JP2006191211A - クランプ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号を特定の基準レベルに固定するクランプ回路のプログラマブル・ゲイン・アンプのゲインの影響を受けることなく、安定したクランプレベルを発生するビデオ信号のクランプ回路を提供する。
【解決手段】 プログラマブル・ゲイン・アンプ1とキャパシタ2が直列接続されて成るビデオ信号増幅回路200のプログラマブル・ゲイン・アンプ1の出力端子にクランプ用アンプ5の負端子が接続され、正端子がクランプ電圧入力端子に接続され、クランプ用アンプ5の出力端子が第1スイッチ4の一方の端子に接続され、他方の端子はプログラマブル・ゲイン・アンプ1の入力端子に接続され、さらに第1スイッチ4の制御端子が制御信号入力端子に接続されて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力信号を特定の基準レベルに固定するクランプ回路に関し、詳しくは、プログラマブル・ゲイン・アンプのゲインの影響を受けることなく、安定したクランプレベルを発生するビデオ信号用等のクランプ回路に関する。
図13は、従来のクランプ回路を示すブロック図である。プログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)1の入力端子には、一方がビデオ信号の信号入力端子Inputに接続されたキャパシタ2の他方と、一方がバッファアンプ3の出力端子に接続された第1スイッチ4の他方とが接続され、出力端子は、外部出力端子PGA Outputに接続されている。さらに、第1スイッチ4の制御端子は、制御信号入力端子Tswに接続され、バッファアンプ3の入力端子はクランプ電圧入力端子Clampに接続されている。
クランプ時において、第1スイッチ4は、制御信号入力端子Tswに入力された制御信号によりオンし、バッファアンプ3の出力端子とPGA1の入力端子とを接続する。クランプ電圧入力端子Clampには、デジタルアナログ変換器(DAC)で生成されたクランプ電圧VCLAMPが入力され(図示せず)、バッファアンプ3を介してPGA1の入力電圧レベルを設定する。信号入力端子Inputのビデオ信号Vinは、キャパシタ2を介して入力され、設定されたクランプレベルにクランプされる。この入力信号がPGA1で増幅されて、外部出力端子PGA Outputに出力される。
このとき、PGA1が出力するクランプレベルは、PGA1のゲインに依存して変化するため、PGAのゲインを変化させても、PGAの出力信号のクランプレベルを一定電圧に保つためには、ゲインの変化に応じてクランプ電圧レベルを変化させる必要があった。これをDACを用いてゲインに反比例したクランプ電圧を生成していたため回路が複雑になるなど、回路構成上の問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、プログラマブル・ゲイン・アンプのゲインの影響を受けることなく、容易にクランプレベルを設定でき、しかも、簡単な回路構成のクランプ回路を提供することを目的とする。
請求項1に記載のクランプ回路は、一端に入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、クランプ電圧を取得するクランプ電圧取得手段と、反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、を備え、前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、前記キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持させることを特徴とする。
請求項2に記載のクランプ回路は、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、を備え、前記クランプスイッチがオフのとき、前記帰還スイッチがオフするとともに、オペアンプ帰還スイッチをオンすることにより、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプ電圧に保持することを特徴とする。
請求項3に記載のクランプ回路は、一端に前記入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、クランプ電圧を取得するクランプ電圧取得手段と、反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、を備え、前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持させ、前記クランプスイッチがオフのとき、前記帰還スイッチをオフするとともに、前記クランプ用オペアンプの非反転入力端子に前記クランプレベル保持キャパシタを前記クランプ電圧取得手段に代わり接続し、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とする。
