JP2006214619A - 給湯装置 - Google Patents

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健一郎 安原
Kazuhiro Hirai
一裕 平井
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Abstract

【課題】 使用者の安全性や快適性を考慮した湯水の給湯が行われる給湯装置を提供する。
【解決手段】 貯湯槽1から送出されて給湯路3を通流する湯水を加熱する補助加熱手段Bと、その補助加熱手段Bの作動を制御する制御手段16とが設けられている給湯装置であって、貯湯槽1から送出される湯水の貯湯槽出口温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段20が設けられ、制御手段16が、貯湯槽出口温度測定手段20の測定情報に基づいて、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると補助加熱手段Bを加熱作動させ、及び、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると補助加熱手段Bを加熱作動させないように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貯湯槽から送出されて給湯路を通流する湯水を加熱する補助加熱手段と、その補助加熱手段の作動を制御する制御手段とが設けられている給湯装置に関する。
かかる給湯装置は、カランやシャワーなどの給湯先へ湯水を供給するための給湯路にガス燃焼式のボイラなどの補助加熱手段を設けておき、給湯路を通流して補助加熱手段へ流入する湯水の補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であるときには補助加熱手段を加熱作動させて湯水を昇温し、昇温された湯水を給湯先に給湯するものである。給湯路を通流する湯水が、燃料電池やガスエンジンなどの電気と熱とを併せて発生させるようなコージェネレーションシステムから回収した排熱が貯湯されている貯湯槽から送出される湯水であるとき、湯水の消費者は、給湯元の貯湯槽に貯湯されている高温の湯水を用いて、所望の温度の湯水の供給を受けることができるので補助加熱手段を加熱作動させなくてもよい場合がある。一方で、上記コージェネレーションシステムなどから回収される排熱量よりも消費熱量(つまり、湯水の使用量)が多いときには、貯湯槽に貯湯されている湯水の温度が徐々に低下することになるが、給湯路に設けられた上記補助加熱手段を用いて湯水の昇温を行うことで、適切な温度の湯水をカランやシャワーなどから給湯することができることになる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−240345号公報(図2)
従来の給湯装置では、給湯路を通流して補助加熱手段へ流入する湯水の補助加熱手段入口温度が設定入口温度よりも高いか又は低いかに基づいて補助加熱手段を加熱作動させるか否かの判定が行われているのだが、補助加熱手段を加熱作動させるか否かを判定するために測定するのが上記補助加熱手段入口温度のみであると、湯水の使用者の安全性や快適性に問題が生じることもある。
例えば、給湯路へ送出される湯水が上述のような貯湯槽に貯湯されている湯水であるとき、給湯路内の湯水の温度の方が貯湯槽から送出される湯水の温度よりも高い場合や、給湯路内の湯水の温度の方が貯湯槽から送出される湯水の温度よりも低い場合など、給湯路を通流する湯水の温度と貯湯槽から送出される湯水の温度とが異なることがある。そして、従来の給湯装置での補助加熱手段の作動制御のように、測定が行われていない貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるにも拘わらず、給湯路を通流する湯水の補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であることに基づいて補助加熱手段を加熱作動させたとき、補助加熱手段によって加熱しなくてもよい程の高温の湯水を加熱した上で給湯先に給湯してしまって危険である。また、補助加熱手段の加熱作動が行われることで不要なエネルギ消費が行われるという点、及び、補助加熱手段の不要な加熱作動が行われることで補助加熱手段の寿命が短縮されるという点でも問題である。
同様に、貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であるにも拘わらず、給湯路を通流する湯水の補助加熱手段入口温度が設定入口温度以上であることに基づいて補助加熱手段を加熱作動させなかったとき、当初は快適な温度の湯水が供給されるが、次第に湯水の温度が低下してしまって不快感を与えることになる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者の安全性や快適性及び補助加熱手段の省エネルギ性や寿命を考慮した湯水の給湯が行われる給湯装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る給湯装置の第1特徴構成は、貯湯槽から送出されて給