成とし、加えて前記ハウジングの対応する部位に該可動接片と離接自在に接触する接片を備えたターミナル部材を配しておくものとする。
前記可動接片は、これを構成した接触片の動作によって前記ターミナル部材の接片と接離動作するように構成する。該接触片の動作は、先に述べたように、前記プラグのプラグ挿入口への挿脱に伴って生じるものであり、具体的に述べれば、該接触片は、これに突設したプラグ接触突起が、プラグ挿入口に挿入されたプラグと接触してプラグ挿入口外に押し出されることによって後退し、該プラグが引き抜かれて、その押出作用がなくなることによってまた原位置に復帰するというように進退動作する。該接触片のこの進退動作によって、該可動接片を前記ターミナル部材の接片に対して接離動作させるものとする。そしてこの接離動作をより確実性の高いものとする観点からは、対応する接触片のプラグ接触突起の突出量を他方の接触片に突出させたそれより十分大きくし、前記進退動作のストロークをできるだけ長くするようにするのが好ましい。
前記可動接片は、以上のような動作によって、ターミナル部材の接片と離接動作するものであり、該当する接触片のプラグ接触突起を構成した側と反対側の部位に構成する。
また以上のように接続装置をスイッチ機構付きのそれに構成する場合は、前記接触片の内、前記可動接片を配していない方の接触片に、前記プラグ挿入口へのプラグの非挿入時に、該可動接片を前記ターミナル部材の接片に接触すべく規制する規制片を構成しておくのが好ましい。なお該規制片は前記ハウジングの該当する部位に係止して規制作用を行うようにする。該可動接片を構成していない方の接触片を、該規制片により、該可動接片を構成している接触片側に無用に移動しないように規制することによって、上記目的を果たすようにするものである。
前記プラグ挿入口にプラグが挿入されると、前記したように、一対の接触片はプラグ挿入口外の方向に後退し、これに伴って前記可動接片は前記ターミナル部材の接片から離間する。この後、該プラグが該プラグ挿入口から引き抜かれると、該一対の接触片はその弾力性により原位置に復帰することになるはずである。即ち、該一方の接触片の可動接片は元の位置に復帰して該ターミナル部材の接片に再度接触することになるはずである。
ところが可動接片を配した一方の接触片側に他方の接触片が移動する余地があると、該一方の接触片が完全には元の位置に戻らない可能性が残る。そこで前記規制片を該他方の接触片に設けて、該他方の接触片が該一方の接触片側に移動する余地をなくすべく規制することにより、プラグの非挿入時の可動接片と前記ターミナル部材の接片との接触の確実性を確保することができることになる。
前記コンタクト部材の端子部は、前記基部から構成上の都合に応じて、適当な形状寸法で延長して構成することができる。通常、該基部の前記二つの接触片を延長構成した側と反対側の部位から帯状に延長して構成する。
前記ターミナル部材は、前記したように、接続装置をスイッチ機構付きに構成する場合に配すべきものであり、その一部に接片を備えるべきものである。この接片は先に述べたように、前記コンタクト部材の一方の接触片に構成した可動接片と接離自在に接触するものである。より具体的には、該接片は、該可動接片と、前記プラグのプラグ挿入口への非挿入時に接触し得る位置に位置決めする。同時に該可動接片が前記のように動作した場合にこれから離間できるように位置決めするものでもある。即ち、該接片は前記スイッチ機構の一部を構成するものであり、該ターミナル部材の他の部位に構成した取付片等により、上記のような位置関係で前記ハウジングに位置決めする。
該ターミナル部材は更に端子部を備える。この端子部は、構成上の都合に応じて、適当な部位から適当な形状寸法で延長して構成することができる。通常は、適当な部位から帯状に延長して構成するものである。
また接続装置を、例えば、ピンジャックタイプに構成する場合は、前記コンタクト部材に対となるアースキャップを用意し、これを、前記したように、ハウジングのプラグ挿入口の正面側周囲に構成したそのための取付部に取り付ける。該アースキャップは、該ハウジングの取付部に対応する構成の取付手段を備え、更に端子部を備えたものとする。該端子部は、例えば、該アースキャップの下端部付近から側方に延長した構成とすることができる。