請求項4に記載のクランプ回路は、一端に前記入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、クランプ電圧を、クランプ電圧導入スイッチを介して取得するクランプ電圧取得手段と、反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、を備え、前記クランプレベル保持キャパシタの一端が、前記キャパシタの前記他端とクランプレベル保持スイッチを介して接続されるとともに、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子とクランプレベル取得スイッチを介して接続され、前記クランプレベル保持キャパシタの他端が、接地され、前記クランプレベルスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、クランプレベル保持スイッチがオンして前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を充電させ、前記クランプスイッチがオフのとき、前記クランプ電圧導入スイッチ、前記クランプレベル保持スイッチ、及び帰還スイッチがオフされ、前記クランプレベル取得スイッチ及びオペアンプ帰還スイッチがオンし、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とする。
請求項5に記載のクランプ回路は、請求項1から4に記載のクランプ回路において、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力を外部に取り出す信号出力端子と、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子と前記信号出力端子との接続をオンオフする信号出力スイッチと、を備え、前記クランプスイッチがオンのとき、前記信号出力スイッチがオフされ、このクランプ回路に接続される後段の回路のクランプ電圧への影響を排除することを特徴とする。
請求項6に記載のクランプ回路は、請求項1から5に記載のクランプ回路において、前記クランプ用オペアンプの反転入力端子に印加される前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧の高周波成分を除去するローパスフィルタを備えることを特徴とする。
請求項7に記載のクランプ回路は、請求項6に記載のクランプ回路において、前記ローパスフィルタは、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子と前記クランプ用オペアンプの反転入力端子との間に接続される抵抗と、前記クランプ用オペアンプの寄生容量と、を含み構成されることを特徴とする。
請求項8に記載のクランプ回路は、一端に入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、クランプ電圧を、クランプ電圧導入スイッチを介して取得するクランプ電圧取得手段と、反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子に接続された第1の抵抗および第2の抵抗と、を備え、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力は、前記第1の抵抗を介して外部に取り出され、前記クランプ用オペアンプの反転入力端子には、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記第2の抵抗を介して入力され、前記クランプレベル保持キャパシタの一端が、前記キャパシタの前記他端とクランプレベル保持スイッチを介して接続されるとともに、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子とクランプレベル取得スイッチを介して接続され、前記クランプレベル保持キャパシタの他端が、接地され、前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、クランプレベル保持スイッチがオンして前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を充電させ、前記クランプスイッチがオフのとき、前記クランプ電圧導入スイッチ、前記クランプレベル保持スイッチ、及び帰還スイッチがオフされ、前記クランプレベル取得スイッチ及びオペアンプ帰還スイッチがオンし、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とする。
請求項9に記載のクランプ回路は、請求項8に記載のクランプ回路において、第1の可変抵抗と、第2の可変抵抗と、を含み、前記第1の抵抗、前記第2の抵抗、前記第1の可変抵抗、及び第2の可変抵抗は、ブリッジ接続されるとともに前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力接続点に対向する接続点が接地されることを特徴とする。
請求項10に記載のクランプ回路は、請求項1から4に記載のクランプ回路において、前記キャパシタの前記他端の電圧を増幅して外部に出力する出力用プログラマブル・ゲイン・アンプを備えることを特徴とする。
請求項11に記載のクランプ回路は、請求項1から4に記載のクランプ回路において、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子に接続されるオフセットキャンセル部を備えることを特徴とする。
本発明のクランプ回路によれば、プログラマブル・ゲイン・アンプのゲイン変化の影響を受けることなく、容易にクランプレベルを設定でき、しかも簡単な回路構成のクランプ回路を提供することができる。
〔実施例1〕