湯路を通流する湯水を加熱する補助加熱手段と、その補助加熱手段の作動を制御する制御手段とが設けられている給湯装置であって、前記貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段が設けられ、前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度測定手段の測定情報に基づいて、前記貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると前記補助加熱手段を加熱作動させ、且つ、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度以上であると前記補助加熱手段を加熱作動させないように構成されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、制御手段が、上記貯湯槽出口温度測定手段の測定情報に基づいて、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると上記補助加熱手段を加熱作動させ、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると上記補助加熱手段を加熱作動させないように補助加熱手段を制御するようになる。
つまり、貯湯槽出口から給湯先までの給湯路に存在している湯水の温度の高低に拘わらず、貯湯槽出口の湯水の温度に基づいて上記補助加熱手段を加熱作動させるか否かが判定されるので、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるにも拘わらず補助加熱手段が加熱作動されることで使用者に予期せぬ高温の湯水が給湯されてしまう危険や、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であるにも拘わらず補助加熱手段が加熱作動されないことで使用者に予期せぬ低温の湯水が給湯されて不快になるといった問題を回避することが可能となる。また、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱手段の加熱作動が行われないようにして、補助加熱手段が加熱作動を行った場合の不要なエネルギ消費を抑制することが可能となり、及び、補助加熱手段の寿命が無駄に短縮されないようにすることが可能となる。
従って、使用者の安全性や快適性及び補助加熱手段の省エネルギ性や寿命を考慮した湯水の給湯が行われる給湯装置が提供されることになる。
本発明に係る給湯装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過すると前記補助加熱手段を加熱作動させるように構成されている点にある。
上記第2特徴構成によれば、制御手段が、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過すると上記補助加熱手段を加熱作動させるように補助加熱手段を制御するようになる。つまり、設定出口温度未満の湯水が貯湯槽出口を通過してから補助加熱手段に到達するまでの時間に相当する上記設定待ち時間が経過してから上記補助加熱手段が加熱作動されて、湯水の過剰な加熱や湯水の加熱不足が生じないようにすることができる。
上記課題を解決するための本発明に係る給湯装置の第3特徴構成は、貯湯槽から送出されて給湯路を通流する湯水を加熱する補助加熱手段と、その補助加熱手段の作動を制御する制御手段とが設けられている給湯装置であって、前記貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段と、前記補助加熱手段へ流入する湯水の補助加熱手段入口温度を測定する補助加熱手段入口温度測定手段とが設けられ、前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度測定手段及び前記補助加熱手段入口温度測定手段の測定情報に基づいて、前記補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、前記貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると前記補助加熱手段を加熱作動させ、及び、前記補助加熱手段入口温度が前記設定入口温度未満であり、且つ、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度以上であると前記補助加熱手段を加熱作動させないように構成されている点にある。
上記第3特徴構成によれば、制御手段が、貯湯槽出口温度測定手段及び補助加熱手段入口温度測定手段の測定情報に基づいて、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると上記補助加熱手段を加熱作動させ、及び、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると上記補助加熱手段を加熱作動させないように補助加熱手段を制御するようになる。
