JP2006196127A - 薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 素早い発熱が可能であり、迅速な応答速度で突出動作することができ、また、信頼性の高いマグネティックスペーシング制御が可能な薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】 磁気ヘッド素子と、印加される交流磁界によって発熱し、少なくとも磁気ヘッド素子の部分をABS方向に突出させる金属磁性体とを備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)装置に設けられている薄膜磁気ヘッド(磁気ヘッドスライダ)は、信号の書き込み又は読み出しに際し、回転する磁気ディスク上において流体力学的に所定の間隙(浮上量)をもって浮上する。薄膜磁気ヘッドは、この浮上状態においてインダクティブヘッド素子から発生する磁界により磁気ディスクに書込みを行い、磁気抵抗効果(MR)ヘッド素子により磁気ディスクからの信号磁界を感受して読出しを行う。この際のこれら磁気ヘッド素子と磁気ディスク表面との磁気的な実効距離がマグネティックスペーシングとなる。
近年のHDD装置の大容量小型化に伴う高記録密度化に対応して、薄膜磁気ヘッドのトラック幅はより減少する傾向にある。このトラック幅減少による書込み及び読出し能力の低下を回避するために、マグネティックスペーシングは、10nm程度と小さな値に設定されている。このような微小値をとるマグネティックスペーシングを精度良く制御する方法として、ヘッド素子近傍又はヘッド素子内に発熱体を設けてTPTP(Thermal
Pole Tip Protrusion)現象を積極的に利用することにより、個々の薄膜磁気ヘッドの浮上量のばらつきを調整する方法は公知である(例えば、特許文献1〜4)。
米国特許第5,991,113号明細書 特開平05−020635号公報 特開2003−168274号公報 特開2003−272335号公報
TPTP現象を利用した薄膜磁気ヘッドでは、発熱体から所要の発熱量を安定して供給できることのみならず、動作目的や環境の変化に素早く対応して発熱できることが要求される。
しかしながら、従来の薄膜磁気ヘッドでは、発熱体をジュール熱のみを利用するヒータで構成しているため、充分な発熱量を安定してかつ素早く供給することが困難であった。その理由は、ジュール熱を利用するヒータでは、発熱量及び発熱の応答速度が、供給される電力によって決まり、その電力の上限は使用するアンプ及びヒータの許容電流値によって制限されてしまうためである。即ち、アンプの出力電圧は、通常、一定値に、例えば5Vに、規定されており、発熱量を増大させるためにヒータの抵抗値を下げて電流を増大させると、ヒータ自体の温度が上昇することも相まって断線などが生じ易くなり、製品の信頼性が著しく低下してしまうのである。
この問題を解消するため、1つの薄膜磁気ヘッド内に複数の発熱体を設けることも考えられるが、限られたスペース内に複数の発熱体やそれらの配線部材を設けることは現実的ではない。
従って、本発明の目的は、素早い発熱が可能であり、迅速な応答速度で突出動作することができる薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、信頼性の高いマグネティックスペーシング制御が可能な薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置を提供することにある。
本発明によれば、磁気ヘッド素子と、印加される交流磁界によって発熱し、少なくとも磁気ヘッド素子の部分を浮上面(ABS)方向に突出させる金属磁性体とを備えた薄膜磁気ヘッドが提供される。
印加される交流磁界によって高周波誘導加熱される金属磁性体を設けているので、単にジュール熱を発生する従来の発熱体に比して素早い発熱を行なうことができるから、応答速度が非常に早い突出動作を行なうことができる。しかも、交流磁界を発生する導電体に大きな電流を流す必要がなく、かつ導電体自体が多大に発熱しないので、この導電体の断線の可能性が大幅に減少するから製品の信頼性を著しく高めることが可能となるのみならず、導電体及びその配線導体の面積が小さくなると共にその設計の自由度が向上する。また、発熱量を高周波電流の振幅及び周波数の両方で制御することができるため、発熱の管理が従ってマグネティックスペーシングの調整が非常に容易となる。
