JP2006221968A - 高周波同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 取付時の工程を簡易化して組立ミス・部品欠損を排除し、更に円筒形部を有する曲がり部品の角度調整ができ、更に同軸ケーブル外部導体加工に特殊工具を不要とする高周波同軸ケーブル用コネクタを提供する。
【解決手段】 螺旋状の凹凸が形成された同軸外部導体29aを備えた高周波同軸ケーブル29に取り付けられる接栓外部導体部2aを有した高周波同軸ケーブル用コネクタ1において、同軸外部導体29aに導通させ同軸外部導体29aの端部29fに凹凸に沿ってねじ込まれるクランプ20と、クランプ20を接栓外部導体部2aに収容して接栓外部導体部2aに螺合するガイド17とを備え、ガイド17を接栓外部導体部2aに締め付けたときに同軸外部導体29aの端部が接栓外部導体部2aとクランプ20にはさまれる高周波同軸ケーブル用コネクタ1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同軸ケーブルに装着する接栓に係り、特に外部導体構造が螺旋状の凹凸を長手方向に所定ピッチで形成された高周波同軸ケーブル用コネクタに関するものである。
従来技術の同軸ケーブル用コネクタが同軸ケーブルに取り付けられた状態を図12に示す。
図示したように、同軸ケーブル用コネクタ50は、図示しない相手接栓に接続される相手接合部50yとその相手接合部50yに対して直角方向から延びるケーブルに接続されるケーブル接続部50zとで鉤型に形成される。このケーブル接続部50zの内側には、螺旋状の凹凸52sが設けられている。
同軸ケーブル65は、同軸ケーブル用コネクタ50の内側の凹凸52sと螺合するような螺旋状の凹凸が形成された同軸外部導体65aを備えている。この同軸ケーブル65の螺旋状の凹凸と同軸ケーブル用コネクタ50の凹凸52sとが互いにかみ合うようにして、ガイド52にケーブル接続部50zがねじ込まれて、同軸ケーブル用コネクタ50が同軸ケーブル65に取り付けられる。
同軸ケーブル用コネクタ50は、第1の接栓外部導体51と、螺旋状の凹凸52sが形成されたガイド52と、第2の接栓外部導体53と、第1の絶縁体54と、第1の接栓中心導体55と、第1のOリング56と、第2のOリング57と、第2の接栓中心導体58と、第3のOリング59と、第2の絶縁体60と、第3の接栓外部導体61と、締付袋ナット62と、第4のOリング63と、第5のOリング64とからなる。
図から分かるように、第2の接栓外部導体53と第3の接栓外部導体61とが直交することにより、同軸ケーブル用コネクタ50が鉤型(L型)になっている。
この同軸ケーブル用コネクタ50を同軸ケーブル65に取り付ける際には、ガイド52を同軸ケーブル65にねじ込んで固定し、次に、加工用の専用特殊工具を用いて同軸ケーブル65の同軸外部導体65aをガイド52の部分52aの形状に沿わせて45度のテーパー加工を施した後、同軸ケーブル用コネクタ50のケーブル接続部50zを回転させてガイド52にねじ込み、第1の接栓外部導体51とガイド52との締め付けを行い組み立てる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開平8−138803号公報
しかしながら、従来の同軸ケーブル用コネクタ50は取り付け時に同軸外部導体65aをテーパー状に加工するために特殊工具を使用する必要があった。
また、同軸ケーブル用コネクタ50は、同軸ケーブル65にねじ込んだ状態で固定されるため、相手接合部50yの向きが調整できないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、同軸ケーブル外部導体加工に特殊工具を不要とし取付時の工程を簡易化して、さらに円筒形部を有する曲がり部品の角度調整ができる高波同軸ケーブル用コネクタを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、第1の発明は、螺旋状の凹凸が形成された同軸外部導体を備えた高周波同軸ケーブルに取り付けられ、上記同軸外部導体に導通させる接栓外部導体部を有した高周波同軸ケーブル用コネクタにおいて、上記同軸外部導体の端部に上記凹凸に沿ってねじ込まれ上記接栓外部導体部に収容されるクランプと、上記接栓外部導体部に螺合することによって上記クランプを上記接栓外部導体部に向かって押圧するガイドとを備え、上記ガイドを上記接栓外部導体部に上記螺合により締め付けたときに上記同軸外部導体の端部が上記接栓外部導体部と上記クランプにはさまれる高周波同軸ケーブル用コネクタである。