つまり、貯湯槽出口付近での湯水の温度と、貯湯槽出口から給湯先までの給湯路に存在している湯水の温度とに基づいて上記補助加熱手段を加熱作動させるか否かが判定されるので、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であるときには補助加熱手段を加熱作動させることで、使用者には適切な温度の湯水が継続的に給湯され、及び、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱手段を加熱作動させないことで、貯湯槽に貯湯されている十分に高温の湯水が更に加熱されないようになって安全な給湯を行うことができる。また、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱手段の加熱作動が行われないようにして、補助加熱手段が加熱作動を行った場合の不要なエネルギ消費を抑制することが可能となり、及び、補助加熱手段の寿命が無駄に短縮されないようにすることが可能となる。
従って、使用者の安全性や快適性及び補助加熱手段の省エネルギ性や寿命を考慮した湯水の給湯が行われる給湯装置が提供されることになる。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して第1実施形態の給湯装置について説明する。
図1に示す給湯装置は、ガスエンジン30を備えた発電装置Gで発生した排熱を湯水として回収して貯湯槽1に貯湯し、その貯湯された湯水をカランやシャワーなどの給湯栓14などから給湯するように構成されている。
発電装置Gには、ガスエンジン30の冷却水ジャケット30jにわたって冷却水循環路31を通じて冷却水が循環される冷却水熱交換器32を設け、冷却水循環路31には、冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ33を設けてある。そして、詳細は後述するが、その冷却水熱交換器32に排熱回収用の水を循環させて、ガスエンジン30の排熱を貯湯槽1に蓄えるように構成してある。
更に、冷却水循環路31において、冷却水熱交換器32から排出された冷却水が冷却水ジャケット30jへ通流する部分に、ラジエータ放熱用温調弁70を介してラジエータ71を接続し、又、冷却水を冷却水熱交換器32及びラジエータ71を迂回させて通流させるバイパス路72を、バイパス用温調弁73を介して冷却水循環路31に接続してある。ラジエータ放熱用温調弁70は、冷却水の温度がラジエータ放熱切換用設定温度(例えば82°C程度)以上のときは、ラジエータ71に冷却水が流れる流路に切り換わるように構成し、バイパス用温調弁73は、冷却水の温度が冷却水バイパス用設定温度(例えば60°C程度)以下のときは、冷却水がバイパス流路72に流れる流路に切り換わるように構成してある。
つまり、ガスエンジン30の起動時は、冷却水の温度が低いので、冷却水を冷却水熱交換器32及びラジエータ71を迂回させて通流させることにより、冷却水の放熱を抑制して、適切に起動できるようにしてある。
又、出力の大きいとき等、冷却水の温度が高くなって、冷却水熱交換器32だけでは放熱量が不足するときには、冷却水を冷却水熱交換器32とラジエータ71とに通流させるようにして、放熱量を大きくしている。
発電装置Gの冷却水熱交換器32には、温度成層を形成するように貯湯槽1に貯湯されている湯水の内の低温側の湯水(貯湯槽1の下部に貯湯されている湯水)が流入するように構成されており、その冷却水熱交換器32から流出するガスエンジン30の排熱を回収した高温の湯水が貯湯槽1の上部に貯湯されることになる。
また、貯湯槽1の下部には、水道水が給湯路2を通じて流入し、貯湯槽1の上部から送出された湯水が給湯路3を通じて給湯栓14などの給湯先に給湯されるように構成されている。そして、給湯路3へ送出される湯水の温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段としての貯湯槽温度測定センサ20が貯湯槽1の上部に設けられ、その貯湯槽温度測定センサ20によって貯湯槽出口温度Toutが測定されている。
この給湯装置には、貯湯槽1から送出されて給湯路3を通流する湯水を加熱する補助加熱手段としての補助加熱装置Bと、その補助加熱装置Bの作動を制御する制御手段としての制御部16とが設けられ、給湯栓14などから給湯される湯水の設定給湯温度を指令するためのリモコン操作部17も設けられている。そして、給湯路3の補助加熱装置Bの入口部位には、通流する湯水の温度を測定する給湯路温度センサ24が設けられ、給湯路温度センサ24によって湯水の補助加熱手段入口温度Tinが測定されている。
また、給湯路3にはミキシング弁7を設け、そのミキシング弁7に、給水路2から分岐したミキシング水路6を接続し、給湯路3の先端にはカランやシャワーなどの給湯栓14を接続している。そして、給湯路3のミキシング弁7の設置部位よりも下流側に、補助加熱装置Bを三方弁15及び給湯路3aを介して接続して、その三方弁15を湯水が補助加熱装置Bを通流するように切り換えることにより、通常は給湯路3aを通流して給湯栓14に給湯される湯水を、補助加熱装置Bにて加熱した後で給湯栓14に給湯されるようにしている。
