JP2006218397A - 液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置 - Google Patents

液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の量を各ノズルごとに測定することができる液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、液状材料をノズル25から液滴として吐出する液滴吐出ヘッド2の液滴吐出量を測定する液滴吐出量測定方法であって、液滴を受容する絶縁性の液滴受容部31と、液滴吐出ヘッド2とを相対的に移動させつつノズル25から液滴を繰り返し吐出して液滴受容部31上にラインを描画するライン描画工程と、ラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定工程とを有し、測定されたラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズル25の液滴吐出量を推定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置に関する。
液晶表示装置のカラーフィルタ基板や、有機EL(Electro-Luminescence)表示装置のような色要素付き基板の色要素膜(フィルタ膜、発光膜等)を形成する方法として、インクジェット描画装置を用いる方法が知られている。この方法では、基板上に形成されたバンクによって囲まれてなる色要素領域(サブピクセル)の各々に対し、インクジェット描画装置によって色要素膜形成用の液状材料を付与する。すなわち、インクジェット描画装置によって、液状材料を液滴として吐出し、この液滴を各色要素領域に着弾させる。そして、各色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する。
この場合、形成される色要素膜の膜厚を正確に管理するためには、各色要素領域に付与される液状材料の量を正確に制御する必要があり、そのためには、液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)から吐出される液滴1滴当たりの量を知る必要がある。
従来、液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を測定する方法としては、液滴吐出ヘッドの全ノズルから液滴を吐出し、吐出された液滴を受け容器で受け、液滴を受けた前後での受け容器の重量を測定することにより、受け容器に吐出された液滴の総重量を測定し、これを液滴の数で除算することにより、1滴当たりの重量を測定している(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記の液滴吐出量測定方法では、液滴吐出ヘッドの全ノズルの平均値しか分からない。実際には、ノズルごとに吐出量のバラツキがあるので、各ノズルごとの1滴の吐出量を知ることができないという問題があった。
単純に考えると、受け容器に液滴を吐出する際に一つのノズルのみから液滴を吐出して、その前後で受け容器の重量を測定すれば、そのノズルからの1滴の吐出量が分かるようにも思えるが、同じノズルでも、全ノズルから液滴を吐出しているときと、そのノズルのみから液滴を吐出しているときとでは、1滴の吐出量が異なるので、この方法では、全ノズルから吐出している場合における各ノズルごとの吐出量を正確に知ることはできない。また、この方法の場合、全ノズルについてそれぞれ受け容器の重量測定を行わなければならないので、測定に多大な時間と手間がかかるという問題もある。
特開2004−177262号公報
本発明の目的は、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の量を各ノズルごとに測定することができる液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の液滴吐出量測定方法は、液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を測定する液滴吐出量測定方法であって、
液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上にラインを描画するライン描画工程と、
前記ラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定工程とを有し、
測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定することを特徴とする。
これにより、液滴吐出ヘッドから吐出される1滴の液滴の量を、ノズルごとに測定することができる。すなわち、1滴当たりの吐出量を、全ノズルの平均値としてでなく、特定のノズルの測定値として正確に知ることができる。
特に、液滴吐出ヘッドの全ノズルから液滴を吐出している場合におけるノズルごとの吐出量を測定することができる。一般に、同じノズルであっても、全ノズルから液滴を吐出している場合と、そのノズルのみから液滴を吐出している場合とでは、吐出量が異なる。ワークに対し描画しているときは、液滴吐出ヘッドのほぼ全部のノズルから液滴を吐出するので、本発明では、実際の描画状態に近い状態でのそのノズルの液滴吐出量を測定することができ、極めて有用である。
本発明の液滴吐出量測定方法では、前記ラインの液状材料を乾燥させて固化または硬化させた状態で前記電気抵抗値測定工程を行うことが好ましい。
これにより、液状材料に含有された材料が導電性を有するものである場合、液滴吐出量の測定をより高い精度で行うことができる。
本発明の液滴吐出量測定方法では、前記ラインの液状材料が液状の状態で前記電気抵抗値測定工程を行うことが好ましい。