なお、本発明では、金属磁性体を高周波誘導加熱しているため、渦電流による発熱に加えて、ヒステリシス加熱による発熱が生じる。このため、より効率的なかつ迅速な発熱が行なわれることとなる。
交流磁界を発生するための導電体をさらに備えており、金属磁性体が導電体の近傍に形成されていることが好ましい。この場合、金属磁性体が、導電体を取り囲んで形成されているか、導電体を両側から挟んで形成されているか、導電体の片側に形成されていることが好ましい。
金属磁性体自体が、交流磁界を発生するための導電体であることも好ましい。
導電体が、ジュール熱を発生可能であることも好ましい。
本発明によれば、さらに、上述した薄膜磁気ヘッドと、薄膜磁気ヘッドを支持する支持体とを備えた磁気ヘッドアセンブリが提供される。ここで、磁気ヘッドアセンブリとは、磁気ヘッド素子を備えた薄膜磁気ヘッド(磁気ヘッドスライダ)とその支持機構とを機械的、電気的に組み立てたアセンブリである。具体例を挙げると、磁気ヘッドスライダとサスペンションとのアセンブリの場合にはヘッドジンバルアセンブリ(HGA)と称され、磁気ヘッドスライダとこれを支持するサスペンション及び支持アームのアセンブリの場合にはヘッドアームアセンブリ(HAA)と称され、HAAが複数積み重ねられる場合にはヘッドスタックアセンブリ(HSA)と称されることが多い。
本発明によれば、さらにまた、上述の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備えた磁気ディスクドライブ装置が提供される。
磁気ディスクドライブ装置が、導電体に、発熱開始直後は交流磁界を発生させるべく高周波電流を供給し、その後はジュール熱を発生させるべく直流電流を供給する制御回路をさらに備えることが好ましい。
磁気ディスクドライブ装置が、導電体に、発熱開始直後は交流磁界を発生させるべく高周波電流を供給すると共にジュール熱を発生させるべく直流電流を供給し、その後は、ジュール熱を発生させるべく直流電流のみを供給する制御回路をさらに備えることも好ましい。
本発明によれば、印加される交流磁界によって高周波誘導加熱される金属磁性体を設けているので、素早い発熱を行なうことができるから、応答速度が非常に早い突出動作を行なうことができる。しかも、交流磁界を発生する導電体に大きな電流を流す必要がなく、かつ導電体自体が多大に発熱しないので、この導電体の断線の可能性が大幅に減少するから製品の信頼性を著しく高めることが可能となるのみならず、導電体及びその配線導体の面積が小さくなると共にその設計の自由度が向上する。また、発熱量を高周波電流の振幅及び周波数の両方で制御することができるため、発熱の管理が従ってマグネティックスペーシングの調整が非常に容易となる。
図1は本発明の一実施形態として、磁気ディスクドライブ装置の要部の構成を概略的に示す斜視図であり、図2は図1のHGAの一構成例を示す斜視図であり、図3は図2のHGAの先端部に装着されている薄膜磁気ヘッドを示す斜視図である。
図1において、10はスピンドルモータ11の回転軸の回りを回転する複数の磁気ディスク、12は薄膜磁気ヘッド(磁気ヘッドスライダ)をトラック上に位置決めするためのアセンブリキャリッジ装置、13は薄膜磁気ヘッドの読み書き動作及び発熱動作を制御するための記録再生回路をそれぞれ示している。
アセンブリキャリッジ装置12には、複数の駆動アーム14が設けられている。これら駆動アーム14は、ボイスコイルモータ(VCM)15によってピボットベアリング軸16を中心にして角揺動可能であり、この軸16に沿った方向にスタックされている。各駆動アーム14の先端部には、HGA17が取り付けられている。各HGA17には、薄膜磁気ヘッドが、各磁気ディスク10の表面に対向するように設けられている。磁気ディスクドライブ装置に、単数の磁気ディスク10、駆動アーム14、HGA17及び薄膜磁気ヘッドを設けるようにしても良い。
図2に示すように、HGAは、サスペンション20の先端部に、磁気ヘッド素子を有する薄膜磁気ヘッド21を固着し、さらにその薄膜磁気ヘッド21の端子電極に配線部材25の一端を電気的に接続して構成される。
サスペンション20は、薄膜磁気ヘッド21に印加される荷重を発生するロードビーム22と、このロードビーム22上に固着され支持された弾性を有するフレクシャ23と、ロードビーム22の基部に設けられたベースプレート24と、フレクシャ23及びロードビーム22上に設けられておりリード導体及びその両端に電気的に接続された接続パッドからなる配線部材25とから主として構成されている。
