JP2006213182A - 電動式車輪駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
車輪用軸受の耐久性向上と装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、分解・組立性を向上させた電動式車輪駆動装置を提供する。
【解決手段】
一対の車輪用軸受1、2間に配設され、第1の外方部材8のリングギア16と、支持部材17のサンギア4と、これらに噛合する複数の遊星ギア21と、これらをキャリア19に対して支承するキャリアピン20とからなる遊星減速機3と、ドラム8bの内周に固着されたステータ25と、支持部材17の外周に固着されたロータ24とからなる電動モータMおよびロータ24を軸部14に対して支承する支持部材17とからなる駆動部5とを備え、ハブ輪7と内方部材13が軸部14を介して着脱自在に結合されると共に、キャリア19がハブ輪7にセレーションを介して連結され、電動モータMの回転を遊星減速機3を介してハブ輪7に伝達して車輪を駆動するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車やゴルフカート、あるいはフォークリフト等の車両に用いられ、車輪用軸受と減速機および電動モータとが一体となった電動式車輪駆動装置に関するものである。
電動式車輪駆動装置は、車輪を電動モータで駆動する場合の駆動効率を上げるために提案されたもので、電気自動車等の車両の駆動輪用として用いられ、電動モータにより直接車輪を回転駆動するように構成されている。しかし、この種の電動式車輪駆動装置は、電動モータに大きな出力トルクを必要とするため、大型の電動モータを使用しなければならない。これではコストが嵩むだけでなく、重量が増大して車両の走行性能を充分に確保することが難しくなる。
これに対して、車輪の内側空間部分に電動モータと遊星歯車減速機を配設し、この電動モータの回転出力を遊星歯車減速機を介して車輪に伝達するようにした減速機付電動式車輪駆動装置(インホイールモータ)も既に提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、減速機として遊星歯車減速機を採用する場合、電動モータのロータの回転出力を遊星歯車減速機を介して車輪に伝達する出力軸は、電動式車輪駆動装置の軸方向で一旦分割した後に軸心を合わせて出力を取り出すことになるため、一般的に構成が複雑で組み立て難く、また、出力軸の支持スパンを短くせざるを得ないため、車輪の倒れに対する支持強度が低いといった問題点があった。
こうした問題点を解決したものとして、図3に示すような電動式車輪駆動装置が知られている。この電動式車輪駆動装置51は、タイヤ52を装着した車輪53の内側に電動モータ54と歯車減速機55とを内蔵してなり、電動モータ54の回転出力により車輪53を回転駆動するように構成されている。
電動モータ54は、車輪53の内側に配設されたケース56側に固定されるステータ57と、このステータ57の内側に対向配置されたロータ58と、このロータ58の回転出力を歯車減速機55を介して車輪53に伝達する出力軸59とを備えている。ステータ57とロータ58は、カバー60、61に挟持された状態でケース56側へ固定されて電動モータ54を構成している。
出力軸59は、その一端部59aに取付フランジ62が一体形成され、ハブボルト63を介して車輪53を固定している。出力軸59の一端部59aは、ケース56の軸挿通孔56bに転がり軸受64を介して、また、他端部59bは、外側カバー60の中央凹部60aに転がり軸受65を介してそれぞれ回転自在に支承されている。
ケース56内に収容されている歯車減速機55は、複数の歯車55a、55b、55cおよび55dで構成されている。第1の歯車55aは、ロータ58の端部に同心状に一体形成されている。第2および第3の歯車55b、55cは、同一の支持軸66に固定されて互いに一体的に回転し、第2の歯車55bと第1の歯車55aが噛合している。支持軸66の一端部66aは、内側カバー61の凹部61aに転がり軸受67を介して、また、他端部66bは、ケース56の凹部56aに転がり軸受68を介してそれぞれ回転自在に支承されている。第4の歯車55dは出力軸59に固定され、第3の歯車55cに噛合している。
このような構成により、電動モータ54の出力軸59を、歯車減速機55の最終段である第4の歯車55dの回転中心孔、およびロータ58の軸挿通孔58aを貫通した状態でケース56の両端部に回転自在に支承されているため、出力軸59を基準として、歯車減速機55の構成部品、内側カバー61、電動モータ54の構成部品、外側カバー60を順次嵌合して容易に組み立てることができる。また、出力軸59は、電動式車輪駆動装置51全体としての実質的な両端部分で支承される構造であるため、その支持スパンを最大限長くとれるので車輪53の倒れに対する充分な支持強度を得ることができる(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3440082号公報 特開平7−81436号公報
こうした従来の電動式車輪駆動装置51において、この種の歯車減速機55は、各種の構成部品を容易に組み立てることができる反面、車輪53の内側に配設される電動モータ54を小型化し、この電動モータ54で高回転出力を得るためには必然的にスペースが嵩むため、出力軸59を支承する転がり軸受64、65の設置スペースが制約される。したがって、車輪53の倒れ、すなわちモーメント荷重に対する負荷容量が不足し、転がり軸受64、65の耐久性向上の面で改善が求められていた。
