JP2006203376A - 電子カメラ、ノイズ低減装置及びノイズ低減方法 - Google Patents

電子カメラ、ノイズ低減装置及びノイズ低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行う。【解決手段】このデジタルカメラに設けられているいずれかのモーターが駆動を開始し(ステップS107;YES)、モーターが動作を開始してから1秒が経過する前に(ステップS109;NO)、モーターが停止した場合には(ステップS110;YES)、モーターの動作停止直前の音声データを動作時間分だけ再度読み出して取り込むことによりノイズを除去する。また、モーターが1秒以上動作した場合には(ステップS109;YES)、音声データをフィルタ処理させることにより、ノイズを除去する(ステップS116)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、搭載されているモーター等の動作手段の動作に伴って発生するノイズを低減する電子カメラ、ノイズを低減するためのノイズ低減装置及びノイズ低減方法に関する。
従来、例えば撮影画像とともに撮影時の音声を記録するカメラにおいては、ズームモーターの動作に伴って発生するノイズを低減することにより記録音声へのノイズの混入を防止するためのノイズ低減装置を搭載したものが提案されている。このノイズ低減装置は、ズームモーターの動作中において、マイクロホンにより検出される音声のレベルを一定レベルに減衰させることにより、ズームモーターの動作ノイズが録音されることを防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−292048号公報
このようにズームモーターの動作中において、マイクロホンにより検出される音声のレベルを一定レベルに減衰させると、ズームモーターの動作時間が短い場合には、音声を減衰させて記録したことによる音声の欠如は時間的に短いことから、再生時おける違和感は無視し得る程度となる。しかしながら、動作時間が長い場合には、音声を減衰させて記録したことによる音声の欠如が時間的に長くなることから、再生時おける違和感はこれ無視し得ないものとなってしまう。つまり、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間によっては、適切なノイズ低減処理を行うことができない場合が生じ、動作手段の動作時間に左右されることなく適切なノイズ低減処理を行うことができるものではなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行うことのできる電子カメラ、ノイズ低減装置及びノイズ低減方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る電子カメラにあっては、動画を撮像する撮像手段と、この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段と、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段とを備える。
つまり、ノイズ低減処理手段は、動作手段の動作中において検出手段により検出される音声に対し、動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減方法を用いて、ノイズ低減処理を実行する。したがって、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に左右されることなく適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
また、請求項2記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記ノイズ低減処理は、前記動作手段の動作時間が所定未満である場合、当該動作手段の動作中における前記音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理を含む。したがって、動作手段の動作中におおいて、検出手段により検出された音声の記録手段への記録は禁止され、その間に検出された音声の記録は欠如する。しかし、この録音禁止処理は、動作手段の動作時間が所定未満である場合になされるノイズ低減処理であることから、音声の欠如は時間的に短く、再生時おける違和感は無視し得る程度となる。
また、請求項3記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記ノイズ低減処理は、前記録音禁止処理により録音を禁止された部分に、前記動作手段の非動作中において前記検出手段により検出された音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理を含む。したがって、録音禁止処理により録音を禁止された部分に、動作手段の非動作中において検出手段により検出された音声を挿入して記録されることにより、動作手段の動作に伴って発生したノイズがなく、かつ、音声の欠如もない記録状態にすることができる。
また、請求項4記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記動作手段の非動作中において前記検出手段により検出された音声とは、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む。したがって、前記録音禁止処理により録音を禁止された部分には、動作手段の動作直前や直後の検出音声、あるいはこれら動作直前と直後の検出音声の平均音声等が挿入して記録される。これにより、動作手段の動作に伴って発生したノイズ及び音声の欠如がなく、しかも時間的に近接する違和感のない音声が挿入された記録状態にすることができる。