本発明によるクランプ回路の第1の実施の形態について、図1を用いて説明する。図1は、本発明による第1の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図である。本発明のクランプ回路200は、PGA1とキャパシタ2が直列接続されているPGA1の出力端子にクランプ用アンプ5の負端子が接続され、正端子がクランプ電圧入力端子Clampに接続され、クランプ用アンプ5の出力端子がクランプ用スイッチである第1スイッチ4の一方の端子に接続され、他方の端子はPGA1の入力端子に接続され、さらにクランプ用スイッチである第1スイッチ4の制御端子が制御信号入力端子Tswに接続されて構成される。
クランプ時において、第1スイッチ4は、制御信号入力端子Tswに入力された制御信号によりオンし、クランプ用アンプ5の出力端子とPGA1の入力端子とを接続する。クランプ電圧入力端子Clampには、クランプ電圧VCLAMPが入力され、クランプ用アンプ5の正端子の電位を設定している。さらにクランプ用アンプ5の負端子には、PGA1の出力電圧VPOUTが入力され、クランプ用アンプ5は、これら2つの電圧の差電圧を増幅して出力する。この増幅された差電圧は、PGA1の入力電位に重畳される。PGA1は、この入力電圧VPINをゲインAPGAで増幅して、出力電圧VPOUTとして出力する。このPGA1の出力電圧VPOUT をクランプ用アンプにフィードバックすることにより、PGA1の入力電圧VPINはVCLAMP/APGAに漸近し、出力電圧はVPOUT=VCLAMPに漸近することとなり、PGA1のゲインAPGAが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれる。信号入力端子Inputのビデオ信号Vinは、キャパシタ2を介して入力され、設定されたクランプレベルVCLAMPにクランプされる。このクランプ電圧の入力信号がPGA1で増幅されて、外部出力端子PGA Outputに出力される。たとえば、センタクランプの場合、概略、ビデオ信号Vinが±0.35Vに対し、クランプ電圧VCLAMPは、アナロググランドレベルに設定される。
〔実施例2〕
本発明によるクランプ回路の第2の実施の形態について、図2a、bを用いて説明する。図2aは、本発明による第2の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時の動作状態を示す。同様に図2bは、非クランプ時の動作状態を示す。本発明による第2の実施例のクランプ回路201は、図1のクランプ回路200の構成に加え、クランプ用アンプ5の出力端子と負端子とがオペアンプ帰還用スイッチである第2スイッチ6で接続され、負端子とプログラマブル・ゲイン・アンプ1の出力端子とが帰還スイッチである第3スイッチ7で接続され、クランプ用アンプ5の正端子とクランプ電圧入力端子Clampとは直接接続され、クランプ用スイッチである第1スイッチ4乃び帰還スイッチである第3スイッチ7の各制御端子がスイッチ制御部8の出力端子にそれぞれ接続され、スイッチ制御部8の入力端子が制御信号入力端子Tswに接続されて構成される。
図2aに示すクランプ時において、スイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてハイレベルのタイミング信号T1、T3を生成し、出力する。このタイミング信号T1及びT3により、第1スイッチ4及び第3スイッチ7がオンし、ローレベルのT2により、第2スイッチ6をオフする。これによりクランプ回路201は、図1のクランプ回路200と同じ接続構成となり、PGA1のゲインが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ、外部出力端子PGA OutputにVPOUT=VCLAMPが出力される。またこのフィードバック動作により、図1のクランプ回路200と同様に、PGA1の出力電圧からPGA1のオフセットの影響を排除できる。
次に、図2bの非クランプ動作時において、スイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてローレベルのタイミング信号T1、T3を出力する。このタイミング信号T1及びT3により、第1スイッチ4及び第3スイッチ7がオフされ、ハイレベルのT2により、第2スイッチ6がオンする。これによりクランプ回路201のクランプ用アンプ5は、PGA1から切り離され、非クランプ動作時におけるPGA1の出力電圧Voutの変化の影響を受けることなくクランプ用アンプ5の出力電圧を安定に保つことができる。これにより、次のクランプ動作の開始時において、出力電圧と収束すべき電圧VPINとの差圧を小さく保つことができ、安定してクランプを行うことが容易となる。
図3は、図2a、bで述べた各スイッチのタイミング信号の関係を示すタイミングチャートである。タイミング信号T2とT3は、同時に遷移もしくはノンオーバーラップの信号となっている。これにより、クランプ時と非クランプ時の切替時に、クランプ用アンプ5の出力とPGA1の出力とが第2スイッチ6及び第3スイッチ7を介して接続されることを防ぐ。タイミング信号T1とT3は、T1がハイの時にT3がローにならないように信号の遷移位置が同時もしくはずらしてある。これにより、フィードバックの切替の途中で第1スイッチ4がオンになりクランプが行われることを防ぐ。
〔実施例3〕