従って本発明の接続装置によれば、コンタクト部材の下部を折り曲げて前記ハウジングの裏面側に沿わせて配したものであるため、装置の厚み方向の寸法を薄く構成できるものである。
また、本発明の接続装置を、前記したように、コンタクト部材の接触片にプラグ接触突起及び可動接片を配し、かつターミナル部材を配してスイッチ機構付きのジャックに構成した場合は、以下のように、プラグ挿入口に挿入したプラグとコンタクト部材との電気的接続が確実になり、かつ挿入されたプラグの保持も確実なものとなる。加えてプラグの挿脱に伴うスイッチ機構の動作も正確かつ安定して行われるものとなる。
まず接続装置のプラグ挿入口にプラグを挿入すると、該プラグは、前記一対の接触片の間にそれらの各プラグ接触突起間を押し広げつつ進入し、該プラグ接触突起で両側から圧接保持されると共に、これらと電気的に結合する。また、同時に、該プラグのプラグ挿入口への挿入動作に伴って以上の一対の接触片の間隔が押し広げられると、その内の該当する一方の接触片のプラグ挿入口の周側から離間する方向の動作(後退動作)により、該接触片に構成した可動接片が前記ターミナル部材に構成した接片から離間し、該可動接片及び該接片によるスイッチは開成制御される。
前記したように、前記プラグ接触突起の内の可動接片を設けた接触片に構成したそれを、他方のそれよりプラグ挿入口側への突出量を大きく構成しておくものとすれば、プラグのプラグ挿入口への挿入の際に生じる該当する接触片の後退動作が大きくなり、これに伴って該接触片に構成した可動接片の該ターミナル部材の接片からの離間ストロークも大きくなる。そのためこのときの該可動接片と該接片との開成動作をより確実なものとすることができる。
また前記接触片の内、前記可動接片を配していない方の接触片にハウジングの該当する部位に係止する規制片を配し、これによって無用に該接触片が可動接片を配した接触片側に動かないように規制するものとすれば、該可動接片は、前記プラグ挿入口へのプラグの非挿入時に前記ターミナル部材の接片に確実に接触するように規制される。
特に、該規制片は、該プラグが引き抜かれて、開成(離間)状態の可動接片と接片とが閉成(接触)しようとする際に、可動接片を配していない接触片の可動接片を構成した接触片側への動きを規制することになるため、後者の接触片及びこれに構成した可動接片の弾力的な引き戻し作用が確実となり、前記ターミナル部材の接片への該可動接片の接触が確実に行われることになる。
更に本発明の接続装置では、前記可動接片の前記接片に対する離接動作を、プラグ挿入口の周側に配した接触片のプラグ挿脱に伴う進退動作を利用して行わせるものとしたため、その進退動作の方向、即ち、該可動接片と該接片との離接動作の方向が、プラグ挿入口の軸心に対して直交する方向となる。そのため装置の厚み方向にはその動作のためのスペースを必要とせず、この点からも更に厚みの薄い装置を構成することができる。
前記プラグを前記プラグ挿入口から抜くと、前記のように、前記一対の接触片は原位置に復帰し、該プラグと該接触片との電気的結合が解除され、同時に、前記のようにして、一方の接触片の可動接片と前記ターミナル部材の接片とが接触し、これらの電気的結合が形成されることになる。
従って本発明の接続装置によれば、前記のように、十分に優れた機能を保持した上で、厚みの薄い装置を構成することを可能にしたものである。
即ち、コンタクト部材の下部を折り曲げて前記ハウジングの裏面側に沿わせて配することにより、装置の厚み方向の寸法をより小さく構成可能としたものである。
またプラグをプラグ挿入口に挿入した際の該プラグと接触片との確実な電気的結合を確保しつつ、該一対の接触片に構成したプラグ接触突起によるプラグの保持を確保し、更にプラグの挿脱を利用して可動接片の離接動作を生じさせ、装置の厚み方向のスペースの拡大を回避しつつスイッチの確実な開閉動作を確保したものである。
更に、前記のように、可動接片を構成していない接触片に規制片を配することにより、可動接片を構成した接触片の復帰動作を確実に生じさせ、該可動接片と該接片とのより確実な接触も確保したものである。
