JP2006207618A - スラストニードル軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、保持器に作用する応力を低減できるスラストニードル軸受を提供する。
【解決手段】第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cは、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの先端が当接する段部72d、72eを形成するように折り曲げられているので、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの先端が、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの根元に当接することがなく、ここにキズが形成されることがないため、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの根元における応力集中を回避することができる。加えて、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cに段部72d、72eを形成することで、保持器79の剛性を高めることもできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーエアコンのコンプレッサや、自動車用の変速機等に用いられると好適なスラストニードル軸受に関する。
従来のカーエアコン用斜板式コンプレッサや、自動車用自動変速機等に使用されているスラストニードル軸受は、コスト、耐熱性等の観点から鋼板製のプレス加工保持器が使用されることが多い。しかしながら、一般的な保持器としては色々な種類があり、樹脂製、1枚板をプレスして成形したもの、2枚のプレスされた板を合わせて保持器としたもの等があり、それぞれ使い分けがなされている。2枚のプレスされた板を合わせて保持器としたスラストニードル軸受の例が、特許文献1に開示されている。
特開2000−266043号公報
ところで、特許文献1に示すごときスラストニードル軸受において2枚のプレス板を組み合わせる場合、それぞれのプレス板において、外周から延在する外側フランジ同士、及び内周から延在する内側側フランジ同士をそれぞれ半径方向に重合させている。しかるに、外周フランジ同士及び内周フランジ同士を完全に平行に形成することは加工上困難であるから、部品精度によっては、一方の外周フランジの先端が他方の外周フランジの根元に当接する、或いは、一方の内周フランジの先端が他方の内周フランジの根元に当接する恐れがある。
ここで、外周フランジ又は内周フランジの根元における応力は比較的高いため、外周フランジ又は内周フランジの根元に相手側の外周フランジ又は内周フランジの先端が当接することで微細なキズ(ノッチ)が生じた場合、応力集中による応力過大が懸念される。かかるキズを防止するためには、2枚のプレス板の寸法管理を厳密に行ったり、フランジ先端の面取りなど別工程を増やすなどの対策が必要となり、それによりコスト高を招く恐れがある。又、スラストニードル軸受の動作時に保持器も回転するので、その慣性は極力小さい方が好ましい。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、低コストでありながら、保持器に作用する応力を低減できるスラストニードル軸受を提供することを目的とする。
本発明のスラストニードル軸受は、複数のころと、第1の板部材と第2の板部材を組み合わせてなり前記ころを保持する保持器と、を有するスラストニードル軸受において、
前記第1の板部材は、前記ころを保持する第1の輪帯部と、前記第1の輪帯部の外周及び内周から軸線方向に延在する第1のフランジ部とを有し、
前記第2の板部材は、前記ころを保持する第2の輪帯部と、前記第2の輪帯部の外周及び内周から軸線方向に延在する第2のフランジ部とを有し、
前記第1のフランジ部は、前記第2のフランジ部の先端が当接する段部を形成するように折り曲げられていることを特徴とする。
本発明のスラストニードル軸受によれば、前記第1のフランジ部は、前記第2のフランジ部の先端が当接する段部を形成するように折り曲げられているので、前記第2のフランジ部の先端が、前記第1のフランジ部の根元に当接することがなく、ここにキズが形成されることがないため、前記第1のフランジ部の根元における応力集中を回避することができる。一方、前記第2のフランジ部の先端は、前記第1のフランジ部の段部に当接するが、前記第1のフランジ部の根元より応力が低いので、キズが形成された場合でも応力集中による応力過大の恐れは低い。更に、前記第1の輪帯部と前記第2の輪帯部との間隔を減少させることなく、前記第2のフランジ部の軸線方向長さを減少させることができるので、前記保持器が軽量化され慣性質量の低減を図ることができる。加えて、前記第1のフランジ部に段部を形成することで、前記保持器の剛性を高めることもできる。
前記第1のフランジ部の先端は、前記第2のフランジ部と半径方向に重合していると好ましい。
前記ころが転動する軌道面を有する本体板部と、前記本体板部の外周又は内周から軸線方向に延在する短円筒部とからなるレースを有し、前記短円筒部の先端の少なくとも一部は半径方向に折り曲げられて、前記第1の板部材又は前記第2の板部材に当接していると好ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかるシャフトが組み込まれたカーエアコンの斜板式コンプレッサの断面図である。
