JP2006199186A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用サンバイザの見栄えを低下させることなく、その車両用サンバイザの振動音を抑制することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る車両用サンバイザは、サンバイザ本体20と、サンバイザ本体20の表面に形成された凹部21hに嵌め込まれているミラーユニットとを備えており、ミラーユニットは、ミラー31とそのミラー31を覆うミラー蓋40とを有し、ミラー蓋40が凹部21hの側面に形成された蓋用開口21eからサンバイザ本体20の内側に入り込んでミラー31を露出させる方向にスライド可能に構成されている車両用サンバイザであって、ミラー蓋40は、ミラー31の鏡面31rから離れる方向の押圧力を弾性体121xから受けることによって、前記サンバイザ本体20の凹部21hにおける蓋用開口21eの縁33fに押付けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、サンバイザ本体と、前記サンバイザ本体の表面に形成された凹部に嵌め込まれているミラーユニットとを備えており、前記ミラーユニットは、ミラーとそのミラーを覆うミラー蓋とを有し、前記ミラー蓋が前記凹部の側面に形成された蓋用開口から前記サンバイザ本体の内側に入り込んで前記ミラーを露出させる方向にスライド可能に構成されている車両用サンバイザに関する。
これに関連する従来の車両用サンバイザが特許文献1に記載されている。
前記車両用サンバイザ80は、図9(A)に示すように、シェル状の表側殻体82fと裏側殻体82b(図9(B)参照)とが合わせられることで、中空板状に形成されたサンバイザ本体82を備えている。サンバイザ本体82の表面には凹部(図示省略)が形成されており、その凹部にミラーユニット90が嵌め込まれている。
ミラーユニット90は、ミラー91と、そのミラー91を覆うミラー蓋95と、ミラー91をサンバイザ本体82に固定するとともに、ミラー蓋95をスライド可能に支持する支持枠93とから構成されている。
ミラー蓋95は、サンバイザ本体82の凹部の側面に形成された蓋用開口(図示省略)からそのサンバイザ本体82の内側に入り込んでミラー91を露出させる方向にスライド可能に構成されている(図9(A)参照)。
また、サンバイザ本体82の内部には、ミラー蓋95のスライド時にそのミラー蓋95を幅方向両側から押圧して移動抵抗を付与するための移動抵抗機構98が設けられている。これによって、ミラー蓋95が車両の振動等で勝手に開閉するような不具合が解消できる。
特開2004−058950号
上記した車両用サンバイザ80によると、ミラー蓋95は移動抵抗機構98によって幅方向両側から押圧されているため、そのミラー蓋95とサンバイザ本体82との間で幅方向のガタはほとんどない。しかし、ミラー蓋95の厚み方向において、そのミラー蓋95とサンバイザ本体82(凹部の蓋用開口等)との間には若干の隙間が存在するため、車両の振動等によりミラー蓋95がサンバイザ本体82に対して厚み方向に振動し、振動音(ビビリ音)が発生することがある。
この振動音を抑制するため、図9(B)に示すように、サンバイザ本体82の表側殻体82fの裏側に不織布85等を貼り付け、その不織布85等の弾性力でミラー蓋95をミラー91の鏡面の方向に押圧することも行われている。
