JP2006206231A - 原稿搬送装置、およびそれを備えた画像読取装置 - Google Patents

原稿搬送装置、およびそれを備えた画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ステープル処理の有無を精度よく判断できる安価な原稿搬送装置、およびそれを備えた画像読取装置を提供する。
【解決手段】 載置された原稿を搬送する原稿給紙ローラー58bと、回動可能な搬送異常検知部11と、この搬送異常検知部11の回動位置を検知するフォトセンサー21と、制御部10とを備えるようにする。そして、搬送異常検知部11は、搬送された原稿と接触した場合、一方向に回転し、フォトセンサー21は、一方向に回転した搬送異常検知部11の回動位置を受光部21bでの受光・遮光をもって、搬送異常検知部11の不動または回動を検知する。そして、制御部10は、フォトセンサー21による搬送異常検知部11の不動または回動の結果から、原稿搬送の正常または異常を判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置等に備えられている画像読取装置や、この画像読取装置に原稿等を読み込ませるために原稿を搬送させる原稿搬送装置に関するものである。
原稿等を読み込ませて、原稿データを取得する画像読取装置(原稿読取装置)には、多量の原稿を搬送可能にした原稿搬送装置が搭載されている場合が多い。
このような原稿搬送装置の原稿給紙トレイ上に載置される原稿には、ステープル等の綴じ処理(ステープル処理)を施されているものがある。そして、このような綴じられた原稿の束(原稿束)を原稿搬送装置によって搬送させようとした場合、原稿そのものが破れてしまったり、その破れた原稿が原稿搬送装置内に入り込み、その原稿搬送装置自体の破損につながったりしてしまう。
かかるように事態を回避すべく、例えば特許文献1の原稿搬送装置では、ステープルを検知する手段を設けるようにしている。具体的には、金属検知センサーを原稿搬送装置に取り付け、原稿にステープル処理が施されているか否かを判断するようになっている。
特開平8−113387号公報(請求項1等参照)
しかしながら、特許文献1の原稿搬送装置では、高価な金属センサーを使用しているため、原稿搬送装置のコストUPにつながるという問題が生じる。
また、原稿において、ステープルの施されている箇所は様々であり、金属センサーの配設位置に必ずステープルが施されているとは限らない。つまり、ステープル処理の施されている原稿であっても、ステープルを検知可能な位置に金属センサーが配設されていなければ、搬送原稿に対するステープル処理の有無を判断できない。したがって、特許文献1の原稿搬送装置におけるステープル処理の判断精度は低いものとなっている。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ステープル処理の有無を精度よく判断できる安価な原稿搬送装置、およびそれを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明は、原稿を読み取らせるために、原稿給紙トレイに積み重なって載置された原稿を搬送する原稿搬送装置であって、少なくとも、積重されている上層の原稿のみを接触搬送等させることで、順次、原稿を分離搬送させる搬送部と、変動可能な搬送異常検知部と、この搬送異常検知部の変動位置を検知する位置検知センサーと、制御部と、を含むように構成されており、上記搬送異常検知部は、搬送された上記原稿と接触した場合、変動するようになっており、上記位置検知センサーは、上記の変動した搬送異常検知部の位置を検知することで、上記搬送異常検知部の不動または変動を検知し、上記制御部は、上記位置検知センサーによる上記搬送異常検知部の不動または変動の結果から、原稿搬送の正常または異常を判断するようになっていることを特徴としている。
具体的には、上記搬送異常検出部は、回動可能に設けられており、この搬送異常検知部は、搬送された上記原稿と接触した場合、一方向に回転するように変動し、上記位置検知センサーは、上記の一方向に回転した搬送異常検知部の回動位置を検知することで、上記搬送異常検知部の不動または回動を検知するようになっている。そして、上記制御部は、上記位置検知センサーによる上記搬送異常検知部の不動または回動の結果から、原稿搬送の正常または異常を判断するようになっている。
例えば、ステープル等で綴じ処理(ステープル処理)を施した複数枚からなる原稿束を搬送した場合、最初(1枚目)の原稿が、搬送部によって搬送されたとしても、一体化された次の(2枚目の)原稿が原稿給紙トレイに残存する。そのため、最初の原稿が原稿給紙トレイ上に残存するようになる。