本発明は、こうした従来の問題を解決し、車輪用軸受の耐久性向上と装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、分解・組立性を向上させた電動式車輪駆動装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、一対の車輪用軸受と、これらの車輪用軸受間に配設された遊星減速機と、この遊星減速機を駆動する電動モータおよびこの電動モータを支持する断面が略コの字状に形成された支持部材を有する駆動部とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちアウトボード側の車輪用軸受は、一端部に車輪取付フランジを有し、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、外周にカップ状のドラムと、このドラムの径方向内方に同心状に延びる円筒状の固定要素が一体に形成され、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第1の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちインボード側の車輪用軸受は、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面からアウトボード側に延びる軸部が一体に形成された内方部材と、外周に前記ドラムの開口部を閉塞する円板状の蓋部材を一体に有し、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第2の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記遊星減速機は、前記固定要素と、前記支持部材の内筒外周面に設けられた入力要素と、これら固定要素と入力要素にそれぞれ係合する複数の遊星要素と、これら遊星要素をキャリアに対して回転自在に支承する出力要素とを備え、前記駆動部は、前記ドラムの内周面に固着されたステータと、前記支持部材の外筒外周面に固着され、このステータに所定の径方向すきまを介して対峙したロータとからなる電動モータと、前記ロータを前記内方部材の軸部に対して一対の転がり軸受を介して回転自在に支承する支持部材とを備え、前記ハブ輪と内方部材が前記軸部を介して着脱自在に結合されると共に、前記キャリアが、前記ハブ輪に着脱自在かつトルク伝達可能に連結され、前記電動モータの回転を前記遊星減速機を介して前記ハブ輪に伝達して車輪を駆動するようにした。
このような構成を採用したので、装置の軽量・コンパクト化とバネ下重量を軽減することができ、軸受部のスペースを充分確保して耐久性の向上を図ると共に、モーメント荷重に対して遊星要素および入力要素へ偏荷重が作用するのを抑制することができ、遊星要素と入力要素の係合によって発生する騒音を抑制することができる。さらに、軸受部のスペースを充分確保できると共に、遊星減速機を構成するキャリアが、ハブ輪に着脱自在かつトルク伝達可能に連結されているので、補修時には車輪用軸受と遊星減速機および駆動部をサブユニットとして容易に切り離して交換することができ、装置全体を交換する必要がなくなって、省資源化と共にメンテナンス費用を削減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記遊星減速機が、前記支持部材に設けられたサンギアと、前記外方部材に一体形成されたリングギアと、これらサンギアとリングギアに噛合する複数の遊星ギアと、これら遊星ギアを回転自在に支承し、前記キャリアに固着されたキャリアピンとからなるので、滑り接触を伴わず効率的に動力伝達ができると共に、車輪用軸受と同じオイルで潤滑することもできる。
また、請求項3に記載の発明は、前記ハブ輪の小径段部の外周にセレーションが形成され、このセレーションに係合するセレーションが前記キャリアの内周に形成されているので、車輪用軸受と遊星減速機とをサブユニットとして容易に取り扱うことができ、分解・組立性を向上させた電動式車輪駆動装置を提供することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記内側転走面が前記ハブ輪と内方部材の外周にそれぞれ一体に形成されていても良いし、また、請求項5に記載の発明のように、前記外側転走面が前記第1および第2の外方部材の内周にそれぞれ一体に形成されていても良い。これにより、装置の軽量・コンパクト化を一層図ることができる。
本発明に係る電動式車輪駆動装置は、一対の車輪用軸受と、これらの車輪用軸受間に配設された遊星減速機と、この遊星減速機を駆動する電動モータおよびこの電動モータを支持する断面が略コの字状に形成された支持部材を有する駆動部とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちアウトボード側の車輪用軸受は、一端部に車輪取付フランジを有し、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、外周にカップ状のドラムと、このドラムの径方向内方に同心状に延びる円筒状の固定要素が一体に形成され、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第1の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちインボード側の車輪用軸受は、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面からアウトボード側に延びる軸部が一体に形成された内方部材と、外周に前記ドラムの開口部を閉塞する円板状の蓋部材を一体に有し、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第2の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記遊星減速機は、前記固定要素と、前記支持部材の内筒外周面に設けられた入力要素と、これら固定要素と入力要素にそれぞれ係合する複数の遊星要素と、これら遊星要素をキャリアに対して回転自在に支承する出力要素とを備え、前記駆動部は、前記ドラムの内周面に固着されたステータと、前記支持部材の外筒外周面に固着され、このステータに所定の径方向すきまを介して対峙したロータとからなる電動モータと、前記ロータを前記内方部材の軸部に対して一対の転がり軸受を介して回転自在に支承する支持部材とを備え、前記ハブ輪と内方部材が前記軸部を介して着脱自在に結合されると共に、前記キャリアが、前記ハブ輪に着脱自在かつトルク伝達可能に連結され、前記電動モータの回転を前記遊星減速機を介して前記ハブ輪に伝達して車輪を駆動するようにしたので、装置の軽量・コンパクト化とバネ下重量を軽減することができ、軸受部のスペースを充分確保できると共に、モーメント荷重に対して遊星要素および入力要素へ偏荷重が作用するのを抑制することができ、遊星要素と入力要素の係合によって発生する騒音を抑制することができる。