また、請求項5記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記ノイズ低減処理は、前記動作手段の動作時間が所定以上である場合、当該動作手段の動作中において前記検出手段により検出された音声をフィルタ処理するフィルタ処理、又は前記音声から前記動作手段の動作に伴って発生するノイズを減算する減算処理を含む。つまり、動作手段の動作時間が所定以上である場合のように、音声を欠如させると再生時に違和感が生ずる場合には、フィルタ処理や減算処理でノイズ低減処理がなされることにより、音声の欠如に起因する違和感を生じさせることなく、かつ、動作手段の動作に伴って発生したノイズのない記録状態にすることができる。
また、請求項6記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記動作手段の動作時間を取得する取得手段と、この取得手段により取得された前記動作手段の動作時間が所定時間以上であるか否かをを判断する判断手段とを備え、前記ノイズ低減処理手段は、前記判断手段により所定時間以上であると判断された場合、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、第1のノイズ低減処理を実行する第1のノイズ低減処理手段と、前記判断手段により所定時間未満であると判断された場合、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、第1のノイズ低減処理とは異なる第2のノイズ低減処理を実行する第2のノイズ低減処理手段とを含む。したがって、動作手段の動作時間が所定時間以上である場合には第1のノイズ低減処理が実行され、所定時間未満である場合には第1のノイズ低減処理とは異なる第2のノイズ低減処理が実行される。
また、請求項7記載の発明に係る電子カメラにあっては、動画を撮像する撮像手段と、この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段と、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段とを備える。
すなわち、電子カメラに搭載されている動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段は、その種別に応じてノイズの性質や動作時間が異なる。したがって、動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行すれば、結果的に動作手段のノイズの性質や動作時間に応じて異なるノイズ低減方法を用いて、ノイズ低減処理が実行されることとなり、よって、ノイズ発生源となる動作手段のノイズの性質や動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
また、請求項8記載の発明に係る電子カメラにあっては、動画を撮像する撮像手段と、この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段と、この動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理手段と、この録音禁止処理手段により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理手段とを備える。したがって、録音禁止処理により録音を禁止された部分には、動作手段の動作直前や直後の検出音声、あるいはこれら動作直前と直後の検出音声の平均音声等が挿入して記録される。これにより、動作手段の動作に伴って発生したノイズ及び音声の欠如がなく、しかも時間的に近接する違和感のない音声が挿入された記録状態にすることができる。
また、請求項9記載の発明に係るノイズ低減装置にあっては、周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段を備える。つまり、ノイズ低減処理手段は、動作手段の動作中において検出手段により検出される音声に対し、動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減方法を用いて、ノイズ低減処理を実行する。したがって、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に左右されることなく適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
また、請求項10記載の発明に係るノイズ低減装置にあっては、周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段を備える。
すなわち、各種機器に搭載されている動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段は、その種別に応じて動作時間が異なる。したがって、動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行すれば、結果的に動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減方法を用いて、ノイズ低減処理が実行されることとなり、よって、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
また、請求項11記載の発明に係るノイズ低減装置にあっては、周囲の音声を検出する検出手段と、この検出手段により検出される音声を記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、前記動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理手段と、この録音禁止処理手段により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理手段とを備える。したがって、録音禁止処理により録音を禁止された部分には、動作手段の動作直前や直後の検出音声、あるいはこれら動作直前と直後の検出音声の平均音声等が挿入して記録される。これにより、動作手段の動作に伴って発生したノイズ及び音声の欠如がなく、しかも時間的に近接する違和感のない音声が挿入された記録状態にすることができる。
