JP2006214385A - 副室式内燃機関 - Google Patents

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勇 堀田
Eiji Takahashi
英二 高橋
Toru Noda
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Abstract

【課題】 主燃焼室における新気混合気を十分に燃焼することができる副室式内燃機関を提供する。
【解決手段】 副室式内燃機関1は、主燃焼室63と、副燃焼室61と、可変容積機構70と、ECU40とを備える。副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接する。可変容積機構70は、副燃焼室61の容積を変化させる。ECU40は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61において燃焼が行われる期間中に副燃焼室61の容積を小さくする。ECU40は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、副室式内燃機関に関する。
従来から、主燃焼室及びその主燃焼室に隣接して設けられる副燃焼室を備えた副室式内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−141064(第1−3頁、第1−4図)
特許文献1の技術では、副燃焼室において燃焼が行われ、その燃焼ガス(火炎)が副燃焼室から主燃焼室へ放射される。
しかし、特許文献1の技術では、副燃焼室において新気混合気を燃焼させるための動作が運転状態に関わらず一様に行われるため、運転状態によっては、副燃焼室における燃焼が適切なものとならないことがある。また、副燃焼室から主燃焼室へ放射される火炎が弱いものとなることがある。これらの結果、主燃焼室における新気混合気を十分に燃焼できないことがある。
本発明の課題は、主燃焼室における新気混合気を十分に燃焼することができる副室式内燃機関を提供することにある。
本発明に係る副室式内燃機関は、主燃焼室と、副燃焼室と、可変容積機構と、制御部とを備える。副燃焼室は、主燃焼室に隣接する。可変容積機構は、副燃焼室の容積を変化させる。制御部は、可変容積機構を制御して、副燃焼室において燃焼が行われる期間中に副燃焼室の容積を小さくする。制御部は、可変容積機構を制御して、副燃焼室の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる。
この副室式内燃機関では、制御部は、可変容積機構を制御して、副燃焼室の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる。これにより、副燃焼室において要求される燃焼が運転状態に応じて変化する場合でも、副燃焼室における燃焼を適切なものとすることができる。また、制御部は、可変容積機構を制御して、副燃焼室において燃焼が行われる期間中に副燃焼室の容積を小さくする。これにより、副燃焼室から主燃焼室への火炎の放射を促進することができる。
本発明に係る副室式内燃機関では、副燃焼室における燃焼を適切なものとすることができ、副燃焼室から主燃焼室への火炎の放射を促進することができるので、主燃焼室における新気混合気を十分に燃焼することができる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図1に示す。
(副室式内燃機関の概略構成)
副室式内燃機関1は、主として、主燃焼室63、吸排気機構、燃料噴射弁27、副燃焼室61、点火プラグ29、可変容積機構70及びECU(制御部)40を備える。
主燃焼室63は、シリンダヘッド20,シリンダブロック10およびピストン3に囲まれた室である。シリンダヘッド20には、主燃焼室63に新気混合気を供給するための吸気ポート23と、主燃焼室63から既燃ガスを排気ガスとして排出するための排気ポート24とが形成されている。
また、吸排気機構として、吸気ポート23の下流には吸気バルブ21が、排気ポート24の上流には排気バルブ22が配備されている。クランクシャフトの回転に連動して回転する吸気用カム軸21b/排気用カム軸22bに固定された吸気用カム21a/排気用カム22aは、吸気バルブ21/排気バルブ22の上方に配置されており、吸気バルブ21/排気バルブ22を開閉させる。
燃料噴射弁27は、吸気ポート23に燃料を噴射する弁である。燃料配管31を介して燃料噴射弁27に燃料を送り出す燃料ポンプ25は、吸気用カム軸21bの端部近傍に配備されており、ガソリン燃料を加圧する。
副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接して設けられる室であり、副燃焼室壁61c(図2参照)に囲まれている。具体的には、シリンダヘッド20において吸気ポート23と排気ポート24との間に形成された空間に、略円筒形状の副燃焼室壁61cが配置され、副燃焼室61が形成される。また、副燃焼室壁61cの膨出した半球状の底面には、主燃焼室63と副燃焼室61とを連通する複数の連通路61dが形成されている。点火プラグ29は、その先端が副燃焼室61に突出するように設けられている。