図1に示すように、被動機器としてのコンプレッサ11は、シリンダブロック12と、その前端面に接合されたフロントハウジング13と、バルブプレート14と、シリンダブロック12の後端面にバルブプレート14を介して接合されたリヤハウジング15とを備えている。これら部材12,13,14及び15を複数本の通しボルト16(1本のみ図示)で締め付け固定することによりコンプレッサ11のハウジングが構成される。
駆動シャフト17は、シリンダブロック12及びフロントハウジング13の中央に、前後一対のラジアルベアリング18を介して回転可能に支持されている。駆動シャフト17は、その中央に球面座17aを有している。駆動シャフト17の前端部外周面と、フロントハウジング13の前側に突設された支持筒部13aの内周面との間には、リップシール19が介装されている。シリンダブロック12には、複数のシリンダボア20が駆動シャフト17を取り囲むように等角度間隔にて形成されている。各シリンダボア20は駆動シャフト17と平行に延びており、各ボア20内には片頭型のピストン21が往復動可能に嵌挿されている。各シリンダボア20においてピストン21の端面とバルブプレート14との間には、容積可変の圧縮室20aが区画されている。
フロントハウジング13の内側には、クランク室22が区画形成されている。クランク室22内において、回転支持体23が駆動シャフト17に一体回転可能に止着されている。回転支持体23の前端面とフロントハウジング13の内壁面との間にはスラストニードル軸受70が介装されている。回転支持体23の後面からは一対の支持アーム25がシリンダブロック12側に向かって突設され、各アームの先端には斜板が傾く際のヒンジ機構を構成するガイド部(図1の場合は孔)26が形成されている。
クランク室22内には斜板27が配設されている。斜板27はほぼ円板形状をなすとともに、駆動シャフト17が挿通される中央孔27aを有している。その中央孔27aは、球面座17aに対応してその内面が凹球面状になっており、従って駆動シャフト17の球面座17aの外面に嵌合することで、両者は相対摺動可能な状態となる。中央孔27aが球面座17aに対して摺動することで、斜板27は、駆動シャフト17の球面座上に揺動(角度可変即ち傾動)可能となっている。コンプレッサは一般的に潤滑条件が厳しいので、必要に応じ、球面座17aの外面と、中央孔27aの内面の少なくとも一方に、リン酸マンガン等の化成被膜処理を施し、潤滑性を向上させている。斜板27の前面には回転支持体23とのヒンジ機構を構成する連結体28が突設されている。この機構の一部が支持アーム25のガイド部26内で摺動可能に配置されることによりヒンジ機構が構成される。このヒンジ機構を介して回転支持体23に対し、斜板27が傾動可能に連結されている。本図の場合は、アームのガイド部26に連結体28が挿入された様な構造となっているが、ガイド部26と連結体28を横から串刺しとなるようにピンを通す構造としても良い。駆動シャフト17と斜板27とで、斜板傾動機構100を構成する。斜板27の外周縁部は、一対の半球状のシュー29を介して、各ピストン21に連結されている。
駆動シャフト17の回転に伴い、回転支持体23と共に斜板27が回転し、各ピストン21がシリンダボア20内において往復動される。
シリンダブロック12の中心には、駆動シャフト17の後端部を収容可能なように収容室30が形成されている。バルブプレート14及びリヤハウジング15には吸入通路31が形成されている。吸入通路31の前端は収容室30に連通され、後端は外部冷媒回路32に接続されている。外部冷媒回路32は少なくとも凝縮器33、膨張弁34及び蒸発器35を備えている。
リヤハウジング15には環状の吸入室36が区画形成されており、この吸入室36は連通口37を介して収容室30に連通している。リヤハウジング15内には更に、吐出室38が区画形成されており、この吐出室38はハウジング内に形成された吐出通路39を介して外部冷媒回路32に接続されている。バルブプレート14には各シリンダボア20毎に吸入ポート40及び吐出ポート41が形成されている。バルブプレート14のシリンダブロック12側には吸入ポート40を開閉するための吸入弁42が配設されている。バルブプレート14の吐出室38側には吐出ポート41を開閉するための吐出弁43が配設されている。
シリンダブロック12の収容室30内には、遮断体45が収容されている。斜板27と遮断体45との間には、略環状のスラストニードル軸受47がシャフト17の後方へのアキシアル荷重を受けることが出来るように駆動シャフト17上に設けられ軸17の後方への荷重を受けるようにしている。なお、斜板の傾角とは、駆動シャフト17と直交する平面と斜板27との成す角度を意味する。
図1に示すように、斜板27の下部前面には傾斜の傾きすぎを規制するための規制突部48が形成されている。規制突部48と回転支持体23との当接により、斜板27の最大傾角が規制される。回転支持体23と斜板27との間に介装された傾角減少バネ49は、斜板27を最小傾角方向に付勢する。