本発明の磁気ヘッドアセンブリ(HGA)におけるサスペンションの構造は、以上述べた構造に限定されるものではないことは明らかである。なお、図示されていないが、サスペンション20の途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよい。
図3に示すように、本実施形態における磁気ヘッドスライダは、互いに積層された書込み用のインダクティブヘッド素子及び読出し用のMRヘッド素子からなる磁気ヘッド素子30と、これらの素子に接続された4つの信号端子電極31と、図3には示されていない発熱用導電体に接続された2つの駆動端子電極32とを、その素子形成面33上に備えている。34は磁気ヘッドスライダのABSである。なお、これらの端子電極の数及び位置は、図3の形態に限定されるものではない。例えば、図3において端子電極は6つであるが、電極を5つとした上でグランドをスライダ基板に接地した形態でも良い。
図4は本実施形態における薄膜磁気ヘッドの磁気ヘッド素子部分及び発熱用導電体部分をスライダ基板の素子形成面側から模式的に示した平面図であり、図5は図4のV−V線断面図であり、図6は発熱用導電体部分を概略的に示した断面図である。なお、図を簡略化するため、図4におけるインダクティブヘッド素子のコイル及び発熱用導電体を構成するコイルは楕円でそれぞれ表されている。
図4において、40は磁気ヘッドスライダのABS側の端面、41はインダクティブヘッド素子のコイル、42はインダクティブヘッド素子の上部ヨーク、43は本実施形態ではABSから見て磁気ヘッド素子の後方に位置している発熱用導電体コイル、44は絶縁体45を介して発熱用導電体コイル43を囲む金属磁性体をそれぞれ示している。
インダクティブヘッド素子のコイル41は、1層でも2層以上でも良く、また、ヘリカルコイルでも良い。発熱用導電体コイル43は、1ターンでもマルチターンでも良く、また、その形状は丸でも角でもヘリカルでも良い。さらに、導電体であれば、コイル形状を有していなくとも良い。
図5に示すように、スライダ基板50上には、読出し用のMRヘッド素子51と、書込み用のインダクティブヘッド素子52と、発熱用導電体コイル43と、金属磁性体44とが形成されている。
MRヘッド素子51は、MR層51aと、下部シールドギャップ層51b及び上部シールドギャップ層51bを介してMR層51aを挟む位置に配置される下部シールド層51c及び上部シールド層51dとを含んでいる。MR層51aは、積層面(膜面)に対して平行にセンス電流を流すヘッド構造のCIP(Current
In Plane)−巨大磁気抵抗効果(GMR)多層膜、膜面に対して垂直にセンス電流を流すヘッド構造のCPP(Current Perpendicular to Plane)-GMR多層膜又はトンネル磁気抵抗効果(TMR)多層膜からなり、非常に高い感度で磁気ディスクからの信号磁界を感知する。MR層51aがCPP-GMR多層膜又はTMR多層膜からなる場合、下部シールド層51c及び上部シールド層51dはそれぞれ下部電極及び上部電極として兼用される。下部シールド層51c及び上部シールド層51dは磁性層であり、MR層51aに対して雑音となる外部磁界を遮断する役割を有する。
インダクティブヘッド素子52は、下部磁極層52aと、上部磁極層52bと、コイル41とを含んでいる。下部磁極層52a及び上部磁極層52bは、コイル41によって自身に誘導された磁束を、書込みがなされる磁気ディスク表面にまで収束させながら導くための磁路である。なお、MRヘッド素子51の上部シールド層51dとインダクティブヘッド素子52の下部磁極層52aとが一体となって、1つの層で両層の機能を兼ねてもよい。
MRヘッド素子51及びインダクティブヘッド素子52の磁気ディスク表面側の端であるヘッド端面53には、保護膜としてDLC(Diamond
Like Carbon)等のコーディングが施されている。なお、ヘッド端面53と磁気ディスク表面との書込み/読出し動作時における磁気的な実効距離がマグネティックスペーシングとなる。
発熱用導電体コイル43及び金属磁性体44は、本実施形態では、ヘッド端面53から見てインダクティブヘッド素子52の後方に形成されている。しかしながら、本発明において、これら発熱用導電体コイル及び金属磁性体を、ヘッド端面53から見てMRヘッド素子51の後方に形成しても良いし、インダクティブヘッド素子52の積層方向で上方、MRヘッド素子51の積層方向で下方、又はインダクティブヘッド素子52及びMRヘッド素子51の間に形成しても、さらにその他の位置に形成しても良い。また、2組の発熱用導電体コイル及び金属磁性体を、ヘッド端面53から見てインダクティブヘッド素子52及びMRヘッド素子51の後方にそれぞれ形成しても良い。