したがって、1枚目の原稿には、搬送方向への力(搬送力)と、この搬送方向に対向する原稿給紙トレイ上に残存しようとする力(残存力)とが生じることになる。すると、これらの相反する搬送力と残存力とに起因して、1枚目の原稿が撓むようになる。
そこで、本発明の原稿搬送装置は、この撓みを利用して、原稿と搬送異常検知部とを接触させる。さらに、この接触に起因させて、搬送異常検知部を回転等(変動)させるようにしている。そして、位置検知センサーは、この回転した搬送異常検知部の回動位置の変化を検知するようになっている。
すると、位置検知センサーが搬送異常検知部の回動位置変化を検知したことをもって、搬送異常による原稿の撓みが生じたものと規定しておけば、本発明の原稿搬送装置は、従来のような高価な金属センサー等を用いることなく、原稿搬送の異常を検知できることになる。
また、本発明の原稿搬送装置では、この原稿の撓みを利用して、原稿搬送の異常を検知するようになっている。したがって、ステープルの位置に依存することなく、複数枚の原稿が一体化(連結)することに起因して、原稿搬送の異常を検知できる。そのため、原稿搬送異常をもたらすステープル処理の判断精度は極めて高いものになる。
なお、上記搬送部には、上記原稿が重送された場合に、最下に位置する原稿を押止させる押止体、および、最上に位置する原稿のみを接触させて送り出す接触搬送体から成る捌きユニットが設けられている。そのため、上述したような、ステープル処理を施した複数枚(例えば2枚)からなる原稿束を搬送した場合、最初の原稿(1枚目;つまり上層に位置する原稿)のみが、搬送部によって搬送(接触搬送等)される一方、一体化された次の原稿(2枚目;つまり下層に位置する原稿)は、押止体によって停止され、原稿給紙トレイに残存するようになっている。
また、本発明の原稿搬送装置では、搬送異常検知部において、原稿と接触する部分である接触体が、原稿の搬送方向に対する垂直方向に、並ぶように複数設けられていることが好ましい。
これによると、原稿において一部分でも撓みが生じると、その一部分を複数ある接触体のうちの1つが接触すればよいことになる。そのため、原稿の撓み、ひいては原稿搬送の異常を効率よく検知できるようになる。
また、本発明の原稿搬送装置では、上記接触体の回動方向面と、上記の搬送される原稿面とが直交関係にあることが好ましい。
これによると、原稿の撓みが、効率よく接触体に伝達されるようになる。その結果、本発明の原稿搬送装置は、精度よく、原稿搬送の異常を検知できるようになる。
また、本発明の原稿搬送装置では、上記の制御部は、上記位置検知センサーの検知結果から原稿搬送の異常と判断した場合、上記搬送部の駆動を停止させるようになっていることが好ましい。
これによると、原稿搬送に異常が生じた場合、さらなる原稿の巻き込み等を防止できる。
なお、上述した原稿搬送装置と、この原稿搬送装置によって搬送された原稿を読み取る読取部とを備えた画像読取装置、さらには画像形成装置であっても、上述してきた効果を発揮することはいうまでもない。
本発明の原稿搬送装置は、従来のような高価な金属センサー等を用いることなく、原稿搬送の異常を検知できる。その上、原稿の撓みを利用して原稿搬送の異常を検知しているので、ステープル等が原稿のどの位置に取り付けられていても、原稿異常を検知することができる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔画像形成装置の構成について〕
図2は、本発明の原稿搬送ユニット(原稿搬送装置)93およびそれを搭載した画像読取装置91、そして、この画像読取装置91を搭載した画像形成装置99の外観斜視図である。図3は、画像形成装置99の概略構成図である。
なお、図3では、紙面の表側が原稿搬送ユニット93や、画像読取装置91・画像形成装置69の手前側(フロント側)とし、紙面の裏側が奥側(リア側)とする。
図2・図3に示す画像形成装置99は、原稿を読み取る画像読取装置91と、読み取った原稿等のデータから画像を書き込む画像書込装置94とを含むように構成されている。
〈画像読取装置の構成について〉
画像読取装置91は、画像読取ユニット(読取部)92と原稿搬送ユニット(原稿搬送装置)93とから構成されている。
《画像読取ユニットの構成について》
画像読取ユニット92は、図3に示すように、原稿を載置するコンタクトガラス41、光を照射する冷極陰管42、冷極陰管42からの光をコンタクトガラス41上の原稿へと導く反射板43、原稿の反射光(原稿反射光)をレンズ集合部45(後述)に導くミラー群44、ミラー群44からの原稿反射光を集光するレンズ集合部45、および、レンズ集合部45を通過した光(原稿反射光)を受光して電気信号(画像データ)に変換する固体撮像部46を含む構成となっている。