可変容積機構70は、一部(ピストン82)が副燃焼室61の内部に設けられ、別の一部が副燃焼室61の上部に設けられている。可変容積機構70は、ピストン82を副燃焼室61の内壁に沿って移動させることで、副燃焼室61の容積を変化させる。
ECU40は、燃料ポンプ25、点火プラグ29、可変容積機構70などに電気的に接続されている。
(副室式内燃機関の概略動作)
副室式内燃機関1では、吸気行程において、燃料ポンプ25で加圧された燃料が、燃料配管31を介して燃料噴射弁27に供給される。燃料噴射弁27は、吸気ポート23に導入された新気空気に、燃料を噴射する。これにより、新気混合気が生成される。そして、吸気行程において、吸気用カム21aにより吸気バルブ21は開状態とされ、新気混合気は吸気ポート23から主燃焼室63へ導入される。
圧縮行程においては、主燃焼室63で新気混合気が圧縮されるとともに、主燃焼室63の新気混合気の一部が、連通路61dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される。
点火プラグ29により、副燃焼室61の燃料は所定のタイミングで着火され燃焼する。副燃焼室61の燃焼ガス(火炎)は、連通路61dを介して主燃焼室63へトーチ状に放射され、主燃焼室63の均質な新気混合気を燃焼させる。
膨張行程では、新気混合気が燃焼して発生した燃焼圧力によって、ピストン3が押し下げられる。
排気行程では、排気用カム22aにより排気バルブ22が開状態とされ、主燃焼室63で燃焼された既燃ガスが、排気ガスとして排気ポート24へ排出される。
ECU40は、燃料ポンプ25、点火プラグ29、可変容積機構70などに対して、制御の信号を供給し各種の制御を行う。ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行する。例えば、ECU40は、所定のロジックを、電気回路的に、ソフト的に又はその両方により実行する。
(可変容積機構の詳細構成)
可変容積機構70の詳細構成を、図2に示す。
可変容積機構70は、主として、油圧駆動機構81及びピストン82を備える。油圧駆動機構81は、主として、高圧用バルブ71,低圧用バルブ72,タペット73,スプリング74,油圧室75,第1通路76,第2通路77,ハウジング78及び連結軸79を備える。
高圧用バルブ71は、第1通路76を介して油圧室75に接続されている。低圧用バルブ72は、第2通路77を介して油圧室75に接続されている。油圧室75は、ハウジング78とタペット73とに囲まれた室である。タペット73は、ハウジング78の内壁に沿って移動することができるようになっている。そして、タペット73は、スプリング74から受ける力と油圧室75の油圧による力とが釣り合う位置で安定するように設けられている。
ピストン82とタペット73とは連結軸79で連結されており、スプリング74から受ける力と油圧室75の油圧による力との差に相当する力がタペット73と連結軸79とを介してピストン82に伝達されるようになっている。また、ピストン82は、副燃焼室61の内部に設けられており、副燃焼室61の内壁61aに沿って移動することができるようになっている。ピストン82が副燃焼室61の内壁61aに沿って移動することにより、副燃焼室61の容積が変化する。
(可変容積機構の詳細動作)
高圧用バルブ71が開状態となり、低圧用バルブ72が閉状態となったときに、高圧の油圧が高圧用バルブ71と第1通路76とを経由して油圧室75に伝達される。これにより、油圧室75の油圧が高くなる。そして、タペット73は、油圧室75の油圧が高くなったことにより、図面上において下方に下がる。そのタペット73の動作は、連結軸79を介してピストン82に伝達され、ピストン82を押し下げる。これにより、副燃焼室61の容積は小さくなる。
一方、高圧用バルブ71が閉状態となり、低圧用バルブ72が開状態となったときに、低圧の油圧が低圧用バルブ72と第2通路77とを経由して油圧室75に伝達される。これにより、油圧室75の油圧が低くなる。そして、タペット73は、油圧室75の油圧が低くなったことにより、図面上において上方に上がる。そのタペット73の動作は、連結軸79を介してピストン82に伝達され、ピストン82を引き上げる。これにより、副燃焼室61の容積は大きくなる。
(ECUの詳細構成)
ECU40は、主として、負荷演算部41,速度演算部42,燃料噴射制御部43,容積制御部44、点火時期制御部45及び記憶部46を備える。負荷演算部41,速度演算部42,燃料噴射制御部43,容積制御部44及び点火時期制御部45は、CPUなどである。記憶部46は、ROM,RAMなどであり、プログラムやマップ情報(図3参照)などを記憶している。
ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行するだけでなく、可変容積機構70を制御するためのロジックを実行する。
(ECUの詳細動作)
