JP2006201092A - 6自由度移動体の位置・姿勢計測方法および位置・姿勢計測装置 - Google Patents

6自由度移動体の位置・姿勢計測方法および位置・姿勢計測装置 Download PDF

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JP2006201092A JP2005014784A JP2005014784A JP2006201092A JP 2006201092 A JP2006201092 A JP 2006201092A JP 2005014784 A JP2005014784 A JP 2005014784A JP 2005014784 A JP2005014784 A JP 2005014784A JP 2006201092 A JP2006201092 A JP 2006201092A
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Bunno Cho
文農 張
Takashi Manba
崇 萬羽
Yuji Nakamura
裕司 中村
Atsushi Hagiwara
萩原  淳
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Abstract

【課題】 複数のセンサを用いて簡単かつ正確に6自由度移動体の位置・姿勢を計測する。
【解決手段】 固定子と、固定子に対して6自由度変位する移動子と、複数のセンサとを備えた6自由度移動体の位置・姿勢計測装置において、適当な移動座標系と固定座標系を設定し、一定順番の回転座標変換を含む座標変換を行い、複数のギャップセンサ1、2、3、及び二次元センサ5、6を適切な場所に設置し、複数のセンサの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて可動子が変位した後の位置および姿勢を計算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数センサを用いて6自由度移動体の位置・姿勢を計測する計測装置に関する。
従来の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置は、x、y、zの3方向に全部で6つ変位センサを設置し計測装置を構成している(例えば、特許文献1参照)。図9は従来技術の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示すブロック図である。
図9において、21は移動子であり、アクチュエータ(不図示)に駆動されて6自由度の位置・姿勢変位する。31はx方向変位センサであり、x方向の変位量を計測する。32と33はy方向変位センサであり、y方向の変位量およびz軸まわりの回転角を計測する。また、34、35および36はz方向変位センサであり、z方向の変位量およびx、y軸のまわりの回転角度を計測する。
各軸のまわりの回転運動量が小さい場合は、回転が並進変位量の計測に与える影響が小さいためそれを無視でき、移動子が変位した後の位置・姿勢を簡単に求められる。
このように、従来技術の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法は、x、y、zの3方向向きに設置した6つの変位センサ31〜36からの変位情報を用いて移動子21が変位した後の位置・姿勢を計算するものである。
特開平10−194450号公報
しかしながら、従来の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法は、回転運動量が大きい又は計測精度が高く要求される場合に、移動子が変位した後の位置・姿勢を正確に計測することが困難であるため、要求された仕様を満足できないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、各種の適宜なセンサを適切な位置に設置し、適宜な座標変換を行うことで、簡単かつ正確に6自由度移動体の位置・姿勢を計測することができて、回転運動量が大きい場合や高い計測制度が要求される場合にも移動子が変位した後の位置・姿勢の正確な計測が可能な6自由度移動体の位置・姿勢計測方法および位置・姿勢計測装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、固定子と、前記固定子に対して6自由度変位する移動子と、複数のセンサとを備えた6自由度移動体の位置・姿勢計測方法において、移動座標系と固定座標系に基づいて前記固定子および前記移動子に複数のセンサを設置し、該複数のセンサの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の該移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算して前記移動子上の任意点の位置を求める際に、固定座標系xyzoを前記固定子に固定し、移動座標系XYZOを前記移動子に固定し、前記移動子が変位する前に移動座標系と固定座標系を重ねるように移動座標系と固定座標系を設定し、x軸、y軸およびz軸のまわりの前記移動子の回転角度をそれぞれα、βおよびγとし、移動座標系の原点の絶対座標を(xo,yo,zo)とし、前記移動子上の任意固定点の絶対座標をこの任意固定点の移動座標と移動座標系の原点の絶対座標(xo,yo,zo)および回転角度α、βおよびγで表すように座標変換して計算するという手順を特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記複数のセンサは、ギャップセンサのヘッドとギャップセンサのターゲット平面との距離を計る第1のギャップセンサ、第2のギャップセンサおよび第3のギャップセンサを含み、回転座標変換を固定座標系のx軸、y軸、z軸の順で行い、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサに対して、すべてのヘッドが前記固定子に固定されて平面yoz又は平面xozに対して対称であり、すべてのターゲット平面が前記移動子に固定されて平面XOYに平行であるように前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサを設置するという手順を特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前記複数のセンサは、直交2方向の変位量を検出する第1の二次元センサおよび第2の二次元センサを含み、前記第1の二次元センサと前記第2の二次元センサに対して、すべてのヘッドが前記固定子に固定され、すべてのターゲットが前記移動子に固定され、すべてのターゲット側における初期測定点のZ移動座標が同じであり、前記第1の二次元センサの2つ測定方向と前記第2の二次元センサの2つ測定方向が共にx軸又はy軸に平行であるように前記第1の二次元センサと前記第2の二次元センサを設置するという手順を特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記複数のセンサは、直線方向の変位量を検出する第1の一次元センサ、第2の一次元センサおよび第3の一次元センサを含み、前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサに対して、前記第1の一次元センサと前記第2の一次元センサの測定方向が共にy方向で、前記第3の一次元センサの測定方向がx方