《原稿搬送ユニットの構成について》
原稿搬送ユニット93は、原稿給紙トレイ部(原稿給紙トレイ)51、原稿幅合わせ部52、原稿搬送カバー部55、原稿排紙トレイ部56、および原稿押さえ部57を含むように構成されている。
原稿給紙トレイ部51は、供給される原稿が例えば積み重なって載置(積重載置)されるトレイであり、原稿搬送カバー部55から突きでるように設けられている(突設されている)。
原稿幅合わせ部52は、原稿給紙トレイ部51に載置された原稿の幅を整えるものである。具体的には、原稿給紙トレイ部51上で、外側から内側・内側から外側(図2の矢印X・矢印Y参照)に往復移動可能な原稿挟持部53・53から構成されている。
なお、原稿挟持部53・53は、互いに近づき合う(矢印X参照)、あるいは互いに離間するように(矢印Y参照)、移動可能となっており、この移動によって、様々なサイズの原稿の幅を整えることができるようになっている。
原稿搬送カバー部55は、原稿給紙トレイ部51と、コンタクトガラス41における原稿読み取り位置Eの上方に位置し、原稿給紙トレイ部51から供給される原稿を保護するものである。
原稿排紙トレイ部56は、読み取られた原稿が排出されるトレイであり、原稿搬送カバー部55の側方かつ原稿押さえ部57の上面の一部に直付けで形成されている。
原稿押さえ部57は、原稿を押さえつけるものである。なお、原稿給紙トレイ部51から原稿搬送カバー部55内を経て原稿排紙トレイ部56にいたる原稿搬送路はWと表記している。
なお、原稿搬送カバー部55内には、原稿を最初に引き込むための原稿ピックアップローラー(搬送部)58a、原稿を原稿レジストローラー対58dにまで搬送する原稿給紙ローラー(接触搬送体;搬送部)58b、原稿給紙ローラー58bで1枚ずつ原稿を搬送させるために、下層の原稿を摩擦押止させる分離パッド(押止体;搬送部)58c、原稿読取位置Eに到達させる原稿の搬送タイミングを調整する原稿レジストローラー対(搬送部)58d、原稿読取位置にて原稿を押さえつける原稿押圧部(搬送部)58e、および、読み取られた原稿を原稿排紙トレイ部56へと排出させる原稿排出ローラー対(搬送部)58fが設けられている。
なお、原稿が重送された場合(例えば2枚の原稿が重送された場合)、下側(例えば最下)に位置する原稿を分離パッド58cが押止する一方、上側(例えば最上)に位置する原稿のみを原稿給紙送ローラー58bが接触させて送り出すようになっている。そのため、原稿が複数あったとしても、1枚ずつに捌かれて搬送されるようになっている。したがって、原稿給紙送ローラー58b・分離パッド58cを捌きユニットと表現してもよい。
また、原稿搬送カバー部55における原稿搬送路Wには、原稿の存否を検知するための複数のセンサーが適所に設けられている。例えば、原稿給紙トレイ部51の中央部等には原稿検知センサーs1が、原稿給紙ローラー58bの下流側には給紙センサーs2が、原稿排出ローラー対58fの下流側には排出センサーs3が、それぞれ設けられている。
〈画像書込装置の構成について〉
画像書込装置94は、画像読取装置91の下部に設けられている。そして、放電する帯電部61、帯電部61の放電により表面を帯電させる感光体62、画像読取装置91で読み取った原稿データ(画像データ)に応じて光線(レーザー光線等)を発し、感光体62に静電潜像を形成させるLSU(レーザースキャニングユニット)63、静電潜像にトナーを付着させる現像部64、トナーの付着した感光体62のトナー像を、シートカセット65から搬送部66に流れるシートへと転写させる転写部67、シート上に転写されたトナー像を定着させる定着装置68、および定着したシートを排出する排出ローラー対69等が配設されている。
なお、画像書込装置94・画像読取装置91のいずれかの内部には、制御部10が設けられている。この制御部10は、画像書込装置94や、画像読取装置91(例えば原稿給紙ローラー58b)等における種々の駆動部、印刷条件等を制御するものである。
〔原稿搬送ユニットにおける搬送異常検知部の構成について〕
図4を用いて、原稿搬送ユニット93(図2・図3参照)、特に搬送異常検知部11の構成を説明する。なお、図4は、図3の領域αを拡大した構成図となっている。また、図5は、この図4を上方からみた構成図となっている。なお、図5では、原稿ピックアップローラー58aは、便宜上、省略している。
