JP2006198873A - インクジェット記録装置用インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 輸送及び取り扱い過程での落下、輸送時の振動等に対して耐性を有し、インク導出部とインク収納部とを有する袋状のインク容器を収納したインクカートリッジ提供。【解決手段】 インク導出部とインク収納部とを有するインク容器を外箱に収納したインクジェット記録装置用インクカートリッジにおいて、該外箱は一枚の展開基板を折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて作製されており、前記外箱の内部に、該インク導出部の移動を防止する移動防止部材を有し、前記外箱は前記インク導出部の配設位置に該当する部分の外周面に切り取り手段を有し、該インク容器は前記外箱内に、前記インク導出部を該移動防止部材に固定した状態で収納されていることを特徴とするインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に用いる、インク導出部とインク収納部とを有するインク容器を外箱に収納したインクジェット記録装置用インクカートリッジ(以下、インクカートリッジとも言う)に関する。
最近ではデジタル機器の進歩は著しく、デジタル機器から出力される情報を可視化するためのインクジェットプリンタもデジタル機器の進歩に合わせますます精緻化が望まれており、更に画像サイズも大型化している。インクジェット記録装置(プリンタ)には、インクジェット記録装置(プリンタ)ヘッド(以下ヘッドとも言う)にインクを供給するためにインク導出部とインク収納部とを有するインク容器を収納したインクカートリッジが使用されている。
画像サイズの大型化に伴い使用されるインクの量も増加するため、インク収納部も大型化されてきている。又、インク収納部の大型化に伴い、各種熱可塑性樹脂フィルムを積層した多層材料を使用したインク収納部とインク導出部を有するインク容器が、作り易さ、コストの点から使用されている。インクジェット記録装置に使用するインクカートリッジに対して次の機能が要求されている。
1)インクジェット記録装置が記録紙上に安定して文字、画像等を描くことが出来る様に、インク自体の性能、例えば粘度、表面張力等を長期に渡って保持させるインク容器のインク収納部が要求されている。
2)インク容器からインクジェット記録装置のヘッドに至るインク流路上に気泡の発生、異物によるインク流路の閉塞を防止する。
3)インクジェット記録装置へのインクカートリッジの着脱性が容易であること。
これらの、上記要求事項の対策としては、例えば、特開昭54−151033号、同56−44669号、同54−151033号、同56−44669号、同62−121062号、特開平7−323559号、特開2001−232812、同2003−320677に記載の様にインク容器のインク収納部を構成している材料に多層フィルム材料が使用されている。
この様な多層フィルム材料を使用し、袋状のインク収納容器の端部にインク導出部を取り付けたインクパックを外箱に収納したインクカートリッジが、例えば、特開2002−260374号、同2003−145785号、同2003−226023号に記載されている。
最近では、画像サイズの大型化に伴いインクカートリッジに収納してあるインク容器のインク収納部の容量も大きくなっているのが一般的な傾向である。インク収納部の容量の拡大に伴い、インクカートリッジを輸送する時の落下、振動及び取り扱い時の落下等により、インク収納部の破損によるインク漏れの事故が生じる様になってきた。これら、落下、振動等に伴うインク収納部の破損を防止する対策としてこれまでにいろいろな検討がなされてきた。例えば、インク容器を外箱に収納する際、外箱の内部に設けた突起物(押圧部材)によりインク収納部を押すことで、外箱内でのインク収納部動きを規制したインクカートリッジが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。インク容器の全体を緩衝部材で包み込むことで、落下時の衝撃、外からの衝撃等を防止したインクカートリッジが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。インク収納部に補強部材を接合したインク容器を台座に載置し、台座によりインク導出部の動きを規制し、補強部材によりインク残量少なくするインクカートリッジが知られている(例えば、特許文献3を参照。)。しかしながら、特許文献1に記載のインクカートリッジの場合、インク導出部又はインク収納部の端部の何れか下向きにして落下した場合、インク導出部とインク収納部との接合部又はインク収納部の端部が破損してしまう懸念がある。特許文献2に記載のインクカートリッジの場合、インクが少なくなって来た場合、緩衝部材とインク収納部との間に空隙が出来、インク収納部の変形の仕方によってはインク残量が多くなってしまう懸念がある。又、インクカートリッジを作製する際、インク収納部の全面と緩衝部材とを接触させる様に包み込まなければならず、作業性が低下する懸念がある。特許文献3に記載のインクカートリッジの場合、インク収納部の端部の動きを規制する手段が採られていないため、インク収納部の端部を下向きにして落下した場合、インク導出部とインク収納部との接合部が破損してしまう懸念がある。インクカートリッジが、外箱、台座、インク容器、補強部材の4部材から構成されており、インクカートリッジを作製する際、インク収納部への補強部材の接合、台座の作製等作業性が低下すること及びコストが高くなる等の懸念がある。又、使用後の廃棄も煩雑になり、使用後の材料の廃棄適性が劣る懸念がある。
これらの状況から、輸送及び取り扱い過程での落下、輸送時の振動等に対して耐性を有し、インク導出部とインク収納部とを有する袋状のインク容器を収納したインクカートリッジの開発が望まれている。
特開2001−301769号公報 特開2002−331684号公報 特開2003−145785号公報
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、その目的は、輸送及び取り扱い過程での落下、輸送時の振動等に対して耐性を有し、インク導出部とインク収納部とを有する袋状のインク容器を収納したインクカートリッジを提供することである。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成された。
(請求項1)
インク導出部とインク収納部とを有するインク容器を外箱に収納したインクジェット記録装置用インクカートリッジにおいて、
該外箱は一枚の展開基板を折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて作製されており、
前記外箱の内部に、該インク導出部の移動を防止する移動防止部材を有し、
前記外箱は前記インク導出部の配設位置に該当する部分の外周面に切り取り手段を有し、該インク容器は前記外箱内に、前記インク導出部を該移動防止部材に固定した状態で収納されていることを特徴とするインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項2)
前記外箱は、矩形の底部と、天面部と、第1長辺側側壁と、第2長辺側側壁と2つの短辺側側壁とを有する筒体をなし、
該底部は、第1底部と第2底部とから構成され、
該第1長辺側側壁と、該第2長辺側側壁は、それぞれ2重側壁で構成されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項3)
前記天面部は、該天面部の長辺側に設けられた差し込み式フラップと、第1底部の長辺側に設けられた差し込み式ロック部材により固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項4)
前記移動防止部材は第2底部に一体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項5)
前記第1長辺側側壁と第2長辺側側壁との同じ位置に孔が開けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項6)
前記インク導出部は、インク導出管と、位置決め規制部材とを有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項7)
前記インク導出部は、位置決め規制部材に設けられた固定手段により移動防止部材へ固定されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項8)
前記インク容器は、インク導出部を移動防止部材に固定し、インク収納部を第1緩衝部材と、第2緩衝部材とで挟持した状態で収納されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項9)
