JP2006217085A - 通信システム、送信装置及び受信装置 - Google Patents

通信システム、送信装置及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して適切な再送制御技術を適用することができる通信システム、通信システムに用いられる送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】データ種別識別部240が、データ種別がリアルタイムであるか、非リアルタイムであるかを識別し、制御部210と、図示されない制御部310が、識別されたデータ種別に基づいて再送制御に用いられるパラメータを調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータを送信装置から受信装置に送信する通信システム、通信システムに用いられる送信装置及び受信装置に関する。
従来、送信装置から受信装置へデータを送信する通信システムにおいて、通信中にエラーが発生した場合に、受信装置から送信装置に対して、エラーが発生したデータの再送を要求することによってエラーが発生したデータを選択的に訂正する再送制御技術が用いられている。例えば、QoS(Quality of Service)を考慮して、この再送制御技術を用いる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
又、3GPP(Third-Generation Partnership Project)で標準化されているHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)では、MAC-hsレイヤで Nch Stop And Wait方式のHybrid ARQ(Automatic Repeat reQeust)、即ち再送制御技術が用いられている。尚、Hybrid ARQ(HARQ)とは、誤り訂正技術と再送制御技術とを併用する技術である。又、Nch Stop And Wait方式のHARQとは、一つの移動局に対して複数のHARQプロセスが割り当てられ、各HARQプロセスにおいて一つのトランスポートブロックに対する送信確認及び再送処理を行う技術である(例えば、非特許文献1参照。)。
更には、識別情報(ペイロードデータのデータ種、時間関連データシーケンスを含む)が付加されたIP/UDP/RTPパケットをIP/UDP/RTPヘッダとIP/UDP/RTPデータとに分離して、それぞれ異なるチャネルを通じて送信し、受信側において抽出された識別情報に応じて、受信エラーが発生したIP/UDP/RTPデータを再送することにより、IP/UDP/RTPパケットの復元に及ぼす影響を考慮した再送制御技術を可能にする技術も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−271366号公報 特開2003−188916号公報 3GPP TS25.308 "UTRA High Speed Downlink Packet Access (HSDPA); Overall description; Stage 2"
ところで、第3世代(3G;Third Generation)以降の移動通信では、全てのデータがパケットと呼ばれるデータ単位で送受信されようとしている。即ち、これまでPS(Packet switching)と明確に区別されていたCS(Circuit Switching)によって送受信されていたリアルタイム系のデータもVoIP(Voice over IP)等の技術によってパケットで送受信されることが想定されている。
QoSを考慮して再送制御技術を用いる技術においては、非リアルタイム系データについてのみ、再送制御技術が用いられている。即ち、3Gで用いられている用語では、非リアルタイム系のデータに対してはRLC−AM(Acknowledged Mode)が適用され、リアルタイム系のデータに対してはRLC−UM(Unacknowledged Mode)が適用されている。
HSDPAにおいては、非リアル系のデータのみが扱われるため、非リアルタイム系のデータにのみ、HARQ、即ち再送制御技術が用いられる。
一方、IP/UDP/RTPパケットの復元に及ぼす影響を考慮して再送制御技術を用いる技術においては、転送帯域を節約することを主目的として、IP/UDP/RTPパケットの特性(ペイロードデータのデータ種、時間関連データシーケンスを含むデータ情報)に基づいてリアルタイム系パケットの再送制御を行う技術が開示されている。
しかしながら、PSにより送受信されていた非リアルタイム系データと、VoIPの技術によってパケットで送受信されるリアルタイム系データとは、相反する特徴を持っているため、リアルタイム系のデータに最適な再送制御処理を非リアルタイム系のデータに適用することは好ましくない。同様に、非リアルタイム系のデータに適切な再送制御処理をリアルタイム系のデータに適用することは好ましくない。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して適切な再送制御技術を適用することができる通信システム、通信システムに用いられる送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に送信装置から受信装置に送信する通信システムであって、前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を送信する再送要求部と、前記再送要求に応じて、前記エラーデータブロックを再送する再送部と、前記データ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別するデータ種別識別部と、前記データ種別識別部によって識別された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを要旨とする。
第1の特徴にかかる通信システムによれば、再送要求部が、リアルタイム系と非リアルタイム系の二つのデータ種別について、エラーデータブロックの再送要求を送信し、再送部がエラーデータブロックを再送する再送制御を行う。又、データ種別識別部が、送受信されるデータのデータ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別し、パラメータ調整部が、識別されたデータ種別に基づいて、再送制御に用いられるパラメータを調整する。このため、リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して適切な再送制御技術を適用することが可能になる。
又、第1の特徴に係る通信システムにおいて前記パラメータは、前記再送制御に用いられるウィンドウサイズ、待ち合わせ時間及び最大再送回数の少なくともいずれか一つであってもよい。尚、待ち合わせ時間には、送信装置において用いられる送信側待ち合わせ時間と、受信装置において用いられる受信側待ち合わせ時間とが含まれ得る。又、ウィンドウサイズには、送信装置において用いられる送信ウィンドウサイズと、受信装置において用いられる受信ウィンドウサイズとが含まれ得る。
更に、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記パラメータ調整部は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より前記ウィンドウサイズを大きく、前記待ち合わせ時間を長く、又、前記最大再送回数を多く設定してもよい。
又、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記データ種別が非リアルタイム系である場合には、複数の前記データブロックに対して、前記受信装置が前記データブロックを正しく受信したか否かを示す受信状況通知を一つ作成し、前記データ種別がリアルタイム系である場合には一つの前記データブロックに対して一つの前記受信状況通知を作成する受信状況通知作成部を備え、前記再送要求は、前記トランスポートブロックが正しく受信されなかったことを示す前記受信状況通知であるように構成されていてもよい。
更に、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記データ種別が、非リアルタイム系である場合に、前記受信装置が前記データブロックを正しく受信したか否かを示す受信状況通知を、前記受信装置に要求する受信状況通知要求部と、前記受信状況通知を作成する受信状況通知作成部とを備え、前記再送要求部は、前記受信状況通知要求部から前記受信状況通知の要求があったときに前記受信状況通知作成部によって作成された前記受信状況通知を送信し、前記再送要求は、前記トランスポートブロックが正しく受信されなかったことを示す前記受信状況通知であるように構成されていてもよい。
又、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記受信状況通知作成部は、前記受信状況通知に、誤り検出を可能にする冗長データを付与し、前記冗長データのデータ長は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より長くてもよい。
更に、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記再送要求部は、前記受信状況通知を所定の反復回数送信し、前記反復回数は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より多くてもよい。
又、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データブロックが取り扱われるプロトコルレイヤより上位のプロトコルレイヤで取り扱われるデータ単位である上位ブロックを分割し、又は、結合することによって前記データブロックを作成し、又、前記データ種別がリアルタイム系である場合に前記上位ブロックを分割することによって前記データブロックを作成するトランスポートブロック作成部と、前記トランスポートブロック作成部によって作成された前記トランスポートブロックから前記上位ブロックを再生する逆処理を行う上位ブロック再生部とを更に備えるように構成されていてもよい。
更に、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記データ種別識別部は、一つの通信チャネルを介してリアルタイム系及び、非リアルタイム系の、二つの前記データ種別のデータが送信される場合に、前記一つの通信チャネルで送信されるデータの前記データ種別をリアルタイム系であると識別してもよい。