さらに、軸受部のスペースを充分確保して耐久性の向上を図ると共に、遊星減速機を構成するキャリアが、ハブ輪に着脱自在かつトルク伝達可能に連結されているので、補修時には車輪用軸受と遊星減速機および駆動部をサブユニットとして容易に切り離して交換することができ、装置全体を交換する必要がなくなって、省資源化と共にメンテナンス費用を削減することができる。
一対の車輪用軸受と、これらの車輪用軸受間に配設された遊星減速機と、この遊星減速機を駆動する電動モータおよびこの電動モータを支持する断面が略コの字状に形成された支持部材を有する駆動部とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちアウトボード側の車輪用軸受は、一端部に車輪取付フランジを有し、外周に内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、外周にカップ状のドラムと、このドラムの径方向内方に同心状に延びるリングギアが一体に形成され、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が形成された第1の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記一対の車輪用軸受のうちインボード側の車輪用軸受は、外周に内側転走面と、この内側転走面からアウトボード側に延びる軸部が一体に形成された内方部材と、外周に前記ドラムの開口部を閉塞する円板状の蓋部材を一体に有し、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が形成された第2の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、前記遊星減速機は、前記リングギアと、前記支持部材の内筒外周面に形成されたサンギアと、これらリングギアとサンギアにそれぞれ噛合する複数の遊星ギアと、これら遊星ギアをキャリアに対して回転自在に支承するキャリアピンとを備え、前記駆動部は、前記ドラムの内周に固着面されたステータと、前記支持部材の外筒外周面に固着され、このステータに所定の径方向すきまを介して対峙したロータとからなる電動モータと、前記ロータを前記内方部材の軸部に対して一対の転がり軸受を介して回転自在に支承する支持部材とを備え、前記ハブ輪と内方部材が前記軸部を介して着脱自在に結合されると共に、前記キャリアが、前記ハブ輪にセレーションを介して連結され、前記電動モータの回転を前記遊星減速機を介して前記ハブ輪に伝達して車輪を駆動するようにした。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動式車輪駆動装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は図1のII−II線に沿った横断面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
この電動式車輪駆動装置は、一対の車輪用軸受1、2と、これらの車輪用軸受1、2間に配設された遊星減速機3と、この遊星減速機3を構成するサンギア4を一体に有する駆動部5とを主たる構成としている。
アウトボード側の車輪用軸受1は、その端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周に内側転走面7aと、この内側転走面7aからインボード側に延びる円筒状の小径段部7bが形成されたハブ輪7と、外周にカップ状のドラム8bを一体に有し、基部内周に前記内側転走面7aに対向する外側転走面8aが形成された第1の外方部材8と、これら両転走面7a、8a間に転動自在に収容された複数の転動体(ボール)9と、これら転動体9を円周等配に保持する保持器10とを備えている。
第1の外方部材8はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、内側転走面8aが表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。なお、第1の外方部材8のアウトボード側の端部にはシール11が装着され、軸受内部を潤滑するオイルの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪7はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、その外周面は、車輪取付フランジ6の基部となるシールランド部をはじめ、内側転走面7aから小径段部7bに亙って表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。ここで、小径段部7bの外周にはセレーション(またはスプライン)12が形成されている。
インボード側の車輪用軸受2は、外周に内側転走面13aと、この内側転走面13aからアウトボード側に延びる軸部14が一体に形成された内方部材13と、外周に前記ドラム8bの開口部を閉塞し、固定ボルト15cを介してドラム8bに固着された円板状の蓋部材15bを一体に有し、基部内周に前記内側転走面13aに対向する外側転走面15aが形成された第2の外方部材15と、これら両転走面13a、15a間に転動自在に収容された複数の転動体9と、これら転動体9を円周等配に保持する保持器10とを備えている。軸部14は、後述する支持部材17を支承する一対の転がり軸受18、18が外嵌されるスピンドル部14aと、このスピンドル部14aからアウトボード側に延びる嵌合部14bおよび先端部にねじ部14cがそれぞれ形成されている。
