JP2006205305A - 切削工具の収納用ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】 切削工具の先端部及びその近傍における損傷が生じにくく、先端部の損傷の有無が一見して判断でき、工具取り付け時において指を怪我しにくい切削工具の収納用ケースを提供すること。
【解決手段】 切刃が設けられた先端部90からシャンク部92の一部までを包囲すべく当該シャンク部90に外嵌され且つ少なくとも先端部90が透視可能であるキャップ1と、前記キャップ1を包囲する態様で保持し且つ前記保持状態において先端部90に相当する部分に覗き窓Mが形成されている軟質樹脂製のケース主体2と、キャップ1を保持した状態のケース主体2に先端部90及びシャンク部92の全体を包囲すべく挿脱自在に外挿され且つ前記外挿状態において少なくとも覗き窓Mと対向する部分が透視可能であるカバーケース3とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】 切刃が設けられた先端部90からシャンク部92の一部までを包囲すべく当該シャンク部90に外嵌され且つ少なくとも先端部90が透視可能であるキャップ1と、前記キャップ1を包囲する態様で保持し且つ前記保持状態において先端部90に相当する部分に覗き窓Mが形成されている軟質樹脂製のケース主体2と、キャップ1を保持した状態のケース主体2に先端部90及びシャンク部92の全体を包囲すべく挿脱自在に外挿され且つ前記外挿状態において少なくとも覗き窓Mと対向する部分が透視可能であるカバーケース3とを具備する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、切刃が設けられた先端部の径がシャンク部の径よりも小さくなった切削工具(ドリルやエンドミル等)の収納用ケース、特に先端部の径が0.02mm〜2mmにおける切削工具の収納用ケースに関するものである。
近年、電子機器におけるプリント基板等に対して精密な孔明け加工等を行うため、直径が小さい先端部を有する切削工具が使用されるようになってきている。
したがって、切刃が設けられた先端部の径がシャンク部の径よりも小さくなったルーマ型の切削工具が使用されているが、将来的にはより径の細い先端部のものが要求されると考えられる。
ところで、従来は、ドリルやエンドミル等の切削工具はプラスチックで構成された収納用ケースに収納して運搬や保管を行っており、切削工具を使用するにあたっては前記収納用ケースから切削工具を取り出し、切刃が設けられた先端部側を指でつまんで工作機械に取り付けるようにしている。
上記した収納用ケースとしては、例えば、一方の端部に開口を有する内ケースと、この内ケースに外嵌される外ケースと、両側部が内ケースに挿脱可能に内嵌される切削工具保持部材とからなり、上記切削工具保持部材が、切刃を保持した状態で切削工具を挟持し得るように構成された挟持板によって形成されているものがある(例えば、特許公報1。)。この収納用ケースを使用した場合、切削工具保持部材は切削工具の切刃を挟持した状態で保たれるから、収納用ケース内において切削工具がガタつかず、その結果、刃先が損傷するという不都合が回避できる。
しかしながら、上記収納用ケースは一般的に比較的大径の刃部を有する切削工具に適用するものであり、先端部が極細であるルーマ型の切削工具に適用した場合には以下(1) 〜(3) の問題が生ずる。
(1) 運搬時及び保管時の問題点
運搬時や保管時の移動等において収納用ケースに振動等の衝撃力が加わると、先端部や先端部の基端部 (以下、先端部及びその近傍という)に衝撃力が集中して、これらの部分で折れてしまう危険性が高い。
(2) 工作機械への切削工具の取付時の問題点
工作機械には切刃を有する先端部やその近傍傍を指で摘んで取り付けることから、鋭利な切刃で指を怪我する危険性が高い。
(3) 切削工具9の先端部90の確認における問題点
先端部及びその近傍が折れやすいということは先に述べたが、切刃を有する先端部の状態を確認をする場合には収納用ケースを開けなければならないという面倒さがある。
特開2001−259964
(1) 運搬時及び保管時の問題点
運搬時や保管時の移動等において収納用ケースに振動等の衝撃力が加わると、先端部や先端部の基端部 (以下、先端部及びその近傍という)に衝撃力が集中して、これらの部分で折れてしまう危険性が高い。
(2) 工作機械への切削工具の取付時の問題点
工作機械には切刃を有する先端部やその近傍傍を指で摘んで取り付けることから、鋭利な切刃で指を怪我する危険性が高い。
(3) 切削工具9の先端部90の確認における問題点
先端部及びその近傍が折れやすいということは先に述べたが、切刃を有する先端部の状態を確認をする場合には収納用ケースを開けなければならないという面倒さがある。
