JP2006218368A - 気液分離方法及び装置 - Google Patents

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鈴木  剛
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梧郎 田口
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Abstract

【課題】超音波発生装置が不必要になり、新たなランニングコストが不必要となる気液分離方法。
【解決手段】処理液中に含まれている気泡状のガスをサイクロン式気液分離装置を用いて分離する気液分離方法である。サイクロン式気液分離装置11によって分離したガスgをサイクロン式気液分離装置11に取り付けたエダクター30に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気液分離方法及び装置、更に詳しくは、処理液中に含まれている気泡状のガスをサイクロン式気液分離装置を用いて分離する気液分離方法及び装置に関するものである。
従来、図4及び図5に示すように、すなわち、筒形容器12と、該筒形容器12内に位置すると共に壁面に無数の***13を有する円錐形隔壁14と、該円錐形隔壁14及び前記筒形容器12の下部に設けた渦巻き型の予備旋回流室15と、該予備旋回流室15内に立設すると共に壁面に多数の***16を有する気泡除去管17と、前記予備旋回流室15の接線方向に設けた処理液導入管18とを備え、予備旋回流室15によって付与された旋回流に起因する遠心力を利用して気泡(ガス)と液とを分離するたサイクロン式気液分離装置11がある(例えば、特許文献1参照。)。
なお、14aはサイクロン室、20は外筒、21は内筒、22は環状通路、23はスリット状の開口部を示している。
特開2002−85905号公報(第3頁、図4)
しかしながら、溶存する気体(ガス)は、液中に均一に混入しているので、遠心力では液と分離することが難しい。
また、この特許文献1(第3頁、図1参照。)には、サイクロン式気液分離装置に超音波発生装置を装着し、サイクロン式気液分離装置自体の気液分離性能と、超音波発生装置の振動との相互作用によってサイクロン式気液分離装置の気液分離性能を向上させることが記載されている。
ところが、サイクロン式気液分離装置に超音波発生装置を装着するには、新たに超音波発生装置が必要になるばかりでなく、サイクロン式気液分離装置の稼働中、超音波発生装置を駆動する電力が必要になり、ランニングコストがかかるという問題がある。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、超音波発生装置が不必要になるばかりでなく、新たなランニングコストが不必要となる気液分離方法及び装置を提供することある。
上記の課題を解決するため、本発明は、次のように構成されている。
請求項1に記載の発明にかかる気液分離方法は、処理液中に含まれている気泡状のガスをサイクロン式気液分離装置を用いて分離する気液分離方法において、前記サイクロン式気液分離装置によって分離したガスを前記サイクロン式気液分離装置に取り付けたエダクターに供給することを特徴としている。
請求項2に記載の発明にかかる気液分離装置は、筒形容器と、該筒形容器内に位置すると共に壁面に無数の***を有する円錐形隔壁と、該円錐形隔壁及び前記筒形容器の下部に設けた渦巻き型の予備旋回流室と、該予備旋回流室内に立設すると共に壁面に多数の***を有する気泡除去管と、前記予備旋回流室の接線方向に設けた処理液導入管とを備えた気液分離装置において、前記処理液導入管にエダクターを設けると共に、該エダクターに前記気泡除去管に接続する配管から分岐した分岐管を接続させ、前記気泡除去管より排出されたガスを前記エダクターに供給することを特徴としている。
上記のように、請求項1に記載の発明にかかる気液分離方法は、処理液中に含まれている気泡状のガスをサイクロン式気液分離装置を用いて分離する気液分離方法において、前記サイクロン式気液分離装置によって分離したガスを前記サイクロン式気液分離装置に取り付けたエダクターに供給するため、超音波発生装置を用いなくてもサイクロン式気液分離装置における気液分離性能の向上が可能となった。
超音波発生装置を用いなくてもサイクロン式気液分離装置における気液分離性能が向上するメカニズムについては、必ずしも明らかではないが、エダクターから噴出した数十ミクロン〜数ミリメートル程度の気泡の表面に処理液中に含まれている数ミクロン程度の微小な気泡が付着したり、あるいは、処理液中の微小な気泡どうしが付着して浮力が増加することで気液分離が向上するからではないかと思われる。
請求項2に記載の発明にかかる気液分離装置は、筒形容器と、該筒形容器内に位置すると共に壁面に無数の***を有する円錐形隔壁と、該円錐形隔壁及び前記筒形容器の下部に設けた渦巻き型の予備旋回流室と、該予備旋回流室内に立設すると共に壁面に多数の***を有する気泡除去管と、前記予備旋回流室の接線方向に設けた処理液導入管とを備えた気液分離装置において、前記処理液導入管にエダクターを設けると共に、該エダクターに前記気泡除去管に接続する配管から分岐した分岐管を接続させ、前記気泡除去管より排出されたガスを前記エダクターに供給するため、超音波発生装置を用いなくてもサイクロン式気液分離装置における気液分離性能の向上が可能となった。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明にかかる気液分離装置の断面図である。図1に示すように、この気液分離装置11は、筒形容器12と、この筒形容器12内に位置すると共に壁面に無数の***13を有する円錐形隔壁14と、この円錐形隔壁14及び前記筒形容器12の下部に設けた渦巻き型の予備旋回流室15と、この予備旋回流室15内に立設すると共に壁面に多数の***16を有する気泡除去管17と、前記予備旋回流室15の接線方向に設けた処理液導入管18とを備え、予備旋回流室15によって付与された旋回流に起因する遠心力を利用して処理液中のガスを分離するようになっている。