内方部材13はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、その外周面は、内側転走面13aから軸部14のスピンドル部14aおよび嵌合部14bに亙って表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。なお、第2の外方部材15のインボード側の端部にはシール11が装着され、軸受内部を潤滑するオイルの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
第2の外方部材15はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、内側転走面15aが表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化処理されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。
なお、ここでは転動体9にボールを用いたアンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず、円錐ころを用いた円錐ころ軸受であっても良い。また、車輪用軸受1、2は、ハブ輪7と内方部材13の外周、および第1、第2の外方部材8、15の内周に直接転走面が形成された構成を例示したが、これに限らず、図示はしないが、別体の内輪と外輪が圧入固定された構成であっても良い。
第1の外方部材8におけるドラム8bの径方向内方には、同心状に延びるリングギア(固定要素)16が突設され、このリングギア16の内周に内歯16aが形成されている。また、リングギア16の外周を覆う外筒部17aを一体に有し、前記内方部材13の軸部14に対し、一対の転がり軸受18、18を介して回転自在に支承された支持部材17が配設されている。この支持部材17は、外筒部17aと、この外筒部17aと同心状をなす内筒部17bとを有し、断面が略コの字状に形成されている。この内筒部17bがサンギア(入力要素)4として構成されている。このサンギア4の外周には外歯4aが形成されている。
リングギア16と支持部材17間に形成される環状空間にはキャリア19が配設されている。このキャリア19は、基部19aと、この基部19aから軸方向に延びる円筒部19bと、さらにこの円筒部19bから径方向外方に延びる円板状の支持部19cとからなりクランク状に形成されている。支持部19cには周方向等配に複数(3〜5本)のキャリアピン(出力要素)20が固定され、これらのキャリアピン20に対して遊星ギア(遊星要素)21が転がり軸受22を介して回転自在に支承されている。遊星ギア21の外歯21aは、リングギア16の内歯16aとサンギア4の外歯4aにそれぞれ噛合し、プラネタリ型の遊星減速機3を構成している。
キャリア19の基部19aの内周にはセレーション(またはスプライン)23が形成され、ハブ輪7の小径段部7bに形成されたセレーション12に係合してトルク伝達可能にハブ輪7に連結されている。なお、リングギア16およびサンギア4は、第1の外方部材8のドラム8bおよび支持部材17に直接形成されたものを例示したが、これに限らず、別体のリングギアおよびサンギアを圧入したものであっても良い。
支持部材17における外筒部17aの外周面にはロータ部24が固着されている。このロータ部24は複数の永久磁石からなる。また、このロータ部24に所定の径方向すきま(エアギャップ)を介してステータ部25が対峙して配設されている。ステータ部25は第1の外方部材8におけるドラム8bの内周面に固着されている。このステータ部25は、ステータ鉄心25aと、このステータ鉄心25aに巻回されたステータコイル25bとからなる。これらロータ部24とステータ部25とで電動モータMが構成されている。駆動部5は、この電動モータMと前記支持部材17とで構成されている。
ここで、内方部材13の嵌合部14bにハブ輪7が圧入固定されると共に、ねじ部14cに固定ナット26が締結され、インボード側の車輪用軸受2を構成する内方部材13と、アウトボード側の車輪用軸受1を構成するハブ輪7とが一体に結合されている。
電動モータMに通電することにより、支持部材17が回転し、この支持部材17の回転は、サンギア4を介して遊星ギア21に伝達され、この遊星ギア21の回転はキャリア19を介してハブ輪7に伝達されて車輪が駆動される。
本実施形態では、固定部材となるリングギア16の端部にカバー27が固定され、このカバー27にシール28が装着されている。そして、このシール28を回転部材となる支持部材17に摺接させ、リングギア16と支持部材17間に形成される環状空間を密封している。さらに、インボード側の車輪用軸受2を構成する第2の外方部材15の端部にシール29が装着されている。そして、このシール29を支持部材17に摺接させ、第2の外方部材15と支持部材17間に形成される環状空間を密封している。これにより、車輪用軸受1、2、遊星減速機3、および支持部材17を支承する一対の転がり軸受18、18を全て同じオイルで潤滑することができる。なお、車輪用軸受1、2と一対の転がり軸受18の両側にシール(図示せず)を装着し、これら軸受部のみをグリース潤滑し、遊星減速機3をオイル潤滑するようにすることもできる。
前述した遊星減速機3の減速比は、遊星ギア21の歯数とリングギア16の歯数との比を変えることにより適宜調節可能であるが、例えば、電気自動車用の電動式車輪駆動装置に適用した場合、減速比は3〜9の範囲で設定することができる。さらに、この程度の減速比を得るのであれば、サンギア4の外径を小さくすることによって充分対応することができ、減速比を大きくすることに伴って遊星減速機3が大型化することはなく、軽量・コンパクト化とバネ下重量を軽減することができる。