前記第1緩衝部材は、平面部を介して両端に断面形状が三角形状を有するA緩衝部と、B緩衝部とを有することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項10)
前記第2緩衝部材は、平面部を介して両端に断面形状が三角形状を有するC緩衝部と、D緩衝部とを有することを特徴とする請求項8又は9に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
(請求項11)
前記展開基板は、外箱の矩形の第1底部を形成する第1底板と、
該第1底板の片側の短辺側に第2底部を形成する第2底板を連接し、
該第2底板の他の短辺側に移動防止部材を形成する移動防止部材用フラップを連接し、
該移動防止部材用フラップの一方の短辺側には、該外箱の第2長辺側側壁の2重側壁を構成する第2長辺側側壁と第2天面部強度補強フラップとを形成するD側板と、
他の一方には、前記外箱の第1長辺側側壁の2重側壁を構成する第1長辺側側壁と第1天面部強度補強フラップとを形成するB側板とを連接し、
前記第1底板の片側の長辺側に、該外箱の第1長辺側側壁の2重側壁を構成する第1長辺側側壁を形成するA側板と、他の長辺側に差し込み用フラップとを連接し、
該A側板の両短辺側には係止用のフラップと、長辺側には天面部を形成する天板とを連接し、
該天板の他の長辺側に、前記外箱の第2長辺側側壁の2重側壁を構成する第2長辺側側壁を形成し、ロック部材となる切り込み片を有するC側板と、両短辺側に前記外箱の2つの短辺側側壁を形成する係止用のフラップを有する第1側板と、第2側板とを連接し、
該C側板の両短辺に係止用のフラップと、長辺側に係止用のフラップとを連接していることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
輸送及び取り扱い過程での落下、輸送時の振動等に対して耐性を有し、インク導出部とインク収納部とを有する袋状のインク容器を収納したインクカートリッジを提供することが出来、特別に注意を払うことなく輸送すること、日常の取り扱いでも特に注意することなく、通常の取り扱いが可能となった。
本発明の実施の形態を図1〜図10を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1はインクカートリッジの概略斜視図である。図1の(a)はインクカートリッジを上面から見た概略斜視図である。図1の(b)はインクカートリッジを下面から見た概略斜視図である。
図中、1はインク容器2(図2を参照)を収納したインクカートリッジを示す。101はインクカートリッジ1を構成している部材の1つである外箱を示し、102は天面を示し、103は底部を示す。底部103は第1底部103aと第2底部103b(図7を参照)とから構成される2重底部となっている。104は外箱101に収納されているインク容器2(図2を参照)のインク導出部201(図2を参照)を出現するため、インクジェット記録装置のインク供給部と接合するために収納されたインク容器2(図2を参照)のインク導出部201(図2を参照)に該当する位置のインクカートリッジ本体101の外周に付けられたミシン目を示す。使用の際、ミシン目104に沿って外箱101の前部を取り去ることでインク導出部201(図2を参照)が出現(図3を参照)し、インクジェット記録装置のインク供給部との接合が可能となっている。尚、インクカートリッジ本体101は、ミシン目104を配設した側を前部とし対向する側を後部とする。105aは第1長辺側側壁を示し、第1側壁105a1(図7を参照)と第2側壁105a2とから構成される2重側壁となっている。105bは第2長辺側側壁を示し、第1側壁105b1(図7を参照)と第1側壁105b1とから構成される2重側壁となっている。106aは前部短辺側側壁を示し、フラップ106a1を天面102の下側に挿入することで固定されている。106bは後部短辺側側壁を示し、フラップ(不図示)を天面102の下側に挿入することで固定されている。107は第2長辺側側壁105bに設けた差し込み式ロック部材(図9に示す切り込み片412に該当)を示す。差し込み式ロック部材107の先端部は第1底部103a(図7を参照)の長辺側に設けられたフラップ413(図9を参照)の折り曲げ部に設けた差し込み孔413a(図9を参照)に差し込むことで天面102が固定されている。108aは第1長辺側側壁105aの後部に設けられた孔を示し、108bは第2長辺側側壁105bの後部に設けられた孔を示す。インクカートリッジ1を運ぶ時、孔108a、孔108bを把持することで持ち運びを容易としている。
外箱101は一枚の展開基板(ワンピース材料)を折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて作製されており、外箱101に関しては図7〜図10で詳細に説明する。
外箱101に使用する材料としては、板紙、段ボール等の紙材料、熱可塑性樹脂など一般的に箱に使用されている材料であれば何でも使用可能であるが環境負荷低減の面から紙製であることが好ましい。紙材料としては、最新紙加工便覧 株式会社テックタイムスに記載されている如き一般的な板紙である白板紙又は段ボールを使用して作ることが可能である。板紙としては坪量300〜700g/m2が好ましく、より好ましくは400〜600g/m2である。300g/m2未満では取り扱い及び輸送に耐える強度を保つことが困難となる場合がある。700g/m2を越えた場合は、外箱を製造する時の作業性が悪くなる場合もあるし、又、過剰品質になり環境負荷が増加する場合もある。厚さは260〜1140μmが好ましく、より好ましくは480〜920μmであり、260μm未満では取り扱い及び輸送に耐える強度を保つことが困難となる場合がある。1140μmを越えた場合は過剰包装となり環境負荷が大きくなる場合がある。
段ボールとしては最新紙加工便覧 株式会社テックタイムスに記載されている如き一般的なAフルート〜Eフルートの両面段ボール、複両面段ボールが好ましく使用されるが特に限定はない。インク容器の大きさに従い適宜選択することが出来る。
本発明のインクカートリッジ表面には、中のインクを識別するための表示がされており、表示方法としてはカートリッジの表面に直接印刷で表示しても良いし、識別するための表示が施されたラベルを貼着する方式であっても良い。
図2は図1に示すインクカートリッジの分解概略斜視図である。
インクカートリッジ1は、インク導出管201aと位置決め規制部材201bとを有するインク導出部201とインク収納部202とを有するインク容器2と、外箱101と、インク収納部202を挟持する第1緩衝部材3a、第2緩衝部材3bとを有している。第1緩衝部材3aと、第2緩衝部材3bとでインク収納部202を挟持した状態で外箱101に収納されている。202aはインク容器2を外箱101に収納する時、インク収納部202を第1緩衝部材3aの内側に固定するための両面接着テープを示す。両面接着テープ202aの貼着する箇所はインク収納部202を作っている熱可塑性フィルムのa面(図面上で上面)又はb面202c(図面上で下面)の何れか一方が好ましい。本図では、両面接着テープ202aをインク収納部202のa面202bに貼着した場合を示している。両面接着テープ202aの代わりに接着剤を使用してもかまわない。他の符号は図1と同義である。
図3は使用状態のインクカートリッジの概略斜視図である。図3の(a)はインクカートリッジを横置きの状態で使用する時の概略斜視図である。図3の(b)はインクカートリッジを縦置きの状態で使用する時の概略斜視図である。
図中、201は外箱101の前部を取り去ることで出現するインク導出部を示し、201aはインク導出管を示し、201bは位置決め規制部材を示す。インク導出部201は外箱101の第2底部103b(図7を参照)に設けられた移動防止部材110a(図7を参照)により固定されている。インク導出部201が固定されているため本図に示す様に縦置きにして使用することも可能となっている。
図4は図2に示すインク容器を構成しているインク導出管付きインク収納部の拡大概略図である。図4の(a)は図2に示すインク容器を構成しているインク導出管付きインク収納部の拡大概略斜視図である。図4の(b)は図4の(a)のE−E′に沿った概略断面図である。尚、本図では位置決め規制部材は省略してある。位置決め規制部材に付いては図5で説明する。
図中、202bはインク収納部202を作っている熱可塑性フィルムのa面(図面上で上面)を示し、a面はインク収納部202の短辺202d(202e)を含む面となっている。202cはインク収納部202を作っている熱可塑性フィルムのb面(図面上で下面)を示し、b面はインク収納部202の短辺202d(202e)を含む面となっており、a面202bと対向する面である。