また、請求項12記載の発明は、周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行する。したがって、このノイズ低減処理を実行することにより、請求項9記載の発明と同様の作用効果を奏する。
また、請求項13記載の発明は、周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行する。したがって、このノイズ低減処理を実行することにより、請求項10記載の発明と同様の作用効果を奏する。
また、請求項14記載の発明は、周囲の音声を検出する検出手段と、この検出手段により検出される音声を記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、前記動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理工程と、この録音禁止処理工程により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理工程とを含む。したがって、記載した工程に従って処理を実行することにより、請求項11記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上のように本発明にかかる電子カメラによれば、ノイズ低減処理手段は、動作手段の動作中において検出手段により検出される音声に対し、動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減方法を用いてノイズ低減処理を実行することから、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に左右されることなく適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。よって、適切にノイズを低減した音声を動画とともに記録することができる。
また、本発明にかかる電子カメラによれば、ノイズ低減処理手段は、動作手段の動作中において検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行することから、ノイズ発生源となる動作手段のノイズの性質や動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。よって、適切にノイズを低減した音声を動画とともに記録することができる。
また、本発明に係るノイズ低減装置によれば、同様にノイズ低減処理手段は、動作手段の動作中において検出手段により検出される音声に対し、動作手段の動作時間あるいは当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減方法を用いてノイズ低減処理を実行することから、ノイズ発生源となる動作手段の動作時間に左右されることなく適切なノイズ低減処理を行うこと可能となり、また、ノイズ発生源となる動作手段のノイズの性質や動作時間に応じて適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラ1の回路構成を示すブロック図であり、このデジタルカメラ1は、音声付き動画撮影機能及びAE、AWB、AF等の各種機能を有するものである。すなわち、レンズユニット2には、ズームレンズ、フォーカスレンズ等の光学系(図示せず)、この光学系を駆動するためのズームモーター3とフォーカスモーター4、及びメカ絞り、メカシャッター等のメカ機構(図示せず)、メカ絞りを駆動するためのアイリスモーター5、メカシャッターを駆動するためのシャッターモーター6が設けられている。これら各モーター3〜6は、モータードライバ7に接続されており、モータードライバ7は、CPU8の命令に従い各モーター3〜6を駆動する。
また、デジタルカメラ1は撮像素子としてCCD9を有している。CCD9は、レンズユニット2の光軸上に配置されており、被写体は、レンズユニット2によってCCD9の受光面に結像される。CCD9は、CPU8の命令に従いCCDドライバ10が生成するタイミング信号に基づき駆動され、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号をCPU8に出力する。CPU8は、CCD9の出力信号に含まれるノイズを相関二重サンプリングによって除去する処理や、ノイズが除去された撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理等の撮影処理を実行する。
そして、静止画撮影モードにおいてCPU8は、前記撮影処理により得られ画像データを圧縮して、最終的には所定のフォーマットの静止画ファイルとしてメモリカード11にする。また、動画録画モードにおいては、複数の画像データがCPU8により順次圧縮され、動画ファイルとしてメモリカード11に記録される。このメモリカード11に記録された静止画ファイル及び動画ファイルは、PLAY・モードにおいてユーザーの選択操作に応じてCPU8に読み出されるとともに伸張され、図示しない液晶モニタに表示される。
なお、ROM12には、CPU8に前記各部を制御させるための各種のプログラム、例えばAE、AF、AWB制御用のプログラムや、動画録画モードにおいて用いられる動画撮影プログラムや後述するフローチャートに示すプログラム等が格納されている。