これにより、液状材料に含有された材料が導電性を有しないものである場合であっても、液滴吐出量の測定を行うことができる。
本発明の液滴吐出量測定方法では、前記ライン描画工程では、前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルから液滴を吐出することにより前記液滴受容部上に複数のラインを描画し、
前記電気抵抗値測定工程では、前記複数のラインの各々の電気抵抗値を測定し、
測定された各ラインの電気抵抗値に基づいて、前記複数のノズルの各々の液滴吐出量を推定することが好ましい。
これにより、複数のノズルについての測定を一度に行うことができ、測定に要する時間と手間を大幅に軽減することができる。
本発明の液滴吐出量測定方法では、前記液滴受容部上の複数箇所に電極が設けられており、
前記ライン描画工程では、前記液滴受容部上の二つの電極間を結ぶようにラインを描画し、
前記電気抵抗値測定工程では、前記二つの電極間の電気抵抗値を測定することが好ましい。
これにより、描画したラインの電気抵抗値の測定を容易かつ高精度に行うことができる。
本発明の液滴吐出量測定方法では、前記液滴受容部の、前記ラインが描画されるべき部分に溝が形成されており、
前記ライン描画工程では、前記溝内に液滴を着弾させることが好ましい。
これにより、描画したラインの太さを長手方向に沿って均一にすることができるので、液滴吐出量の測定精度をより高くすることができる。
本発明の液滴吐出量測定用治具は、液滴吐出ヘッドのノズルから吐出された液状材料の液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
前記液滴受容部上の複数箇所に設けられた電極とを有する液滴吐出量測定用治具であって、
前記液滴受容部と前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上の二つの電極間を結ぶようにラインを描画し、該二つの電極間の電気抵抗値を測定し、その測定された電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する液滴吐出量測定方法を実施する際に用いられることを特徴とする。
これにより、液滴吐出ヘッドから吐出される1滴の液滴の量を、ノズルごとに測定することができる。すなわち、1滴当たりの吐出量を、全ノズルの平均値としてでなく、特定のノズルの測定値として正確に知ることができる。
特に、液滴吐出ヘッドの全ノズルから液滴を吐出している場合におけるノズルごとの吐出量を測定することができる。一般に、同じノズルであっても、全ノズルから液滴を吐出している場合と、そのノズルのみから液滴を吐出している場合とでは、吐出量が異なる。ワークに対し描画しているときは、液滴吐出ヘッドのほぼ全部のノズルから液滴を吐出するので、本発明では、実際の描画状態に近い状態でのそのノズルの液滴吐出量を測定することができ、極めて有用である。
本発明の液滴吐出量測定用治具では、前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルに対応する複数組の電極を有することが好ましい。
これにより、複数のノズルについての測定を一度に行うことができ、測定に要する時間と手間を大幅に軽減することができる。
本発明の液滴吐出量測定用治具では、前記液滴受容部の、前記ラインが描画されるべき部分に溝が形成されていることが好ましい。
これにより、描画したラインの太さを長手方向に沿って均一にすることができるので、液滴吐出量の測定精度をより高くすることができる。
本発明の液滴吐出量調整方法は、液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を調整する液滴吐出量調整方法であって、
液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上に複数のラインを描画するライン描画工程と、
前記複数のラインの各々の電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定工程とを有し、
測定された前記複数のラインの各々の電気抵抗値に基づいて、前記複数のノズルの各々に対応する駆動電圧を調整することにより、前記複数のノズルの液滴吐出量が可及的に等しくなるように調整することを特徴とする。
これにより、液滴吐出ヘッドの各ノズルの1滴当たりの吐出量を均一化することができる。その結果、この液滴吐出ヘッドを用いて描画される膜の膜厚を高精度に制御することができ、製品の品質向上が図れる。また、上記効果を極めて簡単な方法で達成することができる。
本発明の液滴吐出量測定装置は、液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を測定する液滴吐出量測定装置であって、
液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
前記液滴吐出ヘッドと前記液滴受容部とを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出することによって前記液滴受容部上に描画されたラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定手段と、
測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する推定手段とを有することを特徴とする。
これにより、液滴吐出ヘッドから吐出される1滴の液滴の量を、ノズルごとに測定することができる。すなわち、1滴当たりの吐出量を、全ノズルの平均値としてでなく、特定のノズルの測定値として正確に知ることができる。