しかし、上記した構成では、表側殻体82fの蓋用開口の上縁を構成するミラーユニット90の支持枠93とミラー蓋95との隙間Sの寸法が増加するため、車両用サンバイザ80の見栄えが低下して高級感が損なわれるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、車両用サンバイザの見栄えが低下しないように、ミラー蓋の振動音を低減させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、サンバイザ本体と、前記サンバイザ本体の表面に形成された凹部に嵌め込まれているミラーユニットとを備えており、前記ミラーユニットは、ミラーとそのミラーを覆うミラー蓋とを有し、前記ミラー蓋が前記凹部の側面に形成された蓋用開口から前記サンバイザ本体の内側に入り込んで前記ミラーを露出させる方向にスライド可能に構成されている車両用サンバイザであって、前記ミラー蓋は、前記ミラーの鏡面から離れる方向の押圧力を弾性体から受けることによって、前記サンバイザ本体の凹部における蓋用開口の縁部ならびにその近傍に押付けられる構成であることを特徴とする。
本発明によると、ミラー蓋は、ミラーの鏡面から離れる方向の押圧力を受けて、サンバイザ本体の凹部における蓋用開口の縁部ならびにその近傍に押付けられる構成のため、そのミラー蓋がサンバイザ本体に対して厚み方向に振動し難くなる。さらに、ミラー蓋がミラーの鏡面から離れるようになるため、ミラー蓋とミラーとの間で振動が生じ難くなる。このため、車の振動等に起因したミラー蓋の振動音(ビビリ音)を低減させることができる。
また、ミラー蓋は、弾性体によりサンバイザ本体の凹部における蓋用開口の縁に押付けられる構成のため、そのミラー蓋とサンバイザ本体の蓋用開口の縁との間に隙間がほとんど生じない。このため、車両用サンバイザの見栄えが向上し、振動対策を行うことで車両用サンバイザの高級感を損なうことがない。
請求項2の発明によると、サンバイザ本体の内側に突出する平板状部材が可撓性材料によって弾性変形可能な形状に成形されており、前記平板状部材が弾性体として使用される構成であることを特徴とする。
このように、サンバイザ本体の一部である平板状部材でミラー蓋に押圧力を付与する構成のため、平板状部材を別部品で製作する場合と比較してコスト低減を図ることができる。
請求項3の発明によると、ミラー蓋は、サンバイザ本体の内側に形成された一対のスライドレールに沿ってスライド可能な構成であり、前記ミラー蓋がミラーを最も露出させる全開位置までスライドした状態で、そのミラー蓋の先端部は前記サンバイザ本体の内側に形成された突起によって厚み方向に押圧されて、前記ミラー蓋の端縁が前記スライドレールに押付けられる構成であることを特徴とする。
このため、ミラー蓋が全開位置までスライドしたときは、そのミラー蓋の先端部が厚み方向から押圧力を受けた状態で、ミラー蓋の端縁がスライドレールに支持される。このため、ミラー蓋を鏡面から離れる方向に押圧する弾性体(請求項1参照)から遠い位置にあるミラー蓋の先端部の振動を有効に防止できるようになる。
本発明によれば、車両用サンバイザの見栄えを低下させることなく、その車両用サンバイザの振動音を抑制することができる。
(実施形態1)
以下、図1から図6に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用サンバイザの説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係る車両用サンバイザの全体図等、図2は車両用サンバイザの部分縦断面図である。図3はミラー蓋の全開状態を表す平面図等、図4はサンバイザ本体のミラーユニット用凹部の平面図等である。また、図5はミラー蓋の平面図等、図6はミラー蓋の全閉状態を表す平面図等である。図7は車両用サンバイザの変更例を表す平面図等である。
車両用サンバイザ10は、図1(A)に示すように、車室内に射しこむ太陽光を遮る略長方形状のサンバイザ本体20を備えている。サンバイザ本体20は、支軸(図示省略)によって上下回動可能な状態で車室の天井面に取付けられている。これによって、サンバイザ本体20は車室の天井面に沿う格納位置と、車室の窓ガラスに沿う遮光位置との間で上下回動が可能になる。なお、図1(A)は、サンバイザ本体20を遮光位置まで下ろした状態を表している。