本発明によるクランプ回路の第3の実施の形態について、図4a、bを用いて説明する。図4aは、本発明による第3の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時を示す。同様に図4bは、非クランプ時を示す。本発明による第3の実施例のクランプ回路202は、図2のクランプ回路201の構成に加え、さらに、クランプ用アンプ5の正端子とPGA1の入力端子との間にクランプレベル保持スイッチである第5スイッチ10及びクランプレベル取得スイッチである第6スイッチ11が直列接続されて挿入され、クランプレベル保持スイッチである第5スイッチ10及びクランプレベル取得スイッチである第6スイッチ11の制御端子は、スイッチ制御部8へそれぞれ接続され、クランプレベル保持スイッチである第5スイッチ10及びクランプレベル取得スイッチである第6スイッチ11が直列接続されたノードとアース間にグランドレベル保持キャパシタ12が接続され、さらにクランプ用アンプ5の正端子とクランプ電圧入力端子Clampとの間にクランプ電圧導入スイッチである第4スイッチ9が接続されて構成される。クランプ用アンプ5の正端子とクランプ電圧入力端子Clampとは直接接続され、また本実施例におけるクランプレベル保持キャパシタ12の容量は、クランプ用アンプ5の寄生容量に比べて大きく設定され、例えば、概略10pF程度である。
図4aのクランプ時において、スイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてハイレベルのタイミング信号T1、T3、T4及びT5を生成し、出力する。このタイミング信号T1、T3、T4及びT5により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ9及び第5スイッチ10がオンし、ローレベルのT2、T6により、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ回路202は、図2aのクランプ回路201と同じ接続構成となり、PGA1のゲインが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ、外部出力端子PGA OutputにVPOUT=VCLAMPが出力される。このときクランプレベル保持キャパシタ12のキャパシタは、PGA1の入力電圧VPINの電圧を保持している。
次に、図4bに示す非クランプ動作時において、スイッチ制御部9は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてローレベルのタイミング信号T1、T3、T4及びT5を生成し、出力する。このタイミング信号T1、T3、T4及びT5により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ9及び第5スイッチ10がオフし、ハイレベルのT2、T6により、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオンする。これによりクランプ回路202のクランプ用アンプ5は、PGA1から切り離され、入力信号増幅動作におけるPGA1の入力電圧VPINの影響を受けることなくクランプ用アンプ5の出力レベルを安定に保つことができる。このときクランプレベル保持キャパシタ12が保持しているPGA1の入力電圧VPINが、VMEM=VCLAMP/APGAとしてクランプ用アンプ5の正極に印加され、クランプ用アンプ5の出力電圧は、クランプ時のクランプレベルを維持していることとなる。このため非クランプ時から次のクランプ時への移行に際し、PGA1のゲインが1以外であっても、過渡応答特性が低下することは無い。またPGA1の出力は、VPOUT=APGA・VPINとなる。
図5a、bは、図2の第2の実施例及び図4の第3の実施例における、クランプ時及び非クランプ時のPGA1の入出力電圧を示す入出力波形図である。図5aに示すように、第2の実施例においては、PGA1のゲインが1倍以外の場合に、非クランプ時のクランプ用アンプ5の出力電圧がクランプ時の出力電圧と異なる。このため、非クランプ時からクランプ時への遷移時に、クランプ用アンプ5の出力電圧とPGA1の入力電圧が変動する。一方図5bに示される第3の実施例においては、PGA1のゲインが1倍以外でも、非クランプ時のクランプ用アンプ5の出力がクランプ時の出力と同じとなる。このため、非クランプ動作時からクランプ動作への遷移時、クランプ用アンプ5の出力電圧及びPGA1の入力電圧は安定している。
図6は、図4a、bで述べた各スイッチのタイミング信号の関係を示すタイミングチャートである。タイミング信号T2とT3は、同時に遷移もしくはノンオーバーラップの信号となっている。これにより、クランプ時と非クランプ時の切替時に、クランプ用アンプ5の出力とPGA1の出力とが第2スイッチ6及び第3スイッチ7を介して接続されることを防ぐ。タイミング信号T4とT6は、同時に遷移もしくはノンオーバーラップの信号となっている。これにより、クランプ時と非クランプ時の切替時に、クランプの基準レベルと記憶部12の電圧レベルが第4のスイッチ9と第6のスイッチ11とを介して接続されることを防ぐ。タイミング信号T1とT3は、T1がハイの時にT3がローにならないように信号の遷移位置が同時もしくはずらしてある。これにより、クランプ用アンプのフィードバックの切替の途中もしくはフィードバックが非クランプ時の状態の時に第1スイッチ4がオンになりクランプが行われることを防ぐ。タイミング信号T1とT5は、T5がハイの時にT1がローにならないように信号の遷移位置が同時もしくはずらしてある。これによりクランプ用アンプ5の出力をPGA1の入力に接続する途中、もしくは、クランプ用アンプ5の出力がPGA1の入力に接続されていない状態でT5がオンとならないようになっている。