特に、液滴吐出ヘッドの全ノズルから液滴を吐出している場合におけるノズルごとの吐出量を測定することができる。一般に、同じノズルであっても、全ノズルから液滴を吐出している場合と、そのノズルのみから液滴を吐出している場合とでは、吐出量が異なる。ワークに対し描画しているときは、液滴吐出ヘッドのほぼ全部のノズルから液滴を吐出するので、本発明では、実際の描画状態に近い状態でのそのノズルの液滴吐出量を測定することができ、極めて有用である。
本発明の描画装置は、液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドと、ワークとを相対的に移動させ、前記ノズルから液滴を吐出して前記ワークに着弾させることにより描画を行う描画装置であって、
液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
前記液滴吐出ヘッドと前記液滴受容部とを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出することによって前記液滴受容部上に描画されたラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定手段と、
測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する推定手段とを有することを特徴とする。
これにより、液滴吐出ヘッドから吐出される1滴の液滴の量を、ノズルごとに測定することができる。すなわち、1滴当たりの吐出量を、全ノズルの平均値としてでなく、特定のノズルの測定値として正確に知ることができる。
特に、液滴吐出ヘッドの全ノズルから液滴を吐出している場合におけるノズルごとの吐出量を測定することができる。一般に、同じノズルであっても、全ノズルから液滴を吐出している場合と、そのノズルのみから液滴を吐出している場合とでは、吐出量が異なる。ワークに対し描画しているときは、液滴吐出ヘッドのほぼ全部のノズルから液滴を吐出するので、本発明では、実際の描画状態に近い状態でのそのノズルの液滴吐出量を測定することができ、極めて有用である。
以下、本発明の液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の液滴吐出量測定装置を搭載した描画装置(インクジェット描画装置)の実施形態を示す斜視図である。
同図に示すように、描画装置1は、液滴吐出ヘッド2を1個または複数個搭載したキャリッジ103と、キャリッジ103を水平な一方向(以下、「X軸方向」と言う)に移動させるキャリッジ移動機構(移動手段)104と、ワーク10Aを保持するステージ106と、ステージ106をX軸方向に垂直であって水平な方向(以下、「Y軸方向」と言う)に移動させるステージ移動機構(移動手段)108と、制御手段112とを備えている。
描画装置1の近傍には、液状材料111を貯留するタンク101が設置されている。タンク101と、キャリッジ103とは、液状材料111を送液する流路となるチューブ110を介して接続されている。各タンク101に貯留された液状材料111は、例えば圧縮空気の力によって、キャリッジ103の液滴吐出ヘッド2に送液(供給)される。
このような描画装置1は、ステージ移動機構108およびキャリッジ移動機構104を作動させ、ステージ106とキャリッジ103とを相対的に移動させることにより、液滴吐出ヘッド2をワーク10Aに沿って走査しつつ、液滴吐出ヘッド2のノズル25から液状材料111の液滴を吐出して、ワーク10A上に所定のパターンを描画する装置である。
描画装置1は、各種の電気光学装置の製造装置として使用可能な装置であり、例えば液晶表示装置のカラーフィルタ基板や有機EL表示装置のような色要素付き基板、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置、電気泳動表示装置等を製造したり、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を行うのに用いることができる。
また、本発明において、液状材料111は、例えば色要素付き基板の色要素膜のような目的物を形成するための材料を含み、かつ、液滴吐出ヘッド2のノズル25から吐出可能な粘度を有するものである。この場合、材料が水性であると油性であるとを問わない。また、ノズル25から吐出可能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が分散していても全体として流動体であればよい。すなわち、液状材料は、色要素膜の構成材料が溶媒中に溶解した溶液でも、分散した分散液(サスペンションやエマルション)でもよい。
液状材料111に含有され得る材料としては、カラーフィルタのフィルタ材料、有機EL装置におけるEL発光層を形成するための蛍光材料、PDP装置における蛍光体を形成するための蛍光材料、電気泳動表示装置における泳動体を形成する泳動体材料、基板の表面にバンクを形成するためのバンク材料、各種コーティング材料、電極を形成するための液状電極材料、2枚の基板間に微小なセルギャップを構成するためのスペーサを構成する粒子材料、金属配線を形成するための金属材料、マイクロレンズを形成するためのレンズ材料、レジスト材料、光拡散体を形成するための光拡散材料等が挙げられる。
描画装置1におけるキャリッジ移動機構104の作動は、制御手段112により制御される。なお、制御手段112の詳細な構成および機能は、後述する。本実施形態のキャリッジ移動機構104は、キャリッジ103をZ軸方向(鉛直方向)に沿って移動させ、高さを調整する機能も有している。さらに、キャリッジ移動機構104は、Z軸に平行な軸の回りでキャリッジ103を回転させる機能も有しており、これにより、キャリッジ103のZ軸回りの角度を微調整することができる。
ステージ106は、X軸方向とY軸方向との双方に平行な平面を有する。また、ステージ106は、ワーク10Aをその平面上に固定、または保持できるように構成されている。