サンバイザ本体20は、図2(A)(B)に示すように、シェル状の表側殻体21と裏側殻体22とが合わせられることで、中空板状に形成されている。表側殻体21と裏側殻体22とは、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)を型内に射出することにより成形される。ここで、サンバイザ本体20の表側とは、そのサンバイザ本体20が遮光位置にあるときに乗員と対向する側の面をいう。なお、図2(A)は、図1(A)のIIA−IIA矢視分解断面図、図2(B)は、図1(A)のIIB−IIB矢視断面図を表しているが、裏側殻体22は部分的に図示省略されている。
サンバイザ本体20の表側殻体21(以下、サンバイザ本体20という)には、中央よりも右側にミラーユニット用凹部21hが形成されており、そのミラーユニット用凹部21hにミラーユニット30が嵌め込まれるようになっている。ミラーユニット用凹部21hは、図4(A)(B)に示すように、略角形に形成された浅い凹部であり、底平板部121bと、その底平板部121bの後端部(右端部)に設けられた後側壁部121kと、前記底平板部121bの幅方向両側(図中上下)に設けられた幅方向側壁部121r,121fとから構成されている。即ち、ミラーユニット用凹部21hは、後側壁部121kに対向する部分が切り欠かれて、その部分がミラーユニット30のミラー蓋40(後記する)を通す開口21eとなっている。
なお、図4(A)はサンバイザ本体20のミラーユニット用凹部21hの平面図であり、図4(B)はミラーユニット用凹部21hの縦断面図、及びミラーユニット用凹部21hとミラー蓋40等との関係を表す縦断面図である。また、図4(C)は図4(B)のC部拡大図である。なお、図4(B)では図4(C)のミラー31は省略されている。
さらに、ミラーユニット用凹部21hの底平板部121bの前端部(左端部)には、開口21eの位置で前上方(表側殻体21の方向)に突出するように形成された平板状部材121xが設けられている。平板状部材121xは、ミラー蓋40を表側殻体21の内壁面に押付ける方向(図4(B)において上方)に押圧する部材であり、ポリプロピレン樹脂(PP)によって板バネ状に形成されている。平板状部材121xの先端部分は、断面略半円形に形成されており、図4(B)(C)に示すように、略半円形に形成された部分の側面でミラー蓋40を押圧可能なように構成されている。このため、ミラー蓋40をスライドさせる際、そのミラー蓋40と平板状部材121xとの摺動抵抗がさほど大きくならない。
ミラー蓋40は、ミラーユニット用凹部21hの開口21eを通過した後、図1(A)、図2(B)に示すように、サンバイザ本体20の内側に形成された一対のスライドレール21yに沿ってそのサンバイザ本体20の内部を全開方向にスライド可能に構成されている。
また、サンバイザ本体20の内部には、全開位置までスライドしたミラー蓋40の先端部41fが当接する位置に、図2(B)、図3に示すように、リブ状の全開ストッパ25が形成されている。さらに、全開ストッパ25の近傍には、サンバイザ本体20の表側殻体21の内壁面から下向き(厚み方向)に突出して、開方向にスライドしているミラー蓋40の先端部41fを下方に押圧する突起26が形成されている。突起26は、図3(C)に示すように、ミラー蓋40の先端部41fが当接する傾斜曲面26wを備えており、その傾斜曲面26wが先端側(左側)で突出寸法が大きくなるように形成されている。このため、ミラー蓋40が全開方向にスライドする過程で、そのミラー蓋40の先端部41fが突起26の傾斜曲面26wに沿って移動しながら下方に変位する。即ち、ミラー蓋40の先端部41fは突起26によって下方に押圧される。これによって、ミラー蓋40の両端縁は、先端部41fの弾性力でスライドレール21yに押付けられるようになる。
ミラーユニット30は、図1、図2(A)に示すように、角形のミラー31と、そのミラー31を覆う上記ミラー蓋40と、ミラー31をサンバイザ本体20に固定するとともに、ミラー蓋40をスライド可能に支持する角枠状の支持枠33とから構成されている。