また、このデジタルカメラ1は、周囲の音声を検出するマイクロホン(MIC)13を備えている。このマイクロホン13により出力される音声信号は、マイクアンプ14により増幅され、A/Dコンバータ15によりデジタルデータに変換されてバッファメモリ16に一時記憶される。また、バッファメモリ16から読み出された音声データは、後述するようにCPU8により動作を制御されるデジタルフィルタ17により必要に応じてフィルタ処理されて、CPU8に入力される。そして、CPU8は、動画録画モードにおいてデジタルフィルタ17から入力された音声波形データを圧縮し、この圧縮音声データと圧縮動画データとを含む音声付き動画ファイルを生成してメモリカード11に記録する。このメモリカード11に記録された音声付き動画ファイルは、PLAY・モードにおいて動画データが再生される際に、音声データが音声波形に変換されて再生される。なお、音声記録を行うタイミングは、動画撮影時に限定されず、音声付き静止画撮影モードにおける録音動作時でもよく、また、録音モードやアフレコモードにおける録音動作時でもよい。 図2は、バッファメモリ16の詳細を示す概念図である。このバッファメモリ16は、各々音声データを循環記憶する領域Aと領域Bとを有している。各領域A,Bは、各々1秒分の記憶容量を有し、この領域A,BがCPU8により切り換えられて、いずれか一方の領域に1秒分の音声データが循環記憶される。したがって、領域A,Bからは1秒間遅延して音声データが読み出される。
図3は、前記デジタルフィルタ17の特性を示す概念図である。このデジタルフィルタ17は、図示のようにローパス系のフィルタ特性(b)を有している。したがって、前記マイクロホン13により検出された音声波形(a)に前記各モーター3〜6のモーターノイズ成分Nが含まれている場合、デジタルフィルタ17による波形整形(c)により、モーターノイズ成分Nを除去した整形後波形(d)を生成することが可能である。
以上の構成に係る本実施の形態において、ユーザが動画録画モードを設定して、動画録画指示操作を行うと、CPU8には前記プログラムに基づき図4に示すフローチャートに従って処理を開始する。すなわち、CPU8からの画像取り込み命令をCCDドライバ10に出力して(ステップS101)、画像の取り込みを開始するとともに(ステップS102)、マイクロホン13からの音声取り込み命令をバッファメモリ16に出力して(ステップS103)、音声の取り込みを開始する(ステップS104)。そして、バッファメモリ16において、領域A又はBのいずれか一方、例えば領域Aを選択して領域Aに音声データを循環記憶させる(ステップS105)。さらに、この領域Aに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出し(ステップS106)、デジタルフィルタ17を介して取り込む。このとき、デジタルフィルタ17は停止した状態にあることから、CPU8には、フィルタ処理されない音声データが1秒の遅延をもって順次取り込まれることとなる。
次に、操作によるユーザからの要求、あるいは撮影環境に基づくCPU8の判断により、CPU8がモータードライバ7に駆動命令を発生することによって、いずれかのモーター3〜6が駆動を開始したか否かを判断する(ステップS107)。駆動を開始しない場合には、後述するステップS114に進み、これにより、前述のように、CPU8には、フィルタ処理されない音声データが1秒の遅延をもって順次取り込まれていく。
そして、いずれかのモーター3〜6が駆動を開始したならば(ステップS107;YES)、バッファメモリ16の現在使用している領域、本例の場合領域Aを固定して、該領域Aへの循環記憶を停止し、他方の記憶領域、本例の場合領域Bに切り換えて該領域Bへの循環記憶を開始させる(ステップS108)。したがって、ステップS107の判断がYESとなった時点においては、図2(1)に示すように、領域Aには現時点から1秒前までの音声であってモーター3〜6の動作に伴うノイズが含まれていない音声データDCが記憶され、かつ、領域Bには音声データが記憶されていない状態にある。
また、ステップS108の処理が実行されることにより、同図(2)に示すように、領域Bには音声データが記憶され始めるが、このとき既にいずれかのモーター3〜6は動作していることから、領域Bにはモーターの動作に伴うノイズが含まれた音声データDNが記憶される。
次に、CPU8は内蔵しているタイマーによる計測値に基づき、いずれかのモーター3〜6が動作を開始してから1秒が経過したか否かを判断するとともに(ステップS109)、動作を開始したモーターが停止したか否かを判断する(ステップS110)。そして、モーターが動作を開始してから1秒が経過する前に(ステップS109;NO)、モーターが停止した場合には(ステップS110;YES)、前記ステップS108で固定した領域、本例の場合領域Aからの音声データの読み出しを終了したか否か、つまり、いずれかのモーター3〜6が動作を開始してから1秒が経過したか否かを判断する(ステップS111)。領域Aからの音声データの読み出し終了していない場合には、次のステップに進むことなく、読み出しを継続する。このとき、図2(2)に示したように、領域Aにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶されていることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない音声データDCが取り込まれることとなる。なお、図2(2)は、ステップS111において音声データの読み出しが終了したと判断された時点の記憶状態を示すものであり、領域Aにはモーターが動作を開始する1秒前からモーター動作開始時点までの音声データが記憶されており、領域Bにはモーター動作開示時点から1秒経過するまでの音声データが記憶されている状態である。
一方、モーターは動作を開始してから1秒が経過する前に停止したことから、ステップS108で記憶を開始した領域Bには、図2(2)に示すように、その冒頭から1秒未満の領域にノイズが含まれた音声データDNが記憶されている。したがって、ステップS111において音声データの読み出しが終了したと判断されたときに、そのまま領域Bからの音声データの読み出しを開始すると、CPU8にはノイズが含まれた音声データDNが取り込まれてしまう。