向であり、前記第1の一次元センサのターゲット側の初期測定点と前記第2の一次元センサのターゲット側の初期測定点とを通る直線がx軸に平行であるように前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサを設置するという手順を特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、前記複数のセンサは、直線方向の変位量を検出する第1の一次元センサ、第2の一次元センサおよび第3の一次元センサを含み、前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサに対して、前記第1の一次元センサの測定方向がy方向で、前記第2の一次元センサの測定方向と前記第3の一次元センサの測定方向が共にx方向であり、前記第2の一次元センサのターゲット側の初期測定点と前記第3の一次元センサのターゲット側の初期測定点とを通る直線がy軸に平行であるように前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサを設置するという手順を特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記複数のセンサは、ギャップセンサのヘッドとギャップセンサのターゲット平面との距離を計る第1のギャップセンサ、第2のギャップセンサおよび第3のギャップセンサを含み、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサに対して、すべてのヘッドが前記移動子に固定されて平面YOZ又は平面XOZに対して対称であり、すべてのターゲット平面が前記固定子に固定されて平面xoyに平行であるように前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサを設置するという手順を特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2又は請求項6のいずれかに記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置に第4のギャップセンサを追加した6自由度移動体の位置・姿勢計測装置において、
前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサ、前記第3のギャップセンサおよび前記第4のギャップセンサが座標系に対して対称になるように前記第4のギャップセンサを設置し、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサ、前記第3のギャップセンサおよび前記第4のギャップセンサから任意の3つギャップセンサの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の前記移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算し、このように得られた4組のデータの平均値を取るという手順を特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、6自由度変位する移動子と、1つ方向の変位量および2つの回転角度を検出する第1の三次元センサと、直交2つの方向の変位量および1つの回転角度を検出する第2の三次元センサとを備えた6自由度移動体の位置・姿勢計測装置において、固定座標系xyzoを大地に固定し、移動座標系XYZOを移動子に固定し、前記移動子が変位する前に移動座標系と固定座標系を重ねるように移動座標系と固定座標系を設定し、x軸、y軸およびz軸のまわりの前記移動子の回転角度をそれぞれα、βおよびγとし、移動座標系の原点の絶対座標を(xo,yo,zo)とし、前記移動子上の任意固定点の絶対座標をこの任意固定点の移動座標と移動座標系の原点の絶対座標(xo,yo,zo)および回転角度α、βおよびγで表すように座標変換し、前記第1の三次元センサがz軸に平行である固定直線と移動子に固定された前記第1の三次元センサのターゲット平面との交点の移動距離およびxとy軸のまわりの前記移動子の回転角度αとβを検出し、前記第2の三次元センサが移動子に固定されたターゲット測定点におけるx方向の変位量およびy方向の変位量とz軸のまわりの前記移動子の回転角度γを検出するように前記第1の三次元センサと前記第2の三次元センサを設置し、前記第1の三次元センサと前記第2の三次元センサとの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の前記移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算するという手順を特徴としている。
本発明によれば、各種の適宜な変位センサを適切な位置に設置し、適宜な座標系を設定することで、各センサの設置位置の情報および各センサが検出した信号に基づいて移動子に固定されている移動座標系の原点位置および姿勢を求めることができる。
また、移動子上の任意点の移動座標と移動座標系の変位後の原点位置および姿勢を用いて正確に移動子が変位した後この点の位置を計算することができるので、回転運動量が大きい場合や高い計測制度が要求されるような場合にも移動子が変位した後の位置・姿勢を正確に計測することが可能になると言う効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図1において、21は移動子であり、アクチュエータ(不図示)に駆動されて6自由度の位置・姿勢変位する。22は固定子である。1、2および3はギャップセンサ(光学式、静電式等がある)であり、ヘッドが固定子に固定され、ターゲットが移動子に固定され、ヘッドとターゲット平面との距離を検出する。そして、5と6は二次元センサ(面検出可能)であり、垂直2方向の変位量を検出する。
図1に示した本実施例の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置が図9に示した特許文献1の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置と異なる部分は、x、y軸方向向きに設置した3つ1自由度の変位センサの代わりに2つの二次元センサ5、6を備えた部分である。その他の構成は同一である。
以下、本実施例の計測原理について説明する。
ここで、位置・姿勢を厳密かつ明確に計算するため、固定子に固定される固定座標系xyzoと移動子に固定されて移動子と一緒に変位する移動座標系XYZOとを導入する。そして、固定座標系xyzoが初期(移動子の変位が0である時)の移動座標系XYZOと重なるように移動座標系と固定座標系を設定する。 移動子が変位した後に、移動座標系の原点Oの絶対座標を(xO,yO,zO)とし、移動座標系に対して固定座標系のx軸、y軸、z軸の順で回転座標変換を行う場合の姿勢角度を(α,β,γ)とし、座標変換行列をGとすると、移動座標が(X,Y,Z)である点の絶対座標(x,y,z)を次式で表すことができる。
Figure 2006201092
ただし、G11=cosβcosγ,
12=cosβsinγ,
13=−sinβ,
21=sinαsinβcosγ−cosαsinγ,
22=sinαsinβsinγ+cosαcosγ,
23=sinαcosβ,
31=cosαsinβcosγ+sinαsinγ,
32=cosαsinβsinγ−sinαcosγ,
33=cosαcosβ.