〔実施例4〕
本発明によるクランプ回路の第4の実施の形態について、図7を用いて説明する。図7は、本発明による第4の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時を示す。本発明による第4の実施例のクランプ回路203は、図2のクランプ回路201の構成に加え、PGA1の出力端子と低入力インピーダンス回路14とが第7のスイッチ13により接続され、第7スイッチ13の制御端子がスイッチ制御部8に接続されて構成される。図4において、低入力インピーダンス回路14は、例えばスイッチトキャパシタ回路を用いたアナログデジタル変換器であり、第7スイッチ13として、スイッチトキャパシタ回路のスイッチを使った場合を示している。
図7において、図4aと同様にスイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてタイミング信号T1〜T6を生成し、出力する。このタイミング信号T1〜T6により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ8及び第5スイッチ10がそれぞれオンし、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ時のクランプ回路203は、図3aのクランプ回路202と同じ接続構成となり、PGA1のゲインの変化に依存することなく出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ出力される。図8は、制御信号Tとタイミング信号T7との関係を示すタイミングチャートである。クランプ時には第7スイッチ13はスイッチ制御部8のタイミング信号T7によりオフになっているため、低入力インピーダンス回路14のスイッチトキャパシタ回路によるPGA1の出力電位の引き込みは発生しない。このため次に続く非クランプ時において、PGA1の出力信号を低入力インピーダンス回路14へ供給できる。非クランプ時においては、制御信号T7は、スイッチトキャパシタ回路のスイッチとしての制御パルスとなる。
〔実施例5〕
本発明によるクランプ回路の第5の実施の形態について、図9を用いて説明する。図9は、本発明による第5の実施例のクランプ回路204の構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時を示す。クランプ回路204は、実施例4のクランプ回路203の構成に加え、PGA1の出力端子と低入力インピーダンス回路14の入力端子とが分岐回路15により接続され、且つクランプ用アンプの負端子が第3スイッチ7を介して分岐回路15に接続されている。分岐回路15は、ブリッジ接続された第1固定抵抗R1、第2可変抵抗R2、第3固定抵抗R3、及び第4可変抵抗R4から成り、PGA1の出力端子が第1固定抵抗R1と第3固定抵抗R3との接続部に接続され、低入力インピーダンス回路14の入力端子が第1固定抵抗R1と第2可変抵抗R2との接続部に接続され、第2可変抵抗R2と第4可変抵抗R4との接続部が接地され、クランプ用アンプ5の負端子が第3スイッチ7を介して第3固定抵抗R3と第4可変抵抗R4との接続部に接続されている。
図9において、図7と同様にスイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてタイミング信号T1〜T6を生成し、出力する。このタイミングT1〜T6により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ8及び第5スイッチ10がそれぞれオンし、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ回路204は、図7のクランプ回路203と同じ接続構成となり、PGA1のゲインが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれる。このとき第1固定抵抗R1と第2可変抵抗R2との接続部は、低入力インピーダンス回路14の入力端子と接続しているため、PGA1の出力は低入力インピーダンス回路14の回路動作の影響を受け変動する。しかしこの変動電圧は、第1固定抵抗R1と第3固定抵抗R3介して、又は第1固定抵抗R1と第3固定抵抗R3及び第2可変抵抗R2と第4可変抵抗R4とを介してクランプ用アンプ5の負端子に入力される。このため、クランプ用アンプ5における低入力インピーダンス回路14の回路動作の影響を低減できる。
〔実施例6〕
本発明によるクランプ回路の第6の実施の形態について、図10を用いて説明する。図10は、本発明による第6の実施例のクランプ回路205の構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時を示す。このクランプ回路205は、実施例3のクランプ回路202の構成に加え、PGA1の出力端子と低入力インピーダンス回路14の入力端子とがローパスフィルター16の一端と接続され、且つクランプ用アンプ5の負端子がスイッチを介してローパスフィルター16の他端に接続されている。