又、第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記データ種別識別部は、前記データブロックに含まれるトラヒッククラス識別子、又は、前記送信装置及び前記受信装置以外の装置から前記送信装置に通知されるトラヒッククラスに基づいて、前記データ種別を識別してもよい。
本発明の第2の特徴は、リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に受信装置に送信する送信装置であって、前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記受信装置によって正しく受信されなかった前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を取得する再送要求取得部と、前記再送要求に応じて、前記エラーデータブロックを再送する再送部と、前記データ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別するデータ種別識別部と、前記データ種別識別部によって識別された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に送信装置から受信する受信装置であって、前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記受信装置によって正しく受信されなかった前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を送信する再送要求部と、前記再送要求に応じて送信される、前記エラーデータブロックを受信するエラーデータブロック受信部と、前記送信装置から、前記データ種別を取得するデータ種別取得部と、前記データ種別取得部によって取得された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して適切な再送制御技術を適用することができる通信システム、通信システムに用いられる送信装置及び受信装置を提供することができる。
(通信システム)
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
図1は、本発明の実施の一形態に係る通信システム1の構成例を示す図である。通信システム1においては、リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に送受信される。通信システム1には、ネットワーク100と、ネットワーク100に接続される複数の基地局200(200a〜200c)と、複数の移動局300(300a〜300f)とが含まれる。尚、基地局200a〜200cは同様の構成を備え、移動局300a〜300fも同様の構成を備える。従って、以下においては、単に、基地局200及び移動局300と記載する。
複数の基地局200は、サービスエリア、即ちセル400(400a〜400c)を形成することにより、移動局300との間でデータの送受信を可能にする。
基地局200から移動局300へデータを送信する際には、基地局200が送信装置であり、移動局300が受信装置である。一方、移動局300から基地局200へデータを送信する際には移動局300が送信装置であり、基地局200が受信装置である。
又、送受信されるデータは、所定の大きさのデータであるデータブロック毎に送受信される。以下に示す実施の形態においては、データブロックは、トランスポートブロックである。ここで、トランスポートブロックとは、MAC(Media Access Control)レイヤにおいて取り扱われ得る最小単位のデータである。
[第1の実施の形態]
(送信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、基地局200が送信装置として機能する場合について説明する。
図2に示されるように、基地局200には、制御部210と、データ保持部220と、データ通信部230と、データ種別識別部240と、再送回数制御部250と、送信ウィンドウサイズ制御部260と、送信タイマ制御部265と、ステータスレポート解析部270と、トランスポートブロック作成部280とが備えられる。
制御部210は、他の構成要素に対して制御を行い、基地局200全体の動作を司る。制御部210は、後述する再送回数制御部250、送信ウィンドウサイズ制御部260及び送信タイマ制御部265によって用いられるパラメータをデータ種別に基づいて調整するパラメータ調整部としても機能する。尚、非リアルタイム系のデータは、遅延に関してはある程度寛容であるが、データの誤りに関しては敏感である。一方、リアルタイム系のデータは、大きな遅延を許容できないが、データの誤りに関してはある程度寛容である。従って、制御部210は、データ種別が非リアルタイム系である場合にはデータ種別がリアルタイム系である場合よりも最大再送回数を多く、又、送信ウィンドウサイズを大きく設定する。
具体的には、制御部210は、データ種別識別部240によって識別されたデータ種別を取得する。制御部210は、取得されたデータ種別が非リアルタイム系である場合には最大再送回数をNR1に設定し、リアルタイム系である場合にはNR1より小さいNR2に設定する。例えば、NR1は10回程度、NR2は0〜3回程度に設定される。将来の移動通信システムにおいては、トランスポートブロックを受け渡し可能な最小の時間間隔であるTTI(Transmission Time Interval)を3Gにおける10msに比べて遙かに小さくTTI設定することが可能になる。このため、短い時間に複数回トランスポートブロックを送信することが可能になる。従って、遅延に対して敏感なリアルタイム系のデータを送信する際にも数回の再送が許容され得る。
又、制御部210は、データ種別が非リアルタイム系である場合には送信ウィンドウサイズをSWS1に設定し、リアルタイム系である場合にはSWS1より小さいSWS2に設定する。更に、制御部210は、データ種別が非リアルタイム系である場合には送信側待ち合わせ時間をST1に設定し、リアルタイム系である場合にはST1より小さい(短い)ST2に設定する。
尚、本実施の形態においてはNR1、NR2、SWS1、SWS2、ST1及びST2の値は、基地局200において予め定められている。但し、これらの値は制御部210によって決定されてもよいし、無線ネットワークコントローラ(RNC)等の他の装置によって定められ、基地局200に通知されてもよい。
データ保持部220は、移動局300に送信されたトランスポートブロックのコピーを保持する。尚、トランスポートブロックのコピーは、後述するデータ通信部230によって格納される。
データ通信部230は、移動局300との間でトランスポートブロックを送受信する。データ通信部230は、送信ウィンドウサイズ制御部260の要求に応じて、トランスポートブロックを送信する。データ通信部230は、移動局300にトランスポートブロックを送信する際に、送信されるトランスポートブロックのコピーを作成し、データ保持部220に格納する。又、データ通信部230は、トランスポートブロックのコピーが格納されたことを後述する送信タイマ制御部265に通知する。
又、データ通信部230は、移動局300から送信されるステータスレポートを取得する。従って、データ通信部230は、前記受信装置によって正しく受信されなかったトランスポートブロックであるエラーデータブロックの再送要求を取得する再送要求取得部としても機能する。データ通信部230は、取得したステータスレポートをステータスレポート解析部270に入力する。
更に、データ通信部230は、ステータスレポート解析部270からの要求に応じてトランスポートブロックを再送する。具体的には、ステータスレポート解析部270からの要求に含まれるトランスポートブロックのシーケンス番号であるTSN(Transmission Sequence Number)に対応するトランスポートブロックをデータ保持部220から取得し、移動局300に送信する。
又、データ通信部230は、データ種別が非リアルタイム系である場合に、移動局300に対してステータスレポートを要求するためのPollを送信する。ここで、ステータスレポートは移動局300がトランスポートブロックを正しく受信したか否かを示す受信状況通知である。従って、データ通信部230は、受信状況通知要求部としても機能する。具体的には、データ通信部230は、後述するデータ種別識別部240から取得したデータ種別が非リアルタイム系である場合には、Pollを移動局300に送信する。データ通信部230は、例えば定期的にPollを移動局に送信してもよい。又は、データ通信部230は、送信ウィンドウサイズ制御部260からトランスポートブロックを送信することの要求を受けた場合にPollを送信してもよい。尚、その際、データ通信部230は、送信すべきトランスポートブロックがある場合には、トランスポートブロックにPollのデータを含めて送信し、送信すべきトランスポートブロックがない場合には、Pollのデータのみを移動局300に送信してもよい。
更に、データ通信部230は、基地局200と移動局300との間で通信リンクを確立する際に、データ種別識別部240から取得したデータ種別を移動局300に通知する。
データ種別識別部240は、送信されるデータのデータ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別する。
データ種別識別部240は、例えば、IPパケットのヘッダ部分に含まれるトラヒッククラス識別子(DSCP(Diffserv Code Point))に基づいてデータ種別を識別する。或いは、データ種別識別部240は、基地局200及び移動局300以外の装置、例えば、3Gにおいては、上位のプロトコルレイヤ(RANAP等)における、CN(Core Network)に含まれる装置からRAN(Radio Access Network)へのシグナリングで通知されるRAB(Radio Access Bearer)によって示されるトラヒッククラスに基づいてデータ種別を識別してもよい。但し、データ種別の識別方法は、上述した例に限定されない。
又、データ種別識別部240は、各通信チャネルに対して、リアルタイム系のデータが取り扱われるか、非リアルタイム系のデータが取り扱われるか識別する。データ種別識別部240は、一つの通信チャネルを介してリアルタイム系及び、非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータが送信される場合に、一つの通信チャネルで送信されるデータのデータ種別をリアルタイム系であると識別してもよい。