そこでこの発明では、切刃を有する先端部及びその近傍において損傷が生じにくく、ケースを開けなくても先端部の損傷の有無が一見して判断でき、工作機械への工具取り付け時において指を怪我しにくい切削工具の収納用ケースを提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、切刃が設けられた先端部からシャンク部の一部までを包囲すべく当該シャンク部に外嵌され且つ少なくとも先端部が透視可能であるキャップと、前記キャップを包囲する態様で保持し且つ前記保持状態において先端部に相当する部分に覗き窓が形成されている軟質樹脂製のケース主体と、キャップを保持した状態のケース主体に先端部及びシャンク部の全体を包囲すべく挿脱自在に外挿され且つ前記外挿状態において少なくとも覗き窓と対向する部分が透視可能であるカバーケースとを具備するものとしている。
(請求項2記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1記載の発明に関し、ケース主体は二つの挟持体から成る二つ割り構造となっており、キャップは二つの挟持体により挟持される態様でガタ付きなく保持されている。
(請求項3記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1又は2記載の発明に関し、ケース主体はキャップ及びカバーケースよりも軟質の樹脂により構成されている。
(請求項4記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に関し、キャップ又は/及びカバーケースは、透明又は半透明の樹脂により構成されている。
(請求項5記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の発明に関し、ケース主体に対してキャップは、抜け止め状態になっている。
(請求項6記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に関し、先端部の直径が0.02mm〜2mmのルーマ型の切削工具を対象とするものである。
この発明の切削工具の収納用ケースは、切刃が設けられた先端部からシャンク部の一部までを包囲すべく当該シャンク部に外嵌され且つ少なくとも先端部が透視可能であるキャップと、前記キャップを包囲する態様で保持し且つ前記保持状態において先端部に相当する部分に覗き窓が形成されている軟質樹脂製のケース主体と、キャップを保持した状態のケース主体に先端部及びシャンク部の全体を包囲すべく挿脱自在に外挿され且つ前記外挿状態において少なくとも覗き窓と対向する部分が透視可能であるカバーケースとを具備するものとしている。
(請求項2記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1記載の発明に関し、ケース主体は二つの挟持体から成る二つ割り構造となっており、キャップは二つの挟持体により挟持される態様でガタ付きなく保持されている。
(請求項3記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1又は2記載の発明に関し、ケース主体はキャップ及びカバーケースよりも軟質の樹脂により構成されている。
(請求項4記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に関し、キャップ又は/及びカバーケースは、透明又は半透明の樹脂により構成されている。
(請求項5記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の発明に関し、ケース主体に対してキャップは、抜け止め状態になっている。
(請求項6記載の発明)
この発明の切削工具の収納用ケースは、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に関し、先端部の直径が0.02mm〜2mmのルーマ型の切削工具を対象とするものである。
この発明の切削工具の収納用ケースによると、切刃を有する先端部及びその近傍において損傷が生じにくく、ケースを開けなくても先端部の損傷の有無が一見して判断でき、工作機械への工具取り付け時において指を怪我しにくくなる。
以下にこの発明の切削工具の収納用ケースを実施するための最良の形態としての実施例について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施例の切削工具の収納用ケースKの説明図、図2は前記収納用ケースKの断面図、図3は前記収納用ケースKの分解図、図4は前記収納用ケースKを構成するケース主体2を二つ割りした状態にし、これにキャップ1及び切削工具9を装填した状態を示す一部断面の平面図、図5は前記二つ割りした状態のケース主体2の断面図、図6は切削工具9に外嵌させたキャップ1をケース主体2に装填保持させた状態において、前記ケース主体2にカバーケース3を外挿する直前の斜視図を示している。
(切削工具の収納用ケースKの基本的構成について)