図6により詳細に示されているように、本実施形態においては、発熱用導電体コイル43を囲むように絶縁体45が形成されており、この絶縁体45を介して金属磁性体44がコイル43の周囲を取り囲むように形成されている。この金属磁性体44は、中央部で絶縁体45を貫通する構造となっている。
発熱用導電体コイル43に高周波電流を流すことによって、交流磁界が発生し、その交流磁界が金属磁性体44に印加されるので、この金属磁性体44が高周波誘導加熱される。より具体的には、渦電流による発熱と、ヒステリシス加熱による発熱とが生じる。これにより、金属磁性体44の周囲の層が熱膨張し、ヘッド端面53がABS方向に突出する。この突出量を調整することによってマグネティックスペーシングが制御せしめられる。また、発熱用導電体コイル43を流れる電流により、ジュール熱も発生し、その熱によっても熱膨張が生じる。
このように、本実施形態によれば、ジュール熱のみを発生する従来の発熱体に比して、高周波加熱によって素早い発熱を行なうことができるから、応答速度が非常に早い突出動作を行なうことができる。しかも、発熱用導電体コイル43自体に大きな電流を流す必要がなく、かつ発熱用導電体コイル43自体が多大に発熱しないので、その断線の可能性が大幅に減少するから製品の信頼性を著しく高めることが可能となる。さらに、発熱用導電体コイル43及びその配線導体の面積が小さくなると共にその設計の自由度が向上する。また、発熱量を高周波電流の振幅及び周波数の両方で制御することができるため、発熱の管理が従ってマグネティックスペーシングの調整が非常に容易となる。さらにまた、渦電流による発熱に加えて、ヒステリシス加熱による発熱が生じるため、より効率的なかつ迅速な発熱が行なわれることとなる。
図7及び図8は、図3の薄膜磁気ヘッドのインダクティブヘッド素子部分及び発熱用導電体部分の製造工程を説明する断面図である。以下、図5、図7及び図8を用いて、この薄膜磁気ヘッドの構成を詳述する。
まず、図5に示すように、例えばアルティック(Al−TiC)等によるスライダ基板50上に、例えばAl等からなる厚さ約0.05〜10μmの絶縁下地層54を例えばスパッタリング法によって積層し、その上に、例えば厚さ約0.3〜3μmのNiFe、NiFeCo、CoFe、FeN又はFeZrN等による下部シールド層51cを例えばめっき法によって積層する。その上に、例えばAl又はDLC等からなる厚さ約0.005〜0.5μmの下部シールドギャップ層51bを例えばスパッタリング法によって積層し、その上に、例えばCIP-GMR多層膜、CPP-GMR多層膜又はTMR多層膜から構成されるMR層51aと、磁気バイアス層を備えておりMR層51aの両端に接続された例えばCu等からなる素子リード導体層(図示なし)を例えばスパッタリング法、フォトリソグラフィ及びドライエッチング法等によって形成する。さらに、その上に、例えばAl又はDLC等からなる厚さ約0.005〜0.5μmの上部シールドギャップ層51bを例えばスパッタリング法によって積層する。なお、MR層51aがCPP-GMR多層膜又はTMR多層膜で構成される場合、下部シールドギャップ層51b、上部シールドギャップ層51b及び素子リード導体層は不要となる。次いで、上部シールドギャップ層51b上に、例えば厚さ約0.3〜4μmのNiFe、NiFeCo、CoFe、FeN又はFeZrN等による上部シールド層51dを例えばめっき法によって積層する。なお、下部シールド層51c及び上部シールド層51d間の間隔である再生ギャップ長は、約0.03〜1μmである。
その後、図7(A)に示すように、上部シールド層51d等の上に例えばAl等からなる厚さ約0.1〜2.0μmの非磁性絶縁層55を例えばスパッタリング法によって積層し、平坦化した後、その上に、例えば厚さ約0.3〜3μmのNiFe、NiFeCo、CoFe、FeN又はFeZrN等の金属磁性材料による下部磁極層52a及び金属磁性体44の底面層44aを例えばスパッタリング法、フォトリソグラフィ及びドライエッチング法、リフトオフ法等によって形成する。