予備旋回流室15は、図2に示すように、外筒20と内筒21とからなる2重筒型構造となっている。その上、外筒20と内筒21との間に形成された環状の通路22に連通する処理液導入管18が環状通路22の接線方向に向けて設けられている。
更に、上記内筒21は、その一部にスリット状の開口部23を有し、処理液導入管18から供給された処理液aを環状の通路22に沿って旋回させた後、スリット状の開口部23から円錐形の隔壁14の内側にあるサイクロン室14a内に導入するようになっている。
図1に戻って説明すると、円錐形の隔壁14は、その上部壁面に無数の***13を有しており、ガス分離後の液wがサイクロン室14aから円筒状の容器12内に流出するようになっている。
他方、管状の気泡除去管17も、その管壁に多数の***16を有し、液wから分離したガスgがサイクロン室14aから管内に流出するようになっている。この管状の気泡除去管17の下端部は、予備旋回流室15の底に設けたガス排出口24に挿入されている。この気泡除去管17の上端は、閉塞板25によって閉塞されている。
他方、円筒形の容器12の上部には、ガスが除去された液wを排出する液排出口26を備えている。
ところで、この発明では、上記処理液導入管18の先端にエダクター30を取り付けている。このエダクター30は、外筒30と、この外筒30に挿入したノズル31により構成されている。
その上、予備旋回流室15のガス排出口24に接続した配管27から分岐した分岐管28をエダクター30のノズル32に接続すると共に、ノズル32の真横に設けた処理液導入管33から処理液aを導入するようになっている。
次に、この気液分離装置の作用について説明する。
今、図1に示すように、エダクター30から気液分離装置11の処理液導入管18に、ガスが微細な気泡(数ミクロン程度)g’となって混入している処理液aを供給すると、図2に示すように、処理液導入管18から気液分離装置11の下部に設けられている円形の予備旋回流室15に導入された処理液aは、予備旋回流室15の外筒20と内筒21との間に形成された環状の通路22内を旋回する間に旋回力が付与される。
予備旋回流室15を経て円錐型のサイクロン室14a内に導入された処理液aは、図1に示すように、円錐形の隔壁14に沿って旋回しながら円錐形の隔壁14の上方に向って上昇する。
処理液a内に含まれている微細な気泡(ガス)g’に比較して液wの方が比重が大きいから、その間に液wは、円錐形隔壁14の壁面側に移行し、円錐形隔壁14に設けた無数の***13から円筒状の容器12内に流出後、液排出口26から装置外に排出される。
他方、比重の小さいガスgは、円錐形隔壁14の中心部に集合し、気泡除去管17の管壁に設けた***16から気泡除去管17内に流入した後、ガス排出口24から配管27内に排出される。
上記のように、気液分離装置11によって液wから分離されたガスgを配管27から分岐した分岐管28を経てエダクター30のノズル32に供給すると、このノズル32から気液分離装置11の処理液導入管18内にガスgが小さい気泡、例えば、数十ミクロン〜数ミリメートル程度の気泡g”となって噴出される。
このため、この気泡g”の表面に処理液a中に含まれている微小な気泡、例えば、数ミクロン程度の微小な気泡g’が付着したり、あるいは、処理液中の微小な気泡g’どうしが付着して浮力が増加する。その結果、超音波振動装置を使用しなくても気液分離性能が向上する。
以上の説明では、単一の気液分離装置について説明したが、大容量化する場合には、図3に示すように、多数の気液分離装置11を耐圧容器35内に多段に設けると良い。ここで、36は混合液供給管、37は液排出管を示している。
本発明にかかる気液分離装置の断面図である。 図1のX−X断面図である。 本発明にかかる気液分離装置を大容量化した場合の概略構成図である。 従来の気液分離装置の断面図である。 図4のX−X断面図である。
符号の説明
11 気液分離装置
12 筒形容器
14 円錐形隔壁
15 予備旋回流室
17 気泡除去管
18 処理液導入管
27 気泡除去管に接続する配管
28 分岐管
30 エダクター

Claims (2)

  1. 処理液中に含まれている気泡状のガスをサイクロン式気液分離装置を用いて分離する気液分離方法において、前記サイクロン式気液分離装置によって分離したガスを前記サイクロン式気液分離装置に取り付けたエダクターに供給することを特徴とする気液分離方法。
  2. 筒形容器と、該筒形容器内に位置すると共に壁面に無数の***を有する円錐形隔壁と、該円錐形隔壁及び前記筒形容器の下部に設けた渦巻き型の予備旋回流室と、該予備旋回流室内に立設すると共に壁面に多数の***を有する気泡除去管と、前記予備旋回流室の接線方向に設けた処理液導入管とを備えた気液分離装置において、前記処理液導入管にエダクターを設けると共に、該エダクターに前記気泡除去管に接続する配管から分岐した分岐管を接続させ、前記気泡除去管より排出されたガスを前記エダクターに供給することを特徴とする気液分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267165A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Denso Corp 燃料供給装置

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