ステージ移動機構108は、X軸方向およびZ軸方向の双方に直交するY軸方向に沿ってステージ106を移動させ、その作動は、制御手段112により制御される。さらに、本実施形態のステージ移動機構108は、Z軸に平行な軸の回りでステージ106を回転させる機能も有しており、これにより、ステージ106に載置されたワーク10AのZ軸回りの傾斜を微調整して真っ直ぐになるように補正することができる。
上述のように、キャリッジ103は、キャリッジ移動機構104によってX軸方向に移動させられる。一方、ステージ106は、ステージ移動機構108によってY軸方向に移動させられる。つまり、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108の作動によって、ステージ106上のワーク10Aと、キャリッジ103との相対位置を変わるので、ワーク10Aに対し液滴吐出ヘッド2を相対的に走査することができる。
描画装置1は、ステージ移動機構108の作動により、ステージ106上に保持されたワーク10AをY軸方向に移動させ、キャリッジ103の下を通過させつつ、キャリッジ103の各液滴吐出ヘッド2のノズル25から液状材料111の液滴を吐出するように作動する。この動作を「主走査」と言う。
キャリッジ103全体としてワーク10Aに対し液状材料111を吐出可能なX軸方向の幅(以下、「全吐出幅」と言う)よりも、ワーク10AのX軸方向の幅が小さいものである場合には、キャリッジ103とワーク10Aとの主走査を1回行うことにより、ワーク10Aの全体に対して液状材料111の付与、すなわち描画を行うことができる。
これに対し、キャリッジ103の全吐出幅よりも、ワーク10AのX軸方向の幅が大きいものである場合には、キャリッジ移動機構104を作動してキャリッジ103をX軸方向へ移動させることによって、キャリッジ103とワーク10AとのX軸方向の相対位置関係を変えた後、主走査を再度行う。キャリッジ103とワーク10AとのX軸方向の相対位置関係を変えることを「副走査」と呼ぶ。主走査および副走査を繰り返し行うことにより、キャリッジ103の全吐出幅よりも、ワーク10AのX軸方向の幅が大きいものである場合であっても、ワーク10Aの全面に対して液状材料111の付与、すなわち描画を行うことができる。
図2は、図1に示す描画装置1における液滴吐出ヘッド2を示す図であり、(a)が斜視図、(b)が断面側面図である。以下、図2を参照して、液滴吐出ヘッド2の内部構成について説明する。
図2に示す液滴吐出ヘッド2は、液滴を吐出する多数のノズル25が列をなして並んだノズル列を有するインクジェットヘッドである。
この液滴吐出ヘッド2は、振動板126と、ノズル25が形成されたノズルプレート128とを備えている。振動板126と、ノズルプレート128との間には、タンク101から孔131を介して供給される液状材料111が常に充填される液たまり129が位置している。振動板126と、ノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が位置している。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、1対の隔壁122とによって囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120はノズル25に対応して設けられているため、キャビティ120の数とノズル25の数とは同じである。キャビティ120には、1対の隔壁122間に位置する供給口130を介して、液たまり129から液状材料111が供給される。
振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、キャビティ120内に充填された液状材料111の圧力を変化させる駆動素子としての振動子124が位置する。振動子124は、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む1対の電極124A、124Bと、を含む。この1対の電極124A、124Bとの間に駆動電圧を与えることで、対応するノズル25から液状材料111が吐出される。なお、ノズル25からZ軸方向に液状材料111が吐出されるように、ノズル25の形状が調整されている。
このような液滴吐出ヘッド2のノズル25の配列方向は、Y軸方向(主走査方向)と直交する方向になっている。
制御手段112は、複数の振動子124のそれぞれに互いに独立に信号を与えるように構成されていてもよい。つまり、ノズル25から吐出される液状材料111の体積が、制御手段112からの信号に応じてノズル25毎に制御されてもよい。
なお、液滴吐出ヘッド2は、図示のような圧電アクチュエータを駆動素子とするものに限らず、静電アクチュエータを用いるものや、電気熱変換素子を用いて液状材料111の熱膨張を利用して液滴を吐出する構成のものであってもよい。
次に、制御手段112の構成を説明する。図3に示すように、制御手段112は、入力バッファメモリ200と、記憶手段202と、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208と、キャリッジ位置検出手段302と、ステージ位置検出手段303とを備えている。