再送回数制御部250は、トランスポートブロックを再送する回数を制御する。具体的には、再送回数制御部250は、データ種別識別部240によって識別されたデータ種別に基づいて制御部210によって設定された最大再送回数を取得する。ここで、最大再送回数とは、一つのトランスポートブロックを再送する回数の最大値である。
再送回数制御部250は、後述するステータスレポート解析部270から、NACKを含むステータスレポートを取得した旨の通知を受けた場合には、再送回数制御部250がトランスポートブロック毎に保持している再送回数を1ずつ増やす。再送回数制御部250は、再送回数が最大再送回数に達した場合に、再送回数が最大再送回数に達したトランスポートブロックをデータ保持部220から破棄する。
送信ウィンドウサイズ制御部260は、送信ウィンドウサイズを制御する。具体的には、送信ウィンドウサイズ制御部260は、データ種別識別部240によって識別されたデータ種別に基づいて、制御部210によって設定された送信ウィンドウサイズを取得する。尚、送信ウィンドウサイズとは、送達確認無しに(ステータスレポートが受信されていない状態で)送信することができるトランスポートブロックの数を定めるものである。又、送達確認無しに送信したトランスポートブロックのコピーがデータ保持部220によって保持される。従って、送信ウィンドウサイズ制御部260は、データ保持部220を参照し、データ通信部230にトランスポートブロックの送信を要求するか否かを決定する。
上述したように、データ通信部230と、再送回数制御部250と、送信ウィンドウサイズ制御部260とは、正しく受信されなかったことを示すステータスレポートに応じて、正しく受信されなかったトランスポートブロックであるエラートランスポートブロックを再送する再送部として機能する。
ステータスレポート解析部270は、移動局300から送信されるステータスレポートをデータ通信部230から取得し、解析することによって、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する。尚、ステータスレポートとは、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを示す。
送信タイマ制御部265は、送信側待ち合わせ時間を管理する。ここで、送信側待ち合わせ時間とは、再送のために、送信されたトランスポートブロックのコピーを保持する時間である。具体的には、送信タイマ制御部265は、制御部210によって設定された送信側待ち合わせ時間を取得し、タイマに設定する。送信タイマ制御部265は、データ通信部230から、トランスポートブロックのコピーが格納されたことの通知を取得した際に、タイマをスタートさせる。そして、送信タイマ制御部265は、そのトランスポートブロックが正しく受信された旨の通知を取得した際に、タイマを停止させる。一方、タイマに設定された送信側待ち合わせ時間が経過するまでに、そのトランスポートブロックが正しく受信された旨の通知が取得されなければ、データ保持部220に保持されているそのトランスポートブロックのコピーを破棄する。
ステータスレポート解析部270は、移動局300から送信されたステータスレポートの内容がACK(トランスポートブロックが正しく受信されたことを示す)であると判断した場合には、ステータスレポートに対応するトランスポートブロックを、データ保持部220から破棄する。一方、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートの内容がNACK(トランスポートブロックが正しく受信されなかったことを示す)であると判断した場合には、データ通信部230に、対応するトランスポートブロックの再送を要求する。又、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートの内容がNACKであると判断した旨を再送回数制御部250に通知する。
尚、非リアルタイム系のデータについては、ステータスレポートは複数のトランスポートブロック毎に作成されるため、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートから正しく受信されなかった、即ち、NACKと判断されたトランスポートブロックのTSNを抽出し、再送処理を行う。一方、リアルタイム系のデータについては、一つのトランスポートブロック毎にステータスレポートが作成されるため、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートにNACKが含まれている場合に再送処理を行う。
トランスポートブロック作成部280は、MACレイヤより上位のプロトコルレイヤで取り扱われるデータ単位である上位ブロックからMACレイヤで取り扱われ得る大きさのトランスポートブロックを作成する。
具体的には、トランスポートブロック作成部280は、データ種別識別部240から制御部210を介してデータ種別を取得する。データ種別が非リアルタイム系である場合には、トランスポートブロック作成部280は、上位ブロックを分割、又は、結合することによってトランスポートブロックを作成する。一方、データ種別がリアルタイム系である場合には、トランスポートブロック作成部280は、上位ブロックを分割することによってトランスポートブロックを作成し、結合は行わない。尚、トランスポートブロックは、再送されるデータの最小単位でもある。
(受信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、移動局300が受信装置として機能する場合について説明する。
図3に示されるように、移動局300には、制御部310と、データ保持部315と、判定結果保持部320と、データ通信部330と、データ種別取得部340と、受信タイマ制御部350と、受信ウィンドウサイズ制御部360と、上位ブロック再生部370と、誤り検出部380と、ステータスレポート作成部390とが備えられる。
制御部310は、他の構成要素に対して制御を行い、移動局300全体の動作を司る。制御部310は、後述する受信タイマ制御部350及び受信ウィンドウサイズ制御部360によって用いられるパラメータをデータ種別に基づいて調整するパラメータ調整部としても機能する。尚、非リアルタイム系のデータは、遅延に関してはある程度寛容であるが、誤りに関しては敏感であるのに対し、リアルタイム系のデータは、大きな遅延を許容できないが、誤りに関してはある程度寛容である。従って、制御部310は、データ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合より受信ウィンドウサイズを大きく、又、再送要求を送信したエラーデータブロックを待つ時間である待ち合わせ時間を長く設定する。
更に、制御部310は、データ種別に応じて、ステータスレポート作成方法を「複数のトランスポートブロック毎」又は「一つのトランスポートブロック毎」のいずれかに決定する。非リアルタイム系のデータの場合は、遅延に対してある程度寛容であるため、ステータスレポートは、複数トランスポートブロックの判定結果についてまとめて作成され、基地局200に対して送信されてもよい。このため、制御部310は、ステータスレポート作成方法を「複数のトランスポートブロック毎」に決定する。一方、リアルタイム系のデータの場合は、遅延に敏感であるため、ステータスレポートは一つのトランスポートブロックの判定結果について作成され、基地局200に対して送信されることが望ましい。このため、制御部310は、ステータスレポート作成方法を「一つのトランスポートブロック毎」に決定する。
又、制御部310は、正しく受信されたと判定されたトランスポートブロックの順序を整える順序制御の処理を行い、上位のプロトコルレイヤに渡す。
データ保持部315は、移動局300によって受信されたトランスポートブロックを保持する。具体的には、データ保持部315は、後述する誤り検出部380からトランスポートブロックを取得する。データ保持部315は、取得したトランスポートブロックを、TSNに基づいて適切な位置に保持する。即ち、データ保持部315は、TSNの順序制御を行う機能を有する。
図4に示されるように、判定結果保持部320は、後述する誤り検出部380による判定結果を、受信したトランスポートブロック毎に保持する。データ種別が非リアルタイム系である場合には、ステータスレポートの作成方法は「複数のトランスポートブロック毎」に決定される。従って、図4(a)に示されるように、判定結果保持部320は、複数のトランスポートブロックに対応する判定結果を保持する。図4(a)は、前回Pollが受信されてステータスレポートが作成されてから、5つのトランスポートブロックが受信された後の判定結果保持部320の状態を示す。
一方、データ種別が非リアルタイム系である場合には、ステータスレポートの作成方法は「一つのトランスポートブロック毎」に決定される。従って、図4(b)に示されるように、判定結果保持部320は、最大で一つのトランスポートブロックに対応する判定結果を保持する。
データ通信部330は、基地局200から送信されるトランスポートブロックを受信する。又、データ通信部330は、ステータスレポート作成部390から取得したステータスレポートを基地局200へ送信する。従って、データ通信部330は、NACKを内容として含むステータスレポートを送信することによって、データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、移動局300によって正しく受信されなかったトランスポートブロックであるエラートランスポートブロックの再送要求を送信する再送要求部として機能する。又、データ通信部330は、再送要求に応じて送信される、エラートランスポートブロックを受信するエラーデータブロック受信部としても機能する。
更に、データ通信部330は、基地局200からPollを受信した場合には、その旨をステータスレポート作成部390に通知し、ステータスレポート作成部390からステータスレポートを取得する。従って、データ通信部330は、基地局200からPollが受信されたときにステータスレポートを基地局200に送信する。
又、データ通信部330は、基地局200から受信したトランスポートブロックを受信ウィンドウサイズ制御部360に入力する。
データ種別取得部340は、データ通信部330を介して、基地局200からのデータ種別の通知を受けることによってデータ種別を取得する。