上式により、移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求めれば、移動子上の任意点の位置を求めることができる。
以上の座標系に基づいて各センサの設置方法について詳細に説明する。
ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3のヘッド側の測定点をそれぞれH1、H2およびH3とし、ターゲット側の測定点をそれぞれT1、T2およびT3とする。この3つのギャップセンサは、すべてのターゲット平面が平面XOYに平行であり、点H1と点H2とが平面yozに対して対称であり、点H2と点H3とが平面xozに対して対称であり、そして移動子の変位がない時直線H11、H22およびH33が全てz軸に平行であるように設置される。また、二次元センサ5と二次元センサ6のターゲット側の測定点をそれぞれPとQとする。この2つの二次元センサは、直線PQが平面XOYに平行であり、そしてセンサの2つの測定方向がx軸又はy軸に平行であるように設置される。
従って、点H1、H2およびH3の絶対座標をそれぞれ(xH1,yH1,zH1)、(xH2,yH2,zH2)および(xH3,yH3,zH3)とし、点Pおよび点Qの移動座標をそれぞれ(XP,YP,ZP)および(XQ,YQ,ZQ)とすると、
H2=xH3 … (2)
H1=yH2 … (3)
および
H1=zH2=zH3, ZP=ZQ … (4)
が成り立つ。
以下、各センサからの検出情報および与えられた各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、3つのギャップセンサの検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
ギャップセンサ1のターゲット側の測定点T1の初期z絶対座標をzT10とすると、ギャップセンサ1が測定した初期ギャップは
10=zT10−zH1 … (5)
となる。
ギャップセンサのターゲット平面が常に平面XOYに平行であるので、変位後ギャップセンサのターゲット平面の法線ベクトルは
Figure 2006201092
となる。また、ギャップセンサ1のターゲット平面とZ軸との交点C1の移動座標が(0,0,zT10)であるので、変位した後の絶対座標は
Figure 2006201092
となる。よって、移動子が変位した後にギャップセンサ1のターゲット平面の方程式は
x−xO−G13T10)G13+(y−yO−G23T10)G23
+(z−zO−G33T10)G33=0 … (8)
となる。
また、G13 2+G23 2+G33 2=1を考慮して上式を整理すると、
G13+yG23+zG33=dO+zT10 … (9)
となる。ただし、
O=xO13+yO23+zO33 … (10)
である。
従って、点(xH1,yH1,zH1)とギャップセンサ1のターゲット平面との距離、すなわち、移動子が変位した後にギャップセンサ1が測定したギャップは
1=dO+zT10−xH113−yH123−zH133 … (11)
となる。
式(5)および式(11)によると、移動子が変位する前後第1ギャップセンサが検出した第1ギャップの変化量は
Δd1≡d1−d10=dO−xH113−yH123−zH133−zH1 … (12)
を満たす。
そして、同じ理由で移動子が変位する前後第2と第3ギャップセンサがそれぞれ検出した第2と第3ギャップの変化量Δd2とΔd3
Δd2=dO−xH213−yH223−zH233−zH2 … (13)
および
Δd3=dO−xH313−yH323−zH333−zH3 … (14)
を満たす。
式(2)〜式(4)および式(12)〜式(14)によると、
Δd1−Δd2=(xH2−xH1)G13 …(15)
および
Δd2−Δd3=(yH3−yH2)G23 … (16)
となる。
13=−sinβおよびG23=sinαcosβを上の2式に代入すると、αおよびβは次のように与えられる。
β=arcsin{(Δd1−Δd2)/(xH1−xH2)} … (17)
α=arcsin{(Δd2−Δd3)/(yH3−yH2)/cosβ} … (18)
1、H2、H3は固定点なので、xH1、xH2、yH2およびyH3を予め測定しておけば上の2式からαおよびβを求めることができる。
次に、求めたα、βの値、2つの二次元センサの検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
点Pおよび点Qの絶対座標をそれぞれ(xP,yP,zP)および(xQ,yQ,zQ)とし、式(1)によると、
Figure 2006201092
および
Figure 2006201092
となる。
P=ZQを考慮して式(19)から式(20)を引くと、
Figure 2006201092
となる。
また、xPQ=xP−xQ,XPQ=XP−XQ,yPQ=yP−yQ
および、YPQ=YP−YQとし、
11=cosβcosγ,
12=cosβsinγ,
21=sinαsinβcosγ−cosαsinγ、
および
22=sinαsinβsinγ+cosαcosγ
を上の2式に代入し、整理すると、
Figure 2006201092
となる。この方程式を解くと、
Figure 2006201092
となる。従って、γは次式のように与えられる。
Figure 2006201092
上式中、xPQはxPとxQとの差、yPQはyPとyQとの差である。
また、(xP,yP)と(xQ,yQ)はそれぞれ点Pと点Qの変位後の絶対座標であり、直接センサから得られない。
しかし、(XP,YP)と(XQ,YQ)は既知であり、二次元センサ5が測定した点Pの変位量を(SPx,SPy)とし、二次元センサ6が測定した点Qの変位量を(SQx,SQy)とすると、点Pと点Qの変位後の絶対座標は次のように与えられる。
(xP,yP)=(XP,YP)+(SPx,SPy) … (25)
(xQ,yQ)=(XQ,YQ)+(SQx,SQy) … (26)
以上のようにα、β、γの値が決められると、式(1)より、回転座標変換行列Gの全ての要素Gij(i=1,2,3、j=1,2,3)は決められる。点Pの移動座標(XP,YP,ZP)および変位後の点Pのxy絶対座標(xP,yP)を式(1)に代入し変形すると、変位後移動座標の原点のxy絶対座標は次のように与えられる。
O=xP−(G11P+G12P+G13P) …(27)
O=yP−(G21P+G22P+G23P) …(28)
また、同じ理由で変位前後の点Qの情報を用いて変位後移動座標の原点のxy絶対座標を次のように与えられる。
O=xQ−(G11Q+G12Q+G13Q) …(29)
O=yQ−(G21Q+G22Q+G23Q) …(30)
式(27)、(28)又は式(29)、(30)を用いて得た2通りデータの平均値を変位後移動座標の原点のxy絶対座標とすることで計測精度を上げることができる。また、この2通りのデータを用いて検出エラーの判断を行うことも可能である。
最後に、zOを求める。
式(10)と式(11)によると、
1=zT10+(xO−xH1)G13+(yO−yH1)G23+(zO−zH1)G33 …(31)
となる。
上式により、zOは次式のように与えられる。
O=zH1+{d1−zT10−(xO−xH1)G13−(yO−yH1)G23}/G33 …(32)
以上では、ギャップセンサ1の情報を用いてzOを計算しているが、同じ理由でギャップセンサ2或いはギャップセンサ3の情報を用いて次のようにzOを計算することができる。