バッファメモリ200と処理部204とは相互に通信可能に接続されている。処理部204と記憶手段202とは、相互に通信可能に接続されている。処理部204と走査駆動部206とは相互に通信可能に接続されている。処理部204とヘッド駆動部208とは相互に通信可能に接続されている。また、走査駆動部206は、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108と相互に通信可能に接続されている。同様にヘッド駆動部208は、液滴吐出ヘッド2と相互に通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ200は、外部情報処理装置から、液状材料111の液滴を吐出する位置に関するデータ、すなわち描画パターンデータを受け取る。入力バッファメモリ200は、この描画パターンデータを処理部204に供給し、処理部204は、描画パターンデータを記憶手段202に格納する。記憶手段202は、RAM、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等で構成される。
キャリッジ位置検出手段302は、キャリッジ103のX軸方向の位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
ステージ位置検出手段303は、ステージ106、すなわちワーク10AのY軸方向の位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
キャリッジ位置検出手段302、ステージ位置検出手段303は、例えばリニアエンコーダ、レーザー測長器等で構成される。
処理部204は、キャリッジ位置検出手段302およびステージ位置検出手段303の検出信号に基づき、走査駆動部206を介して、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108の作動を制御(クローズドループ制御)し、キャリッジ103の位置と、ワーク10Aの位置とを制御する。
さらに、処理部204は、ステージ移動機構108の作動を制御することにより、ステージ106すなわちワーク10Aの移動速度を制御する。
また、処理部204は、前記描画パターンデータに基づいて、吐出タイミング毎のノズル25のオン・オフを指定する選択信号SCをヘッド駆動部208へ与える。ヘッド駆動部208は、選択信号SCに基づいて、液状材料111の吐出に必要な吐出信号ESを液滴吐出ヘッド2に与える。この結果、液滴吐出ヘッド2における対応するノズル25から、液状材料111が液滴として吐出される。
制御手段112は、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータであってもよい。この場合には、制御手段112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムによって実現される。もちろん、制御手段112は、専用の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
次に制御手段112におけるヘッド駆動部208の構成と機能を説明する。
図4(a)に示すように、ヘッド駆動部208は、1つの駆動信号生成部203と、複数のアナログスイッチASとを有する。図4(b)に示すように、駆動信号生成部203は、駆動信号DSを生成する。駆動信号DSの電位は、基準電位Lに対して時間的に変化する。具体的には、駆動信号DSは、吐出周期EPで繰り返される複数の吐出波形Pを含む。ここで、吐出波形Pは、ノズル25から1つの液滴を吐出するために、対応する振動子124の一対の電極間に印加されるべき駆動電圧波形に対応する。
駆動信号DSは、アナログスイッチASのそれぞれの入力端子に供給される。アナログスイッチASのそれぞれは、ノズル25のそれぞれに対応して設けられている。つまり、アナログスイッチASの数とノズル25の数とは同じである。
処理部204は、ノズル25のオン・オフを表す選択信号SCを、アナログスイッチASのそれぞれに与える。ここで、選択信号SCは、アナログスイッチAS毎に独立にハイレベルおよびローレベルのどちらかの状態を取り得る。一方、アナログスイッチASは、駆動信号DSと選択信号SCとに応じて、振動子124の電極124Aに吐出信号ESを供給する。具体的には、選択信号SCがハイレベルの場合には、アナログスイッチASは電極124Aに吐出信号ESとして駆動信号DSを伝播する。一方、選択信号SCがローレベルの場合には、アナログスイッチASが出力する吐出信号ESの電位は基準電位Lとなる。振動子124の電極124Aに駆動信号DSが与えられると、その振動子124に対応するノズル25から液状材料111が吐出される。なお、それぞれの振動子124の電極124Bには基準電位Lが与えられている。
図4(b)に示す例の場合には、2つの吐出信号ESのそれぞれにおいて、吐出周期EPの2倍の周期2EPで吐出波形Pが現れるように、2つの選択信号SCのそれぞれにおいてハイレベルの期間とローレベルの期間とが設定されている。これによって、対応する2つのノズル25のそれぞれから、周期2EPで液状材料111が吐出される。また、これら2つのノズル25に対応する振動子124のそれぞれには、共通の駆動信号生成部203からの共通の駆動信号DSが与えられている。このため、2つのノズル25からほぼ同じタイミングで液状材料111が吐出される。
図5は、本発明の液滴吐出量測定方法および液滴吐出量調整方法の実施形態を示すフローチャート、図6および図7は、それぞれ、本発明の液滴吐出量測定用治具の実施形態と、液滴吐出ヘッド2とを示す平面図および側面図である。
本発明の液滴吐出量測定方法は、絶縁性の液滴受容部31上にライン114を描画し、その後、このライン114の電気抵抗値を測定する。そして、測定されたライン114の電気抵抗値に基づいて、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量を推定する。
ライン114の電気抵抗値と、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量とは、概ね、反比例する関係にある。なぜなら、ノズル25から吐出される液滴113の1滴の量が多ければ、描画されるライン114の太さが太くなるので、ライン114が電気を流し易くなってライン114の電気抵抗は小さくなり、逆に、ノズル25から吐出される液滴113の1滴の量が少なければ、描画されるライン114の太さが細くなるので、ライン114が電気を流しにくくなってライン114の電気抵抗は大きくなるからである。
