JP2006209291A - 携帯端末装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子マネーの利用状況を通知する通知条件が記憶管理されている状態において、CPU21は、非接触ICカード処理チップ32とICカードリーダライタ40との間で電子マネーの取引が行われた場合に、今回の利用で通知条件を超えたことを検出すると、電子マネーの利用状況を通知する通知先を特定し、この通知先に対して電子マネーの利用状況を電子メールにて通知する。
【選択図】 図1
Description
ところで、従来の携帯電話装置においては、子供の使い過ぎを防止する機能として通話時間、メール使用量などを制限する機能(リミットモード)を備えたものが知られているが、このリミットモードは通信料の使い過ぎを防止する機能であった。
また、従来では、電子マネーの取引時に今回の取引情報を電子メールに変換し、この電子メールを特定端末に送信するようにした非接触IC搭載携帯端末が知られている(特許文献1参照)。
さらに、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項6記載の発明)。
前記通知条件は、1回利用当たりに支払い可能な金額を制限する1回利用限度額と、電子マネーの利用回数を制限する所定期間当たりの利用限度回数と、電子マネーによって支払い可能な合計金額を制限する所定期間当たりの利用限度額のうち、少なくとも、その何れかである(請求項2記載の発明)。
なお、電子マネーの使い過ぎを監視する管理者(通知先)側を親、被管理者側を子供とする場合に限らず、会社組織においては被管理者側を社員、管理者側をその上司としてもよく、管理者と被管理者との関係は任意である(以下、同様)。
なお、子供が所有している携帯端末装置に親が任意の内容の通知条件を設定したり、必要に応じて通知条件を変更するようにすれば、さらに効果的なものとなる。
この実施例は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、携帯電話装置の外観図であり、(A)は、折り畳み型の装置本体を開いた状態での正面図、(B)は、その状態での背面図である。
この携帯電話装置は、電話機能、メール機能、カメラ撮影機能、インターネット接続機能以外の付加機能として、非接触ICカー機能などが装備されている。この携帯電話装置の正面側には、図1(A)に示すように、キー操作部1、メイン表示部2のほか、電話機能を構成する音声スピーカ3およびマイクロホン4などが設けられている。また、携帯電話装置の背面側には、図1(B)に示すように、サブ表示部5、カメラ撮影機能を構成する撮影レンズ6およびフラッシュ用LED7、着信報知機能を構成する報知用LED8および報知用スピーカ9のほか、アンテナ10、録音用のマイクロホン(録音マイク)11などが設けられている。
CPU21は、記憶部22内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部22は、不揮発性メモリ(内部メモリ)であり、たとえば、ROM(フラッシュメモリなど)によって構成され、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図7および図8に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。メモリ(たとえば、RAM)23は、ワーク領域を有する内部メモリであり、また、メモリカード24は、着脱自在な記録メディアであり、たとえば、スマートメディア、ICカードなどによって構成され、メモリ23との間において画像データなどの授受が行われる。
カメラ撮像部31は、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なもので、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。
この電話帳34は、通信相手毎に「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」のほかに、「通知先フラグ」を記憶管理する構成となっている。「通知先フラグ」は、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」と共に予め任意に設定登録されたもので、電子マネーの利用状況を通知する通知先を示すフラグである。すなわち、CPU21は、電話帳34に「通知先フラグ」がセットされている相手先を電子マネーの利用状況を通知する通知先として特定し、対応する「メールアドレス」を読み出して電子マネーの利用状況を電子メールにて通知するようにしている。たとえば、子供所持の携帯電話装置に対してはその親の携帯電話装置を通知先としてと特定して電子マネーの利用状況を通知するようにしている。
この通知条件テーブル35は、1回利用当たりに支払い可能な金額を制限する“1回利用限度額”と、電子マネーの利用回数を制限する1ヶ月当たりの“1ヶ月利用限度回数”と、電子マネーによって支払い可能な合計金額を制限する1ヶ月当たりの“1ヶ月利用限度額”とを記憶するもので、CPU21は、“1回利用限度額”、“1ヶ月利用限度回数”、“1ヶ月利用限度額”のうち、その何れかの通知条件が成立したことを検出した場合に、電子マネーの利用状況を通知する処理を開始するようにしている。なお、図示の例では、“1回利用限度額”として「500円」、“1ヶ月利用限度回数”として「12回」、“1ヶ月利用限度額”として「3500円」を設定した場合を示している。
この電子マネー利用履歴テーブル36は、電子マネーの取引が行われる毎にその取引内容として「利用日時」、「利用金額」、「利用店舗」を記憶管理するもので、ICカードリーダーライタ40付き会計端末装置側から非接触ICカード処理チップ32を介して受信取得した「利用日時」、「利用金額」、「利用店舗」は、電子マネー利用履歴テーブル36に履歴情報として書き込まれる。