次いで、図7(B)に示すように、下部磁極層52aのスロートハイト部分に磁束を集中させるための溝(トレンチ)52cを例えばフォトリソグラフィ及びドライエッチング法等によって形成し、その中に例えばAl等からなる非磁性絶縁材料を例えばスパッタリング法等によって堆積して表面を平坦化する。
次いで、図7(C)に示すように、例えばAl又はDLC等からなる厚さ約0.03〜0.5μm(記録ギャップ長に相当)の磁気ギャップ層52dを例えばスパッタリング法等によって積層し、さらにその上に、めっき用のシード層52eを例えばスパッタリング法等によって積層し、不要部分を除去する。
次いで、図7(D)に示すように、例えば厚さ約0.5〜5μmのNiFe、NiFeCo、CoFe、FeN又はFeZrN等の金属磁性材料による上部磁極層52b及び金属磁性体44の側面層44bを例えばフォトリソグラフィ及びめっき法等によって形成し、シード層52eを例えばエッチング法等によって除去する。
次いで、図7(E)に示すように、その上に、例えばAl等からなる非磁性絶縁層52fを例えばスパッタリング法によって積層し、図7(F)に示すように、例えば厚さ約0.5〜3μmのCu等からなるコイル41及び発熱用導電体コイル43を例えばフォトリソグラフィ及びめっき法、ドライエッチング法等によって形成する。
次いで、図8(A)に示すように、例えば熱硬化されたレジスト層等からなる厚さ約0.1〜5μmのコイル絶縁層52g及び発熱部絶縁体45を例えばフォトリソグラフィ及び熱硬化法等によって形成する。
その後、図8(B)に示すように、例えばAl等からなる絶縁層52hを例えばスパッタリング法等によって積層した後、表面を平坦化する。
次いで、図8(C)に示すように、その上に、例えばAl等からなる絶縁層52iを例えばフォトリソグラフィ及びスパッタリング法、リフトオフ法等によって形成して、コイル41及び発熱用導電体コイル43の上面を絶縁する。
次いで、図8(D)に示すように、磁気ヨークの後部結合部用の穴52jに対応する層を例えばエッチング法等で除去する。
その後、図5及び図8(E)に示すように、例えば厚さ約0.5〜5μmのNiFe、NiFeCo、CoFe、FeN又はFeZrN等の金属磁性材料により、下部磁極層52a及び上部磁極層52bに磁気的に結合する上部ヨーク52k(42)と、コイル41の引出しリード層52lと、金属磁性体44の上面層44cとを例えばフォトリソグラフィ及びめっき法、ドライエッチング法等によって形成する。
このように、本実施形態では、絶縁体45を介して発熱用導電体コイル43の全周を取り囲むように金属磁性体44が形成されているため、コイル43から発生する交流磁界が効率良く金属磁性体44に印加されると共に、この金属磁性体44がシールドとなるので、発生した交流磁界が外部へ漏れて磁気ヘッド素子に悪影響を与えることを防止できる。
図9は、図1の実施形態における磁気ディスク装置の記録再生回路13の回路構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、90は記録再生制御用の中央処理装置(CPU)、91は記録再生チャネル、92はプリアンプ部、93はレジスタ、94はデジタル/アナログ(D/A)変換器、95は発熱制御回路をそれぞれ示している。
記録再生チャネル91から出力される記録データは、プリアンプ部92に供給される。プリアンプ部92は、記録再生制御用CPU90から出力される記録制御信号が書込み動作を指示するときのみ、記録データをプリアンプ部92へ供給する。プリアンプ部92は、この記録データに従ってコイル41に書込み電流を流し、インダクティブヘッド素子52により磁気ディスク10(図1)上に記録が行われる。
記録再生制御用CPU90から出力される再生制御信号が読出し動作を指示するときのみ、MR層51aにセンス電流が流れる。このMRヘッド素子51により再生された信号は、プリアンプ部で増幅復調され、再生データとして記録再生チャネル91に出力される。
発熱制御回路95は、記録再生チャネル91から出力されるON/OFF信号、及び記録再生制御用CPU90からレジスタ93及びD/A変換器94を介して出力される振幅制御信号及び周波数制御信号を受け取る。このON/OFF信号がオン動作指示の間、交流(AC)及び/又は直流(DC)の電流が発熱用導電体コイル43を流れる。その際の振幅が振幅制御信号に応じて制御され、その周波数が周波数制御信号に応じて制御される。