描画装置1は、ライン114の電気抵抗値を測定する抵抗測定器を備えた図示しない電気抵抗値測定手段115を備えている。図3に示すように、電気抵抗値測定手段115は、制御手段112の処理部204に接続されており、電気抵抗値測定手段115の測定信号は、処理部204へ入力される。
描画装置1は、図6および図7に示す液滴吐出量測定用治具3を備えている。本発明の液滴吐出量測定方法は、この液滴吐出量測定用治具3を用いて実施される。
図6および図7に示すように、液滴吐出量測定用治具3は、平板状の部材であり、その上面は、液滴受容部31を構成している。この液滴受容部31の表面は、絶縁性を有しており、電流を通さないようになっている。
液滴受容部31上には、ライン114の電気抵抗値を測定する際に使用する電極32および33が、液滴吐出ヘッド2のノズル25と同数個ずつ設けられている。電極32は、等間隔で一列に配置されており、その間隔は、液滴吐出ヘッド2のノズルピッチと同じになっている。同様にして、電極33も、等間隔で一列に配置されており、その間隔は、液滴吐出ヘッド2のノズルピッチと同じになっている。電極32の列と、電極33の列とは、所定距離離れて、平行になっている。すなわち、各ノズル25に対し、それぞれ、一組の電極32、33が対応する。
本発明の液滴吐出量測定方法を実施する際には、ステージ106上に、ワーク10Aに代えて、上記のような液滴吐出量測定用治具3を搭載する(図7中のステップS01)。このとき、電極32、33の配列方向が液滴吐出ヘッド2のノズル25の配列方向と平行になるような向きで、液滴吐出量測定用治具3をセットする。
その後、ステージ移動機構108およびキャリッジ移動機構104を作動し、液滴吐出ヘッド2を測定位置に移動する(ステップS02)。すなわち、各ノズル25が、各電極32の上空に位置するようにする。
次いで、液滴吐出ヘッド2により、電極32、33間にライン114を描画する(ステップS03)。すなわち、図7に示すように、ステージ移動機構108を作動して、液滴吐出ヘッド2の各ノズル25を電極32上から電極33上へ向かって相対的に移動させつつ、各ノズル25から液滴113を繰り返し吐出する。この際、各ノズル25からは、同じ数の液滴113を吐出する。これにより、図8に示すように、各電極32と各電極33とは、対応するノズル25によって描画されたライン114によって、各々結ばれる。
ライン114は、液状材料111で構成されているので、描画直後は、ライン114は、液状の状態になっている。そして、ライン114を構成する液状材料111を乾燥させ、液状材料111中の溶媒を蒸発させると、ライン114は、固化または硬化し、固形状態となる。
本発明では、ライン114の電気抵抗値の測定は、ライン114が液状状態のときに行ってもよいし、ライン114を乾燥させて固化または硬化させた後に行ってもよい。
液状材料111に含有された材料が導電性を有しないもの(例えばカラーフィルタのフィルタ材料や、有機EL装置におけるEL発光層を形成するための蛍光材料等)である場合には、ライン114を乾燥させて固化または硬化させると、ライン114がほとんど導電性を有しなくなるので、ライン114が液状の状態で電気抵抗値の測定を行うのが好ましい。
これに対し、液状材料111に含有された材料が導電性を有するもの(例えば、金属配線を形成するための金属材料等)である場合には、ライン114が固化または硬化した状態となっても導電性を有するので、乾燥後に電気抵抗値を測定してもよい。
ライン114の電気抵抗値を測定する際には、電気抵抗値測定手段115の抵抗測定器が備える測定用プローブ(図示せず)を、そのライン114の両端の電極32、33に当て(ステップS04)、各ライン114ごとに電気抵抗値を測定する。それらの測定値を示す信号は、制御手段112へ転送される(ステップS05)。
前述したように、各ライン114の電気抵抗値と、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量とは、概ね、反比例する関係にある。よって、制御手段112は、各ライン114の電気抵抗値を比較することにより、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量の大小関係(比率)を推定することができる。このように、本実施形態における制御手段112は、測定されたライン114の電気抵抗値に基づいて、このラインを描画したノズル25の液滴吐出量の大小関係(比率)を推定する推定手段として機能する。
制御手段112は、電気抵抗値測定手段115により測定された各ライン114の電気抵抗値に基づいて、複数のノズル25の各々に対応する振動子124への駆動電圧を調整することにより、全ノズル25の1滴当たりの吐出量が可及的に等しくなるように調整する(ステップS06)。
例えば、あるライン114の電気抵抗値が、基準とする電気抵抗値(例えば、平均値)と比べて10%高い場合には、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量が基準値(平均値)よりも10%少ないことが推定されるので、これを補正するため、そのノズル25に対応する振動子124への駆動電圧の大きさを10%高くする。逆に、あるライン114の電気抵抗値が、基準とする電気抵抗値と比べて10%低い場合には、そのライン114を描画したノズル25の液滴吐出量が基準値(平均値)よりも10%多いことが推定されるので、これを補正するため、そのノズル25に対応する振動子124への駆動電圧の大きさを10%低くする。