O=zH2+{d2−zT20−(xO−xH2)G13−(yO−yH2)G23}/G33 …(33)
或いは
O=zH3+{d3−zT30−(xO−xH3)G13−(yO−yH3)G23}/G33 …(34)
式(32)又は式(33)又は式(34)を用いて得た3通りデータの平均値を変位後移動座標の原点のz絶対座標とすることで計測精度を上げることができる。また、この3通りのデータを用いて検出エラーの判断を行うことも可能である。
このように、3つのギャップセンサは、すべてのヘッドが固定子に固定されて平面yoz又は平面xozに対して対称であり、すべてのターゲット平面が移動子に固定されてxoy平面に平行であるように設置され、また、2つの二次元センサは、すべてのヘッドが前記固定子に固定され、すべてのターゲットが前記移動子に固定され、すべてのターゲット側における初期測定点のZ移動座標が同じであるように設置されると、各センサの設置位置の情報および各センサが検出した信号に基づいて移動子に固定されている移動座標系の原点位置および姿勢を高精度に求めることができる。
また、移動子上の任意点の移動座標と移動子が変位した後の移動座標系の原点位置および姿勢を用いて正確に移動子が変位した後この点の位置を計算することができる。
これによって、特許文献1の場合のような移動子の変位量の制御が近似計算により装置稼働前の採取データと比較する方式に対して、より正確な演算による制御が可能となり、例えば、最近の大型化・長尺化する液晶デバイス、半導体デバイスの基板の製造等において回転運動量が大きくなっても、高精度な位置制御により対応することで、製品の劣化を防止し歩留まりを改善できる。
次に本発明の実施例2について図を参照して説明する。
図2は、本発明の実施例2における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図2に示した本実施例の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置が図1に示した実施例1の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置と異なる部分は、2つ二次元センサの代わりに3つ変位センサを備えた部分である。その他の構成は同一である。
図2において、7、8および9は変位センサ(光学式、静電式、磁気式等)であり、移動子に固定されているターゲット測定点における1方向の変位量を検出する。また、変位センサ7と変位センサ8との測定方向はy方向で、変位センサ9の測定方向はx方向であり、変位センサ7のターゲット測定点Dと変位センサ8のターゲット測定点Eとを通る直線がx軸に平行であるようにこの3つセンサを設置する。変位センサ7、変位センサ8および変位センサ9のターゲット測定点の移動座標をそれぞれD(XD,YD,ZD)、E(XE,YE,ZE)およびF(XF,YF,ZF)とすると、
D=YE, ZD=ZE … (35)
が成り立つ。
以下、各センサからの情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、実施例1と同じように3つのギャップセンサ1、2、3の検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
次に、求めたα、βの値、3つの変位センサ7、8、9の検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
変位センサ7および変位センサ8が検出した変位量をそれぞれSDおよびSEとすると、移動子が変位した後点Dおよび点Eのy絶対座標はそれぞれ
D=YD+SD, yE=YE+SE …(36)
で求められる。また、式(1)によると、
D=yO+(G21D+G22D+G23D) …(37)
および
E=yO+(G21E+G22E+G23E) …(38)
が成り立つ。式(35)を考慮して式(37)から式(38)を引くと、
D−yE=G21(XD−XE) …(39)
となる。G21=sinαsinβcosγ−cosαsinγを上式に代入してγを求めると、
γ=A−arcsin{k(yD−yE)/(XD−XE)} … (40)
となる。
ただし、A=arcsin(ksinαsinβ),
k=1/√(sin2αsin2β+cos2α).
また、変位センサ9が検出した変位量をSFとすると、移動子が変位した後点Fのx絶対座標は
F=XF+SF …(41)
で求められる。
式(1)により、xOは次式のように与えられる。
O=xF−(G11F+G12F+G13F) …(42)
また、式(37)により、yOは次式のように与えられる。
O=yD−(G21D+22D+G23D) …(43)
最後に、実施例1と同じようにzOを計算する。
このように、3つギャップセンサと3つ変位センサを用いることで、正確に移動子の変位した後の位置・姿勢を計測することができる。
本実施例は実施例1と較べ、センサが1つ増えるので設置場所を大きく取る必要になるが、変位センサが二次元センサより廉価であるためコストを下げることができる。
次に、本発明の実施例3について図を参照して説明する。
図3は、本発明の実施例3における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図3に示した本実施例の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置が図2に示した実施例2の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置と異なる部分は、3つ変位センサの設置方法が違う部分である。その他の構成は同一である。
図3において、変位センサ7の測定方向はy方向で、変位センサ8と変位センサ9との測定方向はx方向であり、変位センサ8のターゲット測定点Eと変位センサ9のターゲット測定点Fとを通る直線がy軸に平行であるように3つの一次元センサを設置する。
変位センサ7、変位センサ8および変位センサ9のターゲット測定点の移動座標をそれぞれD(XD,YD,ZD)、E(XE,YE,ZE)およびF(XF,YF,ZF)とすると、
E=XF, ZE=ZF … (44)
が成り立つ。
以下、各センサからの情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、実施例1と同じように3つのギャップセンサ1、2、3の検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
次に、求めたα、βの値、3つの変位センサ7、8、9の検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
変位センサ8および変位センサ9が検出した変位量をそれぞれSEおよびSFとすると、変位後の点Eおよび点Fのx絶対座標はそれぞれ
E=XE+SE, xF=XF+SF …(45)
で求められる。
式(1)によると、
E=xO+(G11E+G12E+G13E) …(46)
および
F=xO+(G11F+G12F+G13F) …(47)
となる。
式(44)を考慮して式(46)から式(47)を引くと、
E−xF=G12(YE−YF) … (48)
となる。
12=cosβsinγを上式に代入し、γを次式のように与えられる。
γ=arcsin{(xE−xF)/(YE−YF)/cosβ}…(49)
式(46)により、xOを次式のように求めることができる。
O=xE−(G11E+G12E+G13E) …(50)