補助加熱装置Bは、周知の瞬間湯沸器を用いているので詳細な説明は省略するが、加熱対象の湯水が通流する給湯加熱用熱交換器10とその給湯加熱用熱交換器10を加熱するバーナ11を備え、バーナ11にはガス燃料を供給する燃料供給路9を接続し、その燃料供給路9には、バーナ11へのガス燃料供給を断続する開閉弁13、及び、バーナ11へのガス燃料供給量を調整するガス流量調整弁12を設けてある。
次に、制御部16の制御動作について説明する。
制御部16は、発電装置Gの運転中は、冷却水循環ポンプ33及び排熱回収用ポンプ37を連続して作動させて、ガスエンジン30の排熱を回収して貯湯槽1の湯水が加熱されるようにしている。そして、制御部16は、給湯栓14が開栓されることによって給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出することに基づいて、リモコン操作部17によって設定された設定給湯温度の湯水が給湯栓14から給湯されるように湯水の給湯温度を制御する。湯水の給湯温度を制御する方法としては、ミキシング弁7から水道水を混合して貯湯槽1から送出される湯水の温度を低下させる方法や、補助加熱装置Bを加熱作動させて貯湯槽1から送出される湯水の温度を上昇させる方法がある。
以下に制御部16による補助加熱装置Bの加熱作動制御について図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップ100において制御部16は、給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出しているか否かを判定し、検出しているときには給湯栓14が開かれているとしてステップ102に移行する。他方で、制御部16は、ステップ100において給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出していない、つまり、給湯栓14が使用されていないと判定したときには、補助加熱装置Bの作動制御を行う必要が無いので、この加熱作動制御の初めにリターンする。
給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出しているとき、ステップ102において制御部16は、貯湯槽出口温度センサ20での湯水の測定温度である貯湯槽出口温度:Toutが、設定出口温度:Tout−set以上であるか否かを判定する。この設定出口温度は、リモコン操作部17に対して入力されている設定給湯温度に基づいて設定される値であり、具体的には、給湯栓14から給湯される湯水の温度が設定給湯温度となるために要求される貯湯槽出口温度に相当する。
そして、制御部16は、ステップ102において貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると判定したとき、ステップ104に移行して貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過したか否かを判定し、設定待ち時間が経過した後でステップ106において補助加熱装置Bを加熱作動させる。つまり、制御部16は、使用者が湯水を使用している途中において、発電装置Gから回収した排熱量よりも消費熱量(つまり、湯水の使用量)が多いことによって湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満にまで低下したとき(この時点で給湯路3を通流している湯水は温度が低下する前の高温の湯水である)、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過した頃に給湯栓14から給湯される湯水の温度が設定給湯温度未満になると予測して、その低温の湯水が給湯栓14から給湯される前に補助加熱装置Bで湯水の加熱を行った上で給湯されるようにしている。
尚、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となった時点で、補助加熱装置Bの入口に設けられた補助加熱手段入口温度測定手段としての給湯路温度センサ24による湯水の測定温度(補助加熱手段入口温度)が設定入口温度未満であるときにはこのステップ104の判定をスキップして、補助加熱装置Bを加熱作動させる。
他方で、制御部16は、ステップ102において貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると判定したとき、給湯栓14から給湯される湯水の温度は補助加熱装置Bを加熱作動させなくても設定給湯温度以上になることが確保されているので、補助加熱装置Bを加熱作動させない(ステップ108)。そして、制御部16は、ミキシング弁7の開閉制御を行うなどして給湯路温度センサ25での湯水の測定温度が設定給湯温度となるようにする。