受信タイマ制御部350は、順序制御の為に保持するトランスポートブロックの受信側待ち合わせ時間を管理する。即ち、受信側待ち合わせ時間とは、次に受信すべき第1のトランスポートブロックより先に、後に受信すべき第2のトランスポートブロックが取得された場合に、第2のトランスポートブロックが取得されてから第1のトランスポートブロックが取得されるまで待つ時間である。具体的には、受信タイマ制御部350は、制御部210によって設定された受信側待ち合わせ時間を取得し、タイマに設定する。受信タイマ制御部350は、次に受信すべきトランスポートブロックである第1のトランスポートブロックより先に、後に受信すべき第2のトランスポートブロックが取得された場合に、タイマをスタートさせる。そして、受信タイマ制御部350は、第1のトランスポートブロックがデータ通信部330を介して受信された場合に、タイマを停止させる。一方、タイマに設定された受信側待ち合わせ時間が経過するまでに、第1のトランスポートブロックがデータ通信部330を介して受信されなかった場合には、第1のトランスポートブロックは受信されないものと判断する。
受信ウィンドウサイズ制御部360は、移動局によって受け付けられるトランスポートブロックの範囲を制御する。具体的には、受信ウィンドウサイズ制御部360は、制御部310によって設定された受信ウィンドウサイズを取得する。尚、受信ウィンドウサイズとは、移動局300において受け付けられるトランスポートブロックの範囲を定めるものである。受信ウィンドウサイズ制御部360は、既に受信したトランスポートブロックのシーケンス番号であるTSNと、受信ウィンドウサイズとに基づいて、基地局200から送信される可能性のあるトランスポートブロックのTSNの範囲を決定する。
受信ウィンドウサイズ制御部360は、誤り検出部380から取得したトランスポートブロックのTSNが、決定したTSNの範囲内である場合には、そのトランスポートブロックをデータ保持部315に格納する。一方、受信ウィンドウサイズ制御部360は、データ通信部330を介して取得したトランスポートブロックのTSNが、決定したTSNの範囲を超えている場合には、そのトランスポートブロックを破棄する。
上位ブロック再生部370は、基地局200によって生成されたトランスポートブロックから上位ブロックを再生する。即ち、基地局200のトランスポートブロック作成部280によって行われる処理の逆処理を行う。具体的には、上位ブロック再生部370は、データ保持部315によって保持されているトランスポートブロックを分割し、又は、結合することにより、上位ブロックを復元する。尚、データ種別がリアルタイム系である場合には、基地局200がトランスポートブロックを生成する際に結合を行わないため、上位ブロック再生部370は、トランスポートブロックの分割は行わない。
誤り検出部380は、基地局200から送信されたトランスポートブロックが、移動局300において正しく受信されているか否かを判定する。具体的には、誤り検出部380は、データ通信部330を介して取得したトランスポートブロックに誤りが含まれているか否かを判定する。誤り検出部380は、例えば、基地局200によってトランスポートブロックに付与されるCRC(Cyclic Redundancy Code)を用いて、トランスポートブロックに含まれる誤りを検出する。
誤り検出部380は、トランスポートブロックに誤りが含まれていない場合に、トランスポートブロックが正しく受信されていると判定し、判定結果をACKとする。一方、誤り検出部380は、トランスポートブロックに誤りが含まれている場合に、トランスポートブロックが正しく受信されていない場合と判定し、判定結果をNACKとする。誤り検出部380は、判定結果を判定結果保持部320に格納する。
誤り検出部380は、制御部310によって決定されたステータスレポート作成方法を取得する。ステータスレポート作成方法が「一つのトランスポートブロック毎」である場合には、誤り検出部380は、判定結果が判定結果保持部320に保持されている旨をステータスレポート作成部390に通知する。
又、誤り検出部380は、トランスポートブロックが正しく受信されたと判定した場合には、トランスポートブロックを受信ウィンドウサイズ制御部360に入力する。一方、又、誤り検出部380は、トランスポートブロックが正しく受信されなかったと判定した場合には、そのトランスポートブロックを破棄する。
ステータスレポート作成部390は、ステータスレポートを作成する。即ちステータスレポート作成部390は、受信状況通知を作成する受信状況通知作成部である。又、ステータスレポート作成部390は、作成したステータスレポートをデータ通信部330に入力する。
尚、ステータスレポート作成部390は、データ種別が非リアルタイム系である場合には複数のトランスポートブロックに対して、ステータスレポートを一つ作成し、データ種別がリアルタイム系である場合には一つのトランスポートブロックに対して一つのステータスレポートを作成する。このように、本実施の形態においては一つのトランスポートブロックが正しく受信されたか否かを示すものだけでなく、複数のトランスポートブロックが正しく受信されたか否かを示すものもステータスレポートと呼ぶ。
ステータスレポート作成部390は、判定結果保持部320によって保持されている情報を含むステータスレポートを作成する。データ種別が、リアルタイム系である場合には、ステータスレポート作成部390は、誤り検出部380から、判定結果が判定結果保持部320に保持されている旨の通知を受けた際にステータスレポートを作成する。一方、データ種別が非リアルタイム系である場合には、ステータスレポート作成部390は、基地局200のデータ通信部230から、データ通信部330を介してPollを受信した旨の通知を受けた際に、ステータスレポートを作成する。従って、ステータスレポートは、データ種別が非リアルタイム系である場合には複数のトランスポートブロックに対して一つ作成され、データ種別がリアルタイム系である場合には、一つのトランスポートブロックに対して一つ作成される。但し、Pollが受信された際に、判定結果保持部320に一つの判定結果しか保持されていなければ、一つのトランスポートブロックに対して一つのステータスレポートが作成される。
(データ送信方法)
次に、通信システム1に含まれ、送信装置として機能する基地局200によって実施されるデータ送信方法について、図5、図6 を用いて説明する。
図5は、基地局200において上位ブロックを、トランスポートブロックとして送信し、必要な場合に再送を行う処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、基地局200が、移動局300との間で通信リンクを確立し、データ種別識別部240が、基地局200と移動局300との間で送受信されるデータのデータ種別を識別する。
ステップS102において、制御部210が、データ種別に基づいて最大再送回数、送信ウィンドウサイズ及び送信側待ち合わせ時間を決定する。
ステップS103において、データ種別が非リアルタイム系である場合には、トランスポートブロック作成部280が、上位ブロックを分割し、データ種別が非リアルタイム系である場合には、トランスポートブロック作成部280が、上位ブロックを分割し、又、結合してトランスポートブロックを作成する。
ステップS104において、データ通信部230が、送信されるトランスポートブロックのコピーを作成し、データ保持部220に格納する。
ステップS105において、データ通信部230が、トランスポートブロック又はPollを移動局300に送信する。尚、トランスポートブロックにはPollが含まれ得る。
ステップS106において、データ通信部230が、ステータスレポートを受信するまで待つ。
ステップS107において、ステータスレポート解析部270が、ステップS106で受信されたステータスレポートを解析する。
ステップS108において、ステータスレポート解析部270が、ステータスレポートにNACKが有るか否か、即ち、送信したトランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する。
ステップS108においてステータスレポート解析部270によってNACKが有ると判断された場合に、ステップS109において、ステータスレポート解析部270から要求を受けたデータ通信部330が、ステータスレポートに対応するトランスポートブロックを再送する。
ステップS110において、再送回数制御部250が、トランスポートブロック毎に保持している再送回数を1ずつ増やす。
ステップS111において、再送回数制御部250が、再送回数が最大再送回数に達しているか否かを判断する。
ステップS111において、再送回数制御部250が、再送回数が最大再送回数に達していると判断した場合には、ステップS112において、再送回数制御部250が、データ保持部220に保持されている対応するトランスポートブロックを破棄する。
一方、ステップS108においてステータスレポート解析部270によってNACKが無いと判断された場合、即ち、全てACKであると判断された場合に、ステップS113において、ステータスレポート解析部270が、ステータスレポートに対応するトランスポートブロックを、データ保持部220から破棄する。
図6は、データ種別に応じて最大再送回数及び送信ウィンドウサイズを設定する処理を示すフローチャートである。即ち、図6は、図5に示されるステップS102の処理を説明するフローチャートである。
ステップS201において、制御部210が、データ種別識別部240によって識別されたデータ種別が非リアルタイム系であるか否か判断する。
ステップS201において、データ種別が非リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS202において、制御部210が、最大再送回数をNR1に設定する。
ステップS203において、制御部210が、送信ウィンドウサイズをSWS1に設定する。
ステップS204において、制御部210が、送信側待ち合わせ時間をST1に設定する。
一方、ステップS201において、データ種別が非リアルタイム系でない、即ち、リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS205において、制御部210が、最大再送回数をNR1より小さいNR2に設定する。
ステップS206において、制御部210が、送信ウィンドウサイズをSWS1より小さいSWS2に設定する。
ステップS207において、制御部210が、送信側待ち合わせ時間をST1より小さいST2に設定する。
(データ受信方法)
次に、通信システム1に含まれ、受信装置として機能する移動局300によって実施されるデータ受信方法について、図7、図8 を用いて説明する。
図7は、移動局300においてトランスポートブロックを受信し、必要な場合に再送を要求する処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、データ種別取得部340が、基地局200からのデータ種別の通知を受けることによって、データ種別を取得する。