具体的には、ON/OFF信号がオン動作開始を指示すると、まず、例えば数百MHz〜数GHzの高周波のAC電流が(場合によってはDC電流と共に)発熱用導電体コイル43に流され、これによって金属磁性体44が高周波誘導加熱される。即ち、渦電流による発熱と、ヒステリシス加熱による発熱とが生じ、さらに、その発熱用導電体コイル43を流れるAC電流(及びDC電流)により、ジュール熱も発生する。これにより、金属磁性体44の周囲の層が急速に熱膨張し、ヘッド端面53がABS方向に突出することによってマグネティックスペーシングが急速に減少せしめられる。
オン動作開始からある程度時間が経過するか又は環境温度がある程度上昇して、マグネティックスペーシングが所望量だけ急速に減少した後は、DC電流のみが発熱用導電体コイル43に流され、また、その電流の振幅も制御されて、発熱量が調整されてマグネティックスペーシングが精度良く制御される。
図10は、このようなオン動作開始からの電流の振幅及び周波数並びに発熱量の制御例を説明する特性図であり、横軸はオン動作開始からの時間又は環境温度、縦軸は電流の振幅、周波数及び発熱量を表している。
この例では、オン動作開始時は高周波のAC電流のみが流され、時間の経過又は環境温度の上昇に伴ってその周波数が低下せしめられ、ある点からはDC電流のみが流されると共に、その振幅が調整せしめられている。これにより、オン動作開始時は高周波誘導加熱により発熱量が多大となるがその後は徐々に減少せしめられ、マグネティックスペーシングがその時々に適切な値に制御されることとなる。
なお、本実施形態のように、記録/再生制御信号系とは独立して、発熱用のON/OFF信号並びに電流及び周波数制御信号系を設けることによって、より多様な通電モードを用いることが可能となり、より適切なマグネティックスペーシングの制御を実現することができる。
なお、記録再生回路13の回路構成は、図9に示したものに限定されるものでないことは明らかである。例えば温度センサや気圧センサを備えた構成としても良い。温度センサを備えた構成では、環境温度が低い場合に突出量を大きく、環境温度が高い場合に突出量を小さく制御することが行なわれる。気圧センサを備えた構成では、気圧が高い場合に突出量を大きく、気圧が低い場合に突出量を小さく制御することが行なわれる。また、記録再生制御信号以外の信号で書込み及び読出し動作を特定してもよい。
図11は高周波誘導加熱による発熱をシミュレーションするためのモデルの構造を示す斜視図であり、図12はこのシミュレーション結果を示す特性図である。
図11に示すように、このモデルでは、1ターンの発熱用導電体コイル113を囲むように絶縁体115が形成されており、この絶縁体115を介して金属磁性体114がコイル113の周囲を取り囲むように形成されている。
図12から分かるように、GHzオーダの高周波電流を発熱用導電体コイル113に流すことにより、金属磁性体114が高周波誘導加熱(渦電流加熱、ヒステリシス加熱)され、100mW程度の発熱量を瞬時に供給することが可能となる。
図13〜図21は、薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。
図13の変更態様においては、発熱用導電体コイル133を囲むように絶縁体135が形成されており、この絶縁体135を介して金属磁性体134がコイル133の周囲を取り囲むように形成されているが、金属磁性体134は、中央部で絶縁体135を貫通していない構造となっている。
図14の変更態様においては、発熱用導電体コイル143を囲むように絶縁体145が形成されており、この絶縁体145を介して金属磁性体144がコイル143の上下を挟むように形成されており、金属磁性体144は、中央部では絶縁体145を貫通しており、両端部では絶縁体145を貫通しない上下に分かれた構造となっている。
図15の変更態様においては、発熱用導電体コイル153を囲むように絶縁体155が形成されており、この絶縁体155を介して金属磁性体154がコイル153の上下を挟むように形成されており、金属磁性体154は、中央部でも両端部でも絶縁体155を貫通しない上下に分かれた構造となっている。
図16の変更態様においては、発熱用導電体コイル163を囲むように絶縁体165が形成されており、この絶縁体165を介して金属磁性体164がコイル163の下側にのみ形成されており、この金属磁性体164は、中央部でも両端部でも絶縁体165を貫通しない構造となっている。