この図4・図5に示すように、原稿搬送ユニット93には、搬送異常検知部11が設けられるようになっている。この搬送異常検知部11は、回動軸12と、この回動軸12に装着された原稿接触体(接触体)13・遮光体14とから構成されている。
回動軸12は、原稿搬送ユニット93の奥側から手前側に至る方向で設けられており、その軸方向は、原稿搬送方向に対して垂直方向となっている。そして、原稿搬送ユニット93内部の壁面等で、回動可能に支えられるようになっている(軸支されるようになっている)。
また、この回動軸12は、原稿給紙ローラー58bよりも、原稿搬送方向における搬送先側(下流側)に配設されるようになっている。
原稿接触体13は、図4に示すように、ひらがなの「く」の字(くの字形状)となっており、その端部(取り付け端13a)が回動軸12に取り付けられるようになっている。
具体的には、原稿接触体13を回動軸12に取り付けたとき、取り付け端13aと自由端になっている他端13bとを結ぶ仮想線Lが、回動軸12の軸方向に対して垂直になっている(直交するようになっている)。そして、くの字形状における折り曲げ端13c(具体的には突起した側の折り曲げ端13c)が、シート側に向き、かつ仮想線L(図5参照)と鉛直方向で重なるように位置している。
なお、この原稿接触体13(特に自由端13b)は、原稿の搬送方向における元側(搬送元側;上流側)に向くように設けられるようになっている。つまり、原稿接触体13は、原稿給紙トレイ部51に近づく側に設けられるようになっている。その上、原稿接触体13は、原稿の搬送方向に対して垂直方向で、かつ並ぶように(具体的には、回動軸12上に並ぶように)複数設けられるようになっている。
遮光体14は、回動軸12の軸方向に対して垂直方向に突起(突出)するように設けられている。具体的に、遮光体14は、原稿接触体13の取り付け位置に対して、対向する側の回動軸12の部分に設けられるようになっている。つまり、この遮光体14は、原稿の搬送方向における先側(搬送先側)に向くようにして、回動軸12上に設けられるようになっている。
そして、この遮光体14は、発光部21aとこの発光部21aからの光線を受光する受光部21bとから成るフォトセンサー(PIセンサー)21の検知判断に利用されるようになっている。
〔制御部について〕
ここで、原稿搬送中に、フォトセンサー(位置検知センサー)21を利用して、制御部10が搬送異常(JAM)の有無を検知判断する点について詳説する。
例えば、図6に示すように、原稿給紙トレイ部51に載置された原稿が、ステープル処理等を施されていない原稿束である場合、原稿ピックアップローラー58aによって、原稿束における最上部の1枚目の原稿が原稿給紙ローラー58bに向けて引き込まれるようになる。
そして、引き込まれた1枚ものの原稿(1枚目の原稿)は、原稿給紙ローラー58bによって、搬送される。このとき1枚ものの原稿は、スムーズに(滑らかに)原稿給紙ローラー58bを経て、次の段階に進むようになっている。
そのため、搬送異常検知部11の一部である原稿接触体13と原稿とは接触し得ない。そのため、搬送異常検知部11は回動軸12に基づいて回動しない。すると、図6に示すように、遮光体14は、フォトセンサー21における発光部21a・受光部21bの間に介在し、発光部21aの光線を受光部21bに到達させないようにしている。
そこで、制御部10は、原稿搬送中に、フォトセンサー21で光線を受光できない旨の信号(搬送異常検知部11の不動を示す不動信号)を受信することで、原稿搬送に異常が生じていないものと判断するようになっている。
一方、図1に示すように、原稿給紙トレイ部51に載置された原稿が、ステープルSTによって綴じ処理(ステープル処理)されている原稿束である場合、上記同様、まず、原稿ピックアップローラー58aによって、原稿束における最上部の1枚目の原稿が原稿給紙ローラー58bに向けて引き込まれるようになる。
しかしながら、引き込まれた1枚目の原稿は、ステープルSTを介して、2枚目の原稿とつながっている。そのため、原稿給紙トレイ部51に残る2枚目の原稿のために、1枚目の原稿は、原稿給紙ローラー58bによって完全には搬送されない。その結果、1枚目の原稿は撓むようになる。
すると、この撓んだ1枚目の原稿は、原稿接触体13と接触するようになる。具体的には、1枚目の原稿の撓む力(撓み力)によって、原稿接触体13が付勢されるようになる。そのため、原稿接触体13は回動軸12を中心にして矢印P方向(一方向)に回転(変動)するようになる。
そのため、遮光体14も同様に、矢印P方向に回転する。つまり、フォトセンサー21から離間するように回転する。すると、図1に示すように、遮光体14はフォトセンサー21における発光部21a・受光部21bの間から消失し、発光部21aの光線は受光部21bに到達するようになる。