第2の発明は、上記クランプが、導体部材により形成されるものである。
第3の発明は、上記接栓外部導体部が、鉤状に形成されるものである。
本発明によれば、同軸ケーブル外部導体加工に特殊工具を不要とし取付時の工程を簡易化して、さらに円筒形部を有する曲がり部品の角度調整ができる高周波同軸ケーブル用コネクタを得られる。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態を示す高周波同軸ケーブル用コネクタの側断面図である。図2は、この高周波同軸ケーブル用コネクタの正面図である。
図1、図2により、コネクタの構造を説明する。
図示したよう高周波同軸ケーブル用コネクタ1は、螺旋状の凹凸が形成された同軸外部導体29aを備えた高周波同軸ケーブル29に取り付けられ、同軸外部導体29aに導通させる接栓外部導体部2aを有したコネクタで、高周波同軸ケーブル29の端部に現れている同軸外部導体29aの凹凸に沿って同軸外部導体29aにねじ込まれると共に接栓外部導体部2aに収容されるクランプ20と、接栓外部導体部2aに螺合することによってクランプ20を接栓外部導体部2aに向かって押圧するガイド17とを備え、ガイド17を接栓外部導体部2aに螺合により締め付けたときに同軸外部導体29aの端部29f(図8参照)が接栓外部導体部2aとクランプ20にはさまれるものである。
図示したように、高周波同軸ケーブル用コネクタ1は、図示しない相手接栓に接続される相手接合部1yとその相手接合部1yに対して直角方向から延びるケーブルに接続されるケーブル接合部1zとで鉤状に形成される。
図3の側断面図に示すようにクランプ20は、一定外径を有する円筒部20qと、この円筒部20qの片端に位置し円筒部20qの外径に比べて外径の大きい円筒部20pとを一体的に形成した導体部材である。円筒部20pと円筒部20qとの境界には、両者の外径の違いのために円筒部20q側に臨む段差面(以下、受圧面と称する)20rが形成されている。この受圧面20rは、後述するガイド17の端部17t(図9参照)と接することになる。
円筒部20qの内側面には、螺旋状の凹凸20aが所定ピッチで形成されている。この螺旋状の凹凸20aは、高周波同軸ケーブル29の同軸外部導体29aの凹凸に対応する。円筒部20pには、円筒部20qの内側面の内径に比べて内径の大きい凹凸のない滑らかな内側面を有し、円筒部20pの端部20tから後述する段差面20uまでと内側面とが円柱空間を形成している。
円筒部20pと円筒部20qとの境界には、両者の内径の違いのために円筒部20p側に臨む段差面(以下、押圧面と称する)20uが形成されている。この押圧面20uは、後述する同軸外部導体29aの端部29f(図10参照)と接することになる。
このように形成されたクランプ20を図3の端部20t側から見ると、図4の正面図に示すような押圧面20uがクランプ20内にあるのが分かる。
次に、図5にガイドの側断面図を示す。
ガイド17は、中空な略円筒状に形成された部材である。ガイド17は、外側にねじ溝17aが形成された螺合部17pと、螺合部17pより外径が大きくねじ溝が形成されておらずガイド17をコネクタ本体2にねじ込む際にガイド17を回転させるための回転支持部17qとからなり、これら螺合部17pと回転支持部17qとが一体成形されている。
回転支持部17qの円筒内側面には円周方向に沿って第1のOリング18が装着され、螺合部17pと回転支持部17qの境界には円筒外側面の円周方向に沿って第2のOリング19が装着されている。第1のOリング18、第2のOリング19は、ゴムなどの弾性体で形成され、ガイド17と接触する他の部材との緩衝をし、コネクタ内部に湿気等が浸入するのを防ぐリング形状部材である。
螺合部17pの端部17tは、ガイド17をコネクタ本体2にねじ込んだときに図3に示したクランプ20の受圧面20rと接触して受圧面20rを押圧する部位である。
次に、コネクタ本体の側断面図を図6に示す。
コネクタ本体2の部材は、大別して接栓外部導体部2aを形成する部材、接栓中心導体を形成する部材、絶縁体及び第3のOリング27の各部材から構成されている。このコネクタ本体2に上で述べたようなクランプ20、ガイド17が取り付けられて高周波同軸ケーブル用コネクタ1となる。
図示したように接栓外部導体部2aは、第1の接栓外部導体16と、第2の接栓外部導体26と、第3の接栓外部導体28と、第4の接栓外部導体21とを備えて構成される。