そこで、ステップS108で固定した領域、本例の場合領域Aからモーターの動作停止直前の音声データを、モーターの動作時間分再度読み出す(ステップS112)。すなわち、図2(2)に示すように、前記タイマーの計測値に基づくモーターの動作時間が「T」であるならば、領域Aからモーターの動作停止直前の音声データを時間T分だけ再度読み出して取り込む。このとき、前述のように、領域Aにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶されていることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない時間T分の音声データDCが取り込まれることとなる。ステップS112による領域Aからの時間T分の音声データの再読み出しが終了すると、図2(3)に示すように領域Bからノイズが含まれた音声データDNが再読み出し中の循環記憶により消去され、ノイズが含まれていない音声データDCが1秒分記憶されている状態になる。
この状態で、前記ステップS108で循環記憶を開始した領域、本例の場合領域Bにおいて、モーター停止直後の音声データから読み出しを開始する(ステップS113)。つまり、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出しを行う処理を開始する。このとき、領域Bに記憶されている音声データは、既にモーターが停止した後に記憶された音声データであって、ノイズが含まれていない音声データDCであることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない音声データDCが取り込まれることとなる。
次に、動画録画終了命令を行ったか否かを判断し(ステップS114)、動画録画終了命令を行っていない場合には、前述したステップS105からの処理を繰り返す。このとき、前記ステップS108での処理により、バッファメモリ16において音声データを記憶する領域は、領域AからBに切り換えられていることから、このステップS105では、領域Bに音声データが循環記憶され、また、ステップS106では、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出されることとなる。
他方、ステップS109での判断結果、モーターが動作してから動作が停止する前に1秒が経過した場合には、この経過時点でステップS108で固定した領域、本例の場合領域Aからの音声データの読み出しが終了することになる。したがって、ステップS108で循環記憶を開始した領域、本例の場合領域Bからの読み出しを開始する(ステップS115)。しかし、このとき領域Bには、図2(4)に示すように、ノイズが含まれた音声データDNが記憶されている。そこで、デジタルフィルタ17の動作を開始させて領域Bから読み出した音声データをフィルタ処理させる(ステップS116)。これにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれることとなる。
引き続き、モーターが停止したか否かを判断する(ステップS117)。モーターが停止していない場合には、次のステップに進むことなく、ステップS108で開始した領域Bへの循環記憶と、ステップS115で開始した領域Bからの読み出しを継続するとともに、ステップS116で開始したフィルタ処理を継続する。このとき、モーターは動作継続中であることから、領域Bには、図2(4)したように、ノイズが含まれた音声データDNが記憶されていることとなるが、フィルタ処理が行われることにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれる。
そして、モーターが動作を停止したならば(ステップS117;YES)、モーターが動作を停止してから1秒経過したか否かを判断し(ステップS118)、1秒経過するまで次のステップに進むことなく、ステップS116で開始したフィルタ処理を継続する。つまり、モーターが動作を停止しても、領域Bにはその直前1秒分のノイズが含まれた音声データDNが記憶されている。したがって、モーターが動作を停止しても1秒が経過するまでは、領域Bからの読み出された音声データに対するフィルタ処理を継続する。これにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれることとなる。
そして、モーターが動作を停止してから1秒が経過すると、領域Bにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶された状態となることから、フィルタ処理を停止する(ステップS119)。しかる後に、前述した動画録画終了命令を行ったか否かを判断し(ステップS114)、動画録画終了命令を行っていない場合には、前記ステップS105からの処理を繰り返す。このとき、前記ステップS108での処理により、バッファメモリ16において音声データを記憶する領域は、領域AからBに切り換えられていることから、前述のようにこのステップS105では、領域Bに音声データが循環記憶され、また、ステップS106では、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出されることとなる。
そして、ステップS114での判断の結果、動画録画終了命令を行った場合には、画像取り込み終了命令をCCDドライバ10に出力して、画像の取り込みを終了するとともに(ステップS120)、マイクロホン13からの音声取り込み終了命令をバッファメモリ16に出力して、音声の取り込みを終了する(ステップS121)。
なお、このようにしてCPU8内に取り込まれた音声データ及び画像データは、前述のように圧縮されて、この圧縮音声データと圧縮動画データとを含む音声付き動画ファイルとしてメモリカード11に記録されることとなる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ1おいて、アイリスモーター5及びシャッターモーター6の動作時間は1秒未満であってかつ一定である。しかし、ズームモーター3、フォーカスモーター4は、動作時間が可変的であって、その最少動作時間が1秒を超えるものである。