この収納用ケースKは、図1や図2に示すように、切刃が設けられた先端部90からシャンク部92の一部までを包囲すべく当該シャンク部92に外嵌されるキャップ1と、前記キャップ1を包囲する態様で保持するケース主体2と、キャップ1を保持した状態のケース主体2に先端部90及びシャンク部92の全体を包囲すべく外挿されるカバーケース3とから構成されている。
(切削工具の収納用ケースKの基本的構成について)
この収納用ケースKは、図1や図2に示すように、切刃が設けられた先端部90からシャンク部92の一部までを包囲すべく当該シャンク部92に外嵌されるキャップ1と、前記キャップ1を包囲する態様で保持するケース主体2と、キャップ1を保持した状態のケース主体2に先端部90及びシャンク部92の全体を包囲すべく外挿されるカバーケース3とから構成されている。
以下に、この収納用ケースKを構成するキャップ1、ケース主体2及びカバーケース3、並びにこの収納用ケースKに収納される切削工具9について詳述する。
(切削工具9の構成について)
切削工具9は、図1〜図3に示すように、ルーマ型タイプのものであり、切刃が形成された先端部90と、前記先端部90に繋がるテーパ部91を有したシャンク部92とから構成されている。ここで、上記シャンク部92は工作機械の接続手段に接続されるため比較的大きな直径に設定してあるが、先端部90は極めて細い直径(例えば、0.02mm〜2mm)程度に設定してある。
(キャップ1の構成について)
キャップ1は、透明又は半透明(透視可能であればよい)であるポリプロピレン(ショア硬度55〜60程度)により構成されており、図2に示すように、一端部分は切削工具9のシャンク部92におけるテーパ部91の大径側部分及びこれに繋がるストレートの一部に倣う形状としてあり、他端部分は先端部90及びテーパ部91の小径側部分が遊挿される形状としてある。
(切削工具9の構成について)
切削工具9は、図1〜図3に示すように、ルーマ型タイプのものであり、切刃が形成された先端部90と、前記先端部90に繋がるテーパ部91を有したシャンク部92とから構成されている。ここで、上記シャンク部92は工作機械の接続手段に接続されるため比較的大きな直径に設定してあるが、先端部90は極めて細い直径(例えば、0.02mm〜2mm)程度に設定してある。
(キャップ1の構成について)
キャップ1は、透明又は半透明(透視可能であればよい)であるポリプロピレン(ショア硬度55〜60程度)により構成されており、図2に示すように、一端部分は切削工具9のシャンク部92におけるテーパ部91の大径側部分及びこれに繋がるストレートの一部に倣う形状としてあり、他端部分は先端部90及びテーパ部91の小径側部分が遊挿される形状としてある。
ここで、上記切削工具9にこのキャップ1を図2に示す如く外嵌させた状態では、テーパ部91の大径側部分及びこれに繋がるストレートの一部は当該キャップ1の内周面に密接した状態となっており、キャップ1に対して切削工具9がガタ付かないようになっている。
なお、キャップ1は、図2や図3に示すように、全体にわたってほぼ一定の厚みとなっており、その外周面は小径部10、テーパ部11、大径部12とから形成されている。
(ケース主体2の構成について)
ケース主体2は、キャップ1を構成する樹脂よりも軟質のスチレン系エラストマー(ショア硬度40〜60程度)により構成されており、図3〜図5に示すように、基本的には一対の挟持体20,20とこれら相互を繋ぐ接続片21とから構成されている。
(ケース主体2の構成について)
ケース主体2は、キャップ1を構成する樹脂よりも軟質のスチレン系エラストマー(ショア硬度40〜60程度)により構成されており、図3〜図5に示すように、基本的には一対の挟持体20,20とこれら相互を繋ぐ接続片21とから構成されている。
挟持体20は、上記したキャップ1の外周面である小径部10、テーパ部11、大径部12、及びシャンク部90のストレート部分の外周面と倣う、図3や図4に示すような小径凹部22、テーパ状凹部23、大径凹部24、及び前記大径凹部24よりも小径の凹部25を形成してあり、また前記小径部10を構成する壁面に切削工具9の先端部90及びその近傍を視認するための覗き窓Mを形成してある。なお、上記凹部25の内径は上記したキャップ1の大径部12の外径よりも小さく設定してあるため、組み立て状態にあるケース本体2に対してキャップ1は抜け止め状態になる。
また、図3に示すように、上記挟持体20,20相互の合せ面のうち、一方に4つの突出片26を、他方に4つの窪み27を、それぞれ設けてあり、前記突出片26を窪み27に圧入することによりケース主体2の組み立て状態が維持されるようになっている。
したがって、このケース主体2内にキャップ1が適正に装着された状態では、ケース主体2に対してキャップ1は密接した状態で保持(挟持)されているので、ケース主体2に対してキャップ1がガタ付くようなことはない。