以上のように、従来の給湯装置では補助加熱装置Bの入口に設けられた給湯路温度センサ24による湯水の測定温度が設定温度未満であると補助加熱装置Bを加熱作動させ、設定温度以上であると補助加熱装置Bを加熱作動させないように構成されていたが、本実施形態の給湯装置では、貯湯槽1出口から給湯先までの給湯路に存在している湯水の温度の高低に拘わらず、貯湯槽1出口の湯水の温度に基づいて上記補助加熱装置Bを加熱作動させるか否かが判定されるので、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるにも拘わらず補助加熱装置Bが加熱作動されることで使用者に予期せぬ高温の湯水が給湯されてしまう危険や、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であるにも拘わらず補助加熱装置Bが加熱作動されないことで使用者に予期せぬ低温の湯水が給湯されて不快になるといった問題を回避することが可能となる。また、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱装置Bの加熱作動が行われないようにして、補助加熱装置Bが加熱作動を行った場合の不要なエネルギ消費を抑制することが可能となり、及び、補助加熱装置Bの寿命が無駄に短縮されないようにすることが可能となる。
<第2実施形態>
第2実施形態で説明する給湯装置は、貯湯槽出口温度測定手段としての貯湯槽温度センサ20で測定される貯湯槽出口温度と、補助加熱手段入口温度測定手段としての給湯路温度センサ24で測定される補助加熱手段入口温度とに基づいて、補助加熱装置Bの加熱作動の可否が判定される点で、貯湯槽出口温度測定手段としての貯湯槽温度センサ20で測定される貯湯槽出口温度のみに基づいて補助加熱装置Bの加熱作動の可否が判定される第1実施形態の給湯装置と異なっている。以下に第2実施形態の給湯装置での補助加熱装置Bの加熱作動制御について説明するが、第1実施形態と同様の説明は省略する。
以下に制御部16による補助加熱装置Bの加熱作動制御について図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップ200において制御部16は、給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出しているか否かを判定し、検出しているときには給湯栓14が開かれているとしてステップ202に移行する。他方で、制御部16は、ステップ200において給湯流量センサ8が設定流量以上の流量を検出していない、つまり、給湯栓14が使用されていないと判定したときには、補助加熱装置Bの作動制御を行う必要が無いので、この加熱作動制御の初めにリターンする。
給湯流量センサ8が設定流量を検出しているとき、ステップ202において制御部16は、給湯路温度センサ24での湯水の測定温度である補助加熱手段入口温度:Tinが、設定入口温度:Tin−set以上であるか否かを判定する。この設定入口温度は、リモコン操作部17に対して入力されている設定給湯温度に基づいて設定される値であり、具体的には、給湯栓14から給湯される湯水の温度が設定給湯温度となるために要求される補助加熱手段入口温度に相当する。
そして、制御部16は、ステップ202において補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であると判定したときにはステップ206に移行し、ステップ202において補助加熱手段入口温度が設定入口温度以上であると判定したときにはステップ204に移行する。
ステップ202の判定において補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であったとき、ステップ206において制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるか否かを判定する。そして、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると判定したとき、つまり、貯湯槽1に貯湯されている湯水が十分に高温であると判定したときには、その時点で給湯路3を通流している湯水の温度が低いとしても湯水を加熱する必要は無いと判定して、補助加熱装置Bを加熱作動させない(ステップ208)。他方で、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると判定したとき、つまり、貯湯槽1に貯湯されている湯水の温度が低く、且つ、給湯路3を通流している湯水の温度が低いと判定したときには、即座に湯水の加熱を開始する必要があると判定して、ステップ212に移行して補助加熱装置Bを加熱作動させる。
ステップ202の判定において補助加熱手段入口温度が設定入口温度以上であったとき、ステップ204において制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるか否かを判定する。そして、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であると判定したとき、つまり、貯湯槽1に貯湯されている湯水が十分に高温であり、且つ、給湯路3を通流している湯水の温度が十分に高温であると判定して、補助加熱装置Bを加熱作動させない(ステップ208)。他方で、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると判定したとき、ステップ210に移行して貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過したか否かを判定し、設定待ち時間が経過した後でステップ212において補助加熱装置Bを加熱作動させる。つまり、制御部16は、使用者が湯水を使用している途中において、発電装置Gから回収した排熱量よりも消費熱量(つまり、湯水の使用量)が多いことによって湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度未満にまで低下したとき(この時点で給湯路3を通流している湯水は温度が低下する前の高温の湯水である)、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過した頃に給湯栓14から給湯される湯水の温度が設定給湯温度未満になると予測して、その低温の湯水が給湯栓14から給湯される前に補助加熱装置Bで湯水の加熱を行った上で給湯されるようにしている。