係る本実施の形態において、ユーザが動画録画モードを設定して、動画録画指示操作を行うと、CPU8には前記プログラムに基づきこのフローチャートに従って処理を開始する。すなわち、CPU8からの画像取り込み命令をCCDドライバ10に出力して(ステップS201)、画像の取り込みを開始するとともに(ステップS202)、マイクロホン13からの音声取り込み命令をバッファメモリ16に出力して(ステップS203)、音声の取り込みを開始する(ステップS204)。そして、バッファメモリ16において、領域A又はBのいずれか一方、例えば領域Aを選択して領域Aに音声データを循環記憶させる(ステップS205)。さらに、この領域Aに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出し(ステップS206)、デジタルフィルタ17を介して取り込む。このとき、デジタルフィルタ17は停止した状態にあることから、CPU8には、フィルタ処理されない音声データが1秒の遅延をもって順次取り込まれることとなる。
次に、操作によるユーザからの要求、あるいは撮影環境に基づくCPU8の判断により、CPU8がモータードライバ7に駆動命令を発生することによって、いずれかのモーター3〜6が駆動を開始したか否かを判断する(ステップS207)。駆動を開始しない場合には、後述するステップS214に進み、これにより、前述のように、CPU8には、ノイズが含まれていずフィルタ処理されない音声データが1秒の遅延をもって順次取り込まれていく。
そして、いずれかのモーター3〜6が駆動を開始したならば(ステップS207;YES)、バッファメモリ16の現在使用している領域、本例の場合領域Aを固定して、領域Aへの循環記憶を停止し、他方の記憶領域、本例の場合領域Bに切り換えて該領域Bへの循環記憶を開始させる(ステップS208)。したがって、ステップS207の判断がYESとなった時点においては、図2(1)に示すように、領域Aには現時点から1秒前までの音声であってモーター3〜6の動作に伴うノイズが含まれていない音声データDCが記憶され、かつ、領域Bには音声データが記憶されていない状態にある。
また、ステップS208の処理が実行されることにより、同図(2)に示すように、領域Bには音声データが記憶され始めるが、このとき既にいずれかのモーター3〜6は動作していることから、領域Bにはモーターの動作に伴うノイズが含まれた音声データDNが記憶されることとなる。
次に、CPU8は前記ステップS107で駆動を開始したモーターがアイリスモーター5又はシャッターモーター6であるか否かを判断する(ステップS209)。アイリスモーター5又はシャッターモーター6であった場合には、動作を開始したアイリスモーター5又はシャッターモーター6が停止したか否かを判断する(ステップS210)。そして、アイリスモーター5又はシャッターモーター6が停止した場合には(ステップS210;YES)、前記ステップS208で固定した領域、本例の場合領域Aからの音声データの読み出しを終了したか否か、つまり、いずれかのモーター3〜6が動作を開始してから1秒が経過したか否かを判断する(ステップS211)。領域Aからの音声データの読み出しが終了していない場合には、次のステップに進むことなく、読み出しを継続する。このとき、図2(2)に示したように、領域Aにはアイリスモーター5又はシャッターモーター6のノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶されていることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない音声データDCが取り込まれることとなる。
一方、アイリスモーター5、シャッターモーター6は最大動作時間が1秒未満であることから、ステップS208で記憶を開始した領域Bには、図2(2)に示すように、その冒頭から1秒未満の領域にシャッターモーター6のノイズが含まれた音声データDNが記憶されていることとなる。したがって、ステップS211において音声データの読み出しが終了したと判断されたときに、そのまま領域Bからの音声データの読み出しを開始すると、CPU8にはノイズが含まれた音声データDNが取り込まれてしまう。
そこで、ステップS208で固定した領域、本例の場合領域Aからモーターの動作停止直前の音声データを、シャッターモーター6の所定の動作時間分再度読み出す(ステップS212)。すなわち、図2(2)に示すように、シャッターモーター6の動作時間が「T」であるならば、領域Aからシャッターモーター6の動作停止直前の音声データを動作時間T分の再度読み出して取り込む。このとき、前述のように、領域Aにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶されていることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない時間T分の音声データDCが取り込まれることとなる。
この状態で、前記ステップS208で循環記憶を開始した領域、本例の場合領域Bにおいて、シャッターモーター6停止直後の音声データから読み出しを開始する(ステップS213)。つまり、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出しを行う処理を開始する。このとき、領域Bに記憶されている音声データは、既にモーターが停止した後に記憶された音声データであって、ノイズが含まれていない音声データDCであることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない音声データDCが取り込まれることとなる。
次に、動画録画終了命令を行ったか否かを判断し(ステップS214)、動画録画終了命令を行っていない場合には、前述したステップS205からの処理を繰り返す。このとき、前記ステップS208での処理により、バッファメモリ16において音声データを記憶する領域は、領域AからBに切り換えられていることから、このステップS205では、領域Aに音声データが循環記憶され、また、ステップS206では、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出されることとなる。