ステップS302において、制御部310が、データ種別に基づいて、受信側待ち合わせ時間、受信ウィンドウサイズ及びステータスレポート作成方法を決定する。
ステップS303において、データ通信部330が、トランスポートブロックを受信したか否かを判断する。
ステップS303において、トランスポートブロックが受信されたと判断された場合に、ステップS304において、誤り検出部380が、受信されたトランスポートブロックに含まれている誤りを検出する。
ステップS305において、誤り検出部380が、トランスポートブロックに誤りが含まれているか否かを判定する。
ステップS305において、トランスポートブロックに誤りが含まれていないと判定された場合には、ステップS306において、誤り検出部380が、トランスポートブロックが正しく受信されていると判定し、判定結果をACKとする。
一方、ステップS305において、トランスポートブロックに誤りが含まれていると判定された場合には、ステップS307において、誤り検出部380が、トランスポートブロックが正しく受信されていないと判定し、判定結果をNACKとする。
ステップS308において、誤り検出部380が判定結果を判定結果保持部320に格納する。
ステップS309において、誤り検出部380が、ステータスレポート作成方法が「一つのトランスポートブロック毎」であるか否かを判断する。
ステップS309において、ステータスレポート作成方法が「一つのトランスポートブロック毎」であると判断した誤り検出部380から通知を受けたステータスレポート作成部390が、ステップS310において、判定結果保持部320によって保持されている情報を含むステータスレポートを作成し、データ通信部330に入力する。
ステップS311において、データ通信部330が、ステータスレポートを基地局200に送信する。
一方、ステップS302において、データ通信部330がトランスポートブロックを受信しなかったと判断した場合には、ステップS312において、データ通信部330がPollを受信したか否かを判断する。
ステップS312において、データ通信部330が、Pollが受信されたと判断した場合にも、データ通信部330からその旨の通知を受けたステータスレポート作成部390が、ステップS310において判定結果保持部320によって保持されている情報を含むステータスレポートを作成し、データ通信部330に入力する。そして、ステップS311において、データ通信部330がステータスレポートを基地局200に送信する。
尚、ステップS309において、ステータスレポート作成方法が「一つのトランスポートブロック毎」でないと判断された場合、及び、ステップS312において、Pollが受信されなかったと判断された場合にはステップS303に戻って処理が行われる。
図8は、データ種別に応じて受信側待ち合わせ時間、受信ウィンドウサイズ及びステータスレポート作成方法を設定する処理を示すフローチャートである。即ち、図8は、図7に示されるステップS302の処理を説明するフローチャートである。
ステップS401において、制御部310が、データ種別取得部340によって取得されたデータ種別が非リアルタイム系であるか否か判断する。
ステップS401において、データ種別が非リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS402において、制御部310が受信側待ち合わせ時間をRT1に設定する。
ステップS403において、制御部310が、受信ウィンドウサイズをRWS1に設定する。
ステップS404において、制御部310が、ステータスレポート作成方法を「複数のトランスポートブロック毎」に設定する。
一方、ステップS401において、データ種別が非リアルタイム系でない、即ち、リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS405において、制御部310が、受信側待ち合わせ時間をRT1より小さい(短い)RT2に設定する。
ステップS406において、制御部310が、受信ウィンドウサイズをRWS1より小さいRWS2に設定する。
ステップS407において、制御部310が、ステータスレポート作成方法を「1つのトランスポートブロック毎」に設定する。
(効果)
従来、リアルタイム系のデータに関しては再送制御を行わないことが一般的であったが、リアルタイム系のデータに関しても再送制御技術を適用することにより、データの誤りを抑制することが求められる。
又、従来、リアルタイム系のデータに対して再送制御技術を適用する技術が開示されている。しかし、非リアルタイム系のデータは、遅延に関してはある程度寛容であるが、誤りに関しては敏感であり、一方、リアルタイム系のデータは、大きな遅延を許容できないが、データの誤りに関してはある程度寛容である。即ち、リアルタイム系のデータと、非リアルタイム系のデータとの特性はトレードオフの関係にある。このため、リアルタイム系のデータと非リアルタイム系のデータとに同様の再送制御技術を適用すると、リアルタイム系のデータについては遅延が問題となり、非リアルタイム系のデータについては十分に誤りを除去できないという問題が生じる。
従って、リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して再送制御技術を適用する際には、再送制御技術に用いられるパラメータをデータ種別に基づいて調整、即ちチューニングする必要がある。
本実施の形態に係る通信システム1によれば、データ種別識別部240が、送受信されるデータのデータ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別し、制御部210が、識別されたデータ種別に基づいて再送回数制御部250、送信ウィンドウサイズ制御部260及び送信タイマ制御部265によって用いられるパラメータを調整する。又、制御部310が、基地局200によって識別されたデータ種別に基づいて、受信タイマ制御部350及び受信ウィンドウサイズ制御部360によって用いられるパラメータを調整する。このため、リアルタイム系と非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータそれぞれに対して適切な再送制御技術を行うことが可能になる。尚、本実施の形態においては、パラメータ調整部が基地局200と、移動局300の両方に備えられている。
本実施の形態においては、基地局200において、再送制御のために用いられるパラメータは、最大再送回数、送信ウィンドウサイズ及び送信側待ち合わせ時間であり、移動局300において、再送制御のために用いられるパラメータは、受信側待ち合わせ時間及び受信ウィンドウサイズである。このため、一般的な再送制御に用いられるパラメータをリアルタイム系のデータと非リアルタイム系のデータとのそれぞれに対して適切に設定することができる。
又、本実施の形態においては、制御部310はデータ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合より受信ウィンドウサイズを大きく、又、受信側待ち合わせ時間を長く設定し、制御部210はデータ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合よりも最大再送回数を大きく、又、送信ウィンドウサイズを大きく設定する。このため、遅延に関してはある程度寛容であるがデータの誤りに関しては敏感である非リアルタイム系のデータと、大きな遅延を許容できないが、誤りに関してはある程度寛容であるリアルタイム系のデータのそれぞれに適切にパラメータを設定できる。
即ち、遅延に敏感なリアルタイム系のデータについては再送回数を少なくし、送信ウィンドウサイズ及び受信ウィンドウサイズを小さくすることにより遅延を抑制することが可能となる。又、リアルタイム系のデータについては再送回数を少なくすることによってチャネルのオーバーヘッドを少なくしてチャネルの有効利用をすることができる。一方、遅延に寛容で、誤り(ロス)に敏感な非リアルタイム系のデータについては、可能な限り再送回数を多くすることにより誤りの発生率を抑制することができる。
更に、ステータスレポート作成部390は、データ種別がリアルタイム系である場合には一つのトランスポートブロックに対して一つのステータスレポートを作成して、データ通信部330が送信するのに対し、データ種別が非リアルタイム系である場合には複数のトランスポートブロックに対して一つのステータスレポートを作成してデータ通信部330が送信する。又、データ種別が非リアルタイム系である場合には、基地局200からステータスレポートの要求(Poll)があったときにのみ、ステータスレポート作成部390がステータスレポートを作成してデータ通信部330が送信する。このため、大きな遅延を許容できないリアルタイム系のデータに関しては、迅速に再送の処理を行うことを可能にし、遅延に対してある程度寛容な非リアルタイム系のデータに関しては、無線リソースを節約することができる。
又、トランスポートブロック作成部280が、データ種別が非リアルタイム系である場合に、上位ブロックを分割し、又は、結合することによってトランスポートブロックを作成し、又、データ種別がリアルタイム系である場合に上位ブロックを分割することによってトランスポートブロックを作成する。このため、MACレイヤにおけるデータの受け渡しに適した方法で上位ブロックを送受信することが可能となる。更に、データ種別がリアルタイム系である場合にはトランスポートブロック作成部280は上位ブロックの結合を行わない。このため、リアルタイム系のデータに関しては、上位ブロック再生部370は上位ブロック再生の処理を迅速に行うことができる。
更に、データ種別識別部240は、一つの通信チャネルを介してリアルタイム系及び、非リアルタイム系の、二つの前記データ種別のデータが送信される場合に、前記一つの通信チャネルで送信されるデータのデータ種別をリアルタイム系であると識別してもよい。この場合、リアルタイム系のデータが送信される際の遅延を優先的に抑制することができる。
又、データ種別識別部240は、トランスポートブロックに含まれるトラヒッククラス識別子、又は、基地局200及び移動局300以外の装置から基地局200に通知されるトラヒッククラスに基づいて、データ種別を識別する。このため、データ種別識別部240は、一般的な通信システムにおいて用いられているデータに基づいてデータ種別を識別することが可能になる。
[第2の実施の形態]
(送信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、基地局200が送信装置として機能する場合について説明する。