そこで、制御部10は、原稿搬送中に、フォトセンサー21で光線を受光した旨の信号(搬送異常検知部11の回動を示す回動信号)を受信することで、原稿搬送に異常が生じたものと判断するようになっている。
〔本発明の種々の特徴について〕
以上のように、本発明は、原稿を読み取らせるために、原稿給紙トレイ部51に載置された原稿を搬送する原稿搬送ユニットであって、載置された原稿を搬送する原稿給紙ローラー58bと、回動可能な搬送異常検知部11と、この搬送異常検知部11の回動位置を検知するフォトセンサー21と、制御部10と、を備えている。
そして、搬送異常検知部11(具体的には原稿接触体13)は、搬送された原稿と接触した場合、一方向(例えば矢印P方向;図1参照)に回転するようになっている。また、フォトセンサー21は、一方向に回転した搬送異常検知部11の回動位置を受光部21bでの受光・遮光をもって、搬送異常検知部11の不動または回動を検知するようになっている。
さらに、制御部10は、フォトセンサー21による搬送異常検知部11の不動または回動の結果(上述の不動信号または回動信号)から、原稿搬送の正常または異常を判断するようになっている。
このような本発明の原稿搬送装置93によると、従来のような高価な金属センサー等を用いることなく、原稿搬送の異常を検知できる。また、ステープルSTが原稿のどの位置に取り付けられていても、原稿異常を検知することができる。
なぜなら、複数枚の原稿が一体化しているために、最初(1枚目)の原稿が、原稿給紙ローラー58bによって搬送されたとしても、一体化された次の(2枚目の)原稿が原稿給紙トレイ部51に残存するようになる。そのため、1枚目の原稿には、搬送方向への力(搬送力)と、この搬送方向に対向する原稿給紙トレイ部51上に残存しょうとする力(残存力)とが生じることになる。すると、これらの相反する搬送力と残存力とに起因して、1枚目の原稿が撓むようになる。
そして、本発明の原稿搬送ユニット93では、この撓みを利用して、原稿搬送の異常を検知するようになっている。したがって、ステープルSTの位置に依存することなく、複数枚の原稿が一体化(連結)することに起因して、原稿搬送の異常を検知できる。そのため、原稿搬送異常をもたらすステープル処理の判断精度は極めて高いものになる。
なお、本発明の原稿搬送ユニット93では、搬送異常検知部11において、原稿と接触する部分である原稿接触体13は、原稿の搬送方向に対する垂直方向に、並ぶように複数設けられている。そのため、原稿において一部分でも撓みが生じると、それを検知できるようになっている。
また、原稿接触体13の回動方向面(図5の仮想線Lが回動方向面を上方から示している)と、搬送される原稿の表面(原稿面)とが直交関係となるようにしている。このようにしておけば、原稿の撓みが、効率よく原稿接触体13に伝達されるようになる。その結果、本発明の原稿搬送ユニット93は、精度よく、原稿搬送の異常を検知できるようになっている。
〔その他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、図7・図8に示すように、搬送異常検知部11における回動軸12を原稿給紙ローラー58bよりも、原稿搬送方向における搬送元側(上流側)に配設されるようにしてもよい。
そして、このように、搬送元側に近づけて回動軸12を設けた場合、例えば原稿接触体13(特に自由端13b)は、原稿の搬送方向における搬送先側(下流側)に向くように設けることが好ましい。
このようにしておけば、図9に示すように、原稿搬送に異常が生じた場合、遮光体14を設けることなく、原稿接触体13でフォトセンサー21の光線の遮光・受光を制御できるためである。
つまり、原稿接触体13が一方向(矢印Q方向)に回転すると、フォトセンサー21から離間するようになっている。
したがって、上述してきた図1等の遮光体14を備えた原稿搬送ユニット93でも、図10・図11のように、フォトセンサー21を回動軸12よりも、原稿搬送方向における搬送元側に配設されるようにしておけば、遮光体14を備えなくともよい。なお、図10は、ステープル処理等を施されていない原稿束を搬送する状態を示し、図11は、ステープル処理の施された原稿束を搬送する状態を示している。
また、本発明の原稿搬送ユニット93を制御する制御部10は、フォトセンサー21の検知結果から原稿搬送の異常と判断した場合、原稿給紙ローラー58b等の駆動を停止させるようになっている。これによると、原稿搬送異常が生じた場合、さらなる原稿の巻き込みを防止できる。