ECU40には、クランク角センサ51で検出されたクランク角信号、水温センサ52で検出された冷却水温信号、アクセル開度センサ53で検出されたアクセル開度信号などが入力される。負荷演算部41や速度演算部42は、これらの信号を受け取る。負荷演算部41は、これらの信号に基づいて、機関負荷を演算する。速度演算部42は、これらの信号に基づいて、機関速度を演算する。
燃料噴射制御部43は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関速度の情報を速度演算部42から受け取り、機関負荷や機関速度の情報などに基づいて、噴射量制御信号を生成する。これにより、燃料噴射弁27は、噴射量制御信号に基づいて所定の噴射量で燃料を噴射する。
容積制御部44は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関速度の情報を速度演算部42から受け取る。また、容積制御部44は、記憶部46を参照し、マップ情報(図3参照)を記憶部から受け取る。容積制御部44は、機関負荷や機関速度の情報とマップ情報(図3参照)となどに基づいて、容積制御信号を生成する。これにより、可変容積機構70は、容積制御信号に基づいて、所定のタイミングで油圧室75の油圧を高くしたり、所定のタイミングで油圧室75の油圧を低くしたりする。すなわち、ECU40は、可変容積機構70の油圧駆動機構81における油圧室75の油圧を制御することにより、副燃焼室61の容積を制御する。
点火時期制御部45は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関速度の情報を速度演算部42から受け取り、機関負荷や機関速度の情報などに基づいて、点火時期制御信号を生成する。これにより、点火プラグ29は、点火時期制御信号に基づいて所定のタイミングでスパークを発生させる。
(副室式内燃機関の制御)
副室式内燃機関1の制御を、図3〜図6を参照して説明する。
ECU40の容積制御部44が参照するマップ情報を、図3に示す。マップ情報には、機関負荷や機関速度と制御領域との関係が示されている。すなわち、制御領域は、第1制御領域A1と第2制御領域A2とに分けられている。第1制御領域A1は比較的低負荷側の領域であり、第2制御領域A2は比較的高負荷側の領域である。
図4は、第1制御領域A1における副室容積・第2制御領域A2における副室容積・バルブリフト量と、クランク角度との関係を示す。ここで、「第1制御領域A1における副室容積」は、第1制御領域A1の制御が行われた場合の副燃焼室61の容積である。「第2制御領域A2における副室容積」は、第2制御領域A2の制御が行われた場合の副燃焼室61の容積である。「バルブリフト量」は、吸気バルブ21又は排気バルブ22がリフトする量であり、吸気バルブ21について1点鎖線で、排気バルブ22について実線で示されている。
第1制御領域A1の制御が行われた場合、排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)から副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)までの期間中のタイミング(T1)において、ECU40は副燃焼室61の容積を大きくする。そして、副燃焼室61の燃焼期間(BT1)中のタイミング(T2)において、ECU40は副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射が促進される。
一方、第2制御領域A2の制御が行われた場合、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)において、ECU40は副燃焼室61の容積を大きくする。これにより、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。そして、排気バルブ22が開くタイミング(EVO)から排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)までの期間中のタイミング(T4)において、ECU40は副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61の残留ガスが副燃焼室61から主燃焼室63へ押し出され、主燃焼室63へ押し出された残留ガスは排気ポート24へ排気される。また、排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)から副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)までの期間中のタイミング(T1)において、ECU40は副燃焼室61の容積を大きくする。そして、副燃焼室61の燃焼期間(BT1)中のタイミング(T2)において、ECU40は副燃焼室61の容積を小さくする。