支持枠33は、図1に示すように、サンバイザ本体20に形成されたミラーユニット用凹部21hの周縁を覆うとともにミラー蓋40の端縁を押える意匠枠部33fと、ミラー31を固定するとともに、ミラー蓋40をガイドする縦枠部33wとから構成されている。ここで、図1(B)は、図1(A)のB−B矢視断面図であり、図1(C)は、図1(B)のC部拡大図である。
縦枠部33wの内側面には、図1(B)(C)に示すように、ミラー31の周縁を部分的に支持するミラー固定鉤部33kが形成されている。また、縦枠部33wの内側面には、そのミラー固定鉤部33kの上側(意匠枠部33f側)に、ミラー蓋40を幅方向両側から挟んでガイドするガイド面33xが形成されている。さらに、意匠枠部33fの裏側には、ガイド面33xに対して直角に張出してミラー蓋40を上から押える押え面33pが形成されている。即ち、ミラー蓋40は、支持枠33の両ガイド面33xによって幅方向両側から拘束されるとともに、支持枠33の押え面33pとミラー31の上面とによって厚み方向(上下方向)から拘束されることで、スライド可能に保持される(図1(B)参照)。
支持枠33には、図2(A)に示すように、サンバイザ本体20のミラーユニット用凹部21hの開口21eに対応する位置の縦枠部33wが切除されることで、ミラー蓋通路33zが形成されている。これによって、支持枠33にスライド可能に支持されたミラー蓋40は、ミラー蓋通路33z、ミラーユニット用凹部21hの開口21eを通ってサンバイザ本体20の内側に入り込むことが可能になる。
即ち、ミラー蓋通路33z及びミラーユニット用凹部21hの開口21eが本発明の蓋用開口に相当し、ミラーユニット用凹部21hが本発明の表側殻体の凹部に相当する。また、ミラー蓋通路33zの部分に位置する支持枠33の意匠枠部33fが本発明における蓋用開口の縁部に相当する。
支持枠33の縦枠部33wには、ミラー蓋通路33zと反対側の位置に、図6(A)に示すように、ミラー蓋40を全閉位置(ミラー31を完全に覆う位置)で止めるための全閉ストッパ33sが形成されている。
さらに、縦枠部33wの下面(意匠枠部33fと反対側)には、サンバイザ本体20のミラーユニット用凹部21hに形成された複数の取付け穴121w(図4(A)参照)に挿入接続される略矢じり形の係合爪33yが形成されている(図2(A)参照)。係合爪33yは、ミラーユニット用凹部21hの取付け穴121wに通される過程で幅が狭くなる方向に弾性変形し、それらの取付け穴121wに通された後、弾性力で拡開してサンバイザ本体20に連結される構成である。
支持枠33は、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)により形成される。
ミラー蓋40は、図1(B)、図5に示すように、スライド方向に延びる一対のレール部43と、両レール部43の間に渡された平板状の蓋本体部41とによって、横断面形状が扁平門形になるように成形されている。そして、ミラー蓋40のレール部43が、図1(B)(C)に示すように、支持枠33の押え面33pとミラー31の鏡面31rの縁とによって上下方向から挟まれるとともに、そのレール部43が支持枠33の両ガイド面33xによってガイドされるように構成されている。
ミラー蓋40の蓋本体部41の先端部41fは、薄肉で、図5(A)に示すように、凸曲面状に形成されている。ここで、図5(B)は、図5(A)のB部拡大図であり、図5(C)は、図5(A)のC−C矢視断面図、図5(D)は、図5(A)のD−D矢視図である。
ミラー蓋40は、例えば、ABS樹脂(アクロルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)により形成されており、蓋本体部41は可撓性を有している。このため、薄肉のミラー蓋40の先端部41fは弾性変形が可能になる。したがって、ミラー蓋40が全開位置(ミラー31を最も露出させる位置)までスライドして、図3(C)に示すように、ミラー蓋40の先端部41fが突起26によって下方に押圧されると、その先端部41fは弾性変形し、その弾性力でミラー蓋40の両端縁がスライドレール21yに押付けられるようになる。