本実施の形態に係る基地局200は、第1の実施の形態に係る基地局200と同様の構成を備える。従って、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる機能を備える構成要素である、ステータスレポート解析部270についてのみ説明する。
ステータスレポート解析部270は、第1の実施の形態におけるステータスレポート解析部270と同様に、ステータスレポートを解析することによって、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する。更に、本実施の形態におけるステータスレポート解析部270は、ステータスレポート自体が正しく受信されたか否かを判断する。
本実施の形態においては、移動局300から送信されるステータスレポートには、CRC(Cyclic Redundancy Code)等、誤り検出を可能にする冗長データが付与されている。ステータスレポート解析部270は、データ通信部230から取得したステータスレポートに付与された冗長データに基づいて、ステータスレポートに含まれる誤りを検出する。
ステータスレポートの誤りが検出された場合には、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートを破棄し、ステータスレポートに含まれていると考えられるTSNに対応するトランスポートブロック、即ちステータスレポートに対応するトランスポートブロックを再送する。
尚、ステータスレポート解析部270は、ステータスレポートの誤りが検出された場合に、ステータスレポートの再送を移動局300に要求してもよい。
一方、ステータスレポートの誤りが検出されなかった場合には、ステータスレポート解析部270は第1の実施の形態と同様に、ステータスレポートの内容を判断する。
(受信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、移動局300が受信装置として機能する場合について説明する。
本実施の形態に係る移動局300は、第1の実施の形態に係る移動局300と同様の構成を備える。従って、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる機能を備える構成要素である、制御部310及びステータスレポート作成部390についてのみ説明する。
制御部310は、第1の実施の形態における制御部310と同様に、移動局300全体の動作を司り、かつ、受信ウィンドウサイズの大きさや受信側待ち合わせ時間の長さを調整するパラメータ調整部として機能する。
更に、本実施の形態においては、制御部310は、ステータスレポートに付与される冗長データのデータ長も調整する。尚、非リアルタイム系のデータは、遅延に関してはある程度寛容であるが、誤りに関しては敏感であるのに対し、リアルタイム系のデータは、大きな遅延を許容できないが、誤りに関してはある程度寛容である。従って、制御部310は、データ種別が非リアルタイム系である場合にはデータ種別がリアルタイム系である場合よりも冗長データのデータ長を長く設定する。
具体的には、制御部310は、データ種別が非リアルタイム系である場合には冗長データのデータ長をNC1に設定し、リアルタイム系である場合にはNC1より小さいNC2に設定する。尚、NC1、NC2の値は、制御部310によって定められてもよいし、無線ネットワークコントローラ(RNC)等の他の装置によって定められ、移動局300に通知されてもよい。又、データ種別がリアルタイム系である場合に、ステータスレポートに付与される冗長データのデータ長、NC2はゼロに設定されてもよい。
ステータスレポート作成部390は、第1の実施の形態におけるステータスレポート作成部390と同様に、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを示すステータスレポートを作成する。
更に、本実施の形態に係るステータスレポート作成部390は、作成したステータスレポートに冗長データを付与する。具体的には、ステータスレポート作成部390は、制御部310によって設定された冗長データのデータ長を取得する。ステータスレポート作成部390は、作成したステータスレポートに、制御部310から取得した数の冗長データを付与した後に、ステータスレポートをデータ通信部330に入力する。尚、制御部310によって冗長データのデータ長がゼロに設定された場合には、ステータスレポート作成部390はステータスレポートに冗長データを付与しない。
(データ送信方法)
次に、第2の実施の形態において、送信装置として機能する基地局200によって実施されるデータ送信方法について、図9を用いて説明する。
ステップS501〜ステップS506は、図5に示されるステップS101〜ステップS106と同様である。
ステップS507において、ステータスレポート解析部270が、冗長データに基づいてステータスレポートに誤りが含まれるか否かを判断する。
ステップS507において、ステータスレポートに誤りが含まれていないと判断された場合には、ステップS508〜ステップS514の処理が行われる。ステップS508〜ステップS514の処理は、図5に示されるステップS107〜ステップS113と同様である。尚、ステータスレポートに冗長データが付与されていない場合にも、ステップS508〜ステップS514の処理が行われる。
一方、ステップS507において、ステータスレポートに誤りが含まれていると判断された場合には、判定結果にNACKがあると判断された場合と同様に、トランスポートブロックが再送される。即ち、ステップS510〜ステップS512の処理が行われる。
(データ受信方法)
次に、第2の実施の形態において、受信装置として機能する移動局300によって実施されるデータ受信方法について、図10、図11を用いて説明する。
ステップS601は、図7に示されるステップS301と同様である。
ステップS602において、制御部310が、受信側待ち合わせ時間、受信ウィンドウサイズ及びステータスレポート作成方法の他、冗長データのデータ長も設定する。
ステップS603〜ステップS610は、図7に示されるステップS303〜ステップS310と同様である。
ステップS611において、ステータスレポート作成部390が、ステータスレポートに冗長データを付与する。尚、制御部310によって冗長データのデータ長がゼロに設定された場合には、ステータスレポート作成部390は、ステータスレポートに冗長データを付与しない。
ステップS612において、データ通信部330が、ステータスレポート作成部390から取得した冗長データが付与されたステータスレポートを基地局200に送信する。
ステップS613は図7に示されるステップS312と同様である。
図11は、データ種別に応じて受信側待ち合わせ時間、受信ウィンドウサイズ及びステータスレポート作成方法の他、冗長データのデータ長を設定する処理を示すフローチャートである。即ち、図11は、図10に示されるステップS602の処理を説明するフローチャートである。
ステップS701〜ステップS704は、図8に示されるステップS401〜ステップS404と同様である。
ステップS701において、データ種別が非リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS705において、制御部310が冗長データのデータ長をNC1に設定する。
ステップS706,ステップS707は、図8に示されるステップS405,ステップS406と同様である。
ステップS701において、データ種別が非リアルタイム系でない、即ち、リアルタイム系であると判断された場合には、ステップS708において、制御部310が、冗長データのデータ長をNC1より短いNC2に設定する。
(効果)
本実施の形態におけるステータスレポート解析部270と、制御部310と、ステータスレポート作成部390とによれば、第1の実施の形態において得られる効果に加えて以下のような効果が得られる。
ステータスレポート作成部390は、誤り検出を可能にする冗長データが付与されたステータスレポートを作成して、データ通信部330が基地局200に送信し、ステータスレポート解析部270は、冗長データに基づいて、取得したステータスレポートの誤りを検出するため、ステータスレポートに関する誤り耐性が強化される。このため、送信装置として機能する基地局200においてステータスレポートが解析される際の誤りを抑制することができる。従って、MACレイヤにおける不要な再送処理や、上位のレイヤにおける不要な再送処理等が抑えられ、通信システム1におけるスループット特性が向上する。
又、データ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合より、冗長データのデータ長が長い。このため、誤りに対する要求は比較的低いリアルタイム系のデータに関しては、十分な誤り耐性が得られ、かつ、チャネルのオーバーヘッドを少なくする事ができ、チャネルを有効利用することができる。一方、誤りには敏感な非リアルタイム系のデータに関しては、受信装置で正しく受信できなかったにも関わらず、送信装置が、受信装置によって正しく受信されたと判断するACK/NACK誤りを抑制することができ、高信頼度のACK/NACK送受信が可能になる。
[第3の実施の形態]
(送信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、基地局200が送信装置として機能する場合について説明する。
本実施の形態に係る基地局200は、第1の実施の形態に係る基地局200と同様の構成を備える。従って、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる機能を備える構成要素である、ステータスレポート解析部270についてのみ説明する。
ステータスレポート解析部270は、第1の実施の形態におけるステータスレポート解析部270と同様に、ステータスレポートを解析することによって、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する。
但し、本実施の形態においては、移動局300は、ステータスレポートを所定の反復回数(RN)送信する。従って、ステータスレポート解析部270は、データ通信部230を介して、同一の内容を含むステータスレポートをRN回取得した場合に、有効なステータスレポートが受信されたと判断し、ステータスレポートの内容を判断する。
一方、ステータスレポート解析部270は取得したRN個のステータスレポートが同一の内容でない場合は、無効なステータスレポートが受信されたと判断し、RN個のステータスレポートを破棄する。