また、上述の説明では、原稿は、原稿給紙ローラー58b・分離パッド58cからなる捌きユニットによって、一枚ずつ分離搬送されているものを例に挙げて説明してきたが、これに限定されるものではない。例えば、分離搬送のために、接触搬送以外の搬送方法も考えられる(例えば、1枚目の原稿のみを吸引させて搬送させる吸引搬送等)。
本発明では、要は、搬送される原稿が搬送異常検知部11に接触することをもって、ステープル処理等された原稿がスムーズに搬送されていないことを制御部10が判断できればよい。したがって、原稿の搬送方式等は特に限定されない。
本発明は、例えば画像読取装置や画像形成装置に用いられる原稿搬送装置に有用である。
本発明の原稿搬送装置における搬送異常検知部を示し、原稿搬送異常の生じた場合を示す説明図である。 本発明の原稿搬送装置・画像読取装置を備えた画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の原稿搬送装置、特に搬送異常検知部の構成を説明した概略構成図である。 図3の領域αを部分的に拡大した構成図である。 図4を上方からみた構成図である。 原稿給紙トレイ部に載置された原稿がステープル処理等を施されていない原稿束である場合での、原稿の搬送状態を示す説明図である。 図4の他の一例を示す構成図である。 図7を上方からみた構成図である。 図4・図7の他の一例を示す構成図である。 図6の他の一例を示めす説明図である。 図1の他の一例を示めす説明図である。
符号の説明
10 制御部
11 搬送異常検知部
12 回動軸(搬送異常検知部)
13 原稿接触体(接触体、搬送異常検知部)
13a 取り付け端(接触体)
13b 自由端(接触体)
13c 折り曲げ端(接触体)
14 遮光体(搬送異常検知部)
21 フォトセンサー(位置検知センサー)
51 原稿給紙トレイ部(原稿給紙トレイ)
58a 原稿ピックアップローラー(搬送部)
58b 原稿給紙ローラー(搬送部)
58c 分離パッド(搬送部)
58d 原稿レジストローラー対(搬送部)
58e 原稿押圧部(搬送部)
58f 原稿排出ローラー対(搬送部)
P 回動方向(一方向)
Q 回動方向(一方向)
ST ステープル

Claims (6)

  1. 原稿を読み取らせるために、原稿給紙トレイに積み重なって載置された原稿を搬送する原稿搬送装置において、
    少なくとも、
    積重されている上層の原稿を搬送させることで、順次、原稿を分離搬送させる搬送部と、
    変動可能な搬送異常検知部と、
    この搬送異常検知部の変動位置を検知する位置検知センサーと、
    制御部と、
    を含むように構成されており、
    上記搬送異常検知部は、搬送された上記原稿と接触した場合、変動するようになっており、
    上記位置検知センサーは、上記の変動した搬送異常検知部の位置を検知することで、上記搬送異常検知部の不動または変動を検知し、
    上記制御部は、上記位置検知センサーによる上記搬送異常検知部の不動または変動の結果から、原稿搬送の正常または異常を判断するようになっていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 上記搬送異常検出部は、回動可能に設けられており、
    この搬送異常検知部は、搬送された上記原稿と接触した場合、一方向に回転するように変動し、
    上記位置検知センサーは、上記の一方向に回転した搬送異常検知部の回動位置を検知することで、上記搬送異常検知部の不動または回動を検知するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 上記搬送異常検知部において、原稿と接触する部分である接触体は、上記原稿の搬送方向に対する垂直方向に、並ぶように複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の原稿搬送装置。
  4. 上記接触体の回動方向面と、上記の搬送される原稿面とが直交関係にあることを特徴とする請求項2または3に記載の原稿搬送装置。
  5. 上記の制御部は、上記位置検知センサーの検知結果から原稿搬送の異常と判断した場合、上記搬送部の駆動を停止させるようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿搬送装置と、この原稿搬送装置によって搬送された原稿を読み取る読取部とを備えた画像読取装置。
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