図10において、図9と同様にスイッチ制御部8は、クランプ時に制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてタイミング信号T1〜T6を生成し、出力する。これらのタイミング信号T1〜T6により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ8及び第5スイッチ10がそれぞれオンし、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ回路205は、図9のクランプ回路204と同じ接続構成となり、PGA1のゲインが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ出力される。このときPGA1の出力端子は、低入力インピーダンス回路14の入力端子と接続しているため、PGA1の出力は低入力インピーダンス回路14の回路動作の影響を受け変動する。しかしローパスフィルター16が、その変動の高周波成分を除去するため、クランプ用アンプ5の負端子の電位は、低入力インピーダンス回路14の回路動作の急激な変化の影響が抑制される。したがって、クランプ用アンプ5は、安定した差動電圧を供給できる。
〔実施例7〕
本発明によるクランプ回路の第7の実施の形態について、図11を用いて説明する。図11は、本発明による第7の実施例のクランプ回路206の構成を示す回路ブロック図である。なお各スイッチの状態は、クランプ時の状態を示している。クランプ回路206は、実施例1の構成に加え、PGA1の出力端子と低入力インピーダンス回路14の入力端子とが接続され、新たなプログラマブル・ゲイン・アンプ17の入力端子がPGA1の入力端子に接続され、新たなPGA17の出力端子が前記クランプ用アンプの負端子へ第3スイッチを介して接続される。
図11において、図10と同様にスイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてタイミング信号T1〜T6を生成し、出力する。これらのタイミング信号T1〜T6により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ8及び第5スイッチ10がそれぞれオンし、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ回路206は、図10のクランプ回路205と同じ接続構成となり、PGA1のゲインが変化しても出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ出力される。このときPGA1の出力端子は、低入力インピーダンス回路14の入力端子と接続しているため、PGA1の出力は低入力インピーダンス回路14の回路動作の影響を受け変動する。しかしクランプ用アンプ5の負端子の電位は、低入力インピーダンス回路14の回路動作の変化の影響を受けないため、安定した差動電圧を供給できる。
〔実施例8〕
本発明によるクランプ回路の第8の実施の形態について、図12を用いて説明する。図12は、本発明による第8の実施例のクランプ回路207の構成を示す回路ブロック図であり、クランプ時を示す。このクランプ回路207は、実施例3のクランプ回路202の構成に加え、PGA1の出力端子にアナログデジタル変換器19とオフセットキャンセル部18とが直列に接続されている。
図12において、図4aと同様にスイッチ制御部8は、制御信号入力端子Tswに入力される制御信号Tに基づいてタイミング信号T1〜T6を生成し、出力する。このタイミング信号T1〜T6により、第1スイッチ4、第3スイッチ7、第4スイッチ8及び第5スイッチ10がそれぞれオンし、第2スイッチ6及び第6スイッチ11がオフする。これによりクランプ回路207は、図4aのクランプ回路202と同じ接続構成となり、PGA1のゲインの変化に依存することなく出力電圧はVPOUT=VCLAMPに保たれ出力される。このときPGA1の出力端子には、アナログデジタル変換器19とオフセットキャンセル部18とが直列に接続されている。これにより実施例1乃至3においてはキャンセルすることができなかったクランプ用アンプ5のオフセットの影響をキャンセルすることが可能となる。
以上説明したとおり、本発明は、プログラマブル・ゲイン・アンプのゲイン及びオフセットの影響を受けることなく、またクランプ用アンプのオフセットの影響も受けることなく、低インピーダンス負荷に対しても安定したクランプレベルを設定できるビデオ信号用等のクランプ回路を提供できる。
本発明のクランプ回路は、ビデオ信号のクランピングへの適用以外に、低インピーダンスの電子回路に対して、高精度のクランプレベルの入力信号を必要とする電子回路に適用できる。
本発明による第1の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 本発明の第2の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 各スイッチのタイミング信号の関係を示すタイミングチャート。 本発明の第3の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 第2の実施例及び第3の実施例における、クランプ時及び非クランプ時の入出力波形図。 各スイッチのタイミング信号の関係を示すタイミングチャート。 本発明による第4の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 制御信号Tとタイミング信号T7との関係を示すタイミングチャート。 本発明による第5の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 本発明による第6の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 本発明による第7の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 本発明による第8の実施例のクランプ回路構成を示す回路ブロック図。 従来のクランプ回路を示すブロック図。