他方、ステップS209での判断結果、動作を開始したモーターがアイリスモーター5、シャッターモーター6以外の、ズームモーター3、フォーカスモーター4のいずれかであった場合には(ステップS209;NO)、ステップS208で固定した領域、本例の場合領域Aからの音声データの読み出しを終了したか否かを判断する(ステップS215)。読み出しを終了していない場合には、次のステップに進むことなく、ステップS208で固定した領域Aからの音声データの読み出しを継続する。このとき、領域Aにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶されていることから、CPU8にはこのノイズが含まれていない音声データDCが取り込まれることとなる。
そして、領域Aからの音声データの読み出しを終了したならば、ステップS208で循環記憶を開始した領域、本例の場合領域Bからの読み出しを開始する(ステップS216)。しかし、このとき領域Bには、図2(4)に示すように、ノイズが含まれた音声データDNが記憶されている。そこで、デジタルフィルタ17の動作を開始させて領域Bから読み出した音声データをフィルタ処理させる(ステップS217)。これにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれることとなる。
引き続き、モーターが停止したか否かを判断する(ステップS213)。モーターが停止していない場合には、次のステップに進むことなく、ステップS208で開始した領域Bへの循環記憶と、ステップS216で開始した領域Bからの読み出しを継続するとともに、ステップS216で開始したフィルタ処理を継続する。このとき、モーターは動作継続中であることから、領域Bには、図2(4)したように、ノイズが含まれた音声データDNが記憶されていることとなるが、フィルタ処理が行われることにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれることとなる。
そして、モーターが動作を停止したならば(ステップS218;YES)、モーターが動作を停止してから1秒経過したか否かを判断し(ステップS219)、1秒経過するまで次のステップに進むことなく、ステップS216で開始したフィルタ処理を継続する。つまり、モーターが動作を停止しても、領域Bにはその直前1秒分のノイズが含まれた音声データDNが記憶されている。したがって、モーターが動作を停止しても1秒が経過するまでは、領域Bからの読み出された音声データに対するフィルタ処理を継続する。これにより、CPU8にはフィルタ処理によりノイズを除去された音声データが取り込まれることとなる。
そして、モーターが動作を停止してから1秒が経過すると、領域Bにはノイズが含まれていない音声データDCのみが記憶された状態となることから、フィルタ処理を停止する(ステップS220)。しかる後に、前述した動画録画終了命令を行ったか否かを判断し(ステップS214)、動画録画終了命令を行っていない場合には、前記ステップS205からの処理を繰り返す。このとき、前記ステップS208での処理により、バッファメモリ16において音声データを記憶する領域は、領域AからBに切り換えられていることから、前述のようにこのステップS205では、領域Bに音声データが循環記憶され、また、ステップS206では、この領域Bに循環記憶される音声データを1秒の遅れをもって読み出されることとなる。
そして、ステップS214での判断の結果、動画録画終了命令を行った場合には、画像取り込み終了命令をCCDドライバ10に出力して、画像の取り込みを終了するとともに(ステップS221)、マイクロホン13からの音声取り込み終了命令をバッファメモリ16に出力して、音声の取り込みを終了する(ステップS222)。
なお、この第2の実施の形態においては、モーターの種別に応じて異なるノイズ低減処理を行うことから、各モーターの動作に伴って発生するノイズの性質に応じても適切なノイズ低減処理を行うこと可能となる。
また、、実施の形態においては、モータ動作中に検出された音声の録音を禁止するのみならず、モーターの動作開始直前の音声を、録音を禁止した部分に挿入するようにしたが、挿入を行うことなく録音禁止のみを行うようにしてもよい。この場合であっても、モーターの動作時間が短い場合には、再生時に違和感が生ずることはない。また、モーターの動作開始直前の音声を、録音を禁止した部分に挿入するようにしたが、動作直後の音声、あるいは動作直前と直後の音声の平均音声を挿入するようにしてもよい。
また、ノイズ低減処理としては、実施の形態において示したノイズ低減処理に限ることなく、予め記憶したノイズ成分を音声データから減算する減算処理、ノイズ波形と逆位相の波形データを加算する加算処理、ノイズ成分を含む音声のレベルを減衰させる減衰処理等の、他のノイズ低減処理を適宜用いることが可能である。さらに、カメラに限らず電流波形で駆動されるハードディスクを有する各種装置や、各種録音装置等に本発明を適用することもできる。
本発明の一実施の形態を適用したデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 バッファメモリのメモリ構成及び記憶状態の遷移を示す概念図である。 デジタルフィルタの特性を示す概念図である。 第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 レンズユニット
3 ズームモーター
4 フォーカスモーター
5 アイリスモーター
6 シャッターモーター
7 モータードライバ
8 CPU
9 CCD
10 CCDドライバ
11 メモリカード
12 ROM
13 マイクロホン
15 A/Dコンバータ
16 バッファメモリ
17 デジタルフィルタ

Claims (14)

  1. 動画を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、
    動作に伴ってノイズを発生する動作手段と、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段と