即ち、コンタクト部材の下部を折り曲げて前記ハウジングの裏面側に沿わせて配することにより、装置の厚み方向の寸法をより小さく構成可能としたものである。
またプラグをプラグ挿入口に挿入した際の該プラグと接触片との確実な電気的結合を確保しつつ、該一対の接触片に構成したプラグ接触突起によるプラグの保持を確保し、更にプラグの挿脱を利用して可動接片の離接動作を生じさせ、装置の厚み方向のスペースの拡大を回避しつつスイッチの確実な開閉動作を確保したものである。
更に、前記のように、可動接片を構成していない接触片に規制片を配することにより、可動接片を構成した接触片の復帰動作を確実に生じさせ、該可動接片と該接片とのより確実な接触も確保したものである。
この実施例は本発明を適用したピンジャックの例である。
この実施例のピンジャックは、図1(a)、(b)、(c)に示すように、基本的に、プラグ挿入口1aを備えたジャックハウジング1と、各々該ジャックハウジング1に配した、コンタクト部材2と、ターミナル部材3と、前記コンタクト部材2と対になるアースキャップ4とで構成したものである。
この実施例のピンジャックは、図1(a)、(b)、(c)に示すように、基本的に、プラグ挿入口1aを備えたジャックハウジング1と、各々該ジャックハウジング1に配した、コンタクト部材2と、ターミナル部材3と、前記コンタクト部材2と対になるアースキャップ4とで構成したものである。
前記ジャックハウジング1は、図1(a)、(b)、(c)に示すように、絶縁性のプラスチックで成形された正面から見てほぼ四辺形の部材であり、前記プラグ挿入口1aは、正面ほぼ中央の突出部から裏面まで表裏貫通状態に形成してある。該突出部は、図1(c)及び図4(c)に示すように、その周囲を前記アースキャップ4のキャップ本体4cを取り付けるための取付円筒部1bに構成してあり、図1(a)、(b)、(c)に示すように、更にその周囲には該アースキャップ4の固定舌片4aを係止する係止溝(図示していない)や端子部4bを取り付ける係止切欠1cが形成してある。該係止溝は該ジャックハウジング1の一辺近傍に形成し、該係止切欠1cは、該一辺と平行な他の辺付近に切り欠いた状態に形成する。
また前記プラグ挿入口1aには、特に図1(c)に示すように、裏面側から前記コンタクト部材2の後記接触片2a、2bをそれぞれ挿入するための挿入空間1a1、1a2を形成する。これらの挿入空間1a1、1a2は、該プラグ挿入口1aの周方向に180度の角度間隔でスリット状に構成するものである。また該プラグ挿入口1aの裏面側端部には、該挿入空間1a1、1a2を境界として、その一方にコンタクト部材2用の半円弧状の取付台座1a3を、他方にターミナル部材3用の取付台座1a4を形成する。ターミナル部材3用の取付台座1a4には、該ターミナル部材3の基部3a側方から突出させた取付舌片3bを係止する取付溝1a5を形成する。
更に該ジャックハウジング1の裏面側には、図1(c)に示すように、前記一方の挿入空間1a1に近接し、かつ前記ターミナル部材3用の取付台座1a4の外側の部位に、該ターミナル部材3の後記接片3cの側部を挿入固定する取付溝1a6を形成し、該一方の挿入空間1a1に近接し、かつ該接片3cの配される部位の外方及び前記ターミナル部材3用の取付台座1a4の外側の部位に、前記コンタクト部材2の一方の接触片2aに形成した後記可動接片2cを内外方向に移動可能に収容可能な移動空間1a7を形成する。
更に又該ジャックハウジング1の裏面側には、図1(b)、(c)に示すように、前記係止切欠1cを形成した正面側の辺に表裏対応する裏面側の辺に、前記コンタクト部材2の後記端子部2dを位置決めする位置決め溝1d及び前記ターミナル部材3の後記端子部3dを位置決めする位置決め溝1eを形成し、該コンタクト部材2の後記結合片2eを挿入固定する固定溝1fを上記位置決め溝1dから隣接する辺に平行状態に延長する。該固定溝1fの延長先は前記移動空間1a7の近傍である。前記ターミナル部材3の端子部3d用の位置決め溝1eの溝延長方向は、前記挿入空間1a2の方向である。