絶縁体には、第1の絶縁体22と第2の絶縁体25とがあり、接栓中心導体は第1の接栓中心導体23と第2の接栓中心導体24とを備えて構成される。
第1の接栓外部導体16は、導体からなり屈曲を有する円筒状の部材である。第1の接栓外部導体16の一端は、ケーブル接合部1zに一体的に繋がっている。第1の接栓外部導体16の他端は、相手接合部1yの一部をなすと共に第3の接栓外部導体28が取り付けられている。この第1の接栓外部導体16と第3の接栓外部導体28とが、高周波同軸ケーブル用コネクタ1の鉤状の形を形成している。
第1の接栓外部導体16の一端には、ガイド17のねじ溝17aと螺合するためのねじ溝16aが一定の長さ設けられており、その奥には内側に径が少し狭くなって段差が設けられており、リング状の第4の接栓外部導体21がこの段差に保持される。さらに奥には少し狭くなって段差が設けられており、第1の絶縁体22がこの段差に保持される。
第3の接栓外部導体28は、第1の接栓外部導体16と略同径の導体円筒部材で形成され、外周上に鍔が形成されている。この鍔に第2の接栓外部導体26が掛かり、第2の接栓外部導体26が回転自在に支持されている。第2の接栓外部導体26は、内側面に一定ピッチの螺旋状のねじ溝が設けられた締め付け袋ナットである。
第4の接栓外部導体21は、一端側が径方向内方に張り出した鍔となっており、他端側が径方向外方に鍔となっているリング状の導体部材である。
第4の接栓外部導体21は、第1の接栓外部導体16の円筒軸と第4の接栓外部導体21の円筒軸が一致するようにして径の大きい鍔の方から第1の接栓外部導体16の一端部より挿入され、第1の接栓外部導体16の内側面の段差で留まると共に径の大きい鍔が第1の絶縁体22の端面に接して支持される。
この第4の接栓外部導体21の径の小さな鍔からなる端部21tは、図3のクランプ20の押圧面20uに対向する位置にあり、クランプ20に保持される同軸外部導体29aの端部29f(図8参照)と接触する部位である。
第1の接栓中心導体23は、第1の接栓外部導体16に比べて径の小さな円筒状部材で形成され、同軸中心導体29b(図7の側断面図参照)及び第2の接栓中心導体24に接続される導体部材であり、第1の接栓外部導体16の内部で第1の絶縁体22に挿通され固定されている。
第2の接栓中心導体24は、第1の接栓中心導体23の径の太い部分と略同じ径の円筒で形成されており、第3の接栓外部導体28の内部で第2の絶縁体25に挿通され固定されている。第2の接栓中心導体24には第1の接栓中心導体23が直交して嵌合されている。
第2の絶縁体25は、第1の接栓外部導体16及び第3の接栓外部導体28と、第2の接栓中心導体24とを電気的に絶縁する部材である。
第1の絶縁体22は、第1の接栓外部導体16及び第4の接栓外部導体21と第1の接栓中心導体23とを電気的に絶縁する部材である。
第3のOリング27は、第2の接栓外部導体26内に装着され、第2の接栓外部導体26と図示しない他のコネクタとの緩衝をし、コネクタ内部に湿気等が浸入するのを防ぐ部材である。
次に、高周波同軸ケーブル用コネクタ1を高周波同軸ケーブル29へ装着させる作業を説明する。
図7に示すように高周波同軸ケーブル29は、銅管及び銅線からなる同軸中心導体29bと、同軸中心導体29bの周囲を覆う絶縁層と、絶縁層の周囲を覆い外側に螺旋状の凹凸を長手方向に所定ピッチで形成された銅管からなる同軸外部導体29aと、同軸外部導体29aを覆う被覆層29cとから構成されている。
高周波同軸ケーブル用コネクタ1を取り付ける際には、高周波同軸ケーブル29の切断端部より同軸中心導体29bを長さL1だけ絶縁層から露出させ、ケーブルの被覆層29cを同軸中心導体29bの露出した根元から剥離して同軸外部導体29aを長さL2だけ露出させる。
次に、図8に示すように図7で加工した高周波同軸ケーブル29の切断端部からガイド17をあらかじめ挿通しておく。ガイド17を回転支持部17qから螺合部17pの順で高周波同軸ケーブル29に挿通した後、クランプ20を同軸外部導体29aの螺旋状の凹凸に沿ってねじ込む。このときクランプ20は、円筒部20qをガイド17に向けて高周波同軸ケーブル29に通し、クランプ20と同軸外部導体29aがぶつかった所からクランプ20の端部20tと同軸外部導体29aの端部29fとが略一致するまでクランプ20を同軸外部導体29aにねじ込む。このとき図から分かるように、円筒部20pの円柱空間内は、同軸外部導体29aの端部29fから同軸外部導体29aの凹凸の凸1〜2分程度が占めた状態となっている。
