JP2006222361A - 窒化物半導体結晶及びその製造方法 - Google Patents

窒化物半導体結晶及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Si基板上にIII−V族窒化物半導体結晶を成長する際、そのバッファー層たるAlN薄膜において、格子定数差による薄膜の結晶品質(表面平坦性、配向性、転位密度)の劣化を極力抑止すること。
【解決手段】Si基板1上にバッファー層としてAlN層2を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層する窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層2の成長初期に、AlNの原料と共にSi原料を流しながら成長することにより、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窒化物半導体結晶及びその製造方法に係り、特に、Si基板上に良質なIII−V族窒化物半導体薄膜結晶を成長し、従来品よりも特性に優れた窒化物半導体デバイス用エピタキシャルウェハの供給を実現する技術に関するものである。
GaN、AlN、InN、及びこれらの混晶を最適な構造で積層成長させたIII−V族窒化物半導体エピタキシャルウェハは、既に青色発光ダイオード(LED)用エピタキシャルウェハとして市場に出回っており、さらには青色レーザダイオード(LD)用エピタキシャルウェハや紫外LED用エピタキシャルウェハなども開発されつつある。また、近年の高出力トランジスタの需要に伴い、窒化物半導体結晶の用途は光デバイスに留まらず、GaN−HEMT用エピタキシャルウェハとして開発もなされるようになってきた。これら光・電子デバイス用エピタキシャルウェハに用いられる基板として実用レベルにあり、且つ市場に流通している基板はサファイア基板とSiC基板だけである。
しかし、近年、Si基板上へのIII−V族窒化物半導体薄膜の結晶成長の研究が盛んになりつつある。それは、Si基板が、サファイア基板やSiC基板と比べて低価格なため、エピタキシャルウェハのさらなる低コスト化が可能であるためである。さらには大口径化が容易、且つ既存のSiデバイス用プロセスラインの適用が可能なため、デバイスの低コスト化も望める。
しかしSi基板上に良質なIII−V族窒化物半導体薄膜を成長することは困難である。その主な原因として、
(i) 熱膨張係数差によるウェハの反りおよびクラックの発生、
(ii) 基板との格子定数差による薄膜結晶の表面状態と配向性の劣化、および転位の増大、
の二つが挙げられる。
ウェハの反りやクラック発生を抑止するためには、窒化物半導体結晶をできるだけ薄くしなくてはならない。しかし、薄い薄膜結晶だと、基板との格子定数差が顕著に反映されるため、良質な結晶を実現することは難しい。
この問題を解決するために、昔より様々な歪み緩和バッファー層構造が提案されており、金属TiやZnOなどのヘテロバッファーの報告もなされている。
例えば、AlN(窒化アルミニウム)薄膜はSiC基板との格子不整合率が1%であると共に、Ga薄膜との格子不整合が2.5%であることから、このAlN薄膜やGaN層をSiC基板とGaN系薄膜とのバッファー層として用いるべく研究がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−176804号公報
ところで、基板にSi基板を用いるのは、既存製品よりもさらなる低コスト化を実現するためであり、バッファー層形成→窒化物薄膜成長と一つの装置内で一括して行いたい。そのためには、AlNバッファー層を用いて、その上に成長する窒化物半導体薄膜結晶をできるだけ平坦、且つ配向性が揃い、さらには低転位にすることが望ましい。そのためにはAlNバッファー層自体が良質な表面平坦性、配向性、転位密度を実現しなくてはならない。
しかしながら、AlNとSiの格子定数差は以下の表1のように大きい。そのため、成長初期におけるSi基板上のAlNは粒状の塊が集まったように成長される。このままAlN成長を続けて、ある程度の厚さにしても表面平坦性、配向性、低転位化は望めない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、Si基板上にIII−V族窒化物半導体結晶を成長する際、そのバッファー層たるAlN薄膜において、格子定数差による薄膜の結晶品質(表面平坦性、配向性、転位密度)の劣化を極力抑止することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る窒化物半導体結晶は、Si基板上にバッファー層としてAlN層を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層した窒化物半導体結晶において、上記AlN層の基板近傍の一部に、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の窒化物半導体結晶において、上記AlN層のSi添加部の厚さを、AlN層の半分以下の厚さ(例えば100nm以下)にしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の窒化物半導体結晶において、上記AlN層のSi添加部におけるSi元素の添加濃度を、基板から表面に向かうほど連続的に少なくしたことを特徴とする。