所定の反復回数RNは、データ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合より多く設定される。尚、所定の反復回数RNは、制御部210によって設定されてもよいし、移動局300の制御部310、又は、無線ネットワークコントローラ(RNC)等の他の装置によって設定され、基地局200に通知されてもよい。但し、所定の反復回数RNは、基地局200と移動局300の間で合意されていなければならない。
本実施の形態において、ステータスレポートを送信し、解析する処理を、図12を用いて説明する。図12に示される例においては、ステータスレポートは1ビットで構成され、図12(a)に示されるように、NACKを示すステータスレポートは“0”であり、ACKを示すステータスレポートは“1”である。又、反復回数RNは5である。
ステータスレポート解析部270は、図12(d)にビット列“00000”で示されるように、データ通信部230を介して5個のステータスレポート“0”を取得した場合には、有効なステータスレポート“0”を取得したと判断する。そして、ステータスレポート解析部270は、NACKを内容とするステータスレポートを取得したと判断する。又、ステータスレポート解析部270は、図12(d)にビット列“11111”と示されるように、データ通信部230を介して5個のステータスレポート“1”を取得した場合には、有効なステータスレポート“1”を取得したと判断する。そして、ステータスレポート解析部270は、ACKを内容とするステータスレポートを取得したと判断する。
一方、ステータスレポート解析部270は、図12(e)にビット列“01000”や“11101”で示されるように、5個のステータスレポートが同一の内容でない場合には、無効なステータスレポートが取得されたと判断し、5個のステータスレポートを破棄する。
(受信装置)
以下の説明では、基地局200から移動局300へデータを送信する場合について、即ち、移動局300が受信装置として機能する場合について説明する。
本実施の形態に係る移動局300は、第1の実施の形態に係る移動局300と同様の構成を備える。従って、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる機能を備える構成要素である、ステータスレポート作成部390についてのみ説明する。
ステータスレポート作成部390は、第1の実施の形態におけるステータスレポート作成部390と同様に、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを示すステータスレポートを作成する。
但し、本実施の形態においては、ステータスレポート作成部390は、ステータスレポートを所定の反復回数(RN)データ通信部330に入力する。
ここで、データ通信部330は取得したステータスレポートを基地局200に送信するため、データ通信部330はステータスレポートを所定の反復回数(RN)送信する。
尚、所定の反復回数RNの設定方法については上述した通りである。
ステータスレポートを所定の回数送信する手法について図12を用いて説明する。図12(a)に示されるように、NACKを示すステータスレポートは“0”であり、ACKを示すステータスレポートは“1”である。又、反復回数RNは5である。
ステータスレポート作成部390は、図12(b)に示されるように、同一のステータスレポートを5回、データ通信部330に入力する。ステータスレポート作成部390は、NACKを示すステータスレポートを作成した場合には、“0”含むステータスレポートを5回、データ通信部330に入力し、ACKを示すステータスレポートを作成した場合には、“1”含むステータスレポートを5回、データ通信部330に入力する。
図12(c)は5つのステータスレポートが送信されるタイミングを説明する図である。ステータスレポート作成部390は、予め定められた所定の時間間隔tで5つのステータスレポートをデータ通信部330に入力する。図12(c)は、一例として、所定の時間間隔tが、1TTIである場合にステータスレポートが送信される例を示す。
(データ送信方法)
次に、第3の実施の形態において、送信装置として機能する基地局200によって実施されるデータ送信方法について、図13を用いて説明する。
図13は、複数のステータスレポートに基づいて、トランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する処理を示すフローチャートである。即ち、図13は、図5に示されるステップS106〜ステップS108の処理を説明するフローチャートである。
ステップS801において、ステータスレポート解析部270が、RN個のステータスレポートを受信したか否かを判断する。
ステップS801において、ステータスレポート解析部270がRN個のステータスレポートを受信したと判断した場合には、ステップS802において、ステータスレポート解析部270が、複数のステータスレポートが全て同一の内容であるか否かを判断する。
ステップS802において、ステータスレポート解析部270が、RN個全てのステータスレポートが同一の内容であると判断した場合にはステップS803において、ステータスレポート解析部270がステータスレポートの内容がACKか否かを判断する。
ステップS803において、全ステータスレポートがACKであると判断された場合は、ステップS804において、ステータスレポート解析部270が、ステータスレポートの内容はACKであると判断する。
一方、ステップS803において、全ステータスレポートがNACKであると判断された場合は、ステータスレポート解析部270が、ステータスレポートの内容はNACKであると判断する。
尚、ステップS804の処理の後に図5に示されるステップS113以降の処理が行われ、ステップS805の処理の後に、図5に示されているステップS113以降の処理が行われる。
又、ステップS801において、ステータスレポート解析部270が、RN個のステータスレポートを受信していないと判断した場合、及び、ステップS802において、ステータスレポート解析部270が、RN個全てのステータスレポートが同一の内容でないと判断した場合には、ステータスレポート解析部270は、有効なステータスレポートを受信していないと判断する。従って、ステップS801から処理が継続される。
尚、ステータスレポート解析部270が、有効なステータスレポートを受信していないと判断し、ステップS801から処理が継続されることは、図5に示されるステップS106においてステータスレポートが受信されていないと判断された場合の処理に対応する。
(データ受信方法)
次に、第3の実施の形態において、受信装置として機能する移動局300によって実施されるデータ受信方法について、図14を用いて説明する。
図14は、複数のステータスレポートを送信することによって一つのステータスレポートを送信する処理を示すフローチャートである。即ち、図14は、図7に示されるステップS311の処理を説明するフローチャートである。
ステップS901において、ステータスレポート作成部390から取得したステータスレポートをデータ通信部330が送信する。
ステップS902において、ステータスレポート作成部390が、送信回数を1ずつ増やし、ステータスレポートをデータ通信部330に入力した回数、即ち送信回数がRN回に達したか否か判断する。
ステップS902において、ステータスレポート作成部390が、送信回数がRN回に達したと判断した場合には、ステータスレポートをデータ通信部330に入力する処理を終了する。一方、ステップS902において、ステータスレポート作成部390が、送信回数がRN回に達していないと判断した場合には、ステップS901に戻り、ステータスレポート作成部390がデータ通信部330にステータスレポートを入力するため、データ通信部330がステータスレポートを送信する。
(効果)
本実施の形態におけるステータスレポート解析部270と、ステータスレポート作成部390とによれば、第1の実施の形態において得られる効果に加えて以下のような効果が得られる。
データ通信部330がステータスレポート作成部390から取得したステータスレポートを反復回数送信し、ステータスレポート解析部270が、同一のステータスレポートを反復回数受信した場合に、有効なステータスレポートを受信したと判断する。このため、受信装置で正しく受信できなかったにも関わらず、送信装置が、受信装置によって正しく受信されたと判断するACK/NACK誤りを抑制することができ、高信頼度のACK/NACK送受信、即ちステータスレポートの送受信が可能になる。
又、反復回数は、データ種別が非リアルタイム系である場合に、データ種別がリアルタイム系である場合より多い。このため、誤りに関してはある程度寛容なリアルタイム系のデータの場合に、十分な誤り耐性が得られ、かつ、チャネルのオーバーヘッドを抑えてチャネルを有効利用することができる。一方、遅延に関してはある程度寛容であるが、の誤りに関しては敏感な非リアルタイム系のデータの場合に、多くのステータスレポートが送受信されることによってより高信頼度のACK/NACK送受信が可能になる。
[その他の実施の形態]
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施の形態における基地局200に備えられている構成要素を移動局300が備え、移動局300に備えられている構成要素を基地局200が備えてもよい。この場合、移動局300から基地局200に送信されるデータに対する再送制御を、データ種別に応じて適切に行うことが可能になる。
或いは、上述した実施の形態における基地局200に備えられている構成要素が複数の装置に分けられて備えられていてもよいし、移動局300に備えられている構成要素が複数の装置に分けられて備えられていてもよい。その際は、それらの複数の装置間でデータのやりとりが行えるようにバス等で装置間を接続しているものとする。
又、上述した実施の形態では、基地局200に備えられているデータ種別識別部240がデータ種別を識別して制御部210及び基地局200から通知されたデータ種別を取得した制御部310がパラメータを調整したが、再送制御に用いられる全てのパラメータを基地局200が設定して移動局300に通知してもよいし、或いは、全てのパラメータを移動局300が設定して基地局200に通知してもよい。即ち、パラメータ調整部が送信装置又は受信装置のいずれかのみに備えられていてもよい。
更に、無線ネットワーク制御装置等の他の装置が、再送制御に用いられるパラメータを設定して基地局200及び移動局300に通知してもよい。即ち、送信装置、受信装置の他の装置にパラメータ調整部が備えられていてもよい。