このような調整を行うことにより、液滴吐出ヘッド2の全ノズル25の1滴当たりの吐出量を均一化することができ、その結果、描画装置1を用いて形成される膜の膜厚を高精度に制御することができ、製品の品質向上が図れる。
例えば、液晶表示装置のカラーフィルタ基板や有機EL表示装置のような色要素付き基板の色要素(画素)に、フィルタ膜や発光膜のような色要素膜を形成する場合、色要素膜の膜厚を全色要素に渡って均一化することができ、色ムラを防止することができる。
各ノズル25の液滴吐出量の調整終了後、再度液滴吐出量の測定を行う場合には、ステップS01に戻り、ステップS01以下を再度実行する(ステップS07)。再測定を行わない場合には、液滴吐出量測定方法および液滴吐出量調整方法を終了する。
上述したような本発明によれば、液滴吐出ヘッド2の全ノズル25から液滴113を吐出している場合における各ノズル25の吐出量の大小関係(比率)を推定することができる。一般に、同じノズル25であっても、全ノズル25から液滴113を吐出している場合と、そのノズル25のみから液滴113を吐出している場合とでは、吐出量が異なる。ワーク10Aに対し描画しているときは、液滴吐出ヘッド2のほぼ全部のノズル25から液滴113を吐出するので、本発明では、実際の描画状態に近い状態での液滴吐出量を各ノズル25ごとに測定することができ、極めて有用である。
また、上述した実施形態では、測定された各ライン114の電気抵抗値に基づき、それらのライン114を描画した複数のノズル25の液滴吐出量の大小関係(比率)を推定したが、次のようにして、液滴吐出量自体を推定してもよい。すなわち、ライン114の電気抵抗値と、そのライン114を描画するのに要した液状材料111の総量との関係を予め実験により明らかにしておき、その関係を表す数式またはルックアップテーブルを記憶手段202に記憶しておく。そして、測定されたライン114の電気抵抗値が制御手段112に入力されたら、制御手段112は、その数式またはルックアップテーブルを用いて、そのライン114を描画するのに要した液状材料111の総量を求め、この値を、そのライン114を描画するのに要した液滴113の総数で除算することにより、そのライン114を描画したノズル25から吐出された液滴113の1滴当たりの体積を求めることができる。この手順を各ライン114について行うことにより、液滴吐出ヘッド2の各ノズル25ごとに、吐出される液滴113の1滴当たりの体積を求めることができる。
本実施形態では、液滴吐出量測定方法を実施する際、液滴吐出量測定用治具3をステージ106上に載置して行うようにしているが、このような構成に限らず、本発明では、電極32、33が形成された液滴受容部31を描画装置1の描画領域外に固定的に設置しておき、液滴吐出量測定方法を実施する際には、液滴吐出ヘッド2を電極32、33の設置部の上空へ移動させて、測定を行うようにしてもよい。
また、本発明では、液滴受容部31の、ライン114が描画されるべき部分に溝を形成しておき、その溝内に液滴113を着弾させるようにしてもよい。これにより、描画したライン114の太さを長手方向に沿って均一にすることができるので、液滴吐出量の測定精度をより高くすることができる。この溝は、液滴受容部31上に、バンク(土手)を設けることにより、形成することができる。
なお、本発明では、電極32、33を設けなくてもよい。この場合には、描画したライン114の両端部に抵抗測定器のプローブを直接に当てればよい。
以上、本発明の液滴吐出量測定方法、液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量調整方法、液滴吐出量測定装置および描画装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、本発明の液滴吐出量測定用治具、液滴吐出量測定装置および描画装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
本発明の液滴吐出量測定装置を搭載した描画装置の実施形態を示す斜視図。 図1に示す描画装置における液滴吐出ヘッドを示す図であり、(a)が斜視図、(b)が断面側面図。 図1に示す描画装置における制御手段の構成を示すブロック図。 (a)はヘッド駆動部を示す模式図、(b)はヘッド駆動部における駆動信号、選択信号および吐出信号を示すタイミングチャート。 本発明の液滴吐出量測定方法および液滴吐出量調整方法の実施形態を示すフローチャート。 本発明の液滴吐出量測定用治具の実施形態と液滴吐出ヘッドとを示す平面図。 本発明の液滴吐出量測定用治具の実施形態と液滴吐出ヘッドとを示す側面図。 図6および図7に示す液滴吐出量測定用治具の溝内に液状材料が充填された状態を示す平面図。
符号の説明
1……描画装置 2……液滴吐出ヘッド 25……ノズル 3……液滴吐出量測定用治具 31……液滴受容部 32、33……電極 101……タンク 103……キャリッジ 104……キャリッジ移動機構 106……ステージ 108……ステージ移動機構 110……チューブ 111……液状材料 112……制御手段 113……液滴 114……ライン 115……電気抵抗値測定手段 120……キャビティ 122……隔壁 124……振動子 124A、124B……電極 124C……ピエゾ素子 126……振動板 128……ノズルプレート 129……液たまり 130……供給口 131……孔 200……バッファメモリ 202……記憶手段 203……駆動信号生成部 204……処理部 206……走査駆動部 208……ヘッド駆動部 302……キャリッジ位置検出手段 303……ステージ位置検出手段 10A……ワーク AS……アナログスイッチ DS……駆動信号 SC……選択信号 ES……吐出信号

Claims (12)