図5は、機関負荷とタイミングT1との関係を示す。ここで、「タイミングT1」は、図4に示すタイミングT1と同様であり、排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)から副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)までの期間中にあって、ECU40が副燃焼室61の容積を大きくするタイミングである。ECU40は、機関負荷が低い場合に、タイミングT1を、機関負荷が高い場合に比べて遅角する。すなわち、ECU40は、機関負荷が低くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)に近づける。これにより、機関負荷が低くなるに従って、副燃焼室61における新気混合気の乱れは強くなる。また、副燃焼室61における新気混合気の乱れの減衰が少ない内に、副燃焼室61で新気混合気が点火されることになる。
図6は、機関速度とタイミングT1との関係を示す。ECU40は、機関速度が速い場合に、タイミングT1を、機関速度が遅い場合に比べて進角する。すなわち、ECU40は、機関速度が速くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)から遠ざける。これにより、機関速度が速くなるに従って副燃焼室61に新気混合気が充填されにくくなっても、ECU40が副燃焼室61の容積を大きくしてから副燃焼室61で新気混合気が点火されるまでの期間(T1〜ADVまでの期間)を長く取るので、副燃焼室61に新気混合気が充填されやすくなる。
(副室式内燃機関の特徴)
(1)
ここでは、ECU40は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる。これにより、副燃焼室61において要求される燃焼が運転状態に応じて変化する場合でも、副燃焼室61における燃焼は適切なものとなる。また、ECU40は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61において燃焼が行われる期間中に副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射は促進される。
このように、副燃焼室61における燃焼が適切なものとなり、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射が促進されるので、主燃焼室63における新気混合気は完全燃焼する。
(2)
ここでは、ECU40は、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を機関負荷に応じて変化させる。具体的に、ECU40は、機関負荷が低い場合に、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を、機関負荷が高い場合に比べて遅角する。すなわち、ECU40は、機関負荷が低くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)に近づける。
このように、副燃焼室61から主燃焼室63へ強力な火炎放射が要求される運転条件(機関負荷が低い場合)において、副燃焼室61における新気混合気の乱れが強化され、副燃焼室61における新気混合気の乱れの減衰が少ない内に、副燃焼室61で新気混合気が点火されることになる。このため、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射は促進される。
(3)
ここでは、ECU40は、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を機関速度に応じて変化させる。具体的に、ECU40は、機関速度が速い場合に、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を、機関速度が遅い場合に比べて進角する。すなわち、ECU40は、機関速度が速くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)から遠ざける。
このように、副燃焼室61に新気混合気が充填されにくい運転条件(機関速度が速い場合)において、ECU40が副燃焼室61の容積を大きくしてから副燃焼室61で新気混合気が点火されるまでの期間(T1〜ADVまでの期間)を長く取るので、副燃焼室61に新気混合気が充填されやすくなる。このため、副燃焼室61の新気混合気の充填効率が低下することは抑制される。
(4)
ここでは、ECU40は、排気バルブ22が閉じてから副燃焼室61における新気混合気が点火されるまでの期間(EVC〜ADVまでの期間)中のタイミング(T1)で、副燃焼室61の容積を大きくする。すなわち、副燃焼室61の残留ガスが排気ポート24へ排気された後(EVCよりも後)に副燃焼室61の容積が大きくなるように制御されるので、副燃焼室61に残留ガスが導入されることは低減される。
(5)