ミラー蓋40の蓋本体部41の基端部41b(後端部41b)は、図5(A)に示すように、幅方向両端が後方に若干突出するように、凹曲面状に形成されている。そして、ミラー蓋40の後端部41bの端面41qが全閉位置で支持枠33の全閉ストッパ33sにほぼ全体的に当接するようになる。
また、ミラー蓋40の蓋本体部41の上面には、基端部41bの位置に、そのミラー蓋40の幅方向に延びる断面略半円筒形の把手部47が形成されている。この把手部を利用して乗員はミラー蓋40を全閉位置と全開位置との間でスライドさせることが可能になる。
さらに、ミラー蓋40の後端部41bでは、図5(B)に示すように、レール部43が蓋本体部41から切り離されており、そのミラー蓋40の幅方向外側に若干突出するように湾曲している。湾曲したレール部43は弾性変形可能に構成されており、ミラー蓋40がスライドする際に支持枠33のガイド面33xを押圧することでスライド抵抗を付与する。即ち、蓋本体部41から切り離されて湾曲したレール部43が抵抗付与部48として機能するようになる。このため、ミラー蓋40が車両の振動等で勝手に開閉方向にスライドするような不具合が解消できる。上記した抵抗付与部48が本発明の弾性部材に相当する。
また、支持枠33のガイド面33xには、図6(A)(B)に示すように、全閉位置までスライドしたミラー蓋40の抵抗付与部48に対応する位置に、その抵抗付与部48が嵌合可能な凹曲面33cが形成されている。このため、全閉位置までスライドしたミラー蓋40は、抵抗付与部48が支持枠33の凹曲面33cと弾性的に嵌合することで、全閉位置に保持される。
次に、上記した車両用サンバイザ10の機能を簡単に説明する。
ミラー蓋40が全閉位置にある状態では、図6(B)に示すように、そのミラー蓋40の抵抗付与部48が支持枠33のガイド面33xの凹曲面33cと弾性的に嵌合している。さらに、ミラー蓋40の後端部41bの端面41qが支持枠33の全閉ストッパ33sにほぼ当接している。このため、車両の振動等がミラーユニット30に加わっても、ミラー蓋40が振動等によって全閉位置から移動するような不具合がない。
また、図4(C)に示すように、ミラー蓋40は、サンバイザ本体20(表側殻体21)のミラーユニット用凹部21hに形成された平板状部材121xによって下から押上げられており(鏡面31rから離れる方向に押圧され)、表側殻体21の内壁面及びミラーユニット30の支持枠33の意匠枠部33fに押付けられている。なお、図4(C)はミラー蓋40が全開位置にある状態を表しているが、ミラー蓋40が全閉位置にある状態でも、そのミラー蓋40と平板状部材121xとの関係は同じである。
また、ミラー蓋40が全閉位置にある状態で、そのミラー蓋40の先端部41fは、支持枠33のミラー蓋通路33z、サンバイザ本体20のミラーユニット用凹部21hの開口21eからそのサンバイザ本体20の内側に挿入されている(図6(A)参照)。さらに、ミラー蓋40の先端部41fは、その幅方向両側がサンバイザ本体20の内側で一対のスライドレール21yに支持されている。
次に、ミラー31を使用する場合には、把手部47を利用して、ミラー蓋40を抵抗付与部48の弾性力に抗して開方向(図6(A)の左方向)にスライドさせる。このとき、ミラー蓋40は、支持枠33とミラー31とにガイドされ、さらにサンバイザ本体20のスライドレール21yにガイドされた状態で開方向にスライドするようになる。これによって、ミラー蓋40に覆われていたミラー31が現れ、乗員はそのミラー31を使用可能となる。そして、ミラー蓋40が全開位置まで到達すると、そのミラー蓋40の先端部41fがサンバイザ本体20の全開ストッパ25に当たり、ミラー蓋40はその位置に保持される。このとき、ミラー蓋40の先端部41fがサンバイザ本体20の突起26に押圧されて下方に弾性変形することで、ミラー蓋40の両端縁はスライドレール21yに押付けられる。
