JP2006214108A - 枠組壁工法による建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツーバイフォー工法等の枠組壁工法による建物の階間の一体的強度の大幅な向上を図ることができ、ひいては建物全体の強度向上にも寄与する枠組壁工法による建物を提供する。
【解決手段】床1の四隅に最上階(例えば2階)までの延びるL字状の通し用パネル9を固定し、この通し用パネル9の間に従来の枠付パネルを固定して1階の壁を構築し、その後、2階の床、2階の壁と構築していく。通し用パネル9は、複数の通し柱11と、これらの通し柱11の外側を覆う構造用合板13から構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ツーバイフォー工法等の枠組壁工法による建物に関する。
枠組壁工法は、周知のように、規格材(例えばツーバイフォー工法では2インチ×4インチ材)を基本に組んだ枠組に構造用合板などを打ち付けて、面としての枠付パネルで床面、壁面、天井面を構成するものである。
すなわち、2階建ての場合、1階床、1階壁、2階床、2階壁、屋根の順に面が個別に構築される。従来の軸組工法に比べて、地震の揺れや力を柱ではなく面で受けて分散させる特徴を有しているため、耐震性に優れている。
階毎に独立して面構築がなされるため、階間の一体的強度は必然的に弱くなる。これを克服するために、例えば特開平10−140653号公報に開示されているように、1階の壁と2階の床と2階の壁を帯状の金物で連結することが行われている。
特開平10−140653号公報
上述した、枠組壁工法の弱点ともいえる階間の一体的強度の弱さは帯状の金物で連結することである程度補強することができるが、あくまでも別部材としての金物を当てがった補強であるので、大幅な強度向上は望めない。
枠組壁工法における強度向上の提案は種々なされているが、特許文献1に開示されているように、枠付パネルの構造や取り付け方の改善に向かう趨勢となっており、依然として大幅な強度向上は望めなかった。
本発明は、枠組壁工法による建物の階間の一体的強度の大幅な向上を図ることができ、ひいては建物全体の強度向上にも寄与する枠組壁工法による建物の提供を、その目的とする。
請求項1記載の発明は、枠組に構造用合板等を固定してなる枠付パネルを用いて箱構造の室内空間を形成し、これを階毎に独立して行って構成された枠組壁工法による建物において、床面から最上階まで連続して延びる通し用パネルを所定箇所に配置固定し、これを基準として残りの隙間を階毎に枠付パネルで塞いで構成されたことを特徴とする枠組壁工法による建物である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の枠組壁工法による建物において、上記通し用パネルは、箱構造の各隅の位置に設けられていることを特徴とする枠組壁工法による建物である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の枠組壁工法による建物において、上記通し用パネルは、床面から最上階まで連続して延びる通し柱と、この通し柱を覆う面板からなることを特徴とする枠組壁工法による建物である。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の枠組壁工法による建物において、上記通し用パネルは、水平断面がL字状をなす形状を有していることを特徴とする枠組壁工法による建物である。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の枠組壁工法による建物において、上記通し柱が水平方向に間隔をおいて複数配置され、L字状の角部は配置間隔が密になっていることを特徴とする枠組壁工法による建物である。
本発明によれば、全階に延びる通し柱を有する通し用パネルによって、帯状の金具等による補強を要することなく階間の一体的強度を大幅に向上させることができ、ひいては建物全体の耐震性等の強度を向上させることができる。
また、帯状金具による補強工程が不要となるので、工期を短縮することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図9に基づいて工程順に説明する。
図1は、本実施形態における枠組壁工法の一例としてのツーバイフォー工法による建物の1階部分の床(床組み)を示している。
床1は、コンクリートの基礎3の上に張った(固定した)規格材からなる複数の床材(大引き)5と、この床材5の上に交差状態に張られる図示しない根太から構成され、床材5は所定間隔で配置された鋼製又はプラスチック製の床束7で支持されている。
図2は、床1の四隅に水平断面がL字状の通し用パネル9を固定した状態を示している。本実施形態における通し用パネル9は、隅中心から延びる長さがそれぞれ等しい形状(直角等辺アングル材形状)を有している。
通し用パネル9は、最上階(ここでは2階)まで連続して延びる高さを有しており、複数の通し柱(2インチ×4インチ材)11と、これらの通し柱11の外側を覆う面板としての構造用合板13から構成され、さらに通し用パネル9は通し柱11の上端部に固定された上枠材12及び通し柱11の下端部に固定された図示しない下枠材を備えている。通し用パネル9の内側は従来と同様に、例えば断熱材を入れて化粧材で覆われる。本実施形態における構造用合板13の一辺Lの長さは910mm以上である(図4参照)。
各通し用パネル9には、図3に示すように、各辺に沿って3本の通し柱11が等間隔で配置されているとともに、最も強度が必要とされる隅中心部にはさらに複数(ここでは4本)の通し柱11が密な間隔で配置されている。図3では床1は省略している。
本実施形態では、図4に示すように、隅中心部には4本の通し柱11を水平方向に重ねて(束ねて)配置している。このように重ねずに、隅中心部から徐々に間隔を大きくしていく配置形態でもよい。また、4本の通し柱11に相当する強度の1本の規格通し柱を隅中心部に配置してもよい。
図5は、床材5の上部に構造用合板15を張って床1を構築した状態を示している。床材5の上には根太17が交差する方向に張られ、その木間には断熱材が入れられる。その上に構造用合板15が固定される。
図6は、1階の壁を構築した状態を示している。壁は、通し用パネル9間に従来の階毎に形成される枠付パネル19、21、23を固定することにより構築される。枠付パネル19は通常の壁面用、枠付パネル21は窓形成用、枠付パネル23は扉形成用をそれぞれ示している。
図7は、2階の床25を構築した状態を示している。1階の床1と同様に、根太17の上に構造用合板15を張って構成されている。
図8、図9に示すように、頭つなぎ材14は通し用パネル9の上枠材12及び枠付パネル19、21の上枠材12の上面に固定されている。互いに隣接する頭つなぎ材14の一方側の端部が上枠材12の端部より後退し、また他方側の頭つなぎ材14の端部は上枠材12の端部から突出している。従って、他方側の頭つなぎ材14の端部は一方側の上枠材12の上面に接合するようになっている。そして、この上枠材12の上面に接合する頭つなぎ材14の上面から釘打ちをすることによって、各パネルどうしを連結する。
図10は、2階の壁を構築した状態を示している。壁は、1階と同様に、通し用パネル9間に従来の枠付パネル19、21、23を固定することにより構築される。
2階部分が完成したら、図11に示すように、屋根27が組まれる。屋根27はハリケーンタイと呼ばれる図示しないあおり止め金具で2階の構造壁に連結される。その後屋根27の表面に防水層(防水シート)を設け、さらにその上に瓦等の表面材を張る。
上記実施形態では通し用パネル9の形状をL字状としたが、これに限定される趣旨ではなく、帯状であってもその最上階まで延びる一体性によって強度向上を図ることができる。
また、通し柱11等の規格材の寸法は、2インチ×4インチに限定されず、2インチ×6インチ材、2インチ×8インチ材など、種々の規格材を用いることができる。
本発明の一実施形態におけるツーバイフォー工法による建物の床の構築状態を示す概要斜視図である。 床の四隅に通し用パネルを固定した状態を示す斜視図である。 通し用パネルと通し柱の配置関係を示す概要平面図である。 1つの通し用パネルの拡大平面図である。 1階の床を仕上げた状態を示す斜視図である。 1階の壁面を構築した状態を示す斜視図である。 2階の床を仕上げた状態を示す斜視図である。 通し用パネルの上端部の拡大斜視図である。 通し用パネル及び枠付きパネルの平面図である。 2階の壁面を構築した状態を示す斜視図である。 屋根を組んだ最終工程の状態を示す斜視図である。
符号の説明
9 通し用パネル
11 通し柱
13 面板としての構造用合板
19、21、23 枠付パネル

