JP2006204057A - 電動機のロータ構造 - Google Patents

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JP2006204057A
JP2006204057A JP2005015341A JP2005015341A JP2006204057A JP 2006204057 A JP2006204057 A JP 2006204057A JP 2005015341 A JP2005015341 A JP 2005015341A JP 2005015341 A JP2005015341 A JP 2005015341A JP 2006204057 A JP2006204057 A JP 2006204057A
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cast rotor
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Kiyomi Inoue
清巳 井上
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

【課題】 アルミダイカストロータとシャフトとの焼嵌め固定において、シャフトの曲がりを抑えることができる電動機のロータ構造を提供する。
【解決手段】 アルミダイカストロータ1をシャフト4に焼嵌め嵌合する電動機のロータ構造において、アルミダイカストロータ1の中央部分にあたるシャフト4の外周部5に、径を大きくした段付部6を形成し、アルミダイカストロータ1とシャフト4の主たる嵌合部をロータの中央部分にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば工作機用主軸の駆動用などに用いられる電動機のロータ構造に関するものである。
図3は、従来技術における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)はシャフトの側面図、(c)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。
図3において、1Aはアルミダイカストロータ、2Aはアルミダイカストロータの内周部、3Aはアルミダイカストロータの内周部の両端部、4Aはシャフト、5Aはシャフトの外周部である。
従来より、アルミを鋳込んだロータ、いわゆるアルミダイカストロータをシャフトに嵌合固定する場合、図3に示すように、アルミダイカストロータ1Aの内周部2A全体に所定の締代を付けて加熱し、加熱したアルミダイカストロータ1Aを、シャフト4Aの外周部5Aに嵌合して、いわゆる焼嵌めで固定している(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−67158号公報
しかしながら、このような従来技術においては、次のような問題があった。
(1)アルミダイカストロータ1Aの内周部は、ロータ鋳放しの状態では、両端部の内径が小さくなっているのに対して、シャフト4Aの外周部5Aは、所定の一定寸法に加工されているため、アルミダイカストロータ1Aの両端の内周部3Aのみがシャフト4Aを強く締付けることになり、焼嵌めによる応力が均一にならない。その結果、アルミダイカストロータ1Aに倒れが発生して不均一なスラスト力となることにより、シャフト4Aの曲がりやロータコアの変形を生じる。
(2)電動機の運転中に、ロータ部の温度上昇により、矢印Cで示すように、アルミ材が熱膨張し、矢印Dで示すように、アルミダイカストロータ1Aに曲がりが生じる。そして、その影響でシャフト4Aにも曲がりが発生する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、アルミダイカストロータとシャフトとの焼嵌め固定において、シャフトの曲がりを抑えることができる電動機のロータ構造を提供することを目的とするものである。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、アルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合する電動機のロータ構造において、前記アルミダイカストロータの中央部分にあたるシャフトの外周部に、径を大きくした段付部を形成し、アルミダイカストロータとシャフトの主たる嵌合部をロータの中央部分としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、前記シャフトの段付部と、この段付部と嵌合するアルミダイカストロータの内周部分をスプライン構造にしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果がある。
(1)前記アルミダイカストロータの中央部分にあたるシャフトの外周部に、径を大きくした段付部を形成しているので、アルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合するにあたって、ロータの中央部分を主たる嵌合部にすることができる。したがって、アルミダイカストロータをシャフトに焼嵌め嵌合した際に、アルミダイカストロータ1の内周部の中央部分を中心にして焼嵌めがなされるので、シャフトが曲がることがない。その結果、シャフトに取付けられるスピンドルへの悪影響を防止することができ、工作機械の加工精度を維持することができる。
(2)径の大きな段付部をスプライン形成にも用いる構成にすることにより、アルミダイカストロータからシャフトへ大きなトルクの伝達が可能となる。したがって、大きなトルク伝達が必要な電動機の場合は好都合である。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)はシャフトの側面図、(c)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。
図1において、1はアルミダイカストロータ、2はアルミダイカストロータの内周部、3はアルミダイカストロータ1の両端の内周部、4はシャフト、5はシャフト4の外周部、6はシャフト4の外周部5に設けた径の大きい段付部である。
本発明の電動機のロータ構造においては、アルミダイカストロータ1とシャフト4との主たる嵌合部をロータの中央部分とし、アルミダイカストロータ1の中央部分にあたるシャフト4の外周部5に、径を大きくした段付部6を形成している。
このような構成のシャフト4にアルミダイカストロータ1を焼嵌め嵌合すると、図1(c)に示すように、アルミダイカストロータ1の中央部を主たる嵌合部にして焼嵌め嵌合がなされる。焼嵌め嵌合時には、このアルミダイカストロータ1の中央部の締め代が大きく、他はそれよりも小さくなる。これにより、焼嵌めによるアルミダイカストロータ1の両端の内周部3での不均一な応力の発生が防がれ、シャフト4の曲がりが防止される。また、アルミ材の熱膨張によるアルミダイカストロータ1全体の曲がりの影響がシャフト4に伝わるのを防ぎ、シャフト4の曲がりが防止される。
図2は、本発明の第2の実施例における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)は(a)におけるA−A断面図、(C)はシャフトの側面図、(d)は(c)におけるB−B断面図、(e)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。
この第2の実施例では、アルミダイカストロータ1とシャフト4の主たる嵌合部となるシャフト4の段付部6の外周面にスプライン7を形成し、前記段付部6と嵌合するアルミダイカストロータ1の内周部分の内周面には、前記シャフト4のスプライン7と係合するスプライン溝8を形成した構成にしている。
シャフト4の外周部5に設けた径の大きな段付部をスプライン形成にも用いる構成にすることにより、アルミダイカストロータ1からシャフト4へ大きなトルクの伝達が可能となる。したがって、大きなトルク伝達が必要な電動機の場合は好都合である。
本発明の第1の実施例における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)はシャフトの側面図、(c)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施例における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)は(a)におけるA−A断面図、(c)はシャフトの側面図、(d)は(c)のB−B断面図、(e)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。 従来技術における電動機のロータ構造を示す図で、(a)はアルミダイカストロータの側断面図、(b)はシャフトの側面図、(c)はアルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定した状態を示す側断面図である。
符号の説明
1,1A アルミダイカストロータ
2,2A アルミダイカストロータの内周部
3,3A アルミダイカストロータの両端の内周部
4,4A シャフト
5,5A シャフト外周部
6 シャフトの段付部
7 スプライン
8 スプライン溝

Claims (2)

  1. アルミダイカストロータをシャフトに焼嵌めで嵌合固定する電動機のロータ構造において、
    前記アルミダイカストロータの中央部分にあたるシャフトの外周部に、径を大きくした段付部を形成し、アルミダイカストロータとシャフト主たる嵌合部をロータの中央部分としたことを特徴とする電動機のロータ構造。
  2. 前記シャフトの段付部と、この段付部と嵌合するアルミダイカストロータの内周部分をスプライン構造にしたことを特徴とする請求項1に記載の電動機のロータ構造。
JP2005015341A 2005-01-24 2005-01-24 電動機のロータ構造 Pending JP2006204057A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011239615A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Denso Corp 回転電機の回転子

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