なお、ケース主体2は、その組み立て状態において図6に示すように、キャップ1の先端部分のみを保持する箇所の断面角形状部分の大きさを、キャップ1の大部分を保持する箇所の断面角形状部分(断面形状は長さ方向によって変化しているが、最大の角形状部分を指す。以下、保持側角形状部分という)の大きさよりも少し小さくなるように設定してあり、これらの両者間には段部28が形成されている。
(カバーケース3の構成について)
カバーケース3は、透明又は半透明(透視可能であればよい)であり、ケース主体2を構成する樹脂よりも硬質のスチロール樹脂(ショア硬度55〜65程度)により構成されている。
(カバーケース3の構成について)
カバーケース3は、透明又は半透明(透視可能であればよい)であり、ケース主体2を構成する樹脂よりも硬質のスチロール樹脂(ショア硬度55〜65程度)により構成されている。
前記カバーケース3は、図1や図6に示すように、一端閉塞の断面角形状の筒状に形成されており、ケース主体2への外挿時において、当該ケース主体2の内壁面は上記保持側角形状部分をガタ付きが生じないようにしっかりと保持し、挿入端は段部28に当接するようになっている。
(この切削工具の収納用ケースKの優れた点について)
この切削工具の収納用ケースKは上記の構成であるから、以下の(1) 〜(5) に示す優れた機能を奏する。
(1) 運搬時及び保管時の問題点の解決について
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、運搬時や保管時の移動等において収納用ケースに振動等の衝撃力が加わると、先端部及びその近傍に衝撃力が集中して、これらの部分で折れてしまう危険性が高い。
(この切削工具の収納用ケースKの優れた点について)
この切削工具の収納用ケースKは上記の構成であるから、以下の(1) 〜(5) に示す優れた機能を奏する。
(1) 運搬時及び保管時の問題点の解決について
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、運搬時や保管時の移動等において収納用ケースに振動等の衝撃力が加わると、先端部及びその近傍に衝撃力が集中して、これらの部分で折れてしまう危険性が高い。
これに対してこの実施例の収納用ケースKでは、運搬時や保管時の移動等において収納用ケースKのカバーケース3に振動等の衝撃力が加わった場合、上記軟質樹脂製のケース主体2を介してキャップ1に伝わるので当該キャップ1に保持されている切削工具9への衝撃力は緩和されている。その上、ケース主体2に対してキャップ1はガタ付きがなく、また先端部90はキャップ1内に遊挿された状態であるので、キャップ1の内周面が先端部90に衝突することもない。
したがって、この実施例の収納用ケースKを使用した場合、切削工具9の先端部90及びその近傍において損傷が生じにくい。
(2) 工作機械への切削工具9の取付時の問題点の解決について
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、工作機械には切刃を有する先端部やその近傍を指で摘んで取り付けることから、鋭利な切刃で指を怪我する危険性が高い。
(2) 工作機械への切削工具9の取付時の問題点の解決について
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、工作機械には切刃を有する先端部やその近傍を指で摘んで取り付けることから、鋭利な切刃で指を怪我する危険性が高い。
これに対してこの実施例の収納用ケースKでは、ケース主体2からカバーケース3を抜き取った後、ケース主体2から突出しているシャンク部92を工作機械に取り付け、前記ケース主体2を引き抜くだけで、工作機械に切削工具9を取り付けることができる。なお、上記したケース主体2の引き抜き時において、キャップ1は、当該キャップ1の大径部12の構成壁と、ケース主体2の凹部25の構成壁との係合により、ケース主体2内に残存する。
したがって、作業者は切刃を有する先端部及びその近傍に触れることはなくなるから、工作機械への取り付け時における怪我の発生は抑制できる。
(3) 切削工具9の先端部90の確認における問題点
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、先端部の状態を確認をする場合には収納用ケースを一つ一つ開けなければならないという不都合があった。
(3) 切削工具9の先端部90の確認における問題点
背景技術の欄に記載した収納用ケースでは、上述した如く、先端部の状態を確認をする場合には収納用ケースを一つ一つ開けなければならないという不都合があった。
これに対してこの実施例の収納用ケースKでは、当該収納用ケースを明けなくても、カバーケース3を介して覗き窓M,Mから先端部90の状態を確認できる。
(4) 以上のように、この実施例の収納用ケースKによると、切削工具9の先端部90及びその近傍において損傷が生じにくく、先端部90の損傷の有無が一見して判断でき、工具取り付け時において指を怪我しにくくなることが明らかである。