また、変位センサ7が検出した変位量をSDとすると、移動子が変位した後点Dのy絶対座標は
D=YD+SD …(51)
で求められる。
式(1)により、yOを次式のように求めることができる。
O=yD−(G11D+G12D+G13D) …(52)
最後に、実施例1と同じようにzOを計算する。
このように、3つギャップセンサと3つ変位センサを用いることで、簡単かつ正確に移動子変位後位置・姿勢を計測することができる。本実施例は実施例2と較べ、センサの数と種類が全く同じであるが、x方向の移動範囲が大きい場合に実施例2の方が計測に使われるスペースが小さく、y方向の移動範囲が大きい場合に本実施例の方が計測に使われるスペースが小さい。
次に、本発明の実施例3について図を参照して説明する。
本実施例は、実施例1において、ギャップセンサの設置方法を変えたものである。
図4は、本発明の実施例4における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図4において、移動座標系と固定座標系との設置方法は実施例1と同じになっている。3つのギャップセンサ1、2、3は、すべてのヘッドが移動子に固定され、すべてのターゲットが固定子に固定されるようになっている。
また、ターゲット平面が全て平面xoyに平行であり、点H1と点H2とが平面YOZに対して対称であり、点H2と点H3とが平面XOZに対して対称である。なお、ベクトルH11、H22およびH33が全てz軸の負方向と一致する。従って、点H1、H2およびH3の移動座標をそれぞれ(XH1,YH1,ZH1)、(XH2,YH2,ZH2)および(XH3,YH3,ZH3)とすると、
H2=XH3 …(53)
H1=YH2 …(54)
および
H1=ZH2=ZH3 …(55)
が成り立つ。
固定座標系のz軸、y軸、x軸の順で回転座標変換行い、対応する移動子の回転角度を(γ,β,α)とし、座標変換行列をGとし、また、移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)とすると、移動座標が(X,Y,Z)である点の絶対座標(x,y,z)を次式で表すことができる。
Figure 2006201092
ただし、H11=cosβcosγ,
12=sinαsinβcosγ−cosαsinγ,
13=cosαsinβcosγ+sinαsinγ,
21=cosβsinγ,
22=sinαsinβsinγ+cosαcosγ,
23=cosαsinβsinγ−sinαcosγ,
31=−sinβ,
32=sinαcosβ,
33=cosαcosβ.
以下、各センサからの検出情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、3つのギャップセンサの検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3のターゲット平面の方程式をそれぞれ
z=zT1, z=zT2, z=zT3 …(57)
とし、ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3が検出したギャップ信号をそれぞれd1、d2およびd3とすると、変位後点H1、H2およびH3のz絶対座標はそれぞれ
H1=zT1+d1, zH2=zT2+d2, zH3=zT3+d3 …(58)
となる。
一方、式(56)により、
H1=zO+XH131+YH132+ZH133 …(59)
H2=zO+XH231+YH232+ZH233 …(60)
および
H3=zO+XH331+YH332+ZH333 …(61)
が成り立つ。
式(53)〜式(55)を考慮して式(59)から式(60)を引き、式(60)から式(61)を引くと、
H1−zH2=(XH1−XH2)H31 …(62)
および
H2−zH3=(YH2−YH3)H32 …(63)
となる。
H31=−sinβおよびH32=sinαcosβを上の2式に代入すると、αおよびβは次のように与えられる。
β=arcsin{(zH2−zH1)/(XH1−XH2)} …(64)
α=arcsin{(zH2−zH3)/(YH2−YH3)/cosβ}…(65)
また、ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3のターゲット平面がすべて同じ平面にあるようになっていれば、
T1=zT2=zT3
が成り立つので、式(58)により、
β=arcsin{(d2−d1)/(XH1−XH2)} …(66)
α=arcsin{(d2−d3)/(YH2−YH3)/cosβ}…(67)
となる。
T1、zT2、zT3、XH1、XH2およびXH3は一定なので予め測定しておけば、式(58)および式(64)〜(67)により、ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3が検出したギャップ信号d1、d2およびd3に基づいてαおよびβを求めることができる。
次に、求めたα、βの値、2つの二次元センサの検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
点Pおよび点Qの絶対座標をそれぞれ(xP,yP,zP)および(xQ,yQ,zQ)とし、式(56)によると、
Figure 2006201092
および
Figure 2006201092
となる。
P=ZQを考慮して式(68)から式(69)を引くと、
Figure 2006201092
となる。
また、xPQ=xP−xQ,XPQ=XP−XQ,yPQ=yP−yQ
および、YPQ=YP−YQとし、
11=cosβcosγ,
12=sinαsinβcosγ−cosαsinγ,
21=cosβsinγ、
および、H22=sinαsinβsinγ+cosαcosγを
上の2式に代入し、整理すると、
Figure 2006201092
となる。この方程式を解くと、
Figure 2006201092
となる。従って、γを次式のように与えられる。
Figure 2006201092
上式中、xPQはxPとxQとの差、yPQはyPとyQとの差である。
また、(xP,yP)と(xQ,yQ)はそれぞれ点Pと点Qの変位後の絶対座標であり、直接センサから得られない。
しかし、(XP,YP)と(XQ,YQ)は既知であり、二次元センサ5が測定した点Pの変位量を(SPx,SPy)とし、二次元センサ6が測定した点Qの変位量を(SQx,SQy)とすると、点Pと点Qの変位後の絶対座標は次のように与えられる。
(xP,yP)=(XP,YP)+(SPx,SPy) …(74)
(xQ,yQ)=(XQ,YQ)+(SQx,SQy) …(75)
以上のようにα、β、γの値が決められると、式(56)より、回転座標変換行列Hの全ての要素Hij(i=1,2,3、j=1,2,3)は決められる。
点Pの移動座標(XP,YP,ZP)および変位後の点Pのxy絶対座標(xP,yP)を式(56)に代入し変形すると、変位後移動座標の原点のxy絶対座標は次のように与えられる。
O=xP−(H11P+H12P+H13P) …(76)
O=yP−(H21P+H22P+H23P) …(77)
最後に、式(59)により、zOを次式のように求めることができる。
O=zH1−(XH131+YH132+ZH133) …(78)
このように、実施例1と較べ、ギャップセンサのヘッドが移動子上に固定されているため、信号検出ための配線が移動子の運動の妨げになるが、計算は簡単になる。
次に、本発明の実施例5について図を参照して説明する。