前記コンタクト部材2は、弾力性を有する導電性帯状金属で構成したものであり、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、二つの接触片2a、2b、可動接片2c、規制片2f、プラグ接触突起2g、2h、基部2i、端子部2d及び結合片2eを備えた構成要素である。
前記二つの接触片2a、2bは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、基部2iからU字形に突出させた上でその途中から90度に折曲して構成した各要素であり、両接触片2a、2bの内縁間の間隔は、前記プラグ挿入口1aの内径の寸法と一致させ、その一方の接触片2aを該プラグ挿入口1aの周側に形成した挿入空間1a1、1a2の内の前者に、他方の接触片2bを、後者に挿入し得るようにする。
前記プラグ接触突起2g、2hは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、前記接触片2a、2bの先端の内縁側に突出状態に形成する。該プラグ接触突起2g、2hの内の突出量の大きなプラグ接触突起2gは、該接触片2a、2bの内の前者に形成し、突出量の小さなプラグ接触突起2hは、後者に形成するものとする。これらのプラグ接触突起2g、2hは、前記接触片2a、2bを前記挿入空間1a1、1a2に挿入すると、プラグpのプラグ挿入口1aへの非挿入時には、該プラグ挿入口1a内に進出した状態になる。
前記可動接片2cは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、前記二つの接触片2a、2bの内の前者の中間付近に形成する。該接触片2aの幅は、前記プラグ挿入口1aの周側の厚みを僅かに越える程度の寸法に構成するものとし、該可動接片2cは、そのような幅に構成した接触片2aの外縁側でその幅方向と直交する方向に突出させる。即ち、該可動接片2cは、該接触片2aを前記挿入空間1a1に挿入した場合に、該プラグ挿入口1aの周側にほぼ平行な向きで、前記移動空間1a7中に位置決めされるように、該接触片2aに構成する。
また前記規制片2fは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、前記接触片2bの中間付近に形成する。該接触片2bの幅も、前記プラグ挿入口1aに於ける円筒状の周側壁の厚みを僅かに越える程度の寸法に構成し、該規制片2fは、そのように構成した接触片2bの外縁側でその幅方向と直交する方向に突出させる。即ち、該規制片2fは、該接触片2bに、前記接触片2aに形成した可動接片2cと対向する状態となるように形成するものであり、該接触片2bを前記挿入空間1a2に挿入した場合に、その内面が、該プラグ挿入口1aの周側外面に当接することとなるような位置関係で構成する。
前記結合片2eは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、前記基部2iの側縁から前記接触片2a、2bと同一方向に折曲して張り出させた板状部材であり、そのほぼ中央部に、三辺を切り抜いて結合している残りの一辺で斜め外方に起こした固定片2e1を構成し、該結合片2eを前記ジャックハウジング1の固定溝1fに挿入した場合に、該固定片2e1によってその挿入状態を保持し得るようにしたものである。
前記端子部2dは、図1(c)及び図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、前記結合片2eの両側部の内、前記接触片2a、2bから遠い方の側部から延長した帯状部材である。途中に「く」の字型の屈曲部が形成してある。またその基部2i側寄りの途中は前記ジャックハウジング1の位置決め溝1dに挿入係止されるようになっている。
以上のコンタクト部材2は、図1(a)、(b)及び図4(a)、(b)、(c)に示すように、前記ジャックハウジング1に取り付ける。前記接触片2a、2bの根本側を該ジャックハウジング1の裏面側の取付台座1a3上に当接させ、同時に一方の接触片2aを一方の挿入空間1a1に、他方の接触片2bを他方の挿入空間1a2に、それぞれ挿入し、更に可動接片2cは移動空間1a7中に位置させ、規制片2fは、その内面をプラグ挿入口1aの周側外面に当接するように位置させる。加えて同時に、前記結合片2eは固定溝1fに、端子部材2dはその途中を位置決め溝1dに、それぞれ挿入して固定する。
