JP2006200615A - 転がり軸受用冠型保持器 - Google Patents

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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Abstract

【課題】高速条件下においても保持器の弾性変形を防止し、さらに材料費及び製造コストが安価な転がり軸受用冠型保持器を提供する。
【解決手段】冠型保持器40は反ポケット開口側外径面の外径の反ポケット開口側側面から冠型保持器40の幅Bの25〜35%に相当する厚さt1をポケット開口側の外径面の外径よりも大きくすると共に、反ポケット開口側内径面の内径の反ポケット開口側側面から保持器40の幅Bの15〜25%に相当する厚さt2をポケット開口側の内径面の内径よりも小さくすることにより、反ポケット開口側の径方向の肉厚をポケット開口側の径方向の肉厚と比較し大きくしている。さらに、本体41の反ポケット開口側の軸方向の肉厚tを転動体の直径の少なくとも13%以上に設定している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高速回転で使用される玉軸受用の合成樹脂製の冠型保持器に関する。
従来、例えば使用されている深溝玉軸受の概略構造を図4により説明する。図4に示されるように、深溝玉軸受10は基本的には内周面11aに外輪軌道11bを有する軸受外輪11と、外周面12aに内輪軌道12bを有する軸受内輪12と、前記外輪軌道11bと内輪軌道12bとの間に転動自在に設けられた複数の転動体13と、軸受外輪11の内周面11aと軸受内輪12の外周面12aとの間に設けられた複数の転動体13を転動自在に保持する合成樹脂製の冠型保持器20とから構成される。
図5に示されるように、前記冠型保持器20は、円環状の本体21の円周径方向複数箇所に、複数個の転動体13(図4参照)を転動自在に保持するためのポケット(転動体保持ポケット)22が設けられている。前記ポケット22は本体21の軸方向の一側に円周方向に配置された1対の爪部23と、前記爪部23の間に設けられた転動体保持用の球面状の凹部24とを、備える。
冠型保持器20の組立の際、転動体13が爪部23の先端の弾性変形によって、これらの爪部23の間に押し込まれる。これにより、冠型保持器20は、ポケット22の中に転動体13を保持することにより転動自在に保持される(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−53823号公報
しかしながら、近年軸受の高速回転化が進み特許文献1に開示されている冠型保持器20の回転速度が高くなっている。この結果、冠型保持器20に負荷する遠心力が大きくなり、爪部23が円周外径方向に弾性変形する。この弾性変形に伴ってポケット22が拡張し、冠型保持器20の動き量も大きくなる。さらに、この弾性変形により、冠型保持器20が軸受外輪11(図4参照)の内周面11a(図4参照)及び外輪軌道11b(図4参照)に干渉し、トルクを増大させるだけでなく、異常振動、軸受の昇温が大きくなり焼付きに至る。さらには干渉に至らずとも弾性変形により凹部24の底部の引張応力が過大になり、切損に至るという問題が発生する。
このため、冠型保持器20に曲げ弾性率が高い合成樹脂材料を使用することもあるが、係る曲げ弾性率が高い合成樹脂材料は高価で、製造コストも嵩み、実用的ではない。一方、冠型保持器20のポケット22の開口側の径方向の肉厚を小さくすることより、該ポケット22の開口側を軽量化にして遠心力の低減を図り、弾性変形しにくくすることも考えられるが、ポケット22の開口側を軽量化しすぎると剛性が低下し、高速回転時に深溝玉軸受10(図4参照)から冠型保持器20が脱落することがある。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたもので、高速条件下においても保持器の弾性変形を防止し、さらに材料費及び製造コストが安価な転がり軸受用冠型保持器を提供することを目的とする。
請求項1に記載した本発明は、合成樹脂製で円環状の円周方向に複数個の転動体保持ポケットが設けられ、該転動体保持ポケットは軸方向一方に開口されてポケット開口側と軸方向反対側の隣り合った各転動体保持ポケットの間には開口された複数個の凹部が設けられた転がり軸受用冠型保持器において、
反ポケット開口側外径面の外径の反ポケット開口側側面から冠型保持器の幅の25〜35%間をポケット開口側の外径面の外径よりも大きくすると共に、反ポケット開口側内径面の内径の反ポケット開口側側面から冠型保持器の幅の15〜25%間をポケット側の内径面の内径よりも小さくすることにより、本体の反ポケット開口側の径方向の肉厚をポケット開口側の径方向の肉厚に対し大きくしたことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明は、前記反ポケット開口側の軸方向の肉厚を転動体直径の少なくとも13%以上としたことを特徴とする。
本発明によれば、冠型保持器は反ポケット開口側の径方向の肉厚及び軸方向の肉厚を大きくすることにより、弾性変形しやすいポケット開口側と反ポケット開口側の重量差を少なくし、さらに反ポケット開口側の軸方向の肉厚を大きくすることにより、反ポケット開口側の剛性を高めることで、ポケット開口側の円周外径方向の弾性変形を防止することができる。このように弾性変形しにくくすることにより、ポケット開口側が、軸受外輪の内径面及び外輪軌道に干渉する事を防止して、トルクが増大したり、異常振動が起ったり、さらに軸受の昇温による焼付き、また転動体保持用ポケットの底部の引張応力の過大による切損という問題を防止することができる。