本実施例は、実施例2において、ギャップセンサの設置方法を変えたものである。
図5は、本発明の実施例5における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図5において、移動座標系と固定座標系との設置方法およびギャップセンサの設置方法は実施例4と同じようになっている。
一方、3つの変位センサの設置方法は実施例2と同じようになっている。また、座標変換は実施例4と同じように行う。
以下、各センサからの情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、実施例4と同じように3つのギャップセンサ1、2、3の検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
次に、求めたα、βの値、3つの変位センサの検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
変位センサ7および変位センサ8が検出した変位量をそれぞれSDおよびSEとすると、移動子が変位した後点Dおよび点Eのy絶対座標はそれぞれ
D=YD+SD, yE=YE+SE …(79)
で求められる。また、式(56)によると、
D=yO+(H21D+H22D+H23D) …(80)
および
E=yO+(H21E+H22E+H23E) …(81)
が成り立つ。式(35)を考慮して式(80)から式(81)を引くと、
D−yE=H21(XD−XE) …(82)
となる。H21=cosβsinγを上式に代入してγを求めると、
γ=arcsin{(yD−yE)/(XD−XE)/cosβ} …(83)
となる。
また、変位センサ9が検出した変位量をSFとすると、移動子が変位した後点Fのx絶対座標は
F=XF+SF …(84)
で求められる。式(56)により、xOは次式のように与えられる。
O=xF−(H11F+H12F+H13F) … (85)
また、式(80)により、yOは次式のように与えられる。
O=yD−(H21D+H22D+H23D) …(86)
最後に、実施例4と同じようにzOを計算する。
このように、実施例2と較べ、ギャップセンサのヘッドが移動子上に固定されているため、信号検出ための配線が移動子の運動の妨げになるが、計算は簡単になる。また、実施例4と較べ、センサが1つ増えるので設置場所を大きく取る必要になるが、変位センサが二次元センサより廉価であるためコストを下げることができる。
次に、本発明の実施例6について図を参照して説明する。
実施例6は、実施例3において、ギャップセンサの設置方法を変えたものである。
図6は、本発明の実施例6における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図6において、移動座標系と固定座標系との設置方法およびギャップセンサの設置方法は実施例4と同じようになっている。
一方、3つの変位センサの設置方法は実施例3と同じようになっている。また、座標変換は実施例4と同じように行う。
以下、各センサからの情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、実施例4と同じように3つのギャップセンサ1、2、3の検出情報および初期位置情報に基づいてαおよびβを求める。
次に、求めたα、βの値、3つの変位センサの検出情報および初期位置情報に基づいてγ、xOおよびyOを求める。
変位センサ8および変位センサ9が検出した変位量をそれぞれSEおよびSFとすると、変位後の点Eおよび点Fのx絶対座標はそれぞれ
E=XE+SE, xF=XF+SF …(87)
で求められる。式(56)によると、
E=xO+(H11E+H12E+H13E) … (88)
および
F=xO+(H11F+H12F+H13F) …(89)
となる。式(44)を考慮して式(88)から式(89)を引くと、
E−xF=H12(YE−YF) …(90)
となる。
12=sinαsinβcosγ−cosαsinγ
を上式に代入してγを求めると、
γ=A−arcsin{k(yE−yF)/(XE−XF)} …(91)
となる。
ただし、A=arcsin(ksinαsinβ),
k=1/√(sin2αsin2β+cos2α).
式(88)により、xOを次式のように求めることができる。
O=xE−(H11E+H12E+H13E) …(92)
また、変位センサ7が検出した変位量をSDとすると、移動子が変位した後点Dのy絶対座標は
D=YD+SD …(93)
で求められる。
式(56)により、yOを次式のように求めることができる。
O=yD−(H11D+H12D+H13D) …(94)
最後に、実施例4と同じようにzOを計算する。
このように、3つのギャップセンサと3つの変位センサを用いることで、簡単かつ正確に移動子変位後位置・姿勢を計測することができる。
本実施例は実施例5と較べ、センサの数と種類が全く同じであるが、x方向の移動範囲が大きい場合に実施例5の方が計測に使われるスペースが小さく、y方向の移動範囲が大きい場合に本実施例の方が計測に使われるスペースが小さい。
次に、本発明の実施例7について図を参照して説明する。
実施例7は、実施例1又は実施例2又は実施例3又は実施例4又は実施例5又は実施例6のいずれかにおいて、1つのギャップセンサを追加した例である。
図7は、本発明の実施例7における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図7において、ギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3は実施例1又は実施例2又は実施例3又は実施例4又は実施例5又は実施例6のいずれかと同じように設置され、ギャップセンサ4はギャップセンサ1、ギャップセンサ2およびギャップセンサ3と座標系に対して対称であるように設置されている。
実施例1又は実施例2又は実施例3又は実施例4又は実施例5又は実施例6では、3つのギャップセンサの情報に基づいてαおよびβを求めた。ここでは、4つのギャップセンサの中から任意の3つの情報に基づいて実施例1と全く同じ方法でαおよびβを求める。 これで、αおよびβに関する4通りのデータを得ることができる。また、4つのギャップセンサとすべてのアクチュエータは移動子の構造に対して対称であれば、4通りのデータを平均化することで移動子の曲げモードによる機械振動成分を打ち消すことができる。
このように、本実施例は実施例1又は実施例2又は実施例3又は実施例4又は実施例5又は実施例6と較べ、1つセンサが増えるが、4通りのデータを平均化することでαおよびβの計測精度をあげることができる。また、この4通りのデータを用いて検出エラーの判断を行うことも可能である。
次に、本発明の実施例8について図を参照して説明する。
図8は、本発明の実施例8における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
図8において、21は移動子であり、アクチュエータ(不図示)に駆動されて6自由度の位置・姿勢変位する。10は三次元センサ(第1)であり、1つの方向の変位量と2つの回転角度を検出する。また、11は三次元センサ(第2)であり、直交2つの方向の変位量と1つの回転角度を検出する。
実施例1と同じように絶対座標系と固定座標系を設定し、座標変換を行う。以下、2つの三次元センサ10、11の設置方法および6自由度移動体の位置・姿勢計測方法について詳細に説明する。