(5) その他、この収納用ケースKが有しているキャップ1は以下に示すような働きもある。
(4) 以上のように、この実施例の収納用ケースKによると、切削工具9の先端部90及びその近傍において損傷が生じにくく、先端部90の損傷の有無が一見して判断でき、工具取り付け時において指を怪我しにくくなることが明らかである。
(5) その他、この収納用ケースKが有しているキャップ1は以下に示すような働きもある。
すなわち、完成直後の切削工具9にキャップ1を外嵌することにより、転倒や他のものとの衝突があったとしても切刃を有する先端部90及びその近傍は保護される。なお、切削工具9はキャップ1が付いたままの状態で、ケース主体2を組み付けるので、組み立て工程が増加するわけではない。
(その他) 上記実施例では、キャップ1及びカバーケース3の全体を透明又は半透明としてあるが、これに限定されることなく、覗き窓M,Mの対向する部分のみを透明又は半透明とするようにしてもよい。
(その他) 上記実施例では、キャップ1及びカバーケース3の全体を透明又は半透明としてあるが、これに限定されることなく、覗き窓M,Mの対向する部分のみを透明又は半透明とするようにしてもよい。
また、上記実施例では、覗き窓Mを2つ設けたが、これに限定されることなく、覗き窓Mを一つとしてもよい。
さらに、キャップ1、ケース主体2、カバーケース3を構成する樹脂は適宜変更することができる。
K (切削工具の)収納用ケース
M 覗き窓
1 キャップ
2 ケース主体
3 カバーケース
9 切削工具
20 挟持体
21 接続片
90 先端部
92 シャンク部
M 覗き窓
1 キャップ
2 ケース主体
3 カバーケース
9 切削工具
20 挟持体
21 接続片
90 先端部
92 シャンク部
Claims (6)
- 切刃が設けられた先端部からシャンク部の一部までを包囲すべく当該シャンク部に外嵌され且つ少なくとも先端部が透視可能であるキャップと、前記キャップを包囲する態様で保持し且つ前記保持状態において先端部に相当する部分に覗き窓が形成されている軟質樹脂製のケース主体と、キャップを保持した状態のケース主体に先端部及びシャンク部の全体を包囲すべく挿脱自在に外挿され且つ前記外挿状態において少なくとも覗き窓と対向する部分が透視可能であるカバーケースとを具備することを特徴とする切削工具の収納用ケース。
- ケース主体は二つの挟持体から成る二つ割り構造となっており、キャップは二つの挟持体により挟持される態様でガタ付きなく保持されていることを特徴とする請求項1記載の切削工具の収納用ケース。
- ケース主体はキャップ及びカバーケースよりも軟質の樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の切削工具の収納用ケース。
- キャップ又は/及びカバーケースは、透明又は半透明の樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の切削工具の収納用ケース。
- ケース主体に対してキャップは、抜け止め状態になっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の切削工具の収納用ケース。
- 先端部の直径が0.02mm〜2mmのルーマ型の切削工具を対象とする請求項乃至5のいずれかに記載の切削工具の収納用ケース。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005021076A JP2006205305A (ja) | 2005-01-28 | 2005-01-28 | 切削工具の収納用ケース |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101836196B1 (ko) * | 2016-06-22 | 2018-03-08 | 이임석 | 엔드밀 케이스 |
TWI792316B (zh) * | 2021-05-19 | 2023-02-11 | 佳陞科技有限公司 | 刀具倉儲系統及刀具倉儲系統操作方法 |
-
2005
- 2005-01-28 JP JP2005021076A patent/JP2006205305A/ja not_active Withdrawn
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KR101836196B1 (ko) * | 2016-06-22 | 2018-03-08 | 이임석 | 엔드밀 케이스 |
TWI792316B (zh) * | 2021-05-19 | 2023-02-11 | 佳陞科技有限公司 | 刀具倉儲系統及刀具倉儲系統操作方法 |
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