クランプ20が、高周波同軸ケーブル29の所定の位置までねじ込まれたら、ガイド17を留めておいた位置から高周波同軸ケーブル29の切断端部の方に戻し、ガイド17の内側面に円筒部20qを挿入し、端部17tが受圧面20rとぶつかるまで移動させる。
この結果、高周波同軸ケーブル29には、図9に示すようにクランプ20及びガイド17が装着され、端部17tが受圧面20rに接触した(ぶつかった)状態となっている。
次に、図6に示すコネクタ本体2のねじ溝16aのある端部から、図8に示す同軸外部導体29aの端部29fを挿入し、クランプ20をコネクタ本体2に収納しつつコネクタ本体2をガイド17に向けてスライドさせる。コネクタ本体2のねじ溝16a(図6参照)とガイド17のねじ溝17aがぶつかるまで、コネクタ本体2をガイド17に向かって押入する。コネクタ本体2とガイド17とがぶつかったところでコネクタ本体2を、相手接合部1yが所望の角度に向くように高周波同軸ケーブル29の長手方向の軸に対して相手接合部1yの角度(向き)を調整する。
コネクタ本体2を所望の向きに角度調整したらその後はコネクタ本体2は回転させず、ガイド17を回転させ、ガイド17のねじ溝17aをコネクタ本体2のねじ溝16aにねじ込む。
このようにして高周波同軸ケーブル29に取り付ける際の高周波同軸ケーブル用コネクタ1の状態を図10に示す。
次に、この高周波同軸ケーブル用コネクタ1の作用を説明する。
図10に高周波同軸ケーブル用コネクタ1が高周波同軸ケーブル29に取り付けられた状態を示す。
ねじ溝17aとねじ溝16aとが螺合することで第1の接栓外部導体16がガイド17により締め付けられ、ガイド17がコネクタ本体2の方に進むので、端部17tが受圧面20rを押圧する。受圧面20rが押圧されたために、クランプ20も高周波同軸ケーブル29の端部方向に押される(図9参照)。
図10から分かるように、接栓外部導体部2aの第4の接栓外部導体21は端部21tが同軸外部導体29aの端部29fと接している。一方、高周波同軸ケーブル29は、同軸外部導体29aが螺旋状の凹凸20aにかみ合うことでクランプ20に固定されている。クランプ20が押されることで同軸外部導体29aの端部29fが端部21tに押し付けられる。すなわち、円筒部20pに形成された円柱空間内に同軸外部導体29aの凹凸の凸1〜2分程度が占めており、クランプ20が押されたときに端部21tはそのままの位置にあるため、ガイド17の押圧によるクランプ20の移動により端部21tが円筒空間に入り込むようになる。このようにして押圧面20uが端部21tに接近することで同軸外部導体29aの端部29fが押圧面20uと端部21tとの間に挟まれて変形する。
同軸外部導体29aの端部29fは、図の部分拡大から分かるように、端部21tとクランプ20との間に挟まれており、ガイド17を締め付けるほど同軸外部導体29aの端部29fはきつく挟まれる。
このようにガイド17とコネクタ本体2とが締め付けられることで、同軸外部導体29aの端部29fが第4の接栓外部導体21に略均一に押圧されて、同軸外部導体29aの端部29fがつぶされ、高周波同軸ケーブル用コネクタ1が高周波同軸ケーブル29に固定される。
ガイド17のねじ溝17aをコネクタ本体2のねじ溝16aに完全にねじ込んで、高周波同軸ケーブル用コネクタ1が高周波同軸ケーブル29に取り付けられた状態が、図1に示される通りである。
このガイド17、クランプ20の代わりに、図11に示すようなクランプ30及びガイド31を用いても、同軸外部導体29aが端部21tとクランプ30とに挟まれて同様の効果が得られる。
ここで、ガイド31とクランプ30の間にはストップリング32が挿入される。このため、コネクタ本体2(図6参照)とガイド31を締め付けた際に、ストップリング32の位置まで締め付けることができ、ストップリング32があるためそれ以上は締め付けることはできず、過度の締め付けを防止する効果がある。
本発明は、高周波同軸ケーブル用コネクタ1をガイド17(または、ガイド31)、コネクタ本体2、クランプ20(または、クランプ30)の3点構成としたことにある。この構成により、高周波同軸ケーブル用コネクタ1の組立は、ガイド20(または、ガイド31)とクランプ20(または、クランプ30)を高周波同軸ケーブル29に組み込んでから、コネクタ本体2を装着し、このガイド17(または、ガイド31)をコネクタ本体2に締め付けることにより、同軸外部導体29aの端部29fを押圧してつぶしコネクタ本体2の第4の接栓外部導体21と同軸外部導体29aとの良好な電気的接触を確保することができる。