また、ポケット開口側が弾性変形しにくいため、冠型保持器と軸受の干渉及び転動体保持用ポケットの底部の引張応力の過大による切損を防止できるほか、この弾性変形に伴って転動体保持用ポケットが拡張し、あるいは爪部の引張応力の過大による軸方向の変形での冠型保持器の抜けにも効果を発揮する。
本発明の冠型保持器は反ポケット開口側の径方向の肉厚及び軸方向の肉厚を大きくすることにより、高速条件下でも、保持器のポケット開口側の円周外径方向の弾性変形しにくくすることができる。このように弾性変形しにくくすることにより、保持器と軸受の干渉防止、低トルク、低振動、低騒音、低発熱、高耐久性及び高信頼性を維持することが可能である。
また、ポケット開口側の円周外径方向の弾性変形をしにくくしたことにより、高速回転時の冠型保持器の抜け防止にも効果を発揮する。
次に本発明の実施の形態に係る転がり軸受用冠型保持器を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る転がり軸受用冠型保持器40を使用した深溝玉軸受30の要部縦断面図で、図2は本発明の実施の形態に係る転がり軸受用冠型保持器40の要部縦断面図を示す。図1及び図2中、図4及び図5の構成要度と同一構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図2に示すように、冠型保持器40は反ポケット開口側外径面の外径の反ポケット開口側側面から冠型保持器40の幅Bの25〜35%に相当する厚さt1をポケット開口側の外径面の外径よりも大きくすると共に、反ポケット開口側内径面の内径の反ポケット開口側側面から保持器40の幅Bの15〜25%の厚さt2をポケット開口側の内径面の内径よりも小さくすることにより、反ポケット開口側の径方向の肉厚をポケット開口側の径方向の肉厚と比較し大きくしている。さらに、本体41の反ポケット開口側の軸方向の肉厚tを転動体13の直径の少なくとも13%以上に設定している。
本実施の形態に係る冠型保持器40において、反ポケット開口側外径面の外径をポケット開口側の外径面の外径よりも大きくする幅を反ポケット開口側側面から冠型保持器40の幅Bの25〜35%、反ポケット開口側内径面の内径をポケット開口側の内径面の内径よりも小さくする幅を反ポケット開口側側面から冠型保持器40の幅Bの15〜25%としたのは、それ以下ではポケット開口側と反ポケット開口側の重量バランスの偏りが改善されず、それ以上では逆にポケット開口側の重量が増加し、遠心力が大きくなり、弾性変形量を大きくする可能性があるからである。
本発明の実施の形態に係る冠型保持器40を使用した深溝玉軸受30と従来の冠形保持器20を使用した深溝玉軸受10との比較試験を行なった。
その結果は、深溝玉軸受10の場合は、dm・n値が60〜70×10を超えた辺りから軸受外輪11の温度が急上昇をはじめる。一方、深溝玉軸受30の場合は、dm・n値が90×10に達しても軸受外輪11の温度の急上昇は見られず、本発明の冠型保持器40の効果を確認することができた。
以上述べたように、本発明の冠型保持器は反ポケット開口側の径方向の肉厚及び軸方向の肉厚を大きくすることにより、高速条件下でも、冠型保持器のポケット開口側の円周外径方向の弾性変形しにくくすることができる。このように弾性変形しにくくすることにより、冠型保持器と軸受の干渉防止、低トルク、低振動、低騒音、低発熱、高耐久性及び高信頼性を維持することが可能である。
また、ポケット開口側の円周外径方向の弾性変形をしにくくしたことにより、高速回転時の冠型保持器の抜け防止にも効果を発揮する。
本発明の実施に形態に係る冠型保持器を使用した深溝玉軸受の要部縦断面図である。 本発明の実施に形態に係る冠型保持器の要部縦断面図である。 本発明の実施に形態に係る冠型保持器の斜視図である。 従来の深溝玉軸受の縦断面図である。 図4に使用した冠形保持器の斜視図である。
符号の説明
10、30 深溝玉軸受 12b 内輪軌道
11 軸受外輪 13 転動体
11a 内周面 20、40 冠型保持器
11b 外輪軌道 21、41 本体
12 軸受内輪 22 ポケット
12a 外周面 23 爪部
24 凹部

Claims (2)

  1. 合成樹脂製で円環状の円周方向に複数個の転動体保持ポケットが設けられ、該転動体保持ポケットは軸方向一方に開口されてポケット開口側と軸方向反対側の隣り合った各転動体保持ポケットの間には開口された複数個の凹部が設けられた転がり軸受用冠型保持器において、
    反ポケット開口側外径面の外径の反ポケット開口側側面から冠型保持器の幅の25〜35%間をポケット開口側の外径面の外径よりも大きくすると共に、反ポケット開口側内径面の内径の反ポケット開口側側面から冠型保持器の幅の15〜25%間をポケット側の内径面の内径よりも小さくすることにより、本体の反ポケット開口側の径方向の肉厚をポケット開口側の径方向の肉厚に対し大きくしたことを特徴とする転がり軸受用冠型保持器。
  2. 請求項1記載の転がり軸受用冠型保持器において、
    前記本体の反ポケット開口側の軸方向の肉厚を転動体直径の少なくとも13%以上としたことを特徴とする転がり軸受用冠型保持器。
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