ここでは、ECU40は、機関負荷が高い場合(第2制御領域A2の制御を行う場合)に、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)で副燃焼室61の容積を大きくする。これにより、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。そして、ECU40は、機関負荷が高い場合(第2制御領域A2の制御を行う場合)に、排気バルブ22が開いてから排気バルブ22が閉まるまでの期間(EVO〜EVCまでの期間)中のタイミング(T4)で、副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61の残留ガスが副燃焼室61から主燃焼室63へ押し出され、主燃焼室63へ押し出された残留ガスは排気ポート24へ排気される。
一方、ECU40は、機関負荷が低い場合(第1制御領域A1の制御を行う場合)には、そのような制御を行わない。
このように、ノッキングの起きやすい運転条件である高負荷運転条件(第2制御領域A2)において、ノッキングの起きやすい期間である主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)において、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。このため、ノッキングは抑制される。
また、副燃焼室61の内壁61aや外壁61bでプレイグニッションの起きやすい運転条件である高負荷運転条件(第2制御領域A2)において、副燃焼室61に残留している熱は残留ガスとともに副燃焼室61から排出される。このため、プレイグニッションは抑制される。
(6)
ここでは、可変容積機構70は、主として、油圧駆動機構81及びピストン82を有する。油圧駆動機構81は、油圧を介してピストン82を駆動する。ピストン82は、副燃焼室61の内部に設けられており、副燃焼室61の内壁61aに沿って移動する。このため、副燃焼室61の容積を変化させることができるようになっている。
このように、油圧駆動機構81が油圧を介してピストン82を駆動し、ピストン82が副燃焼室61の内壁61aに沿って移動するので、ECU40が可変容積機構70の油圧駆動機構81を制御することにより、副燃焼室61の容積は変化する。
(第1実施形態の変形例)
(A)可変容積機構70aは、油圧駆動機構81の代わりに、図7に示すようにカム駆動機構81aを備えていてもよい。この場合、カム駆動機構81aは、主として、カム軸71a,カム75a,タペット73,スプリング74及びハウジング78aを備える。クランクシャフトの回転に連動して回転するカム軸71aに固定されたカム75aは、ピストン82の上方に配置されており、タペット73及び連結軸79を介してピストン82を上下させる。
このように、カム駆動機構81aがカム75aを介してピストン82を駆動するので、ピストン82は副燃焼室61の内壁61aに沿って移動する。
なお、カム75aは、第1制御領域A1用のカムと第2制御領域A2用のカムとを有するものとする。また、カム駆動機構81aは、第1制御領域A1用のカムと第2制御領域A2用のカムとを切り替える機構も備えているものとする。
(B)可変容積機構70bは、油圧駆動機構81の代わりに、図8に示すように電磁駆動機構81bを備えていてもよい。この場合、電磁駆動機構81bは、主として、電磁コイル75b,スプリング74,移動部材73b及びハウジング78bを備える。移動部材73bは、ハウジング78bの内壁に沿った方向で上下に移動することができるようになっている。そして、移動部材73bは、スプリング74から受ける力と電磁コイル75bから受ける電磁力とが釣り合う位置で安定するように設けられている。
電磁コイル75bに電流が流され磁界が発生すると、移動部材73bに下向きの電磁力が働く。そして、移動部材73bは、下向きの電磁力を受けたことにより、図面上において下方に下がる。その移動部材73bの動作は、連結軸79を介してピストン82に伝達され、ピストン82を押し下げる。これにより、副燃焼室61の容積は小さくなる。
一方、電磁コイル75bに電流が流されずに磁界が発生しなくなると、移動部材73bには電磁力が働かなくなる。そして、移動部材73bは、電磁力が働かなくなることにより、図面上において上方に上がる。その移動部材73bの動作は、連結軸79を介してピストン82に伝達され、ピストン82を引き上げる。これにより、副燃焼室61の容積は大きくなる。
このように、電磁駆動機構81bが電磁力を介してピストン82を駆動するので、ピストン82は副燃焼室61の内壁61aに沿って移動する。
なお、電磁コイル75bに電流が流され磁界が発生したときに移動部材73bに上向きの電磁力が働いて上方に上がり、電磁コイル75bに電流が流されずに磁界が発生しなくなったときに移動部材73bに電磁力が働かなくなって下方に下がってもよい。
(C)可変容積機構70cは、油圧駆動機構81の代わりに、図9に示すようにピエゾ駆動機構81cを備えていてもよい。この場合、ピエゾ駆動機構81cは、主として、圧電体73c,スプリング74,ハウジング78c及び連結軸79を備える。圧電体73cは、ハウジング78cの内壁に沿って移動することができるようになっている。そして、圧電体73cは、スプリング74から受ける力と逆ピエゾ効果による力とが釣り合う位置で安定するように設けられている。