前記ターミナル部材3は、導電性帯状金属で構成したものであり、図1(c)及び図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)に示すように、基部3a、取付舌片3b、接片3c及び端子部3dを備えた構成要素である。
前記基部3aは、図1(c)及び図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)に示すように、前記ジャックハウジング1の裏面の取付台座1a4の上面形状に対応させ、その内側部を前記プラグ挿入口1aより大径の部分円弧状に構成した板状部材である。前記取付舌片3bは、該基部3aの外側部から若干突出させて垂下した舌片部材であり、前記基部3aを前記取付台座1a4上に載置した状態で、該取付台座1a4の外側部に形成した取付溝1a5に挿入可能に構成する。また前記接片3cは、前記基部3aの先端から垂下させる舌片状の部材であり、該基部3aを前記取付台座1a4上に載置した状態で、該取付台座1a4に隣接する位置関係の取付溝1a6にその側部を挿入し、その余の部分を前記移動空間1a7中に装入可能に構成する。
前記端子部3dは、前記基部3aの後部側縁から立ち上げて延長した帯状部材である。その途中にクランク状の屈曲部が形成してあり、後部途中は、前記ジャックハウジング1の位置決め溝1eに挿入係止されるようになっている。
以上のターミナル部材3は、図1(a)、(b)及び図4(a)、(b)、(c)に示すように、ジャックハウジング1に取り付ける。前記基部3aを該ジャックハウジング1の裏面側の取付台座1a4上に当接させ、同時に、前記取付舌片3bを前記取付溝1a5中に挿入し、前記接片3cを、その側部は前記取付溝1a6中に、その余の部分は前記移動空間1a7中に、それぞれ挿入する。又同時に、前記端子部3dを前記ジャックハウジング1の位置決め溝1eに挿入係止する。
以上の状態で、図1(b)及び図4(a)、(b)、(c)に示すように、前記接片3cは、前記移動空間1a7中に装入された部分の外面が、同様に移動空間1a7中に装入された前記可動接片2cの内面と接離自在な状態となる。なお前記プラグ挿入口1aにプラグpが挿入されていない状態では、前記接触片2aは非後退状態にあり、該可動接片2cと該接片3cとは接触状態を保持する。
前記アースキャップ4は、導電性の金属で構成したものであり、図1(a)、(b)、(c)及び図4(c)に示すように、円筒状のキャップ本体4cと、その後端から周方向に張り出したフランジ部4dと、該フランジ部4dの一部から直角に屈曲して後方に張り出した固定舌片4aと、該フランジ部4dの該固定舌片4aと反対側の部位から突出させた端子部4bとで構成した構成要素である。
前記キャップ本体4cは、その先端に内方に向かって張り出すフランジ状の部位を備えた構成とし、該部位の内側に絶縁性のプラスチックで構成したブッシュ4eを嵌め込み得るようにする。該ブッシュ4eの内径は、云うまでもなく、対象とするプラグpの外径を僅かに越える寸法とする。前記固定舌片4aは、該キャップ本体4cを前記ジャックハウジング1の取付円筒部1bに適正な周方向の角度で外装した場合に、該ジャックハウジング1の前面の係止溝に挿入し得る位置関係で前記フランジ部4dに構成する。また前記端子部4bは、該フランジ部4dの該当する部位から該固定舌片4aと同程度垂下させた上で外方に延長して構成し、同様に、該キャップ本体4cを取付円筒部1bに外装した場合に、これが前記係止切欠1cに係止し得る位置関係となるようにする。
以上のアースキャップ4は、図1(a)、(b)、(c)及び図4(c)に示すように、そのキャップ本体4cを、前記ジャックハウジング1の前面側に突出させた取付円筒部1bに外装し、同時に該ジャックハウジング1の前面に前記フランジ部4dを当接させ、かつ前記固定舌片4aを前記係止溝に挿入係止させ、前記端子部4bを係止切欠1cに係止させる。なお該キャップ本体4cの取付円筒部1bへの外装は、その先端部に前記ブッシュ4eを嵌め込んだ上で行うものである。