請求項4の発明に係る窒化物半導体結晶の製造方法は、Si基板上にバッファー層としてAlN層を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層する窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層の成長初期に、AlNの原料と共にSi原料を流しながら成長することにより、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層のSi添加部の厚さを、AlN層の半分以下の厚さ(例えば100nm以下)にすることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
請求項6の発明は、請求項5の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層のSi添加部におけるSi元素の添加濃度を、基板から表面に向かうほど連続的に少なくすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層をMOVPE法にて成長し、添加するSi原料としてモノシラン、ジシラン、ジクロシラン、トリメチルシリコン、トリエチルシリコンのいずれかを用いることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4〜7のいずれかに記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層の成長時の温度を1000℃以上にすることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層の成長時の成長圧力を200Torr(ほぼ267hPa)以下にすることを特徴とする。
<発明の要点>
本発明においては、初期のAlN層をSi原料を流しながら成長することにより、AlNとSiの混晶層を形成する。さらにこの混晶層の組成を連続的に変化させることにより、Si基板からAlN層へむかうにつれ格子定数が連続的に変化するようにする。
AlN成長初期においては、気相から供給されたAlが基板表面をある程度の時間拡散し、やがて気相中の窒素ラジカルと反応し、任意の場所にAlN結晶核として定着する。このように基板面内にランダムにAlNの核が形成された後、成長と共にその核が拡大して島となっていく。通常はこの島が二次元状に拡大して、島同士が融合して、最終的には一つの膜となる。しかし、格子定数差が大きいと、島は二次元状に拡大できずに三次元状に拡大するようになる。そうなると粒状の塊が集まったような薄膜となってしまう。
また、Siはアンチサーファクタントの役割も果たす。AlN表面の原子は下の層の原子とは結合しているが、上の層がないので結合の手が余り、表面の自由エネルギーが高くなっている。そこにIV族元素のSiが供給されると、余った手と結合を起こし表面の自由エネルギーが低くなる。その上のAlN反応種はIV族元素のSiを避けるように表面拡散を起こし、結果的にAlNの横方向成長を促進することになる。これにより島の二次元状の拡大が促進されることになり、結果的には結晶の品質低下の抑止になる。
なお、特許文献1には、6H−SiC(0001)基板上に、バッファー層としてAlN薄膜を形成し(特許文献1の図3(a))、その上にGaNバッファー層を形成し、その表面にn型不純物原料としてテトラエチルシラン(TESi)を供給し(特許文献1の図3(b))、それからトリメチルガリウム(TMG)およびアンモニア(NH3)を供給して、半導体層としてGaN層を形成する技術が開示されている(特許文献1、段落番号0049〜0051)。また特許文献1には、TESiの供給とGaN層を形成するためのTMG、NH3の供給を異なるタイミングで行う方法と、同じタイミングで行う方法も開示されている(特許文献1、段落番号0106)。
しかし、特許文献1はSiC基板を対象としている。また特許文献1はGaNバッファー層について記述したものであり、AlNバッファー層について記載したものではない。すなわち、AlNとSiの混晶層についての説明はなく、そのSi添加部におけるSiの濃度の数値や厚さや、Siの添加濃度を連続的に減少させる点についても言及がない。特許文献1はAlNバッファー層ではなく、その上のSiドープGaNバッファー層の例について記載したものである。従って、本発明のようにSi基板上のAlNバッファー層自体を工夫する技術、特にSi基板上のAlNバッファー層において界面にSiとAlNの混晶層を入れる技術とは異なる。