尚、制御部16は、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満となった時点で、補助加熱装置Bの入口に設けられた補助加熱手段入口温度測定手段としての給湯路温度センサ24による湯水の測定温度(補助加熱手段入口温度)が設定入口温度未満であるときにはこのステップ210の判定をスキップして、補助加熱装置Bを加熱作動させる。
以上のように、貯湯槽1出口付近での湯水の温度と、貯湯槽1出口から給湯先までの給湯路に存在している湯水の温度とに基づいて上記補助加熱装置Bを加熱作動させるか否かが判定されるので、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であるときには補助加熱装置Bを加熱作動させることで、使用者には適切な温度の湯水が継続的に給湯され、及び、補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱装置Bを加熱作動させないことで、貯湯槽1に貯湯されている十分に高温の湯水が更に加熱されないようになって安全な給湯を行うことができる。また、湯水の貯湯槽出口温度が設定出口温度以上であるときには補助加熱装置Bの加熱作動が行われないようにして、補助加熱装置Bが加熱作動を行った場合の不要なエネルギ消費を抑制することが可能となり、及び、補助加熱装置Bの寿命が無駄に短縮されないようにすることが可能となる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、貯湯槽出口温度測定手段としての貯湯槽温度センサ20が、湯水が給湯路3へ送出される前の貯湯槽1内に設置されている形態について説明したが、別の部位に設置されていてもよい。例えば、貯湯槽出口温度測定手段としての温度センサを、貯湯槽1から給湯路3へ送出された直後の湯水の温度を給湯路3において測定するような部位に設けてもよい。
<2>
上記実施形態では、発電装置Gとしてガスエンジン30を備えたものを例示し、そのガスエンジン30の排熱を貯湯槽1にて回収する形態について説明したが、ガスエンジン30に代えて他の装置を用いてもよい。例えば、発電装置Gとして燃料電池を用い、その燃料電池の排熱を貯湯槽1にて回収するように構成してもよい。
給湯装置の構成図 第1実施形態の加熱作動制御のフローチャート 第2実施形態の加熱作動制御のフローチャート
符号の説明
1 貯湯槽
3 給湯路
16 制御部(制御手段)
B 補助加熱装置(補助加熱手段)
20 貯湯槽温度センサ(貯湯槽出口温度測定手段)

Claims (3)

  1. 貯湯槽から送出されて給湯路を通流する湯水を加熱する補助加熱手段と、その補助加熱手段の作動を制御する制御手段とが設けられている給湯装置であって、
    前記貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度測定手段の測定情報に基づいて、前記貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると前記補助加熱手段を加熱作動させ、及び、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度以上であると前記補助加熱手段を加熱作動させないように構成されている給湯装置。
  2. 前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度未満となってから設定待ち時間が経過すると前記補助加熱手段を加熱作動させるように構成されている請求項1記載の給湯装置。
  3. 貯湯槽から送出されて給湯路を通流する湯水を加熱する補助加熱手段と、その補助加熱手段の作動を制御する制御手段とが設けられている給湯装置であって、
    前記貯湯槽から送出される湯水の貯湯槽出口温度を測定する貯湯槽出口温度測定手段と、前記補助加熱手段へ流入する湯水の補助加熱手段入口温度を測定する補助加熱手段入口温度測定手段とが設けられ、
    前記制御手段が、前記貯湯槽出口温度測定手段及び前記補助加熱手段入口温度測定手段の測定情報に基づいて、前記補助加熱手段入口温度が設定入口温度未満であり、且つ、前記貯湯槽出口温度が設定出口温度未満であると前記補助加熱手段を加熱作動させ、及び、前記補助加熱手段入口温度が前記設定入口温度未満であり、且つ、前記貯湯槽出口温度が前記設定出口温度以上であると前記補助加熱手段を加熱作動させないように構成されている給湯装置。
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