コンプレッサ11のハウジングを構成するシリンダブロック12、バルブプレート14及びリヤハウジング15には一連の給気通路52が形成されている。この給気通路52は吐出室38とクランク室22とを連通する。リヤハウジング15に装着された容量制御弁53は、前記給気通路52の途中に設けられている。制御弁53は、外部コントローラ(図示略)からの通電制御によって励消磁されるソレノイド54を有している。ソレノイド54の励磁または消磁に伴って制御弁53が閉止または開放される。容量制御弁53の開閉制御に応じて吐出室38からクランク室22への圧力供給が制御され、クランク室22の内圧が調節される。クランク室22の内圧に応じて斜板27の傾角が決定される。
次に、駆動源としての車輌エンジン62からコンプレッサ11の駆動シャフト17に駆動力を伝達する動力伝達機構について説明する。
フロントハウジング13の前側には電磁クラッチ55が配設されている。電磁クラッチ55は、プーリ56、ハブ57、アーマチュア58及びソレノイド59を備えている。ソレノイド59は、外部コントローラ(図示略)からの通電制御によって励消磁される。
プーリ56は、フロントハウジング13の支持筒部13aにアンギュラベアリング60を介して回転可能に支持されている。プーリ56と車輌エンジン62のプーリ62aとの間にはベルト61が掛装され、このベルト61を介して、プーリ56は車輌エンジン62側のプーリ62aと作動連結されている。
金属製のハブ57は略円筒形状をなし、駆動シャフト17の前端部にボルト63によって一体回転可能に固定又は結合されている。ハブ57の周囲には、円板状のアーマチュア58がプーリ56の前面に対して接離可能に配設されている。
次に、クラッチ付のコンプレッサを例に取って前述のようなコンプレッサ11の基本動作について説明する。エンジン62の運転時、エンジン62の駆動力はベルト61を介して電磁クラッチ55のプーリ56に伝達され、該プーリ56は常時回転されている。外部冷媒回路32に冷房負荷が存在する場合には、外部コントローラはソレノイド59を励磁し、その生じた電磁力によりアーマチュア58がプーリ56の前面に吸着接合される。すると、アーマチュア58と一体化されたプーリ56の回転力が、ハブ57及び駆動シャフト17に伝達される。他方、外部冷媒回路32に冷房負荷が存在しない場合には、外部コントローラはソレノイド59を消磁してその電磁力を消失させ、アーマチュア58をプーリ56の前面から離間させる。すると、駆動シャフト17とエンジン62との作動連結が解除される。
図1は、斜板27が最大傾角にある状態を示している。この状態では、ソレノイド54の励磁により容量制御弁53が閉止されて給気通路52が閉じられている。このため、吐出圧Pd相当の圧縮冷媒ガスが給気通路52を介して吐出室38からクランク室22に供給されず、クランク室22の内圧Pcが吸入室36の相対的に低い圧力(即ち吸入圧Ps)に次第に接近し、斜板27の角度が最大傾角に保持されて最大吐出容量での圧縮運転が行われる。
最大吐出容量での圧縮運転の結果、冷房負荷が小さくなると、前述と逆の動作によりソレノイド54が消磁されて容量制御弁53が開放される。これにより、クランク室内圧Pcが高まり、斜板27が最大傾角状態から最小傾角状態へ迅速に移行される。
図2は、本実施の形態にかかるスラストニードル軸受70の断面図である。図2に示すように、スラストニードル軸受70は、転動体であるころ71と、ころ71を保持する、プレスして2枚の第1の板部材72及び第2の板部材73を対向して組み合わせてなる保持器79と、保持器79の両側に配置されたレース75、76とを有している。
第1の板部材72は、ころ71を保持するためのポケット孔72pを周方向に等間隔に形成した第1の輪帯部72aと、第1の輪帯部72aの外周及び内周から軸線方向に延在する第1のフランジ部である第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cを有する。一方、第2の板部材73は、ころ71を保持するためのポケット孔73pを周方向に等間隔に形成した第2の輪帯部73aと、第2の輪帯部73aの外周及び内周から軸線方向に延在する第2のフランジ部である第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cを有する。
第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cは、第1の輪帯部72aとの接続側端部を、交互に3回だけ略直角に折り曲げることによって半径方向ころ側に突き出た段部72d、72eを形成している。第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの長さは、第1の輪帯部72aと第2の輪帯部73aの間隔の約半分であり、その先端は段部72d、72eに当接可能に対向する。第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cは、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cに対して、それぞれ重合するようにして半径方向外方及び半径方向内方に位置している。
レース74は、ころ71が転動する軌道面を有する輪帯状の本体板部74aと、本体板部74aの外周から軸線方向に延在する短円筒部74bとからなり、短円筒部74bの先端の少なくとも一部は、スラストニードル軸受70に組み付けられた後に、カシメ(C)により半径方向内方に折り曲げられて、第1の板部材72の第1外周フランジ部72bに当接可能となり、それにより分離防止が図られている。