202fは袋状のインク収納部202を作るためのセンターシール部を示し、202gは袋状にするための他方のシール部を示す。インク収納部202の形式は特に限定はなく、例えば、2枚の熱可塑性フィルムの3方をシールして袋状としても良いし、一枚の熱可塑性フィルムを折り曲げて2方をシールして袋状としても良い。本図は一枚の熱可塑性フィルムを折り曲げて2方をシールして袋状とした場合を示し、シールの位置がセンターにある、所謂、センターシール方式で作製した場合を示している。202hはインク導出部201aの接合部材201a1にインク収納部202を接合したシール部を示す。インク収納部202を接合部材202a1に接合する方法は、接合部材201a1をインク収納部202に挿入した後、熱溶着、接着剤等で密封接着することで接合することが可能である。
インク導出管201aは、胴管201a2の先端に取り付けられた第1フランジ部材201a3と、胴管201a2の後端に取り付けられ、インク収納部と接合する接合部材201a1と、接合部材201a1と第1フランジ部材201a3との間に取り付けられた第2フランジ部材201a4とを有している。
第1フランジ部材201a3と第2フランジ部材201a4との間隔は、位置決め規制部材201b(図2を参照)の収納部201b2(図5を参照)の幅に合わせ適宜決めることが可能であり、収納部201b2(図5を参照)に第1フランジ部材201a3と第2フランジ部材201a4とを収納することでインク導出管201aが固定され位置決めが可能となっている。
201a5はインク導出管201aのインクジェット記録装置側のインク供給手段を挿入する側の開口部を示し、201a6はインク収納部側の開口部を示す。201a7はインクジェット記録装置側のインク供給手段を挿入するとインク導出管201aの開口部201a5を開放し、インク供給手段を抜くと開口部201a5を密閉する密閉部材を示す。
密閉部材201a7としては一般的な天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性樹脂等が挙げられる。合成ゴムとしては、例えばスチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム(ポリジメチルシロキサン)、ビニルシリコーンゴム、フェニルシリコーンゴム、フッ化シリコーンゴム等を使用することが可能である。
密閉部材201a7をインク導出管104aの胴管201a2の内側に固定する方法としては特に限定はなく、次の方法が挙げられる。例えば、1)熱可塑性樹脂としてPEを使用し、密閉部材をインク導出管の周囲を囲い込む様に一体出射出成形で作製する。2)インク導出管と密閉部材とが異なる場合、インク導出管と密閉部材とを接着剤で固定するか、又は嵌合部を設けることで固定する方法で作製する。
接合部材201a1の厚さは、1)強度、2)インク残量を考慮すると1〜6mmが好ましく、より好ましくは2〜5mmである。胴管201a2の直径は、インクジェット記録装置側のインク供給手段の太さ及び接合部材201a1の厚さに合わせ適宜決めることが好ましい。インク導出管201aをインク収納部202に設ける時、接合部材201a1にインク収納部202をより強固に接合するため接合部材201a1の上面、下面に凹状の溝を設けることが好ましい。又、溝が配設することが出来る厚さに合わせ適宜インク導出管201aの胴管201a2の直径を決めることも必要である。
本図に示すインク容器を作る方法としては、先ず多層熱可塑性フィルムを使用し筒状のインク収納部を作り、開放口の一方にインク導出部を取り付けた後、他の開放口から減圧条件下でインクを充填し熱溶着又は接着剤により密封することにより製造することが出来る。筒状のインク収納部を作る方法としては例えば、1)長方形の2枚の前記多層熱可塑性フィルムの長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法、2)長方形の一枚の前記多層熱可塑性フィルムの長手中央から半折し両長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法、3)長方形の一枚の前記多層熱可塑性フィルムの幅手中央から半折し長辺側を熱溶着又は接着剤で接着する方法が考えられるが一番作り易い方法を適宜選択して作ることが可能である。
インク収納部202にインク導出管201aを取り付ける方法としては、接合部材201a1をインク収納部202に挿入した後、熱溶着又は接着剤で接着する方法が挙げられる。尚、インク収納部202はインク導出管201aを取り付けてある側を前部とし、反対側を後部とする。尚、インク導出管201aとしては特に限定はなく、例えば、特願2004−242079に記載されているインク導出部(本発明に係わるインク導出管に該当する)が挙げられる。他の符号は図2と同義である。
インク導出部201aに使用する材質は特に限定はないが、コスト面、作り易さの面から熱可塑性樹脂を使用するのが最も好ましい。製造方法もごく一般的な実用プラスチック成形加工便覧 全日本プラスチック成形工業連合会編に記載されている如き射出成形方法で製造することが出来る。使用する熱可塑性樹脂としては射出成形が出来れば特に限定はないが例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリプロピレン等一般の樹脂が使用出来る。
インク収納部に使用する熱可塑性フィルムとしては、多層熱可塑性フィルムが好ましい。本発明に使用する多層熱可塑性フィルムの剛性は、1)酸素透過率、2)インク導出部の接合部との接合強度、3)取り扱い性を考慮すると、7.9×10-7〜1.9×10-6Nm2が好ましく、より好ましくは6.7×10-7〜3.1×10-6Nm2である。
本発明に使用する多層熱可塑性フィルムの厚さは前記剛性と関連し、剛性の好ましい範囲を維持し、厚さは、1)インク収納部としての強度、2)取り扱い性、3)環境負荷を考慮すると73〜123μmが好ましく、より好ましくは83〜113μmである。
本発明の多層熱可塑性フィルムには無機物蒸着膜、アルミ蒸着膜を使用しても良い。無機物蒸着膜としては薄膜ハンドブックp879〜p901(日本学術振興会)、真空技術ハンドブックp502〜p509、p612、p810(日刊工業新聞社)、真空ハンドブック増訂版p132〜p134(ULVAC 日本真空技術K.K)に記載されている如き無機膜が挙げられる。例えば、Cr23、Ta23、ZrN、SiC、TiC、PSG、Si34、単結晶Si、アモルファスSi、W、AI23等が用いられる。これらの中でも最も好ましい無機物蒸着膜としては、蒸着膜の強さ、透明性の点からアルミナ(AI23)が挙げられる。無機蒸着膜を作る方法としては真空技術ハンドブック及び包装技術Vol29No.8に記載されている如き一般的な方法、例えば抵抗又は高周波誘導加熱法、エレクトロビーム(EB)法、プラズマ(PCVD)等により作ることが出来る。蒸着膜の厚さとしては40〜200nmの範囲が好ましく、より好ましくは50〜180nmの範囲である。
本発明の無機蒸着層の基材として使用する熱可塑性樹脂フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエチル共重合体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、2軸延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、延伸ナイロン6(ONy)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド、ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用フィルムに使用されているフィルム材料を使用することが出来る。
蒸着フィルムシートを介して用いられる熱可塑性樹脂フィルムとしては一般の包装材料として使用されている高分子フィルム(例えば機能性包装材料の新展開株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フィルム)である低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエステル(PET)、セロハン、ポリビニルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等が使用出来る。
又、これら熱可塑性フィルムは、必要に応じて異種フィルムと共押出しで作った多層フィルム、延伸角度を変えて張り合わせて作った多層フィルム等も当然使用出来る。更に必要とする包装材料の物性を得るために使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わせて作ることも当然可能である。最内層の熱可塑性フィルムとしては低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びメタロセン触媒を使用して製造した低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、又、これらフィルムと高密度ポリエチレン(HDPE)フィルムの混合使用したフィルムが使用されている。特にこれらの中でも溶融温度、強度の点からメタロセン触媒を使用して製造したLLDPEが好ましく一般に市販されているものであれば充分に使用出来る。例えば宇部興産(株)製のユメリット、ダウ・ケミカル日本製のAFFINITY、エリート、日本ポリオレフィン(株)製のハーモレックスLL、日本ポリケム(株)製のカーネル57L、三井化学(株)製エボリュー、積水フィルム西日本(株)製ラミロンスーパー、タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ(株)製トーセロT.U.X−FCS、T.U.X−TCS、二村化学工業(株)製太閤FL、三菱化学興人パックス(株)製メタロエース、和田化学工業(株)製WMX、住友化学(株)製FV202等が挙げられる。