符号の説明
1 プログラマブル・ゲイン・アンプ
2 キャパシタ
3 バッファアンプ
4 第1スイッチ
5 クランプ用アンプ
6 第2スイッチ
7 第3スイッチ
8 スイッチ制御部
9 第4スイッチ
10 第5スイッチ
11 第6スイッチ
12 グランドレベル保持キャパシタ
13 第7スイッチ
14 低インピーダンス回路
15 分岐回路
16 ローパスフィルター
17 新たなプログラマブル・ゲイン・アンプ
18 オフセットキャンセル回路
19 アナログディジタル変換器
100 増幅回路
200〜207 クランプ回路
Input ビデオ信号入力端子
PGA Output PGA出力端子
Tsw 制御信号入力端子
Clamp クランプ電圧入力端子
T 制御信号
T1〜T7 タイミング信号
IN ビデオ信号
PIN PGA入力電圧
CLAMP クランプ電圧
POUT PGA出力電圧
MEM 記憶部端子電圧
PGA PGAゲイン

Claims (11)

  1. 一端に入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、
    前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、
    クランプ電圧を取得するクランプ電圧取得手段と、
    反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、
    前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、
    を備え、
    前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、前記キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持させることを特徴とするクランプ回路。
  2. 請求項1に記載のクランプ回路であって、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、
    を備え、
    前記クランプスイッチがオフのとき、前記帰還スイッチがオフするとともに、オペアンプ帰還スイッチをオンすることにより、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプ電圧に保持することを特徴とするクランプ回路。
  3. 一端に前記入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、
    前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、クランプ電圧を取得するクランプ電圧取得手段と、
    反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、
    前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、
    を備え、
    前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持させ、
    前記クランプスイッチがオフのとき、前記帰還スイッチをオフするとともに、前記クランプ用オペアンプの非反転入力端子に前記クランプレベル保持キャパシタを前記クランプ電圧取得手段に代わり接続し、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とするクランプ回路。
  4. 一端に前記入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、
    前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、
    クランプ電圧を、クランプ電圧導入スイッチを介して取得するクランプ電圧取得手段と、
    反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、
    前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、
    を備え、
    前記クランプレベル保持キャパシタの一端が、前記キャパシタの前記他端とクランプレベル保持スイッチを介して接続されるとともに、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子とクランプレベル取得スイッチを介して接続され、
    前記クランプレベル保持キャパシタの他端が、接地され、
    前記クランプレベルスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、クランプレベル保持スイッチがオンして前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を充電させ、
    前記クランプスイッチがオフのとき、前記クランプ電圧導入スイッチ、前記クランプレベル保持スイッチ、及び帰還スイッチがオフされ、前記クランプレベル取得スイッチ及びオペアンプ帰還スイッチがオンし、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とするクランプ回路。