圧電体73cに電圧が印加されると、逆ピエゾ効果により圧電体73cが上下に伸びるように変形する。そして、連結軸79は、圧電体73cが上下に伸びることにより、図面上において下方に下がる。その連結軸79の動作は、ピストン82に伝達され、ピストン82を押し下げる。これにより、副燃焼室61の容積は小さくなる。
一方、圧電体73cに電圧が印加されなくなると、圧電体73cが上下に縮んで元の大きさになる。そして、連結軸79は、圧電体73cが上下に縮んで元の大きさになることにより、図面上において上方に上がる。その連結軸79の動作は、ピストン82に伝達され、ピストン82を引き上げる。これにより、副燃焼室61の容積は大きくなる。
このように、ピエゾ駆動機構81cが逆ピエゾ効果による力を介してピストン82を駆動するので、ピストン82は副燃焼室61の内壁61aに沿って移動する。
なお、圧電体73cに電圧が印加されたときに逆ピエゾ効果により圧電体73cが上下に縮むように変形し、圧電体73cに電圧が印加されなくなったときに圧電体73cが上下に伸びて元の大きさになってもよい。
(D)燃料ポンプ25は、吸気用カム軸21bや排気用カム軸22bなどの回転を利用して加圧する方式でもよいし、電動ポンプであってもよい。
また、図4において、タイミング(T3)は、副燃焼室61の燃焼期間(BT1)が終了した後であることが好ましく、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)の後半におけるタイミングであることが好ましい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図10に示す。なお、第1実施形態と同様の構成要素は同じ番号で示されている。
副室式内燃機関100は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、ECU40の代わりにECU140を備える点で第1実施形態と異なる。ECU140の記憶部146は、図3に示すマップ情報の代わりに、図11に示すマップ情報を記憶している。容積制御部144は、記憶部146を参照し、マップ情報(図11参照)を記憶部146から受け取る。これらの点で第1実施形態と異なる。
(副室式内燃機関の制御)
副室式内燃機関100の制御を、図11,図12を参照して説明する。
ECU140の容積制御部144が参照するマップ情報を、図11に示す。マップ情報には、機関負荷や機関速度と制御領域との関係が示されている。すなわち、制御領域は、第1制御領域A1と第2制御領域A102と第3制御領域A103とに分けられている。第1制御領域A1は比較的低負荷側の領域であり、第2制御領域A102は比較的高速高負荷側の領域であり、第3制御領域A103は比較的低速高負荷側の領域である。
図12は、第1制御領域A1における副室容積・第3制御領域A103における副室容積・第2制御領域A102における副室容積・バルブリフト量と、クランク角度との関係を示す。ここで、「第1制御領域A1における副室容積」は、第1制御領域A1の制御が行われた場合の副燃焼室61の容積である。「第3制御領域A103における副室容積」は、第3制御領域A103の制御が行われた場合の副燃焼室61の容積である。「第2制御領域A102における副室容積」は、第2制御領域A102の制御が行われた場合の副燃焼室61の容積である。「バルブリフト量」は、吸気バルブ21又は排気バルブ22がリフトする量であり、吸気バルブ21について1点鎖線で、排気バルブ22について実線で示されている。
また、第3制御領域A103の制御が行われた場合、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)において、ECU140は副燃焼室61の容積を大きくする。これにより、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。そして、副燃焼室61の燃焼期間(BT1)中のタイミング(T2)において、ECU140は副燃焼室61の容積を小さくする。
それから、第2制御領域A102の制御が行われた場合、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)において、ECU140は副燃焼室61の容積を大きくする。これにより、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。そして、排気バルブ22が開くタイミング(EVO)から排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)までの期間中のタイミング(T4)において、ECU140は副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61の残留ガスが副燃焼室61から主燃焼室63へ押し出され、主燃焼室63へ押し出された残留ガスは排気ポート24へ排気される。また、排気バルブ22が閉まるタイミング(EVC)から副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)までの期間中のタイミング(T1)において、ECU140は副燃焼室61の容積を大きくする。そして、副燃焼室61の燃焼期間(BT1)中のタイミング(T2)において、ECU140は副燃焼室61の容積を小さくする。