無機物蒸着層を使用しない場合は、上述の熱可塑性フィルムの中から適宜選択し必要に応じて単体でも良いし又は、2種以上のフィルムを積層させて用いることが出来る。例えばCPP/OPP、PET/OPP/LDPE、Ny/OPP/LDPE、CPP/OPP/EVOH、サランUB/LLDPE(ここでサランUBとは旭化成工業株式会社製の塩化ビニリデン/アクリル酸エステル系共重合樹脂を原料とした2軸延伸フィルムを示す)K−OP/PP、K−PET/LLDPE、K−Ny/EVA(ここでKは塩化ビニリデン樹脂をコートしたフィルムを示す)等が使用されている。
上記積層フィルムの製造方法としては、コンバーテック1990年5月号40〜48頁に記載されている如き一般的に知られている各種の方法が用いられ、例えばウェットラミネート法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート法、熱ラミネート法を利用して作ることが可能である。使用材料によっては多層インフレーション方式により作ることが出来る。
積層する際に使用される接着剤としてはコンバーテック1996年1月号18〜22頁、1997年10月号13〜17頁、21〜25頁に記載されている如き一般的に知られている接着剤が使用出来る。
尚、インク収納部に収納するインクが紫外線硬化型の場合は、インク収納部及びインク導出部に使用する材料は、更に遮光性機能を上げるために次の材料を使用することが好ましい。インク収納部には、アルミ蒸着フィルム、アルミ箔を使用した積層フィルム及び更にカーボンブラックを添加した層を有する積層フィルムを使用することが好ましい。インク導出部は、インク導出管、密閉部材も上述の材料を白色又はカーボンブラックを添加し着色した材料を使用することが好ましい。
図5は図2に示す位置決め規制部材の拡大概略図である。図5の(a)は図2に示す位置決め規制部材の拡大概略斜視図である。図5の(b)は図2のD−D′に沿った拡大概略断面図である。図5の(c)は図5の(a)に示される位置決め規制部材の概略平面図である。図5の(d)は図5の(a)に示される位置決め規制部材の概略側面図である。
図中、201b1は位置決め規制部材の201bの基材を示す。201b2は図4に示すインク導出管の第1フランジ部材201a3と第2フランジ部材201a4とを収納する収納部を示す。201b3は図4に示すインク導出管201aの第1フランジ部材201a3と第2フランジ部材201a4とを収納部201b2に収納する際の胴管201a2用の切り欠け部を示す。201b4はインクジェット記録装置側のインク供給手段をインク導出管201aの開口部201a5へ挿入するための挿入口を示し、挿入口201b4の中心とインク導出管201aの開口部201a5との中心は一致するように位置決め規制部材に設けられている。201b6は位置決め規制部材の201bの底部を示し、201b7は側面を示し、201b8は他の一方の側面を示す。201b9は側面201b7に設けられた溝を示し、201b10は側面201b8に設けられた溝を示し、201b11は底部201b6に設けられた溝を示す。これらの溝201b9〜201b11と外箱101(図1を参照)の第2底部103b(図7を参照)に設けられた移動防止部材110a(図7を参照)とを嵌合することでインク導出部201(図2を参照)を外箱101(図1を参照)内に固定することが可能となっている。
側面201b7に設けられた溝201b9の設ける位置は、外箱101(図1を参照)の第2底部103b(図7を参照)に設けられた移動防止部材110a(図7を参照)を嵌合することが出来れば特に限定はない。側面201b8に設けられた溝201bの設ける位置も同様である。底部201b6に設けられた溝201b11の設けるも位置も同様である。又、本図の場合、溝201b9〜201b11は各設けられる部位の中央に設けられているが、両側面に設けられる溝は同じ位置で、底部に設けられる位置は中央でなくてもかまわない。但し、外箱の作り易さからは、本図に示す様に、溝201b9〜201b11は各設けられる部位の中央に設けることが好ましい。
Lは位置決め規制部材201bの幅を示し、Mは長さを示す。位置決め規制部材201bの幅L、長さM、高さNは使用するインク導出部の大きさに合わせ適宜変更することが可能である。Oは溝201b9の長さを示す。長さOは、移動防止部材との嵌合性、位置決め規制部材の移動防止力、インク導出管の位置決め規制部材への収納性等を考慮し、位置決め規制部材201bの長さMに対して5〜20%が好ましい。Pは溝201b9(201b10)の幅を示す。幅Pは、位置決め規制部材の移動防止力、インク導出管の挿入性等を考慮し、外箱101(図1を参照)の移動防止部材110a(図7を参照)の厚さに対して、80〜110%が好ましい。Qは溝201b9(201b10)の高さを示す。高さQは、位置決め規制部材の移動防止力を考慮し、位置決め規制部材の高さNに対して40〜100%が好ましい。Rは位置決め規制部材201bの底部から中心までの高さを示す。Sは溝201b11の高さを示す。高さSは、移動防止部材との嵌合性、位置決め規制部材の移動防止力、インク導出管の位置決め規制部材への収納性等を考慮し、高さRに対して5〜30%が好ましい。Tは溝201b11の幅を示す。幅Tは溝201b9(201b10)の幅Pと同じであることが好ましい。
本発明においては、位置決め規制部材201bの挿入口201b4が設けられている面を前面と言い、切り欠け部が設けられている面を後面と言う。尚、挿入口201b4の中心は位置決め規制部材201bの前面の中心と一致するように前面に設けられている。図5の(b)に示す様に収納部201b2にインク導出管の第1フランジ部材201a3と第2フランジ部材201a4とを収納することでインク導出管の位置が決まり規制され、固定されることで、インクジェット記録装置側のインク供給手段の挿入が間違いなく簡単に行うことが可能となる。
位置決め規制部材の形状は、インク導出管が収納出来、外箱に設けられた特に限定は移動防止部材110a(図7を参照)と嵌合しインク導出部を固定することが可能な溝が設けられていれば特に限定はない。位置決め規制部材は、インク導出管と同じ樹脂材料を使用し射出成形方法で製造することが出来る。又、紙材料を使用した、所謂、パルプモールド製であってもかまわない。パルプモールド製の場合、使用する材料は限定はなく、例えば葦等の多年草の非木材パルプ、新聞、段ボール、古紙等を使用することが可能である。又、製造方法も原料を溶解した後、成形機で成形する一般的な方法で製造することが可能である。
図6は第1緩衝部材と、第2緩衝部材の概略図である。図6の(a)は第1緩衝部材の概略斜視図である。図6の(b)は第2緩衝部材の概略斜視図である。図6の(c)は図6の(a)のF−F′に沿った概略断面図である。図6の(d)は図6の(b)のG−G′に沿った概略断面図である。
図中、3aは第1緩衝部材を示し、3bは第2緩衝部材を示す。第1緩衝部材3aは、平面部3a3を介して両端に断面形状が三角形状を有するA緩衝部3a1とB緩衝部3a2とを有する一体構成となっている。第2緩衝部材3bは、平面部3b3を介して両端に断面形状が三角形状を有するC緩衝部3b1とD緩衝部3b2とを有する一体構成となっている。3a4は平面部3a3の内面を示し、3a5はA緩衝部材3a1の側面を示し、3a6はA緩衝部材3a1の斜面を示す。3a7はB緩衝部材3a2の側面を示し、3a8はB緩衝部材3a2の斜面を示す。
3b4は第2緩衝部材3bの平面部3b3の内面を示し、3b5はC緩衝部3b1の側面を示し、3b6はC緩衝部材3b1の斜面を示す。3b7はD緩衝部材3b2の側面を示し、3b8はD緩衝部材3b2の斜面を示す。
θ1は側面3a5と斜面3a6とのなす角度を示し、θ2は平面部3a3の内面3a4と斜面3a6とのなす角度を示す。θ3は側面3b7と斜面3b8とのなす角度を示し、θ4は平面部3b3の内面3b4と斜面3b8とのなす角度を示す。角度θ1と角度θ3とは同じであり、角度θ2と角度θ4とは同じである。
角度θ1(θ3)は68〜84°が好ましい。角度θ1(θ3)が68°未満の場合は、外箱が大きくなり、インクジェット記録装置側のインクカートリッジ挿入部に挿入出来なくなる場合がある。角度θ1(θ3)が84°を越える場合は、緩衝部材によりインク収納部が押される状態になるため、インク収納部のインクが減量した時、緩衝部材によりインク収納部に皺が発生し、皺の部分にインクが残り、インク残量が多くなる場合がある。