或いは、上述した第3の実施の形態においては、ステータスレポート解析部270は、複数のステータスレポートが全て同一でない場合にステータスレポートが無効であると判断している。しかし、ステータスレポート解析部270は、例えば、複数のステータスレポートの内、50%以上のステータスレポートが同一である場合に、有効なステータスレポートを取得したと判断してもよい。この場合、ステータスレポート解析部270は、50%以上のステータスレポートが示す内容からトランスポートブロックが正しく受信されたか否かを判断する。
又、基地局200と移動局300とが第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせた構成であってもよい。即ち、基地局200に備えられるステータスレポート解析部270と、移動局300に備えられる制御部310及びステータスレポート作成部390は、第1の実施の形態において備える機能に加え、ステータスレポートに対する冗長データの付与に関係する機能及びステータスレポートの反復回数送信に関係する機能を備えてもよい。
更には、上述した実施の形態においては、基地局200が送信装置として機能し、移動局300が受信装置として機能する場合について説明したため、基地局200と移動局300との間の無線リンクを介して上位ブロック又はトランスポートブロックとしてデータが送受信されることを前提に説明した。しかし、伝送路は無線に限定されるものではなく、有線であってもよい。
又、上述した実施の形態においては、再送されるデータ単位であるデータブロックはMACレイヤで取り扱われるトランスポートブロックであるとしているが、例えば、MACレイヤよりより上位のプロトコルレイヤで取り扱われるデータ単位であってもよい。
図1は、第1の実施の形態に係る通信システムの構成図である。 図2は、第1の実施の形態に係る基地局の構成図である。 図3は、第1の実施の形態に係る移動局の構成図である。 図4は、第1の実施の形態に係る判定結果保持部を示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係るデータ送信方法を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施の形態において基地局がパラメータを設定する処理を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施の形態に係るデータ受信方法を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施の形態において移動局がパラメータを設定する処理を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施の形態に係るデータ送信方法を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施の形態に係るデータ受信方法を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施の形態においてデータ種別に応じて移動局がパラメータを設定する処理を示すフローチャートである。 図12は、第3の実施の形態においてステータスレポート送信し、解析する処理を説明する図である。 図13は、第3の実施の形態に係るデータ送信方法を示すフローチャートである。 図14は、第3の実施の形態に係るデータ受信方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信システム
200,200a〜200c…基地局
210…制御部
220…データ保持部
230…データ通信部
240…データ種別識別部
250…再送回数制御部
260…送信ウィンドウサイズ制御部
265…送信タイマ制御部
270…ステータスレポート解析部
280…トランスポートブロック作成部
300,300a〜300f…移動局
310…制御部
315…データ保持部
320…判定結果保持部
330…データ通信部
340…データ種別取得部
350…受信タイマ制御部
360…受信ウィンドウサイズ制御部
370…上位ブロック再生部
380…検出部
390…ステータスレポート作成部
400…セル

Claims (12)

  1. リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に送信装置から受信装置に送信する通信システムであって、
    前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記受信装置によって正しく受信されなかった前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を送信する再送要求部と、
    前記再送要求に応じて、前記エラーデータブロックを再送する再送部と、
    前記データ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別するデータ種別識別部と、
    前記データ種別識別部によって識別された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記パラメータは、前記再送制御に用いられるウィンドウサイズ、待ち合わせ時間及び最大再送回数の少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記パラメータ調整部は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より前記ウィンドウサイズを大きく、前記待ち合わせ時間を長く、又、前記最大再送回数を多く設定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記データ種別が非リアルタイム系である場合には複数の前記データブロックに対して、前記受信装置によって前記データブロックが正しく受信されたか否かを示す受信状況通知を一つ作成し、前記データ種別がリアルタイム系である場合には一つの前記データブロックに対して一つの前記受信状況通知を作成する受信状況通知作成部を備え、
    前記再送要求は、前記トランスポートブロックが正しく受信されなかったことを示す前記受信状況通知であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記データ種別が、非リアルタイム系である場合に、前記受信装置が前記データブロックを正しく受信したか否かを示す受信状況通知を、前記受信装置に要求する受信状況通知要求部と、
    前記受信状況通知を作成する受信状況通知作成部とを備え、
    前記再送要求部は、前記受信状況通知要求部から前記受信状況通知の要求があったときに前記受信状況通知作成部によって作成された前記受信状況通知を送信し、
    前記再送要求は、前記トランスポートブロックが正しく受信されなかったことを示す前記受信状況通知であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記受信状況通知作成部は、前記受信状況通知に、誤り検出を可能にする冗長データを付与し、
    前記冗長データのデータ長は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より長いことを特徴とする請求項4又は5に記載の通信システム。
  7. 前記再送要求部は、前記受信状況通知を所定の反復回数送信し、
    前記反復回数は、前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データ種別がリアルタイム系である場合より多いことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記データ種別が非リアルタイム系である場合に、前記データブロックが取り扱われるプロトコルレイヤより上位のプロトコルレイヤで取り扱われるデータ単位である上位ブロックを分割し、又は、結合することによって前記データブロックを作成し、又、前記データ種別がリアルタイム系である場合に前記上位ブロックを分割することによって前記データブロックを作成するトランスポートブロック作成部と、
    前記トランスポートブロック作成部によって作成された前記トランスポートブロックから前記上位ブロックを再生する逆処理を行う上位ブロック再生部とを更に備えることを特徴する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 前記データ種別識別部は、一つの通信チャネルを介してリアルタイム系及び、非リアルタイム系の、二つの前記データ種別のデータが送信される場合に、前記一つの通信チャネルで送信されるデータの前記データ種別をリアルタイム系であると識別することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記データ種別識別部は、前記データブロックに含まれるトラヒッククラス識別子、又は、前記送信装置及び前記受信装置以外の装置から前記送信装置に通知されるトラヒッククラスに基づいて、前記データ種別を識別することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に受信装置に送信する送信装置であって、
    前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記受信装置によって正しく受信されなかった前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を取得する再送要求取得部と、
    前記再送要求に応じて、前記エラーデータブロックを再送する再送部と、
    前記データ種別がリアルタイム系であるか、非リアルタイム系であるかを識別するデータ種別識別部と、
    前記データ種別識別部によって識別された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを特徴とする送信装置。
  12. リアルタイム系及び非リアルタイム系の、二つのデータ種別のデータをデータブロック毎に送信装置から受信する受信装置であって、
    前記データ種別がリアルタイム系であっても、非リアルタイム系であっても、前記受信装置によって正しく受信されなかった前記データブロックであるエラーデータブロックの再送要求を送信する再送要求部と、
    前記再送要求に応じて送信される、前記エラーデータブロックを受信するエラーデータブロック受信部と、
    前記送信装置から、前記データ種別を取得するデータ種別取得部と、
    前記データ種別取得部によって取得された前記データ種別に基づいて、前記二つのデータ種別のデータの再送制御に用いられるパラメータを調整するパラメータ調整部とを備えることを特徴とする受信装置。

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