その他の点は第1実施形態と同様である。
(副室式内燃機関の特徴)
(1)
ここでは、ECU140は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる。これにより、副燃焼室61において要求される燃焼が運転状態に応じて変化する場合でも、副燃焼室61における燃焼は適切なものとなる。また、ECU140は、可変容積機構70を制御して、副燃焼室61において燃焼が行われる期間中に副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射は促進される。
このように、副燃焼室61における燃焼が適切なものとなり、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射が促進されるので、主燃焼室63における新気混合気は完全燃焼する。
(2)
ここでは、ECU140は、第1制御領域A1又は第2制御領域A102の制御を行うときに、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を機関負荷に応じて変化させる。具体的に、ECU140は、第1制御領域A1又は第2制御領域A102の制御を行うときに、機関負荷が低い場合、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を、機関負荷が高い場合に比べて遅角する。すなわち、ECU140は、機関負荷が低くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)に近づける。
このように、副燃焼室61から主燃焼室63へ強力な火炎放射が要求される運転条件(機関負荷が低い場合)において、副燃焼室61における新気混合気の乱れが強化され、副燃焼室61における新気混合気の乱れの減衰が少ない内に、副燃焼室61で新気混合気が点火されることになる。このため、副燃焼室61から主燃焼室63への火炎の放射は促進される。
(3)
ここでは、ECU140は、第1制御領域A1又は第2制御領域A102の制御を行うときに、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を機関速度に応じて変化させる。具体的に、ECU140は、第1制御領域A1又は第2制御領域A102の制御を行うときに、機関速度が速い場合、副燃焼室61の容積を大きくするタイミング(T1)を、機関速度が遅い場合に比べて進角する。すなわち、ECU140は、機関速度が速くなるに従って、タイミングT1を、副燃焼室61で新気混合気が点火されるタイミング(ADV)から遠ざける。
このように、副燃焼室61に新気混合気が充填されにくい運転条件(機関速度が速い場合)において、ECU140が副燃焼室61の容積を大きくしてから副燃焼室61で新気混合気が点火されるまでの期間(T1〜ADVまでの期間)を長く取るので、副燃焼室61に新気混合気が充填されやすくなる。このため、副燃焼室61の新気混合気の充填効率が低下することは抑制される。
(4)
ここでは、ECU140は、第1制御領域A1又は第2制御領域A102の制御を行うときに、排気バルブ22が閉じてから副燃焼室61における新気混合気が点火されるまでの期間(EVC〜ADVまでの期間)中のタイミング(T1)で、副燃焼室61の容積を大きくする。すなわち、副燃焼室61の残留ガスが排気ポート24へ排気された後(EVCよりも後)に副燃焼室61の容積が大きくなるように制御されるので、副燃焼室61に残留ガスが導入されることは低減される。
(5)
ここでは、ECU140は、第2制御領域A102又は第3制御領域A103の制御を行うときに、機関負荷が高い場合、主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)で副燃焼室61の容積を大きくする。これにより、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。そして、ECU140は、機関速度が速く機関負荷が高い場合(第2制御領域A102の制御を行う場合)に、排気バルブ22が開いてから排気バルブ22が閉まるまでの期間(EVO〜EVCまでの期間)中のタイミング(T4)で、副燃焼室61の容積を小さくする。これにより、副燃焼室61の残留ガスが副燃焼室61から主燃焼室63へ押し出され、主燃焼室63へ押し出された残留ガスは排気ポート24へ排気される。
一方、ECU140は、機関負荷が低い場合(第1制御領域A1の制御を行う場合)には、そのような制御を行わない。
このように、ノッキングの起きやすい運転条件である高負荷運転条件(第2制御領域A102又は第3制御領域A103)において、ノッキングの起きやすい期間である主燃焼室63の燃焼期間(BT2)中のタイミング(T3)において、主燃焼室63の圧力の過剰な上昇は抑制される。このため、ノッキングは抑制される。