角度θ2(θ4)は7〜22°が好ましい。角度θ2(θ4)が7°未満の場合は、緩衝部材によりインク収納部が押される状態になるため、インク収納部のインクが減量した時、緩衝部材によりインク収納部に皺が発生し、皺の部分にインクが残り、インク残量が多くなる場合がある。角度θ2(θ4)が22°を越える場合は、外箱が大きくなり、インクジェット記録装置側のインクカートリッジ挿入部に挿入出来なくなる場合がある。
本図に示す緩衝部材を作製する一例としては、例えばA緩衝部材3a1の幅に合わせた一枚の紙材料の端部を折り曲げてA緩衝部材3a1を組み立てたのち、他方の端部を同様に折り曲げてB緩衝部材3a2を組み立てることで作製することが可能である。第1緩衝部材と、第2緩衝部材とに使用する材料は外箱の材料と同じであることが好ましい。
図7は外箱の概略断面図である。図7の(a)は図2のB−B′に沿った概略断面図である。図7の(b)は図2のC−C′に沿った概略断面図である。尚、本図ではインク容器は省略してある。
図中、109aは第1側壁105a1と一体になった外箱101の天面102用の第1補強フラップを示し、109bは第1側壁105b1と一体になった外箱101の天面102用の第2補強フラップを示す。110aはインク導出部201(図2を参照)の移動を防止する移動防止部材を示す。移動防止部材110aは第2底部103bの先端に第2底部103bと一体に設けられており、インク導出部201(図2を参照)の位置決め規制部材の201bの底部201b6(図5を参照)に設けられた溝201b11と嵌合する第1移動防止部材110a1と、位置決め規制部材の201bの側面201b8(図5を参照)に設けられた溝201b10と嵌合する第2移動防止部材110a2と、位置決め規制部材の201bの側面201b7(図5を参照)に設けられた溝201b9と嵌合する第3移動防止部材110a3とを有し、それぞれが一体となって移動防止部材110aを構成している。
Uは、第2移動防止部材110a2(第3移動防止部材110a3)の外箱101の第1側壁105b1の内側からの長さを示す。長さUは、位置決め規制部材の固定安定性、インク導出管の挿入性、外箱のコスト等を考慮し、図5に示される位置決め規制部材の側面に設けられた溝201b9(201b10)の長さOに対して50〜100%であることが好ましい。
Vは、第2移動防止部材110a2(第3移動防止部材110a3)の第1底部103aの内側からの高さを示す。高さVは、インク導出管の挿入性、外箱の大きさ及びコスト等を考慮し、図5に示される位置決め規制部材の側面に設けられた溝201b9(201b10)の高さQに対して50〜100%であることが好ましい。
Wは第1底部103aの内側から第1移動防止部材110a1の高さを示す。高さWは、位置決め規制部材の固定安定性、外箱の大きさ等を考慮し、図5に示される位置決め規制部材の底部に設けられた溝201b11の高さSに対して50〜100%であることが好ましい。
本図に示す様に、外箱101は、第1底部103aと第2底部103bとから構成される2重の底部と、第1側壁105a1と第2側壁105a2とから構成される2重の第1長辺側側壁105aと、第1側壁105b1と第2側壁105b2とから構成され2重の第2長辺側側壁105bと、短辺側側壁106aと、短辺側側壁106bと、天面102とから構成される筒体となっている。
図8は図1に示すインクカートリッジのA−A′に沿った概略断面図である。図中の符号は図1、図4〜図7と同義である。
第1緩衝部材3aと、第2緩衝部材3bの配設状態に付き説明する。第1緩衝部材3aは、A緩衝部材3a1(図6を参照)の側面3a5を位置決め規制部材201の後面に当接し、B緩衝部材3a2(図6を参照)の側面3a7を外箱101の側壁106の内側に当接する状態で配設されている。第2緩衝部材3bは、C緩衝部材3b1(図6を参照)の側面3b5を位置決め規制部材201の後面に当接し、D緩衝部材3b2(図6を参照)の側面3b7を外箱101の側壁106の内側に当接する状態で配設されている。
インク容器2の収納状態に付き説明する。インク容器2のインク収納部202はa面202bの前部を第1緩衝部材3aのA緩衝部材3a1(図6を参照)の斜面3a6に当接し、a面202bの中央部を第1緩衝部材3aの平面部3a3(図6を参照)の内面3a4に当接し、a面202bの後部を第1緩衝部材3aのB緩衝部材3a2(図6を参照)の斜面3a8に当接し、b面202cの前部を第2緩衝部材3bのC緩衝部材3b1(図6を参照)の斜面3b6に当接し、b面202cの中央部を第2緩衝部材3bの平面部3b3(図6を参照)の内面3b4に当接し、b面202cの後部を第2緩衝部材3bのD緩衝部材3b2(図6を参照)の斜面3b8に当接した状態で、第1緩衝部材3aと第2緩衝部材3bとにより挟持された状態となっている。
又、インク収納部202はa面202bに貼着された両面接着テープ202aにより第1緩衝部材3aの平面部3a3の内面3a4に接着することが好ましい。尚、インク収納部202のb面202cを第2緩衝部材3bの平面部3b3の内面3b4に接着してもかまわない。インク収納部202のa面202b、又はb面202cを接着するかは、インクカートリッジの使用方法により適宜選択することが可能である。例えば、図3の(a)で示される横置き状態で使用する場合は、本図に示される状態が好ましい。又、図3の(b)で示される縦置き状態で使用する場合は、a面202bを第1緩衝部材3aの平面部3a3の内面3a4に接着してもよいし、b面202cを第2緩衝部材3bの平面部3b3の内面3b4に接着してもよい。この様に、インク収納部202のa面202b、又はb面202cを接着することで、インク収納部202内のインクが減って来た時、インク収納部202のa面202bとb面202cとの接触を防止することが可能となるためインクの残量を低減することが可能となる。
又、インク収納部202は第1緩衝部材3aと第2緩衝部材3bとで挟持された状態となっているので、例えば、インク導出部201側を下向きに落とした場合でもインク収納部202の動きが第1緩衝部材3aと第2緩衝部材3bとにより緩和されるためインク収納部202の損傷を防止することが可能となっている。
インク導出部201は、図5の(b)に示す状態で位置決め規制部材201b(図5を参照)にインク導出管201aを収納し状態で、位置決め規制部材201b(図5を参照)の底部201b6(図5を参照)に設けられた溝201b11に第1移動防止部材110a1(図7を参照)を嵌合し、位置決め規制部材の201bの側面201b8(図5を参照)に設けられた溝201b10と第2移動防止部材110a2とを嵌合し、位置決め規制部材の201bの側面201b7(図5を参照)に設けられた溝201b9(図5を参照)と第3移動防止部材110a3(図7を参照)とを嵌合することで外箱101の内部に固定されている。インク導出部201の前面は外箱101の前部短辺側側壁106aの内側に当接し、後面は第1緩衝部材3aと第2緩衝部材3bとに当接する状態となっているため、インク導出部201の振動、落下等に伴う動きが抑えられている。又、インク導出部は移動防止部材110aにより移動が抑えられているため、図3の(b)に示す状態で使用する時も、インク導出部201の外箱からの落下を防止することが可能となっているため安心して使用することが出来る。
Xは外箱101の後部短辺側側壁106bの内面の半分までの高さを示し、YはD緩衝部材の側面3b7の高さを示す。高さYは高さXの23〜91%が好ましい。23%未満の場合は、緩衝部材によりインク収納部が押される状態になるため、インク収納部のインクが減量した時、緩衝部材によりインク収納部に皺が発生し、皺の部分にインクが残り、インク残量が多くなる場合がある。91%を越える場合は、インク導出管の太さに制約が出たり、インク収納部を緩衝部材により圧迫することで外箱内でインク収納部のゆとりがなくなるため耐衝撃性が劣り、落下した時に破裂する危険がある。他のB緩衝部材の側面3a7、A緩衝部材の側3a5、C緩衝部材の側面3b5もD緩衝部材の側面3b7と同じ関係を有した高さとなっている。
図9は図1に示すインクカートリッジの外箱の展開基板の概略図である。尚、図中の一点鎖線は折り目線を示す。
図中、4はワンピース材料で作られた一枚の展開基板を示す。401は矩形の第1底板(組み立てた時、図1に示す第1底部103aを形成する)を示す。402は第1底板401の短辺側に連接した第2底板(組み立てた時、図7に示す第2底部103bを形成する)を示す。403は第2底板402の短辺に連接した移動防止部材用フラップ(組み立てた時、図7に示す移動防止部材110aを形成する)を示す。