三次元センサ10は、ターゲット平面が平面XOYに平行であるようにターゲットが移動子に固定され、常にz軸に平行である1つの固定直線(ここで測定線と呼ぶ)とターゲット平面との交点Mのz方向の変位量SMz、x軸のまわりの移動子の回転角度αおよびy軸のまわりの移動子の回転角度βを検出する。
また、三次元センサ11は、ターゲットが移動子に固定され、ターゲット測定点Nのx方向変位量SNxとy方向変位量SNyおよびz軸のまわりの移動子の回転角度γを検出する。
以上のように、姿勢(α,β,γ)の情報は直接2つの三次元センサ10、11から得られた。
以下、移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)を求める。
まず、xOとyOを求める。
点Nのx方向とy方向との変位量(SNx,SNy)および点Nのx方向とy方向との初期絶対座標(XN,YN)から、変位後点Nの絶対座標を次のように与えられる。
(xN,yN)=(XN,YN)+(SNx,SNy) …(95)
また、α、β、γの値が検出されると、式(1)より、回転座標変換行列Gの全ての要素Gij(i=1,2,3、j=1,2,3)が決定され、そして、点Nの移動座標(XN,YN,ZN)が既知なので、式(1)により、変位後移動座標の原点Oのxy絶対座標は次のように与えられる。
O=xN−(G11N+G12N+G13N) …(96)
O=yN−(G21N+G22N+G23N) …(97)
次に、zOを求める。
三次元センサ10の測定点Mの初期絶対座標を(xM0,yM0,zM0)とすると、変位前三次元センサ10のターゲット平面の方程式は
z=zM0 …(98)
となる。
また、点Mを通る三次元センサ10の測定線MLの方程式は
x=xM0, y=yM0 …(99)
となる。
また、実施例1におけるギャップセンサ1のターゲット平面の変位した後の方程式を求めることと同じように三次元センサ10のターゲット平面の変位した後の方程式は次式のように与えられる。
xG13+yG23+zG33=dO+zM0 …(100)
となる。ただし、
O=xO13+yO23+zO33 …(101)
である。従って、移動子が変位した後の点Mのz絶対座標は、
M=(dO+zM0−xM013−yM023)/G33 …(102)
となる。
よって、三次元センサ10が検出した点Mのz方向の変位量は
Mz≡zM−zM0
=(dO+zM0−xM013−yM023)/G33−zM0 …(103)
となる。
式(101)を式(103)に代入してzOを求めると、
O=SMz+zM0―{zM0+(x0−xM0)G13+(y0−yM0)G23}/G33 …(104)
となる。
このように、2つ三次元センサの検出情報および初期位置情報に基づいて正確に移動子が変位した後の位置・姿勢を計測することができる。
次に、本発明の実施例9について図を参照して説明する。
実施例9は、実施例8と同様の図8の構成において、座標変換に式(1)でなく式(56)を用いた場合の実施例である。姿勢(α,β,γ)および移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO)は実施例8と同様にして求める。このときのzOは以下のようにして求める。
移動子が変位した後の三次元センサ10の測定点Mの絶対座標を(xM,yM,zM)、測定点Mの移動座標を(XM,YM,ZM)とする。
M=xM0,yM=yM0であるから、式(56)より以下の式が成り立つ。
ただし、ZMは既知である。
Figure 2006201092
式(105)の上の2行より
Figure 2006201092
となる。これを解くと
Figure 2006201092
となる。得られたXM,YMよりzOを求める。
O=SMz+zM0―H31M―H32M―H33M …(108)
次に、本発明の実施例10について図を参照して説明する。
実施例10は、実施例3と同様の図3の構成において、座標変換に式(1)でなく式(56)を用いた場合の実施例である。
6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成、移動座標系と固定座標系との設置方法、ギャップセンサ1〜3、および3つの変位センサ7〜9の設置方法は実施例3と同じである。
以下、各センサからの情報および各センサの初期位置に基づいて移動子が変位した後の移動座標系の原点位置(xO,yO,zO)および姿勢(α,β,γ)を求める。
まず、実施例6と同じ方法でα、β、γ、xOおよびyOを求める。
このときのzOは以下のようにして求める。
ギャップセンサ1のヘッド位置の絶対座標を(xH1,yH1,zH1)、移動子が変位した後のギャップセンサ1の測定点T1の絶対座標を(xT1,yT1,zT1)、測定点T1の移動座標を(XT1,YT1,ZT1)とする。
図3の構成では、以下の式が成り立つ。
T1=xH1 …(109)
T1=yH1 …(110)
T1=zH1+d1 …(111)
ただし、xH1、yH1、ZT1は移動しない既知の座標である。
式(56)より、以下の式が成り立つ。
Figure 2006201092
式(112)の上の2行より
Figure 2006201092
となる。これを解くと、
Figure 2006201092
となる。
得られたXT1,YT1を用いて、以下の式によりzOを求める。
O=zH1+d1―H31T1―H32T1―H33T1 …(115)
本発明の技術は、複数センサの検出情報および初期位置情報に基づいて6自由度変位する移動子の位置・姿勢を正確に計測することができるので、多自由度かつ高精度な位置・姿勢制御を行う制御装置のフィードバック信号を計測するという用途にも適応できる。
本発明の実施例1における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例4における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例5における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例6における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 本発明の実施例7における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置のギャップセンサの配置を示す図である。 本発明の実施例8における6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。 従来技術の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置の構成を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4 ギャップセンサ
5、6 二次元センサ
7、8、9 変位センサ
10、11 三次元センサ
21 移動子
22 固定子

Claims (8)

  1. 固定子と、前記固定子に対して6自由度変位する移動子と、複数のセンサとを備えた6自由度移動体の位置・姿勢計測方法において、
    移動座標系と固定座標系に基づいて前記固定子および前記移動子に複数のセンサを設置し、該複数のセンサの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の該移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算して前記移動子上の任意点の位置を求める際に、固定座標系xyzoを前記固定子に固定し、移動座標系XYZOを前記移動子に固定し、前記移動子が変位する前に移動座標系と固定座標系を重ねるように移動座標系と固定座標系を設定し、