また、副燃焼室61の内壁61aや外壁61bでプレイグニッションの特に起きやすい運転条件である高速高負荷運転条件(第2制御領域A102)において、副燃焼室61に残留している熱は残留ガスとともに副燃焼室61から排出される。このため、プレイグニッションは抑制される。
(6)
ここでは、可変容積機構70は、主として、油圧駆動機構81及びピストン82を有する。油圧駆動機構81は、油圧を介してピストン82を駆動する。ピストン82は、副燃焼室61の内部に設けられており、副燃焼室61の内壁61aに沿って移動する。このため、副燃焼室61の容積を変化させることができるようになっている。
このように、油圧駆動機構81が油圧を介してピストン82を駆動し、ピストン82が副燃焼室61の内壁61aに沿って移動するので、ECU140が可変容積機構70の油圧駆動機構81を制御することにより、副燃焼室61の容積は変化する。
本発明に係る副室式内燃機関は、主燃焼室における新気混合気を十分に燃焼することができるという効果を有し、副室式内燃機関等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 本発明の第1実施形態における副燃焼室の拡大断面図。 第1実施形態におけるマップ情報を示す図。 第1実施形態における第1制御領域における副室容積・第2制御領域における副室容積・バルブリフト量と、クランク角度との関係を示す図。 副燃焼室の容積を大きくするタイミングと機関負荷との関係を示す図。 副燃焼室の容積を大きくするタイミングと機関速度との関係を示す図。 第1実施形態の変形例における副燃焼室の拡大断面図。 第1実施形態の変形例における副燃焼室の拡大断面図。 第1実施形態の変形例における副燃焼室の拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 第2実施形態におけるマップ情報を示す図。 第2実施形態における第1制御領域における副室容積・第3制御領域における副室容積・第2制御領域における副室容積・バルブリフト量と、クランク角度との関係を示す図。
符号の説明
1,100 副室式内燃機関
22 排気バルブ
40,140 ECU(制御部)
61 副燃焼室
61a 内壁
63 主燃焼室
70,70a,70b,70c 可変容積機構
81 油圧駆動機構
81a カム駆動機構
81b 電磁駆動機構
81c ピエゾ駆動機構
82 ピストン

Claims (12)

  1. 主燃焼室と、
    前記主燃焼室に隣接する副燃焼室と、
    前記副燃焼室の容積を変化させる可変容積機構と、
    前記可変容積機構を制御して、前記副燃焼室において燃焼が行われる期間中に前記副燃焼室の容積を小さくする制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記可変容積機構を制御して、前記副燃焼室の容積を大きくするタイミングを運転状態に応じて変化させる、
    副室式内燃機関。
  2. 前記制御部は、前記副燃焼室の容積を大きくするタイミングを機関負荷に応じて変化させる、
    請求項1に記載の副室式内燃機関。
  3. 前記制御部は、前記副燃焼室の容積を大きくするタイミングを機関速度に応じて変化させる、
    請求項1又は2に記載の副室式内燃機関。
  4. 前記制御部は、排気バルブが閉じてから前記副燃焼室における新気混合気が点火されるまでの期間中に、前記副燃焼室の容積を大きくする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  5. 前記制御部は、機関負荷が高い場合に、前記主燃焼室の燃焼期間中に前記副燃焼室の容積を大きくし、排気バルブが開いてから排気バルブが閉まるまでの期間中に前記副燃焼室の容積を小さくする、
    請求項4に記載の副室式内燃機関。
  6. 前記制御部は、機関負荷が低い場合に、前記副燃焼室の容積を大きくするタイミングを、機関負荷が高い場合に比べて遅角する、
    請求項2に記載の副室式内燃機関。
  7. 前記制御部は、機関速度が速い場合に、前記副燃焼室の容積を大きくするタイミングを、機関速度が遅い場合に比べて進角する、
    請求項3に記載の副室式内燃機関。
  8. 前記可変容積機構は、前記副燃焼室の内壁に沿って移動するピストンを有する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  9. 前記可変容積機構は、カムを介して前記ピストンを駆動するカム駆動機構をさらに有する、
    請求項8に記載の副室式内燃機関。
  10. 前記可変容積機構は、油圧を介して前記ピストンを駆動する油圧駆動機構をさらに有する、
    請求項8に記載の副室式内燃機関。
  11. 前記可変容積機構は、電磁力を介して前記ピストンを駆動する電磁駆動機構をさらに有する、
    請求項8に記載の副室式内燃機関。
  12. 前記可変容積機構は、逆ピエゾ効果による力を介して前記ピストンを駆動するピエゾ駆動機構をさらに有する、
    請求項8に記載の副室式内燃機関。
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