404は移動防止部材用フラップ403の一方の辺に連接した側板404a(組み立てた時、図1に示す第1長辺側側壁の第1側壁105a1を形成する)と第1天面部強度補強フラップ404b(組み立てた時、図7に示す天面102用の第1補強フラップ109aを形成する)とを有するD側板を示す。尚、第1天面部強度補強フラップ404bは、移動防止部材用フラップ403とは切り込みにより分離している。404cは側板404aに設けられた打ち抜き孔(組み立てた時、図1に示す孔108aを形成する)を示す。
405は移動防止部材用フラップ403の一方の辺に連接した側板405a(組み立てた時、図1に示す第2長辺側側壁の第1側壁105b1を形成する)と第2天面部強度補強フラップ405b(組み立てた時、図7に示す天面102用の第2補強フラップ109bを形成する)とを有するB側板を示す。尚、第2天面部強度補強フラップ405bは、移動防止部材用フラップ403とは切り込みにより分離している。405cは側板405aに設けられた打ち抜き孔(組み立てた時、図1に示す孔108bを形成する)を示す。
406は第1底板401の長辺側に連接したA側板(組み立てた時、図1に示す第1長辺側側壁の第2側壁105a2を形成する)を示す。406aはA側板406に設けられた打ち抜き孔(組み立てた時、図1に示す孔108aを形成する)を示す。406bは、A側板406の短辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図1に示す第1長辺側側壁の第2側壁105a2を固定する)を示し、第1側板410とは分離している。406cは、A側板406の他の一方の短辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図1に示す第1長辺側側壁の第2側壁105a2を固定する)を示し、第2側板411とは分離している。
407はA側板406に連接した天板(組み立てた時、図1に示す天面102を形成する)を示す。408は天板407の長辺側に連接したC側板(組み立てた時、図1に示す第2長辺側側壁の第2側壁105b2を形成する)を示す。408aはC側板408に設けられた打ち抜き孔(組み立てた時、図1に示す孔108bを形成する)を示す。408bは、C側板408の短辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図1に示す第2側壁105b2を固定する)を示し、第1側板410とは分離している。408cは、C側板408の一方の短辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図1に示す第2側壁105b2を固定する)を示し、第1側板410とは分離している。408dはC側板408とフラップ409の折り目線に設けられたフラップ差し込み孔を示す。
409はC側板408の長辺側に連接したフラップ(組み立てた時、図7に示す第1底部103aと第2底部103bの間に挿入され第2側壁105b2を固定する)を示す。
409aはフラップ409に設けられた打ち抜き孔(組み立てた時、図1に示す孔108bを形成する)を示す。
410は天板407の短辺側に連接した第1側板(組み立てた時、図1に示す前部短辺側側壁106aを形成する)を示す。410aは、第1側板410の長辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図7に示す前部短辺側側壁106aを固定する)を示す。411は天板407の他の一方の短辺側に連接した第2側板(組み立てた時、図1に示す後部短辺側側壁106bを形成する)を示す。411aは、第2側板411の長辺側に連接されたフラップ(組み立てた時、図7に示す後部短辺側側壁106bを固定する)を示す。
412はC側板408とフラップ409とにかけて設けられた切り込み片を示す。413は第1底板401の一方の長辺側に連接されたフラップ(組み立て時、フラップ差し込み孔408dに差し込まれ天面102をロックする)を示す。413aは、切り込み片412の先端部を差し込み用にフラップ413に設けられた差し込み孔(組み立て時、切り込み片412を差し込むことでフラップ413と合わせて天面102をロックする)を示す。
414は、第1底板401、A側板406、天板407、C側板408、フラップ409に付けられたミシン目(組み立てインクカートリッジを作製し、使用時にインク導出部を出現させるために、インクカートリッジの前部を切り取るために使用する)を示す。
本図に示す展開基板に付けられた折れ目線に沿って、順番に折り曲げ、折り重ね合わせることで図1に示すインクカートリッジの外箱を作製することが可能となっている。本図に示す様に本図に示す展開基板を使用して作製したインクカートリッジの外箱は、接着剤、ステープル等を使用せず、材料も単一材料であるため、使用後の分解も容易になり、紙材料としての再利用が容易になり環境適性が向上した。
図10は図9に示す展開基板を折り目線に沿って各部を折り曲げ、重ね合わせ、図1に示すインクカートリッジを作製する概略フロー図である。
本図は組み立ての手順の一例を示しており、これに限定されることはなく、適宜組み立て易い手順に従って組み立てることは可能である。
S1では、作製された展開基板4の矩形の第1底板401に連接している第2底板402を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、第1底板401に重ね合わせる。この時点で第1底部と第2底部とが形成される。
S2では、第2底板402の短辺に連接した移動防止部材用フラップ403を折り目線に沿って90°に折り曲げ(図中の矢印方向)立ち上げる。
S3では、移動防止部材用フラップ403に連接されている側板404a及び側板405aを折り目線に沿って90°に折り曲げ(図中の矢印方向)る。
S4では、移動防止部材用フラップ403の中央に付けられた折り目線に沿って移動防止部材用フラップ403の内面が当接する迄折り曲げ(図中の矢印方向)る。
S5では、組み立てた時、図7に示す移動防止部材110aが形成された状態となる。
S6では、図2に示されるインク容器2を第2底板402の上に載置する。この時、インク導出部201は、図5に示される位置決め規制部材の基材に設けられた溝に移動防止部材110aを嵌合させた状態とする(図8を参照)。尚、図2に示す第1緩衝部材3a、第2緩衝部材3bを使用する場合は、第2緩衝部材3bを第2底板402の上に載置し、その上にインク容器2を載置し、インク収納部202の上に第1緩衝部材3aを載置する。インク容器2を載置した後、第1天面部強度補強フラップ404bと第2天面部強度補強フラップ405bを折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)る。
S7では、A側板406を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、引き続き天板407を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)る。この時点で、第1側壁105a1(図7を参照)と第2側壁105a2(図7を参照)とから構成される2重側壁の第1長辺側側壁105a(図1を参照)が形成される。
S8では、C側板408を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)る。この時点で、第1側壁105b1(図7を参照)と第2側壁105b2(図7を参照)とから構成される2重側壁の第2長辺側側壁105b(図1を参照)が形成される。
S9では、第1側板410を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、フラップ408b、フラップ406bを折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)た後、フラップ410aを折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、第1底板401と第2底板402との間に挿入することで第1側板410が固定される。第2側板411を折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、フラップ408c、フラップ406cを折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)た後、フラップ411aを折り目線に沿って折り曲げ(図中の矢印方向)、第1底板401と第2底板402との間に挿入することで第2側板411が固定される。この時点で、図1に示される前部短辺側側壁106aと後部短辺側側壁106bとが形成される。又、切り込み片412の先端部を差し込み用にフラップ413に設けられた差し込み孔413aに差し込むことで天板がロックされる(この時点で図1に示される天面102がロックされた状態となる)。
S10では、S1〜S9の過程を経ることで、図1に示すインクカートリッジ1が完成する。
インク容器中のインクがなくなった後、インクカートリッジを廃棄する時、インク容器の取り出しは、S9〜S1の順番で外箱を解体して取り出すことが可能となっている。又、外箱も容易に平板状になるため処理が容易になる。