本発明によれば、Si基板上にバッファー層としてAlN層を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層するに際し、AlN層の成長初期に、AlNの原料と共にSi原料を流しながら成長することにより、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加して、AlN層の基板近傍の一部に、AlNとSiの混晶層を形成する。このため、SiがAlNの核が拡大する際にアンチサーファクタントとしの役割を果たし、AlNの横方向成長が促進され良質の結晶が得られる。したがって、本発明によれば、このAlNバッファー層上に形成されるGaN等のIII−V族窒化物半導体薄膜結晶も良質なものとなる。
よって、本発明によるSi基板上のIII−V族窒化物半導体薄膜結晶によれば、従来よりも、より低価格な青色LED、白色LED、紫外LED、またはHEMTデバイスを実現することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1に示すように、単結晶のSi基板1上に、バッファー層として高純度のAlN層2を形成し、その上にGaN層(図示せず)をMOVPE法にて成長する。このSi基板1上にAlN層2を形成するときのシーケンスを図2に示す。
図2に示すように、基板を加熱して室温からSiホモエピタキシーが可能な第1設定温度(ホモエピタキシー開始温度)T1に達する直前までの昇温過程では、水素雰囲気のみとする。このホモエピタキシー開始温度T1の設定値は、Siホモエピタキシーが確実に可能な800℃以上の温度とするのが好ましい。図2の場合、800℃(図2のa点)に設定し、この800℃(図2のa点)に昇温する直前までの間においては、水素雰囲気のみとする。
そして、このホモエピタキシー開始温度T1の800℃から第2設定温度(成長温度)T2である1100℃以上に達するまでの昇温過程においては、Si元素を含む原料ガスを供給しながらSi基板の加熱を行う。図2では、成長温度T2を1100℃として設定し、この成長温度1100℃に達するまでの昇温過程(図2のa点〜b点の区間)において、モノシラン(SiH4)を流して、水素とモノシランの混合雰囲気下で昇温する。これによりSi基板の表面にSiが成長する。このようにホモエピタキシーを行いながら昇温することにより、Si基板表面が常に未反応な状態で露出することになる。
次に、成長温度T2の1100℃に達し温度が安定化した適当な時点(図2のb点)にて、水素雰囲気中にAlNの原料としてトリメチルアルミニウム(TMA)とアンモニア(NH3)を同時に流して、AlN層2の成長を開始する。このAlN層2の成長初期に、上記AlNの原料と共にSi原料としてのモノシラン(SiH4)を引き続き流しながら成長することにより、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成する。
このAlN層のSi添加部の厚さは、AlN層2の厚さ(例えば200nm)の半分以下(例えば100nm以下)の厚さの層とする。また、このAlN層のSi添加部においては、Si元素の添加濃度を、基板から表面に向かうほど連続的に少なくする。この例では、AlN層2の成長を開始と同時に、モノシラン(SiH4)の供給量を低減し、Si添加部が、上記のAlN層2の厚さの1/4である50nmの厚さで終了し、モノシラン(SiH4)の流量がゼロとなるようにしている。これによりAlN層2の基板近傍の一部、つまりSi基板とその上のAlNバッファー層の界面に、SiとAlNの混晶層が形成される。
その後、AlN層2が所定の厚さ例えば200nmまで成長した時点(図2のc点)で、TMAの供給を停止して、AlN層2の成長を停止すると共に、炉の降温を開始する。そして、NH3の雰囲気下で降温し、所定の温度T3、例えば600℃まで基板の温度が降温した時点(図2のd点)で、NH3の供給を停止する。
上記のように、AlN層の成長初期にSi元素を添加すると、AlNの核が拡大する際にSiがアンチサーファクタントとしの役割を果たすことから、AlNの横方向成長が促進され、良質のAlN膜が得られる。従って、このAlNバッファー層上に形成されるGaN等のIII−V族窒化物半導体薄膜結晶も良質なものとなる。
本発明の効果を確認するため、試作例(サンプル)として、図1に示すように、単結晶のSi基板1上に、高純度のAlN層2を形成し、そのAlN層2の特性の変化、およびその上に成長したGaN層の特性の比較を行った。
Si基板は<111>方向にon−Axisの仕様を用いた。また薄膜成長前に表面のRCA洗浄を行い、有機、無機の不純物、および酸化膜の除去を行った。
本発明を適用して図1のサンプルを成長したときのシーケンス(実施例)を図2に 、また従来法にて図1のサンプルを成長したときのシーケンス(比較例)を図3に示す。前者は、AlN層の成長初期にAlNの原料と共にSi原料を流しながら成長した薄膜(本発明適用品)の成長シーケンスであり、後者はAlNの原料と共にSi原料を流さないで成長した薄膜(従来成長品)の成長シーケンスである。
測定したサンプルは図1に示すように、Si基板上にAlN層を200nm成長した単純な構造である。従来成長品と本発明適用品共に、水素雰囲気中にトリメチルアルミニウム(TMA)とアンモニアNH3を同時に流してAlN層を成長した。このときの成長温度は1100℃、炉内圧力は135Torr、TMAとNH3の流量はそれぞれ2.00×10-5mol/min、4.46×10-3mol/minとした。