従ってこの実施例のピンジャックによれば、そのプラグ挿入口1aにプラグpを挿入すると、図4(a)に示し、かつ図4(c)に波線で示したように、該プラグ挿入口1a中に進出状態にあった前記プラグ接触突起2g、2hは、図4(b)及び図4(c)に実線で示すように、この間に進入するプラグpによって、その径の限度で、その間を押し広げられ、同時に、該プラグpは、該プラグ接触突起2g、2hにより両側から圧接保持される。該プラグpはまたこれらと電気的に結合する。
またプラグ接触突起2g、2h間が以上のように押し広げられると、これに伴ってこれらを構成した接触片2a、2bもその間を拡開され、図4(b)及び図4(c)に実線で示すように、特にその内の接触片2aのプラグ挿入口1aから離間する後退動作によって、該接触片2aに構成した可動接片2cが前記ターミナル部材3に構成した接片3cから離間し、これによって可動接片2c及び接片3cからなるスイッチが開成制御される。
前記したように、該接触片2aに形成したプラグ接触突起2gは、他方のプラグ接触突起2hよりプラグ挿入口1a内への突出量を大きく構成してあるため、プラグpのプラグ挿入口1aへの挿入の際に生じる該接触片2aの後退動作が十分に大きくなり、これに伴って該接触片2aに構成した可動接片2cの前記ターミナル部材3の接片3cからの離間距離も大きくなっている。そのためこのときの該可動接片2cと該接片3cとの開成動作は確実なものとなる。
なお前記アースキャップ4とのプラグp側の電気的結合は、該プラグpに同心状態に構成してある、図示していない筒状接触部によって行われる。これは公知の構成である。
前記プラグpを前記プラグ挿入口1aから抜くと、前記し、図4(a)に実線で、かつ図4(c)に波線で示すように、前記二つの接触片2a、2bはその素材の持つ弾力性により原位置に復帰し、該プラグpと該接触片2a、2bとの電気的結合が解除され、同時に、、該当する接触片2aの可動接片2cと前記ターミナル部材3の接片3cとが接触するに至り、これらの電気的結合が形成されることになる。これによって可動接片2c及び接片3cからなるスイッチが閉成制御される訳である。
また前記接触片2a、2bの内、前記可動接片2cを配していない接触片2bにプラグ挿入口1aの周側外面に当接する規制片2fを配し、これによって無用に該接触片2bが他方の接触片2a側に動かないように規制したため、該可動接片2bは、前記プラグ挿入口1aへのプラグpの非挿入時に前記ターミナル部材3の接片3cに確実に接触するように規制される。
特に、該規制片2fは、該プラグpが引き抜かれて、開成(離間)状態の可動接片2cと接片3cとが閉成(接触)しようとする際に、図4(a)、(b)に示すように、可動接片2cを構成していない接触片2bの可動接片2cを構成した接触片2a側への動きを規制するため、後者の接触片2a及びこれに構成した可動接片2cのプラグ挿入口1a側への弾力的な引き戻し作用が確実となり、前記ターミナル部材3の接片3cへの該可動接片2cの接触が確実に行われることになる。
なおこの実施例のピンジャックでは、以上のように、前記可動接片2cの前記接片3cに対する離接動作を、プラグ挿入口1aの周側の挿入空間1a1に配した接触片2aのプラグ挿脱に伴う進退動作を利用して行うものとしたため、その進退動作の方向、即ち、該可動接片2cと該接片3cとの離接動作の方向が、プラグ挿入口1aの軸心に対して直交する方向となっている。そのためピンジャックの厚み方向にはその動作のためのスペースの必要性が発生せず、厚みの薄いピンジャックを構成することができる。
前記二つの接触片2a、2bをコンタクト部材2の基部2iからU字形に突出させて形成し、その先端側を前記プラグ挿入口1aの周側の相互に対向する部位である挿入空間1a1、1a2中に配置すると共に、その下部を折り曲げて、それ以下の構成要素を前記ジャックハウジング1の裏面側に沿わせて配する構成としたため、更に厚みの薄いピンジャックを構成することができるものである。
1 ジャックハウジング
1a プラグ挿入口
1a1、1a2 挿入空間