このように本実施形態に係る車両用サンバイザ10によると、ミラー蓋40は、サンバイザ本体20(表側殻体21)のミラーユニット用凹部21hに形成された平板状部材121xによって下から押上げられており、表側殻体21の内壁面及びミラーユニット30の支持枠33の意匠枠部33fに押付けられている。このため、ミラー蓋40がサンバイザ本体20の表側殻体21に対して厚み方向に振動し難くなる。さらに、ミラー蓋40はミラー31の鏡面31rの周縁から離されているため、ミラー蓋40とミラー31との間で振動が生じ難くなる。このため、車両の振動等に起因したミラー蓋40の振動音(ビビリ音)を低減させることができる。
また、ミラー蓋40は、平板状部材121xの弾性力で表側殻体21の内壁面及びミラーユニット30の支持枠33の意匠枠部33fに押付けられるため、そのミラー蓋41と支持枠33の意匠枠部33fとの間に隙間がほとんど生じない。このため、車両用サンバイザ10の見栄えが向上し、振動対策を行うことで車両用サンバイザ10の高級感を損なうことがない。
また、サンバイザ本体20の表側殻体21と一体成形された平板状部材121xがミラー蓋40を鏡面31rから離す方向に押圧する弾性体として働くため、その平板状部材121xを表側殻体21と別部品にする場合と比較してコスト低減を図ることができる。
また、ミラー蓋40が全開位置にある状態で、ミラー蓋40の先端部41fがサンバイザ本体20の突起26に押圧されて下方に弾性変形するため、ミラー蓋40の両端縁は、その先端部41fの弾性力でスライドレール21yに押付けられる。この結果、ミラーユニット用凹部21hの平板状部材121xから離れた位置にあるミラー蓋40の先端部41f及びその近傍の振動を有効に防止できるようになる。
なお、本実施形態では、平板状部材121xを表側殻体21のミラーユニット用凹部21hと一体に成形する例を示したが、図7に示すように、平板状部材61を板バネにより形成し、その平板状部材61をサンバイザ本体20の裏側殻体22に固定する構成でも可能である。
また、平板状部材61がミラーユニット30の支持枠33における意匠枠部33fの反対側からミラー蓋40を押圧する例を示したが、スライドレール21yに沿ってミラー蓋40を押圧できるように、平板状部材61をスライドレール21yに沿って形成することも可能である。
また、本実施形態では、ミラー蓋40の先端部41fを弾性変形可能にし、サンバイザ本体20の内壁面に形成された突起26によってそのミラー蓋40の先端部41fを押圧する例を示したが、前記突起26側を弾性体により形成することも可能である。
また、本実施形態では、表側殻体21と裏側殻体22とが合わされることで中空状に形成されたサンバイザ本体20におけるミラーユニット30を例示したが、図8(A)(B)に示すように、サンバイザ本体の構成することも可能である。
図8(A)(B)に示すサンバイザ本体70は、例えば、成形型により内部空間を有しない中実状態で形成された発泡材部分72と、その発泡材部分72を覆う表皮部73とから構成されている。サンバイザ本体70の表面にはミラーユニット用凹部71が形成されており、そのミラーユニット用凹部71の底面にミラーユニット30を装着するための底平板71fが固定されている。底平板71fは可撓性を有する樹脂板であり、前述のサンバイザ本体20におけるミラーユニット用凹部21hの底平板部121bとほぼ等しく構成されている。即ち、底平板71fの前端部(左端部)には、ミラー蓋40を上方に押圧する平板状部材71xが弾性変形可能に形成されている(図8(A)参照)。また、底平板71fには、ミラー蓋40を全開方向にガイドするスライドレール71yが一体に設けられており(図8(B)参照)、それらのスライドレール71yが発泡材部分72と表皮部73との間に設けられている。