上記のように、AlN層の成長初期にモノシランを流したサンプルを本発明品、流さないサンプルを従来品としたとき、本発明品で流すモノシラン流量は、AlN成長開始時は5.00×10-5mol/minとし、その後は連続的に減少させて、50nm成長させた時点で零となるようにした。
従来成長と本発明適用AlNのAFM表面観察の比較を図4に、またX線の(002)面回折のロッキングカーブの比較を図5に示す。
AFMの結果より、従来成長品の表面は球状の粒子が寄り集まっている形状であるのに対し、本発明適用品はナノスケールの穴が開いているものの、一つの膜となっていることがわかる。また図5から分かるように、本発明適用品は回折ピークの半値幅も小さい。これより薄膜の配向性は、本発明を適用したことにより圧倒的に向上したことが確認された。
本発明において、AlNとSiの混晶層の組成、厚さ、厚さ方向の組成変調は、目的とする薄膜結晶の積層構造、または最終的なデバイスの仕様により異なるため、用途に応じて最適化しなくてはならない。またこれを成長するためのSi原料濃度、成長時の温度、圧力、V/III比、雰囲気、製膜速度、成長圧力は使用する装置により異なるため、試行錯誤をしておさえなくてはならない。
上記実施例では、Si原料としてモノシランを用いたが、この代わりに、分解温度の低いジシラン、また有機原料であるテトラメチルシリコンやテトラエチルシリコンを用いることができ、同様な効果を得ることができる。
本発明のIII−V族窒化物系化合物半導体結晶の下地となるSi基板上のAlN層の変化を調べたときのサンプル構造を示す図である。 本発明を適用して図1の試作例(サンプル)を成長したときのシーケンスを示す図である。 従来法にて図1の試作例(サンプル)を成長したときのシーケンスを示す図である。 試作例のAlN層表面のAFM観察結果を示したもので、(a)は従来成長品、(b)は本発明適用品の図面代用写真である。 本発明適用品のAlN層(002)面のX線回折ピークを、従来成長品と対比して示した図である。
符号の説明
1 Si基板
2 AlN層

Claims (9)

  1. Si基板上にバッファー層としてAlN層を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層した窒化物半導体結晶において、上記AlN層の基板近傍の一部に、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成したことを特徴とする窒化物半導体結晶。
  2. 請求項1記載の窒化物半導体結晶において、上記AlN層のSi添加部の厚さを、AlN層の半分以下の厚さにしたことを特徴とする窒化物半導体結晶。
  3. 請求項1又は2記載の窒化物半導体結晶において、上記AlN層のSi添加部におけるSi元素の添加濃度を、基板から表面に向かうほど連続的に少なくしたことを特徴とする窒化物半導体結晶。
  4. Si基板上にバッファー層としてAlN層を形成し、その上にIII−V族窒化物半導体結晶を薄膜として積層する窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層の成長初期に、AlNの原料と共にSi原料を流しながら成長することにより、Si元素を1×1020cm-3以上の濃度になるように添加してAlNとSiの混晶層を形成することを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
  5. 請求項4の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層のSi添加部の厚さを、AlN層の半分以下の厚さにすることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
  6. 請求項5の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記AlN層のSi添加部におけるSi元素の添加濃度を、基板から表面に向かうほど連続的に少なくすることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層をMOVPE法にて成長し、添加するSi原料としてモノシラン、ジシラン、ジクロシラン、トリメチルシリコン、トリエチルシリコンのいずれかを用いることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
  8. 請求項4〜7のいずれかに記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層の成長時の温度を1000℃以上にすることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
  9. 請求項8に記載の窒化物半導体結晶の製造方法において、上記バッファー層としてのAlN層の成長時の成長圧力を267hPa以下にすることを特徴とする窒化物半導体結晶の製造方法。
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