図17の変更態様においては、発熱用導電体コイル173を囲むように絶縁体175が形成されており、この絶縁体175を介して金属磁性体174がコイル173の下側にのみ形成されており、この金属磁性体174は、中央部で絶縁体175を貫通し両端部で絶縁体175を貫通しない構造となっている。
図18の変更態様においては、発熱用導電体コイル183を囲むように絶縁体185が形成されており、この絶縁体185を介して金属磁性体184がコイル183の間にのみ形成された構造となっている。
図19の変更態様においては、発熱用導電体コイル193自体が金属磁性体で構成されており、この発熱用導電体コイル193を囲むように絶縁体195が形成された構造となっている。
図20の変更態様においては、発熱用導電体コイル203の一方の半円側を囲むように絶縁体205が形成されており、この絶縁体205を介して金属磁性体204がコイル203のこの半円側の周囲を取り囲むように形成されているが、導電体コイル203の他方の半円側にはこれを囲むように絶縁体205′が形成されているのみであって金属磁性体は存在しない構造となっている。
図21の変更態様においては、発熱用導電体コイル213を囲むように絶縁体215が形成されており、この絶縁体215を介して金属磁性体214がコイル213の周囲を取り囲むように形成されており、さらに熱膨張体216が金属磁性体214に連結して設けられた構造となっている。この熱膨張体216は、磁性体であっても非磁性体であっても良いが、熱膨張係数の大きな金属材料、例えばCuで構成されることが望ましい。このような熱膨張体216を金属磁性体214に連結することにより、金属磁性体214で発生した熱を効率良く熱膨張体216に流すことができる。
本発明における薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分としては、上述した変更態様以外にも種々の構成が適用可能であることは明らかである。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明の一実施形態として、磁気ディスクドライブ装置の要部の構成を概略的に示す斜視図である。 図1におけるHGAの一構成例を示す斜視図である。 図2のHGAの先端部に装着されている薄膜磁気ヘッドを示す斜視図である。 図3の薄膜磁気ヘッドの磁気ヘッド素子部分及び発熱用導電体部分をスライダ基板の素子形成面側から模式的に示した平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図3の薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分を概略的に示した断面図である。 図3の薄膜磁気ヘッドのインダクティブヘッド素子部分及び発熱用導電体部分の製造工程を説明する断面図である。 図3の薄膜磁気ヘッドのインダクティブヘッド素子部分及び発熱用導電体部分の製造工程を説明する断面図である。 図1の実施形態における磁気ディスク装置の記録再生回路の回路構成を概略的に示すブロック図である。 オン動作開始からの電流の振幅及び周波数並びに発熱量の制御例を説明する特性図である。 高周波誘導加熱による発熱をシミュレーションするためのモデルの構造を示す斜視図である。 図11のモデルによるシミュレーション結果を示す特性図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。 薄膜磁気ヘッドの発熱用導電体コイル部分の変更態様を概略的に示した断面図である。
符号の説明
10 磁気ディスク
11 スピンドルモータ
12 アセンブリキャリッジ装置
13 記録再生回路
14 駆動アーム
15 ボイスコイルモータ(VCM)
16 ピボットベアリング軸
17 HGA
20 サスペンション
21 薄膜磁気ヘッド
22 ロードビーム
23 フレクシャ
24 ベースプレート
25 配線部材
30 書込み及び読出し磁気ヘッド素子
31 信号端子電極
32 駆動端子電極
33 素子形成面
34、53 ABS
40 ABS側の端面
41 インダクティブヘッド素子のコイル
42、52k 上部ヨーク
43、113、133、143、153、163、173、183、193、203、213 発熱用導電体コイル
44、114、134、144、154、164、174、184、194、204、214 金属磁性体
44a 金属磁性体の底面層
44b 金属磁性体の側面層
44c 金属磁性体の上面層
45、115、135、145、155、165、175、185、195、205、205′、215 絶縁体
50 スライダ基板