また、本実施形態では、一対の車輪用軸受装置1、2間に遊星減速機3が配設されているので、軸受部のスペースを充分確保して耐久性の向上を図ると共に、モーメント荷重に対して遊星ギア21およびサンギア4へ偏荷重が作用するのを抑制することができ、遊星ギア21とサンギア4の噛合によって発生する噛み合い音を抑制することができる。さらに、遊星減速機3を構成するキャリア19が、ハブ輪7にセレーション23、12を介して連結されているので、補修時には車輪用軸受1、2と遊星減速機3および駆動部5をサブユニットとして容易に切り離して交換することができ、装置全体を交換する必要がなくなって、省資源化と共にメンテナンス費用を削減することができる。
本実施形態では、遊星減速機の各要素が歯車伝達手段により動力伝達されているものを例示したが、これに限らず、摩擦手段により動力伝達(トラクションドライブ)されるものであっても良い。この場合、動力伝達時に発生する騒音や振動を可及的に抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動式車輪駆動装置は、燃料電池自動車や電気自動車等の四輪自動車、二輪自動車、ゴルフカートあるいは高齢者や障害者用の三輪あるいは四輪のカート、および建設現場や輸送業界で使用する手押し式一輪車乃至四輪車等、各種車両を電気駆動式とする場合、または電動により補助動力を付与する場合の電動式車輪駆動装置に適用することができる。
本発明に係る電動式車輪駆動装置の一実施形態を示す縦断面図である。 同上、II−II線に沿った横断面図である。 従来の電動式車輪駆動装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1、2・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊星減速機
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンギア
4a、21a・・・・・・・・・・・・・・・外歯
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駆動部
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
7・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
7a、13a・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
7b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の外方部材
8a、15a・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
8b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラム
9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
11、28、29・・・・・・・・・・・・・シール
12、23・・・・・・・・・・・・・・・・セレーション
13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸部
14a・・・・・・・・・・・・・・・・・・スピンドル部
14b・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合部
14c・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねじ部
15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の外方部材
15b・・・・・・・・・・・・・・・・・・蓋部材
15c・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定ボルト
16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リングギア
16a・・・・・・・・・・・・・・・・・・内歯
17・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持部材
17a・・・・・・・・・・・・・・・・・・外筒部
17b・・・・・・・・・・・・・・・・・・内筒部
18、22・・・・・・・・・・・・・・・・転がり軸受
19・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリア
19a・・・・・・・・・・・・・・・・・・基部
19b・・・・・・・・・・・・・・・・・・円筒部
19c・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持部
20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリアピン
21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊星ギア
24・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロータ部
25・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステータ部
25a・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステータ鉄心
25b・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステータコイル
26・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定ナット