レース75は、ころ71が転動する軌道面を有する輪帯状の本体板部75aと、本体板部75aの内周から軸線方向に延在する短円筒部75bとからなり、短円筒部75bの先端の少なくとも一部は、スラストニードル軸受70に組み付けられた後に、カシメ(C)により半径方向外方に折り曲げられて、第1の板部材72の第1内周フランジ部72cに当接可能となり、それにより分離防止が図られている。
本実施の形態のスラストニードル軸受70によれば、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cは、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの先端が当接する段部72d、72eを形成するように折り曲げられているので、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの先端が、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの根元に当接することがなく、ここにキズが形成されることがないため、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの根元における応力集中を回避することができる。一方、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの先端は、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの段部72d、72eに当接可能であるが、ここは第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cの根元より応力が低いので、キズが形成された場合でも応力集中による応力過大の恐れは低い。更に、第1の輪帯部72aと第2の輪帯部72bとの間隔を減少させることなく、第2外周フランジ部73b及び第2内周フランジ部73cの軸線方向長さを減少させることができるので、保持器79が軽量化され慣性質量の低減を図ることができる。加えて、第1外周フランジ部72b及び第1内周フランジ部72cに段部72d、72eを形成することで、保持器79の剛性を高めることもできる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、本発明は斜板式コンプレッサに関わらず、自動変速機等種々の機械に用いることができる。
本実施の形態にかかるスラストニードル軸受が組み込まれたカーエアコンの斜板式コンプレッサの断面図である。 本実施の形態にかかるスラストニードル軸受24の断面図である。
符号の説明
11 コンプレッサ
12 シリンダブロック
13 フロントハウジング
13a 支持筒部
14 バルブプレート
15 リヤハウジング
16 ボルト
17 シャフト
17 駆動シャフト
17a 球面座
18 ラジアルベアリング
19 リップシール
20 シリンダボア
20a 圧縮室
21 ピストン
22 クランク室
23 回転支持体
24 スラストニードル軸受
25 支持アーム
26 ガイド部
27 斜板
27a 中央孔
28 連結体
29 シュー
30 収容室
31 吸入通路
32 外部冷媒回路
33 凝縮器
34 膨張弁
35 蒸発器
36 吸入室
37 連通口
38 吐出室
39 吐出通路
40 吸入ポート
41 吐出ポート
42 吸入弁
43 吐出弁
45 遮断体
47 スラストニードル軸受
48 規制突部
49 傾角減少バネ
52 給気通路
53 容量制御弁
54 ソレノイド
55 電磁クラッチ
56 プーリ
57 ハブ
58 アーマチュア
59 ソレノイド
60 アンギュラベアリング
61 ベルト
62 エンジン
62 車輌エンジン
62a プーリ
63 ボルト
70 スラストニードル軸受
72 第1の板部材
72a 第1の輪帯部
72b 第1外周フランジ部
72c 第2内周フランジ部
72d 段部
72p 第2のポケット孔
73 第2の板部材
73a 第2の輪帯部
73b 第2外周フランジ部
73c 第2内周フランジ部
73p ポケット孔
74 レース
74a 本体板部
74b 短円筒部
75 レース
75a 本体板部
75b 短円筒部
79 保持器
100 斜板傾動機構

Claims (3)

  1. 複数のころと、第1の板部材と第2の板部材を組み合わせてなり前記ころを保持する保持器と、を有するスラストニードル軸受において、
    前記第1の板部材は、前記ころを保持する第1の輪帯部と、前記第1の輪帯部の外周及び内周から軸線方向に延在する第1のフランジ部とを有し、
    前記第2の板部材は、前記ころを保持する第2の輪帯部と、前記第2の輪帯部の外周及び内周から軸線方向に延在する第2のフランジ部とを有し、
    前記第1のフランジ部は、前記第2のフランジ部の先端が当接する段部を形成するように折り曲げられていることを特徴とするスラストニードル軸受。
  2. 前記第1のフランジ部の先端は、前記第2のフランジ部と半径方向に重合していることを特徴とする請求項1に記載のスラストニードル軸受。
  3. 前記ころが転動する軌道面を有する本体板部と、前記本体板部の外周又は内周から軸線方向に延在する短円筒部とからなるレースを有し、前記短円筒部の先端の少なくとも一部は半径方向に折り曲げられて、前記第1の板部材又は前記第2の板部材に当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスラストニードル軸受。

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