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記ノイズ低減処理は、前記動作手段の動作時間が所定未満である場合、当該動作手段の動作中における前記音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理を含むことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記ノイズ低減処理は、前記録音禁止処理により録音を禁止された部分に、前記動作手段の非動作中において前記検出手段により検出された音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理を含むことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記動作手段の非動作中において前記検出手段により検出された音声とは、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記ノイズ低減処理は、前記動作手段の動作時間が所定以上である場合、当該動作手段の動作中において前記検出手段により検出された音声をフィルタ処理するフィルタ処理、又は前記音声から前記動作手段の動作に伴って発生するノイズを減算する減算処理を含むことを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の電子カメラ。
  6. 前記動作手段の動作時間を取得する取得手段と、
    この取得手段により取得された前記動作手段の動作時間が所定時間以上であるか否かをを判断する判断手段とを備え、
    前記ノイズ低減処理手段は、
    前記判断手段により所定時間以上であると判断された場合、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、第1のノイズ低減処理を実行する第1のノイズ低減処理手段と、
    前記判断手段により所定時間未満であると判断された場合、前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、第1のノイズ低減処理とは異なる第2のノイズ低減処理を実行する第2のノイズ低減処理手段と
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  7. 動画を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、
    動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段と、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段と
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  8. 動画を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段による撮像時に周囲の音声を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮像される動画と前記検出手段により検出される音声とを記録する記録手段と、
    動作に伴ってノイズを発生する動作手段と、
    この動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理手段と、
    この録音禁止処理手段により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理手段と
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  9. 周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段を備えることを特徴とするノイズ低減装置。
  10. 周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行するノイズ低減処理手段を備えることを特徴とするノイズ低減装置。
  11. 周囲の音声を検出する検出手段と、この検出手段により検出される音声を記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器に配置されるノイズ低減装置であって、
    前記動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理手段と、
    この録音禁止処理手段により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理手段と
    を備えることを特徴とするノイズ低減装置。
  12. 周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の動作時間に応じて異なるノイズ低減処理を実行することを特徴とするノイズ低減方法。
  13. 周囲の音声を検出する検出手段と、動作に伴ってノイズを発生する複数種の動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、
    前記動作手段の動作中において前記検出手段により検出される音声に対し、当該動作手段の種別に応じて異なるノイズ低減処理を実行することを特徴とするノイズ低減方法。
  14. 周囲の音声を検出する検出手段と、この検出手段により検出される音声を記録する記録手段と、動作に伴ってノイズを発生する動作手段とを備える機器におけるノイズ低減方法であって、
    前記動作手段の動作中において、前記検出手段により検出された音声の前記記録手段への記録を禁止する録音禁止処理工程と、
    この録音禁止処理工程により録音を禁止された部分に、前記動作手段の動作直前又は直後に検出された音声の少なくとも一方を含む音声を挿入して前記記録手段に記録させる記録処理工程と
    を含むことを特徴とするノイズ低減方法。
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