27・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電動式車輪駆動装置
52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ
53・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪
54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電動モータ
55・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯車減速機
55a・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の歯車
55b・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の歯車
55c・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3の歯車
55d・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4の歯車
56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケース
56a、60a、61a・・・・・・・・・・凹部
56b・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿通孔
57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステータ
58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロータ
59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出力軸
59a、66a・・・・・・・・・・・・・・一端部
59b、66b・・・・・・・・・・・・・・他端部
60、61・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
62・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取付フランジ
63・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
64、65、67、68・・・・・・・・・・転がり軸受
66・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持軸
M・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電動モータ

Claims (5)

  1. 一対の車輪用軸受と、これらの車輪用軸受間に配設された遊星減速機と、この遊星減速機を駆動する電動モータおよびこの電動モータを支持する断面が略コの字状に形成された支持部材を有する駆動部とを備え、
    前記一対の車輪用軸受のうちアウトボード側の車輪用軸受は、一端部に車輪取付フランジを有し、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、外周にカップ状のドラムと、このドラムの径方向内方に同心状に延びる円筒状の固定要素が一体に形成され、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第1の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、
    前記一対の車輪用軸受のうちインボード側の車輪用軸受は、外周に内側転走面が設けられ、この内側転走面からアウトボード側に延びる軸部が一体に形成された内方部材と、外周に前記ドラムの開口部を閉塞する円板状の蓋部材を一体に有し、基部内周に前記内側転走面に対向する外側転走面が設けられた第2の外方部材と、これら両転走面間に転動自在に収容された複数の転動体とを備え、
    前記遊星減速機は、前記固定要素と、前記支持部材の内筒外周面に設けられた入力要素と、これら固定要素と入力要素にそれぞれ係合する複数の遊星要素と、これら遊星要素をキャリアに対して回転自在に支承する出力要素とを備え、
    前記駆動部は、前記ドラムの内周面に固着されたステータと、前記支持部材の外筒外周面に固着され、このステータに所定の径方向すきまを介して対峙したロータとからなる電動モータと、前記ロータを前記内方部材の軸部に対して一対の転がり軸受を介して回転自在に支承する支持部材とを備え、
    前記ハブ輪と内方部材が前記軸部を介して着脱自在に結合されると共に、前記キャリアが、前記ハブ輪に着脱自在かつトルク伝達可能に連結され、前記電動モータの回転を前記遊星減速機を介して前記ハブ輪に伝達して車輪を駆動することを特徴とする電動式車輪駆動装置。
  2. 前記遊星減速機が、前記支持部材に設けられたサンギアと、前記外方部材に一体形成されたリングギアと、これらサンギアとリングギアに噛合する複数の遊星ギアと、これら遊星ギアを回転自在に支承し、前記キャリアに固着されたキャリアピンとからなる請求項1に記載の電動式車輪駆動装置。
  3. 前記ハブ輪の小径段部の外周にセレーションが形成され、このセレーションに係合するセレーションが前記キャリアの内周に形成されている請求項1または2に記載の電動式車輪駆動装置。
  4. 前記内側転走面が前記ハブ輪と内方部材の外周にそれぞれ一体に形成されている請求項1乃至3いずれかに記載の電動式車輪駆動装置。
  5. 前記外側転走面が前記第1および第2の外方部材の内周にそれぞれ一体に形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の電動式車輪駆動装置。
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