    x軸、y軸およびz軸のまわりの前記移動子の回転角度をそれぞれα、βおよびγとし、移動座標系の原点の絶対座標を(xo,yo,zo)とし、前記移動子上の任意固定点の絶対座標をこの任意固定点の移動座標と移動座標系の原点の絶対座標(xo,yo,zo)および回転角度α、βおよびγで表すように座標変換して計算する、という手順で処理することを特徴とする6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  2. 前記複数のセンサは、ギャップセンサのヘッドと該ギャップセンサのターゲット平面との距離を計る第1のギャップセンサ、第2のギャップセンサおよび第3のギャップセンサを含み、回転座標変換を固定座標系のx軸、y軸、z軸の順で行い、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサに対して、すべてのヘッドが前記固定子に固定されて平面yoz又は平面xozに対して対称であり、すべてのターゲット平面が前記移動子に固定されて平面XOYに平行であるように前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサ2および前記第3のギャップセンサ3を設置することを特徴とする請求項1記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  3. 前記複数のセンサは、直交2方向の変位量を検出する第1の二次元センサおよび第2の二次元センサを含み、前記第1の二次元センサと前記第2の二次元センサに対して、すべてのヘッドが前記固定子に固定され、すべてのターゲットが前記移動子に固定され、すべてのターゲット側における初期測定点のZ移動座標が同じであり、前記第1の二次元センサの2つの測定方向と前記第2の二次元センサの2つの測定方向が共にx軸又はy軸に平行であるように前記第1の二次元センサと前記第2の二次元センサを設置することを特徴とする請求項1記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  4. 前記複数のセンサは、直線方向の変位量を検出する第1の一次元センサ、第2の一次元センサおよび第3の一次元センサを含み、前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサに対して、前記第1の一次元センサと前記第2の一次元センサの測定方向が共にy方向で、前記第3の一次元センサの測定方向がx方向であり、前記第1の一次元センサのターゲット側の初期測定点と前記第2の一次元センサのターゲット側の初期測定点とを通る直線がx軸に平行であるように前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサを設置することを特徴とする請求項1記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  5. 前記複数のセンサは、直線方向の変位量を検出する第1の一次元センサ、第2の一次元センサおよび第3の一次元センサを含み、前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサに対して、前記第1の一次元センサの測定方向がy方向で、前記第2の一次元センサの測定方向と前記第3の一次元センサの測定方向が共にx方向であり、前記第2の一次元センサのターゲット側の初期測定点と前記第3の一次元センサのターゲット側の初期測定点とを通る直線がy軸に平行であるように前記第1の一次元センサ、前記第2の一次元センサおよび前記第3の一次元センサを設置することを特徴とする請求項1記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  6. 前記複数のセンサは、ギャップセンサのヘッドとギャップセンサのターゲット平面との距離を計る第1のギャップセンサ、第2のギャップセンサおよび第3のギャップセンサ3を含み、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサに対して、すべてのヘッドが前記移動子に固定されて平面YOZ又は平面XOZに対して対称であり、すべてのターゲット平面が前記固定子に固定されて平面xoyに平行であるように前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサおよび前記第3のギャップセンサを設置することを特徴とする請求項1記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  7. 請求項2又は請求項6のいずれかに記載の6自由度移動体の位置・姿勢計測装置に、第4のギャップセンサを追加した6自由度移動体の位置・姿勢計測方法において、
    前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサ、前記第3のギャップセンサおよび前記第4のギャップセンサが座標系に対して対称になるように前記第4のギャップセンサを設置し、前記第1のギャップセンサ、前記第2のギャップセンサ、前記第3のギャップセンサおよび前記第4のギャップセンサから任意の3つギャップセンサの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の該移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算し、このように得られた4組のデータの平均値を取ることを特徴とする6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
  8. 6自由度変位する移動子と、1つの方向の変位量および2つの回転角度を検出する第1の三次元センサと、直交2つの方向の変位量および1つの回転角度を検出する第2の三次元センサとを備えた6自由度移動体の位置・姿勢計測方法において、
    固定座標系xyzoを大地に固定し、移動座標系XYZOを移動子に固定し、前記移動子が変位する前に移動座標系と固定座標系を重ねるように移動座標系と固定座標系を設定し、x軸、y軸およびz軸のまわりの前記移動子の回転角度をそれぞれα、βおよびγとし、移動座標系の原点の絶対座標を(xo,yo,zo)とし、前記移動子上の任意固定点の絶対座標をこの任意固定点の移動座標と移動座標系の原点の絶対座標(xo,yo,zo)および回転角度α、βおよびγで表すように座標変換し、前記第1の三次元センサがz軸に平行である固定直線と移動子に固定された前記第1の三次元センサのターゲット平面との交点の移動距離およびxとy軸のまわりの前記移動子の回転角度αとβを検出し、前記第2の三次元センサが移動子に固定されたターゲット測定点におけるx方向の変位量およびy方向の変位量とz軸のまわりの前記移動子の回転角度γを検出するように前記第1の三次元センサと前記第2の三次元センサを設置し、前記第1の三次元センサと前記第2の三次元センサとの検出情報および与えられた初期位置情報に基づいて前記移動子が変位した後の前記移動子の前記固定子に対する位置および姿勢を計算するという手順で処理することを特徴とする6自由度移動体の位置・姿勢計測方法。
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