それによって、高周波同軸ケーブル用コネクタ1の同軸ケーブルへの短時間での取り付けができる。
さらに、組立時にコネクタ本体2は回転させないので、高周波同軸ケーブル用コネクタ1の取付角度を高周波同軸ケーブル29に対して容易に周方向の所望の向き(角度)にすることができる。
また、同軸外部導体29aの端部29fが押圧してつぶされることで、接栓外部導体部2aに略均一に電気的接触が得られる。これにより、IM(Intermodulation:相互変調)特性に優れた高周波同軸ケーブル用コネクタ1が実現できる。
更に、同軸外部導体29aの端部29fを端部21tと押圧面20uとの間に挟み込むことにより、高周波同軸ケーブル29の絶縁層の反発力などにより接栓外部導体部2aにねじ込んだガイド17が緩みにくくなり機械的強度を充分に得ることができる。
高周波同軸ケーブル用コネクタ1は、従来のコネクタと異なり取り付け時にケーブルの同軸外部導体29aをテーパー状に加工する必要がなく、ケーブル端の被覆層29cを剥離するだけで高周波同軸ケーブル29を接続することができる。このため、高周波同軸ケーブル用コネクタ1においては、テーパー加工のための特殊工具が不要となると共に、取付時の工程を簡易化することができる。
本発明は、高周波同軸ケーブル用のコネクタのみならず、類似の構造を有した螺旋状の凹凸に沿ってねじ込み固定する種々の部材の構造に適用することができ、所望の向きに部材を固定することができる。
本実施の形態である高周波同軸ケーブル用コネクタ及び高周波同軸ケーブルを示す側断面図である。 本実施の形態を示す高周波同軸ケーブル用コネクタの正面図である。 クランプの構造を示す側断面図である。 クランプの正面図である。 ガイドの構造を示す側断面図である。 コネクタ本体の構造を示す側断面図である。 本実施の形態に使用する高周波同軸ケーブルの加工図である。 高周波同軸ケーブルへのガイドとクランプの組み込みを示す側断面図である。 クランプにガイドを挿入した状態を示す側断面図である。 高周波同軸ケーブル用コネクタが高周波同軸ケーブルに取り付けられた状態を示す説明図である。 他の実施の形態であるクランプにガイドを挿入した状態を示す側断面図である。 従来の同軸ケーブル用コネクタが同軸ケーブルに取り付けられた状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 高周波同軸ケーブル用コネクタ
1y 相手接合部
1z ケーブル接合部
2 コネクタ本体
2a 接栓外部導体部
16 第1の接栓外部導体
16a ねじ溝
17 ガイド
17a ねじ溝
17p 螺合部
17q 回転支持部
17t 端部
18 第1のOリング
19 第2のOリング
20 クランプ
20a 螺旋状の凹凸
20p 円筒部
20q 円筒部
20r 受圧面(段差面)
20t 端部
20u 押圧面(段差面)
21 第4の接栓外部導体
21t 端部
22 第1の絶縁体
23 第1の接栓中心導体
24 第2の接栓中心導体
25 第2の絶縁体
26 第2の接栓外部導体(締め付け袋ナット)
27 第3のOリング
28 第3の接栓外部導体
29 高周波同軸ケーブル
29a 同軸外部導体
29b 同軸中心導体
29c 被覆層
29f 端部
30 クランプ
31 ガイド
32 ストップリング

Claims (3)

  1. 螺旋状の凹凸が形成された同軸外部導体を備えた高周波同軸ケーブルに取り付けられ、上記同軸外部導体に導通させる接栓外部導体部を有した高周波同軸ケーブル用コネクタにおいて、上記同軸外部導体の端部に上記凹凸に沿ってねじ込まれ上記接栓外部導体部に収容されるクランプと、上記接栓外部導体部に螺合することによって上記クランプを上記接栓外部導体部に向かって押圧するガイドとを備え、上記ガイドを上記接栓外部導体部に上記螺合により締め付けたときに上記同軸外部導体の端部が上記接栓外部導体部と上記クランプにはさまれることを特徴とする高周波同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 上記クランプが、導体部材により形成される請求項1記載の高周波同軸ケーブル用コネクタ。
  3. 上記接栓外部導体部が、鉤状に形成される請求項1または2記載の高周波同軸ケーブル用コネクタ。
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