なお、図8(A)は、図1(A)に示すサンバイザ本体のIIA−IIA矢視部分の分解縦断面図、図8(B)は同じくIIB−IIB矢視部分の縦断面図を表している。
上記した構成により、ミラー蓋40は、底平板71fの平板状部材71xの弾性力でミラーユニット30の支持枠33の意匠枠部33fに押付けられている。これによって、ミラー蓋40がサンバイザ本体70に対して厚み方向に振動し難くなり、ミラー蓋40の振動音を低減させることができる。
本発明の実施形態1に係る車両用サンバイザの全体図(A図)、A図のB−B矢視断面図(B図)及びB図のC部拡大図(C図)である。 車両用サンバイザの縦断面図(図1(A)のIIA−IIA矢視分解断面図)(A図)、図1(A)のIIB−IIB矢視断面図(B図)である。 ミラー蓋の全開状態を表す平面図(A図)、A図のB−B矢視断面図(B図)、およびB図のC部拡大図(C図)である。 サンバイザ本体のミラーユニット用凹部の平面図(A図)である。ミラーユニット用凹部の縦断面図、及びミラーユニット用凹部とミラー蓋等との関係を表す縦断面図(B図)である。また、B図のC部拡大図(C図)である。 ミラー蓋の平面図(A図)、A図のB部拡大図(B図)、A図のC−C矢視断面図(C図)、およびA図のD−D矢視図(D図)である。 ミラー蓋の全閉状態を表す平面図(A図)、A図のB部拡大図(B図)である。 ミラーユニット用凹部の変更例を表す平面図(A図)である。ミラーユニット用凹部の縦断面図、及びミラーユニット用凹部とミラー蓋等との関係を表す縦断面図(B図)である。また、B図のC部拡大図(C図)である。 サンバイザ本体の変更例を表す縦断面図(図1(A)のIIA−IIA矢視部分の分解縦断面図)(A図)、及び図1(A)のIIB−IIB矢視部分の縦断面図(B図)である。 従来の車両用サンバイザの全体斜視図(A図)、部分縦断面図(A図のB−B矢視断面図)(B図)である。
符号の説明
20 サンバイザ本体
21 表側殻体
21h ミラーユニット用凹部(凹部)
21e 開口(蓋用開口)
21y スライドレール
22 裏側殻体
26 突起
30 ミラーユニット
33 支持枠
33f 意匠枠部(蓋用開口の縁部)
31 ミラー
31r 鏡面
40 ミラー蓋
41f 先端部
48 抵抗付与部(弾性部材)
70 サンバイザ本体
121x 平板状部材(弾性体)

Claims (3)

  1. サンバイザ本体と、前記サンバイザ本体の表面に形成された凹部に嵌め込まれているミラーユニットとを備えており、前記ミラーユニットは、ミラーとそのミラーを覆うミラー蓋とを有し、前記ミラー蓋が前記凹部の側面に形成された蓋用開口から前記サンバイザ本体の内側に入り込んで前記ミラーを露出させる方向にスライド可能に構成されている車両用サンバイザであって、
    前記ミラー蓋は、前記ミラーの鏡面から離れる方向の押圧力を弾性体から受けることによって、前記サンバイザ本体の凹部における蓋用開口の縁部ならびにその近傍に押付けられる構成であることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載された車両用サンバイザであって、
    サンバイザ本体の内側に突出する平板状部材が可撓性材料によって弾性変形可能な形状に成形されており、
    前記平板状部材が弾性体として使用される構成であることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両用サンバイザであって、
    ミラー蓋は、サンバイザ本体の内側に形成された一対のスライドレールに沿ってスライド可能な構成であり、
    前記ミラー蓋がミラーを最も露出させる全開位置までスライドした状態で、そのミラー蓋の先端部は前記サンバイザ本体の内側に形成された突起によって厚み方向に押圧されて、前記ミラー蓋の端縁が前記スライドレールに押付けられる構成であることを特徴とする車両用サンバイザ。
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