1a3 コンタクト部材用の取付台座
1a4 ターミナル部材用の取付台座
1a5 取付舌片用の取付溝
1a6 接片の固定用の取付溝
1a7 移動空間
1b 取付円筒部
1c 係止切欠
1d コンタクト部材の端子部用の位置決め溝
1e ターミナル部材の端子部用の位置決め溝
1f コンタクト部材の結合片用の固定溝
2 コンタクト部材
2a、2b 接触片
2c 可動接片
2d コンタクト部材の端子部
2e コンタクト部材の結合片
2e1 コンタクト部材の結合片の固定片
2f 規制片
2g 突出量の大きい方のプラグ接触突起
2h 突出量の少ない方のプラグ接触突起
2i コンタクト部材の基部
3 ターミナル部材
3a ターミナル部材の基部
3b 取付舌片
3c 接片
3d ターミナル部材の端子部
4 アースキャップ
4a 固定舌片
4b アースキャップの端子部
4c キャップ本体
4d フランジ部
4e ブッシュ
p プラグ
1a プラグ挿入口
1a1、1a2 挿入空間
1a3 コンタクト部材用の取付台座
1a4 ターミナル部材用の取付台座
1a5 取付舌片用の取付溝
1a6 接片の固定用の取付溝
1a7 移動空間
1b 取付円筒部
1c 係止切欠
1d コンタクト部材の端子部用の位置決め溝
1e ターミナル部材の端子部用の位置決め溝
1f コンタクト部材の結合片用の固定溝
2 コンタクト部材
2a、2b 接触片
2c 可動接片
2d コンタクト部材の端子部
2e コンタクト部材の結合片
2e1 コンタクト部材の結合片の固定片
2f 規制片
2g 突出量の大きい方のプラグ接触突起
2h 突出量の少ない方のプラグ接触突起
2i コンタクト部材の基部
3 ターミナル部材
3a ターミナル部材の基部
3b 取付舌片
3c 接片
3d ターミナル部材の端子部
4 アースキャップ
4a 固定舌片
4b アースキャップの端子部
4c キャップ本体
4d フランジ部
4e ブッシュ
p プラグ
Claims (4)
- 少なくとも、プラグ挿入口を備えたハウジングと、各々該ハウジングに配するコンタクト部材とで構成した接続装置に於いて、
前記コンタクト部材を、基部と、該基部から先端側にU字形に突出延長させた一対の接触片と、該基部の後端側に延長した端子部とで構成し、該コンタクト部材の両接触片を各々前記プラグ挿入口の周側の相互に対向する部位に配置すると共に、該コンタクト部材に於ける前記ハウジングの裏面側に位置する部位を該ハウジングの裏面に沿わせて配することとした接続装置。 - 前記ハウジングに、前記一方の接触片に配した後記可動接片と離接自在に接触する接片を備えたターミナル部材を配し、
かつ前記一対の接触片に前記プラグ挿入口内に突出するプラグ接触突起を突出形成し、更にその一方の接触片には、前記ターミナル部材の接片に離接自在に接触し、該プラグ挿入口へのプラグの挿入により後退するプラグ接触突起の動作で該ターミナル部材の接片から離間する可動接片を配した請求項1の接続装置。 - 前記プラグ接触突起の内、可動接片を配した接触片に突出形成したプラグ接触突起を、他の接触片に構成したプラグ接触突起よりプラグ挿入孔内への突出量を大きく構成した請求項2の接続装置。
- 前記接触片の内、前記可動接片を配していない方の接触片に、前記プラグ挿入口へのプラグの非挿入時に、該可動接片を前記ターミナル部材の接片に接触すべく規制する規制片であって、前記ハウジングの該当する部位に係止して該可動接片を配していない方の接触片を該可動片を配した接触片側に移動しないように規制する規制片を配した請求項2又は3の接続装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
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- 2005-08-30 CN CN 200510097619 patent/CN100588048C/zh not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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