なお、電子マネー利用履歴テーブル36は、上述した電話帳34、通知条件テーブル35と共にメモリ23に設けられたものであるが、非接触ICカード処理チップ32のメモリ部32Bに電子マネー残高メモリのほか、利用履歴メモリが設けられている場合には、この利用履歴メモリを電子マネー利用履歴テーブル36として使用するようにしてもよい。
この契約者テーブル41は、携帯電話の契約者毎にその「契約番号」、「契約者名」、「電話番号」、「メールアドレス」、「主回線/副回線」、「リンク契約番号」の各項目を有する構成となっている。「主回線/副回線」、「リンク契約番号」は、家族割引きサービスの契約が行われている場合に、その親子関係に応じてセットされるもので、主契約者の項目には「主回線」がセットされ、その家族には「副回線」がセットされ、また、「主回線」の「リンク契約番号」には、各副回線の「契約番号」がそれぞれセットされ、各「副回線」の「リンク契約番号」には、主回線の「契約番号」がセットされている。ここで、通信契約事業者側のサーバ装置は、子供側の携帯電話装置(副回線)から親側(主回線)のメールアドレスの送信要求を受けた際に、この契約者テーブル41から親側のメールアドレスを読み出してその要求元に返信するようにしている。
先ず、CPU21は、待ち受け状態において所定の待ち受け画像を読み出して表示出力させると共に、電話あるいはメールの着信有無をチェックし(ステップS1)、電話着信あるいはメール着信を検出すると、着信対応処理を実行して報知用スピーカ9から着信音を出力させると共に報知用LED8を点滅駆動させるほか、通話処理あるいは受信メール格納処理を実行する(ステップS2)。
また、レベルが異なる複数の通知条件を設定しておき、レベル毎に電子マネーの利用状況を通知するようにしてもよい。
21 CPU
22 記憶部
25 通信データ処理部
27 無線部
32 非接触ICカード処理チップ
34 電話帳
35 通知条件テーブル
36 電子マネー利用履歴テーブル
40 ICカードリーダライタ
41 契約者テーブル
Claims (6)
- 電子マネー機能を構成する非接触ICカード処理部を備えた携帯端末装置であって、
電子マネーの利用状況を通知する条件として予め任意に設定された通知条件を記憶管理する通知条件記憶手段と、
電子マネー取引によって前記通知条件を超えたか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって通知条件を超えたことが判別された場合にその通知先を特定して電子マネーの利用状況を電子メールにて通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。 - 前記通知条件は、1回利用当たりに支払い可能な金額を制限する1回利用限度額と、電子マネーの利用回数を制限する所定期間当たりの利用限度回数と、電子マネーによって支払い可能な合計金額を制限する所定期間当たりの利用限度額のうち、少なくとも、その何れかである、ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
- 前記通知手段は、通知先を特定する際に、相手先毎にそのメールアドレスを記憶管理する電話帳を参照し、電子マネーの利用状況を通知する通知先として当該電話帳内に登録されているメールアドレスを特定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - 前記通知手段は、通知先の特定が不可能な場合に、通信契約事業者側に対して自己に関連する関係者のメールアドレスを送信すべきことを要求し、これに応答して返信されて来たメールアドレスを通知先として特定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項3記載の携帯端末装置。 - 電子マネーの利用状況を通知するか否かを示す通知可否が任意に設定されている状態において、前記通知手段は、この通知可否を判別し、通知可の場合に電子マネーの利用状況を通知する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - コンピュータに対して、
電子マネーの利用状況を通知する条件として予め任意に設定された通知条件を記憶管理する機能と、
電子マネー取引によって前記通知条件を超えたか否かを判別する機能と、
この判別手段によって通知条件を超えたことが判別された場合にその通知先を特定して電子マネーの利用状況を電子メールにて通知する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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JP2010515165A (ja) * | 2006-12-26 | 2010-05-06 | ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド | エイリアスを使用したモバイル・ペイメントのシステム及び方法 |
JP5865550B1 (ja) * | 2015-02-24 | 2016-02-17 | 株式会社野村総合研究所 | カード確認システム、カード不正使用摘発方法、及びカード不正使用摘発プログラム |
WO2021006102A1 (ja) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置 |
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WO2016135860A1 (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 株式会社野村総合研究所 | カード確認システム |
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