図1〜図10に示す様に、本発明のインクカートリッジにより次の効果が得られる。
1)外箱に収納したインク容器のインク導出部が移動防止部材により固定されているため、搬送時の振動、落下等に対して、インク容器の動きが抑制されるためインク導出部、インク収納部の損傷を防止することが可能となる。
2)インクカートリッジを立てて使用してもインク導出部の落下を防止出来るため、インクジェット記録装置の適応範囲が広がった。
3)第1緩衝部材と第2緩衝部材を併用し、インク容器のインク収納部を第1緩衝部材と第2緩衝部材とにより挟持することで、搬送時の振動、落下等に対して、インク容器の動きが抑制されるためインク導出部、インク収納部の損傷を更に防止することが可能となる。
4)インク収納部のa面又はb面(a面及びb面)を第1緩衝部材又は第2緩衝部材に接着することで、インク減少に伴うインク収納部のa面とb面とのくっつきによる皺が防止されるためインク残量を減少することが可能となる。
5)インクカートリッジの外箱は、接着剤、ステープル等を使用せず、一枚の展開基板(ワンピース材料)を折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて作製されており、材料も単一材料であるため、使用後の分解も容易になり、且つインクカートリッジ本体を廃棄処理する際、紙材料としての再利用が容易になり環境適性が向上した。
本発明に係わるインクとしては特に限定はなく、紫外線硬化型インク、分散インク、反応インク等が使用可能である。紫外線硬化型インクとしては、例えば、特開平10−324836号、特開2002−167537、同2002−179967、同2002−241654、同2003−147233、同2003−306622、同2003−326691、同2003−342503、同2004−18716、同2004−59810、同2004−59857、同2004−124077、同2004−131588、同2004−131589、同2004−131725、同2004−143136、同2004−182933、同2004−196936等に記載されている紫外線硬化型インクが挙げられる。
分散インク、反応インクとしては、例えば、特開平11−152417、同11−152418、特開2000−327966、同2001−2963、同2001−158164、同2001−354886、同2002−60656、同2003−138172、同2003−138179、同2003−147234、同2003−147235、同2003−147236、同2003−147239、同2003−147240、同2003−147241等に記載されている分散インク、反応インクが挙げられる。
以下、本発明の効果を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
以下に示す材料を使用してインクカートリッジを作製した。
(位置決め規制部材の作製)
LDPEを使用し射出成型で図5の(a)に示される位置決め規制部材の側面に設ける溝の幅と高さ及び底部に設ける溝の幅と高さを表1に示す様に変えて作製し、No.a〜zとした。作製した位置決め規制部材は、幅50mm、長さ250mm、高さ80mmであった。側面に設ける溝の幅Pは、外箱の移動防止部材の幅に対する割合(%)を示し、長さOは位置決め規制部材の長さに対する割合(%)を示し、高さQは位置決め規制部材の高さに対する割合(%)を示す。底部に設ける溝の幅Tは、外箱の移動防止部材の厚さに対する割合(%)を示し、高さSは位置決め規制部材の底部から中心までの高さに対する割合(%)を示す。
Figure 2006198873
〈インク導出管付きインク収納部の作製〉
多層熱可塑性フィルムとして、PET12μm/アルミ箔9μm/ONy15μm/LLDPE20μm/黒LLDPE50μmを使用し、センターシール方式で筒状とした後、一方の開放口にLDPEを使用し射出成型で作製した図4の(b)に示される様にインク導出管の接合部を挿入し、熱溶着で接合した。この後、インクを減圧条件下で充填し、片方の開放口を熱溶着でシールすることで図4の(a)に示す形態のインク導出管付きインク収納部を作製した。インク収納部のa面には両面接着テープを貼着した。作製したインク収納部の大きさは、短辺側の長さが245mm、長辺側の長さが570mm、容量4000mlとした。インク導出管の胴管の内径は2.2mm、外径は2.8mmで、胴管に取り付けたフランジ部材の直径は33mm、厚さは3mm、2枚のフランジ部材の間隔は30mmとした。使用した多層熱可塑性フィルムの剛性は1.3×10-6Nm2であった。尚、剛性は島津製作所(株)製引っ張り試験器PSC−100を用いて測定した値である。
(インク容器の作製)
作製したインク導出管付きインク収納部のインク導出管を、作製した各位置決め規制部材No.a〜zに収納しインク容器を作製し、No.1−1〜1−26とした。
(展開基板の作製)
ライナーと中芯に坪量160g/m2、厚さ3mmの段ボール原紙を使用して作製したCフルートの段ボールで、図9に示される展開基板を作製した。尚、展開基板は図7に示す様に出来上がったインクカートリッジの移動防止部材を次に示す寸法になる様に作製した。第1移動防止部材の高さWは、位置決め規制部材の底部に設けられた溝の高さSに対して100%とした。第2移動防止部材及び第3移動防止部材の長さUは、位置決め規制部材の側面に設けられた溝の長さOに対して100%とした。第2移動防止部材及び第3移動防止部材の高さVは、位置決め規制部材の側面に設けられた溝の高さQに対して100%とした。
(第1緩衝部材の作製)
外箱の内側の幅と同じ幅と、外箱に収納した時、A緩衝部の側壁が位置決め規制部材の後面に当接し、B緩衝部の側壁が外箱の後部側壁の内側に当接する長さを有する外箱と同じ材料を使用し、図6に示す第1緩衝部材を作製した。尚、A緩衝部のθ1を75°、θ2を15°とした。
(第2緩衝部材の作製)
外箱の内側の幅と同じ幅と、外箱に収納した時、C緩衝部の側壁が位置決め規制部材の後面に当接し、D緩衝部の側壁が外箱の後部側壁の内側に当接する長さを有する外箱と同じ材料を使用し、図6に示す第2緩衝部材を作製した。尚、C緩衝部のθ3を75°、θ4を15°とした。
(インクカートリッジの作製)
作製した展開基板と、作製した第1緩衝部材と、第2緩衝部材と、作製した各インク容器1−1〜1−26とを用いて図10に示すフローに従って、展開基板に付けられた折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて図8に示す構成のインクカートリッジを作製し試料No.101〜126とした。
評価
作製した各試料101〜126の落下耐性、振動耐性を以下に示す試験方法で試験を行い、以下に示す評価ランクで評価した結果を表2に示す。
落下耐性
高さ0.9mからコンクリート製の床に、インク導出部側及びインク収納部側を下向きにして垂直に落下させた後、インクカートリッジの外箱を開け、インク収納部の損傷の有無を目視で観察した。
振動耐性
IDEX社製 振動試験器BF−UAを使い、振幅5〜64Hzの変化を5分間で1回行うのを1サイクルとし6サイクル行った後、インクカートリッジの外箱を開け、インク収納部の損傷の有無を目視で観察した。
落下耐性評価ランク
○:インク収納部のインク導出部との接合部及びインク収納部の後端のシール部に損傷が確認されない
△:インク収納部のインク導出部との接合部及びインク収納部の後端のシール部にインクの滲みが確認される
×:インク収納部のインク導出部との接合部及びインク収納部の後端のシール部からインク漏れが確認される
振動耐性評価ランク
○:インク収納部に損傷が確認されない
△:インク収納部の表裏に、使用上問題とならない程度の外箱の内面との擦れによる擦り傷が確認される
×:インク収納部にピンホールが発生しインク漏れが確認される
Figure 2006198873
尚、試料No.101、117は、落下耐性、振動耐性共に良好な結果を示したが、外箱へのインク容器の納入時、位置決め規制部材と移動防止部材の嵌合がし難くなった。
実施例2
以下に示す材料を使用してインクカートリッジを作製した。
(位置決め規制部材の作製)
実施例1で作製した位置決め規制部材No.dと同じ位置決め規制部材を同じ方法で作製した。
〈インク導出管付きインク収納部の作製〉
実施例1と同じ材料、同じ方法で実施例1と同じインク導出管付きインク収納部を作製した。
(インク容器の作製)
作製したインク導出管付きインク収納部のインク導出管を、作製した各位置決め規制部材に収納しインク容器を作製した。
(展開基板の作製)
ライナーと中芯に坪量160g/m2、厚さ3mmの段ボール原紙を使用して作製したCフルートの段ボールで、表3に示すように図7に示す様に出来上がったインクカートリッジの移動防止部材の寸法を変えた図9に示される展開基板を作製し、No.2−1〜2−15とした。尚、第1移動防止部材の高さWは、位置決め規制部材の底部に設けられた溝の高さSに対する割合(%)を示す。第2移動防止部材及び第3移動防止部材の長さUは、位置決め規制部材の側面に設けられた溝の長さOに対する割合(%)を示す。第2移動防止部材及び第3移動防止部材の高さVは、位置決め規制部材の側面に設けられた溝の高さQに対する割合(%)を示す。