  1. 液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を測定する液滴吐出量測定方法であって、
    液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上にラインを描画するライン描画工程と、
    前記ラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定工程とを有し、
    測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定することを特徴とする液滴吐出量測定方法。
  2. 前記ラインの液状材料を乾燥させて固化または硬化させた状態で前記電気抵抗値測定工程を行う請求項1に記載の液滴吐出量測定方法。
  3. 前記ラインの液状材料が液状の状態で前記電気抵抗値測定工程を行う請求項1に記載の液滴吐出量測定方法。
  4. 前記ライン描画工程では、前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルから液滴を吐出することにより前記液滴受容部上に複数のラインを描画し、
    前記電気抵抗値測定工程では、前記複数のラインの各々の電気抵抗値を測定し、
    測定された各ラインの電気抵抗値に基づいて、前記複数のノズルの各々の液滴吐出量を推定する請求項1ないし3のいずれかに記載の液滴吐出量測定方法。
  5. 前記液滴受容部上の複数箇所に電極が設けられており、
    前記ライン描画工程では、前記液滴受容部上の二つの電極間を結ぶようにラインを描画し、
    前記電気抵抗値測定工程では、前記二つの電極間の電気抵抗値を測定する請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出量測定方法。
  6. 前記液滴受容部の、前記ラインが描画されるべき部分に溝が形成されており、
    前記ライン描画工程では、前記溝内に液滴を着弾させる請求項1ないし5のいずれかに記載の液滴吐出量測定方法。
  7. 液滴吐出ヘッドのノズルから吐出された液状材料の液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
    前記液滴受容部上の複数箇所に設けられた電極とを有する液滴吐出量測定用治具であって、
    前記液滴受容部と前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上の二つの電極間を結ぶようにラインを描画し、該二つの電極間の電気抵抗値を測定し、その測定された電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する液滴吐出量測定方法を実施する際に用いられることを特徴とする液滴吐出量測定用治具。
  8. 前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルに対応する複数組の電極を有する請求項7に記載の液滴吐出量測定用治具。
  9. 前記液滴受容部の、前記ラインが描画されるべき部分に溝が形成されている請求項7または8に記載の液滴吐出量測定用治具。
  10. 液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を調整する液滴吐出量調整方法であって、
    液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、前記液滴吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記液滴吐出ヘッドの複数のノズルから液滴を繰り返し吐出して前記液滴受容部上に複数のラインを描画するライン描画工程と、
    前記複数のラインの各々の電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定工程とを有し、
    測定された前記複数のラインの各々の電気抵抗値に基づいて、前記複数のノズルの各々に対応する駆動電圧を調整することにより、前記複数のノズルの液滴吐出量が可及的に等しくなるように調整することを特徴とする液滴吐出量調整方法。
  11. 液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの液滴吐出量を測定する液滴吐出量測定装置であって、
    液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
    前記液滴吐出ヘッドと前記液滴受容部とを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出することによって前記液滴受容部上に描画されたラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定手段と、
    測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する推定手段とを有することを特徴とする液滴吐出量測定装置。
  12. 液状材料をノズルから液滴として吐出する液滴吐出ヘッドと、ワークとを相対的に移動させ、前記ノズルから液滴を吐出して前記ワークに着弾させることにより描画を行う描画装置であって、
    液滴を受容する絶縁性の液滴受容部と、
    前記液滴吐出ヘッドと前記液滴受容部とを相対的に移動させつつ前記ノズルから液滴を繰り返し吐出することによって前記液滴受容部上に描画されたラインの電気抵抗値を測定する電気抵抗値測定手段と、
    測定された前記ラインの電気抵抗値に基づいて、該ラインを描画したノズルの液滴吐出量を推定する推定手段とを有することを特徴とする描画装置。
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