Claims (5)

  1. 枠組に構造用合板等を固定してなる枠付パネルを用いて箱構造の室内空間を形成し、これを階毎に独立して行って構成された枠組壁工法による建物において、
    床面から最上階まで連続して延びる通し用パネルを所定箇所に配置固定し、これを基準として残りの隙間を階毎に枠付パネルで塞いで構成されたことを特徴とする枠組壁工法による建物。
  2. 請求項1記載の枠組壁工法による建物において、
    上記通し用パネルは、箱構造の各隅の位置に設けられていることを特徴とする枠組壁工法による建物。
  3. 請求項1又は2記載の枠組壁工法による建物において、
    上記通し用パネルは、床面から最上階まで連続して延びる通し柱と、この通し柱を覆う面板からなることを特徴とする枠組壁工法による建物。
  4. 請求項3記載の枠組壁工法による建物において、
    上記通し用パネルは、水平断面がL字状をなす形状を有していることを特徴とする枠組壁工法による建物。
  5. 請求項4記載の枠組壁工法による建物において、
    上記通し柱が水平方向に間隔をおいて複数配置され、L字状の角部は配置間隔が密になっていることを特徴とする枠組壁工法による建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510197A (ja) * 2008-01-23 2011-03-31 トレンティーノ・スビルッポ・エス.ピー.エー. コーナパネルを使用して建物を建築する方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001303659A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Kotoyo:Kk 組立建築物および建築物用通し壁パネル

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