Figure 2006198873
(第1緩衝部材の作製)
実施例1と同じ材料を使用し、同じ方法で同じ寸法の第1緩衝部材を作製した。
(第2緩衝部材の作製)
実施例1と同じ材料を使用し、同じ方法で同じ寸法の第1緩衝部材を作製した。
(インクカートリッジの作製)
作製した各展開基板No.2−1〜2−15と、作製した第1緩衝部材と、第2緩衝部材と、作製したインク容器とを用いて図10に示すフローに従って、展開基板に付けられた折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて図8に示す構成のインクカートリッジを作製し試料No.201〜215とした。
評価
作製した各試料201〜215の落下耐性、振動耐性を実施例1と同じ方法、同じ条件で試験を行い、実施例1と同じ評価ランクで評価した結果を表4に示す。
Figure 2006198873
本発明の有効性が確認された。
実施例3
以下に示す材料を使用してインクカートリッジを作製した。
(位置決め規制部材の作製)
実施例1で作製した位置決め規制部材No.dと同じ位置決め規制部材を同じ方法で作製した。
〈インク導出管付きインク収納部の作製〉
実施例1と同じ材料、同じ方法で実施例1と同じインク導出管付きインク収納部を作製した。
(インク容器の作製)
作製したインク導出管付きインク収納部のインク導出管を、作製した各位置決め規制部材に収納しインク容器を作製した。
(展開基板の作製)
実施例1と同じ材料、同じ方法で実施例1と同じ展開基板を作製した。
(第1緩衝部材の作製)
実施例1と同じ材料を使用し、表5に示す様に、A緩衝部のθ1とθ2とを変えた他は、実施例1と同じ方法で図6に示す第1緩衝部材を作製しNo.3−1〜3−8とした。尚、B緩衝部はA緩衝部と同じ形態にした。
Figure 2006198873
(第2緩衝部材の作製)
実施例1と同じ材料を使用し、表6に示す様に、D緩衝部のθ3とθ4を変えた他は、実施例1と同じ方法で第1緩衝部材を作製しNo.3−9〜3−16とした。
Figure 2006198873
(インクカートリッジの作製)
作製した各第1緩衝部材No.3−1〜3−8と、各第2緩衝部材No.3−9〜3−16と、展開基板とインク容器とを用いて図10に示すフローに従って、展開基板に付けられた折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて図8に示す構成のインクカートリッジを作製し試料No.301〜311とした。
評価
作製した各試料301〜311の落下耐性、振動耐性を実施例1と同じ方法、同じ条件で試験を行い、実施例1と同じ評価ランクで評価した結果を表7に示す。
Figure 2006198873
本発明の有効性が確認された。
インクカートリッジの概略斜視図である。 図1に示すインクカートリッジの分解概略斜視図である。 使用状態のインクカートリッジの概略斜視図である。 図2に示すインク容器を構成しているインク導出管付きインク収納部の拡大概略図である。 図2に示す位置決め規制部材の拡大概略図である。 第1緩衝部材と、第2緩衝部材の概略図である。 外箱の概略断面図である。 図1に示すインクカートリッジのA−A′に沿った概略断面図である。 図1に示すインクカートリッジの外箱の展開基板の概略図である。 図9に示す展開基板を折り目線に沿って各部を折り曲げ、重ね合わせ、図1に示すインクカートリッジを作製する概略フロー図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ
101 外箱
102 天面
103 底部
103a 第1底部
103b 第2底部
104 ミシン目
105a 第1長辺側側壁
105a1 第1側壁
105a2 第2側壁
106a 前部短辺側側壁
106b 後部短辺側側壁
107 差し込み式ロック部材
110a 移動防止部材
110a1 第1移動防止部材
110a2 第2移動防止部材
110a3 第3移動防止部材
2 インク容器
201 インク導出部
201a インク導出管
201b 位置決め規制部材
202 インク収納部
201b9〜201b11 溝
3a 第1緩衝部材
3b 第2緩衝部材

Claims (11)

  1. インク導出部とインク収納部とを有するインク容器を外箱に収納したインクジェット記録装置用インクカートリッジにおいて、
    該外箱は一枚の展開基板を折り曲げ線に沿って折り曲げ、折り重ね合わせて作製されており、
    前記外箱の内部に、該インク導出部の移動を防止する移動防止部材を有し、
    前記外箱は前記インク導出部の配設位置に該当する部分の外周面に切り取り手段を有し、該インク容器は前記外箱内に、前記インク導出部を該移動防止部材に固定した状態で収納されていることを特徴とするインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  2. 前記外箱は、矩形の底部と、天面部と、第1長辺側側壁と、第2長辺側側壁と2つの短辺側側壁とを有する筒体をなし、
    該底部は、第1底部と第2底部とから構成され、
    該第1長辺側側壁と、該第2長辺側側壁は、それぞれ2重側壁で構成されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  3. 前記天面部は、該天面部の長辺側に設けられた差し込み式フラップと、第1底部の長辺側に設けられた差し込み式ロック部材により固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  4. 前記移動防止部材は第2底部に一体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  5. 前記第1長辺側側壁と第2長辺側側壁との同じ位置に孔が開けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  6. 前記インク導出部は、インク導出管と、位置決め規制部材とを有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  7. 前記インク導出部は、位置決め規制部材に設けられた固定手段により移動防止部材へ固定されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  8. 前記インク容器は、インク導出部を移動防止部材に固定し、インク収納部を第1緩衝部材と、第2緩衝部材とで挟持した状態で収納されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  9. 前記第1緩衝部材は、平面部を介して両端に断面形状が三角形状を有するA緩衝部と、B緩衝部とを有することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  10. 前記第2緩衝部材は、平面部を介して両端に断面形状が三角形状を有するC緩衝部と、D緩衝部とを有することを特徴とする請求項8又は9に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
  11. 前記展開基板は、外箱の矩形の第1底部を形成する第1底板と、
    該第1底板の片側の短辺側に第2底部を形成する第2底板を連接し、
    該第2底板の他の短辺側に移動防止部材を形成する移動防止部材用フラップを連接し、
    該移動防止部材用フラップの一方の短辺側には、該外箱の第2長辺側側壁の2重側壁を構成する第2長辺側側壁と第2天面部強度補強フラップとを形成するD側板と、
    他の一方には、前記外箱の第1長辺側側壁の2重側壁を構成する第1長辺側側壁と第1天面部強度補強フラップとを形成するB側板とを連接し、
    前記第1底板の片側の長辺側に、該外箱の第1長辺側側壁の2重側壁を構成する第1長辺側側壁を形成するA側板と、他の長辺側に差し込み用フラップとを連接し、
    該A側板の両短辺側には係止用のフラップと、長辺側には天面部を形成する天板とを連接し、
    該天板の他の長辺側に、前記外箱の第2長辺側側壁の2重側壁を構成する第2長辺側側壁を形成し、ロック部材となる切り込み片を有するC側板と、両短辺側に前記外箱の2つの短辺側側壁を形成する係止用のフラップを有する第1側板と、第2側板とを連接し、
    該C側板の両短辺に係止用のフラップと、長辺側に係止用のフラップとを連接していることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のインクジェット記録装置用インクカートリッジ。
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