  5. 請求項1から4に記載のクランプ回路において、
    前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力を外部に取り出す信号出力端子と、
    前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子と前記信号出力端子との接続をオンオフする信号出力スイッチと、
    を備え、
    前記クランプスイッチがオンのとき、前記信号出力スイッチがオフされ、このクランプ回路に接続される後段の回路のクランプ電圧への影響を排除することを特徴とするクランプ回路。
  6. 請求項1から5に記載のクランプ回路において、
    前記クランプ用オペアンプの反転入力端子に印加される前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧の高周波成分を除去するローパスフィルタを備えることを特徴とするクランプ回路。
  7. 請求項6に記載のクランプ回路において、
    前記ローパスフィルタは、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子と前記クランプ用オペアンプの反転入力端子との間に接続される抵抗と、前記クランプ用オペアンプの寄生容量と、を含み構成されることを特徴とするクランプ回路。
  8. 一端に入力信号が印加され、この入力信号の交流成分を通過させるキャパシタと、
    前記キャパシタの他端の電圧を増幅して出力するプログラマブル・ゲイン・アンプと、
    クランプ電圧を、クランプ電圧導入スイッチを介して取得するクランプ電圧取得手段と、
    反転入力端子に前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が入力され、非反転入力端子に前記クランプ電圧が入力され、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの前記出力電圧と前記基準電圧との差に応じた電圧を増幅して出力するクランプ用オペアンプと、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子との接続をオンオフする帰還スイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子と出力端子との接続をオンオフするオペアンプ帰還スイッチと、
    前記キャパシタの前記他端への前記クランプ用オペアンプの出力電圧の供給をオンオフするクランプスイッチと、
    前記クランプ用オペアンプの出力電圧を保持するクランプレベル保持キャパシタと、
    前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子に接続された第1の抵抗および第2の抵抗と、
    を備え、
    前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力は、前記第1の抵抗を介して外部に取り出され、
    前記クランプ用オペアンプの反転入力端子には、前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記第2の抵抗を介して入力され、
    前記クランプレベル保持キャパシタの一端が、前記キャパシタの前記他端とクランプレベル保持スイッチを介して接続されるとともに、前記クランプ用オペアンプの前記非反転入力端子とクランプレベル取得スイッチを介して接続され、
    前記クランプレベル保持キャパシタの他端が、接地され、
    前記クランプスイッチがオンのとき、前記クランプ用オペアンプの出力電圧が前記プログラマブル・ゲイン・アンプに負帰還されてこのプログラマブル・ゲイン・アンプの出力電圧が前記クランプ電圧にクランプするとともに、クランプレベル保持スイッチがオンして前記クランプレベル保持キャパシタにこのクランプ時の前記クランプ用オペアンプの出力電圧を充電させ、
    前記クランプスイッチがオフのとき、前記クランプ電圧導入スイッチ、前記クランプレベル保持スイッチ、及び帰還スイッチがオフされ、前記クランプレベル取得スイッチ及びオペアンプ帰還スイッチがオンし、前記クランプ用オペアンプの出力電圧を前記クランプレベル保持キャパシタが保持している電圧にすることを特徴とするクランプ回路。
  9. 請求項8に記載のクランプ回路において、
    第1の可変抵抗と、
    第2の可変抵抗と、
    を含み、
    前記第1の抵抗、前記第2の抵抗、前記第1の可変抵抗、及び第2の可変抵抗は、ブリッジ接続されるとともに前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力接続点に対向する接続点が接地されることを特徴とするクランプ回路。
  10. 請求項1から4に記載のクランプ回路において、
    前記キャパシタの前記他端の電圧を増幅して外部に出力する出力用プログラマブル・ゲイン・アンプを備えることを特徴とするクランプ回路。
  11. 請求項1から4に記載のクランプ回路において、
    前記プログラマブル・ゲイン・アンプの出力端子に接続されるオフセットキャンセル部を備えることを特徴とするクランプ回路。
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