51 MRヘッド素子
51a MR層
51b 下部シールドギャップ層
51b 上部シールドギャップ層
51c 下部シールド層
51d 上部シールド層
52 インダクティブヘッド素子
52a 下部磁極層
52b 上部磁極層
52c 溝
52d 磁気ギャップ層
52e シード層
52f、55 非磁性絶縁層
52g コイル絶縁層
52h、52i 絶縁層
52j 穴
52l 引出しリード層
54 絶縁下地層
90 記録再生制御用CPU
91 記録再生チャネル
92 プリアンプ部
93 レジスタ
94 D/A変換器
95 発熱制御回路
216 熱膨張体

Claims (11)

  1. 磁気ヘッド素子と、印加される交流磁界によって発熱し、少なくとも前記磁気ヘッド素子の部分を浮上面方向に突出させる金属磁性体とを備えたことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 交流磁界を発生するための導電体をさらに備えており、前記金属磁性体が該導電体の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 前記金属磁性体が、前記導電体を取り囲んで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の薄膜磁気ヘッド。
  4. 前記金属磁性体が、前記導電体を両側から挟んで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の薄膜磁気ヘッド。
  5. 前記金属磁性体が、前記導電体の片側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の薄膜磁気ヘッド。
  6. 前記金属磁性体自体が、交流磁界を発生するための導電体であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
  7. 前記導電体が、ジュール熱を発生可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッド。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドと、該薄膜磁気ヘッドを支持する支持体とを備えたことを特徴とする磁気ヘッドアセンブリ。
  9. 請求項8に記載の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備えたことを特徴とする磁気ディスクドライブ装置。
  10. 前記導電体に、発熱開始直後は交流磁界を発生させるべく高周波電流を供給し、その後はジュール熱を発生させるべく直流電流を供給する制御回路をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の磁気ディスクドライブ装置。
  11. 前記導電体に、発熱開始直後は交流磁界を発生させるべく高周波電流を供給すると共にジュール熱を発生させるべく直流電流を供給し、その後は、ジュール熱を発生させるべく直流電流のみを供給する制御回路をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の磁気ディスクドライブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192196A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ装置、その高度判定方法及びそのヘッド素子部の特性判定方法
JP2009140524A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置およびその制御方法
US7974046B2 (en) 2006-10-18 2011-07-05 Tdk Corporation Thin-film magnetic head with heating portion and protrusion adjustment portion, head gimbal assembly equipped head, magnetic recording/reproducing apparatus equipped HGA, and manufacturing method of head

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